ハイスコアガール

TVアニメ【ハイスコアガール】1~12話(最終話) 感想レビューⅡ 大野さんの本音は?お嬢様はあのとき何を考えていたか

ハイスコアガール
原作 コミック
ジャンル コメディ、ラブコメディ
放送情報 TVアニメ(2018年夏)/全12話

原作コミック未読。
TV放送にて鑑賞。一気見。

あらすじ

舞台は1990年代の神奈川県川崎市近辺。

ゲームをこよなく愛する主人公・矢口春雄
あるときヒロイン・大野晶と対戦型格闘ゲームで対戦。
ゲーム以外興味のない春雄だったが、大野の存在が次第に気に掛かる・・・

ゲームを通じて描かれるラブコメディ。

こんばんは。ゲームは格ゲーよりRPGの時文です。
でも、すっかりはまってしまったTVアニメ『ハイスコアガール』。

ハイスコアガール
TVアニメ【ハイスコアガール】1~12話(最終話) 感想レビューⅠ ゲームの話かと思ったら、これは恋ですよ!恋!ゲーム一辺倒の作品かと思ったら、生粋の青春ラブコメでした♪恋愛不器用な二人がゲームを通じて育む愛?そこいらに面白い要素が詰まってます♪語り尽くせない!...

先日、「超」長文の感想レビューを投稿したばかりなのですが、まだ書き足りず(笑)
もう1本レビュー書いてしまいました・・・

本作のヒロイン。
お嬢様こと大野晶は極度の無口
殆ど言葉を発しません。

学校では如何にも生粋のお嬢様という感じでお上品に見えます。

ですが、言葉にしないだけで感情はとても豊かで、(ゲームに関しては)短気でもあります(笑)

その心情まで読み取れると、作品の理解がより深まるし楽しめます。
何にも増して、より共感でき、登場人物たちが更に好きになります。

本レビューでは、
お嬢様は、あの時なにを考えていたのか??
と題して、送りたいと思います。

各話、各シーンの、大野の感情が分かりにくかったシーンを取り上げ、私なりに感じた感情とその根拠を推測も交えレビューしていきます。

それではどうぞ。

注意:以降はネタバレしています。
ネタバレなしで見た方が本作は楽しめるので、鑑賞後に読むことをオススメします。

TVアニメ『ハイスコアガール』PV第3弾
warnerbrosanime

感想レビュー (以降、ネタバレ全開です)

1話(ROUND1):大野との因縁の始まり

最初ですし、この辺はまだ分かりやすいですね。

Bパート「雨宿りした駄菓子屋での「FinalFight」」

雨を避け、駄菓子屋に駆け込んできた大野。

春雄「ああ、ここに筐体があることを思い出した上で、来たな
大野「むふー(そんなの当然でしょ)」

という感じでしょうか。

「FinalFight」で2プレイ参入した春雄。

大野は怒りで春雄を睨み付ける(大野さんグールですか??)

大野は錬金術でハイスコア狙い。
そこへ、2プレイ参入されれば、スコア稼げるアイテムを取れなくなりますからね。
大野は春雄に怒っていたのです。

それでも、クリアし、ハイスコアを叩き出したお嬢様はご満悦♪
機嫌も直ったのでした。

潔く春雄がお詫びのペロペロキャンディーを渡した行為を素直に受ける大野。
今まで春雄を睨んで威嚇していた大野でしたが、前エピソードでの癇癪カップルとの一悶着、そして今回協力プレイしたことで少し分かり合えた様子

コブシを通してわかり合う、ゲームで通じたシーン、という感じでしょうか。

でも、まだ大野は春雄のことを異性として意識はしてませんね。

2話(ROUND2):お嬢様にとって初めての体験

ゲームの話がメインかと思っていたら、王道青春ラブコメだった、とは先日のレビューに書いたのですが、一端を見せたのは2話からでした。
振り返るとかなり早い段階で、大野は春雄に惹かれてますね。

Aパート「大野が春雄の家に見舞いに」

日直である大野はプリントを渡しに春雄の家へ。
大野は昨日プール掃除の時に聞いた、PCエンジンに興味があったのだ。

ゲーム機を持ってない大野に同情し、ゲームを紹介する春雄
#単にゲームを語りたいゲーマーの血が騒いでいるだけということも。

自分が知らない家庭用ゲームの話を、大野は目を輝かして聞く
楽しそうでしたね。

後日プールの時間、大野が春雄に水をかけるシーン。
春雄の言う通り、PCエンジンをやりたいというのもあるのでしょうが、春雄からゲームのことをもっと聞きたいという気持ちもあるのでしょうね。
いくらゲームが好きでも嫌いな子の家にはいかないですから。
すでに自分で気付かないまでも春雄に好意を抱いていたのかもしれません。

