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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『時光代理人』第5話「告別」を鑑賞しました。
本サイトでは、原作ありアニメを原作情報の紹介と共に解説してきましたが、『時光代理人』は原作なしのオリジナルアニメ作品。
よって、アニメを見ただけの考察&解説になります。
あくまで個人的な解釈ですので、ご了承下さい。
本レビューが、皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
次話以降の「ネタバレなし」なのでご安心を
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
- トキはなぜ我慢できなかったのか?
- トキは、なぜ「マヤの預言」などと言った?
- 試合の相手チームはどうなった?
- (考察) トキの行動で、当事者の記憶が書き換えられる!?
- (考察) 救えないのに伝言を伝えた意味は?
- (考察) 「夢に見る」って、キャプテンへの伝言は変では?
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
全12話 各話リスト
話数 | サブタイトル |
第1話 | エマ |
第2話 | 秘伝のレシピ |
第3話 | 必ず負けろ、決して勝つな |
第4話 | 告白 |
第5話 | 告別 |
第6話 | 番外編「手合わせ」 |
第7話 | 消えた息子 |
第8話 | 信念 |
第9話 | 逃したシグナル |
第10話 | 善意の代償 |
第11話 | 罠 |
第12話 | 光をくれる人 |
※話数:リンクは各話レビューへ
はじめに
ダイブしている写真の中で地震が起きると知ったトキは、ジッとしていることができず、キャプテンの家に行き地震が起きるので逃げるよう訴える・・・。
過去は変えられない、いや、変えてはいけない。
救えないなら、伝言を伝える意味は・・・。
過去の出来事を変えられなくても ──
あの時、ああ言えば良かった。
あの時、気持ちを伝えていれば良かった。
たとえ起きた事実は変わらなくても。
生き残った依頼人の記憶を書き換える。
これができる精一杯。
皆は、依頼人の記憶の中で、最高の仲間と想い人として生き続ける。
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第5話「告別」
マヤの預言
トキはルー・ホンビンやリウ・モンらを地震から救いたい一心で、彼らに今夜地震が起こると訴える。
過去ではなく現在
おい、トキ!
お前には救えない。
彼らはとっくに死んでる。お前が見てるのは、過去の一部に過ぎないんだ。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ 第4話
トキが見ているのは、過去。
それも他人の過去。
まして死は、逃れられない重要な分岐点だ。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ 第4話
努力しようが変えられない。
仮に変えようとしても、分岐点は簡単には変わらない。
過去改変しても分岐点の結果に向かって軌道修正されてしまう。
強引に運命を変えようとすれば・・・俺たちの今は、消えて無くなるぞ。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ 第4話
それでも、分岐点である「死」を変えてしまうと、現在に影響してしまう・・・。
過去を変えてはいけない。
頭では分かっています。
これは過去、皆は既に死んでいる。
トキも頭では分かっています。
だけど ──
ヒカル、彼らは死んでるかもしれない。
by トキ『時光代理人』TVアニメ 第5話
でも、あの手のぬくもりは・・・本物なんだよ。
今日会った人達は、目の前で生きているのです。
死んだ・・・これから死ぬなんて信じられない。
確定した死など認めたくない。
現在にいるヒカルと、過去にいるトキとでは、捉える感覚がまるで違う。
ヒカルにとって、そこは過去。
トキにとっては、ここは現在なのです。
過去を乱すトキ
今夜8時半に地震が起きるんだ!
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ 第5話
我慢できず、キャプテンらに地震のことを話してしまうトキ。
ここから先、予測不能だ。
お前の言動が過去を乱した。死ぬ運命の人は救えない、それに生き残るはずの人まで命を落とすかも。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ 第5話
誰も地震のことなど信じない。
それどころか、逃げろと言ったばかりに、キャプテン兄妹と母親のケンカの火種を作ってしまう・・・。
依頼人は、心残りだった皆との最後の一日を、良い思い出にするために伝言を依頼。
その願いを果たすために、トキはダイブしたはずなのに・・・。
無事にメッセージを伝えたのに、最後の最後に険悪にしてしまう。
トキーー!
気持ちは分かるけど…
助けたい気持ちは分かるけど、ムチャクチャにしてしまったね…
追い込まれたトキが次に取った言動は ──
精一杯の取り繕い
雑誌に書いてあった!
