オススメ度 | A- |
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原作 | コミック |
ジャンル | コメディ |
放送情報 | TVアニメ(2018年夏)/全12話 |
ストーリー | |
設定 | |
世界観 | |
感情移入 |
原作コミック未読。
TV放送にて鑑賞。一気見。
舞台は現代。女子中学校。
同じクラスの3人(本田華子/オリヴィア/野村香純)は同好会「遊び人研究会」(通称:あそ研)を立ち上げる。
様々な”遊び”を研究する・・・のかな・・・
こんばんは。時文です。
表紙詐欺、OP詐欺の呼び声高いTVアニメ『あそびあそばせ』最終話まで観賞しました。
原作は『ヤングアニマル』連載のコミック。
現在も連載中で、コミックは6巻まで発刊(TVアニメ放送時点)。
TVアニメされたのは、原作コミックのエピソードをほぼ順番に、第1~5巻(の途中)までのエピソード。
学園物、部活物で、とにかく強烈なギャグアニメです。
ハマると大爆笑してしまうこと請け合い。
私は序盤はそうでもなかったのですが、中盤くらいからハマってしまいました。
ただ、下品なので、苦手な方は気を付けて下さい。
では、TVアニメ『あそびあそばせ』感想レビューをご覧”あそばせ”
目次
はじめに
いや~~、なんて言えば良いのでしょう。
初めて見たとき、あまりの強烈さに衝撃を受けました(笑)
とにかく、見て下さい!
というのが率直な気持ち。
何も知らずに見て、”かわいらしさ”からの”・・・”という、ギャップ(衝撃)を味わうのが最高の楽しみ方♪
※注意:ちょっと「イっちゃってる」シーンが「多々」あるので、苦手な人は受け付けないかもしれません。
が、ハマってしまうと、正に抱腹絶倒。
私はハマってしまいました。
しかも、突然ギャグが差し込まれるので、もう吹き出してしまうほど!!
飲食厳禁です!
本当に吹き出してしまいますよ(笑)
話のテンポやセリフの間もうまく、声優さんのキレ芸(声?)にギャグの勢いが凄い!!
#聞き取りにくいのが難点ですが(笑)
ギャップのあるギャグシーンは、予想をしていても、その斜め上をいってくれます。
こんなギャグあるんですねーー
コメディの新境地を切り開いた作品です♪
1話を見たときの展開の方向性や、同好会「あそ研」の目的も、しばらくするとどこかへ行ってしまいますが(笑)
「あそ研」という同好会が舞台なのは変わらず。
同好会を通じて描かれる、女子中学生の学園生活+シュールギャグ(それもギリギリ限界の!)と言うのが紹介として一番適切でしょうか。
そうそう、私は一気見派なのですが、『あそびあそばせ』は一気見はオススメしません。
かなり強烈なので、少しずつ見ることをオススメします。
まだ、未見の方、ここまで読んでも不安な方は、まずは下のPVか、1話をご覧下さい。
私も下品過ぎるのは引いてしまうのですが、『あそびあそばせ』は大丈夫でした。
なぜか、自分の許容範囲を再確認した次第です(笑)。
皆さんも新しい扉が開くかもしれませんよ♪
KADOKAWAanime
感想レビュー (以降、ネタバレあり)
OPから仕掛け
近年のアニメでは1話はアバンから始まり、視聴者の興味を引き付ける。
『あそびあそばせ』は1話(以降も)からOP曲で始まるオーソドックスな構成。
と、思いきや・・・
OPは外面の良い、”よそいき”の3人組。
これがOP詐欺と言われる所以。
実際は、詐欺と言うのは言い過ぎで、見始めて数分もすれば、化けの皮は剥がれる・・・
と言うか、騙そうなどと言う気がないのは明らか。
そう、この作品は、かわいいJCが、変な行動をするギャップが面白いギャグ作品なのである。
「あそ研」はどこへ行く?
3人で立ち上げた同好会「遊び人研究会」。
通称「あそ研」
“遊び”の研究や、”英語を覚える”、リア充になるという当初の目的は、しばらくするとストーリー上は忘れ去られ。
タイトルの『あそびあそばせ』というからには”遊び”を毎回絡めてくるのだろうと思うと序盤はそうなのだが、これもしばらくすると関係がないことが多くなっていく。
ところが、そんな当初の目的、タイトルが示す物など気にならない程、彼女たちが繰り出す日常が面白いのである。
もっと”遊び”も見たかった
私は別に”日本の遊び”を知りたくて、見始めたわけではありません。
が、それでも、知らない遊びがいくつかあったし、ルールとか気になりましたねーー
#「大根抜き」「紙のみぞ戦争」とか、謎多すぎて(笑)
#もっと知りたいと思いました。
原作はまだ続いているので、もっともっと、日本全国の遊びを教えて欲しいですね。
これ、キチンと”遊び”の起源やルールを説明すれば、(真面目な)良い作品になったと思うのですが、その気はなさそうです(笑)。
様々な“遊び”を、一舞台装置として使ってる感が潔いです。
“遊び”というカテゴリーは、度合いによっては全てのゲームやスポーツは遊びになります。
アニメでもあったソフトテニス(羽子板でやってましたが・・・)、スマホゲームだって”遊び”。
そうなると、オンラインゲームやサバゲーだって、挑戦できるし、将棋だった趣味レベルでやれば”遊び”。
『あそびあそばせ』はなんだってトライできるので、色んな遊びに挑戦する彼女たちを見たいですね。
それと、ED後の人形劇「にほんのあそびをあそばせ」が私は密かに好きでした。
凄い関連づけをするな~~という、妙な所で感心する部分と本編以上にハチャメチャな部分が(笑)。
人形劇が「ある回」と「ない回」がありました。
調べると、尺が足りない時に人形劇を入れたようです。(苦肉の策?)
