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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『時光代理人Ⅱ』第12(最終)話「いいお兄ちゃんがいないと生きられない」を鑑賞しました。
本サイトでは、原作ありアニメを原作情報の紹介と共に解説してきましたが、『時光代理人』は原作なしのオリジナルアニメ作品。
よって、アニメを見ただけの考察&解説になります。
あくまで個人的な解釈ですので、ご了承ください。
本レビューが、皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
次話以降の「ネタバレなし」なのでご安心を
『時光代理人』は、中国で制作されたオリジナルアニメ作品。
2期(時光代理人Ⅱ)は、中国で昨年夏(2023年7月~)に配信されています。
が、私は中国版『時光代理人Ⅱ』未視聴です。
よって、次話以降のネタバレはないので、ご安心ください。
次話以降の考察もしていますが、あくまで私個人の推測です。
基本的に、考察はこのような枠の中に記載しています。
オレンジ色を目印にしてね!
推測とはいえ、当たっているとネタバレと変わらないので、主軸に関わるようなことはすぐに目に入らないよう隠しておきます。
クリックしなければ中身は見えません。
こんな感じです
続きを読む (クリックして下さい)
中身の文章はクリックしなければ、目に入ることはありません。
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
- (考察) チエン・ジンは、なぜティエンシーから撃った?
- ジョウ先生って、誰?
- ティエンシーが医者の前で怖がっていたのはなぜ?
- 母リウ・ランが死んだのは?
- (考察) ティエンシーは、なぜあの時逃げ出した?
- シャオ刑事の最期
- ティエンチェンが置いていったスマホは誰の?
「もう必要ない」とは? - (考察) ティエンシーの記憶を見た時、リンに何が起きた?
- (考察) ラストシーン、ヒカルは何をした?
- 続編情報
- 続編は、どこが舞台で時代は?
- (考察) 「最後のチャンス」とは?
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
全12話 各話リスト
話数 | サブタイトル |
第1話 | 墜落 |
第2話 | 夜襲 |
第3話 | 2つの葬儀 |
第4話 | 写真の中の彼女たち |
第5話 | 最後の晩餐 |
第6話 | 李天希 |
第7話 | 市街戦 |
第8話 | 人質 |
第9話 | 3つの物語 |
第10話 | 即興 |
第11話 | 対峙 |
第12話 | いいお兄ちゃんがいないと生きられない |
※話数:リンクは各話レビューへ
はじめに
裏切り者を始末するために戻ってきたチエン・ジン。
銃を持った相手に、トキとヒカルは対抗するが・・・。
一方、ティエンシーに引き止められたリンは、不思議な体験をする。
娘の為と思うも、娘は望んでいなかった。
妹の為と思うも、妹の為になっていなかった・・・。
良かれと思った選択が、時にもっと悪い結果を生む。
誰が悪いのか、誰も悪くないのか。
人の痛みを知る者達が、いつの間にか奪う側に・・・。
後悔先に立たず、覆水盆に返らず。
だからこそ、「過去へ戻れる力」が魅惑的に写る。
過去改変は最終手段か禁断の果実か・・・。
で、結局連続殺人はリウ・ミンのエゴ?
で、チェン刑事は殺す必要あったの?
で、ティエンチェンは、もう妹を忘れてしまうの?
幾つか疑問を残すも、最後に今期最大の謎を残す引き・・・。
ヒカルも過去へ戻れ、過去改変していた!?
最後に全部持ってった!
ホント、それっ!
では、最終話振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第12話「いいお兄ちゃんがいないと生きられない」
決着
チエン・ジンに撃たれてしまったティエンシー。皆殺ししようとするチエン・ジンにトキとヒカルが立ち向かう。
皆殺し
お兄ちゃん・・・。
by ティエンシー『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第11話
あたし・・・帰りたい・・・おうちに帰りたい。
ティエンシーが喋った!!
前話ラスト、言葉を話せないティエンシーが兄に呼びかける。
暴走している兄ティエンチェンを止められるのは、大切にしている妹の言葉しかない!
そう思っていた矢先に、ティエンシーに襲いかかる凶弾・・・。
一体、誰がなんのためにティエンシーを!?
お前ら全員、俺を裏切ったんだな。
by チエン・ジン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
そこに現れたのはチエン・ジン。
銃を持っているということは、シャオマーを始末して銃を奪ったのでしょう。
すぐに弾切れしてたからマガジン(or予備の弾)は奪わなかったのね(苦笑)
ティエンシーを撃ったのは誤射でも間違いでもありません。
チエン・ジンが一番許せないのは裏切り。(2期11話 )
チエン・ジンのセリフから、明らかな意思が感じられます。
先の「お前ら全員、俺を裏切ったんだな」からも、皆殺しにするつもりなのでしょう。
だとしても、なぜティエンシーから撃ったのでしょうか?
ん?
なぜ、そこに引っかかるの?
そっか、そこからか(苦笑)
チエン・ジンは、皆の意識外から撃ちました。
いわゆる闇討ちです。
闇討ちの利点は、相手が自分の存在に気付いていないこと。
そのメリットを最大限活かすなら、厄介な相手から狙うのが定石。
少なくともこの場で一番弱いティエンシーではないですね。
ティエンシーなんて、いつでも始末できるのですから・・・。
これが、前話私が疑問に思ったことです。
そっか、確かに!
