超可動ガール

TVアニメ【超可動ガール1/6】1~12話(最終話) 感想レビュー フィギュアを通して描かれる対象作品への愛

超可動ガール1/6
オススメ度 B-
原作 コミック
ジャンル ラブコメディ
放送情報 TVアニメ(2019年春)/全12話
ストーリー
設定
世界観
感情移入

原作コミック未読。
TV放送にて鑑賞。一気見。

あらすじ

舞台は現代。
アニメ、ゲーム、漫画をこよなく愛するオタクの房伊田春人(ぼういだ はると/主人公)。

大好きなアニメのヒロイン・ノーナの美少女フィギュアを購入。
そのフィギュアが突如動き出した?!

こんばんは。時文です。
TVアニメ『超可動ガール1/6』最終話まで観賞しました。

ふたばにめ!』のタイトルで双葉社作品原作の3つのショートアニメが放送

  1. 『超可動ガール1/6』
  2. 『女子かう生』
  3. 『ノブナガ先生の幼な妻』

超可動ガール1/6』は1番目で、3作品の中で一番長い時間が取られてました。
OP、ED込みで12分程度。
本編は10分弱ほど。

原作は双葉社「月刊アクション」等で連載された漫画。
コミックは『超可動ガール1/6』全4巻。
現在は『超可動ガールズ~OVER DRIVE GIRLS~』として連載中。

ショートアニメですが、ちゃんとストーリーもあります。
ネタバレなしで見ることをオススメします。

もう少し情報を知りたい方は、「はじめに」で少し踏み込むので参考にして下さい。

  • 「はじめに」は【ネタバレなし】
  • 「感想レビュー」「おわりに」は【ネタバレあり】

ではTVアニメ『超可動ガール1/6』感想レビューをどうぞ。

はじめに

原作未読。
いつも通り、事前情報一切なしで見始めました。

オタク主人公のフィギュアが動き出して、ちょっと変わったハーレム系ラブコメだろうと思ってました(笑)
いや、間違ってなかったです(笑)

次から次へと動き出すフィギュアと主人公のドタバタラブコメ。
オタク愛を貫き、好きな作品、好きなキャラクターにはかなりの思い入れが。
そんなキャラクターがフィギュアサイズで動き出すのだから有頂天になるのも仕方なし。

相手はフィギュアですが、意外と(失礼!)ちゃんとしたラブコメ作品。

ですが、それだけではないのです!

フィギュアなら何でも動き出すわけではなく、ある条件を満たしたフィギュアのみ動き出す。

その条件をくぐり抜けたフィギュアを通して、主人公の(対象)作品への愛情が見えてきます

あなたは、好きな作品だからこそ、展開を変えたいと思ったことありませんか?
好きなゲームにずっと浸っていたくて、終わらないよう不必要な行動をしたことありませんか?

その答えが・・・
いえ、その”夢”と結果が描かれます・・・

フィギュア好きでなくても、アニメ好き、ゲーム好きであれば、共感ポイントあると思いますよ♪

TVアニメ「超可動ガール1/6」第2弾PV
超可動ガール1/6公式

感想レビュー (以降、ネタバレありです)

キャラクターデザインは一昔前。
(私は)ハーレム物そのものにもフィギュアにも興味なし。(すいません)
そしてショートアニメ。

正直言うと、最初は”気楽に見れる”作品として見始めました(苦笑)

ところが、これはダークホース!
15分アニメでは物足りない!
30分アニメでも良かったのでは!?

原作が足りないのか?
原作コミックにも興味を持ちました(苦笑)
#いつか読みたい♪

キャラクターデザインが古いのは設定?

原作コミックは2012年と7年前に発売
更に(作品内の設定では)ノーナが主人公の『少女→惑星探査 S.E.T.I-GIRL No.9』放送は7年前

7年前に、7年前設定の美少女キャラ・ノーナを描いているのだから少し古くさいのは致し方なし。

勇者・ベルノアも主人公・春人が高校生時代にやっていたゲームなので同様。
#と言うより、某RPGの主人公に寄せている

キャラクターデザインが古く見えるのは設定および原作に忠実だから。

展開の早さは今風

15分アニメなせいか、テンポは良い
あっと言う間に、ノーナは動きだし、主人公にすぐに見つかり、受け入れられる。

ノーナの相棒・オズマが続けて出てくるのは分かるが、妹が出てきて3体目のフィギュア・勇者ベルノアが出てくるのが早い!
#と言っても4話ですが。
#ショートアニメなので一気見すると、あっと言う間です(涙)

もっと、春人とノーナ、二人の関係が描かれるのを見たかった!
#恋愛話でなく、ノーナが初めてリアル地球を見た反応をもっと見たかった

展開の早さは”今どき”か。

作品を背負い込んだフィギュアとの絡みが良い

ノーナには悪いが、話自体は、2体目、3体目のフィギュアが登場して深みを増す♪

春人とオタク友達の冠成次郎(かんむり せいじろう)のやりとり、オタク談議も面白い。

が、やはり本作の魅力は、フィギュアとの(フィギュアが登場する作品の)キャラクターとしての絡み!

