白い砂のアクアトープ

アニメ【白い砂のアクアトープ】1~8話 感想 頑張るだけではダメなの? 理想と現実の違い

白い砂のアクアトープ 1話
オススメ度 B (1~8話)
原作 アニメオリジナル
ジャンル 青春ファンタジー、お仕事もの
放送情報 TVアニメ(2021年夏)/全24話
ストーリー
設定
世界観
感情移入

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『白い砂のアクアトープ』第1~8話、鑑賞しました。

白い砂のアクアトープ』はP.A.WORKS制作の完全オリジナルアニメ。
連続2クール作品で、レビュー作成時は最新9話まで放送。

アニメオリジナル作品なので先の展開は分かりません。
が、9話を見て8話までが一区切りと感じ、ここで一旦まとめておきます。

ここまでの疑問点 (リンクは該当箇所へ)
※私なりの解釈を含め考察

  • がまがま水族館の”がま”ってどういう意味? 
  • がまがま閉館!?大人は一体何をやってるの? 
  • 実際どの程度の来館者数が必要なの? 

ここまでのあらすじ

白い砂のアクアトープ 1話
あらすじ

舞台は沖縄。
そこは、古くて小さな水族館。

アイドルになる夢に破れた宮沢風花は、ふらりと訪れた”がまがま水族館“で不思議な体験をし、館長代理として働く女子高生・海咲野くくるにここで働かせて欲しいと頼み込む。

夢を失った風花、夢が消えかかっているくくる
二人の出会いは何をもたらすのか。

頑張るだけではダメなのか?
甘えは許されず、人を蹴落とすぐらいでないと夢は掴めないのか?

夢をあきらめ家族が待つ実家にも戻らず、思わず沖縄へ逃避行してしまった風花。
そこには、同じ高校生で夢をあきらめていない、くくるがいた。

くくるの夢は、思い出の場所である「がまがま水族館」を存続させること。

自分の夢を叶えられなかった風花は、くくるの夢を手伝うと決意──

水族館存続のために懸命に頑張る姿が胸を打つ。
がまがまを大切に思う人々の想いも温かい。

しかし、閉館は決定事項。
利用客数を多少増やしても、その事実が覆るわけではなく・・・

風花とくくるの夢はついえてしまうのか。
またしても、頑張る”だけ”ではダメなのか

◇◇◇◇◇

2クール全24話で、現在9話まで放送済み。
主軸の、がまがま水族館存続への道筋はいまだに見えず。

8話までで、まずは”高校生レベル”で奮闘する様子が描かれた序盤と言ったところ。

部活のような軽いノリ、非現実なキジムナーの存在が気になりますが(笑)。
物事にまっすぐ取り組む姿は、お仕事アニメというより青春モノ。
沖縄の開放的でのどかな空気と相まって清々しく、とにかく見ていて心地よい。

夢ある美しい青春群像ファンタジーとして楽しめました。

では、TVアニメ『白い砂のアクアトープ』1~8話の感想レビューをどうぞ。

TVアニメ『白い砂のアクアトープ 』ティザーPV
DMM pictures

感想レビュー

がまがま水族館

白い砂のアクアトープ 1話

舞台となるのは沖縄の「がまがま水族館」。

“がまがま”って、聞き慣れないですよね。
私はぱっと見・・・”わがまま水族館”だと思ってました(失礼っ)

「がまがま」とはどういう意味なのでしょう?

“がま”というのは、沖縄にある自然にできた洞窟のこと。
戦争中は悲しいことがたくさんあった所だけど、昔はこの世とあの世を結ぶ場所とも言われたらしいよ。

「身近だけど不思議な空間」って意味で「がまがま水族館」って言うんだ。

by 海咲野くくる『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第1話

沖縄の自然洞窟

沖縄には2,000カ所の自然洞窟があると言われています。
※鍾乳洞も自然洞窟です

神秘的な鍾乳洞は、信仰や崇拝の対象となっておりうやまわれています。

実際に、沖縄に自然洞窟を表す「ガマ」と言う方言があります。

この世とあの世を結んでいると言われた、自然にできた洞窟・ガマ
自然洞窟を模して作られた”がまがま水族館”

