シャドーハウス

アニメ【シャドーハウス】5話 感想&解説 いよいよお披露目!ミアが自ら叩かれるのを申し出たのは?

シャドーハウス 5話

んばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『シャドーハウス』第5話、鑑賞しました。

今回、アニメ化されたのは原作2巻 21~24話
※厳密に言うと20話ラスト2ページ、3巻25話2ページ程も今話に

ついに始まった、お披露目!

でも、生き人形としての振る舞いを、エミリコは殆ど知らないのでは!?
なんだかとても不安です(苦笑)。

今話の疑問点 (リンクは該当箇所へ)
※原作情報と、私なりの解釈を含め、順に解説します

  • なぜミア一人だけ駆けだした? 
  • ミアの部屋はいつもすすだらけなのか? 
  • なぜミアは叩かれるのを自ら申し出た? 
  • お披露目で相手を見てなかったのはケイト? 

原作でしか描かれてないこと
※原作コミックからポイントを紹介します

  • エミリコと名付けた理由は・・・ 

ここでは、以下の観点でレビューします。

アニメ各話「感想」

原作コミックを読んで分かった新情報を加味して「解説

私は原作未読です。
アニメ鑑賞後、原作・コミカライズの”アニメ化済み時点まで“を読み、レビューを作成しています。

次話以降のネタバレは「なし」なのでご安心ください。

シャドーハウス(全13話)各話リスト

話数 サブタイトル  原作巻数
第1話 シャドーと生き人形  1巻
第2話 部屋の外には
第3話 すすによる病 2巻
第4話 深夜の見回り
第5話 ”お披露目”

※リンクは各話レビューへ

今回のあらすじ

TVアニメ「シャドーハウス」予告 第5話「”お披露目”」
アニプレックス
あらすじ

お披露目の日、当日。
今回の対象はケイトジョンルイーズパトリックシャーリーと生き人形達の5組。

特別な生き人形エドワード主導で”お披露目”が開始された。

シャドー家で成人になるには儀式”お披露目”をクリアしなければならない

ついにと言うべきか、唐突に始まったと言うべきか・・・
エミリコ同様、お披露目の内容を知らないまま、当日を迎えてしまいました。

エミリコの思いやりは、競い合いの場では自身の弊害にしかならない?
優しさは、長所となるのか短所となるのか。

一方、エミリコの友達であるミア。
ミアがサラに叩かれる衝撃的なシーンが。

なぜミアが自ら申し出たのか?
じっくり見ればミアの真意は分かります。
が、アニメは勘違いさせる演出が少し邪魔をしているかも・・・

では、今話を振り返っていきましょう。

感想&考察レビュー 第5話「”お披露目”」

亡霊騒ぎの原因 (原作20話)

エミリコ達が突き止めた亡霊の原因。
亡霊騒ぎの原因は設備の故障だった。

(原作情報)原作には、このシーンは「翌日」と記されています。

この世界に時間概念が!?

みんなそろそろお部屋に戻る時間よ。

by ローズマリー『シャドーハウス』TVアニメ第5話

ローズマリーが時計をチェック
って、この世界に時計あるのですね!

正確な時間を意識しているような動きではなかったので驚きました(笑)。

(原作情報)原作序盤では、ベルの音で目を覚まし、廊下を覗いて明るければ朝だと判断しています。(コミック1巻3話)

普段はケイトと二人で過ごしているので、細かい時間は気にしなくて良いのでしょう。

原作では、ミアが特に時間厳守と言われています。

あらぁ!
みんなそろそろお部屋に戻らないとだわぁ。

特にミアは時間厳守でしょ?

※太字は、アニメではカット

by ローズマリー『シャドーハウス』コミック2巻 第20話

だから、ミアは「そうだね、急がないと」と言って一人駆け出したのです

ミアの部屋はいつもすすだらけ?

