彼方のアストラ

原作コミック【彼方のアストラ】5巻(最終巻) 感想レビュー 最後の惑星、刺客、世界の謎、そして帰還・・・「完結編」

彼方のアストラ
オススメ度 A+
ジャンル SF、冒険
作者 篠原健太
出版社 集英社
ストーリー
設定
世界観
感情移入
これまでのあらすじ

時代は、宇宙への往来が当たり前になった西暦2063年。
5012光年先の彼方へ飛ばされたケアード高校惑星キャンプB5班は帰還を目指す。

── 遭難から88日後 ──

第4の惑星イクリスでアストラ号と同型の宇宙船アーク6号を発見し、唯一の生存者ポリーナが仲間に。
航行不能と思われたアストラ号を修理し、一斉殺処分の理由も分かった一行は、最後の惑星を目指すために再び宇宙へ・・・

が、最終目的地として映し出された星を見て、ポリーナは絶句する。
それは地球ではなかった・・・。

彼らがずっと目指していた母星は、惑星アストラ──

こんばんは。時文です。
TVアニメ『彼方のアストラ』鑑賞後、原作コミックを読みました。
今回は最終5巻の感想レビューです。

コミック5巻はTVアニメの10~12話に相当。

彼方のアストラ』アニメ-原作 対応表

TVアニメ
話数
サブタイトル 原作巻数
(リンク先はレビューへ)
1話 PLANET CAMP(1時間SP) 1巻
2話 WILDERNESS
3話 METEOR 2巻
4話 STAR OF HOPE
5話 PARADISE
3巻
6話 SECRET
7話 PAST
4巻
8話 LOST AND FOUND
9話 REVELATION
10話 CULPRIT 5巻(本レビュー)
11話 CONFESSION
12話 FRIEND-SHIP(1時間SP)

ストーリー全般についてのレビューは、TVアニメ感想レビューへ記載。
良かったらご覧下さい。

彼方のアストラ
TVアニメ【彼方のアストラ】1~12話(最終話) 感想レビュー 困難が団結を!団結が絆を!絆が生き方までを変えた!TVアニメ『彼方のアストラ』感想レビュー。ギャグありミステリーありラブコメあり。絶妙なバランスと計算して作られた「近未来SFサバイバルミステリー」 前半の「はじめに」は【ネタバレなし】後半の「感想レビュー」は【ネタバレあり】で魅力を紹介します。...

Contents

はじめに

本レビューは「アニメ」⇒「原作コミック」の順で見た感想レビューです。

ここでは、原作コミックとアニメとの違い、原作を読み初めて分かった情報についてレビューします。

原作は5巻で完結。
アニメも12話で、原作の完結までアニメ化。

よって、以降はラストまでのネタバレ全開で行きます。
未見の方は注意願います。

見出しの頭にアニメオリジナル、原作のみの記号を記載したのでご参考に。

  • ア):アニメオリジナルシーンに関する記述
  • 原):アニメではカットされたシーンに言及

原作5巻は全5巻の中でも一番分厚い!
それはもう見た瞬間に分かるほど!

『彼方のアストラ』原作コミック ページ数

巻数 ページ数
1巻 204ページ
2巻 242ページ
3巻 234ページ
4巻 194ページ
5巻 282ページ

5巻をアニメ10~12話の3話で映像化。
最終12話は1時間スペシャルで、実質4話分の尺を使ってアニメ化。

それでも最終巻は残った謎が解明され説明セリフが多く、尺が足りるのか!?
と言う心配は杞憂でした♪

アニメは最後まで原作に忠実でした。
その上でアニメ最終話はオリジナルシーンがふんだんに盛り込まれています。

と同時に原作セリフでカットされた箇所もあります。
アニメだけで充分理解できましたが、カットされた部分を読むと”より”理解できる。
そんな箇所を取り上げてます。
#決して粗探しをしているわけではありません。

では、順に紹介していきましょう。

TVアニメ 第10話「CULPRIT」

『彼方のアストラ』は、(少し違和感があるものの)てっきり地球の近未来を描き、カナタ達は地球から旅立ったのだと思っていました。

が、4巻(TVアニメ9話)ラスト──

カナタ達は「地球」のことを知らない?!

最終目的である、彼ら彼女らの母星は、惑星「アストラ」

驚愕の事実が明かされた所から、5巻(アニメ10話)スタートです!

原) 紙の本は絶滅!?

カナタ達の世界では既に紙の本は流通してないようです。

アニメでは全文カットされてましたが、この世界での「紙文化」を知っていると、歴史改ざんすることへの実現性、説得力が増します。

ポリーナ:歴史の本が少ないと言ってたわね。本とはどういうものなの?

