アニメ【ダーウィンズゲーム】1~11話(最終回) 感想レビュー 終盤面白くなってきた。”ダーウィン”の意味は?ゲームの目的を考察

ダーウィンズゲーム

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『ダーウィンズゲーム』最終話まで観賞しました。

原作は「別冊少年チャンピオン」に連載中の漫画。
コミックは現在20巻まで刊行。(2020年3月時点)

今回アニメ化されたのは1~8巻です。

原作は連載継続しているのでアニメ最終話でも完結はしてませんが、区切りの良い所で終わりました。

予測不能の異能バトルが売り。
細かい事は気にせず、異能バトルを楽しみましょう!

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では、TVアニメ『ダーウィンズゲーム』感想レビューをどうぞ。

目次

はじめに

『ダーウィンズゲーム』というタイトルから、ダーウィンの進化論が主軸の話を期待してたら全然違いました(苦笑)。

ゲームマスター側の一方的なルールで、参加者同士で殺し合いをさせる、理不尽不可避デスゲームが舞台。

デスゲーム『ダーウィンズゲーム』に参加するとシギルと呼ばれる異能を使うことができます。
異能力シギルを使って、プレイヤー同士が対戦をして、ポイントを奪い合う物語。

作品そのものは命をとても軽く扱う中、主人公だけが命を大事にする、よくあるパターン。

突っ込み所は多々あるが、異能モノに矛盾は付きもの。
生暖かい目で見るのが礼儀と言うもの。(←オイオイ)

ストーリーに深みはないですが、どう決着を付けるのか、先が気になる程度には興味を引かれました。

昨今、この手の作品は食傷気味ではありますが、原作漫画が連載開始したのは2012年。
その頃にアニメ化されていれば、もう少し良い評価になったのではと思うとタイミングって大事ですね。

オススメポイント

『ダーウィンズゲーム』のオススメポイントは ──

デスゲーム系にありがちな、頭おかしい人だらけではなく、まとも?な人が多いのが特徴。
#まともとは言えゲーム上で相手は倒して(つまり殺して)います
#狂人ばかりではない、という意味。

なんでしょう、デスゲーム系なのに、安心して見られる?
暗くないし、鑑賞後落ち込むということもなく、ストレスなく見れるのが”珍しい”
なんだか、ヒーロー物のような爽快感すら感じる不思議さ。

#私だけ?
#私がアニメの見過ぎで感覚がおかしくなっているのかも

細かい事を気にせず、異能バトルを楽しむのが吉、な作品です

はい。
なので私は『ダーウィンズゲーム』をアクションに分類しました。

Wikipedia のジャンルでは「サスペンス」になってます(2020年3月時点)

平和な日常や過去話は少なく、物語のテンポも良いです。
中盤、イベントが発生し思ったより長いですが、スピード感がそれほど落ちることなく物語が進んでいきます。

それと、私は終盤が楽しめました。

主人公がようやく成長?(ネタバレになるので自粛)
レベルの違う戦いを繰り広げるのです。

そして、ラストはその後に繋がる展開が。
黒幕に対抗する手段を見せてくれたのが、続きを見たい欲求を盛り上げてくれます。

途中、断念しそうになっても、最後まで見ることをオススメします。

ただ、グロい展開、殺しを是としている箇所もあるので、ご注意を。

TVアニメ「ダーウィンズゲーム」本PV
アニプレックス

感想レビュー (以降、ネタバレ全開です)

『ダーウィンズゲーム』ストーリー概要

あらすじ

舞台は現代。

平凡な高校生、須藤要(スドウ/主人公)。

スドウのスマホに、友人からアプリ「ダーウィンズゲーム」の招待メールが届く。
アプリを起動してしまったスドウは、シギル(異能力)を使った殺し合いに巻き込まれてしまう・・・

