アクション

TVアニメ【RELEASE THE SPYCE】1~12話(最終話) 感想レビュー 女子高生スパイの日常と絆 そして終盤がいい!

RELEASE THE SPYCE
オススメ度 C
原作 なし(アニメオリジナル)
ジャンル スパイ、アクション
放送情報 TVアニメ(2018年秋)/全12話
ストーリー
設定
世界観
感情移入

TV放送にて鑑賞。一気見。

あらすじ

舞台は架空の街、空崎市。

空崎市には私設情報機関「ツキカゲ」が存在し、警察の手に負えない事件から空崎市民を守っていた。
平凡な女子高生・源モモ(主人公)は、とある事から「ツキカゲ」メンバーに目をつけられる。

こんばんは。時文です。
TVアニメ『RELEASE THE SPYCE』最終話まで観賞しました。

かわいいキャラクターデザインで、冒頭からピリッとしたアクションを見せてくれます。
もはや、スパイというより忍者!?

原作はなくアニメオリジナル。

同時期に前日談を描いた小説が発刊

放送翌年の2019年春にはアニメ最終話から繋がるスマホアプリゲームが配信予定

1話はクール!
が、2話から中盤が盛り上がりません(失礼)。
でも、9話から本筋の話が進み出し、面白くなってきますよ♪

それでは、TVアニメ『RELEASE THE SPYCE』感想レビューをどうぞ。

TVアニメ【RELEASE THE SPYCE】第二弾PV
ぽにきゃん-Anime PONY CANYON

はじめに

スパイ物は大好きなので、迷うことなく録画予約!
登場するスパイ道具とアクションシーンを見て、継続決定でした♪

とくに序盤は刺激的。
ハリウッド映画の『007』シリーズや『キングスマン』へのオマージュシーンが♪

製作者もスパイ映画が大好きなのだろうな--、とニヤリ。

そして、ハリウッド映画に負けない、スパイ物を見せてくれると期待をしたのですが・・・

路線は違い、どちらかと言うと、女子高生スパイの日常生活をコメディタッチで描きながら、時々アクション
#日常と言っても部活モノ寄り。

まあ、キャラクターデザインからしてそうですよね・・・(←最初から気付け)
この絵でハードな本格スパイ物を期待してはいけない(←勝手に勘違いした自分が悪い)

TVアニメ『RELEASE THE SPYCE』のメインテーマ

  • 師匠と弟子の絆
  • 人から人に受け継がれていくもの

そして、スパイというより、“忍者”が街を守る物語

アクションシーンもありますが、どちらかと言うと、私設情報機関「ツキカゲ」内での師弟の絆がじっくりと描かれます

#ちなみに、ハリウッド映画『キングスマン』も師弟愛が描かれます。
#が、2時間映画なので、それほどしつこくない。

(スパイの世界を描くにしては)ちょっと甘いんじゃないの?と思って見ていたのですが・・・

強固な絆だからこそ、終盤の展開が効いてきます!

9話くらいから話が盛り上がってくるので、ちゃんとしたスパイ物が見たい方は9話まで我慢(笑)
#中盤を飛ばしてはダメですよ(笑)
#中盤で描かれる絆を見てこそ、終盤が盛り上がります

女子高生スパイの友情が見れればOK!という方は、終盤泣かないで下さい・・・

キャラクターデザインや絵のタッチから感じるように、“基本的に”気楽に見れる作品です。
変な突っ込みなど考えず、器を大きくして、折角なので楽しんで見ましょう♪

以降はネタバレレビューです。

感想レビュー (以降、ネタバレ全開です)

スパイ物は第一印象が楽し!

スパイを描く作品は、その組織(メンバー)の登場、および概要が描かれるとき、ワクワクしますよね~~♪

私設情報機関「ツキカゲ」登場!

『RELEASE THE SPYCE』では1話冒頭、1話後半の主人公モモと絡んでいくシーンが初登場シーン。

登場シーンがクール!
かわいいキャラクターが体張ってます(笑)
スパイスキメなくても充分身体能力高し(笑)

私設情報機関「ツキカゲ」とは

組織の概要については、2話、カレー店「Wasabi」から地下へ行くシーン。

スパイ映画好きなら、色々思い当たるシーンが!?
しかも和風テイストにしているのがニクいし、それでいて最新技術を入れているのが日本らしいじゃないですかーー

部屋の紹介や、スパイグッズの紹介シーンは画面に釘付けでした♪
#もっと見たかったぞーー

両方ともいい味出してます!
取っ掛かりとしてバッチリです。

主人公モモの”たぎり”にシンクロして、見ているこちらもたぎってきました♪

秘密基地へ入ってからは、ゆるーくなりましたけどね(笑)

スパイ物と言えば、非現実的(笑)で大げさな舞台装置、大胆な仕掛け、そして秘密兵器と小道具!!