面白かったので、毎回見たかったですねーー
中二病の女子
見始めは、絵や会話、リア充軍団の会話から高校生かと思ってました。
が、中学生設定。
しかも、女子校。
女子中学生の理想と現実、聞きかじりの知識と膨らむ想像。
それが仲良し友達と話していくと、正に妄想爆発。
女子版、中二病全開、という感じでしょうか。
単にバカなことを言ったりやったりするだけではなく、ちょっとしたイタズラ心で意地悪したり、得になるからと軽く受けたり、楽しくなってくると最初の目的を忘れたり、とても中学生らしい一面が、微笑ましい。
- 小学生のような好奇心と自分勝手さ
- 小学生と高校生の両面を持つ中学生
- 高校生のような客観的な視点を意識し、理性を持ったり、恥じらう
中間である中学生だからこそ、納得がいく心理。
#「イっちゃってる」シーンは行き過ぎですが、ギャグ(演出)と言う事で(笑)
私は実は、序盤より中盤以降、3人がお互い分かり合ってからの方が好きです。
相手のぶっ飛んだ発言や行動は、「ヤバい」と認識しつつ、相手を気遣いながらはぐらかしたり、対処する。
決して相手を拒絶したり、真っ向否定したりはしない。
この辺りが、ギャグ系ではありながら、とても巧みな心理描写だと思いました。
笑わせたり、無茶苦茶な展開の中で、フッと友情っぽいシーンがあると、グッと来てしまいます。
まあ、その後、大抵落とされるのですが・・・
オリヴィアが「実は最近こういうのちょっと楽しくなってきたりする」という心の声。
序盤の1話で出てきましたが、終盤の3人の心の声を聞きたいですね~~
解決してない謎が気になる
ストーリー重視の私としては、1話完結の構成でも、気になるシーンがありました。
会長が当選した立役者、応援演説をした副会長、
の存在が不明でしたが、11話でようやく登場し、解決。
残った大きな謎は・・・
男子?それともバイセクシャル?の「青空つぐみ」。
- 「バナナ文書」に書かれていた真相は?
- 香純にキスをした理由は?
原作はまだ続いているので、今後描かれていくことでしょう。
ぜひ、アニメで見たいですね!
2期お願いします!
最終回はいつもどおり
『あそびあそばせ』らしく?!最終回っぽくなかったですねーー
原作コミックをチラ見しました。
最終回も全く原作通りのネタをピックアップしているので、最終回感なく終わったのは仕方なしか。
でも、将棋部の部長が再登場したのは個人的にうれしかったですーー
メルヘンヘル!
ゲーム画面にキャラ選択、持ち物(武器だろ!)が妙にリアルで「楽し~」と思ったら、もっとリアルな画面が・・・(シュール・・・)
#チーム名が「飛車」で気付くべきでした!チッ!
そして、最終エピソードのゲーム
「紙のみぞ戦争」
えー・・・、どういう基準で負けを認めるのでしょうか??
最後まで『あそびあそばせ』流でした!
おわりに (TVアニメ『あそびあそばせ』とは)
兎にも角にも、アニメを見てこんなに笑ったのは久しぶり♪
重い作品を見たあとなので、何も考えずに見られる軽い作品をと思って見たら、想像以上の衝撃(笑)。
笑えるのだけど、重い!
何も考えずに見たいのに、何を言っているか必死で聞き取る(笑)
面白いけど、エネルギーも消費したアニメでした♪
エピソード単位で言うと、(私にとって)外れのエピソードもありましたが、短いので気にならず、全体を通すとハマったエピソードの方が多い印象。
見終わると疲れるのですが、それでもずっと見ていたいと思う作品♪
評価の高い作品なので、2期製作は期待できるでしょうが、なにしろストックがない・・・
既刊6巻中の5巻途中までのエピソードを使ったので、2期があるとしても、かなり先ですね(涙)
それにしても、ギャグの新境地を見せてくれました。
コミックとアニメの可能性はまだまだありますね~~
オススメです!
メインキャラクターについて掘り下げたレビューも作成しました。
良かったらご覧下さい。
