原作 | コミック |
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ジャンル | コメディ |
放送情報 | TVアニメ(2018年夏)/全12話 |
原作コミック未読。
TV放送にて鑑賞。一気見。
舞台は現代。女子中学校。
同じクラスの3人(本田華子/オリヴィア/野村香純)は同好会「遊び人研究会」(通称:あそ研)を立ち上げる。
三者三様の思いで同好会を立ち上げたのだが・・・
こんばんは。時文です。
TVアニメ『あそびあそばせ』感想レビュー2本目です。
前回のレビューでは、作品の特徴と全体像をレビューしました。
良かったらご覧下さい。

今回はキャラクター面から作品について掘り下げます。
『あそびあそばせ』は個性的なキャラクターによって作り上げられています。
主人公の3人はもちろん、サブキャラはもっと個性的(笑)
本レビューでは主人公3人について取り上げ、キャラクターから作品を掘り下げていきます。
KADOKAWAanime
目次
はじめに
『あそびあそばせ』はキャラクターが個性的。
主人公の華子、オリヴィア、香純の3人は見た目はかわいく、一見まともです。
3人以外のサブキャラは、見た目からして「ヤバい」人や、中身がもっとぶっ飛んでます。
最終話まで見ると、周りがあまりに異常で、主人公の3人が相対的に正常に見えてしまう程。(言い過ぎ??)
実際には、相対的にそう感じるだけで、充分過ぎるほど個性的。
3人には、それぞれ地雷があり、地雷に触れると、おかしな行動へ。
地雷以外は、とっても中学生らしい、普通の感性。
#華子だけは、少し知識とセンスが尖がってますが。
オリヴィアと香純は割と普通の感性ですが、3人で話し出すと、普通の会話も面白く見え、他愛もないことが変な方向へ、簡単なこともとんでもない事に・・・
この展開や、話の持っていきかたが、絶妙です♪
よくもまあ思いつくなーーネタ被らないなーーと感心しきりでした。
それでは、キャラクターについてレビューします。
KADOKAWAanime
主人公の3人について (以降、ネタバレあり)
主役の3人組。
OPだけでなく、本編中もとても可愛らしいカットが時折あり、勿体ないと思う程。
だけど、騙されてはいけません!
このかわいいカットも狙ってます!
かわいく見せれば見せるほど、変顔、キレ声のギャップが笑えるのです。
巧妙ですね~~(CMのセリフみたい・・・)
では、3人をそれぞれ紐解いていきましょう。
3人は外見は至って普通です。
むしろ悪くないです。
が、それぞれ悩みや闇の面(ダークサイド)を持っています・・・
本田 華子(ほんだ はなこ)
明るく活発で、勉強もできる女の子。
しかし、残念ながらあまり頭が良くない。
リア充に憧れており、自らもリア充になるため中学ではソフトテニス部で活躍しているが、一向にリア充になれる気配はない。引用:公式HPより
勉強や運動、必要なことは真面目に取り組む努力家。
成績はテスト前にキチンと(むしろ真剣に)勉強し、学年2位を取るほど優秀。
運動も真剣に取り組むと、大抵の物はこなしてしまう。
家は大金持ち。
ここまでは、文武両道のお嬢様設定。
だけど、ここからが問題・・・
勉強はできるのだが、発想は短絡的で貧弱。
センスや好みが独特で、周りを引かせてしまうほど。
お金持ちなのに、お金に細かい・・・等々。
華子は「勉強はできるけど残念な子」
そして、リア充に対しての妬みが強い・・・
リア充を見ると挑発的になり、次第にリア充に繋がる話を聞くだけでキレてしまうことも・・・
女子力を上げる化粧や身体的特徴に話題が触れても、妬みからかダークサイドが発動。
だけど、本当は心の底からリア充になりたいと願っている・・・
大抵、華子がトラブルの原因を作ったり、物事をこじらせたりする。
オリヴィア
華子たちの中学に転校してきた金髪碧眼の女の子。
両親共に外国人で、一見すると英語が堪能のように見えるが、日本生まれの日本育ちのため、英語は不得意でほとんど喋ることができない。引用:公式HPより
登場当初は、意地の悪いキャラかと思いきや、二人と仲良くなっていくと、とても良い子。
3人の中では一番普通の性格と感性(ただし兄のこと以外)。
ただ、適当なノリで行動してしまうことがある。
なので、登場当初、英語を話せないフリをして華子をからかったりした。
結果、英語が話せないキャラクターとしてクラスで定着し、本当の事を言えないでいる。
両親が外国人だが、英語を学ぶ気はない。
が、両親の国が開発したモノにはリスペクトを感じるのか、悪趣味なモノでも気に入り、華子たちに勧めたりする。
大概のことにおいて変な点はないが、こと両親の国での風習や、開発したモノについては、感性がオフになるかのように無条件で受け入れている・・・
それを無邪気な笑顔で勧めてくるので始末が悪い・・・
例:負けると脇を嗅ぐ罰ゲーム、バクテリGO(ばい菌を集める)等
更に、センスを疑うのは・・・
海外の大学を飛び級で卒業し博士号を持つ兄を溺愛している。
#兄のことを好きになることが問題なのではありません
#兄の見た目を気にしている様子がないので、感覚がおかしい?と言う事を言いたいのです
兄の見た目や行動、セリフに対して、一切言及しないのが不思議・・・
1話終盤の水遊び。
水を舐めた先生に対しても「あの先生、いい人だね」と思うことから、男性に対して許容範囲が広いのか??
