まちカドまぞく

アニメ【まちカドまぞく】1~12話(最終回) 感想レビュー チラ見えする設定が気になるが、しっかりきらら!ファンタジー系コメディー!

まちカドまぞく
オススメ度 B+
原作 コミック(4コマ漫画)
ジャンル ファンタジー系コメディ、日常系
放送情報 TVアニメ(2019年夏)/全12話
ストーリー
設定
世界観
感情移入

原作コミック未読。
TV放送録画にて鑑賞。一気見。

あらすじ

舞台は架空の町「多魔市」。

突然魔族の力に目覚めた闇の一族の末裔である主人公・吉田優子改め「シャドウミストレス優子」略して「シャミ子」。
光の一族の末裔である魔法少女を倒し一族の復興を目指す──

的な感じの、ファンタジー系日常コメディー。

こんばんは。時文です。
TVアニメ『まちカドまぞく』最終話まで鑑賞しました。

原作は「まんがタイムきららキャラット」で現在も連載中の4コマ漫画。
コミックは現在5巻まで刊行。(2019年11月時点)

アニメを見ると4コマ漫画が原作とは思えない!
流れや展開がお見事です♪

魔法少女と魔族のゆるふわな日常。
ですが、ちゃんと物語としての軸があり、終盤はホロリとさせてくれますよ。

では、TVアニメ『まちカドまぞく』感想レビューをどうぞ。

  • 「はじめに」は【ネタバレなし】
  • 「感想レビュー」「おわりに」は【ネタバレあり】

はじめに

世界設定は「光の一族」と「闇の一族」の戦いが代々続いているファンタジー。
メインキャラは、その末裔である二人の少女。

だけど、バトルは”ほぼ”皆無。
魔族と、魔法少女、そしてその周辺の友達との、ユルい日常が描かれることは1話を見れば分かります♪

何が面白いのかと問われると、見せ方が上手い!

元ネタは4コマ漫画ですが、それを感じさせない連続性。
一つ一つのギャグ、絵とセリフ(声優さんの演技)と、そして”間の取り方”が上手い!

難しいことを考えず、頭空っぽにして見てられる作品です♪

バカバカしい展開にクスクス笑いながらも、話数が進むと進展があります

成長?友情?謎?過去?因縁?

どれだかは、ここでは明かしません。

1話を見て「笑える」と思ったら継続してOK!
最終話までにはハマっていることを保証します!

TVアニメ「まちカドまぞく」PV
TBS animation

感想レビュー (以降、ネタバレありです)

コメディ作品なので、最初は笑いの面からいきましょう♪

絶妙なセンスとバランス!

魔法少女を倒すという使命を追った魔族の末裔シャミ子。
ところが「残念」魔族と「優秀」魔法少女、結果は見えている。

「魔族の無謀な挑戦」VS「軽くあしらう魔法少女」という構図が見えるが、そのパターンは思ってたより出てこない。

少しズラしているのが上手い!

魔法少女は確かに強い。
そして町の平和を守っている。

であれば、魔族を倒すのが打倒だが、桃は戦わない方向へ話を進めるのだ。

戦わなければ、物語的に面白くない。
そこで見せ場となるのが、シャミ子の扱い!

魔法少女・桃は強いだけでなく、シャミ子の扱い方が上手い。

シャミ子もシャミ子で、彼女はアホだが、決して正真正銘のアホではない

桃や友達、母親が言ってることに、ちゃんと”違和感”を感じている。
「何か変だ・・・」「なぜか納得できない・・・」と感じている。

違和感に対し、反論はもちろん、何がおかしいのか分からない程度のアホなのだ。

シャミ子の頭のレベル感と、それを(直接的には)馬鹿にせず手玉に取る、このバランスが絶妙なのです!

ストーリー物として見たい!

『まちカドまぞく』は完全にコメディテイストで、ギャグ満載。
だけど、ちゃんと物語は向かうべき方向があり、進展がある

日常も描かれますが、ストーリー物のようにきちんとステップの一つとして描かれてます。

主人公の努力とアイデアはいつも空回り。

だけど、少しずつ成長していく。
主人公の周囲は前向きな彼女を否定せず。
主人公の実力はゆっくり。
主人公と魔法少女の距離は確実に。

成長と物語の進展と共に、魔法少女と魔族の関係や真実が。
町や関係者の過去が明かされていく。

1クールのアニメとしてきちんと起承転結があるのです。

しっかり笑わせておきながら、ストーリーを少しずつ進展させる。
4コマギャグ漫画でこんな青春物語を見せられるとは恐るべし・・・
#原作未読なので、原作通りかは不明。

原作者・伊藤いづも先生のストーリー漫画を読んでみたいですね!

