GREAT PRETENDER

アニメ【GREAT PRETENDER】CASE4(15~23話(最終回))感想レビュー ローランとエダマメの過去がリンクする──

GREAT PRETENDER

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『GREAT PRETENDER CASE4』15~23話を鑑賞しました。
#Netflix先行配信にて

2020年夏アニメとして7月から放送開始した『GREAT PRETENDER』も2クール目。
最終章となるCASE4は、最長の9話!

最後を飾るに相応しい、2つの巨悪がターゲット。

ローランが今のチームを作り上げた経緯も描かれる。
最終章にして、エピソード0(ゼロ)!

CASE4放送開始と同時に公式HPに記された

すべてのフェイクは、この時のために──

この言葉が意味するのは・・・

では、TVアニメ『GREAT PRETENDER (CASE4 極東の魔法使い)』のネタバレ感想レビューをどうぞ。

GREAT PRETENDER

アニメ話数 エピソード 先行配信日 レビュー
1~5話 CASE1 6/2 CASE1 R
6~10話 CASE2 6/9 CASE2_R
11~14話 CASE3 6/16 CASE3 R
15~23話 CASE4 9/21 本レビュー

※TV放送は7月から
※Netflixにて「独占先行配信」

感想レビュー (以降、ネタバレ全開です)

TVアニメ「GREAT PRETENDER」(グレートプリテンダー)メインPV第5弾
TOHO animation チャンネル

『GREAT PRETENDER』(15~23話)ストーリー概要

あらすじ

舞台は日本と上海。

エダマメローラン達と決別し、日本へ戻り真面目に働く。
が、就職したスカーレット商会は、人身売買を生業とする犯罪組織「朱雀連合会」の関連企業だった。

またしてもローランに騙され、巻き込まれたエダマメは、犯罪組織で働きながら作戦を実行する。

内部に入ると見えてくる、組織の内情。

朱雀連合会は中国に下部組織「上海龍虎幇(ロンフーバン)」を作ったが、中国市場と共に巨大化し、勝手に独立

── 両組織の関係は「一触即発」 ──

一方、ローランは、上海龍虎幇と因縁があるようで・・・

今回の舞台 

今回の舞台は東京と上海

その他、商品の買い付け等で、ベトナム中東
ローランの過去エピソードでは、ヨーロッパアメリカ大陸各地も描かれ、最終章らしく世界規模。

今回は、舞台を見せると言うより、日本と中国ということに意味がある。
交渉するのに、お互い通訳が必要なことが、キーになっているのが面白い

残念なのは、CASE3でエダマメがアビーに日本で美味い物を案内してやると言ってたのに、なかったこと(苦笑)。
#伏線だと思ってたのに・・・

せっかく、日本に戻ってきたのだから、エダマメがアビーを案内するシーンを見たかった!

今回のターゲット 

今回のターゲットは、東京のヤクザ「朱雀連合会」とチャイナマフィア「上海龍虎幇」
ダミー会社を隠れ蓑に、裏では人身売買を生業に。
裏切り者や邪魔者は容赦なく始末する。

今どき珍しい(苦笑)、絵に描いたような犯罪組織!

人身売買だけでここまで成長できるのか疑問だが、ぶっ潰しても構わない悪人集団だということはよく分かる(笑)。

二つの犯罪組織を、同時に手玉に取るのが、愉快、爽快♪

私はてっきり、二つの組織を抗争させ共倒れを狙うと思ってました(笑)。
ここでも「殺しは厳禁」なのでしょう。

チト残念なのは、どちらの組織も、簡単に騙されすぎ・・・

日本ヤクザも中国マフィアも迫力あり。
ハラハラドキドキはしたが、ローランの仕掛けを見破ることはなし。

両組織とも、敵には容赦なし。
だが、仲間になるのは意外と簡単で、一旦懐に入ると優しい

朱雀連合会は大きな顔をしている下部組織・上海龍虎幇に、上海龍虎幇は親会社・朱雀連合会をなんとかしたいと考えているだけ

二つの組織間が「一触即発」状態の時に乗じたのは分かりますが、犯罪組織がチョロく見えてしまったのは残念。

展開上、ある程度は仕方ないでしょう。
が、取り入ったり、騙すのに、もう少し説得力が欲しかった。

今回の収穫

朱雀連合会:1000億円
上海龍虎幇:1000億円

計 2000億円

過去 最高額!