野村 香純(のむら かすみ)
放課後に教室で本を読んでいるような優等生タイプに見えるが、英語が壊滅的にできない残念な子。
苦手な英語を克服するため、オリヴィアに英語を教えて欲しいとお願いをする。
中学生とは思えない巨乳の持ち主。引用:公式HPより
基本的に真面目な常識人。
運動神経は鈍い?
3人の中では、大抵は押さえ役だが、決して無理強いはしない謙虚な子。
極度の男性恐怖症。
だけど、趣味はBL小説を書くこと。
幼少期に姉との”ゲーム”で、負けると罰ゲームを受けていた。
そのため、”遊び”には精通しており、遊びを教える役目が多い。
が、いざ勝負となると、幼少期のトラウマか、勝ちに拘るスイッチが入り豹変する・・・
幼少期のトラウマからか、勝敗に拘る時があり、”遊び”と言えども真剣モードに。
真剣モードに入ると、超人的な身体能力と根性を出す。
ただ、肝心な時には真剣モードにはならない・・・例えば、
- 会長との部費(1万円)を賭けたオセロゲーム
- 将棋部との空き教室を賭けたズック飛ばし
また、決して外交的ではないので、普段話さない人と交渉をすると、挙動不審か威圧的になる・・・
『あそびあそばせ』の主人公3人とは
クラスの中での存在感は?
クラスで、しかも3人以外の様子が描かれるシーンは意外と少ない。
それに、『あそ研』での日常があまりに強烈なので、クラスの状況はあまり気になりません(笑)。
が、わずかに描かれるクラスでの描写を見ると、どうやら3人はクラスでは目立たない存在のようです。
- 華子
クラスでは誰に声をかけるでもなく、休憩時間には寝ているタイプ - 香純
休憩時間は、一人、本を読む - オリヴィア
「日本語片言キャラ」が定着
英語や母国語の事を聞かれると逃げてしまうのでコミュニケーションが取れない
結果、「あそ研」では気兼ねなくおしゃべりする3人ですが、クラスでは大人しい様子。
理由はそれぞれ違いますが、基本的に3人はシャイなのでしょうね。
それだけに『あそ研』は、3人、特に香純にとってはなくてはならない場になっているようです。
オリヴィアは二人と教室でもおしゃべりしたいし、クラスメートとも普通に話したいようなので、少し可哀想な気もするのですが・・・
3人は決して乱暴者ではない
3人は見た目はかわいいながらも、変顔や、キレ声で振り切ってます。
毎エピソード誰かがブチ切れる(静かにキレることも含む)のが鉄板展開。
こう書くと危ない作品だと思われるかもしれません。
が、最終話まで見終わった今。
落ち着いて考えると、(一応)キレてしまう然るべき理由があり、理解はできるのです。
理不尽に怒ったり、意味もなくキレたりはしていません。
そうすると、中学生らしい反応だなーーと誇張も許容してしまうのは、3人に肩入れし過ぎでしょうか(笑)
3人集まるから面白い!
3人は、変な所もありますが、基本的にとても良い子。
周りに迷惑はかけていますが、憎めない。
通して見ると、愛着が湧いてくる。
#会長はチト暗いし、
#将棋部の部長は一見マトモですが、陰湿ですよね。
中学生なので、性格も知識も完成しておらず、お互いが持っている知識を出し合っていく。
勉強のことや、日常のこと、時には女子中学生の赤裸々な悩みについても、明け透けに言葉が交わされる。
話し合っていく内に向かう方向や導き出される結論が、バラエティに富んでいる。
もしそこに自分が一緒にいたら、口を挟みたくなりますが、それをしては興ざめ!
3人のたわいもない会話が、見ていて楽しく、3人にとっても青春なのではないでしょうか。
#時にトラウマになるような事があっても・・・(笑)
強烈なギャグの中にも、温かいシーンがあるのが魅力の一つ。
また、友情や助け合いを見せながら、刹那の瞬間、闇を見せるギャップがまた楽し。
これが『あそびあそばせ』。
おわりに
さて、『あそびあそばせ』をキャラクター面からレビューしました。
強烈だけど、いつまでも見ていたい微笑ましさがある3人です。
いつダークサイドが出てくるかビクビクしてましたが(笑)
3人以外のキャラクターも「超」が付くほど個性的!
これ以上はないだろうと言うキャラが次々と出てきます!
さあ、皆さんは誰が好きですか?
まだまだ楽しみな『あそびあそばせ』。
続きも”アニメ”で見たいですね!
良かったら1本目のレビューもご覧下さい。
