こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『無能なナナ』第8話「能力者VS.無能力者 PART3」を鑑賞しました。
前回はホラーサスペンス。
今回はキョウヤとの頭脳対決!
淡々とクラスメイトを処分するナナには、少し引いちゃいますが(笑)
毎回違うテイストで楽しませてくれます。
今話の原作
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレはありません。
アニメ鑑賞後の感想
+
原作コミックを読み
知り得た情報を加味して「解説・考察」
私は原作コミック未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成しています。
よって・・・次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください。
作品レビュー 一覧
話数 | サブタイトル | 原作 |
第1話 | 無能力 | 1巻 |
第2話 | 時間遡行 | |
第3話 | 能力者VS.無能力者 | |
第4話 | ヒーリング | 2巻 |
第5話 | 能力者VS.無能力者 PART2 | |
第6話 | ネクロマンサー | |
3巻 | ||
第7話 | ネクロマンサー PART2 | |
第8話 | 能力者VS.無能力者 PART3 | |
第9話 | ||
第10話 | 4巻 | |
第11話 | ||
第12話 | ||
第13話 |
※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降のマスク
今回のあらすじ
ユウカを処分したナナは、ユウカとシンジ、それと森にある遺体をどうするか計画を練る。
たまたま見かけた羽生キララも処分し、いつも一緒にいた高梨カオリを処分すると同時に自らが容疑者から外れる作戦を実行する──
前話、夜通し探索していたのはユウカ側。
ナナは夜中部屋で休めたとは言え、ゾンビ操るユウカと対決を終えた直後。
少しは休むのかと思ったのですが・・・
1日の空白をどう説明するか、作戦を練り工作している間に、見かけたキララをサクッと処分!?
まるで、息を吐くように次々と能力者を処分するナナ!
死体は「なぜ」ではなく「どう使うか」。
隠すのではなく公にするのが、攻めのナナらしい。
シンジをきっかけに、ギャルの死体まで始末したのはお見事!
前話はサスペンス、今話は推理+心理戦、ワンパターンにしない展開が上手し!
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&解説レビュー 第8話「能力者VS.無能力者 PART3」
崖 (ナナ)
ユウカを毒で殺害したナナは、遺体を崖下の海へ投げ捨てる。
ユウカが操っていた死者。
この島で何かあったのか気にはなるが、今はこの死体を使って自分への容疑をどう逸らすかを考える──
崖下へ投げ捨てるのが印象的
前話、ユウカを毒針で殺害。
死体を海へ投げ捨てる印象的なシーンから、今話はスタート!
原作でも15話扉絵の次ページ全体を使って、海へ落ちていくユウカが「シルエットのみ」で描かれてます。
輪郭だけで分かるナナとユウカ。
崖は想像以上の高さ、ロッククライマーでも登るのは困難だと思われる90度以上の角度。
2色で描かれた一コマには、相容れない関係性と一抹の寂しさが・・・
ユウカは海へ投げ捨て、シンジは放置──
ユウカを海へ投げ捨てたのは──
毒殺した遺体をキョウヤに調べられないようにするため。
ついでに飛び込み自殺をしたと見せかけるため。
シンジを放置したのは──
シンジはユウカが殺したのだから、隠す必要はなし。
不乱状態から、シンジが死んでからかなりの年月が経過していると分かり、ナナの話が真実みを帯びる。
つまり、前話、ユウカにシンジを背負わせて崖上まで連れていった時、既にナナの頭に作戦はあったということですね。
一気に腐乱化!?