ただ支出も檄大!

最後の仕掛けで無人島買収。
無人島に、簡易滑走路、張りぼてとは言えビル建築、飛行機のチャーターや高級セダンも調達?

その他諸々に、人件費等。

アビー偽王女拉致の時も、銃撃や車を破壊している。
カッサーノへの報酬も必要。

オズ曰く「なんだかんだで差し引きトントンってとこだべ」。
それほど儲けは出てないのでしょう(苦笑)。

むしろ、無人島とは言え、いつかは助かる?
両組織を潰したのか、犯罪を暴いたのかが気になります

コンゲーム度 

ちょいちょい挟み込まれる小さな仕掛けと、ラストの大仕掛けは楽しかったが、ターゲットの懐に入ってしまうとチョロかったのがチト残念

もっと、ヒリヒリするような展開を見たかった!

小さい仕掛け

インスタ易者を使い、劉に「勝負するなら今」とけしかける(18話)
懐には入るため、エレベーターで通り魔にローランを襲わせる(19話)
側近・陳の携帯にワン切りして、足止めするのも細かい!

ベタな小ネタは楽しかったですが、犯罪組織がこんなのに騙されるなよ!とは思いました(苦笑)。

全て作戦通り

今回は、全てローラン(+オズ)の作戦通り!?

一見、作戦が失敗に見えたのは

アビーを逃がす時、エダマメが児童も助けると言い出し失敗(16話)
二度目の脱出で、オズが密告して捕まる(17話)
最後の大仕掛けで、カッサーノが乱入しエダマメが暴走(22話)

は、海上でアビーとシンシア、そしてオズが撃たれても助かった点から作戦通り。
アビー救出と、エダマメが朱雀連合会に入り込むための作戦の一環だったのです

は、エダマメの暴走ですが、ローラン曰く「折り込み済み」(21話)。

は、手段はともかく結果は作戦通り(詳細後述)。

だとすると、全てローラン(+オズ)達の作戦通りに進んだということ・・・

これだけ大きな犯罪組織。
懐に入るのにもっと苦労したり、相手を騙すのに二重三重の手間が欲しかった。

ただ、見えない所で努力はしている様子

例えば、エダマメが人身売買のオークションで7000万弱を売上げ。
以後、仕切りを任され、朱雀連合会で出世していく場面(18話)。

上手くいったのは、ローラン達が裏で動いていたからですね

なぜなら、最終話、シンシアが大学進学を勧めているのは、この時売られていたタイ人のカウィンです。
#最初、アビーかと思いました(笑)

つまり、エダマメのオークションが盛況になるよう、売人に金を渡して、高値で買わせたのでしょう。

人身売買の児童を保護でき、かつエダマメの評価も上がる、一石二鳥を狙ったのです

この辺をもう少し効果的に見せても良いと思ったのですが、ここではエダマメが組織に染まっていく姿を優先すべきなので、抑えたのでしょう

何れにせよ、最初から最後まで、全てローラン(+オズ)の作戦通りだったのです。

ローランVSエダマメ

この流れを見ると、CASE4は「ターゲットとコンフィデンスマンとの騙し合い」ではなく、「ローラン(+オズ)とエダマメの張り合い」になっているのです

エダマメが余計な事をするのではないかという緊張感。
エダマメがローラン達を裏切るのではないかという不安。

これらがずっと付きまとい、最後のカッサーノ乱入シーンで爆発(22話)。

どちらかと言うと、騙す相手がターゲットではない?!

