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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『時光代理人』第3話「必ず負けろ、決して勝つな」を鑑賞しました。
本サイトでは、原作ありアニメを原作情報の紹介と共に解説してきましたが、『時光代理人』は原作なしのオリジナルアニメ作品。
よって、アニメを見ただけの考察&解説になります。
あくまで個人的な解釈ですので、ご了承下さい。
本レビューが、皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
次話以降の「ネタバレなし」なのでご安心を
時光代理人 -LINK CLICK-1
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
全12話 各話リスト
| 話数 | サブタイトル |
| 第1話 | エマ |
| 第2話 | 秘伝のレシピ |
| 第3話 | 必ず負けろ、決して勝つな |
| 第4話 | 告白 |
| 第5話 | 告別 |
| 第6話 | 番外編「手合わせ」 |
| 第7話 | 消えた息子 |
| 第8話 | 信念 |
| 第9話 | 逃したシグナル |
| 第10話 | 善意の代償 |
| 第11話 | 罠 |
| 第12話 | 光をくれる人 |
※話数：リンクは各話レビューへ
はじめに
今回の依頼は、チェン・シャオの高校時代に戻り、皆に伝言を伝えること。
バスケの試合終了後に伝えればいいだけの簡単な任務のはずだったが、トキがカメラのフラッシュをたいてしまい、キャプテンがケガをしてトキが試合に出ることに・・・。
今となっては、伝言を伝えることはできない。
そして、過去に戻って伝言を伝えても未来は変わらない。
となると、予想される彼らの未来は・・・。
キャプテンにケガをさせ。
補欠だったチェン・シャオ(トキ)が試合に出場。
チェン・シャオがバスケが上手いと知らしめ。
挙げ句の果てに、敗退した試合で勝ってしまう・・・。
伝言より大きな変化は、未来にどう影響を与えるか？
これでも未来は変わらないと言うのでしょうか。
次話が気になって仕方がない。
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第3話「必ず負けろ、決して勝つな」
依頼
今回の任務は、依頼人であるチェン・シャオの高校時代に戻り、当時伝えられなかった言葉を皆に伝えること。
エマ？
今年9月、川から遺体で発見された女性の死因は自殺と判定されましたが、ここにきて他殺の可能性が浮上してきました。
by アナウンサー『時光代理人』TVアニメ第3話
冒頭のニュースで取り上げられているのは、エマの事件でしょうか。(1話 )
エマは、自殺ではなく他殺の可能性が出て来たのです。
いや、そりゃそうですよね。
エマは両親に会いに行ったのです。
自殺をするとは考えられません。
事故か事件の方が、可能性があるでしょう。
もし他殺だとすると、怪しいのはエマが駅で出会ったあの男でしょうか・・・。
宣伝文句
私は、チェン・シャオ、建築家だ。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ第3話
写真の中に入れる人がいる、とネットで見て・・・。
リンに近づいて来たのは、ニュースで流れていたような女性を襲う悪人ではなく依頼人？
いや、それよりも、「写真の中に入れる人がいる」・・・。
そんな怪しい宣伝文句で依頼を取っていたのですね(苦笑)。
「写真の中に入れる」なんてストレート過ぎるでしょ(爆)。
間違ってはいませんが、普通はあり得ない力なのだから、もう少し隠さないと・・・。
大体、トキ達の力を、そんなにオープンにして大丈夫なのでしょうか・・・。
依頼内容
最後の試合前に撮った写真で、決して忘れられない1日です。
試合に負けて、初恋も実らず、母と大ゲンカした。
だからずっと心残りで・・・。あの日の皆に、伝えて欲しいことがある。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ第3話
今回の依頼内容は、伝言を伝えること。
伝言の内容は分かりませんが、当時言わなかったことを口にすれば、過去改変されてしまう可能性があるのでは・・・？
── 伝言か。過去が改変されるかも。本当に大丈夫か？
今回はな。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第3話
改変されることはない。
これまでは、写真にダイブしたトキが気分やアドリブで話すことすら正してきたのに・・・。
今回は、伝言を伝えても改変されることはない！？
伝言は、大した内容ではないのでしょうか。
それとも、わざわざ口にしなくても、相手に伝わっている内容なのでしょうか。
たとえそうだとしても ──
なぜヒカルは「改変されることはない」と断言できるのでしょうか。
恐らく、ヒカルは写真から読み取って、過去改変されないと確認したのでしょう。
でも、ヒカルが写真から読み取れるのは12時間後までです。
12時間分しか読み取れないのに、なぜ改変されないと断言できるのでしょうか・・・。
なぜ伝言を伝えても過去改変されないと断言できる？
任務開始
チェン・シャオは高校時代、バスケ部の補欠で校内新聞のカメラマンをしていた。試合中、トキがカメラのフラッシュをたいてしまいキャプテンはケガをし、補欠であったチェン・シャオ(トキ)が試合に出ることになってしまう。
田舎
今年はラッキーだな。
by 相手チーム『時光代理人』TVアニメ第3話
初っぱなが、こんなザコチームだとは。
