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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『幼女戦記』第5話「はじまりの大隊」を鑑賞しました。
本レビューでは、アニメの感想に加えて原作を読んだ際の気付き、個人的な解説や考察をお届けします。
時文次話以降のネタバレはありません
ご安心ください!
皆さんの理解の助けとなり、作品をより楽しんでいただければ幸いです。
今話の原作
今回アニメ化されたのは──
- 原作ノベル
-
1巻 第五章「始まりの大隊」後半-2巻 第一章「ダキア戦役」
- コミカライズ
-
4巻10話-5巻13話
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
- (原作) 光学系術式試験、どうやって見破った?
- (原作) ターニャは、なぜ1ヶ月などと無茶を言った?
- (原作) ターニャは、なぜ記憶が曖昧に?
- ヴィーシャはなぜ難戦になると思っていた?
(原作) 参謀本部の見立てと命令 - (原作) 攻撃は30分後
※「(原作)」は、原作情報を根拠の中心にして考察しているトピック
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレなし
アニメ『幼女戦記』は、カルロ・ゼン先生によるライトノベルが原作です。
私は2017年放送時に最終話まで鑑賞済み。当時、原作・コミカライズは未読でした。
2026年7月の2期放送開始に向け、1期を改めて視聴中。各話のレビュー作成時に、その話分のアニメ化済み部分のみを読んでいます。
原作全体は未読なので、2期以降のネタバレは物理的に不可能です。視聴済みの1期部分も含め、次話以降のネタバレは書かないので、ご安心ください。
アニメ鑑賞
+
原作ノベル・コミカライズを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」
なお、原作の情報については「原作情報」として区別して記載します。
ココア緑系の色を目印にしてね!
時文ちなみに、考察や解説はオレンジ系です
補足や余談、参考情報はブルー系に色分けしているので、読む際の目安にしてください。
各話リスト
| 話数 | サブタイトル | コミカライズ | 原作ノベル |
| 第1話 | ラインの悪魔 | 1・2巻 | 1巻 |
| 第2話 | プロローグ | 1巻 | |
| 第3話 | 神がそれを望まれる | ||
| 第4話 | キャンパス・ライフ | 2・3巻 | |
| 第5話 | はじまりの大隊 | 4巻 | |
| 5巻 | 2巻 | ||
| 第6話 | 狂気の幕開け | ||
| 第7話 | フィヨルドの攻防 | ||
| 第8話 | 火の試練 | ||
| 第9話 | 前進準備 | ||
| 第10話 | 勝利への道 | ||
| 第11話 | 抵抗者 | ||
| 第12話 | 勝利の使い方 | ||
| 閑話 | 砂漠のパスタ大作戦 |
※話数:リンクは各話レビューへ
はじめに
ターニャは軍大学卒業後、航空魔導大隊の指揮官となった。安全な後方勤務を望むターニャは、部隊編成を遅延させるため様々な策を講じるが・・・。
獅子は我が子に砲弾を落とす!?
過酷で危険、報酬も安い。
良いこと皆無なのに、なぜ集まる!?
理不尽な地獄のしごきに、なぜ誰も脱落しない!?
結成を遅らせたいターニャの思惑を裏切る予想外の踏ん張り。
結果、生まれたのは最強部隊。
初任務で早速敵領地へ侵攻。
国際法をハックした合法的な蹂躙。
これぞ本当の”ラインの悪魔”か・・・。
何を考え、どう思ったのか。ターニャや志願兵達の心境が気になる。
心情描写がある原作ノベルを、これ程早く読みたいと思ったことはありません!
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー『幼女戦記』5話「はじまりの大隊」
アバンタイトル
軍大学卒業と同時に新設の航空魔導大隊を任されたターニャ・デグレチャフ大尉。募集広告の予想外の応募に頭を抱えるまさにその時、現れたのはかつての部下ヴィーシャだった。
ヴィクトーリヤ・セレブリャコーフ
ヴィクトーリヤ・セレブリャコーフ少尉。参謀本部の指名により副官として着任いたしました。
by ヴィーシャ『幼女戦記』TVアニメ第5話
ライン戦線での信頼できる部下ヴィーシャが副官として着任します。気心知れた部下の存在は、新しい組織作りで何かと心強いものです。もっとも、10歳の女の子大隊長だからといって女性副官を配置した上層部の配慮は、中身がおっさんのターニャにとっては余計なお世話かもしれません(笑)。
ヴィーシャが副官に任命されるとは知らず、ターニャは喜ぶと同時に、ひどいことを考えていました(苦笑)。
それでも、副官には無能で無いことだけしか期待していなかっただけに、ターニャにとってみればこれは思わぬ嬉しい誤算だった。副官が、有能なある程度信のおける部下であれば実に仕事が進めやすい。有能なのだから、これ幸いと秘書と副官としてひたすら扱き使おう。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
つまり、ライン戦線では部下をこき下ろしていたターニャですが、ヴィーシャの有能さを認めるや否や、今度は徹底的に使い倒そうと計算しているわけです。その非情さが実にターニャらしいものです(笑)。
ココアコワッ!