日光に直接さらされていない部位は、腐乱化が遅いとでも・・・?
by 柊ナナ『無能なナナ』TVアニメ8話
ユウカの能力は死体操作。
単に操作するだけでなく、死体の損傷を直すこともできる──
シンジみたいに、身体を完璧に復元してあげてもよかったんだけどさー
by 佐々木ユウカ『無能なナナ』TVアニメ7話
シンジは5年前の火事で死亡。
事故当時に損傷した身体は復元。
男子寮のシンジの部屋を真っ暗にし、死体操作の能力を供給したまま、身体を腐らせないようにしていたのでしょう。
日光が当たる場所では、死体操作の能力は使えない。
日が昇ってから腐乱は再開し、本来あるべき姿に戻っていく・・・
森の多数の死体が意味するのは? ナナはなぜ調べない?
ユウカによって発掘?された森の中の多数の死体。
いったいこの島で何があったのか?
何年前の生徒なのか?
死因は?争った痕跡はないのか?
腐乱しているとは言え、持ち物や遺体の状態から何か得られるはず。
にも関わらず、ナナは自分の使命を優先する!
能力無効化の中島ナナオ、時間遡行の渋沢ヨウヘイを始め多数が死亡もしくは行方不明。
中でも未来予知の葉多平ツネキチは、ナナと一緒にいるときに死に、ユウカはこれから話すが、目の前で自殺したと証言する。
昨日は学校へは連絡もせずに欠席。
ナナが怪しさ満点なのは、ナナ自身も自覚。
だから、この島に何かあったのかなんて二の次!
この危機をどう乗り越えるかが喫緊の課題なのだ!
考えるべきは、死体になにがあったのかではなく、どう使うかだ!
by 柊ナナ『無能なナナ』TVアニメ8話
ナナさんカッコいい!
森 (ナナ/羽生)
ナナは、森で爬虫類を捕獲していた羽生キララを見かける。
一人なのを確認すると、ナナはためらいなく羽生を毒針で殺す──
ナナが人を食う?
ヘビを食べようとしていた羽生に対して、ナナは答えます──
実は私も、夜中まで人を食ってまして。
by 柊ナナ『無能なナナ』TVアニメ8話
実際に、ナナがこの一日やっていたのはユウカ対応。
山小屋へナナを閉じ込めたと思っていたユウカを欺き。
森の何処かへ隠れていると思わせ夜通し探させた──
「人を食う」
人を人とも思わない、ずうずうしい言動をする。
人をばかにする。
日本国語大事典より
正にまさに、ナナは「人を食った」行動をしていたのです。
あ、男を・・・
かわいい顔して、えぐいギャグ言うじゃん。by 羽生キララ『無能なナナ』TVアニメ8話
本当の事を知らない羽生は「人を食った」と聞き、男と夜遊びしていたと解釈。
上手いですね!
優先順位が低い羽生をなぜ処分したのか?
にしても、こういうバカげているけど親しげな会話をした直後に、ためらうことなく毒針を刺すナナが、少し恐ろしい・・・
チャンスとあれば、サクサク能力者を処分していくのは、使命には期限でもあるのでしょうか?
と思っていたら、なんと目的はキョウヤから疑惑の目を逸らすため。
本来なら、お前のような能力者の優先順位は低いのだが・・・
キョウヤの疑惑をかわさなくてはならないのでな。by 柊ナナ『無能なナナ』TVアニメ8話
「羽生のような能力者の優先順位は低い」
ナナは、自分の犯行や島そのものに疑念を抱く危険人物を殺害。
更に、捜査に役立つ能力、つまり障害となる者の優先順位を上げています。
だから、単純な攻撃能力だけの、羽生を始め、モグオやセイヤの優先順位は低いのです。
いつも一緒にいるカオリがいないことを確認し、二人の関係を使って、キョウヤに仕掛ける!
ナナのこと。
羽生は、いずれ処理するには違いない。
が、羽生自身が目的ではなく、他の目的で殺されるのは少し不憫かも・・・
そこそこ存在感は示していたのに・・・
羽生キララに、毒の耐性があると考えなかったのか?
にしても、毒の能力を持った羽生に毒針で攻撃する。
ナナは、羽生には毒耐性があるとは考えなかったのでしょうか(笑)。
ナナさん、チャレンジャーです!