Bパート「都市伝説「10円ゲーセン」へ」

夏休み中に習い事がびっしり詰まっている大野。
1学期が終了し、はしゃぐ他の小学生とは違い憂鬱な気分に

同じように現実逃避したがっていた春雄が「10円ゲーセン」を探しに遠征すると分かり、便乗する。

林の中を春雄がこぐ自転車の後ろに乗り、走るシーン。
大野は何も言わないが、考えると憂鬱な家のことを一瞬でも忘れることができたようだ。

考えてみれば、連絡もせずに、家へ帰らずどこかへ行くなんて、大変な事。
それだけ大野は家に帰りたくなかった気持ちもあるのだろうが、春雄のことを完全に信頼してますね。
#ま、何かあってもあの格闘技術があれば大丈夫な気もしますが・・・

トボトボ歩く帰り道。

ビッグメンチカツを買い食いする二人。
靴擦れした大野に、自分の靴を貸す春雄。

大野が春雄の気遣いと優しさに好意を抱いた瞬間でしょうか。

大野の唯一の趣味、気晴らしであるゲーム。
そのゲーム関連の話を高いレベルで話してくれる春雄

さらに、春雄は無口な大野の気持ちをちゃんと汲んでくれる
大野にとって、こんな異性は、いやこんな人は初めてだったのではないでしょうか。

同じ趣味と価値観を持ち、無口な自分のよき理解者である春雄に好意を抱くのは自然だったと思われます。

春雄は全然気付いてないですけどね(笑)

3話(ROUND3):日本で最後の・・・

夏休み終盤。
前話、終業式の日の出来事から、夏休み期間中、春雄とどんな過ごし方をしていたのでしょう。

既に、大野は春雄にはっきりと好意を持っていることを自分でも認識してます。

3話は、秀逸な回だと思ってますが、夏休みの間のことをもっとじっくりと見たかったですね~~

Aパート「お花園からの遊園地デート」

結果から推測すると、大野は春雄と日本での最後の思い出を作りたかった様子。

大野はお花園でも、春雄を意識してます。
春雄が鬼塚から逃げ出したとき、完全に目で春雄を追ってます。
春雄が団体行動から外れたことを確認してから自分も逃げ出したのでしょう。
春雄が向かう所は聞かなくても分かってますからね♪

春雄との思い出と言っても、ゲームだと言うのが大野らしい
春雄との「FinalFight」ラストプレイはかなり気合いが入っていたことは春雄の心の声からも分かります。

そして、遊園地デートは甘酸っぱいですね。
はしゃいでいる?大野さんが見れました♪

遊園地に興味がなかったわけではなく、ゲームでも遊園地でも良いので春雄と二人で楽しみたかったのですね。
実に女の子らしい。

これは正に恋!恋ですよ、恋!

しかし、春雄はまだ自分の心に気付いてない・・・

Bパート「大野の想いが溢れたでた空港シーン」

個人的には、本作一番だと思っている空港での名シーン。
青春しているなーー

先日のレビューで記載したので、そちらを参照願います。

ハイスコアガール
TVアニメ【ハイスコアガール】1~12話(最終話) 感想レビューⅠ ゲームの話かと思ったら、これは恋ですよ!恋!ゲーム一辺倒の作品かと思ったら、生粋の青春ラブコメでした♪恋愛不器用な二人がゲームを通じて育む愛?そこいらに面白い要素が詰まってます♪語り尽くせない!...

6話(ROUND6):帰ってきた大野!

中学生になり、日高が登場。
日高の存在が大野との関係に変化と影響を与え、大野の心情変化が一見分かりにくく。
#ま、そんな展開が楽しいのですが♪

Bパート「あれ?大野さん怒ってる?」

前話ラスト、日本へ戻って春雄と同じ中学へ編入してきた大野。

春雄は大野の再会を待ち望んでいた。
が、大野は、春雄との再会を避けるように。

春雄に対する恋心からの照れか・・・
と思ったら、怒っている!?

