コメディ

TVアニメ【Back Street Girls -ゴクドルズ-】1~10話(最終話) 感想レビュー くやしいが笑ってしまう。恐るべし設定の使い方の妙!

ゴクドルズ
原作 コミック(ヤングマガジン)
ジャンル コメディ
放送情報 TVアニメ(2018年夏)/全10話
オススメ度 B
ストーリー
設定
世界観
感情移入

原作コミック未読。
TV放送録画にて鑑賞。一気見。

あらすじ

舞台は秋葉原の裏路地が中心。

極道の若手組員3人が大きなヘマをやらかし、性転換&全身整形してアイドルをやることに。
身も心も極道の3人がアイドルなんて・・・できてる?!

こんばんは。時文です。
ギャグ漫画原作のアニメ『Back Street Girls -ゴクドルズ-』鑑賞レビューです。

くやしいけど毎話毎話笑ってしまいました。

下品な言葉や、暴力シーンが酷い・・・と思いながら、ギャグシーンは笑ってしまいました。
「ありえねー」「やりすぎだろー」と心の中で突っ込み入れながらも、最初はいさぎよい程の勢いとやり過ぎに押されながらも、次第にその状況を受け入れ、笑ってしまう。

その理由を私なりに”真剣に分析“しました。

とんでも設定のギャグアニメですが、それでも一応論理的な物事を積み重ねているので、理解ができてしまう作りが上手いです。
#共感はできませんが(笑)

「Back Street Girls -ゴクドルズ-」PV  アイドルver.
東映ビデオ

はじめに

性転換&全身整形をした極道若手組員3人は、1年の修行を経て、裏路地アイドルグループ「ゴクドルズ」として活動開始。

Back Street=裏通り

地下アイドルに対抗したのでしょうか。
秋葉原の裏路地にある「ゴクドルズシアター」で活動するので「裏路地アイドル」。

「Back Street」には「こっそり、秘密裏に」という意味もあるようなので、なるほどピッタリです♪

30分アニメですが、1話にエピソードが約5本入っており、ショートアニメが一気放送されているような形式。

ショートアニメ同様、前置きがなくいきなり本題に入るので、全話一気見はキツいかも・・・
途中から、同じようなパターンに見えてしまって(少しマンネリ化)、見るのが辛かったです・・・(すいません、私の見方が悪いのです)

後半は登場人物も増えて盛り返してきます。
それでも、一気見ではなく、少しずつ見ることをオススメします(笑)

内容は、ブラックジョークのようなギャグの連発

極道とアイドルのギャップや、
必死にアイドル活動をするが、心は極道という葛藤をギャグにしたり、
これが、よくもまあネタが続くなと思う程、多彩なアプローチでギャグネタが繰り出されます。

中盤からさらにキャラクターも増えて、バリエーションが!(笑)
この辺りは上手いです!
#さすが原作11巻まで続いているだけあります。

絵は静止画をカメラの方を動かして撮影している感じ。
口など必要最低限の箇所だけ動かして、あとは漫画によくある効果線などを使って動いているように演出。

アニメーションというより紙芝居、動くマンガという感じでしたが、私はあまり気になりませんでした。

それより、本作をアニメ化した功績は声優さんの声が入ったことではないでしょうか。

見事に、見た目はアイドル、中身はおっさん(しかも極道!)を見せてくれました♪

極道のアイドル生活をお楽しみ下さい♪

レビュー(以降、ネタバレあり)

極道がアイドル?
なんて無茶な設定だと思いました。

ギャグ漫画原作、ナンセンスで振り切ったギャグです。
極道の男が、非の打ち所のないアイドルに本当に整形できるのか・・・は置いといて。

『ゴクドルズ』の面白さは、その設定の使い方ですね。

極道がアイドルになったという設定のことではありません。(それももちろん斬新ですが)
中身が極道という設定の”使い方”がうまいのです。

設定の”使い方”のうまさ

“中身が極道”設定をとことん活用してます。

見た目は完全なアイドル、中身は極道の男。
これにより、アイドルに対して、好き勝手なことを!

アイドルに下品な言葉遣い、放送禁止用語を言わせたり言われたり・・・

普通の設定ならありえないし、引いてしまいますが、本作では中身は男だから許される(笑)

それどころか、殴られたり、蹴られたり・・・
さすがにそこまでは相手が男でも許されないが、そこは極道!

見た目はかわいいアイドルだけど、中身は極道だから、理不尽なパワハラや環境が、笑って見られる?

そういうのを笑って見てしまう自分にも驚きなのですが・・・
#ちょっと自己嫌悪です・・・反省

最初、無茶苦茶な設定だと思いましたが、「なるほど!うまいことを考えたな」と感心してしまいました(笑)

極道とアイドル業

アイドル業は売れれば高収益ビジネスになると聞きます。

が、売れてくると、アイドル本人は多忙に。
ライブや撮影以外でもファンイベント、ラジオ出演、それまでにも打ち合わせや練習。
アイドル本人をできるだけ稼働させた方が収益が得られる。

しかし、アイドルが倒れてしまっては元も子もない。
プライベートな時間も必要だし、色々制限したりしなくてはならない。

そんな苛酷なアイドル業。暴力団の組長から見たら・・・

絶対服従のアイドルが組にいたら・・・
健康面?根性でなんとかなる!

