SF/ファンタジー

TVアニメ【フェアリーゴーン(第2クール)】13~24話(最終話) 感想レビュー 畳み掛ける展開、鉄板の着地、なのになぜこうなる・・・

フェアリーゴーン
オススメ度 B-
原作 アニメオリジナル
ジャンル アクション、ファンタジー
放送情報 TVアニメ(2019年秋)/全12話(分割2クールの後半)
ストーリー
設定
世界観
感情移入

TV放送録画にて鑑賞。一気見。

こんばんは。時文です。
TVアニメ『フェアリーゴーン』13~24話を鑑賞しました。

原作はなく、アニメオリジナル作品。
分割2クールの第2クール(13~24話)

続き物なので2019年春放送の第1クールからご覧ください。

『フェアリーゴーン 第1クール』のレビューはこちらをどうぞ
フェアリーゴーン
アニメ【フェアリーゴーン】1~12話(最終話) 感想レビュー 混沌とした戦後、人々の生きざま、人間関係を描く。渋い!2019年春TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』感想レビュー。分割2クールの第1クール目なので決着つかずでモヤモヤ感が。だけど世界観と作画、そしてアクションシーンは一級品!! 前半の「はじめに」は【ネタバレなし】後半の「感想レビュー」は【ネタバレあり】で魅力を紹介します。...

妖精を分身として使い戦う、本格ファンタジー物。
展開は諜報機関が活躍するスパイ物に近い。

渋い展開がお好みの方にオススメです。

では、TVアニメ『フェアリーゴーン (第2クール)』感想レビューをどうぞ。

  • 「はじめに」は第2クールの【ネタバレなし】
  • 「感想レビュー」「おわりに」は【ネタバレあり】

はじめに

あらすじ

舞台は、不思議な力を宿す妖精が存在し、妖精を分身にして戦う「妖精兵」がいる世界。

五公の一人、ハイブランツ公シュヴァルツ・ディーゼは独立を宣言し首都ロンダキアに攻め込むも失敗。

皇帝を救ったレイ・ドーンは英雄となり、マーリヤの胸中は複雑だった。
一方、「黒の妖精書」を狙う者は未だなくならなかった。

黒の妖精書」には一体どんな秘密があるのか?

分割2クールの後半戦。
第1クールからご覧くださいね。

中世ヨーロッパ風の世界観は相変わらずのクオリティで雰囲気タップリで嬉しい。
私の目では、似たような建物は、全て同じに見えてしまうのが玉にきず(苦笑)。
でも、微細に描かれた町並みや建物、小道具などを見るだけでもワクワクしてしまいます。
#本棚がとても良い雰囲気♪

第2クールでは、「黒の妖精書」に隠された謎、スーナの生き残りについて、そして真の敵が見えてきます。

序盤はなぜか各キャラクターの過去話が。(今頃!?)
中盤から一気に物語は動き出します。

相変わらず、新しい敵が次から次へと出てきます。
17体しかいないはずの妖精兵も、大判振る舞い!?
さすが後半戦(笑)。

ただ第1クールと違い、敵勢力が分かり安い。
逆に私は第1クールの方が好みでした。

マーリヤとヴェロニカ、フリーとウルフランの決着はつくのか?
ヴェロニカの復讐は?ウルフランの目的は?

戦闘好きなビーヴィー・リスカーを倒せるのか?
レイ・ドーンは何か企んでいるのか?

妖精学者ダミアン・カルメは何をしたいのか?

中盤から少し詰め込み過ぎ、拙速過ぎではないかと思う面もありますが、次々と課題が解決し謎が解明されていくのは気持ちいい。

気になる方は第2クールをご覧ください。

スウィーティー&パトリシアも出てきますよ!

TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』第2クール本PV
TOHO animation チャンネル

感想レビュー (以降、ネタバレありです)

第1クール 振り返り

メインキャラはマーリヤ・ノエルフリー・アンダーバー
だけど、第1クールでは二人以外のエピソードが多かった。

第1クールは、二人が所属するドロテアが担当する事件を通じて、戦後の混沌とした社会、不安、格差、不平不満が描かれました

フェアリーゴーン1クール 概要

五公の一人、ハイブランツ公シュヴァルツ・ディーゼ一派は、住民の不満や心の弱いところを利用し、策を講じ、国家転覆を目論む

だが、ドロテアと、レイ・ドーンの活躍で、なんとか食い止めた
これが第1クール。

第2クール 展開予想

第1クールの流れから、続きとなる第2クールは──

  1. シュヴァルツ・ディーゼの反乱の原因を分析し国の方針を変える
  2. 国の方針は変わらず、もっと大きな反乱が起きる

と予想していたのですが、全然違いました(恥)。

反乱の原因はシュヴァルツ・ディーゼ個人と断定。
どうやら、この世界では自分達に非があると認めたり、反省をしないようです(苦笑)。

そのくせ、住民からの不満はいつの間にか収まり、いや押さえ込んだとみるべきか。

妖精省(アインツ教団)という、より大きな反政府組織の物語に。

アインツ教団が敵として物足りないというのではありません。
この国を一度浄化しなければという教団の狙いは分かります。

が、一足飛びに運びすぎ。
第1クールで丁寧に描いてきた世界観、この国が抱える問題点を(脚本上)完全に無視して、国自体を無に帰そうとする。

まるで、違う作品になってしまったかのようです。

もしかすると、だから”分割”2クールにしたのでしょうか?

