ロボット

TVアニメ【ロボマスターズ】1~6話(最終話) 感想レビュー こんな競技が実際にあるの!?競技そのものに興味が

ロボマスターズ
原作 なし (アニメオリジナル)
ジャンル 学園、ロボット
放送情報 TVアニメ(2017年秋)/全6話
オススメ度 B-
ストーリー
設定
世界観
感情移入

TV録画にて鑑賞。一気見。

あらすじ

舞台は香港の大学。

大学新入生となった主人公タンタン。
自作ドローンKAKAに全精力を注いでいたが、ロボマスターズへの参加を目指している部に関わっていくことに。

作品のタイトルにもなっているロボマスターズ」は現実に中国で行われている大会のこと。
ロボマスターズ(通称ロボマス)を目指す大学の部活が、作品の舞台になっています。

大会に参加するには、
競技のルールに沿ったロボットを自作し、人を集めチームを作る必要が。

競技中は、ロボットのカメラの映像とセンサーのみで判断しプレーする。

日本で言う「ロボットコンテスト(通称ロボコン)」+「オンライン対戦ゲーム」が合わさったような技術的に相当高度な競技

ロボマスに取り組む学生達の努力と成長の姿が描かれるのですが、私がオススメするのは競技自体の魅力

こんな競技があることを知っただけでも得した気分に♪
「ロボコン好きだよ」という方には、ぜひ一度ご覧あれ。

さて、いつも通り、「はじめに」では未視聴者向けにネタバレなしで。
「レビュー」ではネタバレ含みで作品の魅力を紹介していきます。

では、どうぞ。

はじめに

いつもながら事前情報なしで鑑賞。

1話冒頭。
派手な演出、大規模な試合会場、モニターを見て操縦する姿、大型モニターに映される試合状況。
てっきりオンラインゲーム業界で注目されている「eスポーツ」系の話かと思って見てました。

「ロボマスターズ(通称:ロボマス)」は実際のロボットを操縦してフィールドで対決させる大会。

ロボットは日本で言う「ロボコン(ロボットコンテスト)」のように自作

操縦者とロボットの間には遮蔽物が置かれ、直接見ることはできない。
モニターに映ったロボットのカメラ映像とセンサーを通じての情報しか頼れない。
加えて空中に浮かぶドローンの操縦者が、これまたドローンに搭載したカメラからフィールド全体を俯瞰した情報を伝え作戦を立てるのだ。

これら限られた情報を頼りに、敵ロボットに近づき、照準を合わせ、実際の弾で相手に攻撃をする。
勝敗は相手の基地ロボットのライフポイントをゼロにすること。

eスポーツのような電子データの世界では(設定がなければ)気にする必要のない、
慣性や惰性や摩擦(反対に滑り)、環境やフィールドの変化、電子機器や可動部分の予想外の動き・・・

ほお。
実現不可能ではないが、こんなに高度で複雑なことを大学生にさせるなんて、
さすがアニメの世界だなーー

なんて、思っていたら・・・
既に現実の世界で大会になっている?!
まさか?!こんなこと実際にやってるの??

日本のロボットコンテスト(通称ロボコン)は時折TV放送見ていますが、
こんなハードな条件ではありません。

ロボマスはもっと競技的というか、eスポーツ的にしたという感じでしょうか。

いやはや、凄い世界になったと驚きと、実際に学生がやっていると聞いて、ただただ感心

作品内では、単に競技に参加するということだけでなく、相手に勝つために、
定められた制限の中、
創意工夫を凝らし、お互い助け合い、苦労しながら作り上げたロボットが思い通り動いた時の喜びを見せてくれます。

現実に存在する大会だからと言って、実写で描くとどうしても映像やスピード感が物足りない。
試合を迫力あるように見せるにはアニメが向いている題材だと思いますが、なぜか人間ドラマの方がメインに(涙)

ロボマスという題材を除けば、いわゆる部活青春物(香港版)。
部活物王道の人間関係や成長が描かれていますが、6話ということもあって、かなり拙速で浅いです。

キャラクターの感情はコロコロ変わり、私はあまり感情移入できませんでした。

ですが、試合のシーンやドローンが自在に飛び回るシーンは必見。
もっと、ロボットを!ドローンを!そして試合を見たかったぞ~~

RoboMasters PV第二弾 (JPN Ver.)
DandeLionAnimation

感想レビュー(以降、ネタバレあり)

さて、ここからはネタバレありでいきます。
ストーリーについては辛口評価しているのでご了承を。

競技に参加することすら大変

先に書いたように、コンピューター上の世界ではなく、ロボットを自作し動かすという話。
一体、どれだけ高度な技術が必要なのだ???

競技だから相手に勝つためのアイデアや、実現するための技術・資金・時間・・・
#アニメではこの辺りがキモに。

確かにこれだけの力が試されたら、技術者として相当な育成に繋がるでしょう。
技術系の私としては、ちと挑戦してみたい世界です。(もう遅いですが・・・)

ロボマスターズという競技自体にとても興味を惹かれる

そして、競技自体も単純ではなく、色んな要素が求められます。

まずは、フィールド
競技フィールドは平坦ではなく、起伏があり、急斜面や谷まで
これらを把握した上でマシンの性能と戦略を立てなくてはなりません。

続いて、マシン特性
マシンはその役割に応じて、数種類あります。
アニメでよく出てきたのは、ヒーローロボ歩兵ロボドローン、架橋ロボ。
それ以外にもリアル・ロボマスでは治療ができるエンジニアロボ、自動操縦の哨兵ロボがあるそうです。
攻撃目標である基地も単純なものではなさそうですね。

