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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『時光代理人』第2話「秘伝のレシピ」を鑑賞しました。
本サイトでは、原作ありアニメを原作情報の紹介と共に解説してきましたが、『時光代理人』は原作なしのオリジナルアニメ作品。
よって、アニメを見ただけの考察&解説になります。
あくまで個人的な解釈ですので、ご了承下さい。
本レビューが、皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
次話以降の「ネタバレなし」なのでご安心を
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
全12話 各話リスト
話数 | サブタイトル |
第1話 | エマ |
第2話 | 秘伝のレシピ |
第3話 | 必ず負けろ、決して勝つな |
第4話 | 告白 |
第5話 | 告別 |
第6話 | 番外編「手合わせ」 |
第7話 | 消えた息子 |
第8話 | 信念 |
第9話 | 逃したシグナル |
第10話 | 善意の代償 |
第11話 | 罠 |
第12話 | 光をくれる人 |
※話数:リンクは各話レビューへ
はじめに
ナツとリン・ジェンは小さなラーメン店を開き、今では人気チェーン店に成長。
だが、厨房を担当していたリン・ジェンは店を去ってしまう。
今回の依頼は、看板メニューのレシピの入手。
写真は多くトキは何度もダイブできたが、リン・ジェンはなかなかレシピについて語らなかった・・・。
「知ってるくせに」
彼女の言葉は本当だった・・・。
複数の写真にダイブして、二人の過去を追体験。
レシピを教えないのは、知っているはずだから。
覚えてないのは、あの頃を忘れているという証し。
学生時代のナツとリン・ジェンの夢は、二人の小さな店を持つこと。
だが、夢が叶えば、次の夢へと邁進する。
だけど、最初の夢が一番だった人もいる。
取り戻したのは、レシピではなく幸せな時間。
お見事。
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第2話「秘伝のレシピ」
依頼
今回の依頼は人気ラーメンチェーン店の看板メニューのレシピの入手。依頼人の夏は女社長で、学生時代の親友・林貞とともに開いた小さなラーメン店「林夏麺館」を長年二人で協力しながら大きくしてきた。だがある日、厨房担当の林貞が店の看板メニューのレシピを夏に教えないまま店を去ってしまう。
秘伝のレシピを入手せよ
今回の依頼は、秘伝のレシピを入手すること。
2人は10年ほど一緒に、ラーメンのチェーン店を経営してた。
1人はマネジメント、もう1人は厨房を担当、互いの仕事には口を挟まなかった。── だから、看板メニューのレシピは彼女しか知らない。
あなたにも秘密に?
── 私はおめでたかったの。まさか私を裏切って、独立するとは。
by リン『時光代理人』TVアニメ第2話
今話は、前置きなしにさっそく依頼開始。
アバンタイトルで、一気に依頼主ナツの事情と依頼内容が説明されました。
気持ちいいですね!
前話の事件には一切触れないのね…
エマのこと、どうしようもないと言うこと??