サラ様・・・

by ミア『シャドーハウス』TVアニメ第5話

バービーの悔しがる顔を見てご機嫌だったミア。
ところが、部屋へ戻ると一転──

ミアの部屋は、すすだらけ・・・
エミリコからもらった人形は無残にも・・・

(原作情報)ミアの部屋がすすだらけなのは、アニメでは2度目ですが、原作ではここが初出

ミアの部屋がすすだらけなのは、2話Cパートでも描かれました。(2話)
サラの名前を出しているということは、すすはミアの主人サラのもの。

ミアの部屋はいつもサラに入られているのでしょうか?
それとも、一度入られて、ずっと掃除をしていないのでしょうか?

別の視点で考えると──
今回は、ミアが大掃除に出かけていたので、サラは簡単に部屋に入れたでしょう。
前回(2話)は、世話を終えて部屋に戻った際、すすだらけなのを見つけました。

そもそも、前回サラはいつミアの部屋へ行ったのでしょうか?

実は、ミアの部屋が描かれるのは、原作では、ここが初めてです。
2話Cパートのタイミングで描かれるのはアニメオリジナルです。

アニメだけ見ると、ミアの部屋はいつもすすで汚れているようにも取れます。

が、ミアは今回部屋の状態を見た時、驚いています
このことから、ミアの部屋がすすだらけなのは、今回が初めてなのでは?

推測

これまでの流れから──
お陰様が部屋の外へ出るときは必ず生き人形が側にいます

生き人形が単独で外へ出るのは大掃除の時だけ

大掃除の時は、生き人形の部屋の扉のカギが開けられ、そこから外へ出ます。
お陰様の部屋の扉から生き人形が単独で出て行く事はありません。

よって、前回(2話)時点でミアはずっとサラのお世話をしていたと推測されます。

お世話中にミアがサラを見失い、その間にサラがミアの部屋へ行ったとは考えにくい

その点からも前回ミアの部屋がすすだらけだったのは不可解です。

仮にその日に大掃除があって、ミアだけ部屋を抜け出したとしたら・・・

その場合は、大掃除が終わって”ミアの部屋へ戻った”時に、すすだらけなのに気付きます。世話を終え、サラの部屋からミアの部屋へ行った時に、驚く描写にはならないですね。

そして今回、ミアはすすだらけの部屋を見て驚いています。

私は、前回ミアの部屋がすすだらけだったのは、アニメ的演出だと解釈。

恐らく完璧に見えるミアにも闇があると印象付けたかったではないでしょうか

演出としては打って付けですね。
が、次のシーン(折檻)に繋げる意図としては勘違いさせてしまいますね。

ここでは、ミアの部屋がすすだらけになったのは”今回が初めて”だと仮定します

では、なぜサラがミアの部屋を探ったのでしょうか?

エミリコの人形を壊したこと」。
ここにサラのメッセージが込められています

ミアは、サラ様のメーセージを理解したから、後の折檻(せっかん)シーンとなったのです

メッセージについては、折檻(せっかん)のシーンで解説します。

前夜 (原作21話)

エミリコは明日が”お披露目”の日だと知らされる。
何もできなかったエミリコは不安を募らせる。

明日がお披露目!?

明日が”お披露目”!?

by エミリコ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

お披露目が明日であることを知るエミリコ。
亡霊の原因探しの見回りのせいで、前日まで知らされなかったのです

(原作情報)原作ではエミリコは「私が”亡霊”の原因探しに時間をかけ過ぎたせいだ」と反省しています。

とは言っても、深夜の見回りをしたのは5日間のみ。
その前に勉強できたのでは?
それとも、お披露目の日が決定したのは直前だったのでしょうか?

それに、深夜の見回りで勉強できなかったのはエミリコだけでなく、ショーンやラムも同様

二人ともエミリコ同様時間なかったはずですが、ショーンは”顔”として振る舞い、ラムは踊りもできました。

決して、この5日間忙しかったことだけが原因ではないですね。

むしろ、”お披露目”に向けて何を勉強すればいいのか分からなかったのが悩ましい

何をしても空振りになるかもしれない。

だからこそもっと根本的な事を──
偶然でもサラ&ミアを見かけたのですから、二人をお手本にしてケイトの顔となるよう努力するとか、やることはあったと思うのですが・・・