エダマメが作戦通りに動いているにも関わらず、抑制し、不安を煽る。

実際は、エダマメは裏切りを考えていたのではなく、如何にローランを”出し抜くか”を考えていたのです。その過程で父親に復讐をすることも・・・(後述)

エダマメの本心を最後まで描写せず、「エダマメが裏切るかも」という演出をしたのです。

演出全てが、騙す相手が視聴者に向いている。
この辺が途中で透けて見えたのが残念。

あくまで視聴者がだまされるのは、”ついで”であって欲しかったのですが・・・

ラストの大仕掛け

ただ、ラストの大仕掛け、特に”種明かし”は最高に気持ちよかった!
コンゲーム作品の醍醐味は、ラストの種明かし。

最終回(23話)の丸々1話を使っての種明かし。
エダマメがどの時点で情報を得たのかまで描かれ、全てが繋がっていく気持ちよさ。
最高でした!

大仕掛けもバカバカしくて笑える。
猫の置物を置くなんて、真剣なんだかふざけてるんだか(笑)

ドラマ性 

少し間延びした展開ありますが、絶え間なく続く、どこへ行くのか分からないジェットコースターのような展開が見ていて心地よい!

ローランの過去話を単純な復讐劇にはせず。
エダマメの父親の正体を明かし、現在のチームとこれまでやってきた作戦が、全て今回の復讐のためだったと繋げる”力技”・・・失礼!
脚本力が素晴らしい!

難しく考えず、身を委ねて見るのが吉!

過去から現在へ

ローランの子供時代から、コンフィデンスマンになった経緯が描かれる。

ローラン自身が詐欺で母親を失った被害者。
自堕落な生活をしているときに、憎き詐欺師を目にする──

──後は、お決まりの展開に。

全ては、オズの作戦通り。
ローランが、エダマメを毎回騙して作戦に引き入れるのは、父親であるオズへの仕返しか!?

実際の所は、ローランにしろ、エダマメにしろ、イタズラを仕掛けたくなる人種なのでしょう(笑)。

ローランは、ドロシーに引き寄せられるまま、コンフィデンスマンの道へ。

悪人を成敗し恐い物知らずだったが、最後の大仕事で失敗──

騙し騙されやってると、失敗して敵に撃たれても生きていると思ってしまう。
いや、生きているに違いないと思い込む・・・

ローランがドロシーを求める姿が心に染みる。

あのとき止めておけば良かった、違うターゲットに、違う作戦にすれば良かった、後悔しても彼女は戻らない・・・残ったのは復讐心のみ・・・

──今、全てが繋がる──

20話ラスト、過去から現在へ繋がる流れは、ゾクゾクッとしました!

極東の魔法使い・オズ

エダマメの父親は、別の意味で面白かった!

エダマメの父親が、敵側にいたのは想定通りでしたが、まさか父親がコンフィデンスマンだったとは!

それも元コンフィデンスマンかと思っていたら、現役コンフィデンスマン!?
これはやられました!

オズという呼び名は、「オズの魔法使い」と、尾崎のローマ字表記(OZAKI)を頭二文字取ったのでしょう。

上海龍虎幇のボス・劉に信頼してもらうために、ずっと潜入をしていたのです。
出所直後ということは、エダマメが確か3年間服役していたから、少なくとも3年以上!?

今回の作戦は、オズが服役していた頃から、エダマメがローランに出会う前から始まっていたのです。

いや、実際にこれだけの犯罪組織のボスに信頼してもらうには、これだけ長い期間潜入しなくてはならないでしょう。
むしろ、エダマメやローランが短すぎるのです(苦笑)。

CASE1(1話)から描かれたエダマメが参加した作戦は、全て朱雀連合会、上海龍虎幇を潰すことが目的

だとすると──

──エダマメは、朱雀会長の息子役として
──アビーは、偽王女のため
──中之島重工製作所は飛行機の都合を付けるため
──偽王女を信じさせるために、サムとクラークはターゲットにされ手駒に