この辺を押さえていて、スパイ物好きの私としてはうれしい限り♪
この手のシーンを増やして、小道具や仕掛けを使って敵地に侵入するなどのエピソードを期待した始まりだったのですが・・・

中盤のエピソードでは、敵への潜入や攻略は、かなり呆気なく解決し、あっさり気味・・・

どうやら描きたいのは「スパイとしての活躍」よりも、スパイとしての成長を通しての「師弟の絆」。

見るポイントを変えて見ないといけないと、気付いた序盤でした・・・。

スパイではなく忍者!?

スパイ物、スパイ物と書いてますが、”忍者”ですね(笑)

いえ、忍者が悪いということではなく、作品内では、なぜ、忍者と言わずにスパイ、スパイと言っているのかが不思議で。

忍者こそ、スパイですよ。

忍者は戦闘が第一目的ではありません。
隠密行動、情報収集、諜報活動が仕事です。
#暗殺も仕事ですけどね。

つまり、日本の歴史で実在したスパイと言えば”忍者”と言えます。

『RELEASE THE SPYCE』に登場する私設情報機関「ツキカゲ」は戦国時代から脈々と受け継がれていたのだから、忍者がスパイになるのは自然の成り行きですね。

秘密裏に、戦国時代の忍者が、スパイ組織として活動を継続。
時代に合わせて現代の最新機器を取り入れていくと・・・

なんて想像するとワクワクします。
それを映像化してくれて夢がありますね♪

一人前のスパイとしての師弟愛

作品テーマは「師匠と弟子の絆」「人から人に受け継がれていくもの」

よって、主人公の身体能力やスパイとしてのスキルは、あっと言う間に成長(笑)。

スパイとしての心構えや、師弟の信頼関係、実戦での(師弟)関係がじっくりと描かれる

それも、「雪-もも」ペアだけでなく
「命(めい)-楓(ふう)」「初芽-五恵(+テレジア)」の関係性までもが時間をかけて描かれる。

スパイ物としての鉄板展開から外れているので、どうしても(スパイ物としては)違和感を感じてしまうのが勿体ない。

終盤の展開を面白くする為に「絆」が描かれているわけでもあるのに・・・

強い絆で結ばれた「ツキカゲ」

2話で私設情報機関「ツキカゲ」の説明が終わってからしばらくは、それぞれの絆が丁寧に描かれていきます。

序盤で「ツキカゲ」の中に内通者がいるのが確実だったので、誰が内通者かと注意深く見ていたのですが、誰もそんな素振りを見せない・・・

それどころか、とても強固な信頼関係を築いているし、また、新たな人間に対しても信用し、関係を築こうとしている。

とてもじゃないですが、「ツキカゲ」は、これで裏切り者が出たら根底が崩れてしまうと思う程、強い絆が見て取れました。

そんな状況での裏切り・・・

強い絆だったからこそ・・・展開が効いた

「ツキカゲ」内で裏切る者はいない、裏切り者は組織外ではないかと信じていた。
そこからの裏切り。

構成的にも良いタイミングでした。

彼女のあっけらかんとした態度も、返ってふてぶてしく見え、違和感はなかった
目的が「カオス」というのもまた良い!

自分の弟子だけ守りたい、というのも”らしくて”説得力がありました

この辺は、展開も早く、目が離せませんでした。

師弟愛の帰結は・・・独り立ち

『RELEASE THE SPYCE』で描いてきたのは「師匠と弟子の絆」「人から人に受け継がれていくもの」。

であれば、その行き先は、当然、弟子の”独り立ち”!