如何にも、あるあるな敵チーム。
トキの神経を逆なでしそうで心配です(笑)。
よし、気合い入れてくぞ。
by ルー・ホンビン(キャプテン)『時光代理人』TVアニメ第3話
この試合に勝てば県大会に進めるからな。
敵チームが言う「初っぱな」とは、この試合が初戦なのでしょう。
でも、初戦なのに勝てば県大会！？
県大会への予選と解釈すると、(日本で言うと)地区予選、地域予選と呼ばれるものでしょうか。
この地区では、バスケチームが2つしかないので、1試合勝てば県大会出場。
あるいは、3チームあって、相手チームはシード校なのかもしれないですね。
いずれによせ、それだけバスケチームが少ない田舎ということでしょう。
時文相手チームは都会っぽいけどね(苦笑)
ココア確かに…
トキの出番なし
チェン・シャオ、ベンチスタートで頼む。
by ルー・ホンビン(キャプテン)『時光代理人』TVアニメ第3話
トキがダイブしたチェン・シャオは補欠。
それどころか、12時間以内の出来事を把握しているヒカルによると ──
お前は試合に出ない。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第3話
終わるまで大人しくしてろ。
なんと、チェン・シャオ(トキ)は試合の出番はないのです。
出られないなら、試合を荒らす問題は起きようもなく。
ヒカルも安心して、トキをダイブさせたのでしょう(笑)。
試合を大人しく観戦して、試合後に伝言を伝える。
楽勝過ぎて盛り上がらない簡単な依頼なのです。
ココア敵チームと同じ事言ってる(苦笑)
はい。
今回は、敵チーム(の試合)も依頼内容もヌルゲーだったのを、トキが変えてしまったのです。
── チェン・シャオ、写真を撮れ。カッコ良く撮れれば、皆が俺たちに注目してくれる。
任せて下さい、プロですから。
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第3話
ヒカルは、突っ込みませんでしたが・・・。
「任せて下さい、プロですから」
依頼人チェン・シャオは、建築家であって写真のプロではありません。
高校生時代に校内新聞のカメラマンをやっていましたが、プロとは言いませんね。
これは、トキが(現実世界で)写真館を営んでいるから、思わず言ってしまったのでしょう(笑)。
身体的特徴はトキのまま!?
近視じゃないからよく見えない。
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第3話
外してもいいか？
トキの能力の新事実判明！
トキの能力は、写真の世界にダイブし、撮影者の精神に乗り移る能力です。
なんと、撮影者が近視でも、トキは目が良いので見えるのです！
つまり、写真にダイブして撮影者の精神に乗り移っても、身体的特徴はトキのままなのです。
撮影者の体に精神だけが乗り移っているのに、身体的特徴が元のままなのは不思議ですが、『時光代理人』の世界では、そのような設定なのでしょう(笑)。
過去改変
ヒカル、俺、過去を改変しちゃったのか？
── 確かに改変した。だが結果に変わりはない。
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第3話
フラッシュを焚いてキャプテンに負傷させてしまい、出番のなかったチェン・シャオ(トキ)が試合に出ることになってしまいました。
トキは、フラッシュ一つで過去を改変してしまったのです。
だけど、試合に負ければ結果は変わらず・・・。
って、試合の結果は変わりませんが、少なくともチェン・シャオの過去は変わりました。
最後の試合前に撮った写真で、決して忘れられない1日です。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ第3話
最後の試合、補欠ではなく出場したのですから。
それでも「結果には変わりはない」。
ヒカルは試合のことを言っているのでしょうか、それとも・・・。
時文にしても、明らかに強いのに汚い手を使わなくても…
ココアそれ思った！
バスケは負けられない
悪いがバスケでは負けるわけにはいかない。
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第3話
相手を小バカにし、あろうことか格上なのに汚い手を使う。
バスケそのものを愚弄する相手に、トキがこのまま黙って見ているわけがない！？
時文格好いいんだけど…バカでしょ？
ココアそれ思った(苦笑)
トキ、お前の任務は試合に勝つことじゃない。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第3話
余計なことするな。
自分のミスでキャプテンが負傷して過去改変してしまったこと反省したばかりなのに、数分後に自ら過去を大きく変えていく・・・。
どうしようもないですね、トキは(苦笑)。
任務を忘れ、自分の感情を優先する。
この手の任務に向いていません。
なぜ、トキのような性格の人に任せているのでしょうか・・・。
それは、ダイブできる能力を持っているのがトキだからですね(苦笑)。
トキが感情をコントロールするしかないのです。
ちなみに、バスケが上手いトキが素人に乗り移って体を操ったとしても、バスケを上手くプレーできるとは限りません。
なぜなら、その人の筋肉など体ができてないからです。
でも、トキが乗り移ったチェン・シャオは、そこそこ上手い相手をドリブルで翻弄し、ダンクシュートまで決めています。
これも、(視力同様)身体的特徴がトキのままなのを体現しているのでしょう。
改変した過去は見えない
お前が乱したから、試合に負けるまでに起こることは・・・俺にも分からない・・・。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第3話