と言った所か。

CASE1ラスト、シンシア分するFBIが踏み込み、ローラントアビーを撃ったのも、今回の予行演習なのでしょう。

「毎度毎度死んだフリばっかりだ」「アイデアの枯渇ね」と散々でした(21話)が、何度も同じ手を使ったのは、エダマメに銃撃されても生きていると教えるため。

その証拠に、エダマメは父親に再会したとき驚きもせず、アビーとシンシアの心配もしていませんでした。

もちろん、撃った瞬間は、本当に死んだと思っていたでしょう。
エダマメは作戦を教えると、顔に出てしまう。
自然に動いた方が相手の懐に入れる、それがエダマメの良いところ。

事前に作戦を教えられず、毎度毎度、悲しまされるエダマメは、たまったものじゃないでしょうけど(苦笑)。

中之島重工製作所の中之島親方が「非常食」云々言っていた(23話)ので、無人島での張りぼてビル建設も中之島親方へ依頼したのかも。

口の堅いスタッフを抱え込み・・・
人材と機材を無人島に運ぶため、何度も飛行機で往復したはず。
テスト飛行だと言えば問題なし?

となると、CASE2(6話)での中之島親方への報酬1億円は、この準備の為だったとか!?

と、想像が止まらないのが、この作品の面白さ!!

シンシアをチームに引き入れた明快な理由に思い至りません(苦笑)。
が、サムとクラークを騙すのに必要な役だったのかな?

エダマメを巻き込んだのは、朱雀アケミの息子に雰囲気が似ていたから?
作戦中に、自分を憎み殺させることで、朱雀アケミ会長に”より”気に入られるためか?

そして、これまでの仕事(CASE1~3)は、エダマメにとって、今回の仕事の予行演習。
エダマメに、コンフィデンスマンとしてのスキルと度胸をつけさせるため

ただ、復讐するだけではない、これが「ドロシーが喜ぶやり方」だったのか・・・

この辺をもっと知りたい!

ローラン(+オズ)VSエダマメ

二つの犯罪組織は、後半、完全にローランとエダマメを信頼し、緊張感はさほどなし。

その代わり、ローラン(+オズ)VSエダマメの構図が浮き彫りに

エダマメが朱雀連合会に潜入し、朱雀会長に可愛がられ悪事に手を染め罪悪感がなくなっていく・・・

そこへ、ローランや父親への反抗期が加わり。
裏切るまではいかなくても、ローラン達に一泡吹かせる、朱雀会長を助けたりするのではないかという疑念が湧いてくる展開は最後まで目が離せず、お見事!

さてさて、かなりイタかった、最後のエダマメの暴走。

あれは、結局なんだったのか?

私なりに解釈しました。
詳しくは後ほど。

エダマメはどのように誘導されたのか

『グレートプリテンダー』の楽しみの一つ。
エダマメがどのようにして引っかかり巻き込まれ、作戦に参加するか

毎回、エダマメは詐欺から足を洗って堅気になると宣言し、”自ら”働く道を選んでいるのに、いつもローランの思い通りに。

CASE4ともなると、内容が凝ってます(笑)。

エダマメが自ら応募した「スカーレット商会」。
だけど、それはローランの誘導だった!?

ローランはエダマメとの別れ際、「直感に任せれば、自然と進むべき道が見えてくる」とアドバイス

その上で──

  1. エダマメ帰国の飛行機内で隣に座った男達が「貿易関係の景気の良い話
  2. エダマメが通る通路に、数多くの「スカーレット商会」の広告
  3. 電車では隣に座った男性が、就職情報を「開いて」置いていく
    そこには、スカーレット商会の求人情報「英語&中国語が堪能な方」と・・・

いや、ローランはエダマメにアドバイスしたのではなく、朱雀連合会へエダマメをもぐり込ませるために誘導したのです

エダマメは影響されやすく信じやすいのです(苦笑)。

スカーレット商会で真面目に働き、「天職」だと答えたエダマメ。
この時のエダマメは確かに充実していたので、少し同情しちゃいます・・・

ラストの大仕掛けが楽しい

さすが、最終章!
収穫金額だけでなく、仕掛けも最大規模でした!