強い奴から撃てばいいもんね
そう。殺さないならともかく、皆殺しなら手強い奴から狙えばいいんだよ
戦っている最中ならともかく、皆ティエンシーに注目して固まっていました。
私なら厄介で裏切り者のティエンチェンから狙います。
敵として排除しておきたいのはヒカルとリンか。
トキは、まだ過去に戻れる能力の使い所がありそうですからね。
ティエンシーは誰に、なぜ撃たれた?
では、改めて ──
チエン・ジンは、なぜ最初にティエンシーを撃ったのでしょうか?
その理由は ──
お兄ちゃん・・・。
by ティエンシー『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第11話
あたし・・・帰りたい・・・おうちに帰りたい。
ティエンシーが話した内容ではないでしょうか。
「おうちに帰りたい」。
チエン・ジンは、リー兄妹を引き取りました。
にもかかわらず、「おうちに帰りたい」と以前の家に帰りたがったのです。
これは明らかに(チエン・ジンにとっては)裏切りですね。
それで、すぐさまティエンシーを撃ったのではないでしょうか。
それはあまりにも安直ですって?
確かに、チエン・ジンはおかしくなっている部分もありますが、シャオマーやトキ達との戦い方には冷静な部分もありました。
では、こう考えてはどうでしょうか?
チエン・ジンは、ティエンシーを、唯一ティエンチェンを改心させる存在だと認識していた。
ティエンシーを自由にさせると、ティエンチェンまで良識を取り戻してしまう。
だから、さっさと片付けなくてはならない・・・。
実際、今話終盤。
ティエンチェンは守るべき人を亡くし、改心する気はなくなりました。
それどころか ──
ティエンチェンは、失うモノがなくなったせいか、悪の道へと落ちていったのです。
それと、チエン・ジンには、単純に自分を裏切った者が幸せになるのを許せない的な考えも感じました・・・。
そんな…酷い…
つくづく、チエン・ジンはクズ…
とは言え、ティエンシーが最初に撃たれたのは、単に(チエン・ジンが来た方向から)一番近くにいたからかもしれません(苦笑)。
えっ、ここまで書いといてそんなオチ!?
だとしたら…あまりにティエンシーは不運すぎるな…
いずれにせよ可哀想…
戦うヒカル
やめろーっ!!
by ヒカル『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
トキを撃ったチエン・ジンに対し、猛然と殴りかかっていくヒカル。
あれ?
ヒカルは格闘苦手なのでは??
8話冒頭、船着き場に現れティエンシーに分したティエンチェンと格闘した際 ──
それであの時、ヒカルの様子が変だったんだね。
by リン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第8話
前にスーウェン師匠に拳法を習ったけど、ずっと苦手そうだった。
ヒカルと一緒に拳法を習っていたリンは、ヒカルは格闘は苦手そうだと評価していました。(2期8話 )
確かに、最初は子どものケンカのような攻撃ばかりしていました。
だとしても、元警官であるチエン・ジンを一瞬でも押していたのです。
単に格闘は好んでないだけで、いざとなれば戦えるのか。
必死になればできるのか・・・。
ではないですね(苦笑)
ここは、ラストのヒカルの謎に繋がる心情描写でしょう。
普段冷静なヒカルも、トキの事となると感情的になってしまうのです。
トキの身の危険を感じると、格闘が苦手でも、相手が銃を持っていても向かっていってしまう。
トキには禁じていた過去改変すら厭わない・・・。
それだけ、トキに関してだけは譲れない感情があるのです。
それにしても ──
二人の共闘が描かれたのは初めてではないでしょうか?
1期、2期通して、初めてヒカルとトキの共闘が描かれたのです!
二人のコンビネーションバッチリだった!
2期は最後までアクションシーンがキレキレだったね!
兄は、どこまで行っても兄
早く、逃げて!