2年半ぶりの再会での最初のゲームはやはり「FinalFight」(笑)

ゲームを通じて、無口な大野の気持ちを感じる春雄。
大野は春雄に対して怒っている様子。

大野の気持ちは表現されてないので、推測するしかないですが、これは焼き餅ですかね。

Bパート始まってすぐのクラスでの掃除シーン。
大野はその前を車で通り過ぎる。

大野の視線の先には、春雄が楽しそうに「日高と一緒にいる」姿が。

せっかく、同じ中学へ編入したのに、春雄は一切声も掛けてこない。
姿を見かけたときには、別の女の子(しかもカワイイ子)と仲良くしている。

怒らない、もしくは戸惑わないわけがないです。

成績優秀でザンギで111連勝のお嬢様。
そんなお嬢様でも春雄の気持ちは分からない。
あれから2年半も経っているし、春雄の気持ちも測りかねていた・・・

と言ったところでしょうか。

青春ですね~~

7話(ROUND7):修学旅行へ

Aパート「目の上のたんこぶ?って・・・」

体育館で告白され、出ていった大野を呼び止める春雄。
「『豪鬼』の出し方教えてくれねえか」ってなんだよ!

空港であれだけ感動の別れをして、2年半ぶりに帰国し、同じ中学にいるにも関わらず声を掛けようと言う気配もなく、挙げ句の果てに「目の上のたんこぶ」と言われ・・・

追いかけてきて何を言うのかと思ったら、「『豪鬼』の出し方」ってなんですか・・・
春雄は優しいかもしれないが、恋心どころか、女心さえ分かっていない・・・

さすがにゲーマーの大野さんでも呆れた様子
ゲーム大好き大野さんでも、いっぱしの女子中学生。

春雄と接するときは完全に恋する乙女になってます。

全然気付いてない春雄は見ている側は面白いのですが、大野にとっては腹立たしいでしょう

Bパート「修学旅行でもマイペースな春雄」

新幹線に乗り遅れて、夕方になりようやく皆がいる旅館へ合流した春雄。
ゲームコーナーを見つけた春雄は、大野とばったり。

大野も修学旅行で気持ちが高ぶっているのか、いやゲームコーナーだから心躍っているのか(笑)
笑顔で春雄を迎える。

春雄は、散々な目に会ったと、楽しそうに日高と駄菓子屋ゲーセンのことを話す。
その話を聞いた大野は怒り出す。

日高とのことを楽しそうに話すことに怒っているのか、行ったこともない駄菓子屋ゲーセンのことを楽しそうに話すことを怒っているのか・・・

両方でしょうね(笑)

行ったこともない駄菓子屋ゲーセンに、女子と二人で行ったことに腹を立てているのでしょう。

8話(ROUND8):ストⅡ大会 ストⅡでもリアルでも圧勝なのは・・・

修学旅行中に抜け出して、大阪までストⅡ大会へ行く春雄。
春雄は分かりますが、大野まで・・・

意外と大胆な大野さん・・・

ここも作品中、秀逸シーンですね。
先のレビューを参照願います。

ハイスコアガール
TVアニメ【ハイスコアガール】1~12話(最終話) 感想レビューⅠ ゲームの話かと思ったら、これは恋ですよ!恋!ゲーム一辺倒の作品かと思ったら、生粋の青春ラブコメでした♪恋愛不器用な二人がゲームを通じて育む愛?そこいらに面白い要素が詰まってます♪語り尽くせない!...

大野は春雄の気持ちをようやく確認できて、安心したわけですね。

9話(ROUND9):中学3年の夏・・・

Aパート 「お嬢様の夏休みの息抜き」

修学旅行でのコブシでの会話から、以前の関係にもどった二人。

9話の大野さんは大人しく可愛らしいですね。
これが平常時の大野さんの姿なのでしょうね。

Bパート 「大野を追いかけ難関校受験へ」

ようやく自分の気持ちに素直になった春雄。
気持ちに素直になったからと言って、簡単にできることではない春雄の決心。

今回は、大野の気持ち、春雄の気持ち、分かりやすいですね。

春雄が「これからのゲーセンでの技術の進化を大野と二人で見て行けたらどんなに楽しいか」と言うセリフを言ったときの大野の表情の変化。
自分を追いかけ同じ高校を受けると聞いた時の泣きそうな表情。

そっと春雄の手を握る大野。

もう告白したも同然なのですが・・・

11話(ROUND11):すれ違う二人・・・

Aパート 「大野晶 VS 日高小春」

ゲームセンターでばったり会った日高と大野。
日高はゲームをしながら大野に春雄のことを尋ねる

大野は何も話しませんが、ゲームのプレイ状態で感情を表現

日高が春雄のことを聞く度に、心を乱しプレイに影響する大野

が、日高が「大野さんが、矢口くんに対して関心がなく何も感じてないのなら。私が矢口くんに・・・」と言った瞬間、大野の闘争心に火が付く。

神懸かったプレイで、大野が怒っていることを表現。
大野は今でも春雄を気に懸けているのだ。

普通の恋愛作品だと、こういう場面では素直に気持ちを言わないものですが、大野は言葉にはしないが、プレイに素直に影響。
大野は、言葉を話さないけど、実は分かりやすい性格として描かれています。

