平穏世代の韋駄天達

アニメ【平穏世代の韋駄天達】1話 感想&考察 神はいるが救いはない!?常識外れな作品がやってきた!

平穏世代の韋駄天達 1話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『平穏世代の韋駄天達』第1話、鑑賞しました。

今時めずらしい? 容赦ない暴力描写(苦笑)。
タイトルとは裏腹に、そこは平穏な世界ではなかった。

エログロ描写ありで、万人にオススメとはいきません。

が、ここまで尖った作品は久しぶり。
骨太展開を期待しても良さげな伏線もあり、期待を込めて取り上げます!

今話の疑問点 (リンクは該当箇所へ)
※原作情報と、私なりの解釈を含め考察

  • 地球1周を9時間半ってどれ位の速度? 
  • 舞台はいつ頃の時代設定なのか? 
  • イースリイとポーラの走る速度はどの程度?
  • 魔族を見つけてもハヤトが楽観的だったのは? 
  • 戦闘機に追いつける速度ってどれくらい? 
  • シスターの言う神は韋駄天のこと? 

原作でしか描かれてないこと
※原作およびコミックからポイントを紹介します

  • ハヤト達は普段はどこで遊んでいた?

ここでは、以下の観点でレビューします。

アニメ各話「感想」

原作、コミックを読んで分かった新情報を加味して「解説

私は原作、コミック共に未読です。
アニメ鑑賞後、”アニメ化済み時点まで“の部分を読み、レビューを作成します。

『平穏世代の韋駄天達』の漫画は商業前のウェブサイト上のものと、コミック漫画の2種類あり、本レビューでは以下のように記載します。

  • 原作:天原先生のWeb漫画
  • コミック:天原先生原作・クール教信者先生作画のコミック

次話以降のネタバレは「なし」なのでご安心ください。

平穏世代の韋駄天達(全11話)各話リスト

話数 サブタイトル  コミック巻数
本レビュー 平穏 1巻
第2話 黒南
2巻
第3話
第4話 黄雀
3巻
第5話

※リンクは各話レビューへ

今回のあらすじ

あらすじ

遠い昔、韋駄天と呼ばれる神が魔族を封印。
世界の人々は魔族の驚異から免れた。

800年後、平和と思われたこの世界で、魔族を掘り起こそうとする組織が。
韋駄天のハヤトイースリイポーラは現地へ向かう。

容赦ない暴力は強くなるため
過剰な暴力は耐えられる体があるからか

だとしても、色んな意味で常識外れ。

人ではない神のケレン味あふれるアクション描写。
見た目ほど直情的でない主人公ハヤトは好ましい。

道具も乗り物も使わず、何事も自分の体で行う韋駄天達。
どこまでも続く荒野に、人影もまばら。

てっきり昔が舞台だと思っていたら、タブレットに小型カメラに盗聴器!?

おまけに”謎”のエンディング(笑)。
舞台は現代!?

現代が舞台の割には、時代錯誤の衝撃のラスト。
この世界では、まだ人間が野蛮なのか?

魔族”しか”相手にしない神が言う、平穏時代。
魔族はいないから平穏とは限らない、とラストシーンが物語る。

果たして韋駄天は人間の救いの神となるのか

では、今話を振り返っていきましょう。

感想&考察レビュー 第1話「平穏」

魔族と韋駄天の戦い

かつて、この世界には魔族がいた。
韋駄天と呼ばれる「戦いの神」が魔族と戦い、そして魔族を封印した。
神自らの命を使って──

戦いの神も魔族を倒せなかった・・・

お前はまだ若い・・・お前は見届けてくれ
そして、新しく生まれた神たちに力を授けてやってくれ・・・

もしこの結界が破られたら、それをどうにかすんのがテメーの役目だからな!
忘れんじゃねーぞ?

・・・後は、頼んだぞ、リン

by 韋駄天たち『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

800年以上前、韋駄天は魔族と戦い、最後に魔族を封印。

韋駄天は「戦いの神」と言われるだけあって、圧倒的な強さを見せた様子。
だが、魔族を倒せなかった・・・倒しきれなかった・・・

もしかすると魔族は、どれだけ倒しても復活する、不死身系か。
いずれにせよ、完全に消し去ることができなかったから”封印”したのです

「封印」ということは、封印を解けば魔族は復活する?
いや、韋駄天たちも封印の一部として生きている可能性もある?