まあ、物語的にはぶっつけ本番の方が面白いですが(苦笑)。

メタ的な観点は置いといて、ケイトはエミリコに細かい事を言っても無理、自由人なのがエミリコの強みだと思っている節がありますね。

ケイトはエミリコを他の生き人形のように矯正するつもりはない、ということ
そうだとしても、ケイトはエミリコに教えなさすぎな気がするのですが

その選択が、吉とでるか凶と出るか・・・

反則技の顔芸

笑って。
悲しんで。

クスッ・・・もういいわ。

by ケイト・シャドー『シャドーハウス』TVアニメ第5話

エミリコの笑う顔は何度も見てきましたが、自分で作る「悲しい」顔。
これは、なかなかの破壊力!

ケイトが思わず笑ってしまうのもうなずけます。

ただ、このリクエストは何の意味があったのでしょうか?
エミリコも不思議がってます(笑)。

一つ言えるのは、エミリコは感情表現は豊か、それどころか自由自在
ならば、ケイトの感情を読み取りさえすれば、ケイトの顔としては機能する

ケイトは、エミリコとの関係は良好だから、ケイトの感情を理解してくれていると思っていたのではないでしょうか

だからこそ、次のシーンでエミリコの心情描写──

ケイト様に迷惑かけてばかり・・・
ケイト様の気持ちも理解していない・・・

by エミリコ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

ケイトの「気持ちを理解していない」セリフが効いてくる。

エミリコはケイトの気持ちも考えも理解できてないと自覚。
この時点で二人の解釈にズレが生じていたのです。

サラの気持ちを汲み取るミア

サラ様。
私に、成長の機会を与えて下さい。

by ミア『シャドーハウス』TVアニメ第5話

部屋を汚され人形を壊されたのに、ミアは怒るどころかサラに折檻(せっかん)を申し出る
これが生き人形の宿命?

少し違います。

ミアが部屋を空けた間に、サラが忍び込み人形を壊していった

これは、人形を持っているのを怒った?
いいえ、エミリコと仲良くしているのに怒ったのです。

サラ達は、星つきにならないといけないのよ!
“偉大なるおじい様”に認められるのはサラ達なのよ。

まだ”お披露目”も済んでない「失敗作」と遊んでいる場合じゃないわ!!

ミアはサラのためだけに動くの!
ミアはサラを輝かせるためにいるの!

ミアは優秀なんだから!!

by サラ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

サラが怒っているのはエミリコとの関係
だから「『失敗作』と遊んでいる場合じゃない」と言ったのです

ただ、その後の「サラのためだけ」「輝かせるためにいる」「ミアは優秀」。

このセリフの変化を聞いていると、サラは星つきになるためだけでミアに厳しくしているのではない気がします・・・

推測

サラはミアが好きなのではないでしょうか。
それも依存するほど。

なぜなら、単に弛んでいるのを叱るだけなら、普通に言えばいい。
怪しい行動をしているなら、問い詰めればいい。
主従関係なのですから。

それを従者がいない間に、黙って部屋へ入り人形を見つけ破壊する

サラは、ミアが他のお陰様や生き人形に気を許すのを我慢できない。

もしかすると、ミアに置いていかれるのを不安視しているのかも。
ミアがいなくなる、他のことに興味を削がれる、と考えると居ても立ってもいられない。

単に「生き人形同士が仲良くなる必要はない」と考えているのかもしれません。
ですが、私にはもっと強い意思を感じました。

ミアに厳しい折檻をするのは、強度の依存症、独占欲、愛情の裏返しな気がします

そして、ミアもサラの感情に気付いている。
だから、壊された人形を見て、直接怒らないサラの心境を悟って──

サラ様。
私に、成長の機会を与えて下さい。

by ミア『シャドーハウス』TVアニメ第5話

サラを傷つけないよう、そしてサラに従順であることを示すために・・・

では、ミアはサラを嫌っているのでしょうか?
今のところその気配はなさそうです。

ミアはサラに付き従うのが、自分の生きる道と理解しているのではないでしょうか
だから、サラの願いに合わせ、ミアは行動する

ミアは主人思いなのです

私は、このシーンをそう解釈しました。

ミアとエミリコのやりとりに、サラはなぜ気付いた?