神秘的に見えるのは、そのせいでしょうか。
よく見ると外側は山のように、内側は洞窟の中のような内装になっています。

昔から洞窟や鍾乳洞は神秘的なところがあり、あがめられてきました。

だから、地域の皆さんも”がまがま水族館”に来ると落ち着くのかもしれないですね
人だけでなく、キジムナーも居着いているようですが(笑)。

水族館 飼育員の大変さ、厳しさ

白い砂のアクアトープ 2話

視界いっぱいに広がる、白い砂浜に青い海と青い空!
ゆったりとした時間が心地よく、アイドルの夢破れた風花にとって東京の喧騒を逃れリハビリするには一番かも♪

と思ったのも束の間。

水族館の仕事の大変さ厳しさを知る風花
これは好きでなければ続けられない!

2話で、風花のマニキュアを注意し、生き物の命を大切にしろと叱るくくる。

魚たちは全て生きている。
生き物の世話は大変。
それぞれにあった環境作りに食事。
種別単位どころか、一匹一匹の健康管理に気を付けなければならない。

生き物の世話をするだけで大変なのに、設備の管理に修繕!?
その上、売り上げにも気を配らなくてはならない!?

水族館をただの舞台にするのではなく、水族館運営の厳しさ、飼育員の重労働と難しさを、包み隠さず見せるのがいいですね。

残念な所 (読み取れない所)

反面、風花がなぜそこまで水族館で働きたいと思ったのかが、少し物足りない。

くくるを応援したい気持ちは分かります
が、それだけで乗り切れるほど楽な仕事ではありません

風花が目指していたのはアイドル。
お客様相手の仕事なのは共通でも、アイドルは自分を見せる、水族館は魚を見せる、と全く違う内容。

風花が魚に特別な思いがないのは母の言葉からも明らか。(5話より)

では、お客様相手の仕事で誰か(例えば魚)を引き立てるのが好きなら、アイドルのマネージャーをやれば良かったのでは?

その方が、これまでの経験を活かせたはず。
アイドルへの夢破れても、好きなアイドル業界に携われた。

仕事の大変さを見れば見るほど、魚にさほど興味の無い風花が、なぜそこまで飼育員に引かれたのか、何が風花の心を動かしたのか・・・もっと知りたい。

それを理解することが、魚や水族館の魅力を知ることに繋がる気がします。

批判ではなく、私が読み取れなくて・・・・・・・・・残念な所です(苦笑)

自分の夢は潰えたが、人の夢を応援する

白い砂のアクアトープ 2話

風花
──私の夢は終わってしまったけど、誰かの夢を応援することはできるから。

館長は諦めて欲しくないです。

くくる
──私の夢を手伝って、風花。

by 『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第2話

夢を追ってたから分かる、夢の大切さ
夢が終わったから分かる、夢を叶える事の大変さ

くくるの夢を知り、まっすぐ夢に進むその姿。
夢を失った風花には眩しすぎ、ヤケな気持ちは次第に応援したい感情へ。

余計な事を考えたくないなら、忙しい水族館はピッタリ
喪失感を埋めるには、くくるの夢は十二分!

くくるの夢である水族館存続を、単純に風花の夢としないのがいいですね。

風花は、水族館存続を自分の夢にしたのではありません
あくまで風花は、くくるの夢の応援です

補足

ここで大事なのは、風花自身はこの時点で夢を持ってないことです

アイドルの夢に破れて、次の夢はまだ見つかってない。

本当なら落ち込んでいる時期だけど、がまがま水族館に引かれ興味を持つ。
「人手不足」と聞き、ためらうことなく「働かせて欲しい」と申し出る。

がむしゃらに働くうちに、くくるの熱意にあてられ、くくるを応援したくなった・・・

水族館存続はあくまで、くくるの夢。
くくるを手伝うのは、風花の夢ではなく、応援したいから。

いつか、風花が新しい自分の夢を見つけられるか。
あるいは、再びアイドルへの道を目指すのか・・・

もっと言うと・・・風花はアイドルの夢を本当に諦めたのか?
これっぽっちも未練がないのか?