アリエス:こういうのです。
(と言ってタブレットに写る電子書籍を見せる)

ポリーナ:電子書籍ね。昔の本は読んだりした?紙の本よ。

ルカ:紙の本?
キトリー:そんなもの博物館にでも行かなきゃないわよ。
ザック:触った事もない。

ポリーナ:紙の本を見たことがない?流通しているのが全て電子書籍になったとしても紙の本が一冊もないなんて事があるかしら

※アニメでは全文カット

by 『彼方のアストラ』原作5巻

2063年。
我々から見ると、40年も先の世界。
40年もあれば、紙の本が流通してない世界に”変化する”こともありえるかもしれない。

ただ流通はなくなっても、”既に流通している紙の本がなくなるのは40年でも無理”では?

ましてや、ポリ姉が地球を飛び立ったのは2051年。
そこから12年しか経っていない。

12年で「紙の本が一冊もなくなる」なんてことにはならないとポリ姉は直感したのです。

原) 人工ワームホール

カナタ達が飲み込まれた光の球は、人工ワームホール。

アニメでは詳しい説明は省かれてましたが、原作では、丁寧に説明がされてます。

人工ワームホール

時空を超えるトンネル。
ある地点から、遠く離れた別の地点まで一瞬で行ける抜け道。

ポリ姉も人工ワームホールを見たことはありません。
が、研究中であることと、その理論は知っていた模様。

人工ワームホールの説明の際、1巻(アニメ1話)でアストラ号を運良く見つけることができた理由の一つが説明されています。

ゲートを作り設定した二つのゲートを結ぶ、と言う夢の技術。

※アニメでは全文カット

by ポリーナ『彼方のアストラ』原作5巻

人工ワームホールはどこでも自由に行けるのではなく、あらかじめ設定した場所でないと行けないのです。

今回の刺客が持っていたのは、携帯型の人工ワームホール発生装置。

人工ワームホールの入口は小型化が成功し、持ち歩けるようになった。
携帯することにより近くに出現させることはできたが、出口は5000光年先”固定”だったことが推測されます。

原) なぜ飛ばされた先に運良くアストラ号があったのか・・・

ポリ姉の推測が続きます。

きっと光の球は移住に使われたゲートの一つね。
-中略-
このアーク12号は地球上空のターミナルにずっと停泊していたんだわ。

隕石(衝突)の影響か(デブリの衝突か)。
(ターミナルは破壊されたけど、船は無傷で)周回軌道上にあった。

(恐らくそんなところじゃないかしら。)

※()内がアニメではカット/アニメでは表現も若干違いあり

by ポリーナ『彼方のアストラ』原作5巻

ポリ姉は、光の球の先が地球上空ターミナル付近だったのではないかと言ってるのです。

人工ワームホールの行き先が固定だとすると・・・

犯罪を隠すためとは言え、わざわざ5000光年先の場所へ設定しにいくなんてことは手間と時間から考えられない。
既に設定されているゲートがあれば尚更。

用済みの地球へは誰も行くことがないし、そもそも人工ワームホールが非公式の代物。
誰もが人工ワームホールを使えるわけではない。

そして、移住に使われたゲートなら、地球上空の何もない所に設定されるわけはない

つまり、ゲートの近くにはターミナルがあった
そこには使われなかったアーク12号が停泊していた。

隕石衝突か何かでターミナルは破壊され、アーク12号だけが残っていたのではないかとポリ姉は推測したのです。

筋は通ってますね。

ターミナルだけが跡形もなく壊れたと言うのは、凄い可能性ですが・・・
たまたまアーク12号を見つけたと言うより可能性は高い(笑)。

飛ばされた先にアストラ号があった理由

  1. 行き先が地球上空ターミナル付近の人工ワームホールを使った
  2. そのターミナルには使われなかったアーク12号が停泊していた

では、オリジナル達は、どうして宇宙船があるかもしれないゲートを使ったのか?
それも解明しました。
次の項で説明します。

原) オリジナル達は船の存在を知らなかった?

今回の抹殺計画を企んだ親だと思っていたオリジナル達。
彼らはゲートの先で船を見つける可能性を考えなかったのか?

アニメでは丸々カットされてますが、原作には先のセリフに続けて会話がありました。

ウルガー:と言う事は、オリジナル達は船の存在を知らなかったのか?

