こんばんは。時文です。
『ハイスコアガールⅡ』22話を鑑賞しました。
2期7話目。
原作で言うと9巻の中盤。
今回の舞台は大阪。
なんと出演者は、春雄と大野のほぼ二人!
それぞれ思う所はあるが、大阪を存分に楽しむ二人・・・
久しぶりに見た春雄の楽しそうな姿。
初めて聞いたかも、大野お嬢様の笑い声!
いつまでも、この時間が続けばいいのに・・・
では、TVアニメ『ハイスコアガールⅡ』22話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
ハイスコアガール 第2期
TVアニメ話数 | レビュー | 原作巻数 | レビュー | |
ROUND16 |
16話R |
全体 レビュー ※ |
5巻 | 5巻R |
7巻 | 7巻R前 |
|||
ROUND17 | 17話R | 7巻R中 | ||
ROUND18 | 18話R | 7巻R後 |
||
ROUND19 | 19話R |
8巻 | 8巻R前 | |
ROUND20 | 20話R |
8巻R後 | ||
ROUND21 | 21話R |
9巻 | 9巻R前 | |
ROUND22 | 22話R (本レビュー) |
9巻R中 | ||
ROUND23 | 23話R | 9巻R後 | ||
10巻 | 10巻R前 | |||
ROUND24 | 24話R | 10巻R後 |
※全体レビューは最終話放送終了後 着手予定

目次
今回のあらすじ
1996年7月(高校2年生)。
春雄と大野は「ストⅡX 全国大会」へ出場するために大阪へ前日入り。
せっかくの大阪だからと、二人は食とゲーセン巡りを楽しむ。
春雄は、勝ったら大野に「告白」。
大野は、勝って春雄と「決別」。
二人がそれぞれ想いを持って大阪入り。
ところが、明日の決戦を前に、大阪を楽しむ二人。
強い決意を持ってやってきたのでは!?
それでいいのか!?
いや、いいんです(笑)。
春雄の目的は「優勝」することではない、大野との長きに渡る因縁に決着を付けること。
そして、勝って「告白」すること。
であれば、大阪にわざわざ行かなくても・・・
とは、本人も思ってます(笑)。
二人だけで大阪旅行。
誰にも気兼ねなく、思う存分好きなゲーセンへ行き、お腹が空いたら食べたい物を食べる!
これが二人旅行の楽しいところ!
この二人の間には、いつもゲームがありゲームで心を通わせる。
観光や他の遊びよりもゲームなのです。
なんたって、大野お嬢様が声を出して笑っているのですから!
前々々回(19話)、大野家で夜更かしして遊んだが、その時とは違うゲーセンならではの興奮と楽しさが伝わってくる回。
だけど、大野のロス移住話が時折見え隠れし、切なく、そして先が気になる展開でした。
では、順を追って見ていきましょう。
感想レビュー 第22話
アバンタイトル
何匹動物がいるか当てるゲーム!

大阪へ向かう新幹線内。
新大阪までの3時間を、二人はゲームをして過ごす。
これは・・・
原作は本編ではなく「オマケ」のノリですね(笑)。
確かに乗車3時間は長い!
暇つぶしに春雄が提案。
「(窓から見える)外に何匹の動物がいるか当てるゲーム!」って子供か!
しかも負けたら「くすぐりの刑」って・・・
でも、これは春雄なりの緊張のほぐし方か。
以前と違って気兼ねなく話せるようになった二人。
大野家に泊まったときも、あんな事があった後なのに、すぐにいい感じに。
だけど、前々回(20話)ラスト、原付を見せた時の大野は何か思い詰めているようだった。
それ以来なのだから、少し意識するのも仕方ない。
それに、これから二人だけの大阪泊まり旅行なのだから。
#普通はこっちを意識して緊張します(笑)
その緊張をほぐすには、子供っぽいけど良い案ですね。
お嬢様も満足そうですし、久しぶりに「ムフー」も聞けました♪
Aパート
4月の「あの時」

時間は少し遡り3ヶ月前の4月。
ロス在住の両親が、晶をロスの高校へ転入させる意向だと聞かされる。
決められた高校、大学へと進み、その後は決められた男性と結婚するのだと言う。
前々々回(19話)Aパート冒頭、業田先生から「大切なお話しがある」と呼ばれた時のことを回想。
前回(21話)、真姉さんの口からロス移住の件は聞きましたが、実際に大野が聞いた場面が描かれます。
通常このように繰り返すシーンは、新しい情報があるものですが、ないですね。
唯一あったのは、業田先生が「寂しい方針」と大野に同情している点か。
人間らしい一面を見せた先生。
確実に業田先生は以前から変わってます。
今回の大阪旅行を止めなかったのも、その優しさから来たのでしょう。
もう一つ気になったのは、次のセリフ。
向こうの高校生活を経験し、向こうの大学を出て、ロスでの生活に再び馴染んでもらいたいとのこと。
by 業田萌美『ハイスコアガール』TVアニメ22話
「再び」というのは、小学6年生~中学2年の間、海外へ行ってた時と同じ所と言う事か。
同じ所であれば、なぜそのまま住まわせず、日本へ帰国させたのか?
そして、なぜ再びロスへ呼び戻すのか?
両親の仕事と言い、大野家の両親は、まだ謎だらけですね。
ゲーム脳の二人が大阪を堪能

大会の前日入りした二人は、大阪を堪能する。
ゲーム脳の春雄にとっては、梅田の地下街でダンジョンを思い出し、難波と聞いても、食い倒れ人形や通天閣を見てもゲームの一場面を思い出す(笑)。
春雄だけなら分かるが、大野お嬢様も同じようだ。
住んだ環境も経験も違うが、二人は似た者同士。
それにしても、大野さん、おいしそうに食べますね。
たこ焼きを食べたくなってきた・・・
二人が行くところはやはり・・・