主人公カナメは、友達から来た『ダーウィンズゲーム』アプリ招待メールを深く考えずに立ち上げたことから、抜けられない殺し合いに参加させられる。

理不尽デスゲーム系鉄板の巻き込まれ系。

最初は、カナメの現状把握の甘さと飲み込みの悪さに、見るのを止めたくなるほどイラッとしました。

が、最後はやってくれる主人公。
そのパターンが分かると、我慢をして見ていられる(苦笑)。

命を奪う事を毛嫌いしていたカナメが、終盤、覚醒。
必要なら人を殺すことをためらわない考えに改めたのは、ギアチェンジしたようで見ていて気持ち良い。
#あくまでフィクションとしての考えです。念のため。

最初は、とにかく生き残ることを目的にしていたカナメ。
次第に、主催者側への反抗心が、勝ち残っていく理由になっていくのは少年漫画王道展開で楽しい。

最終回では、渋谷エリアを自治とし、カナメはトップとなりDゲームの対戦を禁じる。

Dゲーム主催者はゲームが開催できなければ、目的が達せられないはず。

ここからが面白くなりそうなのに最終回とは・・・

『ダーウィンズゲーム』の”進化”とは?

ダーウィンズゲームのアプリを立ち上げると、画面からヘビが現れ首を噛まれる。

すると”進化”して、シギルという異能を得ることができる。

進化して得た異能(シギル)を使って戦うことから、ダーウィンズゲームというわけだ

ただシギルで戦うのがダーウィンズゲームと言いながら、イベント参加中や対戦中だけでなく、いつでもシギルは使えるようだ。

逆に言うと、だから”進化”。
ダーウィンズゲームが継続的に与えている力ではなく、キッカケは与えたが、その人が本来持っている力を、解放したイメージか。

シギルは人が息をするように、その人にとっては当たり前に使えるのだ。

だけど、”ダーウィンズ”ゲームと名付けたのは他の理由もある気がします。(後述)

ルールがユルいので、流れに身を任せて見た方が良い

割と早い段階でクランと言うギルドのような仲間同士になる設定が登場。
クランに入り仲間(←家族と言うらしい)になっておくと、対戦に割り込むことができる。

そうなると、ダーウィンズゲームで対戦を個別で申し込んでも、相手を倒すのは誰でも良いという。
なんでもアリのデスマッチ。

それは、対戦型でなくても、イベントでも同様。

「宝探し」ゲームでは、強制参加させられた人だけでなく、参加要請がなかったプレイヤーとの連携もありなのだ。

もうそうなると可能性は無限、視聴者に予測は不能。

だから流れに身を任せて見るのが、本作の楽しみ方。

「ダーウィンズゲーム」のゲーム目的

バトルそのものが目的になり、置いてきぼりになってしまいがちですが──

ゲームの目的は「ポイントを奪い合うこと」

ダーウィンズゲームの目的

ポイントを奪い合うこと

※ポイントがゼロになるとゲームオーバー
⇒ ポイント全損処置 = 消滅(死)。

初期ポイントは30ポイント。
1ポイント10万円。

根本的なゲームシステムの説明が少ないのは残念。

疑問
  • 戦いを始めるには何ポイント必要?
  • 戦いに勝つと何ポイント得られるのか?
  • ポイントを得るには戦う以外に手段があるのか?

システムが分かると、対戦シーンを、より緊張感を持って見ることができると思うのだが・・・

ポイントがなくなるかどうかのギリギリの状態で戦う場面は少なく。
『ダーウィンズゲーム』で見せたいのは、ポイントがなくなるような奪い合いではないことがストーリーが進むにつれ分かってきます。

初心者レベルの戦いは、バンダ君(←パンダではない(笑))のみ。

第2戦でAランカーのシュカに勝ち、ポイントのことは気にしなくなったのです。

この手のデスゲーム作品は、最初、ギリギリの戦いを何度か経験することにより、主人公と共にルールと気をつけないといけないことを知っていくのが鉄板です。

『ダーウィンズゲーム』は、細かいルールは気にしなくても良い、と言わんばかりに、そのフェーズを1話で終わらせたのです。
#主人公カナメは、まだルールすら把握できておらず、置いてきぼり状態でしたが

