ワンパンマン

TVアニメ【ワンパンマン1期】1~12話(最終話) 感想レビュー 全戦クライマックス!ただし緊迫感は小(笑)

ワンパンマン1期
オススメ度 B
原作 WEBコミック
ジャンル ヒーロー、アクション、ギャグ
放送情報 TVアニメ(2015年秋)/全12話
ストーリー
設定
世界観
感情移入

原作コミック未読。
TV放送にて鑑賞。一気見。

こんばんは。時文です。
TVアニメ『ワンパンマン (1期)』最終話まで鑑賞しました。

原作はウェブサイトに公開されているONE先生によるWEBコミック。
それを『アイシールド21』の村田雄介先生の作画によりリライトされ「となりのヤングジャンプ」で連載。
原作コミックは現在20巻まで刊行。(2019年7月時点)

今でもWebサイト「となりのヤングジャンプ」で一部を除いて読むことができます。
うれしいですね!

となりのヤングジャンプ」はこちら

アニメは、1~7巻の内容が忠実に再現されています。

  • 「はじめに」は【ネタバレなし】
  • 「感想レビュー」「おわりに」は【ネタバレあり】

では、TVアニメ『ワンパンマン(1期)』感想レビューをどうぞ。

はじめに

あらすじ

舞台は怪人や悪人がはびこり、それらを倒すヒーローが存在する世界。

主人公の青年・サイタマは趣味でヒーローをやっていた。
幼い頃から夢だった「悪役を一撃で倒すヒーロー」を目指して特訓。
どんな敵でも一発で倒せる強さを手に入れた。
が、ワンパンで決着が付くため、緊張や高揚感もなくなり、次第に無気力な日々を送るのだった。

原作漫画は連載初期の頃から、風の便り(ネット)で知ってました。
が、あまりに単純な設定と、展開が予想でき、興味を惹かれずスルー(すいません)。

アニメ1期も対象外にしていたのですが、2期決定と聞き、そこまで人気なら面白いのだろうと、再放送されていた1期から鑑賞しました。

なるほど、とんでもない設定にムチャクチャな展開ですが、勢いとパワーは本気
いきなりクライマックスを見せられている感じとでも言いましょうか。

それが、かなり早いテンポで展開。
基本的に1話完結。
それどころか、0.5話というかABパートの中で決着する。

あまりの早さと、これだけ強い敵を出しておいて、次はどうするのだ?
と、変な期待が先行し、次から次へと再生ボタンを押してしまう(笑)

軸となるストーリーは、なくはないのですが、バトルシーンの印象が強すぎる。

特撮ヒーロー物のテンプレートのように、悪役が出てきてやっつける1話完結パターンを踏襲し、その流れの中で物語を進ませるタイプ。

ちゃんと見ないと、バトルシーンに気を取られ忘れてしまいそうなほど(笑)

ことごとくヒーロー物のセオリーを破り、笑わせ、呆れさせる。

そう、ギャグと本気の振り幅が大きく、肩の力を抜いて見ると、(私の場合は)マジなシーンで、時折グッと来る。

そして、サラッと問う。
正義とは何か、ヒーローとは何か、強さとは何か。
主人公サイタマは何を目指すのか。

最後まで見ないと気が済まない作品になりました。

孤高のヒーロー、ここに誕生!

TVアニメ『ワンパンマン』PV第2弾
BANDAI NAMCO Arts Channel

感想レビュー (以降、ネタバレ全開です)

ヒーロー物のセオリー

皆さん、今までバトル系、ヒーロー物を見て疑問に思った事ないですか?

  • 毎回出てくる悪役は、主人公より”少しだけ”強い
    決して、圧倒的に強い敵が最初から出てきたりしない
  • ゆえに、主人公は悪役を苦労の末、倒す
    決して簡単に倒したりはしない
  • 敵の本拠地を攻め込むとき、弱い敵から順に倒していく
    決して(急いでるが)最初からボスと対決したりしない

もちろん、これらは商用のためという大人の事情・・・失礼!

主人公たちが苦労して勝利し、努力して成長することを見せる事により、視聴者と一体感を得るための展開の鉄板のようなもの。
物語を盛り上げるため、登場人物に感情移入してもらうために、成長や変化が必須なのです。

他には、主人公が「必殺技」を持っていたり、必殺技の呪文を唱えたり、変身中は攻撃されない。
主人公はいつもピンチになる。
強い敵には一度負けても、より強くなってリベンジする。
主人公は熱く、カッコいい(のが多い)。
ヒロインがいる!

などなど。

このように、バトル系、ヒーロー物作品には、いくつものセオリー、お約束というものがあります。

#時折、わざとセオリーを破る展開を入れることはあります。

全てに於いて規格外

ところが『ワンパンマン』ではことごとく、このセオリーを破ります
それも、時々じゃなくて、全てと言っていいほど!

出てくる敵に、サイタマ以外のヒーローはとても敵わない。
しかも”圧倒的に敵が強い”。

ところが、サイタマが敵と遭遇したら最後。
相手の攻撃を受けてもダメージはなく、ワンパン(大抵普通のパンチ)で相手を倒してしまう。
サイタマの方が”圧倒的に強い”のです。

敵が人間に対しての恨みを語り出しても「うるせえ」と途中で遮り、悪に対して容赦ない。

仲間のヒーローとの連携なんて考えもせず、本能の赴くまま行動する。

信じるのは「己の正義」と言わんばかり。

ムチャクチャだけど、次第にサイタマが圧倒的な強さを見せるのが心地よく。
サイタマのワンパンシーンまでを、まだかまだかと待つように。

これは、サイタマが出てくるまでの、敵の暴れぶりや、他のヒーローの奮闘を楽しむ作品か?