確かに、会合場所は朱雀連合会本部。
ビルには、朱雀連合会の構成員もいたでしょう。
その上、上海龍虎幇が別フロアに仲間を待機させていた。

正面衝突していては、犠牲は免れない。

そこで、無人島へ置き去りにするお仕置きのことも考慮して、無人島に社屋をコピーするとは!

実写だったら、費用面でボツ案件!?
アニメならではの、荒唐無稽な作戦が天晴れ!

出発前に、小切手はサインし、証券の準備も完了
ならば、全員眠らせた時点で盗み出せば、あんな大仕掛けはいらなかったのでは!?

などと言う野暮は言いっこなし!

彼らは、泥棒ではない!
コンフィデンスマンなのです!

目の前で堂々と奪わなくては、詐欺師のプライドが許さない!?

まあ、どちらかと言うと、作戦を楽しみたい、相手を完膚なきまで打ち負かしスカッとしたいという気持ちが強いだけな気もしますが・・・(笑)

なんにせよ、バカバカしい大仕掛けを見た時は唖然呆然(苦笑)。
崩れたシーンでは、思わず手を叩いて笑ってしまった(笑)。

これぞ痛快エンターテイメント!!

取引時間を夜中にしたのは「夜型」なのではなく、偽物とバレないようにするため。
人数を絞らせたのは、眠らせる対象を少なくするため。
壁を改装したのは同じ模様にし、ペンキ塗り立てでも疑われないように。
待ち時間、アケミ会長が落ち着かなかったのは、会長室が偽物だから?

朱雀連合会も上海龍虎幇も、互いのことが気になりすぎて、第三者が騙そうなんて気が回らなかったのです。

エダマメは本気だった!?

エダマメが仲間に内緒で仕込んだ、カッサーノの乱入。
カッサーノ達は本物の銃を持っていた。

これで隙を突き、エダマメは本気で父親を殺す気だった!?

そう思いたくはないですが、アビーとの会話を聞くと本気だった様子(汗)

アビー:本気だったのか?
エダマメ:ああ

でも、ある詐欺師に言われただ、”自分を許してやれ”って
いや、まあ理由はそれだけじゃねえけどな

by 『グレートプリテンダー』アニメ23話

どこまで本気か分かりませんが、ローランの作戦を裏切るつもりはないが、一泡吹かせたかったのと、父親は殺す気でいた様子。

その決意を変えたのは、アビーの「自分を許してやれ」という言葉。(23話)

それともう一つ──23話序盤──
カプセルトイ「魔法使い」を大事そうに持っていた母親──

魔法使いって何ができるか知ってる?

-中略-

いつも夢に出てくるの
また会えるわ・・・

by 尾崎美紀(エダマメの母親)『グレートプリテンダー』アニメ23話

母親が言っていた「(魔法使いに)また会えるわ」

エダマメは、このセリフを思い出し。
母は父がコンフィデンスマンだと知っていたと、エダマメは気付いたのではないでしょうか。

尾崎美紀の墓前──

君に口止めをお願いしたのは、良かったのかどうか・・・

by 尾崎誠司(オズ)『グレートプリテンダー』アニメ23話

母は、父がコンフィデンスマンだと言う事は、息子には黙っているように口止めされていました。

父がコンフィデンスマンだと知っていたから、母は、最後まで父を信じていられた。
息子を守るために、父親だけでなく母親も本当の事を教えなかったのだと。

そのことに気付いたので、父親への復讐を決行しなかったのではないでしょうか。

カッサーノの最後の乱入はなんのため?

では、カッサーノの最後の乱入は結局なんだったのか?