勿体ないけど、大胆な展開が普通のデスゲーム作品とは一線を画してます。

その後は、ポイントがなくなることを気にかけるのではなく。
幾ら儲かるのか、一気にゲームから退場させることも可能なために全ポイント総取り「勝者総取り(ハイ・ローラー)」の大勝負に発展していくのです。

もっとスマホとアプリという制限を使った方が・・・

初期のポイントの扱い同様、スマホの存在感が小さくなったのは勿体ない。

スマホのアプリゲームを設定にしているのだから、うまく使えばもっと本作固有の特徴が出ると思うのですが。

序盤で言うと、アプリで参加してのだから、アプリを削除したらどうなるのか?
スマホの電源を切っていたらどうなるのか?
スマホを解約したらどうなるのか?

これらを探ることにより、運営側がどこまで影響力を持っているのかのデータになります。

まあ、他の人がアプリの操作をできないくらい、不可思議な力が働いているようなので、これもシギルの一種なのでしょう。

一度目覚めたシギルは、対戦中でなくてもスマホがなくても使えるので、スマホのアプリとは関係ない。
スマホが重要なアイテムでありながら、通知や連絡手段、位置限定だけに利用されることになるのです。

ゲーム参加者が殺人を是としているのが気味悪い

もう一つ残念で、ストーリーに深みがない要因になっているのが、キャラクターの殺人に対する考え方。

ほぼ全てのダーウィンズゲーム参加者は、人を殺すことを躊躇してない。
生き残るために仕方ないのは理解できますが、何か目的を持ってゲームを進めている様子もない。

もちろん、人を殺すのをためらう人、耐えられない人は、このゲームでは早々に退場してしまうことは想像できます。
#これぞ「ダーウィンの進化論」かも(笑)

そうだとしても、当然のように、マシンのように、他人をあっさり殺すのは、違和感を持ってしまいます。

それよりなにより、ゲームを”始める前”、ゲームで得られる利点が提示されてません。

補足

例えば「このゲームで大金が稼げます」「願いが叶います」「超能力を得ることができます」のような目的です。

「基本無料ゲーム」とだけしか案内されていないのです。

そして禁止事項が──

禁止事項

ダーウィンズゲームの継続運用の為、本ゲームを広く公表する一切の行為を禁止します

禁止行為が発覚した場合、該当プレイヤーのアカウントは削除されますので、ご注意ください。

by 『ダーウィンズゲーム』アニメ第2話

ダーウィンズゲームをすでにプレイしている人が”広く”公表することは禁じられています。

つまり、ゲームを始めた人は──

  1. すでにゲームプレイしている人から、ゲーム内容を聞いた上で誘われた
  2. ゲーム内容を知らずに、参加してしまった

この2種類に分けられます。

は最初から人を殺すことを分かっていて、このゲームに適応できる人が参加している可能性は十分あります。

では、今生き残っている人はが多いのでしょうか?

いいえ、そうは思いませんカナメのような「巻き込まれ型」が多いでしょう。

なぜなら新人は殆ど第1戦で消えていく世界。

ソロの新人が初戦を生き残る確率は1割以下というのに。

by レイン『ダーウィンズゲーム』アニメ第2話

これはの「巻き込まれ型」が多い所以なのではないでしょうか。

巻き込まれて、人を殺してでも生き残る、金儲けする、という人がこれだけ多く集まるとは到底思えません。

せめて、大金を掴むことができる、超能力を得ることができるゲームがあるとか、噂が広まっていたら納得できるのですが・・・

主人公カナメは、他の登場人物によく質問しています。
「なぜこのゲームをしているのだ?」「目的はなんだ?」と。

“巻き込まれた”のだから、(生き残る以外に)目的もなにもないだろう!と。
まるで、(自分以外は)目的を持って、ダーウィンズゲームに参加しているかのような会話に、作品全体に違和感を感じずにはいられませんでした。