「ツキカゲ」の弟子である3人(モモ・楓・五恵)は、街を守るために、師匠がいなくても戦うと立ち上がっていく。

そう、弟子の独り立ちを描くために、(製作者は)この壮大な舞台を用意したのです。

大仕掛けでしたね。
そして、それは見事ハマリ、弟子達は頼もしかった~~

敵との決着、そして感動の最終話

少し時間軸を戻して・・・終盤の構成について。

9話から、本筋の話がようやくメインとして描かれます。

2年前の「ツキカゲ」と犯罪組織「モウリョウ」の幹部・天堂(文鳥の女性)との因縁が描かれ、最高のタイミングで堂々たる裏切り。

ただ、多くの(実写映画を含む)スパイ物を見ている私としてはモウリョウ・天堂の詰めの甘さが、展開に気付くきっかけになってしまいました。
#「トドメは自分で、そして、死体は確認」これが鉄則。

それでも、あっけらかんとした裏切りは捻りが利いててお見事でした。

そしてそして・・・

弟子の独り立ちも良かったですが、やはり死んだと思った人の復活シーンはホロリとしましたね。
復活シーンの登場のタイミングと演出も良かったですね♪
#モモが、本人確認をするために、舐めるのが笑った(妙に冷静でしたね(笑))

半蔵門 雪の記憶は本当に消えたのか?

最終話、ラストシーン。

記憶を消したはずのモモの師匠・雪が、モモとすれ違った際、微笑みます。
この微笑みが意味するモノは?

それは、やはり、雪の記憶は失われていなかったということでしょう。

では、なぜ記憶が失われていないのか。

  1. 引退し一般人になっても、記憶は失われない
  2. 雪が組織を騙して、密かに記憶を残したまま引退した
  3. モモに師匠離れさせるために、記憶を消された演技をした
  4. 今後の組織外からのバックアップ要員として(秘密裏に記憶の残したまま)引退した

①は根底から話がおかしくなるので、「ない」でしょう。

元「ツキカゲ」の商店街の梅子おばあちゃん。
確かに正義感は強いようですが、7話で襲われた時の反応を見ると、「ツキカゲ」で覚えた体術や組織のことを知っている風ではありません。
終盤の「ゲッカコウ作戦」でも何も対処しなかったのも完全に記憶は失われているのでしょう。

このことから引退して一般人になるということは、完全に記憶をなくすのでしょう。

②も許してしまうと、他の元ツキカゲを疑わなくてはいけない事態になり作品世界が破綻するので「ない」でしょう。
#まあ、そうして、新たな敵を作って、続編を作る、という手もありますが・・・

③④は充分あり得ますね。

私は一番の目的は④で、次いで③ではないかと推測します。

今回の裏切りはWスパイだから良かったものの、少数精鋭の「ツキカゲ」は内部から崩されると弱い。

そこで、一部の「ツキカゲ」メンバーしか知らない「ツキカゲ」メンバーを、組織外へ置いておく必要性を感じた。
そうすることにより、敵に察知されにくくする。

万が一、「ツキカゲ」が全滅状態になったとき、或いは全員が動けなくなったときに、組織外にいるメンバーがフォローする。
別の意味でのバックアップ要員ですね。

もちろん、初芽と相談した上でのことでしょう。
#初芽はメンバーの裏切りの可能性は否定するでしょう
#が、全員が一箇所にいるとき攻撃される、あるいは個別に狙われ潰されるリスクは感じたでしょう。

その上で、雪の夢でもあった、見聞を広めるための旅を、「ツキカゲ」活動のためにもしていくのかもしれないですね。

同時に、モモに師匠離れしてもらうために、モモにも内緒にしていたのでしょう。

なにせ、「スパイは嘘つき」ですから♪

おわりに (『RELEASE THE SPYCE』とは)

1話2話と9~12話は、ストーリーに引き込まれました♪
終盤の展開は、大筋読めましたが、熱いところは熱く、ひねりが効かせてあり楽しめました♪

前半、ウジウジしていた弟子たちが、終盤になると、立ち上がっていく姿がシビれました。

終盤になって初めて「もっと見ていたい!」と思ったのは、この作品のマイナス面でもありプラス面でもありますね。
キャラクターの成長する段階を見せるからこそ、自立した姿が眩しく見えるのですから。

春に出る、アニメの続きとも言える物語が描かれるスマホゲーム。

ストーリー主体なら購入したいかも・・・
それだけ、ラストは感情移入できた作品です。

ではでは。

きょうのひとこと

メイのギターは絶対 銃になると思ってた・・・

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