荒ぶる季節の乙女どもよ。

コミック【荒ぶる季節の乙女どもよ。】4巻感想 文化祭で「恋の伝説」創作!文芸部らしい取り組み!

荒ぶる季節の乙女どもよ。

こんばんは。時文です。
TVアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』鑑賞後、原作を読みました。
本レビューは、原作コミック4巻を取り上げます。

荒ぶる季節の乙女どもよ。』は『別冊少年マガジン』で2017年1月号から2019年10月号まで連載されていた漫画。
コミックは全8巻で完結。

荒ぶる季節の乙女どもよ。各話リスト

TVアニメ
話数
サブタイトル レビュー
(リンク先はレビューへ)
原作巻数
(リンク先はレビューへ)
1話 豚汁の味 全体R
1巻
2話 えすいばつ
3話 バスガス爆発 2巻
4話 本という存在
3巻
5話 私を知らぬ間に変えたもの
6話 乙女は森のなか 4巻
(本レビュー)
7話 揺れ、の、その先
順次レビュー
投稿予定
8話 Legend of Love
9話 キツネノカミソリ
10話
11話 男女交際禁止令
12話 乙女心のいろいろは

はじめに

本レビューは「アニメ」⇒「原作コミック」の順で見た感想レビューです。

ここでは、アニメと原作コミックの違いをメインに、原作を読んで改めて感じたことをレビューします。

荒ぶる季節の乙女どもよ。』全体を通した感想はTVアニメ版レビューへ記載しています。
良かったらご覧下さい。
#アニメレビューはこちら

本レビューの内容
  • アニメでカットされた原作部分
  • アニメオリジナルシーン
  • 原作を読んで分かったこと

見出しの頭にアニメオリジナル、原作のみの記号を記載したのでご参考に。

  • ア):アニメオリジナルシーンに関する記述
  • 原):アニメではカットされたシーンに言及

TVアニメ 第6話「乙女は森のなか」

ア) もう一つのお願い?

文芸部に、文化祭実行委員会から恋の伝説を作って欲しいと依頼が。

原作では「お願いついでに、もう一つお願い」のお願いをここでは言ってません
#「恋の伝説」を実行委員会へ披露したときに話が出ます。

が、アニメではこの時点でしっかり説明が入ってます。
これはいいですね♪

それで伝説を小さなお話しにして、文化祭中も何度か朗読して欲しいんです。
それが噂になって広まっていったら・・・

by 文化祭実行委員会『荒ぶる季節の乙女どもよ。』TVアニメ6話

文化祭実行委員会からの依頼

  1. 文化祭にまつわる「恋の伝説」の創作
  2. 「恋の伝説」を物語に仕上げる
  3. その物語を、文化祭の文芸部朗読会で朗読

これだけの依頼をされたわけです。

実行委員会は軽いノリでしたけど、良い案ですね!

単に「恋の伝説」作るだけでなく、朗読で広める。
その役目を文芸部に任せる。

文芸部らしい活動です。

それだけでなく、扱う内容を恋にし、部員達が現在悩んでいる恋や性について議論をさせる。
展開が上手し!

本郷先輩が物語を作る過程を、もっと深く見たかったのですが、そこは本筋ではないので勿体ないけど仕方なし。

ア) 「横暴」ではなく「暴投」

「恋の伝説」のアイデアを持ち寄ることになった文芸部員。
悩む和紗に、菅原氏が言う。

菅原:「自分だったら」っていうのを考えてみたらどうかな?
和紗:自分だったら?
菅原:典元くんと、どんなシチュエーションで恋を始めたいか

もーちん:菅原氏!そんな暴投を!

by 『荒ぶる季節の乙女どもよ。』TVアニメ6話

もーちんのセリフの「そんな暴投を」。

原作では「そんな横暴を」になってます

これは、「暴投」の方が理解できますね。

和紗は、泉と菅原氏の2ショットを見てから、二人の関係が気になっている。
泉の口から菅原氏の名前が、菅原氏の口から泉の名前が出るだけで思考停止に・・・

そんな時、菅原氏が和紗に向かって、泉との恋のことを想像してはどうかと言ったわけです。
そりゃあ、動揺するってものです。

でも、菅原氏は、和紗が自分にそんな疑いを持っている事を知らないので、半分応援する気持ちで言ったのですけどね。

原) 天城の真っ直ぐな想いに・・・

屋上で、天城が曾根崎部長に確認をするシーン。

天城:一つだけいい?俺、曾根崎さんの「彼氏」でいいんだよね?

曾根崎:ハッ・・・ええ、まあ・・・

天城:だったらいいんだ・・・

by 天城駿『荒ぶる季節の乙女どもよ。』TVアニメ6話

天城の「だったらいいんだ」を聞いた時・・・

原作では、ここで曾根崎部長の頭に小さく「ちく」と描かれてます。

これが漫画的表現の良いところ。
曾根崎部長の心の痛みが表現され、天城に申し訳ない気持ちが表れてます。

原) “黒”和紗は初めてではない!