アニメは、原作の第三章にあたるライン戦線を第1話に前倒ししました。プロデューサー・田中翔氏がインパクトを重視した結果だとインタビューで述べており、その発言内容を2話レビュー(2話 )で紹介していますが、その前倒しによってヴィーシャが1話から登場できた効果も見落とせません。
有能な部下
ああ、遅まきながら昇進おめでとう少尉。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
ヴィーシャもこの短期間で昇進し、ライン戦線でターニャの階級だった少尉に到達しました。
ご安心を。衛兵司令に相談済みです。手すきの憲兵などをダース単位で手配できます。
by ヴィーシャ『幼女戦記』TVアニメ第5話
原作では、ターニャの指示に手際よく対応するヴィーシャの姿にターニャが安心する場面ですが、アニメではヴィーシャがより主体的に業務に取り組んでいる点が異なります。
Aパート
ブラック企業さながらの過酷な条件で募集した即応魔導大隊に、想定外の応募が集まった。安全な後方勤務を望むターニャは、部隊編成完了を少しでも先送りするため、様々な策を講じるが・・・。
選抜試験
アイシャ・シュルベルツ中尉、ただいま着任いたしました。
by 応募兵『幼女戦記』TVアニメ第5話
クレイン・バルハルム中尉、同じく着任いたします。
「着任」と言っているし、二人同時に来たので、てっきり選抜試験に合格したのだと思っていました(笑)。
何せ、名前まで名乗っていましたしね。さすが魔導士、ヴィーシャだけでなく他にも女性がいるのだと、のんきに見ていました(笑)。
ご苦労、魔導大隊編成委員長のグレゴリオ・フォン・ターナー大佐だ。
諸君らは直ちに第6航空戦隊司令部へと向かいたまえ。
by ターナー『幼女戦記』TVアニメ第5話
原作では、このシーンは選抜試験を受けに来た二人の視点で描かれています。
二人は東部軍所属で、義務感と功名心から志願します。意気揚々と出頭しますが、大佐から予定変更の指示を受けます。二人は士官学校での経験から予定変更は一般的で、柔軟な対応が求められていると判断し、次の指示に全神経を集中させます。
なお、選抜過程における機密保持資格に疑義が出た場合、即刻、原隊へ処分付きで送り返す。留意せよ。
by ターナー『幼女戦記』TVアニメ第5話
原作では、「選抜過程における機密保持」という制限から、二人は民間のタクシー等の移動手段が使えないと悩みます。いかに指示通りの場所へ向かうか・・・。完全に試験の内容を読み間違えているのです。
選抜試験内容
一般的な光学系術式による幻影。音声も術式による合成です。
── 貴官が散々不合格を突きつけるのも納得だな。
この程度は、魔導師なら見破れて当然。ですが、これまで39組中33組がだまされて原隊復帰となりました。
合格者はわずか12人。中隊分しかありません。
by ゼートゥーア准将(戦務参謀次官)『幼女戦記』TVアニメ第5話
選抜試験は通常の面接や実技試験ではなく、試験であることを隠して術式による偽装面接官を見破らせる試験だったのです。
ココアひどくない?
時文常日頃、注意を怠るな、ということだろうね
ココアそういうことか…
事実、見破った人がいるのだから、無茶とは言えませんね。
では、見破った人は何に気付いたのでしょうか?
その点は、原作に記述がありました。
なにより、立体映像は口を動かす真似をしているだけ。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
後は、合成音声でデグレチャフ大尉がでっち上げた話を横から適当にしゃべっているだけなのだ。本当に耳を澄ませていれば、横から聞こえてくることに気がつく。
立体映像は口を動かしているだけ。声は、ターニャが出しているので、耳を澄ませば、目の前の試験官とは違う場所から声がするのに気付くはず、だというのです。
むしろ、その後の訓練でターニャは気になる事を言っていましたね。
魔力反応を感知次第、私が魔導砲撃を行う。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
魔導師は、魔力を感知できるのです。
魔力を感知していれば、部屋に入った時、試験官あるいは壁の向こうで光学系術式を使っているターニャの存在に気付いたはず。
常在戦場。
ターニャは、魔導師たるもの常日頃から魔力に敏感である者を選抜しているのではないでしょうか。
という建前で、大隊が編成できない理由にしようとしたのではないでしょうか(笑)。
ココアそうだった
合格者を出したくないんだった…
アニメでは詳しく述べられていませんが、実戦経験者の多い中央軍からの応募者は、半分程度が合格しています。
東部方面軍はほぼ全滅。
東部軍の将校らは、ターニャに文句を言いに乗り込んできますが、実際の試験を見せられて、ゼートゥーア准将にたしなめられています。
ターニャ曰く ──
結論は仮にも、魔導師であるならば常識以前の基本である認知力に難ありというもの。それすら欠落していると如実に証明された彼は、東部軍の実戦経験欠如を見事に宣伝してのけたことになる。敵軍ならばともかく、自軍の無能さが証明されて愉快な参謀などいるわけがない。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
結果、東部方面軍の魔導師の訓練は問題ありと評価され、再訓練を命じられます(苦笑)。
再教育
では、妥当性のある基準設定の見直しと、再教育の時間が必要です。
── 具体的には?