大阪に来ても、二人はゲーセン。
大阪の雰囲気と関西人の実力を測ると言うが・・・
久しぶりの二人でゲーセン巡り。
ゲーセンならどこでも良いのか、初めて行く大阪ゲーセンがワクワクさせるのか、大野と行くゲーセンが楽しいのか。
春雄は大野とのゲーセンを楽しんでいる。
明日の大会のことを考えると「ストⅡX」で調整をしないといけないのだが、大野の笑顔を見てると、どうでもよくなってくる。
明日が大会なんだよなー
色んな意味で大事な戦い。前日も色々調整すべきなんだろうか。いや、めったにないこの時を大事にせんと。
by 矢口春雄『ハイスコアガール』TVアニメ22話
業田先生の許容範囲も広くなり、大野がゲーセンへ行く頻度も多くなっているはずですが、一緒には行ってないようだ。
そして、今後も同じだろうと考えている春雄。
いや、もっと厳しくなるだろうと察している。
大野が抱えている何かをなんとなく感じ取っているのでしょう。
だから、今!この時を楽しむ!
二人が次々とゲームをプレイする姿が微笑ましい。
二人にとっては、これが旅行!これが青春!!
お嬢様が声を出して笑った!
春雄は久しぶりに大野とのゲーセン。
これまで対戦歴がない格ゲーをやりまくる。
大野の格ゲーの腕は相変わらず。
春雄はどの格ゲーでも全く歯が立たない。
が、負けても腹が立たないのは、大人になったから?
いや、相手が大野だからですね。
負けても仕方ないと割り切れる、技のキレ、センスの良さ。
大野も、春雄を叩きのめしてから、申し訳なさそうな顔を。
昔は随分トゲトゲしかったのだが、相手のこと、春雄のことを気遣うように。
時がそうさせたのか、春雄の影響か。
印象的だったのは、お嬢様が声を出して笑ったシーン。
これまでも笑うことはあったが「クスリ」「プッ」という程度。
今回は「アハハハ」ときたもんだ。
実に楽しそう。
春雄と二人でいることに、全くストレスを感じさせない。
彼女が素の自分でいられる大切な関係。
ガイルさん達じゃないけど、見守っていたくなりますねーー

大野が、UFOキャッチャーのあのぬいぐるみを見つけたとき、春雄が素通りしたのは残念。
会話のネタくらいにはするのかと思ってました。
このぬいぐるみは大野にとって大切な思い出。
前年の秋、業田先生の躾が厳しく外出を許されなかった時。
春雄にも会えない妹を元気づけるために、真姉さんが春雄の所へ行き、妹へのお土産として取ってきた景品(15話冒頭)。
何か反応して欲しかったですね・・・
Bパート
今回は意識してしまう・・・
大阪ゲーセンを堪能した二人はホテルへチェックインし、それぞれの部屋へ。
春雄が大野と一緒に夜を明かしたのは、これが3回目。
前回、大野家に泊まった時は大野が寝てしまうまでゲームに興じていた(19話)。
その前は、大野が家出をして、春雄に見つけてもらいホテルに泊まった時(12話)。
既に二人は高校生。
「高校に入ってから既に4ヶ月」と言うセリフがあるので8月。
わずか1年ほど前のことで、その時は同じ部屋だった。
今回は別々の部屋にいても意識をしてしまう。
それは、春雄自身が大野を好きなことを認識しているから。
自分の落ち着かない気持ちの理由を分かっているのです。
そこへガイルさんが背中を押す・・・
額縁の裏には・・・
大野が額縁の裏を確認すると、そこにはお札が貼られていた・・・
原作のオマケまで読んでいるとニヤリとするシーン。
アニメ12話、大野と二人で同じ部屋へ泊まった時、大野が風呂へ入っている間、春雄は額縁の裏を確認してました。
原作4巻のオマケエピソードによると、実は大野も同じ事をしています。
その理由は・・・じいやから「あること」を聞いていたからです。
#詳しくは原作4巻、もしくはレビューをご覧下さい。
#レビューはこちらからどうぞ。
それで、額縁の裏を確認して「本物のお札」を見つけ、恐くなったのです。
リアル格闘技術を会得し、背筋力も170kgある大野お嬢様。
渋谷の夜を一人で歩いてもビクビクしないお嬢様。
だけど、ホラーやお化けと言った類に極度に怖がり・・・
上手いことやりましたね!春雄!
って、違いますけど、ここで見捨てては男じゃないですね!
さて、珍しいパターンの引きでした。
次回は何が起こるのか!?
運命を賭けた大会は一体どこへ行ったのか!?(笑)
次回も楽しみです!
おわりに (アニメ『ハイスコアガールⅡ』22話とは)
最近の春雄は、元気になってもすぐに何かが起き、歯がゆかった。
春雄が大野と二人で思う存分アーケードゲームを堪能するシーンは、久しぶりに主人公の活き活きした顔が見れ気持ち良い。
そしてそれ以上に大野お嬢様の楽しそうなこと!
個性的な二人だが、やっぱり二人はお似合い。
見ていて本当に微笑ましい。
が、お嬢様に課せられた家の方針を知っていると切なく見えるのは私だけか。
二人が楽しそうにすればするほど、先を考えてしまうのは冷めた大人の考えか。
今、この瞬間を楽しめ!
でも早く続きを見たい!
以上、TVアニメ『ハイスコアガールⅡ』22話のレビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
23話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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良かったらご覧下さい。