シャルス:知ってたとしても、気に留めてなかったんだろうね。船が動く事を想定してなかったのかもしれないし、そもそもボク達は宇宙に投げ出された時点で死んでたはずだしね。

※アニメでは全文カット

by 『彼方のアストラ』原作5巻

シャルスさん、この時点で、何気に凄いセリフ言っちゃってますね。
刺客の計画を知っているかのように言ってます(汗)。

つまり、刺客が受けた指令は、宇宙服を脱いだ後に、光の球で飛ばす予定だったのでしょう。

着替える前に飛ばしてしまったので、助かったのです。

スーツを着たまま飛ばした理由は、後のシーンで、刺客が語ってます。

スーツを着たまま実行したかったんだ。
宇宙を眺めながら死にたかったから・・・

by 刺客『彼方のアストラ』原作5巻

これでオリジナル達の計画が失敗した理由がようやく分かりました。

オリジナル達の計画が失敗した理由

  1. 刺客に対し、宇宙服を脱いでから計画を実行するよう徹底してなかった
  2. 万が一、宇宙服を着ている可能性の場合を、想定していなかった
    or
    宇宙服を着てたとしても、宇宙船があることを想定してなかった

カナタ達が光の球で飛ばされた先で、運良く宇宙船を見つけたこと

偶然にしては、出来過ぎと思ってましたが・・・

詰めの甘さ、計画の綻びが要因だったことが分かり、スッキリしました!!

原) 惑星ガレムの特徴

『彼方のアストラ』の秀逸な点は、経由する惑星それぞれに特徴があり、その特徴を捉えてストーリーにうまく取り込んでいる点。

第5の惑星ガレムも期待をしたのですが、(アニメも原作も)尺の関係でしょうか、あまり深くは描かれませんでした。
残念!

が、原作は少し(3ページ程)惑星の特徴が描かれます。

-前略-
シャルス:水晶の結晶みたいだ。これも植物なのか?
-中略-
シャルス:ここは発光生物が多い惑星なんだ。
アリエス:わあきれい
シャルス:すごい、何て幻想的な輝きなんだ。
カナタ:そう言ってるお前の顔の輝きすごいな。
-後略-

※アニメでは映像のみ、セリフは全文カット

by 『彼方のアストラ』原作5巻

アニメでは説明セリフを一切カットして、映像と音楽のみで表現。
映像だけでも幻想的でしたけどね♪

原) 天候を理由にして作戦を決行

カナタの前に、光の球が出現。
カナタは刺客をワナにはめようと計画を実行する。

このとき、カナタはザック、シャルス、ウルガーの4人で出かける。
アニメではいきなり計画を実行しますが、原作では少し前段が。

今日は少人数で探索に出る
天候がどうなるか読めないから安全の為だ。
残りは船内の仕事をしてくれ。

※アニメでは全文カット

by カナタ『彼方のアストラ』原作5巻

天候が悪いことを理由に、自然な流れで探索に出るメンバーを4人に絞ったのです。

原) カナタの推理は「見届けた」人ではない「操作した」人

刺客を追い詰めたカナタの推理。
お見事でした!