1ヶ月ほど。
── たった1ヶ月だと?
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
── 新兵教育でも2年はかかるが・・・。
── 構わん。この際、多少手荒でも再教育してやれ。
ゼートゥーア准将はある程度想定していたようですが、他の将校はたった1ヶ月では再教育は不可能だと考えています。
では、ターニャには1ヶ月でやりきる自信があったのでしょうか?
違いますよね。
ターニャは大隊の編成をしたくないのです。つまり、1ヶ月で再教育できるなど思っていません。
再教育できなければ、ターニャの失態になってしまいます。
1ヶ月で再教育すると宣言したターニャはどうするつもりなのでしょうか?何か企みがあるはずです。
そこには、ターニャの姑息な考え・・・失礼。深い考えがあったのです。
ココア姑息って言った!
言ってしまえば、失敗すれば普通は大問題。それこそ、キャリアに傷が付き懲罰的に最前線送りもありうる話。しかし、デグレチャフ大尉ですら育成できない程資質に問題ありという結論が誘導できれば意味が逆転する。
– 中略 –
そうすれば、耐えられる訓練を放棄した根性無し共という評価が他の人間に行くだけで済む。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
それ相応の訓練をして、耐え抜いたら再教育が完成。耐え抜けなければ、根性がなかったと訓練生たちの責任にするつもりだったのです(苦笑)。
つまり、この程度の訓練に堪えられなければ即応魔導大隊など務まらない。ターニャは、無理難題な訓練を課して訓練生たちが耐えられないことで、即応魔導大隊編成の完成は不可能だと突きつけようとしたのです。
本当は、優秀な人材がいれば、あるいは時間があれば実現可能だとターニャは考えていますが、彼女自身が前線に出たくないので、構想を潰そうとしていたのです。
ココアスゴッ!
そこで、ターニャはありとあらゆる過酷な訓練を課したのです・・・。
ココアヒドッ…訓練生にとってはいい迷惑…
訓練開始
再教育は多少手荒でも良いとゼートゥーア准将のお墨付きを得たターニャは、脱落させることを目的とした訓練を開始します。
やっぱりこうなるか・・・。
── 目覚まし代わりだ。礼には及ばん。
by ヴィーシャ『幼女戦記』TVアニメ第5話
原作によると、訓練はこれが最初ではありません。既に過酷な訓練をした翌早朝です。
前日にやっていたのは高度8,000での訓練。これが中盤でレルゲン中佐が言っていた順応訓練です。
高度8,000における順応訓練をも完遂したそうではないか。
by レルゲン中佐(作戦参謀次官)『幼女戦記』TVアニメ第5話
原作によると、単に高高度に順応させるだけでなく ──
「諸君に選択肢をやろう。私を撃墜するか、訓練を楽しむかだ」
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
ターニャに向かってこいと命令していました。
時文アニメでも見たかった~
その夜、疲労困憊して死体のように眠り込んでいた訓練生たち。
ヴィーシャは、ライン戦線に比べればベッドで眠れるだけで、ターニャも優しいな・・・と思った矢先に、宿舎ごと吹き飛ばされます。
それで、「やっぱりこうなるか・・・」と口にしたのです(笑)。
防衛訓練
では始めよう。防衛訓練の開始だ!
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
訓練開始の掛け声とともに、空へ向けて放ったのはターニャの術式。そこに目掛けて放たれるのは訓練弾です。
これは、定点に対する砲撃ですね。
原作によると、砲兵隊にとっては「当たらない方がどうかしてる」というレベルの簡単な砲撃だそうです。
つまり、全弾命中するほどの砲撃が開始されたのです。
さすがに、何の準備もなくて防衛訓練を開始したのではなく、15分の陣地構築の時間が与えられました。
そして、単に伏せて逃げるだけでなく、飛んでくる砲弾を迎撃しました。
それでも、全弾を打ち落とすことはできず、いくつか工夫をしていました。その詳細は原作をお読みください。
穴を掘るヴィーシャのスコップの先が光っていました。
ココアあっ、ホントだ!
