オススメ度 | B- |
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原作 | なし (アニメオリジナル) |
ジャンル | コメディ、ショートアニメ |
放送情報 | TVアニメ(2017年秋)/全10話 |
ストーリー | |
設定 | |
世界観 | |
感情移入 |
1話2分ショートアニメ。
GYAO!で鑑賞。一気見。
舞台は架空の都会バビ電子。
運送屋イナズマデリバリーで働く黒豚青年・ヘミングウェイと居候の謎の宇宙人・バイザウェイ。
廃棄電池をリサイクル工場へ運ぶ仕事に、バイザウェイもついていくことに。
こんばんは。時文です。
不思議なテイストがクセになるショートアニメ『イナズマデリバリー』の続編(以下、2)『イナズマデリバリー「同業者アタック編」』のレビューです。
1話2分。全10話、計20分のショートアニメ。
1話一区切りの形を取ってますが、話は次話へ繋がって、全10話で一つのエピソードになっています。
単純なストーリーなので、2から見ても理解できますが、キャラクターをより理解するためにもシーズン1(以下、1)から見ることをオススメします。
1では謎の宇宙人・バイザウェイ登場シーンから始まり、なぜ自分の星へ帰れないのか、帰る方法について模索している最中に、ある組織から狙われるようになる、というお話。
2は、ヘミングウェイが依頼を頼まれた荷物が狙われます。
キャラを愛でるのも良し、ちょっとしたアクションを楽しむのも良し。
不思議なキャラクターが、知能を持った動物同士がぶつかり合うようなやりとりを、純粋な気持ちを楽しんで下さい。
私は、意外と凄いメカや装置についつい気を取られてしまうのですが(笑)
今回も、ラストは「ほっこり」させてくれますよ。
もちろん、「歓喜の踊り」も健在ですよ♪
#「バイザウェイダンス」と言うらしいww
「バイザウェイダンス」The Bytheway Dance Full ver.
INAZMA DELIVERY 公式チャンネル
目次
はじめに
シーズン1(以下、1)同様、ヘミングウェイとバイザウェイの二人はもちろん登場!
1ではお互いを警戒したり競い合ったりしてましたが、ラストは汗と涙の結末(笑)。
1から、どれくらい月日が経ったのか分かりませんが、2を見ると二人はすっかり意気投合した様子。
バイザウェイの意味不明予想不可な行動は変わりませんが、見る分にはかわいらしい。
過ぎた行動をするとヘミングウェイがすかさず止めに入る。(たいてい止められませんが・・・)
二人の漫才のような掛け合いも良い。
面倒見の良いヘミングウェイがいるからこそ、安心してバイザウェイを見ていられる。
良いコンビですね♪
さてさて、2では、ヘミングウェイの運送屋としての仕事に一緒についてきたバイザウェイ。
#内容は違うのに、1と同じようなプロットに見えてしまうのが残念!
#車で移動するというのが同じ構図になってしまい新鮮味がないのですよね・・・
そこへ現れたのは同業者「デストロイデリバリー」・・・
見るからに危険な匂いが・・・
こんな奴が絡んできて、バイザウェイが大人しくしていられるか・・・そんな訳はない!
というお話です♪
イナズマデリバリー シーズン2 予告
INAZMA DELIVERY 公式チャンネル
感想レビュー(以下、ネタバレあり)
ショートアニメだがストーリーアニメのよう
ショートアニメ、1話完結のようですが、ちゃんと話が繋がって進んでいきます。
一気見したので、ストーリー物を見ているよう。
ただし、全10話分でも計20分という短さが私にとっては物足りないのですが(笑)
登場人物は1から続いており、フクロウのカトリーヌもしっかり出てくるので、やはり1から見ることをオススメします。
話数も2は11話から始まります。
本レビューも、本編表記の話数表示で記載します。
タツローロボって、まさか・・・
リサイクル工場の工場長・タツローロボ。
バイザウェイと対峙し、なんとなく同じ匂いを感じる二人・・・
突然戦いが始まる13話。
「こいつ、できる!」ってな感じでお互いの腕試しをする。
少年漫画や格闘モノによくあるパターン。嫌いではないです♪
それにしても14話ラスト・・・
雑誌越しに見えた動作・・・タツローロボの正体って・・・
第二の宇宙人かと思いました、私は。
シリーズ物にありがちな・・・
1でバイザウェイ達が手こずらされたフクロウのカトリーヌ。
2でも対峙しますが、ザコキャラのように簡単にあしらわれてしまうように。
これまた、長編物・シリーズ物にありがちな、敵キャラはより強い敵が出てきたらザコキャラ、という法則に則っていますね(笑)
少し軽い扱いになったし、デストロイデリバリーと同じような対決構図なので、もっと出番を減らしても良かったかも。
ウエスタンスタイルでの決闘シーン、決着はバイザウェイらしくて良かったですが(笑)
それにしても、未確認生命体を狙う謎の組織のメンバーを、ザコにしてしまうほどの運送屋って・・・
ラスト3話、これが本当のイナズマデリバリー!