マクパで球体から逃げているときのことを思い出したんだ。
一斉殺処分が目的なら、刺客はそれを見届ける必要がある

つまり、一番最後まで残っていたのが刺客だ。

by カナタ『彼方のアストラ』アニメ10話

カナタのこのセリフから・・・

アニメ鑑賞時、惑星マクパで球体に吸いこまれたとき、最後まで”見届けた”のが刺客だと推理、したのだと思ってました。

原作は違いました(汗)。

球体の正体は人工ワームホール。
だとすると刺客の手で持ち運ばれて隠し持った装置で操作されてたんじゃないかと考えた。

マクパで球体から逃げているときのことを思い出したんだ。

あの時全員を飲み込むことが目的だったなら、刺客は途中で飲み込まれる訳にはいかない。

つまり、一番最後に飲み込まれる必要あるはずだ。

by カナタ『彼方のアストラ』原作5巻

人工ワームホールを発生させ操作する装置があるのであれば、装置が5000光年先に飛んでしまっては球体は消えてしまう。

刺客が途中で飲み込まれると、その時点で球体は消滅してしまう
だから刺客は最後に飲み込まれなくてはならなかったのです。

順を追って説明しましょう。

球体の正体は人工ワームホール

球体の正体は、地球から惑星アストラへの移民で使われた「人工ワームホール」

今回使われたのは「小型化」された人工ワームホール装置

今回、惑星マクパだけでなく、遭難後に到着した惑星ヴィラヴァースと今回着陸した惑星ガレムと計3箇所で人工ワームホールを発生させた。

それはつまり人工ワームホール発生装置は、携帯できる程、小型化されているということ。

人工ワームホール発生装置は、最後に飲み込まれなければならない

人工ワームホールを発生させる装置が5000光年先へ飛ばされてしまえば、その時点で、人工ワームホールは消えてしまう

今回の一斉抹殺処分は、B5班のメンバー全員を抹殺しなくてはならない。
なので、全員を球体に飲み込ませ5000光年先へ飛ばさなくてはならない。

が、装置を持っている自分が飛ばされては、人工ワームホールは消えてしまう。

だから「一番最後に飲み込まれる必要があった」のです

そのことにカナタは気付いたのです。

聞くととても当たり前の事。
では、なぜ今まで気付かなかったのか・・・

それは、球体の正体が機械によって発生させていることを知らなかったから、推測できなかったのです。

球体の正体が科学技術だと分かったのは、原作5巻(アニメ10話)。
正に今回なのです。

原) どうして覚えてなかったのか

次に、どうして、アリエスの記憶を頼ったのか。

私でも最初に飲み込まれたのはルカで、残り数人は覚えてます。
消去法で絞り込むことができる気もしますが・・・

原作では、少しその理由に触れられてます。

オレはうろ覚えだけど少しだけ記憶がある。
あの時オレの前を一人誰か走ってた。

でも、それが誰だったのか・・・
全員初対面だったし、確かにあの混乱した状況じゃ覚えてねぇ

確実に覚えてた事は・・・
振り返ったらアリエスがいた事。

※アニメでは全文カット

by カナタ『彼方のアストラ』原作5巻

全員初対面だったので、まだ誰が誰だか分からなかったのです。
よく話をしたアリエスくらいしか・・・

そこで、アリエスの映像記憶を頼ったわけですね。

原) 刺客をワナにはめた理由

では、そこまで分かっていて、かつアリエスの映像記憶の決定打もあったのに、なぜワナを仕掛けたのか?

アリエスの映像記憶は折り紙付きだ。
でも証拠にはならねえ

だからザックとウルガーに協力してもらって一芝居打った。
だますような真似して悪かったな。

※アニメではセリフは全文カット

by カナタ『彼方のアストラ』原作5巻

例え、アリエスの映像記憶が正しいとしても、その映像はアリエスにしか見ることができず、他の誰も保証できない。

だから「(誰もが納得できる)客観的な証拠にはならない」のです。

でも、カナタは絶対的にアリエスを信じて、一芝居打ち、ワナをかけてます。

まったく・・・
間違ってたらどうするつもりだったんだ

by シャルス『彼方のアストラ』アニメ10話

シャルスが言う「間違ってたらどうするつもりだったのか」。

今回の一芝居はシャルス以外の全員に知らされてました。
もし間違っていたら、そこを突かれ、一網打尽にされた可能性があるのです。

カナタがシャルス以外全員に話したということは、彼が刺客だと確信していたのでしょう。

アリエスを信じると同時に、アリエスからシャルスと聞いて、当時の記憶が甦ったのかもしれない。

もしくは、原作にも描かれてませんが、一人一人順番に、聞き取りをしたのかも。
すると誰もシャルスが飲み込まれた姿を見てないでしょうから・・・

原) 刺客はアーク号シリーズを知っていた

シャルスの告白で、船を見つけたことが想定外だったことが分かります。
でも、即座に通信ができないように細工。

通信機の破壊があまりに手際よいと思っていたら、シャルスはアーク号シリーズを知っていたようです。

(ある場所で実物を見た事があるんだ。あれは4号だったかな。中に入ったこともある。同型の船だからアストラ号とも内部構造は同じ。だから通信機の場所も知ってた。)

-中略-

(みんなで船内を見回ってるわずかな時間に)通信室を調べるふりをして部品を抜き取った。

※()内がアニメではカット

by シャルス『彼方のアストラ』原作5巻

だから、あんな状況の中で誰にも気付かれず通信機を使えなくすることができたのです。

原) 刺客の狙いはカナタとウルガー

カナタが一人になったとき、人工ワームホールは出現。
どうやら、シャルスは最初からカナタを狙っていたようです。

この惑星で抹殺を再開する時、障害になると思ってたのがキミ達だ。

身体能力抜群のカナタと銃を持つウルガー

一人になったところを狙って先に消そうと思ったんだ。両方消せれば上出来。悪くてもどちらか一方は先に消す必要があった。
-後略-

※アニメではセリフは全文カット

by シャルス『彼方のアストラ』原作5巻

使命通り全員を抹殺するために、障害となるカナタとウルガーを先に狙っていたのです。

確かに二人は手強いので合理的な考えです。
が、それを淡々と語るシャルスが怖い・・・

TVアニメ 第11話「CONFESSION」

11話は丸々、シャルスの告白と過去エピソード。

アニメでは所々原作のセリフの一部がカットされてます。
が、他のセリフを聞いていれば分かるレベルの内容でした。

よって、内容は原作もアニメもほぼ同じです。
アニメは映像表現が良いのはもちろん、声優さんの感情が乗った演技が光ってますね。
11話に限った話ではなく全体に言えることですが。