写真は多いが手がかりなし
トキ:写真は多いけど、手がかりは少ない。
by 『時光代理人』TVアニメ第2話
ヒカル:1つずつ試すしかないな。
「写真は多いけど、手がかりは少ない」。
トキのセリフですが、ヒカルが調べたのでしょう。
トキの能力は「写真の中に入り込む」。(1話 )
ヒカルの能力は「写真の中の出来事を読み取る」。
依頼人から入手した複数の写真。
ヒカルの能力で、写真の中の出来事を探ったが、レシピに繋がるような手がかりは見つからなかった。
いや、「ない」ではなく「少ない」と言っています。
確実な方法は見つからなかったが、レシピが分かる可能性がある方法は幾つか見つかったのでしょう。
それが、最初のダイブのシーンですね
調査開始
元親友だけあって二人の写真は多いが、手がかりは少なかった。ヒカルとトキは、写真1つずつ調べていくしかなかった。
ダイブ対象者は撮影者
リン・ジェン、待ってて。
by ナツ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第2話
ナイトモードで上手く撮れたか、見てみる。
さっそく、トキは、依頼人・ナツにダイブ。
最後のシーンと合わせて、トキの能力の条件が判明。
あの写真は、リン・ジェンが撮ったのか。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
トキのダイブは、写真の撮影者に乗り移るのです。
写真の多くは、ナツが撮影していたので、ナツに。
最後の1枚だけが、リン・ジェンが撮影していたので、リン・ジェンにダイブできたのです。
逆に言うと ──
写真に誰が写っていようとも、撮影者にしかダイブできないのです。
これで1話の疑問が1つ解けました。
前回の依頼(財務データ入手) ──
財務データを持っているCFOに乗り移るのが一番簡単です。
CFOの写真など会社HPや社内にもあるだろうし、3日以内の依頼であれば、取りに行けば良いのにと思っていました(苦笑)。(1話 )
なるほど被写体ではなく、撮影者でなくてはならなかったのです。
手元の写真に手がかりなければ…
オープン初日なんだから、新婚初夜みたいなもの。
by ナツ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第2話
最初にダイブしたのは、ラーメン店オープン初日。
それも、第1号店のオープンのようですね。
ラーメン店の名は「夏林面館」。
二人の名前(夏と林貞)から一文字ずつ取ったのでしょう。
面は、麺でしょうかね。
他の写真をチェックするんだ。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第2話
急げ。
すぐに、他の写真をチェックさせるヒカル。
なぜ他の写真をチェックしているのでしょうか?
理由は、手元にある写真では、レシピに繋がる手がかりが少ないからですね。
今回の依頼人は、撮影者であるナツ。
手元にある写真に手がかりがなければ、別の写真を探せば良いのです。
トキが探しているのは、ナツのカメラ。
過去の写真を見て、レシピに繋がるヒントがないか探ったのでしょう。
もし見つかれば、撮影者であるナツに頼んで、写真を入手すれば良い。
いや、もしかすると ──
そのままトキは、ダイブ中に見た写真にダイブできるかもしれませんね。
おお、そんなことが!?
いや、分からないけどね(苦笑)
技は見て盗め
── 賄い作る。
トキ:疲れてるのに。
by 『時光代理人』TVアニメ第2話
ヒカル:何してる、早く厨房へ行け。
「賄い」
「賄い料理」の略。
「賄い料理」とは、飲食店で、従業員の食事用に作る、あり合わせの料理。(広辞苑より)
写真内の出来事でレシピのヒントがないのであれば、能動的に動いて見つけるしかない。
「手がかりが少ない」とは、手がかりがないわけではありません。
リン・ジェンの料理の手順を見て、レシピを盗めば良いのです。
ヒカルは、(事前に写真を覗いて)看板メニューを作ることを知っていたのです。
特別なものなんて、ないぞ。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
ただ、煮込んでるだけだ。
だけど、リン・ジェンは特別なことはしていなかった。
リン・ジェンが作っているのは、「賄い料理」であって「看板メニュー」ではありません。
秘伝を使うとは限らないと思いますが・・・。
あれか・・・。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
使ってました(笑)。
リン・ジェン、それ何?
── 知ってるくせに。
とぼける気か。
by ナツ(トキ)『時光代理人』TVアニメ第2話
結構、腹黒いな。
「知ってるくせに」
とぼけるリン・ジェン。
それもそのはず。
終盤で分かりますが、これはナツの地元で採れる香花草を粉末にしたもの。
学生の時、ナツがリン・ジェンに教えた調味料だったのです。
粉末を見ても分からなかったということは ──
トキのダイブ能力は、対象の精神を乗っ取れても、対象の過去の記憶を思い出したり照らし合わせる事はできない、ということですね。
もし、対象の記憶を覗き見ることができるなら ──
この時の粉末を見れば、ナツは気付いたでしょうし、後半、リン・ジェンにダイブした時、すぐにレシピのことは分かるはずですね。
一方、リン・ジェンにダイブした時は、タクシーの中でリン・ジェンのナツとの記憶を見ています。
1話でも、寝ているときエマの子ども時代の記憶を見ていました。
ダイブ対象者の感情が高ぶると、トキも感じてしまうのかもしれないですね。
リン・ジェンは、とぼけていませんでした。
ましてや、ナツを裏切ってなどいません。
リン・ジェンは、ずっとナツに寄り添っていたのです。
では、なぜトキ達は気付かなかったのでしょうか?