さあ、遊びは終了。
仲間がピンチに陥った時、ヘミングウェイは覚醒。
トラック『ライトニングイナズマ号』は光を放ち通常性能を遥かに越える速度とパワーで危機を脱する。
バイザウェイもヘミングウェイが必死に守った荷物を、取り戻すために一人デストロイデリバリーへ向かって行く。
18話ラストの啖呵を切るシーンはたまらない。
この二人、よいコンビだ。
ヘミングウェイに男を見る
今回、いや前回も今回も、仕事道具である『ライトニングイナズマ号』をボロボロにしてまで仕事や自分の信念に従い行動するヘミングウェイ。
仕事は真面目にこなし(バローのイタズラに気付かないとか抜けた所もあるが)、運転技術は超一流。
報酬は運送代しかもらわない。
男だねーー
あの電池は・・・
おそらく電池は、昔の充電式電池で言う所の、リチウムイオン電池とニッケル電池の関係に似たような感じでしょうか。
リチウム電池の方が小さくてパワーがあるが、材料が貴重なので高価でまだ数が少ない。(昔の話です)
そういう高性能な電池に、リサイクル工場に持ち込まれた通常電池からわずかに残った電気を収集して、高性能電池を充電する。
#あれだけの電力が残っていたようには思えず、チト物理法則を無視していた気もしますが(笑)
高性能電池しかダメなのは、あの小さい世界では規格が合わないのか場所を取り過ぎるのか。
いずれにせよ、届けた先のことや、電池のことをもっと見たかったですねーー
先が読めたのが残念
ちょっと残念なのが、1のような先が読めない面白さがなかったこと。
『イナズマデリバリー』の魅力は独創的なキャラクターが独特な世界観で振り切った演出でドタバタする点。
私はプラスして、予想外の設定や展開も好きでした。
1なんて、(事前情報入れてなかったこともあって)事務所の中でのドタバタから、カーチェイスや、あんな大仕掛けな話になるとは思いもしませんでしたからね♪
2の1話(11話)を見た段階でクライマックスの展開が読めてしまいました。
ドタバタの追いかけっことカーチェイスは基本的に1と同じですからね。
それにスケールの大きさから言っても1のラストの方が・・・
1を見て基本的情報を知っている上、運送屋設定だから似てしまうのは仕方ないのかもしれませんが・・・
続編の難しさですね。
おわりに (『イナズマデリバリー2』とは)
1と同じような展開に見えてしまうのは設定上仕方なしか。
ヘミングウェイとバイザウェイがトラックで走っている途中に邪魔が入るという構図。
1とは違い、完全に協力し合い助け合う二人は進歩していたが、構成が同じに見えてしまうのですよね。
それでも、ラスト3話はカタルシスもあり必見。
19話でバイザウェイが「ヘミングウェイ!」と叫ぶシーンは少しジーンと来てしまいました♪
ぜひ、長編作品が見たいですねーー
事務所でのやりとりももう一度見たい!
バイザウェイの星がらみなんてエピソードも見たいですね。
バイザウェイは今でも自分の星に帰りたいと思っているのでしょうか。
そう思う程、今の生活を楽しんでますよね。
以上、ハチャメチャキャラ、とんでも展開ですが、「ほっこり」させてくれる『イナズマデリバリー2』レビューでした。
シーズン1のレビューは以下からどうぞ。