主人公・春人の前に動くフィギュア「超可動ガール」が登場。
フィギュアは元いた作品設定のまま現実世界へやってくる。

現実を受け入れられない者、あっさり受け入れる者、人間を敵だと見なす者。
作品内と現実世界の違いに様々な反応を見せてくれるのが楽しい♪

が、それだけではない!

その作品内にも入り、春人が作品内のキャラクターとして、現実を知っているキャラクターと行動していくのが、見ていてワクワクする。

勇者ベルノアのRPGゲーム内に入り、忍者ナズナに殺されそうになるシーン(5話)。
春人は、ナズナの設定を話し、ナズナを驚かせる。

裏ボス「業(ごう)魔王」と対峙したとき、ゲームシステムを理解している春人に驚く勇者ベルノア。

さらにさらに───

勇者ベルノア回で本質が見えてくる

ベルノアが超可動ガールとして動き出した状態は、春人がゲームでセーブした時点と同じだった。
経験値がMAXでラスボス「竜魔王」を退治して”ない”状態。

ベルノアは、竜魔王を倒してしまうと、勇者としての役目を終え、皆に必要とされなくなるのではと恐れていた。
その不安から、竜魔王を倒しに行かない(と言うのが自分の意思だと思い込んでいた)。

が、実は、プレイヤーである春人が、この(ゲームの)世界でずっと遊んでいたくて、竜魔王を倒しに行ってなかったのだ。

そのため、(ゲーム世界内で)忍者ナズナには見限られ、モンスターは無駄死にはしたくないと戦わず逃げ、世界は竜魔王に支配され続け、苦しみ続けていた・・・

作品設定と状態を引き継ぎ、リアル世界に超可動ガールとして現れる。
人間界と作品内の常識ギャップだけではなく、作品内の出来事を現実と絡めて展開していく。

この辺りが秀逸!
15分ではなく30分アニメでじっくり見たかった!!

なぜフィギュアが動き出すのか?

展開をキャラクターそのものだけでなく、作品内の状況や設定と絡めれば絡めるほど、フィギュアが動く謎が気になってくる

オタク友達の冠たちが仕掛けていたのは分かった(11話)。
が、説明内容はコメディとは言え大雑把。
残念。

動く仕組みのことだけではない。

勇者・ベルノアがレベルMAXで魔王を倒す前の状態で現れたのは、春人がゲームを終わらせたくなくて、その状態でずっとゲームをプレイしていたことで合点がいく。

ではノーナはなぜ最終話ではなく、最終話直前(数話前)の状態、記憶で現れたのか?
#ラスト消滅したから、と言うのであれば、消滅する直前で良いはず。

終盤の肝になるのだからもう少し筋を通して欲しかった。

勿体ない!!

それと春人が、冠の「超可動ガール」の動く謎を解明するのを拒んだ理由が不明。

フィギュアが「動き出した」ということは「動かなくなる」ということもありえるわけで・・・
そうならないためにも、動く原理を少しでも解明しておくのが賢明だと思うのですが・・・

おわりに (『超可動ガール1/6』とは)

キャラクターへの愛情溢れる作品
単にお気に入りのフィギュアが動き出す夢物語にとどまらず、作品内での設定や設定以外で持っているキャラクターの内面をストーリーに取り入れる。

好きな作品だけに納得できない結末。
ずっとその世界にいたいからと遊び続けたゲーム。
作品そのものよりキャラクターに対する思い入れ。

アニメ好き、エンタメ好きなら、共感できる所があったはず。

ああ、こんなことができればな・・・
夢を叶えてくれた作品でした♪

ベタなラブコメ展開も良かったですが、個人的には、作品愛やオタク路線をもっと見たかった。

でも、ワチャワチャした雰囲気は楽しめました。

ハイテンポで進んだので原作4巻分を描ききってない気もします。
他のエピソード、描かれなかったシーンを知りたいので、原作を読みたくなりました♪
読んで新しい発見があったら、レビューします。

原作はタイトルを『超可動ガールズ 〜OVER DRIVE GIRLS〜』として継続。
アニメでも続きを見たいですね!

ではでは。

きょうのひとこと

私はキャラクターは好きですが、フィギュアに興味ないですよ。断じて・・・

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