GREAT PRETENDER

アニメ【GREAT PRETENDER】CASE2(6話~10話)感想レビュー 人は信念で動くもの

GREAT PRETENDER

こんばんは。時文です。
TVアニメ『GREAT PRETENDER』6~10話を鑑賞しました。

GREAT PRETENDER』は2020年夏アニメとして7月放送開始予定。
Netflixにて先行配信されていたので、先んじて鑑賞。

原作はなく、アニメオリジナル作品。
脚本、シリーズ構成は、映画版も大好評の人気月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の脚本を手がけた古沢良太さん。

では、TVアニメ『GREAT PRETENDER』の感想レビューをどうぞ。

GREAT PRETENDER

アニメ話数 エピソード 先行配信日 レビュー
1~5話 CASE1 6/2 CASE1 R
6~10話 CASE2 6/9 本レビュー
11~14話 CASE3 6/16 CASE3 R
CASE4

※TV放送は7月から
※Netflixにて「独占先行配信」

感想レビュー (以降、ネタバレ全開です)

『GREAT PRETENDER』(6~10話)ストーリー概要

あらすじ

舞台は日本、ラスベガスから、シンガポールへ。

ロサンゼルスでの騒動から2年後。
出所したエダマメは今後は地道に生きようと整備工場で働き始めるも、またしてもローランの仕事に付き合わされる。

今回のターゲットは産油国の兄弟王子、サムクラーク
資産2億ドル!

舞台は「パスファインダーエアレース」のシンガポール・ラウンド。

アビーは、飛行機と協力者ルイスに因縁が!?
運動神経抜群のアビーが重要な役割を占めているが大丈夫なのか・・・

今回の舞台 

今回の舞台はシンガポール!
近代的で美しい街並みを舞台にした「パスファインダーエアレース」がクール!

作品内での「パスファインダーエアレース」とは、飛行機を使ったモータースポーツと街中でやるF1「モナコGP」を掛け合わせたような競技。

街の構造物を使って、飛行機で障害物競争をやるわけだ。
事故ったらパイロットだけでなく観客や住民に被害が!?
“最高にイカれて”ますね!

実写では難しい映像をアニメで見事に表現。
特に7話と10話のデッドヒートは展開上の盛り上がりもあって最高でした♪

今回のターゲット 

今回のターゲットは兄弟王子のサムとクラーク
小粒でチョロく見えてしまうのは、前回が悪党過ぎたせいか?

前回(CASE1)は、ハリウッドマフィア、エディ・カッサーノ相手に1億1000万ドルの収穫。

今回は資産2億ドルを頂くというが、”小”悪党に見えるのは、ドラッグとエンターテイメントの違いか。

今回の最終的な収穫

裏カジノ
・1回目 250万ドル
・2回目 2500万ドル

計 2750万ドル

日本円にして約30億円です。

総資産は2億ドルと言ってましたが、最終的な収穫は上記の通り。
結果を見ても、前回より今回の方が小さい。

いや、犯罪内容が与える印象の違いか。

かたや、女性を食い物にし、ドラッグを広めるハリウッドマフィア。
今回は、台本を作り、観衆をダマしているとは言え、被害者が具体的でない。

サムはシンシア相手に侮辱をして、悪役ぶりを演出するが、色仕掛けで騙そうとしたのだから致し方なし。

そこで出てきたのが、八百長レースに反抗し、命が危険にさらされた因縁のライバル、ルイス・ミューラーというわけか。
しかし、ルイスは事故前までは出来レースに荷担していた側。
同情する感覚にはならない。

決定的なのは、ダマしているのがバレても殺されるわけではない、という緊迫感のなさ。
#銃を突き付けたりぶっ放してましたが、緊張感の度合いの事を言ってます

ゆえに、「悪を倒す」という面では盛り上がらないのは残念。
悪党が簡単にダマされすぎる点も気になりました。

ドラマ性 

一方、レースや人間模様は楽しめました
特に7話のデッドヒート、ラストの復帰レースは展開上の盛り上がりもあって最高!