今後の展開が楽しみですね!

風花の見た目と行動から、肉体労働なんて出来ない世間知らずのお嬢様、他人を蹴散らすどころか、言いたいことも言えないおとなしい子だと思ってました。

が、この時の選択からも分かるように、風花は芯がある子。
周囲の空気に流されることなく自分で決断できる人なのです。

性格は真面目なので、飼育員の仕事も真剣に取り組み1ヶ月も経たないうちに、力仕事もそこそここなせるようになる逞しさも見せています。

余談

それだけに、先にも述べたように、時折考えなしに行動をするのが解せない(苦笑)。

突然、がまがま水族館で働かせて欲しいと言ったり、母親が来た時、くくるに逃げろと言われたら、すぐに従ったり・・・

物語を進めるために性格を変えているような・・・というと意地悪でしょうか(笑)。

最初はてっきり恋愛要素もあるのかと思いましたが、徹底して風花とくくるの二人に焦点を当てているのが、これまた面白い。

その二人を助けてくれるのも、メインは女子。
町の観光協会で働く夏凛(かりん)。
くくるのクラスメイトで定食屋「カメー」の看板娘、うどんちゃんこと月美(つきみ)。

彼女たちは、くくるのがまがま水族館を存続させたいという夢を無条件で応援。
突然やってきた風花を暖かく迎え入れ、元アイドルと興味本位で近づく人からガードする見事な連係プレーまで見せてくれる。(4話)

男子(男性)もいるものの、物語の中ではあくまで添え物(笑)。
ちょっと一歩引いている構図がいいですね。

恋愛要素がないわけではないのですが。(ex.櫂とくくる)
あくまで現時点ではメインではない。

メインは、夢を追いかける女子同士の友情物語なのです

部活動のような青春

くくると風花は、がまがま水族館を盛り上げるために、様々な工夫をします。

  • タッチプール (4話)
  • オリジナルかき氷 (6話)
  • 移動水族館 (8話)

どれも、小さな水族館らしい手作り感たっぷりのイベント。

ただどちらかと言うと、お仕事アニメというより、文化祭や部活のノリ(笑)

皆でアイデアを出して、協力し助け合う。
新しいことに挑戦するワクワク感と、上手くいったときの達成感。

ちょっと小粒というか、これが本当に水族館存続に繋がっているのかは疑問なので、少し冷めた目で見てしまうのですが・・・

タッチプールでは風花の成長
オリジナルかき氷では、うどんちゃんの夢が
移動水族館ではウミやんの優しさが

そういった、水族館の存続とは別の観点で、楽しめるのはいいですね。

◇◇◇◇◇

それ以外にも、風花の母親が沖縄まで来て待った時。(5話)
#親と話すこともせず逃げ出したのは小学生かと思いました(苦笑)

風花の逃亡を、周囲が手助けするノリは、やはり部活ノリ(笑)。

最後には、くくるは風花と別れる寂しさを覚え、風花はいつの間にか、がまがま水族館のことで頭がいっぱいになっている自分を知る展開にしたのは上手いですけどね。

頑張るだけではダメですか?

私はがまがま水族館が大好きなの。
ここは私のふるさと、大切な場所。
ここをずっと守り続けていくことが私の夢なんだ。

今は、目の前のできることをやるしかないから。

by 海咲野くくる『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第2話

がまがま水族館はくくるにとって、大切で特別な場所で夢そのもの。
くくる以外にも、そう思ってくれる人がいます。

だけど老朽化した設備を抱える、がまがま水族館の存続は厳しく閉館が決定。
くくるは、来館者数を増やすため思い付くことを手当たり次第実施していきます。

そんなくくるを見て、風花も感化されていく──

案内係は、私がやりたくてやったんです。

確かに、最初は人前に立ちたくないって思ってたけど。
やってるうちに楽しくなって、段々夢中になって・・・

館長に仕事を任せてもらえたり、褒めてもらえるのが凄く嬉しかった。
館長の役に立ちたいと思った。

だから私・・・

by 宮沢風花『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第4話

推測

風花は人前に出るのを不安がっていましたが、いざやってみると楽しくなっていきます。

なんだかんだ言いながら、風花はお客様に喜んでもらえることが幸せ、人を喜ばせるのが好きなのではないでしょうか。

水族館の飼育員は肉体労働が多く、風花には合ってないと思ってました。
が、案内係や、ショーなどの司会は、天職なのではないでしょうか。

と思わせる4話でしたね。

くくる達の健闘むなしく、一向に閉館の話が収まることはなく。
ついには、メディアに閉館を発表した。(6話)

