オススメ度 | B |
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原作 | ソーシャルゲーム |
ジャンル | 異世界、日常系 |
放送情報 | TVアニメ(2020年春)/全13話 |
ストーリー | |
設定 | |
世界観 | |
感情移入 |
原作ゲーム未プレイ。
TV放送録画にて鑑賞。一気見。
こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』最終話まで鑑賞しました。
原作はCygamesが配信するソーシャルゲーム。
ゲームと言ってもジャンルはRPGのストーリー物。
原作ゲームのストーリーは第2部まであり(アニメ放送時)。
第1部がアニメ化されました。
では、TVアニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』感想レビューをどうぞ。
- 「はじめに」は【ネタバレなし】
- 「感想レビュー」「おわりに」は【ネタバレあり】
目次
はじめに
同名タイトルのゲームが原作のアニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』。
ゲームはシリーズになっていて『~Re:Dive』は続編。
- 第1作:プリンセスコネクト!
- 第2作:プリンセスコネクト!Re:Dive
シリーズ初のアニメ化なのに、なぜか続編からアニメ化。
#恐らく、第1作は既にサービス終了し、現在は第2作しか遊べないからでしょう
続編から始まるので、アニメの最初は、設定、主人公の目的、置かれている世界の状況もよく分かりません。
だけど、基本路線は異世界系日常コメディ。
メインストーリーもゆっくりと進み、詳細な内容が分からなくても楽しめるようになってます。
特徴は、ソーシャルゲーム原作らしい多くのキャラクター!
個性的なキャラクターが多数!
いや独特?クセが強い?ヤバい?
と、とにかく一度見たら忘れられないキャラ多数。
そんな中、4人のメインキャラが魅力的!
どこへ行っても何かが起きる、イベント(トラブル?)に事欠かない4人組。
魅力ある4人をメインに据えたことにより、他のソシャゲ原作アニメとは一線を画しています。
・・・・・
「もう一度、キミと繋がる物語」
これが『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャッチフレーズ。
“もう一度”がポイント!
なぜ「もう一度」なのか、誰と誰がもう一度なのか?
ストーリー物というより日常回が大半なので、物語重視派だと物足りない面はあり。
それでも、短いながらもストーリーパートは見応えあり!
#個人的にはもっと本格ストーリー寄りが好みですが(苦笑)
異世界物とも少し違い。
俺TUEEEかと思ったら強いのは違う人(苦笑)。
世界を救うのかと思ったら、世界は危機にならない!?
世界観とキャラクターを味わえる、とても完成度の高いアニメです。
クオリティ高い作画で描かれる、活き活きとしたキャラクターが作り出す世界を堪能あれ!
プリンセスコネクト!Re:Dive チャンネル
感想レビュー (以降、ネタバレありです)
『プリンセスコネクト!Re:Dive』ストーリー概要
序盤 (1~5話)
プリンセスコネクト!Re:Dive チャンネル
舞台は、異世界のような王都「ランドソル」。
記憶を失った主人公ユウキは、ガイド役のコッコロと過ごしている内にペコリーヌとキャルと出会い、美食ギルド「美食殿」を結成する。
「美食殿」の目的は「この世界のありとあらゆる料理や食材を追及、探究し皆で楽しく食事をする」
主人公のユウキは記憶喪失設定。
お金の存在や、食べられる物、食べられない物の区別すらつかない。
記憶喪失と言うより幼児退行。
ユウキが記憶喪失なこともあり主人公に目的はなし。
コッコロもユウキの生活を支え、ユウキが自分を取り戻すサポートをする。
ギルドを組むと家が借りられると聞き、知り合ったペコリーヌとキャルとギルドを組む。
ペコリーヌも目的は不明。
故郷の王都「ランドソル」に帰ってきたが、特段目的があるわけではなさそう・・・。
唯一目的があるのがキャル。
ペコリーヌの監視目的で近づいたキャル。
人との距離感が分からないツンデレだが、ペコリーヌの馴れ馴れしさに徐々に心を開いていく。
実は、4人の中で一番人並みの知識があり、常識人で、かつ几帳面でしっかり者。
何かと頼れる存在になっていくのが心地よい。
中盤 (6~11話)
プリンセスコネクト!Re:Dive チャンネル
美食ギルドとして活動を開始した「美食殿」の四人。
依頼主の村の周囲の森では、姿を真似るシャドウが出現していた。
その後、様々なクエストをこなしていく。
美食ギルドと言いながら、クエストには出かけてなかった「美食殿」(笑)。
6話でギルドとしてクエスト初挑戦。
依頼主の村へ向かう行程が楽しい!
途中での食事が美食ギルドらしい!
ところが依頼主の村へ行くと不穏な動きが・・・
突然のシリアス展開!?ガチバトル!?
それでも、個性的な新キャラを登場させるのを忘れないのが”らしい”!
