アニメ【平穏世代の韋駄天達】2話 感想&考察 神と魔族視点では人間はモブ!?人類の愚かさにチクリ!

平穏世代の韋駄天達 2話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『平穏世代の韋駄天達』第2話「黒南」を鑑賞しました。

本レビューではアニメ感想だけではなく、原作およびコミック情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。

皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

今話のコミック

原作コミック 1巻

今回、アニメ化されたのはコミック1巻4話「引き出し」~2巻8話「魔族会議」まで
2話にして、2巻へ突入!?

韋駄天から見れば、人間は勝手な生き物。
神や魔族から見れば、人類なんて草木も同然、いわゆるモブ!?

途中、早送りしてまでのハイペース。
意味は十分分かりますが、原作にはもっと情報が。

アニメでカットされた部分も紹介しながら、解説&考察します。

今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)

本レビューの方針

本レビューは、次話以降のネタバレはありません。

アニメ感想

原作、コミックを読んで分かった情報を加味して「解説・考察」

私は原作、コミック共に未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成しています。

よって・・・次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください

原作の呼び方

『平穏世代の韋駄天達』の漫画は商業前のウェブサイト上のものと、コミック漫画の2種類あり、本レビューでは以下のように記載します。

  • 原作:天原先生のWeb漫画
  • コミック:天原先生原作・クール教信者先生作画のコミック

全11話 各話リスト

平穏世代の韋駄天達 各話リスト
話数サブタイトル コミック
第1話平穏1巻
第2話黒南
2巻
第3話
第4話黄雀
3巻
第5話
4巻
第6話
5巻
第7話
第8話韋駄天未刊行
第9話
第10話
第11話

※ 話数:リンクは各話レビューへ

目次

今回のあらすじ

今話あらすじ

魔族の復活を受け、イースリイポーラリンの修行を志願する。

一方、韋駄天の存在を知ったオオバミ博士は、魔族の幹部を招集する。

『平穏世代の韋駄天達』では、人間はモブ、脇役でしかない!?

韋駄天を生み出したのは”救いを求める心”。
だけど人間を苦しめているのは、同じ人間!?

人間を助けるのに、人間を殺すのは意味不明。
人間同士の戦いなら、人間自身で解決するのが道理。

だけど、そこへバランス壊す魔族が介入。

人間の扱いは下等生物のよう。
人間を扇動し人間を陵辱する。

神にとって人間はモブ。
では魔族にとって人間は?

骨太展開を予感させる振りが出てきました。
期待したいですね!

では、今話を振り返っていきましょう。

感想&考察レビュー 第2話「黒南」

引き出し

あらすじ

魔族の復活を受け、イースリイはポーラにリンの下で修行をしないかと提案する。

原) ポーラはリンに一度も会ったことがない!?

リンさんとこで修行ねー
どんな人なの?

by ポーラ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

どうやら、ポーラはリンと会ったことがないようです

(原作情報)原作ではポーラはリンのことを「少し名前を聞いた事あるくらい」と言ってます。

韋駄天は人間ほど数多くいないので、てっきり全員顔見知りかと思ってました(笑)。

イースリイは3ヶ月で逃げた!?

正直なところ、修行なんて全く気は進まない。
昔、僕もハヤトと一緒に習った事があるんだけど・・・

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

イースリイは、リンの修行を受けたことがあるが逃げ出してしまった。
一体どれだけの期間、修行を受けたのでしょうか?

実はイースリイの上記セリフには続きがあり、そこで期間について話してます。
アニメでは、ポーラの心情描写がかぶりかき消されてしまいました・・・

昔、ハヤトと一緒に習った事があるんだけど、恥ずかしい話、あまりのキツさに3ヶ月で逃げてそれっきりさ。

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

アニメもよーく聞くと、たしかにそう言ってますね(笑)