恐らく、羽生の毒は、それほど強力ではなく、相手をシビれされる程度なのではないでしょうか。
男しびれさせるのに役立つんだよね。
by 羽生キララ『無能なナナ』TVアニメ8話
このセリフが伏線。
もしくはミチルの聞き取り調査で既に知っていたのかも。
だから、ナナが使う強力な毒には耐性がないと判断した。
羽生の能力が進化すると、毒殺する能力を身に付け、その頃には耐性も付いていたかもしれないですね。
あくまで私の推測です。
寮 高梨カオリの部屋 (ナナ)
カオリの部屋へ忍び込み、殺人装置を設置する。
コンタクトは、羽生のバッグから
カオリの部屋へ行き、毒入りコンタクトケースを置くナナ。
カオリのコンタクトケースをいつの間に手に入れたのかと思ってました。
が、よく見ると羽生のバッグの中にありました。
ったく。
ちょっと借りただけだっつーの。by 羽生キララ『無能なナナ』TVアニメ8話
ナナが羽生を処分し、携帯を取り出す時、バッグの中に描かれてます。
携帯を取ったときに、コンタクトケースも手に入れたのですね。
窓を閉めたのは、部屋が散らかっているから
風のせいでケースが床に転がったりしたら、被害者の女が見つけられないという可能性も・・・
by 柊ナナ『無能なナナ』TVアニメ8話
なぜここで窓を閉めるのかは、後に伏線だったことは分かります。
が。理由付けが弱い。
床に落ちたくらいで、コンタクトケースを見つけられないのか??
原作を見て理解できました。
アニメでは、そこまで描かれてませんが、コミックではカオリの部屋の床はゴミやら何やらで散らかっているのです!
確かにこれでは、ケースが床に落ち、風でゴミが被さると見つからないかも・・・
納得しました!
端末と毒針は対処済み!?
原作には、アニメではカットされた重要なセリフが!
さて、今日も長い一日になるな・・・
(私の端末と毒針は、部屋に隠しておこう)※()内はアニメではカット
by 柊ナナ『無能なナナ』TVアニメ8話
なんと、ナナは、この時点で自分の端末(携帯電話)と毒針は隠していたのです。
ラスト、キョウヤに羽生の携帯を持っているだろうとナナを身体検査。
羽生の携帯はもちろんだが、情報が詰まった端末や毒針ケースが見つかってもややこしいことに。
原作未読で、アニメを見たので、身体検査が始まったとき、3倍の心配をしてました(苦笑)。
アニメは緊張感を高めるためにカットしたのでしょう。
まんまとやられました!
つまり、ナナはキョウヤに身体検査をされるのを予想していた!?
いや、万が一のことを考えてか、携帯を2台持つのはややこしいと思ったのか?
それと、自端末と毒針を隠したと言う事は、逆に羽生の携帯電話は持っている!?
真相は次話で!
学校-崖-森 (ナナ/キョウヤ/モグオ/セイヤ/ミチル)
登校したナナは、ユウカについて全て話すと言い、キョウヤ達を連れて崖へ──
燃やしたのは腐敗がひどいから
同じ制服を着た身元不明の生徒達の遺体を、学校へ連絡も、ましてや調査もせず、埋葬なんて発想もなく、燃やしてしまうのはなかなかの乱暴者(苦笑)。
と思っていたのですが、理由は原作を読んで分かりました──
ナナ:よろしいですよね?キョウヤさん?