魔法少女と魔族の友情物語

ギャグアニメとして見ていると、プロットの良さを見逃してしまうかも。
作品の前半部分を紹介しましょう。

色々残念な主人公・シャミ子。

勉強も運動も苦手。
角と尻尾が生えたからと言って変化は何もない。

そんな状態で「片手ダンプ」の魔法少女を倒せと言われても無理難題。

無茶な指令と知りながら、果敢に挑むシャミ子は使命感か天然か?

魔法少女・桃に挑戦するも、幼児を相手にするかのように軽くあしらわれる。

ところが桃はシャミ子に関心を持つ。
その後、何かと面倒をみる。

理由は、シャミ子が暴発しないかと監視をしていたのだ。
魔族は力に目覚めると強大な力を発揮する場合があるのだ。

シャミ子は、3話終盤で、魔族らしい能力を見せる。
ただ、その時念じていたのは「皆が仲良くなりますように!」・・・

魔族らしからぬ願い。
だけど、魔族は強い思いに反応して魔力が出る。

その願いは真実なのだ──

桃は、改めてシャミ子に興味を持つ。

一方、桃は魔法少女として完璧を誇るが、時折見せる影。
6話、シャミ子は桃の夢に入り込み、彼女の闇を知る・・・

魔族らしくない魔族、魔法少女らしくない魔法少女、二人の距離が近づいていく──

これは理想?魔法少女と魔族の共存?

プロットがしっかりとしている上に、テーマも面白い。

『まちカドまぞく』のテーマ

「悪」と「正義」の共存

ギャグだから戦わない、戦う以前の問題、戦わなくてもあしらえる、と言う意味ではありません。

本作は大きな視点で、魔族が存在する世界で、戦わずして平和を目指しているのです。

悪がいなければ、正義の出番はない
「魔族」が悪事を働かなければ「魔法少女」の出番もない

魔族の目的は魔法少女を倒す事
魔法少女・桃はその戦い自体を貸しを作って引き延ばす。

張り合う内に、相手を知り、対決するまでは健康でいて欲しいと妙な関係が生まれる。

絶妙な展開の運び方で、魔法少女を倒すのが目的なのに「戦いのない物語」を実現

ラストはそれぞれの師匠と父親の話まで絡め、正に因縁。
それでも戦わせない!

話はこれでは終わらないはず!
続編を見たい!!

おわりに (『まちカドまぞく』とは)

1話からクスリと笑ってしまい、シャミ子の涙目を見ると、そっと応援。
ご先祖様に手足が生えたシーンには吹き出し、封印された中の引きこもり生活を少し羨ましくも思ったり(笑)。

ゆるふわなギャグ作品なのは確か。

だけどストーリー面重視の私には「成長」「友情」「真の平和」なんてものが見えてきました。

そう感じると、中盤辺りから楽しみと同時にもどかしくも。
もっと見たい、もっと知りたい!

シャミ子と桃がいる「多魔市」のことは、まだ少し分かっただけ。
過去に何があったのか、桃の義理姉は?シャミ子の父は助かる?

最終話「私にこんなハッピーがふりかかるはずがない」と言う桃のセリフも気になる。
#呪い?

もっと魔法少女としての活躍も見てみたい。
桃の魔法少女としての力を使ったのは「片手ダンプ」と「タコウインナー」のみ?!
ミカンの魔法だって見てない!

ぜひ続編を見たいですね!

ではでは。

きょうのひとこと

地上波もゲームもし放題なら封印生活も悪くない?

関連作レビュー

『まちカドまぞく』はきらら作品。

きらら作品らしいところもありましたが、私が感じたのは『えんどろ~!』と同じ感覚を味わいました。
#『えんどろ~!』はきらら作品ではありません。

『まちカドまぞく』が気に入った方には、オススメです。

『えんどろ~!』の感想レビューはこちらをどうぞ
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