原) シャルスの養子縁組は何も知らされてない

シャルスが養子縁組をした女性・ラクロワ。
アニメ5話、アリエスの母親・エマが捜索の継続を願ってました。
それ以外の参加者は完全に冷めていた──

アニメ鑑賞時、このシーンで「親たちは何か思う所がある」と感じたのですが。
シャルスの親、ソフィ・ラクロワのセリフで、それ以上の深読みをできませんでした(苦笑)。

今日、ルカくんのお父様のマルコ・エスポジトさんはいらっしゃってないのですか?
確か上院議員でいらっしゃいましたよね。

政府に掛け合って頂くわけにはいかないのでしょうか?

by ソフィ『彼方のアストラ』アニメ5話

エマ以外の親の中で、子供(シャルス)を心配している素振りが見えました。
これで、他の親は、冷めているだけなのかなーと思い直しました。

親の正体が分かり、むしろ一斉抹殺計画を企てた側だと分かった時。
エマとソフィが、子供を心配していたのが、逆に気になりました

原作を読んで、謎が解けました。

ムーサニッシュに住むラクロワという人物と養子縁組を行った。
何も事情を知らぬ女だ
高校への編入手続きも済んでいる。

※アニメでは全文カット

by ノア・ヴィクス王『彼方のアストラ』原作5巻

ソフィ・ラクロワは一切事情を知らなかったようです。

そして、養子縁組が汲まれたのはキャンプへ出る1週間前。(アニメ11話より)

数日しか一緒にいなかったので、エマの母親ほど、子供(シャルス)に感情移入してなかったのです。

原) 王女セイラのクローンのことは忘れていた?

シャルスの王に対する使命を聞いて不思議に思った事が1点。

なぜクローンのことを王に伝えなかった?

シャルスはセイラにクローンがいて、逃がされたことを知ってました。
※王はクローンは死んだと思ってます

セイラが突き落とされ殺された時、王もシャルスも悲しみに襲われた。
では、なぜセイラのクローンを探すことを考えなかったのか。

  1. セイラの意思を尊重した?
    セイラはクローンにはクローンの人生があると考えていた
  2. セイラとクローンは違うと考えていた?
    シャルスにとってセイラはセイラ。クローンは別人と考えていた。

どちらにしても・・・
もしそうなら、今更クローンであるアリエスを連れ帰り、王の前へ連れて行くなんて考えにはならない。

アリエスを見て、王の元に連れて行けば、王が喜んでくれると考えていた。
だから、アリエスだけ連れて帰るつもりだったことがシャルスの口から告白されます。

であれば、キャンプに出る前、どうしてクローンを探そうとしなかったのか?

セイラが亡くなり、シャルスが牢獄へ放り込まれたとき。
1年近く後悔し、自分には価値がないと考え続けたシャルス。

このときどうしてその選択肢を考えなかったのか・・・
それが不思議でした。

原作には、その理由となるセリフが──

セイラにクローンの話を聞いたのは一度だけ。
その時に名前も聞いてたけど、ずいぶん昔のことだから記憶から抜け落ちていた

※アニメでは全文カット

by ノア・ヴィクス王『彼方のアストラ』原作5巻

幼少の頃聞いた話なので、シャルスは完全に忘れていた。

が、大好きなセイラそっくりなアリエスを見て、関心を持った。
セイラと同じ特徴(映像記憶能力、オッドアイ)を確認し、確信。

セイラにクローンがいた話を思い出した、という訳ですね。

チト苦しい気もしますが(笑)、まあ幼少の頃に記憶なんてそんなものですかね。

ア) 止血方法はアニメオリジナル

球体は止まったが、カナタの右腕が飛ばされてしまった──

すぐに止血するが、腕だから確かに縛ったくらいでは、血は止まらない。

血が止まらない。

ザック、カナタのクラストスーツを操作して右腕の加圧を最大に!

by キトリー『彼方のアストラ』アニメ11話

確かにこれだけの大怪我、簡単に止血できるわけはない。

一部分だけ加圧を調整できるとは!
なかなか優秀なクラストスーツ。
恐らく、クラストスーツに穴が開いたとき、空気が漏れないようするための仕様か?

ちょっとした追加ですが、説得力が増しましたね。
上手いアニオリです!

適切な処理で出血多量にはならなかったカナタ。
そんなケガを処置するキトリーも凄い!

TVアニメ 第12話「FRIEND-SHIP」

原) 刺客は判明しても通信機は回復せず

アニメではカットされてますが、原作ではシャルスが抜き取った通信機のパーツを戻して復旧を試みてます。

アリエス:通信機の方は?

ザック:ダメだった。シャルスが持ってたパーツを戻してみたが、どうしても正常に動かない。

ポリーナ:恐らくドッキングの影響ね。超光速通信は船首側のシステムも使うから・・・アーク6号の船首は反応炉こそ使えてはいるけど、他はボロボロの箇所もあるの。

※アニメでは全文カット

by『彼方のアストラ』原作5巻

通信が回復し救助が呼べれば、旅を終わらせるつもりでした。

が、通信は回復せず。
やはりアストラ号で帰らなくてはいけないので、食料が必要。

結果、惑星ガレムで食料採集をしなくてはいけないので、ザックはシャルスに聞いたのです。

ザック:(オレ達は予定通り、ここで食料を採集する。お前はどうするんだ?)