by ティエンシー『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
チエン・ジンに撃たれ、瀕死状態のティエンシー。
死を予感して不安を口にする・・・。
が、チェン刑事の姿を見ると、兄を逃がすことを優先する。
どれだけ他人に酷いことをしようと。
どれだけ人を殺めようと。
妹ティエンシーにとっては、ティエンチェンは「いいお兄ちゃん」。
「いいお兄ちゃんがいないと生きられない」のです。
シャオ刑事がティエンチェンを引き止めようとした際、チエン・ジンは自身に怒りの矛先を向けさせました・・・。
チエン・ジンは、まるでティエンチェンが逃げるのを援護したように見えたのは気のせいでしょうか。
妹を撃っておきながら、それはないよね…
単に、チエン・ジンは、シャオ刑事にも打ち勝ちこの場を制し、後で追いかけ自分の手でティエンチェンを始末するつもりだっただけでしょうか・・・。
こっちの方が、クズらしい思考だな
来年の彼岸は、チェン・ビンとワン・ジュエンの供養してくれ。
by チエン・ジン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
『時光代理人』の舞台は中国。
中国にも「彼岸」があるのか不思議に思いましたが、『時光代理人Ⅱ(字幕版)』を見るとオリジナルでは「清明節」と言っています。
「清明節」とは、日本で言うお彼岸のこと。
ちゃんと日本で理解できる単語に言いかえてくれていたのです。
真相
一方、ティエンシーは、ティエンチェンを追おうとするリンを引き止める。そのとき、リンの身に不思議なことが起こる。
ジョウ先生
話し合いが上手くいかないなら、法的手段を使って婚姻関係の解消を検討しては。
by ジョウ先生『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
顔は見えませんが、この時の相手がジョウ先生。
旦那が浮気をしていると勘違いした先生ですね。(2期5話 )
漢方の先生ではありません。
漢方の先生はシン先生
ジョウ先生は、ティエンシーを気遣って、特別支援学校に通うことを勧めるために訪ねて来てくれたのよ。
by リウ・ラン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第5話
特別支援学校云々と言っていたので学校関係かと思っていましたが、離婚の相談を受けているので弁護士関係かもしれないですね。
特別支援学校の話は、夫を誤魔化すためのウソだったかも…
ますますチエン・ジン夫婦と似てきた(苦笑)
既に離婚を考えていた
── 話し合いが上手くいかないなら、法的手段を使って婚姻関係の解消を検討しては。
離婚も考えました。
by リウ・ラン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
でも子どもはまだ小さいし、ティエンシーには先天性の知的障害が。私一人でどうすれば良いか・・・。
リー兄妹の母リウ・ランは、とっくに離婚を考慮していました。
が、子供たちが幼いので悩んでいたのです。
でも、ティエンシーに会話を聞かれてしまい ──
嫌だ、パパとママがお別れするなんて・・・。
by ティエンシー『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
パパとママは、私がいらなくなっちゃった?
娘の言葉を聞き、リウ・ランは思い直すのです・・・。
ごめんね、ティエンシー。
ごめんね。パパと別れたりしないわ。
by リウ・ラン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
あなた達から離れない。
リウ・ランは娘の言葉を聞き、離婚の選択を捨て、結果最悪の結末になってしまったのです・・・。
いずれにせよ、この時(半年前)の母の言葉 ──
今日聞いたことは、もう言わずにいましょう。
by リウ・ラン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
いい?
ティエンシーにとって、選んで欲しくない父との離婚。
口にしなければ離婚しない。
絶対に守らなければならない約束は、思った以上に幼いティエンシーの精神を縛ったのでしょう。
ティエンシーが話せないのは、病気でも何でもありませんでした。
見てはいけないものを見てしまい。
誰にも話さないよう約束させられ。
約束を守るあまり、何も話せないようになっていったのです。
そんなことあるの?
自分で自分に暗示を掛けるような感じだね
だから、その縛りを越えるような感情が湧いてきた今回(前話)、言葉を話すことができたのでしょう。
そう考えていくと、ティエンシーが漢方のシン先生の診察前に怖がっていたのも分かります。
母親から「話してはいけない」と約束させられたことを、根掘り葉掘り聞かれるのを恐れていたのでしょう。
母との約束を絶対に守らなくてはいけないのに、医者に話すよう強要されるかもしれない、と。
兄ティエンチェンは、「詐欺師」と言ったことだと思っているでしょうが(苦笑)。
7年前の真相
母さんは逆らう勇気がないのか・・・だったら俺が。
by リウ・ラン(ティエンチェン)『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
7年前の事件の真相が判明。
兄ティエンチェンが母リウ・ランを操り父親に金槌を振るい、抵抗した父親の包丁がリウ・ランのお腹に刺さったのです。
当時の警官は、事件の状況を次のように分析していました ──
現場の状況から、争ううちに誤ってお互いを殺した可能性が高く。
by 警官『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第9話
凶器は家にあった金槌と包丁だと思われます。
少なくともリウ・ラン(ティエンチェン)の方は殺意があったので、「誤って」かどうかは分かりませんが、ほぼ警官の見立て通りですね。
そして ──
俺が殺した。
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第9話
ティエンチェンの証言は正しかったのです。
でも、上記セリフ時の笑いは、心が壊れた感じでした。
俺たち、あのクズから解放されたの?
by ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
今話のセリフから ──
兄ティエンチェンは、父親が死んだことに対して一切動揺していません。
それどころか喜んでさえいます。
父親を殺すつもりで母親を操ったが、母親も死なせてしまった・・・。
俺が殺した。
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第9話
「俺が殺した」とは ──
父親のことではなく、(結果的に自分が)母親を殺してしまったことを言っているのかもしれないですね・・・。
チエン・ジンとティエンチェンは、二人とも最愛の人を自分の手で死に至らしめたのか…
あっ、そういうことか…
死ぬ直前の親の心情
ごめんよ、僕の娘。
by チェン刑事『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
君の成長を見守りたかった・・・。
死を覚悟したチェン刑事が、まだ見ぬ娘に溢れる思いを馳せる・・・。
なぜ急にコントロールできなくなった?
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
ティエンシーは、チェン刑事の子への愛情を自分の母・リウ・ランに重ねます ──
ごめんね、ごめんね、いいお母さんじゃなくて。
どうすればあなた達をもっと愛して守れるか、ずっと分からなかった。努力したの。
by リウ・ラン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
でも・・・なぜか頑張るほど上手くいかなくて・・・。
ティエンシーは ──
チェン刑事の記憶を読んだこの時、気付いたのではないでしょうか。
嫌だ、パパとママがお別れするなんて・・・。
by ティエンシー『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
パパとママは、私がいらなくなっちゃった?