なるほど、こうして魔力を込めてスコップの能力を高めることができるのです。
ココアおお、そういうことか~
行軍訓練
諸君は次のポイントへ移動したまえ。制限時間は48時間。防殻も飛行術式もなし。魔力反応を感知次第、私が魔導砲撃を行う。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
36時間の防御訓練の後は、48時間の行軍訓練が続きます。
通常、行軍訓練は重装備を持って行うものです。しかし今回、宿舎は吹き飛ばされ、訓練生たちは武器すら持っていません。それどころか、飲料水もない状態で行軍することになるのです。
その点は、原作に記載がありました。
なにより、宿舎ごと吹き飛ばされたのだ。持ち物は咄嗟の防御術式で守れた身の回りの道具ばかり。水すら、欠乏してしまっている。こんな状況で、非魔導依存行軍を行う? 実戦の方が楽だなぁと思わず泣きたかった。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
予想通り、水すらなかったのです。
というか、就寝中にターニャの術式で吹き飛ばされたのに、咄嗟の防護術式で身を守っていたのです。
ココアスゴッ!
十分優秀な訓練生だと言えます。そのような優秀な訓練生たちでさえ、実戦の方が楽だと思うほどの訓練なのです(苦笑)。
恐怖政治
ターニャに「くれぐれも注意して行軍するように」と言われ、最悪の事態を想定して警戒を緩めず行軍した訓練生たち ──
── 特に何も起きないが・・・。
by 訓練生『幼女戦記』TVアニメ第5話
── まさか、ただの脅し?
爆撃機は攻撃してこず、軍用犬は迂回すれば問題なかった・・・。
爆撃機には見つからず、軍用犬には迂回したことで回避、という行動自体が成果だと思いますが・・・。訓練生にとっては、何もなかったと感じたようです(苦笑)。
── ありえる。あの大尉殿なら十分ありえる・・・。
クッソ!性根が腐ってやがる!
by グランツ『幼女戦記』TVアニメ第5話
ぐっ、ふざけんなあ~!
上司に向かって悪態をつく訓練生。そのまさにその時、雪崩が起きます。
雪を喉に詰まらせたグランツに強烈な蹴りをかまして蘇生させ、雪崩に埋もれた訓練生を引っ張り出します。
ここで取ったターニャの行動が、訓練生たちにターニャの人外な印象を決定づけるのです。
── 生き返った。
by 訓練生『幼女戦記』TVアニメ第5話
── 信じられん・・・。
── あれは、人間じゃない・・・。
── 下手に脱落などしたら・・・、命どころじゃ・・・。
ターニャの目的は、訓練生をリタイヤさせることです。つまり、人数を減らして、大隊編成を潰すことが狙いです。
ただし、殺すつもりはありません。訓練生が根を上げないので、訓練内容がエスカレートしているだけです。
だからこそ、窒息したグランツを助け、雪崩に埋もれた訓練生を救うのです。死人が出れば、自分の評価に傷が付くと考えているのでしょう(笑)。
ターニャは、訓練生にさっさと辞めてほしいだけなのです。
ところが皮肉にも、脱落すると何をされるか分からないと、より強い意思を持ってしまうのです(笑)。
── リタイヤするなら、さっさと・・・。
小官は訓練を継続します!
by マテウス・ヨハン・ヴァイス中尉『幼女戦記』TVアニメ第5話
結果、訓練生は、皆訓練続行。
アニメだけだと、誰も脱落をしていないように見えますが・・・。
原作によると、訓練開始当初、訓練生は72名。それが、48名まで絞られたのです。
原) ヴィーシャのターニャ評
原作では、雪崩から助け出されるのはヴィーシャです。ヴィーシャは、ターニャをこう評しています。
大尉殿がよい指揮官なのは間違いない。人間としては、よくわからない方なのだろうけれども。実際のところ、全員が笑いながら上司をぼろくそに言っているのだ。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
ターニャを良い指揮官だと確信しているのです。
帝国は二方面で戦争を行っています。国を守るためには自分たちがやらなければならないと認識しているのです。
狂った仲間だと思う。大尉殿の狂気が感染したのかもしれない。だけれども、私には帝国を救う事を神が啓示してくださったのだ。汝、神国を守る使徒の尖兵たれ、と。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
ヴィーシャは、帝国を救うために神がターニャを送った、とまで考えているのです。
ここに集まった訓練生は、愛国心の塊なのです。
実際、ターニャは創造主にこの世界に送り込まれたので、ヴィーシャの考えは半分正解です(笑)。
ただし、創造主がターニャに信仰心を持たせるために過酷な環境に放り込んだという点では、巻き込まれたヴィーシャは被害者と言えます。しかし、この即応魔導大隊が実際に帝国の救世主となろうとしている現実を考えると、ヴィーシャの思いは当たらずとも遠からずなのです(笑)。
記憶欠如
どうして、こうなった・・・。私はなぜあんなことを・・・。
記憶が曖昧だ。訓練中に九五式を起動しすぎたせいか。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
精神汚染検査が必要だな・・・。
記憶が曖昧!?