それは、依頼人の言葉を信じていたからですね。
私はおめでたかったの。
by ナツ『時光代理人』TVアニメ第2話
まさか私を裏切って、独立するとは。
いや、信じていたのではないですね。
先に依頼人の話を聞いたので、先入観で物事を見てしまっていたのです。
女性蔑視
店主は女だったのか。
by 配達員『時光代理人』TVアニメ第2話
女の子はいい人を見つけて結婚した方がいい。
店の経営なんて大変だ、だろ?
写真の中の時代がいつか分かりません。
冒頭、リンの説明で ──
「2人は10年ほど一緒に、ラーメンのチェーン店を経営してた」と言っていました。
(学生時代ではなく)最後の1枚にダイブした時 ──
「毎年写真を撮ろうって言ってたのに、2枚目が10年越しになるとはね」
とあるので、少なくとも10年以上前。
「少なくとも」とは、二人の見た目が何十年も経っているように見えるから(苦笑)
10年経てば一昔。
中国も日本と同じで、以前は、このように女性は家にいるものとされていたのでしょう。
が、面白いのは現代の変化。
鬱憤を晴らすのもいい。
長年運転手をしていると、色んなお客さんに会う。そうやって旦那と結婚して、独り言を言う人もいるよ。
by 運転手『時光代理人』TVアニメ第2話
俺に構わず発散してくれ、そよ風だと思って聞き流すから。
後半、リン・ジェンが一人で乗ったタクシー。
ヒカルと話すトキの言葉を、旦那に対して一人でグチを言ってる妻と勘違いされるのはご愛敬(笑)。
興味深いのは、この運転手は、女性がどうのこうのと説教したりはしません。
リン・ジェンのことを全くバカにしていないのです。
それどころか応援してる!?
うん、いい運転手さん!
アニメは創作物。
面白くするために、現実より誇張されています。
日本のアニメも、リアル路線の作品でもデフォルメされています。
ここで取り上げられているのも、中国での女性に対するイメージや印象の一部でしょう。
一面とは言え、『時光代理人』を通じて、中国の事情が垣間見えるのも本作の魅力ですね。
看板メニュー誕生
材料は使い切っちゃったから、あり合わせだけど、どうぞ。
by リン・ジェン『時光代理人』TVアニメ第2話
いやいやいや、オープン初日なのに、材料を使い切ってはダメでしょ!
トキが入手したかった「秘伝のレシピ」は残り僅かで、賄いに全て使ってしまいました・・・。
秘伝のレシピを使い切ってしまったら、看板メニューができないのでは!?
次の日、オープン2日目の営業は大丈夫なの!?
あっ、確かに!
私は、大きな勘違いをしていました・・・。
この時は、まだ「看板メニュー」は誕生していなかったのです。
── 大学の頃はあんまりお金なかったから、食べられる物は何でも、こうやって鍋で煮たよね。
じゃあいっそ、この料理をうちの看板メニューにしない?
by リン・ジェン『時光代理人』TVアニメ第2話
リン・ジェンが、このとき作った賄い料理が看板メニューになったのです。
ヒカルは、その事を(写真を覗いて)知っていたので、リン・ジェンが賄い料理を作る工程をトキに観察させたのです。
おーーそういうことか!
この写真じゃダメか。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第2話
残念ながら、賄い料理を見ても秘伝のレシピは分からず。
調査は次の写真へと移ります。
でも、不思議ですね。
なぜ、もう一度、同じ写真に入らないのでしょうか?
秘伝のレシピが、冷蔵庫に保存されていたパックに入った調味料だと分かりました。
冷蔵庫に入った調味料を調べれば何かヒントが得られるかもしれません。
が、賄い料理で全て使い切ってしまいました。
ならば、もう一度同じ写真に入り調味料が使われる前に、冷蔵庫のパックを調べれば良いのです。
形状や香りを確認できれば、何かヒントが得られたかもしれません。
そのヒントを現在のナツに伝えれば何か分かったかもしれません。
同じ写真に入ることはできないのでしょうか?