ローランとオズのセリフにヒントが。

22話、偽警視庁が踏み込んできて、全員ホールドアップされた時──

エダマメ。
説明してやれよ

by ローラン『グレートプリテンダー』アニメ22話

この後、ローランの暴走と、エダマメの茶番が(笑)。

最終回23話では、裏舞台で、オズがエダマメに──

・・・たくっ、もっとマシなやり方さ、あったべ

by オズ『グレートプリテンダー』アニメ23話

つまり、エダマメの役目として任されていたのは、

── 騒ぎを起こして連中が部屋の外へ出るように仕向ける ──

ことだったのでしょう。

エダマメは、その手段としてカッサーノを乱入させ、ついでにオズに復讐しようとしたのです。

確かに「もっとマシなやり方があっただろうに」ですね(苦笑)。

それでも、エダマメは、ローラン達に一泡吹かせたい。
最後の仕事だけにそう決意していたのでしょう。

そして、エダマメには、大事な事がもう一つ

朱雀会長の前で、エダマメが殺される姿を見せたかったのではないでしょうか。

その映像を実の息子に送り、息子(相当)を心配する一人の母親としての朱雀アケミを見せることで、親子関係の修復を狙ったのではないでしょうか

ということは、あの無人島にいた連中は、いつかは助かるのでしょう。

多くの殺人を犯し、児童人身売買を行ってきた犯罪組織に随分温情です。
でも、コンフィデンスマンは、神でも死刑執行人でもない。

悪人を懲らしめたいのです。
それも、面白く楽しみながら・・・

終盤には、過去のターゲットも悪びれなく出演(苦笑)。

ちょっとどうかと思いましたが、作品の根底にあるのはコメディなのでしょう。

アメリカ合衆国 大統領?

大統領になったのは、CASE1でハリウッドマフィア・カッサーノが出資していた「灼熱のシリーズ」の主人公。

ローランはカッサーノの組織を潰した後、エダマメが刑期を終えるまで「待ってるさ。カッサーノの代わりに『灼熱』シリーズの新作に出資でもしてね」と言ってました。(5話)

その3年後、シンガポール。
ローランがエダマメに、エアレースの説明中(7話)。
背景に「タイガーチョップスティック」「ComingSoon」映画の宣伝が
ローランが出資し続けたということなのでしょう

映画に出資し、応援し続けた俳優がアメリカ合衆国大統領にまで上り詰めたと言う事ですね

おわりに (『グレートプリテンダー』(CASE4)とは)

最終話まで見て分かったは、『グレートプリテンダー』は、騙し騙されのコン・ゲームと言うより、コン・ゲームを通して人間が描かれてました。

一匹狼だなんてとんでもない、個々に熱いハートを持つ奴らの集まり。

何を考えているか分からない金髪クソ野郎ローランですら、実は、数十年使ってでも復讐を成し遂げる熱い奴だったと判明したのがCASE4。

『グレートプリテンダー』は熱いヒューマンドラマだったのです。

さあ『グレートプリテンダー』全23話は、ローランがオズに頼んだ壮大な「ドロシーの仇討ち」作戦として幕を閉じました。

目的を達成したのでチーム・ローランは解散。

元々、ローランは、ドロシーとの最後の仕事で足を洗うつもりだった。
だけど、堅気に戻りたかったのはドロシーがいたから、今のローランには守る人はいない。

むしろ、ドロシーのいない世界、普通のビジネスでローランが満足できるのか?
いや、他のメンツも同様だ。

リスクと隣り合わせだが、だからこそ、刺激がありエキサイティング!
その興奮を知ってしまった面々が、普通の生活に満足できるわけがない。

理不尽でいけ好かない金持ちを見れば、きっと腹が立ち、懲らしめたいと思うはず!
新たな刺激を、仕事が成功したときの何とも言えない達成感を求めるはず!

それが、最後のローランのセリフに──

やあ、そろそろ退屈してるころだろ?

by ローラン『グレートプリテンダー』アニメ23話

続編期待したいですね!

以上、アニメ『グレートプリテンダー CASE4』の感想レビューでした。
超長文にも関わらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。

CASE4は内容盛り沢山。
「ここまで見ればアニメはもっと面白い」をポリシーに、知っていた方が作品をより楽しめるだろうと思い、書き出していたら超長文になってしまいました。

しかも、チトだらだら書きすぎました、読みにくくてすいません。
反省・・・

ではでは。

きょうのひとこと

今どき目覚めたらスマホを確認して、すぐに圏外と気付くと思うが・・・

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