そもそも、なぜ記憶が曖昧になったのでしょうか?
「(エレニウム)九五式を起動しすぎた」とありますが、ほとんど使っていなかったように思えるのですが・・・。
原作によると、ターニャは訓練にずっと付き合っています。
防御訓練では砲弾あられを涼しい顔で防御し、行軍も何事もないようにこなし、雪崩に埋もれた訓練生を助ける。
自分たちと同じ訓練をこなした上で、余裕ある対応をしたので、訓練生はターニャを「人間じゃない」と評したのです。
そこから逆算すると、時折エレニウム九五式を使っていたのでしょう。その使用による精神汚染で、記憶が少し曖昧になったと言っているのです。
では、具体的には何の記憶が曖昧だったのでしょうか?アニメ鑑賞時、正直なところよく分かりませんでした。
原作によると ──
気がつけば、私は台の上に立っていた。寝ぼけているのか、と意外に低血圧で朝に弱い我が身に恨み言を述べるべきかと考えかけたところで、またターニャの意識は抗いえない眠気に襲われる。が、僅かなところでターニャの耳は自分の口が何事か紡ぐのを捉えていた。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
この後に続くのが、アニメでも描かれたスピーチシーンです。
本日をもって、貴様らは無価値なウジ虫を卒業する。
これより貴様らは帝国軍魔導士である!
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
寝ぼけた状態でスピーチしていたのです(苦笑)。
寝ぼけていたにしては力強いスピーチでした。
ちょっと怖いです。記憶曖昧化が、ターニャの人格変化や命に関わる伏線にならなければ良いのですが・・・。
編成完了=少佐
昇進おめでとう。デグレチャフ少佐。
by レルゲン中佐(作戦参謀次官)『幼女戦記』TVアニメ第5話
昇進おめでとう、とは、ターニャが少佐になってことに対しての祝いの言葉です。大尉だったターニャは、アッと言う間に少佐になったのです。
これは、前話でゼートゥーア准将が話していた約束を守ったということです。
卒業と同時に編成官として大尉へ昇進。その後、大隊編成の功で無理やり少佐にねじ込む段取りだ。全て手筈は整えた。
by ゼートゥーア准将(戦務参謀次官)『幼女戦記』TVアニメ第5話
つまり、1ヶ月の再教育を経て、大隊編成を完了させたので、少佐に昇進したのです。
エレニウム九七式
各員が先行量産型のエレニウム九七式を試験的に運用。高度8,000における順応訓練をも完遂したそうではないか。
by レルゲン中佐(作戦参謀次官)『幼女戦記』TVアニメ第5話
エレニウム九七式!?
ターニャが身に付けているのは、エレニウム九五式。
その次の新型宝珠ができていたのです。
でも、確かエレニウム九五式は特殊で、(創造主の奇跡により)1個しか完成しませんでした。
よって、九七式は出力が落ちるのでしょう。ただ量産できるようになったのです。
原作によると、このエレニウム九七式にも、ターニャの思惑が潜んでいました。
故に、ええ、涙をのんで保険を用意しました。
わざわざ、エレニウム工廠のMADが新開発した試作量産型を標準装備としたのです。あの歩く災厄ことアーデルハイト・フォン・シューゲル主任技師。彼が開発中というエレニウム工廠製九七式「突撃機動」演算宝珠の先行量産モデル。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
なんと、過酷な訓練でも訓練生がリタイヤしなかった時の為に、エレニウム九七式を取り入れたのです。
つまり、かつてターニャが逃げ出したように、開発中の新型演算装置で命の危険にさらしてリタイヤさせようとしたのです(苦笑)。

ターニャが考えているのは、それだけではありません。
きっと、あの忌々しい主任技師の責任追及問題に発展される事も期待できようというもの。
by 『幼女戦記』原作ノベル1巻
新型宝珠で訓練生が命を落とす、あるいは重傷を負えば、シューゲル主任技師に責任問題になることも見込んでいたのです(苦笑)。
ココアスゴッ!
だけど、なんかセコッ!