質問をするなら、せめて最初は「どういう経緯でゲームに参加したんだ?」ではないでしょうか。

ダーウィンの進化論とは

さて、ダーウィンズゲームと言うからにはダーウィンの進化論に関係があるのでしょう。

ダーウィンとは言わずもがなのイギリスの科学者チャールズ・ダーウィン
ダーウィンと言えば「進化論」

進化論は、つい「進化」という言葉に引っ張られてしまいますが、実は自然淘汰のことを唱えています。

キリンが首が長いのは、進化して首が長くなったわけではありません。

ランダムに起きた様々な、ちょっとした変化。
首が普通の長さのキリン、長いキリン、短いキリン・・・

その中で、首の長いキリンの方がより食料にありつき、生き残り、子孫を残せた、という自然淘汰の結果がダーウィンが言う「進化」の意味する所。

ダーウィンの進化論とは
  • 「進化」したから「生き残った」
  • 「生き残った」子孫が「進化」した形

これを本作に当てはめてみましょう。

『ダーウィンズゲーム』で”自然淘汰”が意味することは

ゲームを始めたときにヘビに噛まれ、”進化”し異能力シギルを得ることから始まる「ダーウィンズゲーム」。

これは、実際の進化論に当てはめると、ここでの行為は「進化」ではなく「変化」。
まあ、変化にしては違いが大きいので「突然変異」と言う感じでしょうか。

数多くの突然変異体が、自然や社会に適合し生き残った(自然淘汰された)形態が結果としての「進化」。
この進化を自然界では数十年、あるいは数百年以上をかけて行う。

『ダーウィンズゲーム』では、バトルすることで、強制的に時間短縮させているのです。

つまり、ヘビに噛まれてシギルに目覚めるから進化。
だからダーウィンズゲームというのはカモフラージュ。

本当は、目覚めた力の中から、より強い、もしくは何かの目的を達成するために必要な能力を探し集めているのではないかと言うのが読み取れます。

これが、「ダーウィンズゲーム」と名付けられた意味なのではないでしょうか。

そんな推測も楽しく、サスペンスかと思ったら、異能バトルもの?
いやいや実はSF異能バトルでしたー

みたいな。

本項は全て私の推測です

そう考えるとゲームシステムも納得!

アニメを見ただけでは、まだまだ情報が少ないので、前項は私の完全な推測です。

ただ、そう考えるとゲームシステムも合点がいくのです。

ゲームマスターは強いシギル持ち、あるいは”ある”シギル持ちを探している。
その為には、大量の実験体が必要。

そこで、スマホアプリを使い、お金儲けができると欲求を刺激し、シギルの実験台にする。

初期ポイントは30ポイント。
1ポイント10万円相当なので、300万円。

つまりこれは報酬300万円で、実験台になっていると言えます。

対戦時やイベント中だけでなく、いつでもシギルが使えるのも、これなら納得。
1対1限定とか使ってはいけない物とか、禁止事項が少ないのも、強い人(チーム)を探すのが目的なら納得。

そう考えると、このゲームとてもよく考えられてます。

ゲームマスターはあくまで現金に相当するポイントをプレイヤー同士で奪い合わせる。
ゲーム感覚で対戦は強要しているが、殺しは指示してない。
プレイヤーが勝手に殺し合いをしているのです。

ゲームプレイするときに「ゲームプレイ中のケガや事故については一切の責任は負いません」なんて契約書に書かれていたりして(笑)。

おわりに (『ダーウィンズゲーム』とは)

さて、意外と考察が楽しかった『ダーウィンズゲーム』。

巻き込まれ系デスゲームが舞台の割には、展開は少年漫画王道でオーソドックス。
そのせいか見やすいのは、この系統では珍しい。

人の命が軽く扱われすぎなのが、気になりますが、数多あるデスゲーム系で個性を出すには、これくらい尖った部分がないと難しいのかも。

主人公カナメが覚醒後、道徳的にはどうかと思いますが、これだけ人の命を奪ってきた相手に限定しているとなれば納得感も得られるというもの。

この後の展開が楽しみですね。

原作にも興味が湧きましたが、続きはやはりアニメで見たい。
ぜひ2期を!

以上、TVアニメ『ダーウィンズゲーム』の感想レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

ではでは。

きょうのひとこと

ゲームには参加したくないが、シギルは欲しい中二病

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