白い砂のアクアトープ

アニメ【白い砂のアクアトープ】21話感想 大切な場所はなくなれど大事な想いは受け継がれている

白い砂のアクアトープ 21話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『白い砂のアクアトープ』第21話、鑑賞しました。

白い砂のアクアトープ』はP.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。
沖縄の水族館を舞台に、2人の少女の絆や葛藤、成長を描く青春群像劇。

全24話の2クール放送。
2クール目は、舞台をアクアリウム・ティンガーラ水族館に移し、より本格的な「お仕事アニメ」になりました。

では、各話レビューをどうぞ。

今回の疑問点 (リンクは該当箇所へ)
※私なりの解釈を含め考察

  • 堂々と有給を取れば良し 
  • 受け継がれる「がまがま精神」 
  • 気になるのは生き物か、くくるか・・・ 

白い砂のアクアトープ(全24話)各話リスト

話数 サブタイトル レビュー(R)
12話以前はこちらからどうぞ
第13話 海の遥かなティンガーラ 各話R
第14話 ペンギンチェイサー 各話R
第15話 ウミウシ大論戦 各話R
第16話 傷だらけの君にエールを 各話R
第17話 くつろぎ処 海月風 各話R
第18話 あかりの灯るとき 各話R
第19話 さよならハイヒール 各話R
第20話 迷子のプランクトン 各話R
第21話 ブルー・タートルの夢 本レビュー
第22話 覚悟の帰還 各話R
第23話 水族館の未来 各話R
第24話 白い砂のアクアトープ 各話R

※リンクは各話レビューへ

感想レビュー 第21話 「ブルー・タートルの夢」

あらすじ

仕事が忙しい上にプレゼンは上手くいかず、解体前の「がまがま水族館」を見ることも叶わず、くくるは心が折れてしまう。

翌朝、くくるは無断欠勤をして離島へ。
そこで、ウミガメ研究と保護活動をしているウミやんの妻・と出会う。

迷子のイルカは外海を怖がり。
ペンギンは仲間といても縄張り争いでケガをする。

だけど、産まれたばかりのウミガメだって自分がやるべき事を知っている

自然界は孤独でも、やるべきことを分かってる
人間界は孤独ではないが、やれることは複雑多岐で正解なし

日々仕事に追われ、生き物の命を優先したら否定され。
友達との時間も作れず、久しぶりに会えるはずだった愛梨とも入れ違い。

挙げ句の果てに、解体される前に見ておきたかった、がまがま水族館が──

何のために働いているのか分からなくなってきた、くくる。
そんな時は休むのが一番・・・

──ってな感じの21話。

これまでは周囲に助けられ、立ち直ってきたくくる。
今回は、最後に風花が来るものの、基本は一人で自分探しの珍しいパターン

離島に来ても、くくるの行き先は水族館(笑)。
あるいは生き物が目当て。

くくるは生き物が嫌いになっていなければ大丈夫。

生き物成分を補給し、戻ってこい!

有給休暇は社員の権利です

白い砂のアクアトープ 21話

昨日のプレゼン資料を机に残したまま、失踪!?

会社には出勤せず、休みの連絡もなし。
夏凛が心配するのも当然です。

常識として、会社勤めで無断欠勤は厳禁です

ただまあフィクションなので──
無断で休むなんて事をしない彼女が、無断欠勤した。

そこまで追い詰められていたという描写ですね。

副館長のパワハラも、イルカを見に行くと言ってサボるのも、物語に必要な演出だと受け取ってます。

その上で──

つまるところ、海咲野は仮病というわけだな。

無断欠勤。
進行中の企画も新エリアのプロジェクトもあるというのに・・・

by 副館長 諏訪哲司『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

無断欠勤は社会人としていけませんが、有給休暇は社員の権利です
取得するのに理由などいりません。

「有給休暇を頂きます」でOKです。

ただ、任された業務があるので、忙しいときに休むのなら事前に調整しておくのがマナーですね。

だから、最悪直前にでも有給取得の連絡をしていれば良かったと思うのですが・・・

「休む」と言えなかったのは、休むのが悪い、申し訳ないと思っていたから
くくるの性格と、切羽詰まった感があったということです

受け継がれる「がまがま」精神

がまがまより小さい・・・

by 海咲野くくる『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

離島の水族館「かめはうす」を訪れるくくる。
どこへ行っても、くくるは生き物大好き人間ですね(笑)。

訪れた水族館は、がまがま水族館よりも小さく。
でも、中は思っていたより広かった。

白い砂のアクアトープ 1話

なんか似てるかも、がまがまに。

by 海咲野くくる『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

手作り感あふれる水族館に、くくるは今はなき、がまがまを重ねる

アイス目的で子供達が来たが「オニダルマオコゼ」と文字を見ただけで、どの魚か理解し、アッという間に探し出す。

がまがま水族館で、魚を見ずにカードゲームをしていた子供らに風花が魚を見ないのかと尋ねたときと同じ。(9話)

