オススメ度 | D |
---|---|
原作 | アニメオリジナル |
ジャンル | 日常系、バトル |
放送情報 | アニメ映画(2019年6月29日公開)/82分 |
ストーリー | ─ (測定不能) |
設定 | |
世界観 | |
感情移入 |
DVDにて鑑賞。
舞台は現代。
普通の女子高生あおの元に届けられたのは、フレームアームズ・ガールと呼ばれる完全自立型ロボット・轟雷。
次々と送られて来るフレームアームズ・ガールとのバトルデータを収集し、感情を学んでいく轟雷とあおのドタバタ系日常。
こんばんは。時文です。
アニメ映画『フレームアームズ・ガール~きゃっきゃうふふなワンダーランド~』を鑑賞しました。
TVアニメ12話の総集編と新規映像、新曲で構成。

総集編が占める割合が大きく、振り返り、ファンサービス的な位置付け。
それでも、少し工夫がされているので、紹介します。
- 「はじめに」は【ネタバレなし】
- 「感想レビュー」「おわりに」は【ネタバレあり】
ではアニメ映画『フレームアームズ・ガール~きゃっきゃうふふなワンダーランド~』感想レビューをどうぞ。
目次
はじめに
TVアニメ『フレームアームズ・ガール(以降、タイトル表示を除きFAガール)』。
大ヒットプラモデルシリーズ「フレームアームズ・ガール」を原作と全12話放送されました。
アニメ映画『フレームアームズ・ガール~きゃっきゃうふふなワンダーランド~』はTVアニメの総集編+αで構成。
総集編部分が大半を占め、新シーンは少なめなのは残念。
新シーンもFAガールとしての新エピソードではなく、FAガールが人間化したバージョン。
#TVアニメ9話Bパート形式
それでも総集編部分は、役柄でのオーディオコメンタリー形式を取ったりと工夫は見られます。
好きな方や、TVアニメを振り返りたいという方向けとと言う感じでした。
ぽにきゃん-Anime PONY CANYON
感想レビュー (以降、ネタバレありです)
新キャラは一瞬
事前情報を全く入れずに見たので、私はてっきりTVアニメ最終12話ラストに出てきた新キャラを交えた新エピソードがあるのだと期待をしてました(苦笑)。
#私の調査不足ですね
結果は、”FAガール”の新エピソードはなし。
でも、新キャラは今回もラストにチラッと出てきましたよ。
しかも二人(2体)!?
如何にもまだ”続編”がありそうな気配ですね~~
楽しみに待ちましょう。
映画(全82分)の構成
内容 | 時間 |
ノンクレジットオープニング | 約2分 |
映画オリジナル(学校) | 約4分 |
総集編 | 約66分 |
新曲「満場一致LOVE ENERGY」 | 約3分 |
映画オリジナル(エピローグ) | 約1分 |
エンドロール | 約6分 |
おまけ | 15秒 |
オープニング、総集編、エンドロールを合わせると約74分。
新映像はざっくり8分でした・・・(涙)
まあ厳密に言うと、総集編の中にも新カットがあるし、セリフは撮り直しているようなので、もう少しあると言っても良いのでしょうが。
また、映像が同じでも幾つか工夫が見られるのはうれしいところですね。
順に紹介していきましょう。
オープニング
TVアニメ同様アバンタイトルはなく、映画もオープニングがいきなり始まります。
“ノンクレジット”オープニングなのがうれしい!
それと驚いたのは、OP中なのに、SEが入ってました!
OP後半のFAガールのバトルシーン。
轟雷のキャタピラで走る音、地面に着地する音。
スティレットの飛行音。
バーゼラルドの全砲門攻撃。
マテリア白黒の攻撃音。
そして、対フレズヴェルク戦。
OP曲「Tiny Tiny」の盛り上がりに合わせて、効果音がシンクロしてメチャカッコいいっす!
こりゃあ、映画館で聞いたらテンション上がったかも♪
箱の中身は何かしら?