ターニャの思惑に反して、エレニウム九七式は実際には問題なく作動。それどころか、ターニャ以外でも複数の演算を同時に展開できる次世代の演算宝珠となってしまったのです。
三方面
ああ、そうだ。
by レルゲン中佐(作戦参謀次官)『幼女戦記』TVアニメ第5話
あくまでも個人的な助言だが。せっかく南東方面に展開するのだ、この機にダキア語の勉強でもしてみてはどうだ。
ターニャに対して明らかにケンカ腰のレルゲン。なのに、最後に助言を残していく違和感・・・。
まあこれは、レルゲンがターニャ個人に疑心暗鬼になっているものの、本心から国を守りたいと思っているからでしょう。
アニメでは、分かりやすくするためか、レルゲン中佐はターニャに対して敵意をむき出しにしています。
ですが、原作では、少なくとも表面上はレルゲン中佐はターニャに対してアニメほど攻撃的ではありません。
だから、レルゲンはターニャにヒントを残していったのでしょう。
そして、対するターニャはレルゲン中佐に好意的です。
なぜなら、レルゲン中佐はターニャを前線に送りたくない。理由は、ターニャは危険で何を考えているか分からないから。でも、前線に送りたくない意見はターニャの後方勤務希望と合致するのです。
はい、ここでも本人の意図とは別に勘違いが発生しているのです(笑)。
ただ、ターニャは、レルゲンのこの助言で、なぜ即応魔導大隊が南東へ配備されるのかを察するのです。
なるほど。協商連合に共和国。その上、ダキア公国もか・・・。
by 『幼女戦記』TVアニメ第5話
帝国は現在、北方の協商連合、西方の共和国と戦争中。続いて南東のダキア公国も帝国に戦争を仕掛けてくるのです。
ダキア公国は時折描かれる地図と照らし合わせると、現実世界ではルーマニアでしょうか。
Bパート
即応魔導大隊「第203航空魔導大隊」は編成を完了し、ターニャは少佐へ昇進。今後は前線に赴けるよう練成を進めていく段階だった。しかし、参謀本部は、ただちに南東方面に駐屯するよう命令を下す。
初陣

さて、大隊諸君、戦争だ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
いや、戦争のような代物の始まりだ。
ダキア公国が帝国領へ進軍開始。
信じられないことに、ダキア公国は暗号化もせず通信を行い、航空戦力なしで侵攻してきたのです。
空中から攻撃する即応魔導大隊にとっては、これほど楽な戦いはありません。だから「実弾演習」であり「マンハント」なのです。
一方、訓練生はというと ──
私はてっきり難戦するはめになると覚悟していたのですが。
── ふっ、たった3個師団ごときに緊張とは、ライン帰りとはとても思えん。
少佐殿、その・・・、3個師団ですよ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
常々思うのですが、少佐殿の感性は少々 ──
私達現代人は、歴史を知っているので分かります。近代兵器と前近代の戦力差は明らか。航空戦力を持たない軍は、航空戦力を持つ軍には勝てないと。
飛行機による攻撃は第一次世界大戦で本格的に導入されました。制空権を握った国が勝利しています。でも、それも戦って初めて分かり、知った人は大打撃を受けて戦線離脱。導入当時は分からず後で振り返って分析した結果分かり、段々事実として認識されていったのです。
さて、そんなことを知らない当時の人々。ここではダキア公国は兵力で物事を判断します。兵力、それはつまり人数。
相手は3個師団。人数にすると約50,000人。それに対してターニャの即応魔導大隊は48人 ──
48人 vs 50,000人
帝国軍 即応魔導大隊は、1,000倍もの敵に向かっていったのです。
ココア1,000倍!?
スゴッ!
そりゃあ、楽勝などと言われてもにわかに信じることはできなかったのです。
そしてそれは、戦域状況を聞く参謀本部にとっても同様です。
よって、レルゲン中佐は、ターニャに無理を承知で遅滞戦闘を命令します。
とうてい、殲滅できるなどと思っていないのです。
実際、南東方面前線で遅滞戦闘に務めていた方面軍は撤退させています。
幸い、作戦本部からの指示は「国境防衛に最適な行動を取れ」とあるのみ。だから、ターニャは先鋒3個師団を壊滅し、その後首都まで攻め入ったのです。
空中制空戦
困ったな、やることがないぞ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
アニメ鑑賞時、敵は数万いるのになぜやることがないのだろう?と思っていました(笑)。
原作を読んで、その理由が判明 ──
四個中隊のうち、三個中隊でもって三方向から襲撃するという教本通りのごくごく当たり前の対地襲撃戦術。うれしい悩みとしては一個中隊余ってしまうという事だろう。普通、直掩が飛んでいるために一個中隊を空中制空戦に投じるのだが……なんと、今日は余った。
by 『幼女戦記』原作ノベル2巻
なるほど。
通常は、敵魔導部隊や対空砲火等、飛行する魔導部隊を攻撃してくるので、1個中隊はその対応をするのが基本だったのです。
統制射撃
おそらく統制射撃の方陣かと。
── バカな!時代錯誤にモードがある。騎兵の時代ではないぞ。
by ヴィーシャ『幼女戦記』TVアニメ第5話
即応魔導大隊の攻撃に対して、理解しがたい動きを始めるダキア公国軍。
ターニャが言うように、これは騎兵時代の布陣。
射撃兵で四方を備え、どこから攻撃されても対応できるようにした戦争が二次元時代の戦法です。
空から攻撃されては、四方に備えている意味は何もありません。それどころか、固まってしまうと大きな的になってしまうだけです(苦笑)。
ところが、ヴァイスは布陣を見て、距離を取ってしまいます。
ヴァイス中尉、なぜ距離を取る?なぜ襲撃隊列を解く?
