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TVアニメ【プラスティック・メモリーズ】1~13話(最終話) 感想レビュー 大切な人との別れが事前に決まっていたら、どう過ごすだろうか・・・

plastic-memories
原作 なし (アニメオリジナル)
ジャンル SF、ラブコメ
放送情報 TVアニメ(2015年春)/全13話
オススメ度 B+
ストーリー
設定
世界観
感情移入

TV録画にて一気見。

あらすじ

利用可能期限間近のアンドロイド「ギフティア」を回収する部署「ターミナルサービス課」。
主人公ツカサはギフティア・アイラと組んで、回収の仕事を担当することに。

はじめに

主人公・ツカサ達が携わるギフティアの”回収業務”

回収されるギフティアは、9年間も寄り添った契約者にとって大事な存在。
ギフティアとの別れは思い出を引き裂くことになるデリケートな仕事。

この作品は、いつか来るであろう大切な人との別れが、
事前に決められていると人はどのように過ごすだろう。
そんな問いかけが込められた作品です。

 TVアニメ「プラスティック・メモリーズ」PV第1弾
©MAGES. / Project PM

感想レビュー

以降はネタバレしています。

大切な人との別れが事前に決まっていると、人はどのように過ごすのでしょうか・・・

話が進むにつれてジワジワ心に染みる展開です。
互いを思いやる気持ちがとても温かい。

作品前半は、(物語の演出上)主人公の無知と無理解、不親切な説明により、
突っ込み所が多々あり、イライラする展開。

後半は、展開が分かっていても感情移入してしまう・・・

SF要素ありますが、ラブコメとして見るのが正解でしょう。

人間と同じような感情を持ち、見た目も人間と区別がつかないギフティアと人間との恋。
結末は予想できても、少し期待をしてしまう、可能性を、奇跡を・・・

最初は”回収”という仕事、
なんて辛い仕事なのだろうと思って見ていたのですが、
終盤はなんて意味のある、人のためになる仕事なんだと思うように・・・

限りある時間だからこそ、今を大切に。
そんなことを考えてしまう良作でした。

序盤は、設定や過去の出来事を説明するのに費やされ少し退屈に感じるかも。
ですが、6話終盤からとてもよくなります
それまでは我慢?(ごめなさい)して見ましょうww

Good Point

人間のような存在であるギフティア

言われないとそれと気付かないほど人間らしいギフティア。
この世界ではギフティアと人間が分け隔てなく共存している。
作品内に出てくるギフティアはお手伝いや補助ではなく家族同然の存在

それなのにギフティアには寿命があり、9年4ヶ月で必ず回収されてしまう・・・
人とギフティアとの様々な関係性と別れがドラマチックに描かれる。
別れは悲しいが、なぜか見ていて羨ましい
そんな感情が生まれてきました。

美しくも悲しいエピソードが描かれます。

少し未来のガジェットが楽しい。

主人公達が使う、職場にあるPC、携帯端末。
どれ一つとってもカラフルでデザイン性に優れていて、見ていて楽しい。
ヤスタカの完全自動運転できる車!見たかったぞーーww

ギフティアがいじらしい

見た目は人間と変わらず、心も感情も持っている。
与えられた仕事をただ一途にこなす姿がいじらしい。
その上、感情的になって努力し仕事や技術を修得し
契約者と絆を築いていく姿は人間そのもの
素直なだけに余計にいじらしく見える
のだ。

アイラが段々可愛く見えてくる

正直、前半はヒロインのギフティア・アイラを全然可愛いと思えませんでした(ごめんなさい)
なので最初は主人公ツカサがアイラを気にかける様子に全く共感できなかったのですが、
アイラがツカサを意識しだしてから少しずつ可愛く見えてきました。
ヒロインが可愛く見えると、ようやく作品に入り込めるようになりましたね。

終盤からラストは感動

物語が進むにつれ、アイラが置かれた状況が徐々に判明。
ツカサとの結末は分かっているものの、涙なしでは見てられない。
「終わって欲しくない」「時間が止まって欲しい」と思いながら見てました
10話終盤の告白シーンも最高でした。

私は恋愛物はそれほど好みなジャンルではないのですが、これはキュンとしましたね(恥ずかしい・・・)

Bad Point(と思ったが・・・)

設定に色々ツッコミ所が・・・

新入社員に対する育成が雑過ぎる・・・

主人公・ツカサが担当したのは、
9年もの長い間寄り添ってきた家族同然のギフティアを
回収するという、とてもデリケートな仕事。

期限を越えると顧客に危害を及ぼすので、回収は重大で危険な仕事。
その上、ギフティアはプライバシーの固まりだから、
回収時に守らなくてはいけない法律もある。

にも関わらず、携わる社員に対してアバウト過ぎ

新入社員のツカサにギフティアの仕組みや、仕事の重要度
気を付けるべき点を教えないの??
どれだけズボラな職場か、それともブラック企業か??

もちろん、アニメとして話を面白くするための設定でしょうが、
前半は「お仕事アニメ」的な捉え方ができるので、違和感の方が大きくなってしまいました。残念・・・

約9年という寿命に対して対策を講じていないこと

これだけ人間のパートナーとしてギフティアの存在感が増しているのであれば、
回収して代替ではなく別の手段を講じるべきでは?

アンドロイドの利点は、基本的に同じ物を製造できること。
寿命がきたパーツは交換すれば良い。
記憶や経験は記録され、移行できるはず。

技術的には外見も中身も、半永久的に利用し続けられるのでは?

できない理由が一切説明されないので、どうも腑に落ちないのです。

仮に止む得ない事情があるのなら、
感情が移らないように人間に似せないような造形にするとか
アンドロイドと分かるようにして、感情的な配慮をすべきではないか。
(それでも愛情を持ってしまうでしょうが・・・)

ということをつい考えてしまいますねww
たとえ、物語上必要な設定なのだとしても。

ワンダラー化が分かっているなら、販売してはいけません!

9年4ヶ月の利用期限を越えると、
人格と記憶が崩壊し本能的な行動しか取れなくなり、危険な状態に。
こんな状態になるのに法律でGPSを搭載させないとか、
遠隔操作、遠隔強制終了機能を搭載しないなんて、あり得なさすぎ!

リミッターが外れると
人に危害を与えてしまうほどの力があるということは、
故障したときのことを想定していないのか?
非現実的。あり得ない。

私自身技術者の端くれなので「ありえねーー」と思ってしまいました。

とは言え、描きたいことは理解

以上、ツッコミ所が多くて最初のうちは気になりましたが
製作側が描きたかったのは、
避けることができない利用期限があるギフティアと人間との
関係と別れを描きたかったのでしょう。

いや、ギフティアという設定で
命に限りがあり、そのことを認識している女の子の考え方、生き方、恋物語を
命ある最後の日までの姿を見せたかったのでしょうね。

その状況を作るための設定。
狙い所は分かるだけに、
前半もっと説得力ある展開と演出をしていたら、名作になったのでは?
と思うだけに惜しい!!悔しい!

おわりに

まあ、細かいことは置いておいて・・・

前半は、
近未来、感情を持った精巧なアンドロイドがいる世界はどんな感じになるのか
を楽しみましょう。

後半は、
ツカサとアイラの恋の行方と
アイラに刻々と迫る回収期限に向けて、二人の関係、仲間との関係を見届けて下さい!

感動したい方、泣きたい方にオススメです。

では、「大切な人といつかまた巡り会えますように・・・

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