これだけ種類があるのですから、それぞれを主役にして取り上げるエピソードがあっても良かったと思うほどです。

そして戦略・戦術
これだけの種類のロボットと、凝ったフィールドに、複雑なルール(実際は毎年ルールが変わるらしい・・・)。
いざ、試合になったらさぞ深い戦略・戦術を期待し、確かにアニメでもそのようなシーンはあるのですが・・・
もっと見たかったですね。

それと操縦技術とチームワーク
これはアニメでもよく描かれてました。
歩兵ロボは機動力があるので、その機動力を活かしたカトリーナの操縦シーンとかはワクワクしましたね。
#1試合しか見れなかったのが残念・・・

単に操縦の上手い下手だけなく、ライフポイント残量や、弾の残量との駆け引き。
この辺りは試合の中でうまく出てました。
#だからこそもっと見たかった!

これらを総合的に高めていかないと強くなれない、高難易度の競技。

ロボマスターズのことをもっと知りたい方はリアルサイトへ

すっかりロボマスという競技自体に興味を持ったので、サイトを検索。
アニメは実際のロボマスをかなり忠実に再現しています。

日本語の良いサイトを見つけたので紹介します。

ロボマスターズへ参戦した日本初企業らしいです。

リアル・ロボマスの大会概要、ルール説明がとても丁寧。
ロボットマスターズの理解にとても役立ちました。

それより何より、サイトがメチャカッコいいッス!!

42mmってゴルフボール??

アニメを見ていて不明だったことがいくつかあります。
“Fukuoka Niwaka”のサイトで、いくつか解明されました。

その内の一つが42mm弾
あれだけ必死に42mm弾にこだわっているから、重要なのは分かりますがどれだけ凄いのかはよく分かりませんでした。
なんと相手に与えるダメージ量は10倍だそうです。

しかもゴルフボール??

そんなに重い物を吸いこんで飛ばしていた?!
これまたビックリ。
てっきりピンポン球のようなものだと思ってました(笑)

ドローンも攻撃できる??

“Fukuoka Niwaka”のサイトを見て更に驚くことが。

主人公・タンタンが担当してたドローン(空中ロボット)。
リアル・ロボマスでは攻撃もできる!!

爆撃のようなもの??
なんにしろ、アニメでタンタンが攻撃もできたのなら、もっと試合の展開面白くできただろうに・・・
#最近できたルールなのでしょうかね・・・

ロボット作りに情熱を注ぐ姿が描かれるのだが・・・

とまあ、競技自体は理系男子にとって心をくすぐる題材なのですが、
アニメで描かれるのは人間ドラマ(青春?)

残念なのが、そのドラマが薄っぺらい

主人公が兄のように慕っていた男チョウ。
チョウがタンタンを連れて行った1度目の試合で大興奮したとは言え、
2度目の試合に姿を現さなかったからと言ってあそこまで根に持つ物か・・・
いや、その男に対して嫌悪感を持ったとしてもロボマスや関係ないチームを恨むのは筋違い。

出てくるキャラクターはほぼ初対面の人に対して、怒鳴り散らしたり胸ぐら掴んだり、
そうかと思うと簡単に心変わりしたり・・・

一事が万事この調子。
キャラクターの喜怒哀楽が激しすぎるというか、皆、短気すぎ。

とても分かりやすい王道展開なので、登場人物の感情が変化した際理解はできるのですが、感情移入ができないのです。

さらに主人公の影が・・・

主人公・タンタンのドローンKAKAはとても魅力的
2話、ドローン同士のレース自体はスピード感もあり面白かったです。

ただ、単にドローンでスピードレースをして、ロボマスでドローンにとって重要なのは何かには触れてない。
#マシーンを大事にするようには言ってますけど。ロボマスに限った話ではないですよね。
主人公が過去を忘れ入部するキッカケになる大事な試合なのに、レース自体が単発になっているのです。

そして、入部以降は、主人公は部長のテイに変わった?
と思う程タンタンの存在感、技術力は影を潜め、同時にドローンKAKAの存在も薄く・・・

ロボットが動くシーンをもっと見たい!!

結局、最終話になっても
タンタンがずっと気に懸けていたチョウが試合をすっぽかした理由は判明せず。

ストーリーも大会どころか、学内選抜?いや出場権を賭けていますがただの練習試合で終了。

6話完結なら、もっと話をシンプルにして、テンポ良く話を進めるか、
大会へ出場することをもっとドラマティックに演出すれば良いのではなかったでしょうか。

それでも、各試合シーンは最終試合を含め、楽しめたし胸アツでした。

もっと色んなパターンの試合や、ロボット、敵チームを見たかったですねーー

おわりに (『ロボマスターズ』とは)

すいません。
ストーリーについては酷評
になってしまいました。

ロボマスターズという競技の性格上、描く要素が沢山あり、
その上、人間ドラマを入れるとなると6話では中途半端になるのは仕方ないことなのでしょう。

ロボマスという競技は良かったし、キャラクターもカトリーナとか魅力的でした。
ライバル部の部長ラオワンも、結局見ているだけで、操縦どころか作戦に参加すらせず。
実力の一端でもよいので見たかったですね。

良い要素があっただけに勿体ない・・・

それでもロボマスターズの魅力が知れたのはうれしいこと。

そしてなにより、現実の世界でこれほどのロボット製作に学生が挑戦していることに刺激を受けるという、アニメ作品外のことで感心しきりでした(笑)

ではでは。

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