自分の言葉が母リウ・ランを縛ってしまったのだと・・・。
ごめんね、ティエンシー。
ごめんね。パパと別れたりしないわ。
by リウ・ラン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
あなた達から離れない。
結果、母親は離婚の選択肢をなくし、夫のDVはエスカレート。
7年前の事件に繋がり、兄はおかしくなってしまった・・・。
ティエンシーは、全ての元凶は自分だと考え、その場から逃げ出したのではないでしょうか。
ティエンチェンの心情変化
── 離せ!
by オウヤンの父『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
キミの友達が落としたぞ。
ティエンシーが落としていった財布と写真。
ここで、ティエンチェンは、ティエンシーの写真を手に入れたのです。
その裏には ──
「いいお兄ちゃんがいないと生きられない」
by 『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
今話冒頭、ティエンチェンが妹に教えた新しい手話。
その言葉を、妹ティエンシーは母の写真と共に大切にしていたのです。
この言葉を聞き、ティエンチェンも思い出したのかもしれません ──
── こちらはメンテルヘルスセンターです。カウンセリングの件で、お母さんから電話があったようでして。
うちに病んでる人間なんていない。
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
自分のせいで、妹の治療が止まってしまったのかもしれない。
ここで、もしカウンセリングを受けていれば、今とは違う人生があったかも・・・。
もしやり直せるなら・・・。
それで、その足でヒカルに写真を渡したのではないでしょうか。
思ったんだ・・・過去を変えたいと。
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
ティエンチェンも自分の過ちを認め、過去を変えたいと思い直したのです。
でも、この後もティエンチェンはずっとチエン・ジン側なんだよなーー
確かに…
とは言え、実はそれ以降、操って直接は殺してないんだよね…トキ、ワン刑事、ヒカル。
あっ、ホントだ!
もしかすると、この時からティエンチェンはチエン・ジンに隠し事をするようになったのかもしれないですね・・・。
あっ、そうか!
だから、ティエンチェンは、妹を追いかけるのを止め、友達から頼まれていた「リウ・ミンのスマホ」を手に入れる為に、特別病棟へ向かいシャオマーから受け取った(横取りした)のです。
お~、なんだか繋がった!
最初は、妹をわざと逃がしたのだと思ってたけど…
考察ではなく、メタ的な気付きです。
ずっと疑問でした。
なぜシャオ刑事が殺されなくてはならなかったのか。
シャオ刑事は操られていただけで、何か目撃したわけでも秘密を知ったわけでもありません。
刑事として特別優秀なわけでもなく(失礼)。
チエン・ジンを追い込んでいたわけでもありません。
チエン・ジンやシャオマーが、この事件に絡んでいるとバレる?
いいえ、操られていた時間の記憶はありません。
それに、もし関係性を気にするなら、奥さん共々始末すべきです。
チエン・ジンは、堂々奥さんの所に訪れたのですから。
となると思いつくのは ──
兄ティエンチェンと妹ティエンシーを正気に戻すために、子供のことを思う親の死を体験させる必要が、ストーリー的にあったのではないかと考えてしまいます。
まあ、同時にチエン・ジン、シャオマー許すまじ!という気持ちになりますけどね・・・。
逆って、もしかして…
── 離せ!
── キミの友達が落としたぞ。ああそうだ。
by リウ・スーウェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
特別病棟はどこか分かる?
3話「夜襲」冒頭で、病院に到着した際 ──
適当な道を教えられたが、なんとか間に合った。
by リウ・スーウェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第3話
と、スーウェン師匠は言っていました。
なんと、ティエンチェンが絡んでいたのです。
3話時点では、なんか余計な事を言っているなと思ってた
全然余計じゃないじゃん!
と、ここまではちょっとした伏線を楽しんだので良しとして。
少し気になる事があります・・・。
逆だったみたいよ・・・。
by オウヤン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
進んできた道の逆方向を示された3人。
さて、ティエンチェンが教えたのは正しい道だったのでしょうか、それとも逆の方向だったのでしょうか?
えっ、なんでそんなことを!?
反対に ──
3人に道を聞かれて、間違った方向を示す必要があるでしょうか?
普通は、そんなことはしませんよね。
特別病棟を知らない事はあっても、逆方向を示す、そんな意地悪をするような人がいるとは思えません。
では、ティエンチェンはどうでしょう。
ティエンチェンは、今特別病棟で何が起きているか知っています。
あっ!