突っ込み所を楽しみましょう

作品のツッコミはできるだけしたくはないのですが・・・
この作品はツッコミをせざるを得ない。

ちょっとこれはあまりにも・・・って箇所だけ突っ込ませてください。

  1. 前回あれだけ暴れたビーヴィー・リスカーを、探す素振りもない
  2. 14話、列車でレイ・ドーン護送時、橋を爆破され襲撃された。
    なのに、22話レイ・ドーン護衛時、なぜ周囲を厳戒警備して検問しない?
  3. 18話、ドロテアが回収した「黒の妖精書Ⅸ」は妖精省へ行くのに、なぜウルフランを使って奪うの?
  4. レイ・ドーンがスーナを焼き討ちしてなければ、ヴェロニカが生贄になったことを本人に伝えないの?
  5. 22話、レイ・ドーンがグリフ・マーサ-に連れて行かれたとき、マーリヤ達はなぜすぐ追いかけない?
  6. 23話、ロバートはマーリヤとレイ・ドーンを置いて助けを呼びに行ったのに、なにをのんびりしているの?

私の感覚が変なのかと思うほど、引っかかる所が多々・・・

もうここまで引っかかると、分かってやっているとしか思えない。
ギャグとして割り切ってました(苦笑)。

ゾクッとしたシーンも

一方、ゾクッとしたシーンもあり、この割合が増えるともっと盛り上がれたのですが・・・

19話:オズの妖精!?

ドロテアを襲撃した男が、オズの妖精を使い、マーリヤの相手の妖精器官を消滅させる能力が発動したシーンはゾクッとした。
ここはもっと、マーリヤの感情を爆発させても良かったかも。

また、「オズの妖精」「黒の妖精書が全て集まった」という点から、妖精省が何かを企んでいることを見破るのも気持ち良い。
ただ、あの男はペラペラしゃべりすぎ。

19話:妖精省へ踏み込み!

妖精省の出口をかため、踏み込む瞬間。
裏口周辺をかためるシーンから、カメラが俯瞰し、妖精省の建物を舐め、表のフリー達の車をアップにしていくドローンのようなカメラワークはゾクリ。

これから踏み込む妖精省の大きさが分かって、どれだけ大掛かりなのかがよく分かった。
第1クール終盤の、ビーヴィー・リスカーが攻め込んできたときに使っても良かったのでは?

24話:タッグは熱い

ヴェロニカにウルフラン。
改心するのは良いですが、ちと呆気ない・・・
もう少し粘るか、きっかけとなる出来事か事実が欲しかった。

とは言え、フリーとウルフラン、ヴェロニカとマーリヤの共闘はやはり熱い。
#ちとお約束っぽく見えましたが、熱いものは熱い

24話:妖精と人間のタッグも

神獣との戦いで見せた妖精と人間との連携が良い。

妖精武器を手放してしまったマーリヤを助けるために、ヴェロニカは妖精武器で神獣の攻撃を無効化しつつ、妖精”ブラッドドーター”でマーリヤを抱え自分の後ろへ避難させる連携シーンはワクワク。

ドデカい神獣の懐に入るために、妖精を使ってより高く飛ぶなどの連係プレイがゾクッとした。

こういう戦い方をもっと見たかった!

着地まで描いたことはGood

雑な展開はあったものの、中盤からテンポ良く最終24話まで駆け抜けたのは気持ち良い。
人間関係や、謎に一応の結論を出してくれましたしね。

最近は伏線を回収せずに終わる作品多いですから。

ただ、中盤からの駆け足感が否めなく、まるで急遽打ち切りが決まった連載漫画のよう(笑)。
とにかく考えついたアイデアを全て盛り込もう!みたいな・・・

そのためヴェロニカとウルフランの心情変化に時間を取れず改心も割とすんなり。
二人の内面を中心に据えるのなら、他のエピソードを省略して、もっとフォーカスを当てても良かったのではないでしょうか。

勿体ない。

おわりに (『フェアリーゴーン 第2クール』とは)

第1クールは、突っ込み所は多々あれど、それ以上の見所がありました。

先導するのは五公や貴族であっても、利用されるのは平民
平民がそそのかされるのは社会や国に不平不満があるから。
そのジレンマが、派手さはなく面白みに欠けますが(失礼)、とても地に足着いた作品だと評価してました。

社会の弱者や戦争の被害者をうまく取り入れ、決して犯罪者だけを責めることができないような事件でした。

しかし、第2クールは──

自分が一番だと言う、マフィア幹部とカルト宗教が敵。
部下は、上に心酔しているものばかり。

犯罪者側に同情の余地はないから、可哀想とも思わない。
ただただ、自分勝手か、おかしくなってしまっただけの薄っぺらい内容に・・・

残念。

なので、オススメ度を1段階下げようと思っていたのですが、これだけの登場人物の結末を描ききったことは今どきのアニメの中では珍しいので、1段階上げ、結果プラマイ0で前回同様となりました。

全土を巻き込んだ統一戦争は国民と兵士に辛い現実と思いを残した。
二度と戦争が起きないよう、ある者は平和を守るために火種を消し、ある者は力の元となる妖精を根絶やしにしようとした。

ところが妖精は根絶されてはおらず、強力な力を求め奪い合う。
終いには未知なる神獣を”神”と崇め、復活を目論む宗教集団まで現れる。

プロットはとても良いと思います。

以上、TVアニメ『フェアリーゴーン』の感想レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

ではでは。

きょうのひとこと

主人公を好きになれなくても見れるものだなww

関連レビュー

TVアニメ『フェアリーゴーン 第1クール』のレビューはこちらをどうぞ
フェアリーゴーン
アニメ【フェアリーゴーン】1~12話(最終話) 感想レビュー 混沌とした戦後、人々の生きざま、人間関係を描く。渋い!2019年春TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』感想レビュー。分割2クールの第1クール目なので決着つかずでモヤモヤ感が。だけど世界観と作画、そしてアクションシーンは一級品!! 前半の「はじめに」は【ネタバレなし】後半の「感想レビュー」は【ネタバレあり】で魅力を紹介します。...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。