シャルス:ザック。僕を監禁してくれ。──

※()内がアニメではカット

by 『彼方のアストラ』原作5巻

アニメでは、口を開いて突然「監禁してくれ」と言ってます。

原作では、シャルスは問われたので、答えたのです。

原) シャルスはなぜアストラの秘密を知らされていたのか?

シャルスの口から語られる「世界の秘密」。
実に興味深いシーンです!!

が、冷静に考えると疑問が──

シャルスは王からかなりぞんざいに扱われてました。
なのに、なぜ数名しか知らない「世界の秘密」のことを知っていたのか・・・

原作では、そのことについて触れられてます。

ウルガー:お前が秘密を知ってるのは?

シャルス:王自ら教えてくれたからだ。記憶移植が部分的にうまくいかなかった時の保険だろう。大事な情報は全てボクに記憶させたんだ。

※アニメでは全文カット

by 『彼方のアストラ』原作5巻

なんと、王自ら教えてもらっていたのです。

私はてっきり資料を盗み見るかしたのだと思ってました。

シャルスは唯一クローンだと知らされ、王の器になることが使命だと認識していたからこそできたことですね。

原) ワームホールの小型化が進んだのは・・・

地球から5000光年離れた惑星アストラへの人類移住計画

気が遠くなる計画を実行できたのは人工ワームホールのおかげ。

ここまでは、ポリ姉から聞いていた事実。
彼女から聞いた時点では、人工ワームホール発生装置は「大型」。

では、いつ小型化されたのか?

人類移住計画実行前?実行中?
それとも移住が完了し、ヴィクシア王国管理になってから開発が進んだのか?

その答えは、アニメではカットされてますが原作のセリフの中にありました。

激化させた要因はワームホールだ。(これが戦争に使われた。)

(移住作業のために技術を公開したことが裏目に出た各所で小型化が進んで・・・)

わかるだろう?
一瞬で別の場所に行けるんだ。テロも暗殺もやり放題だ。

※()内がアニメではカット

by シャルス『彼方のアストラ』原作5巻

小型化が進んだのは、移住中だったのです。

移住作業を速やかに進めるために公開した人口ワームホール技術。

技術を公開したことがアダとなり、小型化が進み、テロや暗殺に使われたのです。

原) ヴィクシアはまた世界を牛耳ろうとしていた?

シャルスが使ったワームホール。
ヴィクス一族が一つだけ残していたことは、彼の説明の中にありました。

では、なぜ一つだけ残されていたのか?
その答えは、原作のセリフの中にありました。

ヴィクス一族は政府の目を盗んで密かにひとつだけ(門を)残していたんだ

(ひとつあれば、また研究を再開し世界を牛耳れるとでも目論んでいたのか。

ヴィクシアが閉鎖的な環境にあるため成し得たことだ。)