館長(おじい)は、水族館の生き物の受け入れ先に奮闘し、空也の就職先を調整──

おじいが、閉館の準備をどんどん進めてる。
このままだと・・・

by 海咲野くくる『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第7話

くくる達は、少しだけど観客を増やしている。
8月1週目の来場者数は目標達成。(7話)

それでは、がまがま水族館存続には全く繋がらない!?
くくる達がやっていることは無駄骨!?的外れ!?

くくるが悪いのでしょうか。
それとも、くくるに才能がないのでしょうか・・・

大人は何をしているのか?

白い砂のアクアトープ 1話

水族館存続に繋がってないのは、くくるの取り組みが悪いわけではありません。

原因は、存続できない理由をくくるが正しく把握していないこと、もっと悪いのは、くくるを指導する人がいないからです

がまがま水族館にはくくるの祖父である館長含め、空也とウミやんの3人の大人、ベテランがいます。

3人の正社員がいるにも関わらず、水族館存続に関して、くくるの相談に乗ったりアドバイスしたりする様子が見られません

くくるがやることを邪魔したり責めないだけマシともいえますが・・・
#誰かさんは文句ばかり言ってますが、やることはやっています(笑)

大人達は、くくるを館長代理に仕立て上げ。
くくるの水族館閉館対策に対して”効果があるか”どうかには、関わろうとしません。

これが現実なら、とても酷い職場です
先輩社員は優しいのではありません
くくるが水族館を存続させようとしていることに無関心なのです

厳しい見方をすると、くくるの情熱をあざ笑っているのか? とも取れます

そうでないなら、くくるを手伝うべき。
閉館を覆せないなら、くくるに”どうしようもない事実”を説明し納得させるのが先輩や上司の仕事です。

推測

おじいとくくるの間では、そのような会話は既にあって、くくるが諦めずにやっている可能性は、十分あります。
というか、そう思いたい。

描いてくれていないので、館長や空也、ウミやんが無関心な大人達に見えてしまいます。

が、少し冷静になって、おじい達の気持ちも考えてみましょう。

潰れそうだった「がまがま」を、くくるのおじいさんが引き継いで、どうにかこうにか続けてきたけど、設備の老朽化が酷くて。

水族館の裏側って機械だらけでしょ?
この先も続けるには沢山お金がかかるらしくて・・・

by 久高夏凛『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第2話

どれだけ、がまがまへの補助金申請出しても全然聞いてくれないんだからっ!
おまけに、高校生が館長やってるなんてふざけてる、とか言いやがって。

by 久高夏凛『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第3話

推測

以下は、上記セリフからの私の推測です。

くくるのおじいさんである館長は、ただ者ではありません。(7話より)
その館長ががまがま水族館を引き取り、あの手この手を尽くしここまで続けてきました。
施設の改修やリニューアルも検討しています。(6話 新聞記事より)

館長達は既にあらゆる手を尽くしており、それでもどうしようもないと分かったので閉館を決断したのではないでしょうか

くくるが何を言おうと、何をやろうと設備改修にはほど遠く、焼け石に水。

むしろ館長だからここまで存続できたのであって、普通だったらもっと早く閉館されていたのかも。

そのことを空也とウミやんも分かっているから、館長に対して特段何か言うわけでもなく、かと言ってくくると一緒になって抗うわけでもなく淡々と仕事をこなしているのではないでしょうか。