そもそもサラは、ミアとエミリコとの関係にいつ気付いたのでしょうか?

生き人形の大掃除でのことはミアが報告しない限り知り得ません。
ミアが”余計な事”を報告しているとも思えません。
#口を滑らした可能性は考えられますが

単純に、今回壊されたエミリコの人形と手紙に焦点を絞りましょう

となると話は簡単。

ミアはエミリコのために地図を作成。
大掃除がなく直接会う機会がないので、受け渡しは部屋が上下なのを利用して窓からヒモを垂らして実施。
#アニメではカット、詳しくは4話レビューをどうぞ

その姿を直接見ていれば、イヤミの一つでも言えたはず。
サラに隠れてこっそりやり取りしていたのではないでしょうか。

だが、何かをこっそりやっていることに気付いたサラ。
ミアが何をやっていたのか探るために、ミアが留守中に家探しをしたのです

ミアの部屋でエミリコの手紙と人形を見つけたサラ。
サラは怒り、いいえ、嫉妬で破り捨てたのではないかと私は解釈しています。

原) 眠れないので「考えないノート」

「考えないノート」を作って、余計な事は全部書いて忘れちゃおう。

by エミリコ『シャドーハウス』TVアニメ第2話

(原作情報)アニメでは2話で登場した「考えないノート」原作ではここで初出。

ケイトに「寝なさい」と言われたエミリコ。

原作では、エミリコは一度ここで寝ようとします。
が、色んなことが気になって眠れない。

そこで、「考えないノート」を作って忘れようとします。
原作では、ここで初めて「考えないノート」が出てきます。

エミリコの文字の学習進度から言うと、確かに合点がいきます。

最初は文字を知らなかった。
ケイトに文字を教えてもらう。
ミアと簡単な手紙(エミリコはメモと言ってます)をやりとり。
ようやく「考えないノート」を書けるように。

(原作情報)原作では、ここで前話で完全カットされた4人目の考察を始めます。生き人形に関する興味深いことも言っているのですが、アニメでは微塵も触れてないので省略します。今後アニメで触れられればその時記載します。早く知りたい方は原作をどうぞ。

ケイトを思うが故に・・・

私はケイト様のことを何も知らない。
落ちたら、ケイト様のことをもっと知りたいのに出来なくなる・・・

私、”お披露目”に受かりたい・・・

by エミリコ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

エミリコは暗示にかかりやすいタイプ?

「考えないノート」に書いたことにより頭の中を整理できたようです(笑)

  • 4人目のこと(アニメでは完全カット)
  • こびりつきのこと
  • 館の外のこと

エミリコには知らないことだらけ。
すすが動くことについてはケイトも知らなかった。

星つきになればもっと色んなことが知れるかもと、星つきを目指すと言うエミリコ。

だけど、そもそも”お披露目”に合格しなければ処分されてしまう。

大好きなケイトのことを何も知らないまま処分されてしまう・・・

エミリコは自分の願いの根源に気付く
でも、”お披露目”に受かるには何をどうすればよいのか分からないのです・・・

五対の新人 (原作22話)

お披露目を控える5組の新人。
エミリコ以外の組も思い思いにお披露目前夜を過ごしていた。

“お披露目”当日、5組の新人が集まった。

ジョン&ショーン

「顔の見えない人形」に頼んでショーンと同じ形の眼鏡を用意させた。
これでショーンは眼鏡をかけても問題ないだろう。

by ジョン『シャドーハウス』TVアニメ第5話

(原作情報)原作によると、ジョンがかける眼鏡にはレンズは入ってません。伊達眼鏡ですね。

思い切り違和感のあるシャドーの眼鏡。
でもショーンはなかなか触れません。
#私はてっきり、ショーンは目が悪いので見えてないのだと思ってました(笑)

ショーンが眼鏡に触れたときの、ジョン様の嬉しそうなこと!

