こんばんは。漫画も大好き時文です。
『ハイスコアガール』7巻の感想レビュー(中編)です!
コミック7巻は、TVアニメ16話中盤~18話に相当。
本レビューでは7巻内でもアニメ17話に相当する部分を対象。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
アニメ化された部分の感想はアニメ各話レビューをご覧下さい。
※以下、表内のリンクから各レビューへ行けます。
ハイスコアガール 第2期
TVアニメ話数 | レビュー | 原作巻数 | レビュー | |
ROUND16 |
16話R |
全体 レビュー ※ |
5巻 | 5巻R |
7巻 | 7巻R前 |
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ROUND17 | 17話R | 7巻R中 (本レビュー) |
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ROUND18 | 18話R | 7巻R後 | ||
ROUND19 | 19話R |
8巻 9巻 10巻 |
各巻 レビュー 順次投稿 |
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ROUND20 | 各話R 順次投稿 |
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ROUND21 | ||||
ROUND22 | ||||
ROUND23 | ||||
ROUND24 |
※全体レビューは最終話放送終了後 着手予定

目次
はじめに
本レビューは「アニメ」⇒「原作コミック」の順で見た感想レビューです。
っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっd
アニメはかなり丁寧に制作されており、キャラクターの動きや表情に細かく配慮。
更には、背景やモブキャラにはかなり遊び心が取り入れられています。
それらを全て拾っていくと取り留めなくなってしまうので、「ストーリー上関係のある”違い”」にフォーカスして取り上げます。
- アニメでカットされた原作部分
- アニメオリジナルシーン
- 原作を読んで分かったこと
見出しの頭にアニメオリジナル、原作のみの記号を記載したのでご参考に。
- ア):アニメオリジナルシーンに関する記述
- 原):アニメではカットされたシーンに言及
では、順に紹介していきます。
TVアニメ ROUND17(第17話)

原) 真はよからぬことを考えていた!?
話は少し戻って、前回(アニメ16話)終盤。
真のセリフが一部カット、今回(17話)に関連するのでここで取り上げます。
春雄が友達を連れてきたことを知り、大野姉妹が2階へ上がって行くシーン。
アニメではカットされてますが、原作ではお姉さんこんなことまで言ってます。
ハルオくんのお友達?
んじゃ、みんなで一緒に遊ぶわよ。(そして童貞か否か聞き出してやるわ・・・!!)
※()内がアニメではカット
by 大野真『ハイスコアガール』コミック7巻
真姉さんは、春雄の友達と聞いて意気揚々。
よからぬことを聞き出そうと目論んだりしてます。
#黙っていればいいものの、口に出すのが真らしい。
が、実際には、聞こうと思っていた以上のことを感じる(爆)。
大事な妹・晶のための素行調査か、それとも面白半分で春雄の女性経験を探ってやろうと企んだ。
が、大学生にもなった自分ですら体験したことのない、泥沼の三角関係を3人から感じ取る。
だから、真は──
上の階がドロドロのグチョグチョなのです。
by 日高小春『ハイスコアガールⅡ』アニメ17話
と答えたわけですね(笑)。
自分より恋愛経験ないだろうと格下に見ていたのに、ドロドロの三角関係の中心にいる!?
原作は、このセリフ「童貞か否か」が上手い対比になってますね。
あまりに露骨だったからか、それとも部屋から逃げ出すのが次回にまたがったからか、アニメではカット。

反対に「ハルオくんのお友達?」と聞かれた瞬間の春雄の反応を見て、大野が”怪しい”と言う顔をしているのはアニメオリジナル。
姉と違って、妹は春雄のちょっとした変化も見逃しません!
原) ワザを出すためにパッドの持ち方を変えた
日高と大野の「バーチャ2」対戦。
3戦目、大野がパッドの持ち方を変えたのは・・・
日高が強いと感じて、本気を出すためにパッドを持ち替えたのだと思ってました。
原作ではもっと具体的に説明されてます。
春雄:パッドで最強技の崩撃雲身双虎拳を繰り出すとは・・・
日高:P+K+Gの3つ押しは難しいから、だから床で固定した持ち方に変えたのね。
※アニメでは全文カット
by『ハイスコアガール』コミック7巻
最強技(アキラスペシャル)を出すために、パッドをあのような持ち方にしたのです。
確かに改めてアニメを見ると、ちゃんと3つ押ししてます!!
なるほど~
逆に言うと、最強技を使わなければ、日高に勝てないと判断したわけですね。
ゲームパッドVSジョイスティックと言う負けても言い訳できる勝負でも勝ちに行く大野。
勝負師です!

原) 大野がジェネラルを倒せなかったのは・・・
溝の口のゲーセンを追い出され、渋谷へ繰り出した春雄。
「カイザーナックル」プレイを眺めていると、絡まれ最終ボス・ジェネラルに挑戦させられる。
必勝法を編み出した大野でも、倒せなかったジェネラル。
高校生になったからとは言え、春雄に倒せるとは・・・
逆に春雄に倒せたと言う事は、当時のお嬢様でも・・・
と、アニメ鑑賞時、ちと二人の腕前の描き方に違和感があったのですが・・・
原作を読んでスッキリ。
大野が攻略法を編み出して、もう少しの所で負けてしまったのは事実。
そしてその後、じいやに促され帰る事に・・・
じいや:さ、お嬢様。
大野:ムググ春雄:時間切れか・・・
※アニメでは全文カット
by『ハイスコアガール』コミック7巻
つまりその日は時間切れで再挑戦できなかったのです。
そして、別の日に再挑戦しようとしたら、「カイザーナックル」が店から撤去!?
なので大野は再チャレンジできず。
中学生時代の2年前、大野お嬢様はジェネラル攻略法を編み出しておきながら、再チャレンジする機会がなかったのです。
そのことを差して、春雄は言ったのです。
大野が乗り越えられなかった壁を(2年越しに俺が乗り越えてやる!!)
いや・・・大野の意思を今日ここで継承する!!
※()内がアニメではカット
by 矢口春雄『ハイスコアガール』コミック7巻
そりゃあ、大野と喜びを分かち合いたかったでしょうね~~
ア) オマケエピソードを取り入れたおかげでジーパンを取り戻す土井
春雄を心配して渋谷までやってきた宮尾と土井。
土井がエアマックス狩り、ジーパン狩りにあう。
この出来事自体は原作通り。
春雄と宮尾が取り戻しに行くのはアニメオリジナル。
元ネタは、5巻のオマケエピソード。
原作では、取り戻しに行くことなく、そのまま帰ります。
土井:宮尾・・・この格好で田園都市線に乗らんとあかんのか・・・
宮尾:仕方ないだろ
※アニメではカット
by『ハイスコアガール』コミック7巻
つまり、土井はあの格好のまま、靴どころか、ジーパンもなしで電車に乗って帰ったようです・・・
可哀想過ぎますね・・・
土井にとって、渋谷はトラウマになるような出来事(涙)。
アニメではジーパンも靴も取り戻して帰ってますね。
良かったですね(笑)。
おわりに (原作コミック『ハイスコアガール』7巻とは)
こうして見ると前回同様、今回もオマケエピソードを取り入れサービス精神旺盛。
ストーリーに違和感なく取り込んでいるのはさすがというところ。
スローペースなのが心配でしたが、次回18話は一気に7巻ラストまで進みます!
以上、『ハイスコアガール』原作コミック7巻のレビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
アニメ18話と18話に相当する原作部分のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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