強キャラの超能力者ハツネをこのエピソードだけでしか登場させないのは贅沢(苦笑)。
終盤 (12~13話)
プリンセスコネクト!Re:Dive チャンネル
カイザーインサイトの企みはますます悪質かつ大胆に・・・
街中にシャドウが現れ、人をロストさせる事件が多発。
ペルソナ(仮面)を付けたシャドウはこれまでのシャドウとはレベルが違った。
カイザーインサイトの企みが、街中にまで及んできた。
魂を求めるシャドウを生みだし、より強い魂を求め彷徨わせていた。
美食殿の4人は町の人を守るためシャドウと戦うことに。
──それとも、より強い魂を求めるシャドウがペコリーヌに辿り着くのは必然だったか──
ペコリーヌの正体も明らかになり、キャルも自分の信じる道を歩む。
ユウキはラビリスタと話し、自身の身を危険にさらすことになっても「プリンセスナイト」を使う決意をする──
見事なアニメ化
ソーシャルゲームのアニメ化は、多くのキャラクターが次から次へと出てくるので取っ散らかってしまう作品が多い。
#逆にそれが売りでもある
『プリンセスコネクト!Re:Dive』は、ユウキ、コッコロ、ペコリーヌ、キャルの4人を丁寧に描いた上で、他のキャラはあくまでゲストキャラとして、それも4人と絡めて描いているのが上手い。
ユウキの記憶喪失と俺TUEEEではないのも功を奏してました。
主人公が活躍”しなくても”、”出番が少なくても”、気にならないのです(苦笑)。
その分、他の3人が見事にヒロインを演じてました!
キレイな作画でヒロイン達がとても可愛く、活き活きと描かれていました。
可愛いだけでなく、見せるところでは魅せる!
ヒロイン達は、期待する時に期待通り(時には期待以上)の行動をしてくれました。
むしろペコリーヌが主人公なのでは?と心配してしまう程。
それでも、誰もユウキを蔑まないのが優しいアニメでしたね。
そのユウキも、ラストは奮起して自分が壊れる可能性があるとしても仲間を守る決意をする。
4人の絆が最高潮に達したところでのラスボス(中ボス?)戦決着は、区切りとしてお見事でした。
もちろん、ソーシャルゲームらしいキャラクター回も多々あり。
魅力的だったかと問われると、出番がワンポイント過ぎて、ゲーム未プレイの私にはそこまで興味を引かれなかった。
気になるキャラはいましたし、もっと登場させて欲しいキャラはいましたけどね。
そういう人は、ゲームへ!という戦略なのでしょう。
私はゲーム未プレイなので、4人をメインにした物語は、視点を固定でき見やすかったです。
ペコリーヌ、キャル、コッコロ、ユウキ

ギルド「美食殿」の4人の関係性がいい!
「美食殿」の目的は「この世界のありとあらゆる料理や食材を追及、探究し皆で楽しく食事をする」。
その目的だから、食べ物に一番詳しいペコリーヌが全面に出るのは自然な成り行き。
さらにペコリーヌのグイグイいく性格が相まって、大体彼女が次の行動を決める。
ユウキは、感覚で判断(笑)。
一見、常識人に見えるコッコロは、意外と単純で(笑)。
ユウキに危機が迫れば無条件で助け、ユウキがOKであればオールOK!
結局、キャルが一番マトモ。
ペコリーヌの暴走を止め、必要な物を見極め、皆に危険が生じたときは仕方なしにでも助けに入る。
仲間で群れるのに興味はなく、一匹狼を気取っていたキャル。
でも、実は仲間に飢えていて、「監視という目的」を与えられ(自分でも気付いてない程、嬉々として)ギルドに入り、楽しんでいるキャルが眩しかったです。
この4人の関係性と連携は、ストーリー回だけでなく、サブキャラ回でも確立しており、ストーリーが進まなくても、4人の絆を深めていく展開になってました。
もう一度、キミと繋がる物語
『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャッチフレーズは「もう一度、キミと繋がる物語」。
原作ゲームも同じ設定だとすると、「もう一度」というのは、記憶喪失になった主人公が前作のキャラクターと再び絆を結び直していく物語なのでしょうか。
少なくともアニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』では、ユウキだけでなく、ペコリーヌとキャルの絆も描かれました。
ユウキは記憶を失い、ペコリーヌは王女としての事実と皆の記憶を消されている。
ユウキはこれまでの記憶を失っているので、新たに人との繋がりを作っていく。
ペコリーヌは、王女としてではなく、一人の人間として新たな仲間や知人と絆を結んでいく。
ユウキは幼児退行が入っているので割とノホホンと(笑)。
ペコリーヌは、(最後に分かったのは)新たにできた仲間や知り合いも、また消えるかもしれない不安を抱きながら・・・
ただ、変化という観点で見ると、実はキャルが一番成長しています。
関係性を築く上で、キャルが一番重要なキャラクター。
ペコリーヌを敵認定していたキャル。
ギルドに参加し一緒に生活していく内にかけがえのない存在になり、葛藤しながらも自分の気持ちに素直になり、考えを変えていく。
ペコリーヌは、時折遠い存在に感じるキャルだからこそ、自分を向いてくれれば嬉しく、距離を取られると悲しい・・・
ペコリーヌは、キャルとの絆が一番嬉しかったのです。
コッコロは、無条件で主に尽くし、他人にも好意的。
ペコリーヌとキャルだったからこそ、コッコロは尊敬し心を許す。
ペコリーヌとコッコロは純粋なコッコロに絶対的に信頼を置く。
こんな3人のヒロインだからこそ、ユウキはゆっくりと身体(記憶喪失)を回復させ、最後は自分に危険が及んでも仲間を守ると決意。
この4人だから作り得た絆が描かれているのです。
ユウキは忘れリセットされた仲間と絆を。
コッコロにとっては憧れていた仲間と絆を。
ペコリーヌは奪い取られてしまった仲間と絆を。
キャルは自分には縁がないと思っていた仲間と絆を。
本格ストーリーを期待
プリンセスコネクト!Re:Dive チャンネル
『プリンセスコネクト!Re:Dive』は2期制作が決定!