※()内がアニメではカット

by シャルス『彼方のアストラ』原作5巻

原作によると、残された一つは、ワームホールの出口である「門」。

人工ワームホール(発生)装置のことではありません。
そもそも装置はシャルスが左右に仕込み二つ持っていましたよね。
少なくとも二つ以上あったのです。

原作によると、一つしか残されなかったのは、出口となる「門」
その門が今回使われた地球上空行きのワームホール。

一つしかなかったので、その行き先(地球上空)しか行けなかったのです。

またヴィクス一族は、一つ残しておけば研究を再開でき、世界を牛耳れると目論んでいたのではないかとシャルスは推測してます。

恐ろしや・・・

ア) 世界の秘密 そしてポリ姉の存在意義

この辺りからアニメオリジナルが増えてます。
原作はテンポ良くラストスパートしているので、アニメで丁寧に描いてくれたのはうれしいですね♪

衝撃の事実──

人々に教えられ伝えれた歴史は改ざんされ、100年分の過去が消されていた

それもこれも「平和のため」。

消された歴史を生きて知っているのは100歳を超えた極少数。
ポリ姉は112年コールドスリープしていたので、生き証人としての役割が出てきたのです。

その役割付けをアニメオリジナルのセリフで明確にしています。

カナタ:世界をやり直すチャンスを得て、愚かな歴史を清算したい気持ちが頂点に達したんだ。

全ては平和のために・・・か。

-ここまでは原作通り。以下はアニメオリジナル-

ポリーナ:愚かな歴史・・・

カナタ:あ・・・ごめん、ポリ姉。そういうつもりじゃなかったんだ。

ポリーナ:ううん。「そうしなければならなかった」と言うのは分かるわ。

でも・・・
そのために、どれだけ多くのものが消し去られたかと思うと・・・

シャルス:完全に失われたわけじゃありません。ヴィクシアには過去の記録がいくつか残ってます。

シャルス:ありがとう。アストラ星に行っても、やることができたわね。私が知っている歴史を皆に伝えられたらうれしいわ

by 『彼方のアストラ』アニメ12話

消された100年の歴史という衝撃的な事実。

今はなき地球。
殆ど知られてない消された歴史。

誰も知らない歴史を語り続ける役どころとして、コールドスリープしていたポリ姉の存在価値ができたのです。

ポリ姉の仲間は死に、故郷の地球はなくなり、112年も時間が経っていれば家族は勿論知人友人すらいない世界。
B5班と言う新たな仲間ができたとは言え、彼女にとって辛い世界。

そこを、彼女しかできない役割を与え、更に世界の歴史を紐解く重要な人物となったのです

少年漫画らしい、希望を持たせる展開ですね。
ホント隙がないです。

ア) 作戦会議と実行はアニメオリジナル!

「世界の秘密」についてシャルスの説明が終わった後、アリエスが「本当の自分になるって・・・」までは原作通り。

それ以降、12話前半終了(惑星アストラ上空)までのシーン(約5分)はアニメオリジナルです。

原作は、助けを求める地上での相手や手段について触れてません。
サラッと話を進めてます。

あれだけ慎重で大胆な一斉抹殺処分を実行したオリジナル達。
確かに、迂闊な手段を取ると反撃に遭う。

ましてや、ワームホールを知っているとなると、政府も隠蔽のために握りつぶしに来るかも知れない。

高校生が(元)親と政府を相手に、しかも宇宙からと言う不利な状況で、助かる方法を見つけられる?
その疑問に答えたアニメオリジナルシーン。

アリエス母を通じてグレース警部に助けを求める作戦は具体的。

ちょっと出来過ぎだと思う所もありますが、尺の関係上細かいことを言っても仕方なし。
むしろ、ここだけで2,3話引っ張れる位の内容ですからね(笑)。

そして、アリエス母に送るメールの中に、これまでのキャンプ日誌を添付。
1話からアリエスが語っていたキャンプ日誌がようやく母親に届く話にもなっている。

アリエス母にメールが届いた時は、母親エマの感情も手に取るように分かり感動シーンに。
序盤、アリエス母がメール着信を気に懸けてきたのが、ここで活きたのです。

メールを送るシーン[jin_icon_mail-send]も、皆で手を合わせて送信ボタンを押す盛り上がるシーンに。

作り方が上手いですね~

原) 現王は「王座」に執着しなくなった

現在の王ノア・ヴィクスが、マルクを呼んだシーン。
マルクは王位継承権の話が来ることを予想していたようでしたが、私は不思議でした。

作品内では、戦争中でもないので、戦死は考えなくていい。
王に任期があるわけでもなく、健康上の問題があるわけでもなさそうだ。

これまで王位継承権が誰にあったのか触れられてませんが、なぜ、この時期に王位継承権を決めるのか?と。

原作を読むと、マルクのモノローグにその答えがありました。

(王女を失い、若返りも叶わなくなり、覇気がなくなった王は既に王座に執着していない。)

このマルク様が次の王だ。

※()内がアニメではカット

by マルク『彼方のアストラ』原作5巻

王は未来に希望を持てず覇気がなくなっていたのです。

  1. 約1年4ヶ月前:最愛の王女セイラを亡くした
  2. 約4ヶ月前:ゲノム管理法によりシャルス(クローン)を破棄。

最愛の娘を亡くし、自らも若返りができなくなり、この先希望を持てず王座に執着がなくなったのです。

だから、王の座を降りることを考え、次の王位継承権を決めようとしたのです。

原) メールにはDNA情報まで添付されていた

アニメも原作も、地上のシーンは王の逮捕から始まってます。
原作によると、アストラ号からメールが届いたのは1週間前

どうやってたった1週間で、カナタ達の証言の裏を取り、逮捕まで至ったか。
王を相手に誤認逮捕という訳にはいかないですからね。

実は、カナタ達のメールには、メンバーのDNA情報が添付されてました
#『カナタのアストラ』原作5巻より

地上ではゲノム管理法も施行され、送られてきたDNA情報と照合すれば彼らの証言の確証が取れたわけです。

やりますねーーB5班!!