イースリイは3ヶ月で逃げ出したのです。
3ヶ月・・・毎日死ぬ思いをしていたら3ヶ月はよく耐えた方なのでは(苦笑)。

リン曰く、イースリイを見たのは50年ぶり。
3ヶ月で逃げ出し、50年間出会ってなかったのです。

むしろ、50年間会ってないことのほうが驚きです(笑)。

魔族には殺されないが・・・

修行としてハヤトとリンさんの近くにいれば、少なくとも殺されはしないさ。

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

この後、ポーラも問い返した「少なくとも?」
正直、何が「少なくとも」か分かりませんでした(苦笑)。

文脈から察するに、痛い目にあっても、半殺しにされても、”少なくとも”殺されはしない、という意味だと思ってました。

原作を読んでイースリイが言いたいことが分かりました。

修行としてハヤトとリンさんの近くにいれば・・・少なくとも(魔族には)殺されはしないさ・・・

※()内はアニメではカット

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

「少なくとも」は”魔族には殺されない”にかかっていたのです

つまり、ハヤトとリンの近くにいれば、魔族に殺される心配はない。
が、リンの修行で命を落としてしまうかも、と言いたかったのです。

リンの容赦ない修行は、確かにイースリイが心配するのも無理はない。
が、その後のイースリイ達を見て・・・韋駄天はどうやったら死ぬのでしょうか?(笑)

イースリイが偽装したのは何?

イースリイの取った道は、直。

まっすぐに、ただまっすぐに「直」に申し出た。
あたかも「本心」であるかのように偽装した。

by ナレーション『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

イースリイは1話で、誰かと連絡をとったり、魔族の死体を密かに回収しようとしていた。
リンと敵対するつもりなのかと疑ってしまいます。

だから、”偽装”と言い切られると、リンの元で修行をすること自体ブラフかもしれないと疑ってしまいます

が、少なくとも、ここでは違います。

ここでイースリイが偽装したのは、リンに土下座して許しを請う気持ちです。

イースリイがリンに修行を申し出たのは、魔族に襲われた時、リンの保護を受けたいから

修行を逃げ出したことを反省などしておらず、それが唯一生き残れる可能性だと考え修行を受ける。

リンに、そんなことを正直に言えるはずもなく・・・

言い訳もせず理由も言わず、反省しているので再び修行を受けたいと申し出た
それが、イースリイの今の気持ち、本心だと”偽装”したのです

リンが素直に信じたのは、韋駄天の使命は戦うこと。
ようやく使命に目覚めたのだと感激したのです(笑)。

リンさん、バカ強いけど、チョロい!

「引き出し」は韋駄天しか感じ取れない

韋駄天は自然発生するものである。
その発生源は放置していても数百年で生まれるが、韋駄天が干渉することで即その場から引き出すことができる。

by ナレーション『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

韋駄天は自然発生!?
韋駄天から生まれるのではないのです。

余談

リンが「おじいさま」と呼んでたので、韋駄天は韋駄天が生むのだと思ってました。

「おじいさま」と言うのは血縁ではなく、祖父と孫のような関係だったということか。

原作にはもう少し詳しい説明が──

「引き出し」

韋駄天は両親などおらず「自然発生」する物である。
その発信源は韋駄天のみ感じ取ることができ
放置していても数百年で生まれるが──

- 後略 -

※太字の内容はアニメではカット

by 『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

発信源は韋駄天にしか感じ取ることができない
セキュリティ対策もばっちりだったのです!(笑)

ポーラはヒロインですよね・・・

平穏世代の韋駄天達 2話
『平穏世代の韋駄天達』公式HP「STORY#02」より引用

女子相手にも容赦ないリン・・・
いや、韋駄天に性別があるのか分かりませんが(苦笑)。

「かかってこい」と言いながら「攻撃を加える」リン師匠

1話で、魔獣ギュード相手に負けはしたものの少しはあがいたポーラ。
リンに一発食らって瀕死状態。

えっと・・・
ポーラは本作のヒロインポジションだと思ってましたが・・・(苦笑)

女子相手でも、容赦しないのがリン流?