そう言えば ──
1話でトキが過去改変した影響でエマが死んだのなら、面倒ですがもう一度ダイブしてやり直せば良いのです。
もう一度12時間やるのは大変?
人の命がかかっているのです、必要でしょう。
それをしなかった、ということは何か制限があるのかもしれませんね・・・。
惜しいところまでいったのであれば、なぜもう一度ダイブしない?
最後の一枚
元親友だけあって二人の写真は多かったが手がかりは少なく、調査は難航した。諦めかけるヒカルを前にトキが背中を押し、わずかな望みをかけて残された写真の中にダイブする。
リン・ジェン
あれだけあった写真も、残り1枚。
諦め始めていたヒカルを、トキが勇気付けます。
── チャンスは一度もない。ギブアップだ。
見込みはなくても、希望もないとは限らないぜ。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
トキさん、良いこと言いますね!
見直しました(笑)。
── あの写真は、リン・ジェンが撮ったのか。
ああ。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第2話
だが、その写真の12時間以内には何の手がかりもない。
最後の1枚の撮影者は、ナツではなくリン・ジェン。
ヒカルは事前に知っていた様子。
そりゃあ、そうです。
事前に写真の中の出来事を視ているので、撮影者はリン・ジェンだと分かっていたのでしょう。
トキは一人ではダイブできない?
リン・ジェンが携帯の待ち受けにしてた、大学の寮で撮った写真だな。
- 中略 -
なあ、最後に一杯食べさせてくれ。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
写真は全て返したと思っていたら、封筒に1枚写真が残っていた。
それも、大学生時代の写真。
返さなくてはいけないのなら ──
借りた封筒に入れてそのまま返さずに、なぜわざわざ別の何かに入れて返したのか・・・。
と、突っ込みたいのは置いといて(笑)。
二人の関係性を築いた、重要な大学時代を調査していなかったのです。
ということも、ストーリー上面白いので置いといて(苦笑)。
ここで気になるのは、トキがダイブするのに、ヒカルに頼むこと。
最後なんだからさあ、お願~い。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
このセリフの直後、ヒカルの手を叩いてトキはダイブします。
トキは、ヒカルと手を合わせないとダイブできないのでしょうか?
それとも、ダイブ中、意識をリンクするための合図でしょうか。
おい、ヒカル。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
これ正解は何だ?
トキが一人でダイブできるにせよ、できないにせよ ──
トキ一人ではダイブ対象者の言動は分からず。
過去改変しない為には、ヒカルとペアでなければダイブできないのです。
トキは、一人ではダイブできない?
秘伝のレシピ
襄庄ではね、年配の人達は香花草の粉末を料理に入れるのが好きなんだ。
香花草の香りは、一番幸せな記憶を思い起こさせてくれるんだって。
by ナツ『時光代理人』TVアニメ第2話
依頼人ナツが探していた秘伝のレシピ。
それは、大学生時代にナツが、リン・ジェンに教えた地元の調味料。
トキが賄い料理を食べたとき ──
── じゃあいっそ、この料理をうちの看板メニューにしない?
── いいじゃん!名前は「女子寮ヌードル」!ん?スープに何が入ってるんだ!?
鼻に抜ける香りと、口に広がる甘み~。
by トキ『時光代理人』TVアニメ第2話
ヒカル、食べられなくて残念だな~。
香花草の粉末を入れた料理は、確かに美味しいのでしょう。
でも、リン・ジェンは、ナツに喜んでもらおうと思って作ったのではないでしょうか。
地元の懐かしい味を味わわせたくて。
そして、一番幸せな気を苦を思い起こさせたくて・・・。
リン・ジェンは、トキがダイブした2枚目の写真のインタビューで ──
── 女子寮ヌードルは大人気ですね。ご感想は?