ティエンチェンは、この老人達を危険な特別病棟に近寄らせないようにするため、逆方向を示したのだとしたら・・・。
なんて考えるのは甘いでしょうか(笑)。
エピローグ
チエン・ジンを逮捕し、ヒカルもトキも無事に保護。一方、ティエンチェンの元には懐かしの友達が・・・。
友達
うん、もう乗った。
by リウ・シャオ『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
安心して母さん。
※名前はエンディングのCAST紹介から
花江ボイスの坊ちゃんと言えば死神・・・じゃなくて(苦笑)。
ティエンチェンの友達ですね。(2期5話 )
ついにその正体が明らかになりました。
リウ・ミンの弟だったのです。
リウ・ミンの死は急だったけど、肩の荷が下りたわ。
by リウ・ミンの母『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
息子が亡くなったのに、母親は酷い言いよう(苦笑)。
父親も ──
死んだのは役立たずの役立たずのミンで、お荷物はなくなったがな。
by リウ・ジン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第4話
両親共々、息子をそんな風に思っていたのです。
名前はリウ・シャオ。
そういえば2期1話からリウ・ミンと比較されていましたね。
あいつに弟の半分だけでも頭脳があれば良かったのに。
── そろそろリウ・シャオも帰国だろ?
by リウ・ジン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
あっ、ここで既に「そろそろ帰国」と言われてたんだ
頭も良さそうで手強そう…
そもそも、なぜ、ティエンチェンと出会ったのでしょうか。
たまたま同じ学校だった?
だとしても同じ学年?同じクラス?
リウ・シャオは、ティエンチェンに何か感じたのでしょうか。
何か意図を持って、あるいは何かを感じてティエンチェンに接触したのでしょうか・・・。
いずれにせよ、リウ・シャオがティエンチェンを焚き付け無謀な行動を誘因したのです。
リウ・ミンのスマホ
ほら、これだ。
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
リウ・ミンの携帯だよ。
ティエンチェンがシャオマーから受け取ったリウ・ミンのスマホ。
あれ以降全然登場しないし、何の為に受け取ったのかと思っていたら・・・。
なんと、(この様子だと)リウ・シャオから手に入れるよう頼まれていたのです。
リウ・ミンの父親が手に入れようとしてたのだから、欲しければ父親経由で入手すれば良いはず。
なぜわざわざティエンチェンに頼んで、手に入れたのでしょうか?
リウ・ミンのスマホに、何があるのでしょうか?
父親があれだけ躍起になってるのだから不正とか?
そうだね、それを利用して会社か金を奪うつもりなのかもね
おー、それは面白いかも(笑)
リウ・ミンのスマホに何がある?
リウ・シャオは、なぜリウ・ミンのスマホを手に入れたい?
シャオ刑事の最期
誰の運命も、一つだけに見える。
でも、実は無数の平行線からなっている。それは、その人の性格に左右され、他人によって変わることもある。
by リウ・シャオ『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
「他人によって変わることもある」と言うセリフと同時に流れる、シャオ刑事の最期。
リンに流れ込んだ記憶では、シャオ刑事は屋上から飛び降りる寸前に意識を取り戻しました。
にもかかわらず、実際は屋上から落ちました ──
シャオマーが控えていたのです。
3話「2つの葬儀」で、シャオマーは証言していました。(2期3話 )
息抜きに屋上へ行こうと思ったら、上の方から誰かが大声で泣き叫んでるのが聞こえたんだ ──「ごめんなさい、ごめんなさい」って言ってたな。
屋上へ上がったら、誰かがバッと飛び降りるのが見えて、怖くなって急いで下へ降りた。
by シャオマー『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
「ごめんなさい、ごめんなさい」と言う証言は、ウソではなく。
実際、シャオ刑事が言っていたことを聞いていたのでしょう。
屋上を出ていったシャオマーが、なぜ残っていたのでしょうか?
シャオマーが、シャオ刑事(ティエンシー)からスマホを受け取った際、「ハロー」と手を振っても無反応でした。
そんなシャオ刑事がブツブツ言っていたのです。
ごめん、ごめん、ごめん・・・。
by シャオ刑事『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
シャオマーは、一度屋上を出たが気になって戻ったのではないでしょうか。
だとしたら、見かけによらず、なかなか慎重ですね・・・。
ってか、よく聞こえたな(苦笑)
こいつ嫌い!
過去との決別
沢山の平行線を集めて、不確実なものを確かなものに。
── できるのか?
そんな意気地なしで、どうやって僕と友達になる?
by リウ・シャオ『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
『時光代理人』の世界観と合わせ考えると ──
沢山の平行線とは、「もしあの時、こうしてれば」というifのことでしょうか。
あるいは、いくつもある選択肢によって起きうる未来のことでしょうか。
まるで、リウ・シャオはいくつもの未来が見えるような言い方ですね。
能力者という意味ではなく、推測による予測も含めての意味で。
そこへ人を操ることができる能力が加われば、非常に強力だと想像できます。
それとも、単に一般的なことを言っているのでしょうか・・・。
一体、リウ・シャオは何を知り、何を企んでいるのでしょうか。
いずれにせよ、拠り所のなくなったティエンチェンは、目下やるべきことはなくなりました。
妹を撃ったチエン・ジンに復讐心ないのが不思議だけど…
あっ!