合宿当日、菅原氏の挑発で、頭が完全にオーバーヒートした和紗。
「恋の伝説」のアイデア出しのとき、曾根崎部長から意見を言うよう注意されたとき・・・

廊下でキャンプファイヤーやって、誰にもバレずに校舎を全焼させることができたら~~

二人は来世で結ばれる!

by 小野寺和紗『荒ぶる季節の乙女どもよ。』TVアニメ6話

もーちんが「黒和紗?」と言うのも無理はない。

アニメ鑑賞時、突然早口で叫びだしたので驚いたし、正直、何を言っているのかも意味不明でした。
原作を読んで、ようやく何を言ってたのか分かりました(笑)。

とんでもないことを言ってますね(汗)

彼女は時々こういうおバカな発想をする子。
アニメではカットされてますが、原作ではこのシーン以前に片鱗を見せてます。

前巻の部活動時の発言で、突拍子もない論法を披露しています。
詳しくは3巻のレビューに記載したので、そちらを参照願います。
#3巻感想レビューはこちらからどうぞ。

今回は、菅原氏の言動で、気持ちが追い詰められて、危ない思考に暴走したのです。

TVアニメ 第7話「揺れ、の、その先」

原) ミロ先生の顔が赤い

ペンションで、ミロ先生が両親と朝食の準備をしているとき。

一人、やたらと喜んでた人がいたから、もう少し分けてもらえる?

by ミロ先生『荒ぶる季節の乙女どもよ。』TVアニメ7話

セリフは原作と同じです。
が、表情の描き方が違います。

このセリフを言う時のミロ先生の表情。
原作では顔を少し赤くしています

この頃から既に意識していたのですねミロ先生は。

原) なんとかしないと?

続いてこれもミロ先生。
合宿の夜、うっちゃり大一番をしようとしていた本郷に対して、キスするフリをして、諦めさせたミロ先生。

アニメでは、だまってペンションへ戻りますが、原作では一言つぶやいてます

・・・なんとかしないとな。

by ミロ先生『荒ぶる季節の乙女どもよ。』コミック4巻

これは何のことなのか?

流れからすると、本郷先輩がグイグイくるのを、なんとかしないと、どちらもマズいことになる。

アニメではカットされてましたが、それは何を意味するのか?
このセリフがなくても問題ないと思ったのか?

確かに上記の理由であれば、教師として当然考えて然るべき事ですね。

ア) 和紗の決意

合宿から戻り、和紗が泉に電車のキーホルダーを渡す(投げる)シーン。
和紗のモノローグが一部アニメオリジナル

枕投げしてなんとなく分かったことがある。
あの時、菅原氏へのモヤモヤも、自分へのモヤモヤもどこかへ飛んでいった。

── 以下アニメオリジナル ──

ぶつかり合うことで、少しだけ近くなれた気がした。
泉にもぶつかってみたら・・・

ちっちゃい頃はちゃんと気持ちを言葉にしてた。
あの頃みたいに恐がらないで、ちゃんと・・・

by 和紗(モノローグ)『荒ぶる季節の乙女どもよ。』TVアニメ7話

和紗の気持ちをより具体的にしてますね。

ずっとモヤモヤしていた菅原氏に対しての気持ち。
それがあの枕投げ、いや、その前の言い合いで気持ちを打ち明け合った後だからこそ、枕投げをしてスッキリしたのだ。

何にせよ、自分の殻に閉じこもり考え込んでいても、恋愛は前へは進まない。

和紗はようやく気付いたのです。

おわりに (原作コミック『荒ぶる季節の乙女どもよ。』4巻とは)

4巻、5巻で描かれる文化祭。
本作品の中で私が一番好きなエピソードです。

文化祭実行委員会の依頼を受けた後、誓ったあのセリフ。
「奴らよりも青春してやろうじゃないか!」
まさに彼女達は青春しているのです。

曾根崎部長の恋の作戦は、天城に内緒で密かに進行中。
和紗の心情は、後ろへ前へ・・・
本郷先輩は、小説執筆のためではなく純粋にミロ先生を・・・

そして、ついに菅原氏の心にも変化が。
同時にもーちんの心に何かが灯り始める。

やはり、文化祭ってのは盛り上がる!?

以上、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』原作コミック4巻のレビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

原作5巻のレビューも書く予定です。
良かったらまたお越し下さい。
最新情報はTwitterにて。

ではでは。

きょうのひとこと

和紗、菅原氏が頭洗っている時に、出れば良かったのでは?

関連レビュー

アニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の感想レビューには、全体通じて感じたことを書いてます。
良かったらご覧下さい。

アニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のレビューはこちらをどうぞ
荒ぶる季節の乙女どもよ。
TVアニメ【荒ぶる季節の乙女どもよ。】1~12話(最終回) 感想レビュー エロと言うなかれ、これは性をテーマにした青春恋愛物!TVアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』感想レビュー。入りはトリッキーだが、中身は純粋。女子5人の青春恋愛群像劇。なぜカップル成立した後も描いたのか、なぜ和紗が主人公なのか私なりの解釈で解説。 前半の「はじめに」は【ネタバレなし】後半の「感想レビュー」は【ネタバレあり】で魅力を紹介します。...

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