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ 第5話
マヤの預言だ!
なぜ「マヤの預言」なんて言ったのでしょうか?
そんなことを言ったら、余計に信じてもらえないのに・・・。
地震が起きるなんて話、誰も信じてくれない。
トキは、自分の力ではキャプテンやリウ・モンを救えないと分かったのでしょう。
トキの皆を助けたい思いは変わっていません。
だからと言って、自分は未来から来て地震が起きるのを知っている、チェン・シャオの体を借りている、などとは言えない。
それに、ここまで拗らせてしまっては、何を言ってもキャプテンとリウ・モンを家から連れ出すのは無理。
だから実際の地震は昼ですが、夜設定にしたのかな?
おーー、なるほど!
それどころか、救いたいと思って伝えたことが、かえって争いを生んでしまった。
ならば、せめてこの混乱を静めたい。
(未来から来た事を言わずに)「地震が起きる」と言い出した理由を考える。
それでいてウソだと分かるような言い訳を。
そこで思いついたのが「雑誌」「マヤの預言」だったのでしょう。
ネットとか言い出さなくて良かった(笑)
ああ、トキなら言いそう(苦笑)
だから、その後、チェン・シャオ(トキ)はそれ以上言い訳しなかったのでしょう。
皆を救いたい。
でも、そんなことは自分には無理。
時間も術も知恵もない。
そこで、助ける人を限定して、ヒカルに救いを求めたのではないでしょうか。
地震発生
諦めきれないトキは、せめてチェン・シャオの母親だけでも救いたいとヒカルに懇願し、ヒカルも承諾する。
母親だけ救出?
なあ、ヒカル、頼む。
お母さんを救ってくれ。一人だけでいい、頼むから助けてくれ。
by トキ『時光代理人』TVアニメ 第5話
トキは、せめて母親だけでいいから助けて欲しいとヒカルに頼む。
自分の母親と重ねてる?
そうかもね…いつの間にか「おばさん」呼びが「母さん」に変わってるしね
── 地震?
キャプテンの家に行った帰り、町の人達が騒いでた。
by チェン・シャオ(トキ)『時光代理人』TVアニメ 第5話
念のため避難の準備をしよう。
上手いこといいますね。
自分で地震が来ると言うと、根拠を問われます。
そこで、町で騒いでいることにしたのです。
今回の地震では山崩れが起こり、町の大部分が埋まった。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ 第5話
外に逃げるのは危険だ。
ヒカルのアドバイスは逆ですね。
チェン・シャオ親子は地震当時家にいたので、過去通りに誘導したのでしょう・・・。
過去を変えてはいけないのです。
特に死に関わる分岐点は、変えてはならないのです。
地震発生
20:30
by 『時光代理人』TVアニメ 第5話
2008年5月12日 午後8時半 ── 地震発生。
地震発生時、トキが出会った人達の様子が描かれました。
キャプテンとリウ・モンは母親が心配で家に飛び込み。
コーチ(ただの教師)は、試験の採点中。
バスケ試合の相手チームはバスの中!?
なんと、昼間対戦した、いけ好かない対戦チームは、まだバスで移動中だったのです。
恐らく、対戦チームも皆亡くなったのでしょう。
だから ──
前話、試合に勝っても「結果は変わってない」とヒカルは言っていたのです。(4話 )
それにしても、この時間になってもバスで移動中なんて・・・。
県大会手前の予選なのに、一体どれだけ遠くから来たのでしょうか。
いや、一体どれだけ地震の範囲は大きかったのでしょうか・・・。
確かに…
バスで数時間移動しても巻き込まれたんだもんね…
母親
シャオ、母さんはダメな母親だった。
- 中略 -
できることは、大好きなお前と父さんにやりたいことをさせてやるだけ。
だから、シャオ。
バスケがしたいならやりなさい。
都会に出たいなら行きなさい。わがままで、ごめんね。
by チェン・シャオの母『時光代理人』TVアニメ 第5話
お前が離れてくと思うと、寂しくて・・・。
お母さん~~
死を悟った母親は、息子に思いを告げる。
これは、トキが依頼のメッセージを伝えたからでしょうか。
それとも、元の過去でもあった出来事なのでしょうか。
(考察) トキの行動が、新たな記憶となる
今回、トキはかなり過去改変しました。
それにより、タイムリープが起こす影響が大分見えてきました。
ここで少し整理しましょう。
キャプテン、話があります。
最近夢に見るんです、あの、龍陽との試合を。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ 第5話
キャプテンの代わりに出て、ダンクとスリーポイントを決めて勝利した。
目覚めると、一緒にバスケをしたあの頃が無性に恋しくなります。あのバスケをした
なんと、トキがヒカルの制止も聞かず本人の能力以上の実力を発揮して決めたダンクシュートとスリーポイントが、本人の記憶となっているのです。
いや、本人も実際、過去にダンクとスリーポイントを決めたかもしれないですって?