いずれ封印が解かれ、かつての魔族、そして韋駄天が復活したりするのでしょうか。
楽しみです!

800年の平和

平穏世代の韋駄天達 1話

韋駄天のハヤトは師匠リンの元で修行をしていた。

人とすれ違った時、なんと言っていた?

(原作情報)どうやら本作、スカートの舞い上がり具合で風の強さを描写するようです(笑)。原作ではしっかり髪も乱れ、コミックではスカートの中もチラリと描かれてます。

恐ろしい速さで走る、ハヤトとリン。
どちらも人間ではなく韋駄天のようですが、バカっ速い!

人とすれ違っても、気付かれないほどの速さ!?

大体、リンがなんと言っていたのかも分かりませんでした(笑)。

おいおい!
今、人間とすれ違っちまわなかったか?

by ハヤト『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

ハヤトが問いかけたこのセリフに、リンはなんと答えたのか?
原作を読んでようやく分かりました。

安心せい、いとりゃせんよ。

by リン『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

あまりのスピードで走り抜け、ハヤトは人とすれ違ったのかも分からないほど。
だから、リンは「いてないから大丈夫」と言ったのです(笑)。

師匠には見えているということですね。

では、一体どれくらいの速度で走っていたのでしょうか?

地球1周9時間半は、どの程度の速度?

地球1周9時間半ってとこか。
普段の貴様よりずっと遅いではないか、なめとるのか?

by リン『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

地球1周9時間半!?

地球1周の距離はおよそ4万キロメートル。
それを9時間半ということは・・・およそ時速4000キロメートル(マッハ4)!

秒速に直すと秒速1360m。
1秒で1.3km!

それでもリンに「普段より”ずっと”遅い」と言われたので、ハヤトはマッハ4より速く走れるのです。
#リンはもっと速いようですが・・・

ちなみに...

100m競技に出場するオリンピック選手の速度は時速40km強。
リニア新幹線は時速500~600km。

リニアの10倍近い速度(笑)。

リニアですら目の前を一瞬で通り過ぎるのです。
リニア車両よりずっと小さいリンとハヤトなら、横を通り過ぎても、確かに何か横切ったくらいしか感じないかも・・・

舞台は地球、時代はいつ?

地球1周9時間半ってとこか。
普段の貴様よりずっと遅いではないか、なめとるのか?

by リン『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

リンの先程のセリフ。
「地球」とはっきり言ってますね。

ここは地球なのです。

時代はいつ頃なのでしょうか?
冒頭のナレーションで──

近代兵器がまるで通用しない怪物の前に、人類は滅びる寸前を迎えていた。

by ナレーション『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

ナレーションとともに描かれた当時の様子には、戦闘機と戦車が

現実の戦争で飛行機や戦車が使われ始めたのは第一次世界大戦(1914年)頃。
魔族を封印したのが800年以上前なら、今は2700年の地球!?

補足

アニメやコミックで描かれている戦車や戦闘機は第一次世界大戦時代のものよりも、もう少し近代的。

ですが、800年と比べると誤差レベルなので、一番古いであろう時代を設定しています。

ちなみに原作には近代兵器は描かれていません
時代はあまり気にする必要はないのでしょう(笑)。

見渡す限りの荒野に、人の少なさ。
韋駄天たちの素早い動きは人間に認識できないにしても、あまりに警戒心がなさすぎる。

これらのことから、現代から数百年昔の舞台設定に見えますが、違うようです。

推測

800年前、魔族の出現により、人類は滅びる寸前にまでなってしまった。

そのとき文明が完全に破壊され、そこから立て直し、ようやく現代レベルまで取り戻した、という感じではないでしょうか。

つまり、時代は2800年と未来ですが、科学技術は現代と同レベルではないかと私は解釈しました。

ラストのシスターへの暴行シーンを見ると、倫理観は成長してないように見えますが・・・

イースリイとポーラ

ハヤトは修行ノルマを終え、イースリイとポーラと遊びに行く。

イースリイもポーラも超人

お前も人間の書いた本ばっかり読みやがって、たまには特訓受けたらどうだ?