キョウヤ:保管はしておけなさそうだな
ナナ:(見ての通り、どんどん崩れていますので)※()内はアニメではカット
by 『無能なナナ』コミック3巻
セリフの合間にはシンジの遺体がドロドロになっていく様子が。
キョウヤも保管ができる状態ではないと判断。
この島には、検死をする警察もいない。
担任教師へ連絡をしてもお経を唱え火葬されるだけ。
#供養するのが重要だとは思いますが・・・
つまり、どちらにしても火葬されるのだから、苦しんでいる(心の声が聞こえるとのナナの進言により)シンジを一刻も早く燃やさなくてはならない心理に持っていったのです。
モグオもビビってました
フレンドリーファイアーッ!
by 飯島モグオ『無能なナナ』TVアニメ8話
モグオも火葬を二つ返事で引き受けるとは、驚きました(苦笑)。
が、こちらも原作を読んで納得。
モグオは躊躇しています──
ナナ:モグオさんにお願いなのですが、どうかシンジ君の亡骸を燃やして頂けませんでしょうか?
モグオ:お、俺!?(別にいいけど、バチ当たんないかな?)
ナナ:お願いしますっ!今も苦しんでいる声が聞こえていまして
※()内はアニメではカット
by 『無能なナナ』コミック3巻
モグオは戸惑いながらもナナに押し切られたのです。
セイヤとミチルを連れてきたのは被害拡大防止?
今回の工作は、キョウヤのナナへの疑惑を晴らすため。
だから、キョウヤを連れていくのは分かります。
遺体を燃やすのでモグオを連れていくのも理解。
では、セイヤとミチルはなんのために連れていったのでしょうか?
これも原作に答えがありました──
セイヤさんは火事にならないようお願いします。
※アニメでは全文カット
by 柊ナナ『無能なナナ』コミック3巻
遺体は森近辺、モグオの能力はかなりの火力。
モグオの火炎で延焼しないよう、氷使いのセイヤを連れてきたのです。
となると、ミチルは、誰かが火傷等ケガをしたときでしょう。
腐って保管できないのなら、凍らして保管すれば良いと思ったのですが、セイヤは人を凍らせられないんですよねー(2話)
寮 高梨カオリの部屋 (キョウヤ/ナナ/ミチル)
誰か死ぬとき、いつも柊の所在は不明だ!
by 小野寺キョウヤ『無能なナナ』TVアニメ8話
一連の事件において、ナナにはアリバイがないと、キョウヤは攻め立てる──
が、そこでカオリが殺害される。
カオリは死後2時間以内──ナナはずっとキョウヤの目が届くところにいたのだった・・・
「ナナ VS 瞬間移動」の頭脳戦を見たかった!
カオリの能力は「瞬間移動」。
瞬間移動も暗殺するには厄介な能力。
気付かれるとすぐに逃げられてしまう。
2話、時間遡行能力を持つ渋沢ヨウヘイに仕掛けたワナ。
12時間以上戻ると体力をかなり消耗する制限と、泳げないことを突いた見事なトリック。(2話 )
ナナが「瞬間移動」相手にどう仕掛けるのか楽しみにしていたのですが・・・
まさか、コンタクトレンズに毒を仕込むとは(笑)。
いや、悪い手ではないですが、期待していたのはそんな展開ではない(苦笑)。
もっと唸るような手段を見たかった!
まあ、対決どころか、そもそも、キョウヤの疑いから目を逸らす道具扱い(笑)
それに今話では、ある意味主役なのに、声の出演もないほどモブ扱いでした(苦笑)
色んな意味で不憫かな・・・
まあ、ミチルをいじめたからこんな不遇な扱いをされるのだ!(笑)
カオリの能力
カオリの能力については、アニメではカットされていますが、原作ではもう少し詳細に語られてます──
ええと、短距離瞬間移動です。
(島の反対側くらいまでは飛べるとかおっしゃってました)※()内はアニメではカット
by 犬飼ミチル『無能なナナ』コミック3巻
島の反対側まで飛べると言う事は、島中どこにでも瞬間移動できるということ。
#逆に言うと島から外へ出るほどの距離は飛べない。
それでも島中移動できるのは厄介な能力。
ナナとの対決を見たかったですねーー
重ね重ね残念!