でも、「勝利した」とまで言っています。
これは、明らかに過去と違います。
トキがやった行動が、新たな事実となるだけでなく、本人の記憶も書き換わるのです。
おーー!
今後のレビューもその前提で書いていきます!
1話、エマへダイブ中、トキは親からのメッセージに返信する過去改変しました。
その時も、エマの記憶はどうなったのだろうと、疑問でした。
ようやく解決しました。
今回の依頼人のように、エマの記憶も変わったのでしょう。
せめて良い思い出と共に?
彼らを救えないなら、伝えた言葉に何の意味があった?
by トキ『時光代理人』TVアニメ 第5話
地震が起きると分かっていたのに、何もできなかった。
目の前の人達に何が起きるか分かっているのに、救えなかった。
トキは問います ──
亡くなってしまうのに、伝言を伝える。
それに一体なんの意味があるのか。
確かに、伝えた人達は皆亡くなってしまいました。
でも、彼らを救えないなら ──
せめて気持ちを伝えて、良い関係のまま眠らせたい。
ただ単に皆に伝えたかった。
それだけでも十分ではないでしょうか。
そう思っていました・・・。
が、違いますね。
いや、もっと正確に言いましょう。
それだけではないですね。
前項で書いたように ──
ダイブしたトキの行動が、対象者の記憶として書き換えられるのであれば・・・。
メッセージを伝えることは、単に相手に伝えるだけに留まりません。
本人にとっても、今ではなく、過去に伝えたこと(記憶)になるのです。
えっ!?
もっと噛み砕いて説明しましょう。
今回の例で言うと ──
地震で亡くなってしまい、言いたいことを言えずに、死に別れてしまった。
写真の中に入れるなら、彼ら彼女らが生きていた最期の日に伝言を伝えて欲しい。
普通なら、伝言が伝わった時点で、現在の依頼人は安堵するでしょう。
ずっと思い悩んでいたわだかまりが解けたと。
でも、トキ達への依頼は、そういうことではありません。
ダイブ中のトキの行動が、対象者の記憶となってしまうのなら ──
トキが伝言を伝えると、過去の事実と記憶が書き換わり、当時伝えていたことになるのです。
おおっ、そういうことか!
でも、そんなに違わないような…
全然、違うよ!
(亡くなったのは悲しいけど、)死ぬ前に思っていたことを伝えられたので、後悔は多少なりとも解消されたはずです。
地震が起きたのは2008年5月12日。
現在は、2021年10月6日。
※ヒカルの時計に表示された日時より
13年間引きずっていたわだかまりがなくなり、すぐにとは言わないでも、ずっと早い立ち直りができたのではないでしょうか。
おおーー確かに!
なんか普通に過去改変するより凄いかも!
その通り!
この点が、単に過去へ戻って伝言を伝えるタイムリープ物ではなく。
トキが精神を乗っ取り、当人となって行動する設定の肝があるのです。
さて、そうなると気になるのは・・・。
依頼人チェン・シャオが、そこまで理解して依頼をしたのでしょうか?
それは違うと思います。
おっ、言い切れるんだ
うん。キャプテンへのメッセージで明白!
キャプテンへのメッセージ
キャプテン、話があります。
最近夢に見るんです、あの、龍陽との試合を。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ 第5話
キャプテンの代わりに出て、ダンクとスリーポイントを決めて勝利した。
目覚めると、一緒にバスケをしたあの頃が無性に恋しくなります。あのバスケをした
トキがダイブしたのは試合当日。
試合当日に「最近夢に見るんです、あの、龍陽との試合を」なんて言ったら、頭おかしいと思われますね(爆)。
だって、あれから寝てもないのに、さっきの試合を夢で見る、と言っているのですから。
あっ、そうか!