否、決してそれだけではありません。

判断は真っ当!

サイタマの行動は、ヒーロー物作品としては常識外れ。
が、強さが規格外なだけであって、判断はとても真っ当

日常生活は決して模範的ではない。
周りの評判を気にしたり、ファンの有無を気に懸けたりするが・・・

いざ、悪を見つけると、その度合いによって、本気度が変わる。

特に、悪を目前にすると、何よりも市民を守り、ためらいなく敵を倒す
それも最短の方法で。(それがワンパンなわけだ)

面白みはないが、これだけの実力差があるのだから当然。
むしろ、相手に合わせて手加減すると、被害が広がる可能性がある。

誰かに見られていようと、逆に誰にも見られてなくても、悪を倒すことを最優先。
こと敵を目の前にすると、評価や評判など気にしてないのだ。

実に合理的!効率的!

これぞ真の正義と言わずに、何を正義と言うのか。

こちらの被害を可能な限り少なくして、敵を倒すのが最善。
敵を倒しても、味方に被害が出れば、成功ではないのです。
#サイタマが到着するまで被害は出てますが、サイタマが敵と対峙してからは被害は最小限に抑えられている、という意味です。

(他のヒーロー物のように)どうして、主人公達のレベルに合わせた悪役が出てくるの?
現実、そんな偶然、運の良いことなんてないでしょ?
と言わんばかりの、バランスがデタラメ(=それが現実)なのです。

もしかすると、ONE先生自身が、これまでのヒーロー物に疑問を持っていたのかもしれないですね。
#私の勝手な推測です

強さの結果

だけど、他のヒーローや市民はサイタマを認めない
いや、認めたくないのだ。

らしくない外見、常識外れの行動、規格外の強さ。

姿形は憧れのヒーローとは程遠く。
サイタマを認めてしまうと他の憧れのヒーローが小さく見えてしまう。

あまりに強大な力を目の前にしてしまうと、人は受け入れられないのか・・・。
#この辺はアメコミっぽいですね♪

成長するのは主人公以外!?

サイタマは、見た目も冴えないし、自己主張も苦手(と言うか興味なし)。
強さも振り切っており、本当に成長という要素はなさそうだ・・・

周りの評判を気にする素振りを見せるものの、改善する気はなさそう。
「いつか分かってくれる」というより「正義を執行するのに、周りの評価など関係ない」と見える。

けれども、少しずつ理解者が増えていく。

ジェノス
最初は暑苦しい奴だと思っていたが、サイタマを心底信じ惚れ込んでいる良い弟子。
ジェノスが登場してからサイタマの行動に選択肢が増え、物語に厚みも出てきた。

シルバーファング
巨大隕石を破壊したのを目の当たりにし、サイタマの実力を評価している。

無免ライダー
深海王戦で助けてもらい・・・
いや、誰も倒せなかった深海王を倒し、市民を守ったことに感謝している。

だけど、それ以外のヒーローと、市民は、サイタマの実力に気付いてさえいない。
特に市民は民度が低く、妬みひがみが強い。
#これだけ、怪人の恐怖にさらされているのだから仕方なしか・・・

サイタマは、いつか市民にも認められるヒーローとなるのか。
そこがある種、物語の終着点になるのかもしれません。
#認められても、サイタマ自身は何も変わらない気がしますが(笑)

サイタマがこれ以上強くなると言うことがないのなら・・・
物語上、成長を見せるのは、他のヒーローであり、市民なのかもしれないですね。

おわりに (『ワンパンマン』とは)

ヒーロー物、バトル物作品が終着点とする、主人公最強から始めているのが斬新。

どんな敵でもワンパンで決着が着くという、”一見”安直な設定。
だけど、ここから物語を進めるのは、過去の作品を見ても難しいことが想像できます。

バトル物は強くなりすぎるとストーリー展開が難しいのです。

それを敵が出現するという点においては、見事なまで次々と展開。

次から次へと出てくる敵はギャグ要素がありながら、強さも半端ない。
圧倒的なバトルシーンは先へ進むほど見応えあり

残念な点は、主人公の成長がなく、(主人公に関する)物語も少ないこと。
#でも、主人公レベルMAXがこの作品の売り(笑)
#諸刃の剣か。

主人公より他のヒーローと悪役が物語を持っているので、そこら辺が楽しめます。

1期だけでかなりの敵を倒してきたサイタマ。
だけど、まだ強さの片鱗しか分からず、限界が見えない。

まだまだ”序章”ということか。
これ以上、強い敵をどう出してくるのか、またアニメ上どう表現するのか。
その辺を楽しみに、2期を見たいですね♪

ではでは。

『ワンパンマン(2期)』のレビューはこちらをどうぞ
ワンパンマン2期
TVアニメ【ワンパンマン2期】13~24話(最終話) 感想レビュー 設定を愚直なまでに貫き通す、そのスタンスは凄い!TVアニメ『ワンパンマン』2期13~24話(最終話) 本格感想レビュー。2期もバトルシーン満載!対決するのは怪人だけではない。対達人、対ヒーローを憎む人間。そこへ怪人が数で押してくる「地球がヤバい」展開!?前半の「はじめに」は【ネタバレなし】後半の「感想レビュー」は【ネタバレあり】で魅力を紹介します。...
『ワンパンマン』コミック1~7巻のレビューはこちらをどうぞ
ワンパンマン1期
コミック【ワンパンマン】1~7巻 感想レビュー "動き"が想像できる絵が凄い!TVアニメ『ワンパンマン』を見て、原作に興味を持ちました♪ リメイク版(村田版)コミック、アニメ1期に相当する1~7巻を対象とし、印象やアニメとの違い、番外編についてレビューします。...
きょうのひとこと

早くサイタマにスマホと移動手段を与えて!!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。