でもイースリイは、韋駄天にはこのやり方が理にかなっていると言うのです

理にかなった修行

あらすじ

リンの修行を受けることにしたイースリイとポーラ。ポーラはこれは修行ではなくリンチだと言う・・・

修行は1週間経過

うん、今日はこの辺にしておくかの。

by リン『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

(原作情報) 原作では、この時「修行に来て1週間後」と記されています。

ポーラは寝ている姿しか写っていませんが(笑)、原作によると、イースリイ達が修行に来てから1週間が経過。

ポーラの最初のケガは3日ほどかかると言っていたので、その後再度リンチ・・・ではなく修行を受けて、また3日後に修行が再開した直後といったところか。

(原作情報) 原作には描かれてませんが、コミックにはこのときのポーラの修行?風景も。今回は1発ではなく、殴られ地面に叩きつけら、最後に蹴り飛ばされてます。少しは耐えられるようになったということでしょうか・・・

理にかなった修行

とにかくボクらは、他の生物と構造が違いすぎる。
一見、人間に似ているけど、細胞レベルで見ると、何一つ合ってないんだ。

だから、通常の生物とは特訓法も大きく変わる。

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

イースリイの長い説明を要約すると──

韋駄天は生物の思念から構成されている。
人間の姿かたちをしているのは人間の思念が強いから。

人間のように振る舞い、痛みを感じ苦しむのも、生物の思念でできているから
だが実際は思念で構成されており、その証拠に心臓が潰れても死ぬことはない

生物の思念から抜け出し、強じんな体になるには破壊し作り直すのが一番というわけです

原) ポーラが音を立てずに動けるのは鳥の思念

ポーラだけ、鳥の言葉が分かるのも、君を構成している思念に鳥が多く含まれているからだ。

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

ポーラよりハヤトの方が速く動けるのに、1話で、ゾブル軍の中に行くのに、ポーラのほうが気付かれないのはなぜかと不思議でした

ポーラの鳥の能力に関係があるようです。

原作では、もう少し説明がありました──

ポーラだけ、鳥の言葉が分かるのも、ツバメのように音を立てずに高速で動けるのも、君を構成している思念に鳥が多く含まれているんだろうね。

※太字はアニメではカット

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

ただ単に高速で動けるのは、韋駄天なら皆可能。
ポーラはツバメのように音を立てずに高速で動けるのです

壁を垂直に歩けるのも、鳥の能力なのでしょうか??

原) リンが期待しているのは新たな韋駄天?

毎日、ハヤトに厳しい修行をするリン。
遊びは自由にさせているのは意外でした。

が、原作を読むと、リンがハヤトの遊びに期待している事がありました──

ワシとしては、新しい韋駄天を引き出してくる事を期待しとるだけじゃからの。

ポーラが新たに引き出されてさほど間もない今、出かけてもそうそう発生はしておらぬじゃろ。

by リン『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

(原作情報) このリンとハヤトのやりとりは原作にはありません。コミックのみです。

(原作情報) 同じく原作にはありませんが、コミックではポーラが生み出されたのは16年前と紹介されます。

リンは、ハヤトたちが世界を動き回って、引き出しを見つけ新たな韋駄天を連れてくるのを期待していたのです。

ハヤトは新しい韋駄天を見つけるために遊んでいるのではありませんが、面白そうな場所を探していたのは、最初はそういうのがキッカケだったのかもしれません。

ピサラ大将

平穏世代の韋駄天達 2話
『平穏世代の韋駄天達』公式HP「STORY#02」より引用
あらすじ

ピサラ大将率いるゾブル軍はケンド自治区を侵略により占拠する。

全てを奪うよう指示したのは魔族

正直でよろしい。
全て許可する。

土地と資源はゾブルの物!
その他、全ては貴様らへの褒美だ!
好き勝手に奪って来るがよいわ、ケダモノども!