生き人形ショーンのために伊達眼鏡をかけるお陰様。
他のシャドーとは違い、気さくな感じ。

ジョンとショーン。
なんだか、いい関係ですね♪

おやすみキスには驚きましたが(苦笑)。

シャーリー&ラム

結局、一度もシャーリー様にお休みのキスをできなかった・・・

by ラム『シャドーハウス』TVアニメ第5話

ラムは他の生き人形だけでなく、ご主人のシャーリーにさえ話せない?

一度も「お休みのキス」どころか、一度も”会話”すらできてない?
そもそもシャーリーが話さないのでしょうか?

お披露目が始まってからの二人を見ていると、どうも二人とも無口のようです。

パトリック&リッキー

「面汚し」と「無能」と・・・
あとひとつなんだっけ、リッキー?

by パトリック『シャドーハウス』TVアニメ第5話

こいつも新人なんですね。

今回の嫌われ役決定(苦笑)。
こういうイキるタイプは後で痛い目に合うのが定番ですが、しぶとく残っていくのでしょうね。

早く、悔しがる顔を見たいです(笑)。

ん?
そういえば、シャドーは悔しがっても表情が全く分からないですね・・・

ルイーズ&ルウ

早くおめかしをさせてっ

by ルイーズ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

なんと、ルウの主人は、ルウ大好き人間でしたか。

ルウは自分では考えることも判断もしません。
ルイーズの言う事に従うだけ。

ルイーズはルウを人形のように扱いたい。

ある意味ぴったりの二人ですね。

お披露目の間は別棟

“生き人形”に聞く。
「おじい様と共にある棟」に続くこの渡り廊下、なぜこんなに長いんだと思う?

by エドワード『シャドーハウス』TVアニメ第5話

「お披露目の間」に続く長い廊下を歩く途中。
試験官エドワードは生き人形へ質問します。

「おじい様と共にある棟」=別棟。
3話の授業で、ローズマリーより年上がいる棟と説明されていました。

お披露目は別棟で行われるのです

エミリコ:ローズマリーより年上はいるんでしょうか?
ローズマリー:あら、もちろんよぉ。あちらの別棟にいらっしゃるわぁ。
ミア:偉い方々の場所よ。
ローズマリー:余計なことは考えちゃいけないわ。

by 『シャドーハウス』TVアニメ第3話

別棟には、ローズマリーより年上の方々が住んでいる。

ただ、詮索してはいけない。
と、ローズマリーは暗に生き人形の教えをエミリコに伝えていたのですが・・・

既に試験は始まっていた

“生き人形”が考えるべきことではありません。

by リッキー、ルウ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

(原作情報)原作では、深夜の見回りで4人目に出会い、エミリコとショーンは自由に会話。それで調子を狂わされたと描写されています。
(原作情報)エミリコの回答を聞いてもアニメではケイトからすすは出ていません。が、原作ではこのときケイトからススが出ています。

エドワードの引っかけ問題に、まんまとやられたショーンとエミリコ。

ルウは”お披露目”に限らず、普段から余計な事は考えません(笑)
それがここでは功を奏した、いいえ、ルウのスタンスが”生き人形”のあるべき姿なのです

格付け (原作23話)

いよいよお披露目が始まった。
試験官エドワードに「見せろ」と言われるが、お題は何もなし。
お陰様たちは自由に過ごすが・・・

格付け

君たち五組が今回の顔ぶれだ。

by エドワード『シャドーハウス』TVアニメ第5話

エドワードはそう言って、5人の新人シャドーの人形を6段組の棚に並べる。

上から2段目にルイーズとパトリック
それ以外の3人は3段目

恐らくスタートは、上から3段目。
廊下で正しい答えをした二人が、さっそく一つ上に上がったのです。

一番下の段は、針地獄。
ここまで落ちるとアウト?
針になっているので、一度でも落ちるとダメだと言うことでしょうか・・・

すすの出方にも個性が

シャドーハウス 5話

お陰様たちも不安になってる。
何をするか知らないんだ。

by エミリコ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

エドワードから何のお題もなく「見せて貰おうか」と言われ、戸惑うお陰様たち
お陰様たちの表情は分かりませんが、すすの出方で不安がっているのが分かります。

ケイト曰く、すすは怒ったり良くない感情の時に出る。(1話)
これはお陰様共通のようです

すすが出ているときは良くない感情だと判断すればいいのです。
今回は「不安」ですね。

にしても、すすの出方にも個性があるとは!