唯一と言っていい程の映画オリジナルシーン。
なんと、FAガールではなく、人間バージョンでした・・・
TVアニメ9話Bパートパターンですね。
いや、別に嫌いというわけではないのですが・・・
『フレームアームズ・ガール』の特徴は、15cmサイズのFAガールが特徴なのだから、その新エピソードを見たかったなーーと・・・
気を取り直して紹介すると、あお、轟雷たちが学校へ「お稲荷パーティ」をするために集まった。
全員制服を着ているから、卒業前か。
9話の時にはFAガールは7人。
FAガール+あおの計8人の交流シーンが描かれた。
映画では、フレズヴェルクも当然のように制服を着て皆に交じっている。
9話では仲間はずれにされた武希子も加わっている。
FAガール8人+人2人の計10名。
そこで、変態マテリア×2先生が唐突に「箱の中身は何かしら?」ゲームをやると言い出す・・・
その箱は怪しげで一見何も入ってないように見える。
皆が順に覗いて箱の中身を探る。
一点見所が!
9話Bパートの弓道シーンでも眼帯を外さなかった迅雷が心眼?を発揮するために眼帯を!?
これはサービスシーンか!?
見逃せませんよ!
総集編
場面は一転、今度は全員が低頭身キャラへ。
登場するのは学校シーンと同様、人間2二人+FAガール8人の計10人。
総集編は、どちらかと言うと「オーディオコメンタリー」形式。
声優ではなくキャラクターの立場でコメントしているのが面白い!
武希子が知らない場面は素直に感情を言ったり、学校の怪談話では幽霊少女を見て「なんか見たことない人がいる」と素朴な疑問をぶつけたり。
そのリアクションに対する、キャラクターとしての返しが楽しめます。
フレズヴェルクは自分が来る前の戦いを羨ましがったり、”らしさ”全開。
暴走していたときの記憶はないので、振り返りで、あおに礼を言ったりする言葉も。
確かに総集編を振り返る様子は確かに「きゃっきゃうふふな」感じでした。
総集編 (挿入歌「ハードボイルドに愛して」)
総集編も終盤になると、アニメ同様ライブ映像が。
その盛り上がりから武希子も歌いたくなり、あおと二人で歌いだす(苦笑)。
曲は「ハードボイルドに愛して」(歌:源内あお(日笠陽子)、寿武希子(井澤佳の実))
バックは、二人が歌う姿だけでなく、過去の印象的なシーン。
立川らしき実写とのコラボもあり!
私が見落としたのかもしれませんが、見たことないカットもありましたよ。
あおの料理シーン、武希子のプラモ作成シーン、武希子の誕生会など。
新曲「満場一致LOVE ENERGY」
総集編を見終わった轟雷は、こんなに自分達のことを覚えていてくれていたことを喜ぶ。
その気持ちを表現するために新曲を歌う。
曲は「満場一致LOVE ENERGY」(歌:FAガール)
歌い始める前には、全員の武装シーンまであるサービス付き(笑)。
FAガールが武装姿で歌うのがなんだか面白い。
おまけ
TVアニメ最終12話にも登場した新キャラ・イノセンティア。
映画ではほんの僅かですが、セリフ付きで登場!
そして、TVアニメには出てなかった、新キャラ・グライフェンも登場。
フレームアームズ・ガール | |
イノセンティア | グライフェン |
イノセンティアは「また次のお楽しみ、かな」と言っているので、続編に期待か!
できればTVアニメ2期としてじっくり見たいですね!
おわりに (映画『フレームアームズ・ガール』とは)
「箱の中身は何かしら?」
箱の中身は「マスター(視聴者)と『フレームアームズ・ガール』の思い出」。
目で見ても何も見えない。
手を入れても何も触れない。
箱は誰かからもらったわけではなく、”気づいたら存在”した。
感情、気持ちは、学ぶものではなく経験するもの。
思い出も、経験して生み出されるもの。
『フレームアームズ・ガール』はFAガール轟雷が感情を学ぶ物語。
感情は経験によって作り出され、その感情により皆との「思い出」が増えたのです。
以上、TVアニメ『フレームアームズ・ガール』の感想レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ではでは。
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