Bパート 「お嬢様の反抗」

大野のしつけはますます厳しくなっていった・・・
門限4時、学校からは直帰、ゲーセンへも息抜きに行けない息が詰まる日々が。
とうとう大野は家出してしまった。

不思議だったのは、どうして大野は春雄の所に行かないだけでなく、連絡を取ることもせず、見つかりにくいゲーセンへ行ったのか。
まさか、春雄よりも何よりも、ゲームをやりたかったのか・・・

違いますよね、きっと。

後になっても大野は何も語らないので、完全に私の推測ですが・・・

大野は、春雄に会いたかったが、Aパートで日高から聞いたことを気にしてたのでは?

日高が言った「春雄が、大野に会うことに引け目を感じている。
そんな春雄に、家出の状態で会いに行くのは迷惑だと考えたのではないでしょうか。

もっと言うと、家出した原因も、唯一の息抜きであるゲームができないだけでなく、春雄からも避けられている(と思い)、心の拠り所がなく追い込まれたからなのでは?

そう考えると春雄の所へは行かず、見つかりにくいゲーセンへ行ったこともうなずけます。
本当に家に帰りたくなくて、後先考えず、やけっぱちになっていたのですね。

そしてラストシーン。
春雄が自分を探してくれるとは思ってもみなかった。
春雄が大野を見つけたシーン、大野はそんな顔をしてましたね。

春雄、グッジョブ!

12話(ROUND12):やはりこの二人は良い相性

Aパート 「すっきりした顔の大野が印象的」

翌朝になって、ようやく大野はスッキリしたようだ。
なぜ、スッキリしたのか検証していきましょう。

家に帰りたくない大野は、春雄とホテルへ泊まる。

ニューファミコンで夜通し春雄とゲームに興じる大野。
1日中ゲームをやってストレス発散した大野。

でも、本当に大野の心を落ち着かせたのは、春雄の自分に対する想いを確認できたからではないでしょうか。

春雄が「くにおくんの大運動会」をやりながら語る言葉。

寝落ちして、寝顔を見つめる大野。

こんなにクタクタになるまで自分を探してくれた春雄を見て、大野は春雄の気持ちを再度確認でき、心のより所である春雄がいてくれるのなら・・・

って、ここで大野の出演シーンは終了なんですよねーー
続きを早く見たい!
大野の心の声を聞きたい!!(こっちは難しそうだ・・・)

おわりに (『ハイスコアガール』における大野の存在)

さて、TVアニメ1クールに2本のレビューを書いてしまいました(汗)
言うまでもなく、面白かったし、深堀できる点がいくつもあるからなのですが。

私はアニメはジャンル問わず見る方ですが、実は「恋愛系」それほど興味がありません。
「恋愛」+「α」がないと見ない方が多いかも。

『ハイスコアガール』は格闘ゲームがメインと見せかけての青春ラブコメで、見る気になりました。

そして、見終わった後、感じたのは。
(先日のレビューでも書いたように)展開と構成が秀逸なこと
さらにプラスして「大野が何を考えているか分からない」というのに興味をかき立てられたのです。

大野がどうして怒っているのか、どうして機嫌や調子が悪いのか、どうして春雄を避けてるの?
全てに理由があるのです。

理由は、後で分かったり、春雄の言葉がきっかけであったり様々。
それらを大野の表情の変化、動作の変化、演出から読み解いていく。

まるでミステリーを見ているような感覚
ミステリー好きの私にとっては、このような手順が楽しく、作品に引き込まれていきました。

言葉を発しないヒロイン。
ともすれば「何が言いたいのか分からない」ことでマイナスに働くキャラクター設定

が、(少なくとも私にとっては)この設定が大野をミステリアスな存在にし、心情を読み取りたい、心情変化を汲み取りたいという欲求が高まり、じっくりと真剣に見るモチベーションが増したのです。

もちろん、大野さんの魅力があってのことですけどね。

ああ、大野さんonlyの記事なのに、またもや「超」長文に・・・
大変失礼致しました。

最後までお読み下さりありがとうございます。

ハイスコアガール
TVアニメ【ハイスコアガール】1~12話(最終話) 感想レビューⅠ ゲームの話かと思ったら、これは恋ですよ!恋!ゲーム一辺倒の作品かと思ったら、生粋の青春ラブコメでした♪恋愛不器用な二人がゲームを通じて育む愛?そこいらに面白い要素が詰まってます♪語り尽くせない!...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。