前のめりで見てしまいました♪

そして、今回のメインはアビー。
前回は少し頭の弱い女優の卵を演じ、あれはあれで良かったのですが(苦笑)。

全編通して闘争本能剥き出しのアビー

キレッキレのアビーが危なっかしいが、ベクトルが合うと驚くような力を発揮。
7話の操縦シーンをもっと見たかった!
と同時に、リミッターが壊れたような捨て身の思考が気になってしまう。

アビーの過去が明らかに。
彼女の行動の原動力は「死に急ぎ」。

だけど、仲間は誰も干渉しない。
なぜなら、心の問題は自分で乗り越えないといけないから。
皆、自分の足で立ち上がり、前へ進むのだ。

干渉はしないけど、見捨てもしない。
この距離感が堪らない。

でも『GREAT PRETENDER』、PRETENDER(詐欺師)というからには、詐欺がメイン。
ヒリヒリするようなコン・ゲーム(騙し合い)が見たいですねーー

『GREAT PRETENDER』の仕込みはなぜ仰々しいのか

相手を騙す仕掛けが大げさなのが『GREAT PRETENDER』の特徴であり面白さ

現実的ではない、非効率だと言う勿れ。

「小さな嘘はすぐバレるが、大きな嘘ならバレない」と言ったのはヒトラーか。

『GREAT PRETENDER』に当てはめると──

大きな嘘や仕掛けは非効率
そこまでしてまで自分をダマす意味が分からない

だから「嘘ではない」=「真実」と信じてしまうロジック。

今回(6話)、エダマメを作戦に巻き込むのだって、大仕掛け!

エダマメに作戦説明してから、航空整備の技術を学ばせれば良いのに。
本作では、逆をいく。

まず、ローランは、航空整備をやっている中之島親方を抱き込む。

出所したエダマメの就職先として、中之島親方の会社に誘導する。

エダマメを一人前の航空整備士に”見える”ように、エンジニアとして教育する。
一人前になったから、会社の名前を背負って世界へ羽ばたけ、というわけだ。

いやいやいや、2,3ヶ月で一人前にはならんでしょ。
気付こうよエダマメ君、と突っ込んだら負け。
自分で選んだ道であり、就職なのだから、仕込まれているわけがないという心理が働くのです
#ま、コメディドラマですからね(苦笑)。

それにしても、ここまでくると、車整備の職業訓練をして中之島親方の会社を斡旋した刑務所だって怪しいものだ。
カプセルトイで農民が出てきたのだって疑ってしまう(苦笑)。

ん?
もしかして、航空整備をやっている車整備工場も仕込み?

刑務所からいきなり航空整備士のルートはないでしょう。
だから、航空整備をやっている「中之島重工製作所」に一時的に車整備をやらせて、就職先にした?

だったら、中之島親分への報酬が「1億円」なのも分かります

でも・・・まさか・・・そこまではね?

人は信念で動くもの

『GREAT PRETENDER』はコン・ゲーム(騙し合い)物語。

金で動く連中や、金で裏切る人が多々出てくる。
その中で信念で動く人へのクローズアップが興味深い

前回は、ハリウッドマフィア・エディの片腕サラザール。
今回は、サム兄弟の出来レースの犠牲者ルイス。

ルイスは、サムの言う通りにしていれば、それなりの富も名声が得られていただろう。

だけど、クラークに真剣勝負を挑まれ、クラークのためにサムに忠告をする。
それが仇となり、サムの細工でルイスの機体はレース中に墜落したのだ。

ルイスは純粋に飛ぶことが好きで、軍での任務による殺戮も、飛んでいる時だけは忘れていられる。

空を飛ぶことで、彼の精神は保たれていたのだ

その意思に共感し、エダマメとアビーは、決勝戦をルイスに譲る賭けに出る。
エダマメとアビーも自分の信念に則って行動しているのだ。

金や、あらかじめ決められたシナリオが、さもつまらないとでも言うように・・・

おわりに

金を目当てに犯罪を犯す悪党。
悪党専門に詐欺を働くコンフィデンスマン。

どちらも真っ当ではない。

目的は金。
“金欲しさ”に悪事を働き、悪党から”金を奪う”ことで成敗する。

そこへ、ひとつまみ、金以外を生き甲斐とする人をトッピング。
そして、コンフィデンスマンは、弱き人に、いや、”努力する”弱き人に手を差し伸べる。

詐欺集団と思いきや、熱い奴らの集まりだ。

ローランは、そんな思いすら想定して作戦を立てる。

お互いへの信頼と距離感がクセになってきました!

次回の舞台はロンドン。

ロンドンと言えば6話。
シンシアがセクハラ経営者から巻き上げた金を解雇された女性クリスにプレゼントしたときのメッセージ。

Happy Birthday! Chris!

from your old friend in London.

by 『GREAT PRETENDER』アニメ6話

次回は、シンシアの過去が絡んでくる物語ですね。

シンシアとクリスの関係は?
なぜ「friend」じゃなくて「old friend」なの?

表舞台でも充分一流になれそうなシンシア。
なぜコンフィデンスウーマンに?

うーーん、楽しみです!

以上、TVアニメ『GREAT PRETENDER』6~10話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

CASE3(11~14話)のレビューも書いているので良かったらご覧下さい。

ではでは。

きょうのひとこと

この作風は、南国が似合うなぁー

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