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
── あれは、敵歩兵が対空射撃隊列を形成したので、教範通り、射程限界に退避しようとしているのでは・・・。
原作によると、これこそが実戦不足が成せるミス。
特に、演習場では実弾が飛び交わないだけに、殊更に密集した歩兵陣形から無数の銃口が突きつけられると条件反射的に反転してしまう癖がなまじ、従軍経歴が長く訓練されていた魔導師ほど染み付いているのだろう。
by 『幼女戦記』原作ノベル2巻
訓練だけが長い兵ほど、銃口を向けられると反射的に退避行動を取ってしまうのです。
ダキア公国軍は、航空戦力どころか、航空機を攻撃する重火器すら持っていません。遠隔攻撃の手段はライフルと短銃のみ。これでは魔導師の防御術式を貫けません。
ましてや、魔導師は基本空から攻撃をします。当たるのも稀で、当たっても防げます。
効かぬ武器を持っている兵士など、兵ではない。だから、ターニャも ──
厳密には5万弱の暴徒ないし群衆と定義すべきだな。うっかり師団と呼べば、なるほど誤解の元だ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
空を飛ぶ魔導師に歩兵の弾が当たるとでも本気で思っているのか!?
あれに撃墜される魔導師がいれば、敵より先に私が殺してやる!
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
と言っていたのです。
もっと前へ!
ターニャ少佐率いる即応魔導大隊・第203航空魔導大隊は、越境してきた先鋒3個師団を壊滅し、侵攻軍司令部まで占拠。
しかし、ダキア軍は60万もの数で今回進行してきました。まだ50万以上もの兵がいるのです。
── 残敵掃討を行いますか?
友軍の航空艦隊は?
── もう間もなく第7航空艦隊が。再度の爆装が完了次第全力出撃とのことです。
ならば、残敵掃討は友軍に任せて、我々は前進する。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
当然、ヴァイスは残敵掃討を提案します。
ですが、ターニャが指示したのは、それよりも上。初陣を完全勝利で飾った第203航空魔導大隊は、さらに前へと進みます。
事前情報によると、帝国領に侵入してきた先鋒3個師団は、ダキア公国の最新鋭。ダキア全軍を代表するはずの先鋒がこの程度なのです。
先に記載したように、参謀本部がターニャに与えた指示は「国境防衛に最適な行動を取れ」。
全軍挙げて攻めてきているので、ダキア公国は自国が攻め込まれるとは思っていません。
大体、二方面で戦争をしている国が、別の国にまで攻め込んでくるとは想定すらしてないでしょう。
だったら残敵掃討は航空艦隊へ任せ、ターニャはダキア公国の首都へと足を伸ばしたのです。
── はっ!目標はどちらへ。
首都だ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
原作では、ターニャは今の状況を「ボーナスタイム」と表現しています。
ココア上手い!
ただ原作によると ──
首都へ向かったのは大隊全員ではありません。疲弊していると思われる、一個小隊を捕虜を抱えて後退させています。
これは訓練ではなく実戦です。さすがにターニャといえど無茶はさせないのです。
戦時国際法
── 私達には好機です。襲撃を!
少尉、我々は戦時国際法を無視する野蛮な集団ではないのだぞ。人道主義者が定めた法律通り、敵の工廠だけを破壊し、避難勧告も出さねばならん。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
愛国心に溢れる部下達は、帝国に仇なすダキア公国に容赦ありません。
が、ターニャは戦時国際法を守れと部下をたしなめます。
これは、ターニャが人道的なのではありませんね。
戦時国際法とは、戦争状態にあっても遵守すべき国際法です。
ターニャが目指しているのは帝国の勝利ではなく平穏な生活。法を犯してしまっては平穏な生活はできません。
結果、戦時国際法を守っているのです。
さて、だとすると、ターニャは奇襲は成功しなくても良いと思っているのでしょうか?