この矛盾を解くには・・・。
依頼人チェン・シャオは、トキが写真にダイブして、当時のチェン・シャオとなって伝言を伝えてることを知らないから、こんなメッセージを託したのです。
おそらく依頼人チェン・シャオは ──
実際に(写真当時の)過去に行くとかではなく、単に写真に写った人にメッセージを伝える程度に考えていたのでしょう。
だからこんなメッセージになってしまったのです。
では、トキは(ヒカルは)どのようなメッセージを伝えたのでしょうか?
恐らく、依頼人の伝言を単に読み上げたのではなく ──
その当時のチェン・シャオが話しても違和感ないように、変換して伝言を伝えたのではないでしょうか。
それにしても、面白いですね。
大人になってもバスケは続けてますが、放課後交代でコートを確保し、僕の下手くそなシュートを責め、それでもパスを回してくれる皆はいない。
そんなコートでは、あれほど熱く、夢中になれません。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ 第5話
トキがチェン・シャオにダイブし、試合でプレーしたときの感情も熱い思いとして残っているのです。
トキがやった行動が、修正され、さも自分がしたかのような記憶として残るのでしょう。
トキのバスケ試合中の熱い思いだけが、チェン・シャオの心に残っているのです。
その後、バスケをしても、あの頃の熱さは感じられない。
そりゃあ、そうです。
実際は、別人であるトキの感情なのですから。
それを、高校時代のチームメイトがいないからだと解釈し、仲間を懐かしむ。
それが ──
だから、感謝してます、キャプテン。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ 第5話
あの情熱が、友情の思い出を作ってくれた。
このセリフに繋がっているのでしょう。
上手いな~~!
トキは自分の無力に落胆していますが・・・。
実は、トキの好き勝手やったと思われたバスケ試合での情熱が、チェン・シャオの大切な友情の思い出となり、その後の糧となっていたのです。
皆さん。
前々話のバスケの試合、過去を無視しすぎ、自分の感情で動きすぎ。
トキが自分勝手しすぎだと思いましたよね?
私もそう思ってました…
自分で突っ込んでる(苦笑)
ヒカルは、なぜトキに写真の出来事を先に教えておかないのか。
せめて、何をすれば良いのかくらい先に教えておけば良いのに・・・。
(少なくとも今回は)トキが目の前にある状況で感情を変化させることも、依頼人チェン・シャオの記憶に残る上で重要な要素だったのです。
依頼人チェン・シャオに自信が付き、前を向くようになったのも、トキが実際の当人の過去を上回る熱い体験をさせたから。
つまり、感情的なトキだったからこそ、今回影響を与えられたのです。
おおっ!
そういうことか~
その事を教えないのは、ヒカルはそこまでの未来は見えないからでしょうか。
知っているが、「未来を聞くな」ということでしょうか・・・。
リウ・モンへのメッセージ
君が都会の学校へ行くと聞いて、本当に嬉しかった。
よりいい教育を受けられるし、将来の可能性も広がる。
だから躊躇うな。
早ければ早いほうがいい、すぐにでも行くんだ。僕も懸命に努力して、いい学校を受ける。
by チェン・シャオ『時光代理人』TVアニメ 第5話
君に追いつけるように。
リウ・モンには、背中を押し、約束をする。
そして、自分の目標を宣言したのです。
残念ながら、リウ・モンは亡くなったのでしょう。
と私は解釈しています。
チェン・シャオ(トキ)から、地震があることを聞き、特別な行動を取っていたなら別ですが・・・。
地震発生時、リウ・モンは家の中に向かいました。
これでは助かりようがないと、私は解釈します。
そんな甘い世界ではないと思ってます本作は
チェン・シャオが結婚しているようですが、別の女性でしょう・・・。
たとえ、リウ・モンがこの世にいなくても。
リウ・モンとの約束を果たすために、チェン・シャオは努力してきたのでしょう。
結果、今回の依頼により、依頼人チェン・シャオの記憶を変えただけでなく人生も変えてしまったようです。
チェン・シャオは結婚したのです。
3話冒頭、チェン・シャオの手に結婚指輪はありません。
3話冒頭、リンを襲う魔の手が、実は指輪をしていないことをハッキリと見せる伏線シーンになっているとは・・・。
上手いな~~
トキがダイブして伝言を伝え、いくつか過去改変したことにより、過去を吹っ切って前を向き新たな人と結婚したのでしょう。
過去変わってるじゃん!