by ハヤト『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

強くなるための特訓を受けるのが韋駄天の使命かと思いましたが、特訓を受けない韋駄天もいるようです。

ボクは勉強が好きなんだ。
人間の寿命じゃ覚えることができない量の知識を、学びきる事も可能なんだ。

平和な世なんだ。こんな韋駄天がいてもいいだろ?

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

こんなことを言っているので、てっきりイースリイの身体能力は人間並かと思いました。

が・・・とんでもない速度でポーラの元へ。

十分超人。
腐っても神、韋駄天はやはり「戦いの神」なのですね。

なんのために探索していたの?

どうだった?
鳥どもから、どっか面白そうな場所は聞けたのか?

by ハヤト『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

ポーラが見つけたのは、氷漬けの魔族を掘り出そうとしている帝国ゾブル軍。

アニメ鑑賞時、ハヤト達は困った人やトラブルを探し、正義の味方ごっこでもしているのかと思いました(笑)。

原作にはもう少しセリフがありました。

ハヤト:鳥どもから、どっか面白そうな場所は聞けたのか?

イースリイ:例えば探究心をかき立てられる場所とかね!遺跡とか!謎の地上絵とかね。
ハヤト:あの知識バカの喜びそうな場所は二度と言うなよ・・・

- 後略 -

※太字部分はアニメではカット

by ハヤト『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

単に、遊び場所を探していたのです。
この辺は見た目通りの少年ですね。

ハヤトは80年生きているようですが(苦笑)。

イースリイとポーラの走る速度は?

こっから400キロ程度だ。
お前らでも20分ありゃ、着くだろ?

by ハヤト『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

ハヤトはマッハ4以上で走ることができますが、イースリイとポーラは?

400kmを20分──
時速1200km、マッハ1ちょい

十分超人、ハヤトに遅いと言われても、さすが神です(笑)。

はじめてのバトル

平穏世代の韋駄天達 1話

ハヤト達は、氷河に人が集まっていることを不審に思い現地に向かう。

カメラと盗聴器は人間製

行く時に、これ付けてって。

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

偵察に行くポーラに渡したのはカメラと盗聴器。

最近の神様は文明の利器も持っているのかと感心しましたが、原作にはもう少し説明が──

行く時に、これ付けていって。

人間が使う盗聴器とカメラって道具
それでこっちにも音と映像が伝わるから

※太字部分はアニメではカット

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

盗聴器とカメラは人間が使っているものを、イースリイが入手していたのです。

ポーラやハヤトは、カメラや盗聴器を初めて見た様子。
このことから、韋駄天達は文明とは無縁の生活を送っているのが分かります。

イースリイだけは本で得たのか・・・
いや、使いこなしている様子から、普段から使っているようですね。

魔族を見てもハヤトが楽観的だったのは?

なんでだよ?
死にぞこないの下級魔族が一匹残ってたってだけだろうが。

by ハヤト『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

氷漬けの魔族を見てイースリイは心配するが、ハヤトは余裕。

原作には、もう少しハヤトのセリフがありました──

なんでだよ?
死にぞこないの下級魔族が一匹残ってたってだけだろうが。

ババアの時代にゃ、何千といたんだろ?
たかだか一匹くらいいても別にいいんじゃねぇの?

※太字部分はアニメではカット

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

800年前には何千匹もの魔族がいたのです。
それらを韋駄天が滅ぼしたのです。

何千匹もいたら、1匹くらい残っていても不思議ではないし、下級魔族なら驚異でもなんでもない

だからハヤトは余裕だったのです。

戦闘機に追いつける?

あれは!巡航速度マッハ2を保つ超高速新鋭機種ブリット!