── 忘れ物だぞ。
もう、必要ない。
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
守る人も、失うものも、もう何もないと言わんばかりに、リウ・シャオの手を取る・・・。
補足
置いていったのは母リウ・ランのスマホですね。
今話冒頭、ティエンチェンが出ていたスマホと同じ待ち受けです。
はい。
by リー・ティエンチェン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
母は妹をトイレに連れてってます。
母親のスマホを7年間ずっと持っていたのです。
そして、1期終盤で操られていたシャンシャンから自撮り写真を受け取ったのも、このスマホでしょう。(2期4話 )
証拠となるスマホを破棄もせず置いていくとは・・・。
まあ、それはさておき(笑)。
ティエンチェンは、妹と母からの卒業を決意したのです。
チエン・ジンは元刑事で警察内部のことに詳しく、非情な判断をするので、手強い相手でした。
果たしてリウ・シャオは・・・。
そもそも、リウ・シャオは能力者なのでしょうか?
ティエンチェンの力を知っているのでしょうか?
受け取ったのは記憶か、それとも…
なんであの日、リー・ティエンシーの記憶が私に流れ込んできたんだろう。
by リン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
彼女が見た他の人の記憶の断片まで。
ティエンシーの死の間際、リンが見た彼女の記憶。
しかも、彼女が視た他の人の記憶まで・・・。
一体、あの時、リンの身に何が起きたのでしょうか。
情報は少ないですが、いくつか考えられます。
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
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- ティエンシーが、リンに記憶を見せた
- リンが、ティエンシーの記憶を読み取った (リンは能力者?)
- ティエンシーの能力が、彼女の記憶と共にリンに移った
➋はリンが能力者だったことになり、これまでそんな傾向はなかったので違うでしょう。
➊も、ティエンシーがこれまで記憶を読むことはあっても、誰かに見せることはありませんでした。
誰かに見せる手段があれば、兄ティエンチェンに使っていたでしょうし、リンとトキに協力すると決めたのなら、ティエンチェンのことを伝えることだってできたはず。
そんな様子は描かれてこなかったので➊も可能性が低いでしょう。
ティエンシーがそんなことができるとは知らなかった可能性はあるかな…で、無意識に見せた…
残ったのは➌になりますね。
ティエンシーの能力が、彼女の記憶と共にリンに移った。
あるいは、能力が移る過程でティエンシーの記憶の断片が見えた。
その事を示す根拠らしい根拠はありませんが、ラスト、ヒカルがトキの力を使ったことにより、リンにティエンシーの能力が移ったと考える方がより辻褄があってくるのです。(次項へ)
ティエンシー死んじゃったの?
実は生きてる!なんてことはないの??
能力が移ったのであれば、ティエンシーは死んだ可能性が高いね…
そんなぁ…ティエンシー何も悪いことしてないのに…
リンは、ティエンシーの記憶を見ただけ? それとも・・・
ヒカルの能力
すまない、トキ。
お前に過去を改変するなと言ってきた。
だけど、オレ自身が守れなかった。分かってる。
by ヒカル『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
死は改変できない分岐点だ。
でも最後のチャンスを使って、全ての始まりに戻り、お前を助けたい。
え?
へっ、何が起きたの?
ヒカルが過去へ戻った(写真へ入った)!?
え~~そんなのあり!?
実は、ヒカルも写真に入ることができた!?
じゃあ、今まで隠していた!?
知られるとトキのように命を狙われるから!?
それとも、能力に目覚めた!?
違いますね(苦笑)、きっと。
今話で分かった事実から、逆算して考えた方が良さそうです。
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
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今話判明した事実
- リンが、ティエンシーの能力を受け取った (前項)
- リンが見た、ヒカルの記憶(トキの死)
- ヒカルが、トキと同じ写真に入る能力を使った
これらから導き出されるのは ──
「能力者の能力は、死にぎわ受け継がれる」
こう考えると、辻褄が合います。
他にも条件があるかも
ヒカルとトキに起きたのは、次ような感じでしょうか。
- ヒカルはトキの死に立ち会い、トキから能力を受け継いだ
- 受け継いだ能力を使って、ヒカルは過去へ戻りトキの命を救った
- トキは命を救われ、写真に入る能力を持つ者がトキとヒカルの二人になった
逆に言うと、殺せば能力を奪うことができるので ──
2話「夜襲」で、ヒカルが深刻な顔をしたのではないでしょうか。(2期2話 )
トキが殺されると思ったんだね
すごっ、話が見えてきた!
でも、この推測には重大な欠陥があります。
大きなタイムパラドックスを起こしています。
えっ・・・そうなの?
ヒカルは、トキの能力を受け継ぎ写真に入る力を手に入れ、過去へ戻りトキを救ったのでしょう。
しかし・・・。
トキの命が救われたら、トキは死んでないのでヒカルに能力は受け継がれません。
あっ、言われてみれば確かに…
いわゆる、タイムパラドックスですね。
でも、トキを助ける寸前までは矛盾は起きません。
仮に、トキを助けた瞬間、ヒカルに能力を引き継いだ事実がなくなり過去改変され、ヒカルの能力がなくなったとしましょう。
ならば、本当ならヒカルにトキが死んだ記憶すらなくなり、トキから受け継いだ「写真に入る」能力も消えてしまわなくてはなりません。
ヒカルに、トキの能力と、トキが死んだ記憶が残っていてはおかしいのです。
でも ──
でも最後のチャンスを使って、全ての始まりに戻り、お前を助けたい。
by 『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
まるで、ヒカルは今もトキの能力を持っているかのような口ぶりです。
まあ、『時光代理人』では、トキとヒカルには、過去改変される以前の記憶があるようなそぶりなので、介入している本人達は例外なのかもしれません。
あるいは、「死は逃れられない分岐点」──
トキは死の運命から逃れられていないのかもしれません。
だとしたら、死ぬタイミングが先送りされただけで、ヒカルに能力が残っているのも頷けなくはないです。
それにしても・・・。
もし「能力者の能力は、死と同時に受け継がれる」のが事実であれば ──
リー兄妹は、いつ誰から引き継いだのでしょうか。
トキやヒカルは、一体誰から引き継いだのでしょうか・・・。
トキとヒカル、いつ、どのようにして能力を身につけた?