プライベート?監禁しておけば問題なし!
そして、売上は組の資金源に・・・

性転換&全身整形は非現実的にしても、ビジネスとしては合理的。

3人の組員には気の毒ですが、組としてはなかなか目の付け所が良いな、と感心してしまいました(笑)

もちろん、売れるかどうか分からないので、現実では誰も挑戦しません。
フィクション内での説得力、筋が通っているなという意味です。

まあ、この作品は、人権を無視しているので、受け入れられない方もいるでしょう。
私の場合、ギャグアニメですし、極道が対象になっているので、笑って見られました。
#一般人が対象になっていたら受け入れられなかったでしょうね(笑)

さらにうまいのは・・・
身も心も極道の男、男の中の男(攻撃的な性格という意味です)たちが見た目がアイドルになり、苛酷な修行をし、教育されていく。
洗脳された状態ではありますが、アイドルとして売れると、ちょっとずつ、ちょっとずつですが、喜んでいるのです。

誰かの人気があがると、嫉妬したり、プレゼントをもらうと喜んだり・・・

アイドルとしての自分を徐々に受け入れているのが少しずつ出されているのが救いになり、うまいですね。

つまり、無茶な設定ですが、極道がアイドルに変化していくことにより、更生されていく姿を見てしまうのです。
組長はそんなこと考えてないでしょうが、実は組員がまっとうな仕事をしていく話になっていると言うのは持ち上げすぎでしょうか??

バカな事をやっているように見えて、1本筋が通っている気がします。(言い過ぎ?)

なんにせよ、極道の世界で、交わされる言動も行動も乱暴ですが、組長以外はとても真っ当な人達に見えてくるのが不思議です(笑)

最低限の事は守ってる??

いかにも極道っぽかった男を、これだけのアイドルに仕上げるというのはフィクションならではとして。
それ以外のことは、ギリギリですが、一応筋は通してます

若手組員達はアイドルに向いていた

アイドルにされた3人の組員は、成人男性としては比較的小柄で、アイドルになっても違和感が少なかった。
全身整形でも骨格はどうしようもないのでしょう。

時折、元顔→アイドル顔に変化するシーンありますが、目は変わってないですね。
#だからと言って似ている顔ではないですが・・・

また、組に対して忠誠心があり、刃向かうなんてことは基本的に考えない
(組長の恐ろしさを知っているからでしょうが・・・)

本当は中身が男とバレた方が、アイドルやめられるのに、必死で隠す姿は健気です。

本物の女性には無茶はさせない

組員相手には、見た目は女子であろうと、容赦なし。
しかし、本物の女性である研修生・中村結衣には、無茶どころか、(作者は)下品な事もさせない

ゴクドルズを真似て、下品な事をしようとすると、止めようとまでするのだ。(これまた微笑ましい)

作者や製作側の倫理が働いています。

被害者も幸せに・・・

ゴクドルズの影響?で人生を無茶苦茶にされた人達。
#自業自得もあるが・・・

この人達も投げっぱなしではなく、パートナーを作ったり、
あれだけ復讐に燃えていた組長の妻・田中なつ子にも終盤で決着をつける。

以上のように、ゴクドルズ達を含む極道相手には無茶をしているが、それ以外の人については、一線は越えないようにケアされているのです。

実はとても計算されていたりして♪

ストーリーはあるようでない

登場人物が増え、ゴクドルズの周囲で様々なことが起き、その後も、キチンと辻褄を合わせて時間は経過しています。

が、ゴクドルズのアイドルとしての人気ぶりはよく分からないし、本人達も最初からスペックは高く、成長しているのか不明。

というか、彼(女)たちの心の変化は見せているが、成長を描く気はなさそう。
そりゃあ、まあ原作ギャグ漫画ですからね・・・

ストーリーがない、と言うと言い過ぎかもしれませんが、ドラマ性はないですね。

よって、毎話笑わせてもらいましたが、ストーリー重視の私としては、オススメ度は高くつけられません。(ごめんなさい)

てっきり最初は、
アイドル界でのし上がっていく話かと思ったら、売れてしまってからの話。

タイへ行って性転換するくだりや、アイドルデビューするまでの修行を見たかったですねーー
#別の作品になってしまうし、狙いはそこじゃないのですよね。

おわりに (『Back Street Girls -ゴクドルズ-』とは)

さてさて、ギャグアニメを大まじめに分析してみました(笑)

この手の作品が生理的にダメだという方は仕方ないですが・・・

乱暴で下品だけど、単純にそれだけで片付けてしまうと勿体ないギャグ作品
意外とあなどれないですよ♪

アニメの必見ポイントは声優さんですね。

あまり動かない画でも楽しめたのは声優さんの熱演です。
ゴクドルズの3人はもちろん、組長もいい味出してました。
演歌歌手の田中なつ子も(私は好きになれませんが)インパクトありましたねーー

全キャラクター、振り切った時の演技が、堂に入っててお見事でした~~♪

ストーリーというほどの展開はなかったですが、大体のことに決着もつけて終了。
1話完結ですが、とてもスッキリした最終話でした。

ゴクドルズの運命は・・・続編に期待!ということで♪

『Back Street Girls -ゴクドルズ-』鑑賞レビューでした。
ではでは。

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