原) 王と言ってもうわべだけ

王を逮捕というと、どういう上下関係だと思ってしまいましたが、原作では説明がありました。

王などと言ってはいるが政府の管理下に置かれたうわべだけの王政だ。

それでも地区内の権力は絶大だから王位をめぐる抗争もあったようだが。それもじき終わるだろう。

※アニメでは全文カット

by グレース警部『彼方のアストラ』原作5巻

王と言っても『彼方のアストラ』内では政府管理下の王。
現実世界で言うと、大臣や知事と言った感じでしょうか。

法の下、警察の権力が及ぶ範囲だったのです。

ア) ウルガーが父親訪問

時間は一気に経過し、帰還から7年後

ウルガーが、元親の留置所へ訪ねるシーンは、アニメオリジナル。

どうせなら、他の親を描いて欲しかったし、王以外の逮捕時の反応を見たかったですね。
#原作にも描かれてません。

なぜ、ウルガーの元親だけが描かれたのか意図は不明。
#兄を殺したのが誰か?について決着つけたかったのでしょうか・・・

しかも不愉快になるシーンでしたね・・・(苦笑)

原) シャルスはやはり黙って出てきた(笑)

カナタの船となったアストラ号。

アストラ号で再び旅立つカナタとザック。
そこへシャルスが。

王様が冒険の旅に出て良いのかカナタ達も驚いてましたが、やはり黙って出てきたようです(笑)。
原作にありました。

カナタ:王様が冒険の旅に出ていいのかよ!!

-ここまではアニメ化、以降はカット-

シャルス:仕事は片付けてきたよ。でもどうせ止められるから黙って出てきた。

カナタ:ヤベエことを無邪気に言うんじゃねえよ。

ザック:今頃、城中大騒ぎだろ。

-カットされたのはここまで-

シャルス:だって約束したじゃないか。キミの右腕になるって。

by 『彼方のアストラ』原作5巻

王様になっても変わらないシャルスがいい感じ♪

ぜひ、次の旅も見てみたい。

でも、3人だと何かと手が足りないのでは?
いや、食料や水の心配をしなくてよいし、調査目的だから大丈夫なのか。

それとも、カナタの義手に組み込まれたミサイルが役に立つのか?!
#そんな機能はありません(笑)

おまけ:GRAPHIC SHIP’S LOG 4コマ船内日誌

最終巻にも巻末に四コマ漫画が収録されてます。
相変わらずのノリですよ♪

ブックランキング

本編でも語られた、キトリーとシャルスの人気に、カナタの「アストラ号の冒険」。

四コマ漫画を読んで、カナタ以外にも本を出していることが判明。

その人気は・・・

結婚前夜

唯一、親子として関係が続いているアリエスとエマ。

結婚前夜に、アリエスが母親に伝えることは・・・

エマは泣いてしまうのか!?

「あとがき」

最終巻、巻末には原作者・ 篠原健太先生の直筆っぽいあとがきが。
これは一読の価値あり!

宇宙冒険SF漫画を書き切った思いが綴られています。
初めて挑戦する宇宙冒険SF、漫画では人気のないジャンル、編集部の反対の声を押し切っての執筆。

それはまるで「カナタ達の物語そのもの」だと言う。

初めて挑戦したとは思えない程、練り込んだシナリオ。
緻密で計算された伏線の数々。

正に色んな要素を詰め込んだ挑戦的な作品。
SF、サバイバル、ミステリー、そしてラブコメとギャグ。

それでいて少年漫画らしい明るく前向きで気持ちの良い展開。
かなりひねってはあるけど、読み終わると王道少年漫画と思える程。

どこから見てもよくできた完成度の高い作品でした。
素晴らしいですね。

おわりに (原作コミック『彼方のアストラ』5巻とは)

ああ、終わってしまいました・・・

最初は少年漫画らしい、バカバカしく気楽に読め、笑える導入。
突如5000光年先に飛ばされ、あれよあれよという間に話に引き込まれる。

危機を乗り越える度に深まる仲間の絆。
謎も少しずつ解明されていく。

最終巻では「世界の秘密」まで!

本当に、私自身(読者)も、作品内のキャラクターも常識を覆されました。

作品を読む前の印象とは、全く違い、読み進めてからも、想像以上の世界となっていった見事な展開でした。

あまりにきれいなまとめ方なので、続編は難しいでしょうが・・・

スピンオフでも、親側から見た話でも、最終5巻をもっと詳しくでもよいし、なんなら漫画でなくても小説でも(笑)良いので、読んでみたい。

そして、できればアニメ化も!

・・・・・

ああ、最終回を向かえてしまいました(涙)。

いや~~この1ヶ月楽しかった~~
篠原先生始め、漫画、アニメ制作スタッフの方々へ素晴らしい作品を生み出してくれたことに感謝申し上げます。

そして、長文駄文にお付き合い下さった皆様、ありがとうございました。

これにて『彼方のアストラ』関連のレビューは全て完了です!
ではでは!

きょうのひとこと

SFはやはり面白い!

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