これまですすが出る姿はケイトしか描写されていません。
皆同じように頭のてっぺんから出るのかと思っていたのですが、どうやら違うようです。

(原作情報)原作では、皆似たようなすすの出方をしています。アニメオリジナルの演出かもしれません。

名前 (原作24話)

完全に心が離れてしまったケイトとエミリコ。
ラムとショーンはエミリコを励ますが・・・

エミリコが励まされる

“生き人形”はシャドーの「顔」としてのみ存在する。
「余計なこと」を考えるのはシャドーに対する反抗である。
どんなことがあっても、シャドーに忠誠を誓うべきである。
“生き人形”同士が仲良くする必要はない。

by ケイト『シャドーハウス』TVアニメ第5話

「”生き人形”同士が仲良くする必要はない」と断じるケイトの前で、ラムとショーンがエミリコを励ます

二人に励まされ、元気を取り戻すエミリコ

エミリコの良さは他とは違う天真爛漫なところ。
好奇心旺盛で純真なエミリコにケイトはこれまで救われてきたのです。

推測

ケイトはどれだけ掃除をしても、すぐに自分のすすで汚してしまうことに自己嫌悪していました。

もしかすると毎朝落ち込んでいたのかもしれません。
少なくとも最初の内は。

それを救ったのがエミリコなのです。

アニメでは構成が変わっているので分かりにくいですが、そのことが描かれているのが2話です。

#詳しくは2話レビューをどうぞ

ケイトが間違っていた?

間違っていた・・・
エミリコを見ていなかったのはわたし。

by ケイト『シャドーハウス』TVアニメ第5話

ここまで明らかにエミリコが失敗をしていたように見えました
ケイトはなぜ自分が間違っていたと考えたのか・・・

アニメではカットされたセリフが、原作にはあります。

間違っていた・・・
周りを気にして、ルールに縛られて

エミリコを見ていなかったのはわたし。

※太字がアニメではカット

by ケイト『シャドーハウス』コミック2巻 第24話

ケイトは、自分自身が周囲を気にしてシャドーのルールに縛られて行動していたというのです

ケイトが目指していたのは型どおりのお陰様と生き人形ではない──

シャドーとしての正しさを、わたしは求めていたわけじゃない。

by ケイト『シャドーハウス』TVアニメ第5話

前話ラスト、ケイトは自分には「やらなきゃいけないことがある」と言っていた。(4話)