ヒカルは、なぜ過去改変できる?
ヒカルは、いつトキの過去を改変した?
『時光代理人Ⅱ』の続編情報
英都篇
『時光代理人Ⅱ』終わったばかりですが、次作が気になります!
だって、あんな終わり方をしたのですから、続きがないわけはない!
実は、制作本国では次作が既に予告されています。
ようやく、見ることができました~
今まで見なかったんだ(苦笑)
予告の存在は知ってたけど、ネタバレ見たくなかったからね
《时光代理人·英都篇》PV公开:踏上异国的土地,揭开程小时与陆光的英都回忆。#时光代理人 #時光代理人 #시광대리인 #ข้ามเวลาพิชิตภารกิจ #LinkClick #ShiguangDailiren @haolin24870943 pic.twitter.com/RlJ9dcBhCT
— 时光代理人LinkClick (@sgdlr_offical) September 26, 2023
『時光代理人・英都篇』が次作のようです。
『時光代理人Ⅲ』ではなく『時光代理人・英都篇』です。
これは、3期ではない、1クール作品ではなく単発(劇場版)という意味でしょうか?
公開時期も別ポストで発表されています。
《时光代理人·英都篇》PV公开:踏上异国的土地,揭开程小时与陆光的英都回忆。#时光代理人 #時光代理人 #시광대리인 #ข้ามเวลาพิชิตภารกิจ #LinkClick #ShiguangDailiren @haolin24870943 pic.twitter.com/RlJ9dcBhCT
— 时光代理人LinkClick (@sgdlr_offical) September 26, 2023
2024年冬!
なんと今年の冬です。
日本語版は早くても来年以降でしょうか。
上記PVでも1期2期のキャラクターはトキとヒカルしかいません。
2期で重要ポジションになったリンがいないので、やはり単発でしょうか。
英都篇はいつの時代?
英都とはイギリスでしょうか。
次回は海外が舞台!?
リンだけでなく、シャオ刑事の姿も見えません。
(英国だから当然?)
そもそも『時光代理人・英都篇』は、いつの時代でしょうか。
手がかりは、映し出されたポスターの日時 ──
31
by 『時光代理人・英都篇』PV
JULY
FRI
7月31日金曜日。
作品内の日付と曜日が現実と同じであれば ──
実は、日付と曜日が分かれば西暦が算出できます。
7月31日が金曜なのは ──
近年だと、2009年、2015年、2020年、2026年です。
『時光代理人』『時光代理人Ⅱ』作品内の年代は2021年です。
PVには、リウ・シャオが海外にいるので2期ラストより昔の話か。
風貌からそんなに年月が経っていないように見えるので、2015年、2020年あたりでしょうか。
大学生時代に戻った時、リンとばったり会ってしまい ──
トキ、なんでここに?
by リン&シュー・シャンシャン『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
ヒカルと海外じゃなかったの?
と言っていたので、この時のことが舞台になると一瞬思いましたが・・・。
この時は3年前・2018年なので違いますね(苦笑)。
別の時代の海外旅行?なのです。
だとすると、何度も海外行ってるんだ…ってか、毎回二人で行ってるんだ、ホント仲いいな…
それな!
最後のチャンス
次作『時光代理人・英都篇』が、いつの時代なのか。
そして『時光代理人Ⅱ』最後のセリフと、どう繋がっていくのか考えてみましょう。
死は改変できない分岐点だ。
by ヒカル『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
でも最後のチャンスを使って、全ての始まりに戻り、お前を助けたい。
「全ての始まり」とは ──
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
続きを読む (クリックして下さい)
「トキとヒカルが出会った」あるいは「トキが能力を得た」時のことを言っているのではないでしょうか。
トキが命を狙われるのは、写真を通して過去へ戻れる能力を持っているからです。
ヒカルがどれだけ過去改変を繰り返しても「死から逃れられない」のであれば、そもそもトキに能力を与えなければ良い。
トキがどのようにして能力を得たのか、あるいは開花させたのか分かりません。
が、もし仮に生まれつきではなく、誰かから受け継いだのだとしたら・・・。
1期1話、トキがエマにダイブした時 ──
トキやめろ。
by ヒカル『時光代理人』TVアニメ第1話
言うとおりにしろ、余計なことはするな。
エマに入って胸を触ろうとしたトキ(笑)。
まるで、初めて女性の体を操ったかのような素振りでした。
もし仮に、この時初めてダイブしたのなら・・・。
直前の2020年に能力を得た可能性はありますね。
死は改変できない分岐点だ。
by ヒカル『時光代理人Ⅱ』TVアニメ第12話
でも最後のチャンスを使って、全ての始まりに戻り、お前を助けたい。
最後のチャンスを使って全ての始まりに戻り助けたい、とは ──
これまで何度かトキの死を回避してきたが、逃れることはできなかった。
トキが能力を得ることになった根本を改変する(能力を引き継がせない)ことで、死の呪縛から逃れる最後の望みにかけるエピソードになるのではないでしょうか。
『時光代理人・英都篇』は、トキが能力を得るエピソード0であり、ヒカルがトキを助けるラストエピソードなのです。
お~~、なんかそんな気がしてきた~
当たるも八卦当たらぬも八卦!