水族館は個性的な生き物がいっぱいいるでしょ。

スタッフもはみ出しでいいんだよ。
仕事さえちゃんとしてれば。

by おじい『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第7話

おじいの基本方針は仕事さえちゃんとしてれば、後は自由。
だから、くくるのやることに口出ししない。

だけど、がまがま水族館がない日常に慣れるように、休みを取らせたり、空也の受け入れ先(就職先)を調整していた。

おじいなりに気を遣っているのです。

妄想の入った推測

さらに”妄想”を膨らませると・・・
妄想ですよ!(大事なことだから2度言いました(笑))

くくるはちっちゃい頃に、親を亡くしてるんだ。
がまがま水族館に、家族でよく遊びに来てたんだって。
一番の思い出の場所なんだろうな。

おじいちゃんのところに引き取られて、水族館を手伝うようになって、魚たちもあいつにとっちゃ、家族の代わりなのかも。

by 仲村櫂『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第3話

親を亡くしたくくるにとって、がまがま水族館は思い出の場所、魚たちは家族も同然。

がまがま水族館がなくなれば、くくるが悲しむ
おじいは”くくるのために”、がまがま水族館をここまで存続させてきたのではないでしょうか──

くくるは高校3年生。
あと半年ほどで高校卒業です。

なんとか続けてきたがそろそろ限界。
ここを潮時と思ったのではないか・・・

まあ実際は、タイミングに関しては新しくできる水族館の影響でしょうが(苦笑)。

そんな”妄想”をしてしまう、くくるの家族のことと、櫂のセリフでした。

実際どの程度の来館者数が必要?

白い砂のアクアトープ 1話

実際問題、存続にはどれだけの来館者数が必要なのでしょうか?

補足

くくるが来館者数を増やしても、おじいは一切気にしていません。
既に閉館が決まっているからか、増えたと言ってもあまりに少なすぎるからか。
それとも、理由は他にあるのか?

現時点では不明です。

ここではあくまで、くくるが考えているように来館者数を増やせば存続の可能性があるという前提で話を進めます。

ピーク時は年間約30万人ほどの来館者数を記録していたが、近年は半分までに落ち込み、年間約15万人ほどに留まっている。

by 新聞記事『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第6話

がまがま水族館の入館者数 推移

ピーク時 近年
年間30万人
(2万5,000人/月)
年間15万人
(1万2,500人/月)
50%減

新聞記事には、がまがま水族館の施設を修繕し運営し続けるには、年間何人の来館者数が必要なのかの記載はありません。

ただ、ピーク時より半分になった来館者数が原因だと記者は見込んでいます。
それも、年間15万人”でも”厳しいと見ているのです。

客観的な情報が示されていないので、年間15万人を最低ラインと仮定しましょう。

夏休み大作戦をやっている8月の来館者数の目標は2,000人。(7話より)