まあ・・・
そうは言っても・・・ハヤトから逃げられないんだけどさ。

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

マッハ2を超える戦闘機が飛び立った後、簡単に追いつくハヤト。
それも空中で!?
#おそらくジャンプで追いついたのだと思われます

10時間弱で地球を1周するハヤトの走る速度はマッハ4超え!
マッハ2であれば簡単に追いつけるというわけです

ここまで凄すぎると強さがインフレして今後の展開が心配になります・・・

なぜオオバミ博士は自爆したのか?

ふざけおって小僧が!
くらえ!男の夢とロマンの装置!自爆スイッチ、ポチッとな。

by オオバミ博士『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

オオバミ博士は壊されたと言え、あっさり自爆。
自爆してハヤトを巻き込もうとしたのでしょうか?

いいえ、違います。

原作を読むとよく分かりました──

ロボットだったのかよジジイ。

だったら、(いちいち話する必要はねぇな)。
イースリイに渡したら大喜びで分解して(隅々まで)調べてくれるだろうよ。

※()内はアニメではカット

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

ハヤトは一応オオバミ博士に事情を聞こうとしていたのです。
偉い!(笑)

ところがロボットだったから、わざわざ話を聞かなくてもイースリイが分解して調べれば分かると判断したのです。

オオバミ博士から話を聞き出しても、真実を話すとは限りません。

データは嘘を付きません。
製造国、通信相手はもちろん、記録が残っていれば何をしようとしてたのか分かるかも。

ハヤトがロボットの構造をそこまで理解しているとは感心しました(笑)

オオバミ博士は、そんなことはさせまいと自爆したのです。

シスター

兵士らしき男たちが教会にいるシスターを襲う・・・

(原作情報)原作、コミック共に、このシーンはもっと後。魔族が人間に指示(許可)して蛮行を行います。許可されたとは言え実際にやっているのは人間ですから許される行為ではありませんが・・・

神とは韋駄天のこと?

かつてこの世界が滅びの危機に立たされた時!
創造主たる神は降臨し世界と人々をお救いになられたのです!

by シスター『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

この世界が滅びの危機に立たされた時
神は降臨し世界と人々を救った

アニメと原作は構成が違い、原作ではこのシーンはもっと後。
イースリイが韋駄天が生まれた経緯を話している時に、並行して描かれています。

よって、シスターが言っている”神”とは韋駄天のことですね

韋駄天は正義の味方ではない?

あなた達の行いは慈悲深き神に対する冒涜行為と・・・

by シスター『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第1話

突然出てきた陵辱シーン。
直接描写は避けているのでコミックよりソフトにはなっていますが・・・

(原作情報)原作はもっと控えめに。逆にコミックはもっと直接的に描かれています。

てっきり私はギリギリの所で救われるのだと思ってました。
ところが誰も現れず、幻覚のようなサイケデリックな映像とクラシック音楽・・・

一体このシーンは何を意図しているのか?

シスターが言う「神への冒涜」の神が韋駄天なら・・・

この世界の神は”正義の味方ではない”ということか

魔族を封印し、人類は平和を謳歌。
だが、800年たっても、平和になっても、倫理面は成熟していない。

これでは人の形をしているだけで、人間は魔族と変わらない。

おわりに (『平穏世代の韋駄天達』1話とは)

韋駄天という神はいるが、救いはない!?

別にハヤト達が悪いわけではありません。
悪いのは、魔族を利用して世界征服?しようとしている奴らであり、シスターを襲った奴ら。

だけど、フィクションの世界では救世主が存在する。
『平穏世代の韋駄天達』1話では、そのセオリーを崩す展開。

一筋縄ではいかない匂いがプンプン。

まだまだ韋駄天や魔族の正体も分かっていません。

暴力と狂気が溢れる、あらゆる点で常識外れな作品。

単純な勧善懲悪ものではなく、一癖二癖ある話になるのか?
骨太展開も期待して良いのでしょうか?

まだ始まったばかり、楽しみです!

以上、TVアニメ『平穏世代の韋駄天達』第1話の感想&考察レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

2話のレビューも書いてます。
良かったらご覧ください。

ではでは。

きょうのひとこと

スカートの舞い上がり具合でスピードを表現してる(笑)

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