多くの謎を残して終わりましたからね。
続きはゲームでかと思っていたので、うれしい!
1話冒頭に出てきたコッコロが神様のように思っているアメスの正体は如何に。
そもそもこの世界は異世界?それとも・・・
ユウキはなぜ記憶を失った?
それよりユウキ以外も記憶を失っている!?いや書き換えか?
#アメス曰く、ユウキとクリスティーナは何度も出会っている(7話)
ラビリスタ(クレープ屋)、シズル(姉)、リノ(妹)はなぜユウキの過去を知る?
記憶を残している者達と、消える、あるいは書き換わっている者達の違いは?
その上で、キャルが閣下と呼ぶカイザーインサイトの正体と企みは?
この世界で起きていることは?
そして、この世界でのユウキの役目は?
・・・・・
これまで書いてきた通り、日常回も良いですが・・・
4人のキャラクターや、戦闘シーンの作画が秀逸だっただけに、ストーリー性重視の続きを見たいですね。
原作ゲームには超シリアス路線も?
何気にCMの「世界の謎に挑むのはキミ」「おまえが死ねば世界は全部元通りに!」というセリフが気になってます(苦笑)。
原作ゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』では一体何が起きているのか!?
前作ゲーム内容を知る方法が!?
先に書いた通り原作ゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』は、『プリンセスコネクト!』の続編。
ユウキが記憶を失う前、フラッシュバックに写った映像、カイザーインサイトやクリスティーナとの因縁?ラビリスタや姉妹との関係。
全て知るには前作ゲームをやるしかない!
最近はとんとゲームはやってませんが、決心してサイトを覗いてみると・・・既にサービス終了!?(涙)
もうプレイできないとなると、余計に知りたくなる(苦笑)。
ところが、公式認定でメインストーリーがUP!
【お知らせ】
サービスを終了しました「プリンセスコネクト!」ですが、みなさまに長くご愛顧いただいていた感謝の気持ちとして、メインストーリーをYouTubeで全て公開しました。
動画を提供していただいたユーザーの方、誠にありがとうございます。https://t.co/rv2FWoWBZf#プリコネ #プリコネR— プリンセスコネクト!公式 (@pri_connect_) November 13, 2019
なんという神対応!(感涙!)
ありがたく見させて頂きたいと思います。
見たらレビューも書きますね!
おわりに (『プリンセスコネクト!Re:Dive』とは)

最後まで見ると多くの謎が残ったので、もっと本筋を進めて欲しかった、全体を本格ストーリーに寄せて欲しかった・・・という気持ちがある一方・・・
「美食殿」としての食の探究をするクエストをもっと見たかった、という物足りなさも。
4人でギルドを結成した瞬間(3話)、初クエストに出かける道中(6話)が、映像も音楽も美しくもっと浸っていたかったです。
サブキャラ回のストーリーは置いといて(笑)。
カイザーインサイト、クリスティーナと言った大物はもちろん。
女医の隻眼の悪魔(ワンアイドデビル)ミツキ、壊し屋(デストロイヤー)エリコ、蒐集家(コレクター)ナナカらはぶっ飛んでました。(5話)
伝説の吸血鬼のイリヤの(大人バージョンの)存在感!(10話)
そして、ユウキの過去を知っているラビリスタ、シズル、リノ。
皆、前作からいるのか、いたのなら、どういう関係なのか、どんな物語があるのか。
知りたくなりました。
2期楽しみです!
前作については、公開されている映像を楽しみたいと思います。
以上、TVアニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive』の感想レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
2期はもちろん、前作ゲームのレビューも書く予定です。
良かったらまたお越し下さい。
最新情報はTwitter(@toki23_a)にて!
ではでは。