普通、水族館は夏休み期間が繁忙期
その繁忙期ですら2,000人、ピーク時の1/10以下、近年の来館者数と比べても1/6になってしまっているのです

月間1万2,500人にするには、今の6倍にしなくてはなりません
かつ、年間15万人にするには、その数を”9月以降も継続”させなければならないのです

補足

大事なのは来館者数ではなく売り上げ。
子供より大人を増やしたり、年間パスポートやグッズ売り上げもあると思われます。

来館者数だけで考えるのは、あくまで目安に過ぎません。

がまがま水族館の閉館は8月31日、残り20日ほど。
それに沖縄中部に近いうちに新しい水族館もできる。

観光協会にいるとね、色々と情報が入ってくるの。

中部にできる水族館、とても期待されてる。
もし、がまがまが存続したとしても、観光客はきっと・・・

by 久高夏凛『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第8話

瞬間風速で上がることはあっても、その来館者数を継続して維持し続けるのは、どだい無理なのです・・・

でもそれでは物語が成り立ちません(笑)。
一体、ここからどんな展開を見せてくれるのか。

期待しながら、くくる達を見守っていきましょう。

余談

ちょっと疑問なのは・・・

地元に長年親しまれてきた、がまがま水族館。
報道発表で閉館されると知れば、最後に一目と訪れる人は増えると思うのですが・・・。

頑張る”だけ”ではダメ・・・

白い砂のアクアトープ 2話

私もずっと頑張ってたんだ・・・
でもね、頑張ってるだけじゃダメだったみたい。

by 宮沢風花『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第1話

風花は子供の頃から夢だったアイドル目指して、中学の時、岩手から東京へ一人上京。
だけど頑張るだけでは叶わず終わってしまった

私の夢は終わってしまったけど、誰かの夢を応援することはできるから。
館長は諦めて欲しくないです。

by 宮沢風花『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第2話

自分の夢は終わってしまったが、くくるの夢を応援すると誓う風花。
だけど、がまがま水族館閉館の日は刻々と迫る。

またしても、夢は破れてしまうのか。
風花は他人の夢を応援することも叶わないのか。

やっぱり、頑張る”だけ”ではダメなのでしょうか・・・?

本作は、決して頑張ることを否定してはいません。
現にくくるに賛同する人はいて、応援してくれています。

ただ、頑張れば何でも叶う、がむしゃらにやれば夢は実現できる
そんな、単純なものではないと言っているのです

成功した全ての人が努力しているのは確かです
でも、努力した人が全て成功しているわけではありません

その違いは何か?
地力や才能、運の要素も大きいかもしれません。

でも、大事なのは努力の方向性、何を頑張るか、どう頑張るかではないでしょうか

がまがま水族館を存続させるには、8月来館者数を2,000人にするのが解なのでしょうか?
もっと他にあるのでは?

頑張る”だけ”ではなく、方向を見定めて、目標を決めて努力する。

くくるが、がまがま水族館存続への道を見つけたとき、風花も新たな気付きを得るのでしょう。

自分もただ頑張ってきた”だけ”だったからダメだったのだと。

そこに気づいたときの、風花の選択が気になりますね。

おわりに (『白い砂のアクアトープ』1~8話)

Blu-ray発売情報によると『白い砂のアクアトープ』は2クール全24話。
8話までで1/3。

1~5話は、風花とくくるの出会いから、二人が信頼し合っていくまで。
アイドルの夢に破れた風花が、自分の夢を諦めない同年代のくくるを応援しているうちに、本気でがまがま水族館で働きたくなっていく過程が丁寧に描かれます。

6~8話は、様々な事にチャレンジしつつ、他のキャラクターを掘り下げ。
うどんちゃん(6話)、空也(7話)、ウミやんに夏凛(8話)。
櫂は櫂自身よりも妹の真帆で間接的に描写。いずれ櫂本人も掘り下げられるでしょう。
キーマンのおじいにあまり触れられてないのが物足りないですが、それは後のお楽しみか。

風花とくくる。
周囲のキャラクターの掘り下げも一通り終わったところで、新キャラ登場!?

白い砂のアクアトープ 9話

彼女は女神か、台風の目か?
あまりいい予感はしませんが・・・楽しみに見ていきましょう!

◇◇◇◇◇

さて、各話レビューなので、シーンを順に取り上げて一つ一つ感想を書こうと思ったのですが、8話分となると相当なボリュームになってしまいます。

絞り込むために「頑張るだけではダメなのか」という観点で取り上げました。
1~8話を見て、私が一番感じ、考えさせられたメッセージだったからです。

それ以外にも『白い砂のアクアトープ』では、生き物の命の大切さ、がまがま水族館を特別な場所と捉える人々の想いが丁寧に描かれています。

見ていると優しい気持ちになるのは、きっと私だけではないはず。

『白い砂のアクアトープ』で描かれる、思い出、特別な場所、心に残る瞬間。
そして大切な人・・・

作品の根底には、優しくも温かい。
でもそれは人を甘やかすものではなく、頑張った人にだけ降り注ぐ──

そんなテーマを私は感じました。
今後も楽しみです!

以上、TVアニメ『白い砂のアクアトープ』第1話~8話の感想レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

次はいつになるか分かりませんが、どこか区切りで書きたいと思っています。
良かったらまたお越し下さい。
最新情報はTwitter(@toki23_a)にて!

ではでは。

きょうのひとこと

暑いの嫌いだけど、沖縄は好き

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