違いますね。
それが、次のセリフに繋がっていくのです。
── 少佐殿、それでは奇襲の効果が失われてしまうかと。
ヴァイス中尉、貴様、先ほどといい、ちと常識的すぎるぞ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
「先ほどといい」とは、統制射撃の方陣を見て距離を取ったこと。
そして、今回は警告し避難勧告を出すことを指しています。
警告し、避難勧告を出し、奇襲を成功させる方法とは ──
油断
少尉!さっさと警告を発しろ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
規定通り国際チャンネルでだ。
アニメ鑑賞時、普通に副官ヴィーシャに指示したのだと思っていました(苦笑)。その後、ターニャでなくて良いのか問うたのは、てっきり大隊長が宣言しなくても良いのか?という意味で訴えたのだと思っていました(苦笑)。
原作を読んで分かったのは ── ターニャは、意図的に女性ヴィーシャに指示をしていたのです。
そう。警告を発するのは、あくまでも形式であり、であるならば相手に信用されない方が望ましい。ならば、だ。厳然とした現実としてヴァイス中尉らの硬質かつ軍人然とした声での警告よりは、セレブリャコーフ少尉の少しでも世慣れぬ声の方が信憑性を欠くだろうとターニャは考えたのだ。
当然、部隊で最年少の自分はこっそりと除外して。
by 『幼女戦記』原作ノベル2巻
副官ではなく、女性であるヴィーシャが警告した方が信じないだろうと考えていたのです。
ヴィーシャも部下も、ターニャの意図に気付き、それならばもっと適任がいるだろうとターニャに視線を向けたのです(笑)。
ココアお~~、皆すごい!
諦めたターニャは、こう返します。
やるしかない。やりたくは無いが。
by 『幼女戦記』原作ノベル2巻
「……いや、分かった。確かに、私がやったほうがよいな。せいぜい、子供らしく聞こえるように努力しよう」
ターニャは、最初から明らかに狙って信憑性を欠く警告を発していたのです。
警告
宣誓!僕たち、私たちは国際法にのっとり、正々堂々、戦争することを誓います。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
警告します。帝国軍はこれより軍事施設を攻撃します。
普段のターニャ・デグレチャフはどこへやら(笑)。可愛らしいその声は、11歳どころか幼子がイタズラしているようにしか聞こえない。まさに幼女戦記!
さて、諸君。国際法上の義務は果たした。仕事にかかるとしよう。
総員、長距離用術式展開!
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
いや、警告したからといっても、警告直後に攻撃しては国際法違反でしょう(笑)。
と思いましたが原作を読むと、その辺もしっかりしていました。
「三十ぷんごに、わたしたちは、こうどうを、かいしします」
by 『幼女戦記』原作ノベル2巻
警告してから30分五に攻撃しています。避難する時間をきちんと確保していたのです。
でも、実際は警報も鳴らず誰も退避していません。それは先の宣告が子供のイタズラだと思ったからですね。
こうして、国際法に乗っ取った上で、奇襲を成功させたのです。
とまれ、目標は達成だ。
by ターニャ・デグレチャフ『幼女戦記』TVアニメ第5話
さて、帰還するとしようか、大隊諸君。
前線を嫌い、後方勤務を好むターニャ。前線に出たくないからと編成にあれこれ策を巡らせ遅らせておきながら、いざ現場へ出ると求められている以上の成果を上げる。
これは、平穏な生活を望みながらも承認欲求の高い性格ゆえでしょうか・・・。
こうして、ターニャ・デグレチャフ少佐率いる第203航空魔導大隊は、誰も想像だにしなかった戦果で初陣を飾ったのです。
おわりに (『幼女戦記』5話とは)
なんと、OPもEDもなし。23分弱フル本編で、新設の魔導大隊募集・訓練・初任務までを一気に描いてくれました~~
原作ノベルは1巻を終了し、一気に2巻へ突入。コミカライズに至っては、なんと4巻冒頭から5巻の2/3話まで進みました。
アクションシーンが多かったとはいえ、これまでの約2倍近くの早さで進みました。
コミカライズと原作ノベルを読んで分かったのは、アニメはカットされたシーンが多く、原作には訓練シーンや査閲シーンが描かれています。いや~この辺はじっくりと見たかったのですが、きっと切りの良いところまで進めるため仕方ないのでしょう。
以上、TVアニメ『幼女戦記』第5話の感想&考察レビューでした。長文にもかかわらず、最後までお読みいただきありがとうございました。
次話のレビューも書く予定です。
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