by ピサラ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

1話ラストで描かれたシスターへの蛮行行為
許可していたのはピサラ大将、つまり魔族

許可したからやっても罪がないわけではありません。
喜んでやっているゾブル兵も同罪です。

ただ、気になるのは、ピサラ大将が戦場を発つ前に放ったセリフ──

あとのことは任せるぞ。
全て奪い去ってくるんだ

by ピサラ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

睨みをきかせるピサラ大将。

コミックでは、このセリフのあと部下は震え上がっています

アニメのピサラは悪い顔をしていますが、コミックのピサラは睨みつけるような顔をしています。

まるで命令通りしないと、ピサラに殺されそうな・・・

それを理解した上で、アニメを見ると、ピサラのセリフのあとの部下の声は・・・
震えてますね

恐怖で支配しているのかもしれません。
何度も言いますが、だからと言って兵士の暴力行為が許されるわけではありません。

シスター暴行シーンは占領の中で

ボクらは、生物の思念から生まれ出るって、この前言ったよね。
でも、ただの思念があるだけでは、ボクらは発生しない。

一つ必要な要素があるんだ──

救いを求める心

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

1話ラストのゾブル兵のシスター蛮行は、原作では、イースリイのこのセリフの後、挿入されます

故に、シスターが言う神様とは韋駄天のことです。
#詳細は1話レビュー をご覧ください。

平穏世代の韋駄天達

あらすじ

人間の救いを求める心が強くなり、ここ100年で韋駄天が発生する頻度が上がった。だが、韋駄天は人間同士の争いには手を出さない。

魔族がいない世界は、韋駄天にとっては平穏なのだ。

コ) 韋駄天たちが生まれた年

アニメではカット、原作にもなくコミック版だけに乗っている面白い情報が。
韋駄天達が生まれた時代が紹介されています。

韋駄天たちの生年
リン

800年以上前

プロンテア

200年前?

イースリイ

100年前

ハヤト

80年前

ポーラ

16年前

※ 原作およびアニメではプロンテアの修行が終わったのが200年前と描写

by 『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻・イースリイのセリフから抜粋

なんと、ハヤトよりイースリイの方が先に生まれていたのです!
イースリイはリンの修行を受けてないので、てっきりハヤトの後に生まれたのだと思ってました。

ハヤトは80年修行をしていたと紹介されていたので、生まれた直後からリンの修行を受けていたことが分かります。

イースリイは、リンの修行を3ヶ月で逃げて、それから現在まで50年ほど。
最初の50年は何をしていたのでしょうか(笑)。

プロンテアはまだ登場してませんが、リンのセリフに200年ほどみっちり修行したとあったので、最近までリンの下で修行をしていたのか。

ということは、ハヤトと面識はあるのですね。

あれ?
ポーラはプロンテアが引き出したのに、リンとは初対面・・・
プロンテアがリンの下を去った後、ポーラを引き出したと考えるほうが自然。
プロンテアは200年前と言っても2百数十年前かもしれないですね。

注意点

後日追記

(原作情報)この先描かれる原作(Web版)の中で、プロンテアの”修行が終わった”のが200年前と説明されていました。

先の表は、コミックのみに掲載されている情報を元に作成。

この先の内容になってしまいますが、アニメおよび原作では、「プロンテアが修行を終えたのは200年前」との紹介がありました。

アニメは原作寄りのようです。

「韋駄天たちの生年」は、参考程度に捉えてください

重要なことは、リン以降600年間、韋駄天は生まれなかった。
ところが200年前から徐々に頻度が高くなり、ここ100年で韋駄天の発生率跳ね上がっている。

イースリイもその状況に気付いています──

数百年前から小規模な戦争は多々あったけど、戦火を世界規模に拡大させたのは、侵略戦争専門国家ゾブル帝国が現れてからだ

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』コミック1巻

戦火が世界規模に広がったので、人間が「救いを求める心」が強くなったと言うのです。

神に頼るのは身勝手なのか?

戦争で人間を苦しめているのは人間だろ?
人間を救うために人間を倒すなんて意味が分からないじゃないか?

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

人間が動物や草木が変わっていくのを気にしないように、神は人間の争いなど気にかけない
神が気にするのは、人間が滅びるような危機にあったときだけ・・・

人間同士の争いなど、神に頼らず自分で解決しろ。
言っている理屈は分かるし、皮肉が効いてますね。

ただ、完全に同意はできない・・・。

人が神に頼るのは、人間を頼れないから
人間ではどうしようもない時に神に頼る

そのような状況にしたのは人間かもしれませんが・・・

韋駄天の発生率とゾブル帝国の進行が連動しているのは明らか。
人間同士の争いとは言え、一方がどうしようもない状況になっているのではないか。

むしろ、ゾブル帝国の残虐さ強さに疑念を抱くのが普通ではないのか?