出た…当たる確率は占い程度ということね(苦笑)
トキがダイブしたのは、今回が初めて?
おわりに (『時光代理人Ⅱ』12話とは)
最後の最後まで自分以外を信じようとはしなかったチエン・ジン。
いや、妻の浮気は自分の勘違いだったと認められなかったチエン・ジン。
こいつは、出だしこそ優秀だったが。(シャオ刑事の思い出補正?)
次第にメッキが剥がれ、他人を巻き込むクズに・・・。
結局、1期リウ・ミンによる連続殺人を手伝った動機も不明。
果たして、理由もなくあれだけ罪もない人を殺害できるのだろうか。
単に、リウ・ミン同様、殺人を楽しんでいたとしか思えない・・・。
一方、自分の過ちを認めるも、手遅れになってしまったリー兄妹。
兄妹は最後まで「家に帰る道」を見つけられなかった、いや彼らもまた見つけようとしてこなかったのです。
悲しきリー兄妹、いや、リー一家の物語。
人に頼るも浮気だと疑われ。
前に進もうとする(離婚を考える)と、子供を不安にさせてしまう。
娘は母の言葉に縛られ、話せないようになってしまい。
兄は妹を守りたいが故に、他者を寄せ付けなくなり失敗する。
運がないのか、運の悪い星のもとに生まれたのか・・・。
そもそもDV男と結婚したの失敗…
それ!
それにしても・・・。
人生を奪われる悲しみを誰よりも知る者たちが、いつの間にか奪う側に立つ。
アクションより、もう少しこの辺を知りたかった気もするが・・・(苦笑)。
さて、純粋なティエンシーは、向こうで大好きな母親に会えたのでしょうか・・・。
過去を問うな!
2期が終わったのだから、次期へ目を向けよう!(笑)
目的を果たすには妹は優しすぎた。
たが(良識)が外れた兄は、友達の手を取りどこへ向かうのか。
まだまだ謎は残っているし。
ワン刑事は無事で、いよいよ能力特別捜査班が立ち上がると来た。
そういや、あの憎たらしいリウ両親に一泡も拭かせていない(笑)。
トキの両親話は全く触れず。
ヒカルの過去はまだまだベールに包まれている。
ネタ(謎)はたっぷり、期待は十分。
既に頭は次のシリーズで一杯(笑)。
次期、待ってます!
以上、TVアニメ『時光代理人Ⅱ』第12話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
次期のレビューも書く予定です。
最新情報はTwitter(@toki23_a)にて!
ではでは。
疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で生まれ解決した疑問は、本文で解説して本章でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問1期XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章「疑問点まとめ(Q&A一覧)」でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 2期12-01 リウ・ミンのスマホに何がある? リウ・シャオは、なぜリウ・ミンのスマホを手に入れたい?
- 疑問 2期12-02 リンは、ティエンシーの記憶を見ただけ? それとも…
- 疑問 2期12-01 ヒカルは、なぜ過去改変できる?
- 疑問 2期12-01 ヒカルは、いつトキの過去を改変した?
残った疑問
- 疑問 1期01-02 トキの両親は、なぜいなくなった?
- 疑問 1期01-03 トキがダイブしたのは、今回が初めて?
- 疑問 1期01-04 トキとヒカル、いつ、どのようにして能力を身につけた?
- 疑問 1期01-06 ヒカルは、なぜ事前に写真の中の出来事をトキに教えない?
- 疑問 1期11-02 ヒカルは、なぜトキと一緒に住んでいる?
- 疑問 2期09-04 リウ・ミンは、なぜティエンチェンに見覚えが?
今週の感想ツイート
#時光代理人 2期12話(終)
— 時文@ここアニ(時光代理人Ⅱレビュー中) (@toki23_a) June 29, 2024
娘の為と思うも娘は望まず
妹の為と思うも妹の為ならず
良かれと思った選択が時に最悪の結果生む
人の痛み知る者が、いつの間にか奪う側
後悔先に立たず、覆水盆に返らず
だからこそ過去に戻れる力が魅惑的に…
で、ラスト何!?3期なきゃダメじゃん😆
#時光代理人 2期全話総括
— 時文@ここアニ(時光代理人Ⅱレビュー中) (@toki23_a) June 29, 2024
1期は正に時を駆け人の光と闇を描いたが…
2期は能力対決になってしまったのが(好みの問題ですが)残念。ただサスペンス展開は巧み。毎話ラストは衝撃、視聴後は頭グルグル🤣作品と頭脳戦をしてるようで楽しめました👍
これで終わりじゃないですよね?
続編期待してます😆
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