だよね…
オリジナル版は配信なので尺がまちまち。
長い場合、TV放送版は尺に合わせて少しカットされています。
オリジナル版には、チェン・シャオの子供まで描かれています。
寝室で寝苦しそう?にしている子供に、チェン・シャオは手を握り ──
あっ、あの時の・・・お母さ~~ん
エピローグ
── いきなりやめるって何? どういうこと?
ちょっと休みたい。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ 第5話
通常の営業は続けるから。
依頼の度に、写真にダイブして対象者の体と感情にシンクロするトキ。
精神的心労は相当なものでしょう。
特に今回は目の前で身内を亡くすという悲劇を追体験してしまいます。
トキも両親が行方不明になっているので、その心理的影響は大きいでしょう。
ダイブするのは少し控えたい。
任務から少し距離を置きたい。
その気持ちはよく分かりますし、そもそも、今の精神状態では、まともに任務もできないかもしれません。
もしかするとヒカルから言い出したかも
なのに ──
ここに、写真の中に入れる妖術使いがいるとか?
私はシャオ・リー、刑事だ。
by シャオ刑事『時光代理人』TVアニメ 第5話
噂はついに警察にまで届いてしまった!?
二人に休息は許されないのでしょうか・・・。
おわりに (『時光代理人』5話とは)
地震が来ることが分かっているのに何もできない無力さ。
「過去を問うな、未来を聞くな」の真意が牙を剥く、衝撃の展開。
トキは足掻くも誰も救えず。
でも依頼人の心は救われた?
一見するとズルい気もするが、『時光代理人』は現代に生きる人の物語。
過去を引きずる依頼人の物語だとすると、これは正しい展開か。
現在の人にとって過去は過去。
過去は乗り越えていかなくてはならないし、前を向いて生きていく為には踏み越えなくてはならない。
時光代理人の二人は、その手助けをしているのだ。
ただ、ダイブし、当時の人を体験するトキにとっては堪らない。
トキにとっては過去は過去ではない。
過去の人達にも血が通い温かい。
一人一人に人生がありその時を生きている。
それを踏み台だけに使うことはしてはならない。
どちらの主張も分かるし理解できる。
どこか割り切れない結末が、グサグサ胸を抉ってくる。
これが、本作が見せたかったことか。
どう着地するのか、見届けたい。
以上、TVアニメ『時光代理人』第5話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
6話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。
ではでは。
疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で生まれ解決した疑問は、本文で解説して本章でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問1期XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章「疑問点まとめ(Q&A一覧)」でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
特になし
残っている疑問
- 疑問 1期01-01 トキは、何の借金を負っている?
- 疑問 1期01-02 トキの両親は、なぜいない?
- 疑問 1期01-03 トキがダイブしたのは、今回が初めて?
- 疑問 1期01-04 トキとヒカル、いつ、どのようにして能力を身につけた?
- 疑問 1期01-06 ヒカルは、なぜ事前に写真の中の出来事をトキに教えない?
- 疑問 1期02-01 惜しいところまでいったのであれば、なぜもう一度ダイブしない?
- 疑問 1期02-02 トキは、一人ではダイブできない?
今週の感想ツイート
#時光代理人 5話
— 時文@ここアニ(時光代理人Ⅱレビュー中) (@toki23_a) February 7, 2022
過去の出来事は変えられなくても..
感謝の気持ちを伝えたい
想っていたこと伝えたい
伝えられた事で自信と目標ができ
試合に勝った事で
最後の日が最高の思い出に書き換わる
最期と分かっていたから
大切な人を思い思った日に書き換わる
トキの感情が依頼人の事実になったのか😭
関連記事
アニメ『時光代理人』第6話のレビューはこちら!