ヒカルの能力は写真の中の出来事を把握する能力。
ですが、それは過去に起きた事実の確認。
ダイブしたトキが過去を変えても、見えるのは過去改変前であって、過去改変の影響は追いかけられないのです。
熱い思いが伝播する
今日のこの試合を、絶対に最後にさせません。
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第3話
たとえ結果は分かっていても。
いいえ、たとえ勝ってはいけない、過去を変えてはいけないと分かってはいても。
キャプテンの熱い思い、皆の勝ちたい気持ち。
本気を感じてしまうと、自分も感情を抑えられない。
勝ちたい。
このチームを勝たせてあげたい。
だけど、過去を変えてはいけない・・・。
トキのラストパス。
これは、失敗を想定していたのでしょうか。
それとも、せめて最後の運命は本人達に決めさせたかったのでしょうか。
冷静に考えると、試合に勝つととんでもなく過去改変の影響が大きくなります。
県大会に出場すれば本人達だけでなく周囲の行動も変わります。
負けた相手チームの過去も変わってしまうでしょう。
そもそも、負けた試合に勝ってしまうと、依頼人チェン・シャオの記憶はどうなるのでしょうか？
いや、その後、(再逆転等で)負けたとしても、最後の試合で活躍してしまった事実は、チェン・シャオにどのような影響を与えてしまうのでしょうか・・・。
依頼人チェン・シャオの試合の記憶はどうなる？
おわりに (『時光代理人』3話とは)
時光代理人 -LINK CLICK-1
フラッシュを焚いたのは故意ではなくミス。
ミスは仕方ないとは言え、フラッシュ一つで過去が変わってしまうと言うバタフライ効果。
正直、トキはいつかヤラかすと思っていました。
が、こんなに早いとは思ってもいませんでした(苦笑)。
それも、(最初はミスでしたが)自分の意思で過去改変していくのが面白いですね。
「バスケでは負けるわけにはいかない」というトキの言葉通り、こだわりを持った勝負では、たとえ他人の人生と言えど手を抜くことはできない。
試合の描写の上手さにも後押しされ ──
過去を改変してはいけないと(視聴者も)頭で分かっていても。
一方で、やってしまえ！という感情が沸き起こり、トキを応援してしまう。
トキ側で考えるか、ヒカル側で考えるか。
この辺の見せ方が巧いですね。
依頼内容は平凡でも、過去を変えてしまうことで大ごとにしてしまう。
タイムリープを扱う作品らしい展開になってきました！
しかも、これまで1話完結だったのに、次話に続くという引きの良さ。
時文どおりでアバンが無駄に長いと思った(苦笑)
ココア確かに長かった(苦笑)
色んな意味で次話が気になる3話でした！
以上、TVアニメ『時光代理人』第3話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
4話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。
ではでは。
疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で生まれ解決した疑問は、本文で解説して本章でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問1期XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章「疑問点まとめ(Q&A一覧)」でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
- 初戦なのに、勝てば県大会とは？
-
県大会前の地区予選で2チームしかいない (推測)
この地区には2チームしかなく、1試合勝てば県大会へ出場できると思われる。もしくは3チームあり、相手チームはシード校で今回が初戦だった可能性もあり。
- チェン・シャオは体ができてないのに、なぜあれだけ動ける？
-
視力同様、ダイブしても身体的特徴はトキのままだから
時光代理人 – LINK CLICK- 第3話「必ず負けろ、決して勝つな」WEB予告より引用
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 1期03-01 なぜ伝言を伝えても過去改変されないと断言できる？
- 疑問 1期03-02 依頼人チェン・シャオの試合の記憶はどうなる？
残っている疑問
- 疑問 1期01-01 トキは、何の借金を負っている？
- 疑問 1期01-02 トキの両親は、なぜいない？
- 疑問 1期01-03 トキがダイブしたのは、今回が初めて？
- 疑問 1期01-04 トキとヒカル、いつ、どのようにして能力を身につけた？
- 疑問 1期01-05 トキが写真の世界で違う行動をすると、当人の記憶はどうなる？
- 疑問 1期01-06 ヒカルは、なぜ事前に写真の中の出来事をトキに教えない？
- 疑問 1期02-01 惜しいところまでいったのであれば、なぜもう一度ダイブしない？
- 疑問 1期02-02 トキは、一人ではダイブできない？
今週の感想ツイート
#時光代理人 3話
— 時文＠ここアニ(時光代理人Ⅱレビュー中) (@toki23_a) January 24, 2022
いつかヤラかすと思ってたがこんなに早いとは💦
ただミスではなく自分の意思で変えるのが面白い
トキ、責任取れよ❗️
伝言を伝えても未来は変わらない
となると予想される彼らの未来は😭
だが伝言より大きな変化は
未来にどう影響を与えるか❓
次が気になって仕方ない😆
関連記事
アニメ『時光代理人』第4話のレビューはこちら！