それに、人は800年前のことを知っているのです。
神が人間を、”魔族から救ってくれた”ことを・・・

人間に神という希望を与えたのは韋駄天なのです

韋駄天が人間に手を貸すのは魔族を相手にしたときのみ。
そんなこと人間は知らないのでは?

ならば例え相手が人間でも、人間が救いを求める時に思い浮かべる神は、韋駄天!

なんだこれは!?
何度も戦争を繰り返す人間の愚かさに対する皮肉?

という構造が上手いですね!

魔族会議

平穏世代の韋駄天達 2話
『平穏世代の韋駄天達』公式HP「STORY#02」より引用
あらすじ

オオバミ博士は幹部を招集する。集められた幹部の正体は・・・

魔族の存在理由

魔族を放置しておくと、捕食と破壊を繰り返し、最終的に草一本生えなくなった死の世界で自分たちも飢え死にして死滅するらしい。

意味が分からない・・・

by イースリイ『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

魔族は放っておくと、自分たちが飢え死にするまで捕食と破壊を繰り返す。
#そもそも、魔族は何を食べるのでしょうか・・・

だがそれは、800年前の魔族の話
つまり1話で見たような、本能のみで動く魔獣ギュードくん世代の話では?

ただ知能のある魔族ピサラも破壊と略奪を繰り返している。
やはり魔獣と同じなのか?

魔族の存在理由。
この辺の話も楽しみですね。

10年ぶりの魔族会議

今回の会議はもの凄いございますよー
久々に楽しい会議になられる予感であられます。

by ニッケル『平穏世代の韋駄天達』TVアニメ第2話

この会議の重要さが、ニッケルの上機嫌と、他の魔族の高揚感に現れています。

原作にはもっと詳細な説明があります──

全員集合ですよ。
何と何と、今回はボクら「兵士役」だけじゃなく別役職の上位陣もみんなひっくるめて招集されておられます。

- 中略 -

久々に「ボクら」だけでぶっちゃける生トーク会議になるんだよ♪

by ニッケル『平穏世代の韋駄天達』コミック2巻

(原作情報) コミックにはありませんが、原作では「10年ぶりにボクらだけでぶっちゃける」と書かれてます。

「ボクら」だけ、とは魔族だけで集まる魔族会議。
つまりここに集まっているのは全て魔族。

政治のトップ・宰相であっても、人間は除外。
つまり魔族は正体は隠して、ゾブル国の中枢に入り込んでいるということ。

韋駄天側はまともに戦えるのはリンとプロンテアのみ。
ハヤトはまだまだ発展途上。

それに比べて、魔族はオオバミ博士を中心にズラリ。
姿を隠し国まで作っていた!?

魔族に知恵がないなど誰が言ったか。
知能を与えたオオバミ博士が優秀なのか、だまされるゾブル国民の頭が悪いのか。

自信満々の魔族達。
その他大勢も入れると数から言ったら魔族が圧倒的。

そういや、800年前、魔族は数千。
対抗する韋駄天は数人?

それほどまでに韋駄天は強いのか?
いや、魔族が知恵をつければ油断できない?

人類そっちのけなのが気になりますが、面白くなってきました!

おわりに (『平穏世代の韋駄天達』2話とは)

原作コミック 1巻

韋駄天は人の願いで生まれるも、魔族相手でなけりゃ人助けせず。

戦う相手を魔族限定にする韋駄天。
そんな韋駄天を神と崇める人間のミスマッチ・・・

人類の運命や如何に!?というのが普通の展開。
本作は、人間の存在など気にせず、進んでしまう気がするのは私だけ?

主役は、韋駄天と魔族。
それ以外は脇役どころかモブであり舞台装置。

これだけの強者同士の争いに人間の入り込む余地などなし!?

人類の運命など知ったこっちゃない?
それどころか、人間の愚かさにチクリ。

魔族もずらりと登場し、今後の展開が楽しみです!

以上、TVアニメ『平穏世代の韋駄天達』第2話の感想&考察レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

3話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。

ではでは。

きょうのひとこと

思念体だから成長しないのか
ならば、じいさんは生まれた時からあんな外見?

関連記事

アニメ『平穏世代の韋駄天達』第3話のレビューはこちら!

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