なんと言ったらいいか・・・料理は元々趣味だったので。
by リン・ジェン『時光代理人』TVアニメ第2話
それに、幸せの思い出は料理に刻まれると思います。
「香花草の香りは、一番幸せな記憶を思い起こさせてくれる」
これは、ナツの言葉。
リン・ジェンは、ナツでも分かる大きなヒントを言っていたのです。
まあ、ナツは写真を撮るのに夢中で気付かなかったでしょうし。
トキとヒカルは、学生時代の二人の会話を聞いてないから分からなかったのです。
二人の夢
── ねえ、卒業したら、一緒に大学の近くにお店を出そうよ。
- 中略 -
間違えた。
by リン・ジェン(トキ)『時光代理人』TVアニメ第2話
一緒に店をやるのもいいわね。
大学生時代のこの時に、二人は店を出す事を決めたのです。
だから、リン・ジェンはこの時の写真をずっと待ち受けにしてたのかな…
それどころか、ナツはこんなことまで言っています。
じゃあ、お店の名前は「夏林面館」、どう?
こぢんまりしたお店がいいな。
by ナツ『時光代理人』TVアニメ第2話
大きくなくていい、半年働いて、半年休むの。
いいと思わない?
大きくなくていい、こぢんまりしたお店・・・。
実際は、成功するとどんどん店を大きくし、チェーン店に。
半年休むどころか、実家に帰る暇もないほど働き続け、会社を拡大するためにメニューの開発にいそしむナツ。
大学生時代に語った夢は叶えど、その後はどんどん離れていったのです。
リン・ジェンは最後に言っていました ──
十数年前のあの店も、私の最大の夢だった。
by リン・ジェン『時光代理人』TVアニメ第2話
リン・ジェンは、最初に出したあの店が理想の夢だったのです。
夢が叶えば、もっと大きな夢へ。
うちの味を求めて、どんどんお客さんが来るようになった。
“あなたが”、皆を幸せにしたのよ。
by ナツ『時光代理人』TVアニメ第2話
リン・ジェンが望んでいたのは、皆の幸せではない。
リン・ジェンが幸せにしたかったのは、ナツただ一人だったのです。
おわりに (『時光代理人』2話とは)
写真は記録ではなく、その人の思い出。
写真が語るのは真実ではなく、その人の人生。
なるほど。
写真を通して過去を探っていく、トキ達は、その人の人生を体験する代理人。
本作の狙いが見え始めた今話。
世界の発展は避けられない。
だけど大切なものは変わらない。
1話で、都会は良くて田舎は良くない。
2話で、発展は良くて程々は良くない。
どちらが正しいのか、どちらが良い選択なのかは分かりません。
が、現実でもあり得そうな状況に、翻弄されるキャラクターが実にリアルで共感を呼ぶ。
また、それを調査という形で、代理人トキがその人の人生をダイジェストで体験する作りが上手い。
さて、3話以降何を見せてくれるのでしょうか。
楽しみです。
以上、TVアニメ『時光代理人』第2話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
3話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。
ではでは。
無性にラーメンが食べたくなってきた(笑)
疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で生まれ解決した疑問は、本文で解説して本章でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問1期XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章「疑問点まとめ(Q&A一覧)」でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 1期02-01 惜しいところまでいったのであれば、なぜもう一度ダイブしない?
- 疑問 1期02-02 トキは、一人ではダイブできない?
残っている疑問
- 疑問 1期01-01 トキは、何の借金を負っている?
- 疑問 1期01-02 トキの両親は、なぜいない?
- 疑問 1期01-03 トキがダイブしたのは、今回が初めて?
- 疑問 1期01-04 トキとヒカル、いつ、どのようにして能力を身につけた?
- 疑問 1期01-05 トキが写真の世界で違う行動をすると、当人の記憶はどうなる?
- 疑問 1期01-06 ヒカルは、なぜ事前に写真の中の出来事をトキに教えない?
今週の感想ツイート
#時光代理人 2話
— 時文@ここアニ(薬屋のひとりごとレビュー中) (@toki23_a) January 18, 2022
知ってるくせに─彼女の言葉は本当だった
レシピ教えないのは知ってるはずだから
覚えてないのはあの頃を忘れたという事
学生時代の夢は二人の小さな店を持つ
が、夢叶えば次の夢へと邁進する
だけどそれが一番だった人もいる
取り戻したのはレシピではなく幸せな時間
お見事👍
関連記事
アニメ『時光代理人』第3話のレビューはこちら!