いいよいいよ、入り口はなんでもいいさ。
魚のこと、好きになってくれるキッカケになってくれれば。

by 「かめはうす」職員 山原『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

思わぬ所で、おじいの言葉を聞くくくる

さすが、伝説の飼育員。

by 海咲野くくる『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

「がまがま水族館」はなくなっても、おじいの言葉は残っている
「がまがま水族館」はなくなっても、生き物たちは別の場所で生きている

おじいは、がまがま水族館を存続させるのが目的ではなく
「生き物を好きになってくれる」キッカケ作りのために、がまがま水族館を運営していたのでしょう

だから、アクアリウム・ティンガーラのような大きな水族館ができ、がまがま水族館が閉館するのも受け入れた。

生き物を大切にする意志は受け継がれ、「がまがま水族館」の役目は十分果たしたとでも言うように・・・

気になるのは生き物か、くくるか

私、生き物が辛そうにしてると、すごく胸が痛むんです
何もしてあげられないことが、もどかしくて

by 宮沢風花『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

風花のこのセリフ、もちろん傷付いたペンギン・ポーポーのことを言っているのでしょう。

が、私にはくくるの事も指しているように感じました(苦笑)。
風花は、人や生き物区別なく、辛そうにしているのが放っておけないのです。

となると、余計に竹下先生の言葉が身に染みます──

そんなに心配しなくてもいいわよ。
これ位のケガならケアすれば治るから。
付きっきりじゃなくても大丈夫。

生き物相手に後悔している時間なんてないわよ。

悔やむより、藻掻もがけ!

by 竹下先生『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

雅藍洞部長曰く、ペンギン同士の喧嘩はよくあること。

人だって、失敗して傷付くことはよくあること──
傷付くことを恐れていては、何もできない

例え傷付いても、大ケガでなければ、付きっきりでなくても大丈夫

傷付いていることを悔やむよりも、自分に何ができるかを考えろ

毎回、風花がくくるを思ったり考えたりするのは、胡散臭くなってくるわけで(笑)。
こうして、生き物に絡めて間接的に考えを見せる、この手の演出が上手いですよね。

『白い砂のアクアトープ』は、生き物の生命力、強さを描いています。
が、人間も決して弱くないことを描いてます。

同時に脆さも描いてますけどね(苦笑)。

か弱き生き物も、決して弱くはない

大丈夫
この子達は、分かってるから
自分が何をすべきか、どこへ向かうべきか

今は土の中でグッと蓄えてるさ、走り出すエネルギーを。

by 具殿岬『白い砂のアクアトープ』TVアニメ第21話

ウミガメの孵化を見守るくくる。
思わず手を差し伸べたくなるが、それは人間のエゴというもの。

生き物たちは、産まれたときから何をすべきか分かっている。
どこに向かうべきか分かっている。

そこへたどり着けなければ、それまでのこと。
決して人間が助けてはいけないし、助けるものでもない。

ただ、人間は邪魔をしてはいけない。
人工物で、ウミガメが生きにくい環境にするのはやってはいけないこと。

それ以上保護は、かえって自然の摂理、生態系を破壊してしまう。

生き物の生きる力を信じ、見守る強さを身につけなければ。

助ければ良い、保護した方が良いと言っていれば簡単です。
が、それだとかえって弱くなってしまう。

それは、人間も同じ
本作は色んな事を訴えかけてきますね。

おわりに (『白い砂のアクアトープ』21話)

同じ沖縄でも、離島は一転まるで違う世界のような空気感。
仕事に追われ、生き物や自然と離れていたくくるにとって憩いの場となりました。

スーツ姿の海咲野も良いですが。
やはり、自然の中の方が、くくるらしいですね!

離島で見た、がまがまよりも小さな水族館。
人と生き物との接点を受け継いでいる。

大切な「がまがま水族館」はなくなっても、「がまがま精神」は受け継がれている。

自分もやはり生き物の為に頑張りたい。

場所はどこであろうとも、生き物の為に行動している人たちに触れ。
これまでとは違うエネルギーを補給する。

生命力溢れるウミガメの姿を見て、くくるは何を思うのか。

くくるの再出発に期待です。

以上、TVアニメ『白い砂のアクアトープ』第21話の感想レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

22話のレビューも書いてます。
良かったらご覧ください。

ではでは。

きょうのひとこと

それにしても・・・
こんな時こそ櫂の出番なのに(笑)

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