シャドー家として何かを目指すというより、シャドー家に対して何かをやる決意と私は受け取りました

ならば、シャドー家の型どおりに縛られることはかえって危険。

ケイトは、シャドー家としては正しくない方法を用いてでも何かを成す。
今は目の前の”お披露目”をクリアする。

自分を取り戻したケイト
だから、すすを使ってエミリコの踊りをフォローしたのです

推測

シャドーとしての正しさを求めていたわけじゃない

ケイトはこのように考えていたので、エミリコにお披露目対策をしなかったのではないでしょうか。

エミリコの性格も鑑み、”生き人形”の型どおりになって欲しくなったのです。

とは言え、もう少し説明した方がエミリコの不安も軽減されたと思いますが(苦笑)。

エミリコ、あなたはダメね。

失敗は多い。
困っている相手を見逃せない。
「余計なこと」を考える。

“生き人形”としては、全然ダメ。

だけど私は、あなたのそんな型どおりじゃないとこがいいと思うの。

by ケイト『シャドーハウス』TVアニメ第5話

エミリコを他の生き人形のように型どおりにはめるのが、そもそもの間違い

エミリコを型にはめると良さが失われるどころか失敗してしまう。
個性を活かすようにすれば良いのです。

言う程簡単ではないでしょうが・・・

原) エミリコと名付けた理由は・・・

「エミリコ」?変な名前ね。
普通は、自分の名前と近いものにするでしょ。

by ルイーズ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

お陰様と生き人形。
近い名前にするのが当たり前と言われ、動揺するエミリコ。

アニメではケイトがなぜ「エミリコ」にしたのか説明されません。
が、原作では、ケイトの心情描写で示されます。

ケイトがどのような考えでエミリコと名付けたか。
そこにはケイトの願いがあります。

アニメではこの先描かれるでしょうから、一応隠しておきます。
気にならない方のみ、ご覧下さい。

エミリコと名付けた理由

ねぇ、エミリコ。
“生き人形”の名前はね。
確かに自分の略称や愛称や近い音の名前を普通はつけるわ。

なぜならシャドーにとって「生き人形の名前は重要ではない」から

でも・・・今は声に出して伝えられないけど

※アニメでは全文カット

by ケイト『シャドーハウス』コミック2巻 第24話

“生き人形”の名前は自分と近しい名前を付ける
ケイトはもちろん知っていました

分かっていて、自分の名とは似ても似つかない名前にしたのです。

理由は、近しい名にするのは”生き人形”の名前はシャドーにとって”重要ではない”から

確かにお陰様と近い名前にすると覚えやすい。
“生き人形”は、所詮お陰様の付属品。

あくまで生き人形はシャドーの顔であって、生き人形自身の顔ではない。
生き人形の個性はシャドーの個性であって、生き人形自身の個性ではない。

この考えにケイトは賛同できなかったのです。

だから、ケイトは敢えて自分とは違う名前にした。
いいえ、それよりももっと積極的に──

私はケイトとは違う「個」であって欲しいから、あなたをエミリコと名付けたのよ

※アニメでは全文カット

by ケイト『シャドーハウス』コミック2巻 第24話

ケイトは、生き人形に対し、自分とは違う「個」であって欲しいと願っているのです
シャドー家のルールから、完全に逸脱しています・・・

でも、この考え聞き覚えありませんか?
同じ5話でエミリコはこんなことを考えていました──

ルイーズがパトリックに向かって「”顔”に性格があるわけ?」と言った時。

ルイーズ様が一段上がったのは、”生き人形”を純粋に「顔」として見ているのが正しいから・・・

でも、なんかそれって・・・悲しい。

by エミリコ『シャドーハウス』TVアニメ第5話

エミリコも”生き人形”が、お陰様の顔であることに疑問を持っているのです

つまり、ケイトとエミリコは、お陰様と生き人形としての関係は全然ですが、”生き人形”としての在り方については同じような感覚を持っている似た者同士なのです

◇◇◇◇◇

なお原作では、ケイトの心情描写はまだ続きがあり、ケイトは重大告白をしています。
いずれアニメでも描かれるでしょうから、その時に記載します。

気になる方は原作をどうぞ。

原作コミック情報

ここでは、本編の流れでは紹介できなかった、原作情報を紹介します。

今回、アニメ化されたのは原作2巻 21~24話

正確に言うと、20話ラスト2ページから開始し、3巻25話2ページで終了。

少しだけカットされたシーンがありました。
前話で完全にカットされた「4人目関連」。
それとラストの「エミリコという名前の理由」。
名前の理由は、重要なシーンなのでいずれアニメでも出てくるでしょう。

それ以外については、原作通り、構成も全く同じでした。

さすがにストーリーが込み入ってきただけあって、原作に忠実です。

おわりに (『シャドーハウス』5話とは)

主人公達が試験を受ける。
他の作品でも散々見てきた展開です。

通常、このような試験は、なんとなく合格する条件が想像できます。
優秀であれば、強ければ、とにかく勝ち残る、生き残る等々。

ところが『シャドーハウス』の”お披露目”は、何が求められているのか分からない。

他の作品とは違う「正解」。
そもそも何を求められているのか分からない不気味で不可解な試験。

それでいて、シャドー家に求められる”生き人形”のあるべき姿を示していく展開が新鮮です。

以上、TVアニメ『シャドーハウス』第5話の感想&解説レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

6話のレビューも書いてます。
良かったらご覧下さい。

ではでは。

きょうのひとこと

そういや、人形なのに目が悪くなるんだな・・・

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