寮 (キョウヤ/ナナ/ミチル)
カオリの殺害について、女子寮で聞き込みをする3人。
毒と言えば、カオリと仲の良かった羽生の能力。
しかし、羽生の姿も見えなかった──
やることが一杯とは?
キョウヤが言う、やることが一杯の聞き込みとは?
原作にはその説明がありました──
疲れているようだが、聞き込みもしてみような。
(第一発見者とかギャルの友達とか)やることはいっぱいある。※()内はアニメではカット
by 小野寺キョウヤ『無能なナナ』コミック3巻
名前はないようですが(笑)、叫び声を上げた第一発見者や、羽生以外の友達に聞き込みをしていたのです。
そこで、カオリが羽生とケンカをしていたのを知ったのです。
てっきり、カオリの友達は羽生だけかと思ってました(苦笑)。
寮 高梨カオリの部屋 (キョウヤ/ナナ/ミチル)
キョウヤはあくまでナナを疑うが、ミチルはカオリの携帯のやりとりを見て犯人は羽生だと主張する。
しかし、その受信を見てキョウヤは──
今からリーダーの正体を暴く!
by 小野寺キョウヤ『無能なナナ』TVアニメ8話
メッセージは警戒心を解くため
アタシが悪かった。
カラコン机の上に置いとく。
ちなみに使ってないから。
チョコも食べて。あと”人類の敵”見ちゃった。
ヤバくね?by 『無能なナナ』TVアニメ8話
コンタクトケースに毒を仕込んだのなら、コンタクトケースを机の上へ戻し、放っておけばいつかはコンタクトをしてカオリは死ぬ。
最初は、ナナがなぜメッセージを送ったのか疑問でした。
メッセージの必要性が分からなかったのです。
羽生とカオリはケンカをしていたわけだし、友達だったのだからカオリは羽生の能力が毒だと知っていたはずだ。
盗まれたコンタクトが何の前ふりもなく返ってきたら、カオリは警戒するかもしれない。
だからお前さんは、なんとかして和解をうながすようなメッセージを送りたかった。
by 小野寺キョウヤ『無能なナナ』TVアニメ8話
なるほど!
毒持ちの友達とケンカをしていたから、だまって戻ってきたコンタクトに警戒する?
どんな友達やねん!!
って、関西弁でツッコミを入れてしまう程の理由ですが、図星らしい(苦笑)。
警戒されると、ナナがキョウヤといる時間にコンタクトをはめない可能性がある。
そこで、カオリに警戒を解くためにメッセージを送った。
内容は「謝る」ことと「コンタクトを使ってない」こと。
「謝った」ことよりも「コンタクトを使ってないこと」が重要かも。
目に入れるものですから、普通コンタクトの貸し借りはしません。
#最近のギャルは違うの??
使ってないことを知らせないと、そのままは付けられません。
いや「使ってない」と言われても、一端誰かの手に渡ったらなんとなく気持ち悪い。
実際は、ケンカしたとは言え、カオリは羽生のことを信用していたから、メッセージ内容を信じたのではないでしょうか。
モグオ達が部屋へ来たのは?
キョウヤがナナが犯人だと確信したその時。
モグオとセイヤ達生徒がなだれ込んできた。
カオリの部屋で大声を上げたわけではないし、ここは女子寮。
なぜ?と思っていたら、原作には説明がありました──
押しかけて悪いけど、みんなも不安がっててね。
※アニメでは全文カット
by 郡セイヤ『無能なナナ』コミック3巻
皆が不安がっていて、真相がどうなったのか、確認をしにきたのです。
スッキリ!
携帯は救世主か決定打か?
ミチルは、ナナの潔白を証明するために、カオリの携帯電話を調べる。
カオリの携帯は、ナナのアリバイを証明するのか、それともナナの犯行を決定づける証拠となってしまうのか?
カオリの携帯に送られてきた羽生のメッセージ時間を見て、ミチルはナナが犯人ではない証拠だと言う。
が、反対に、キョウヤは今もナナが羽生の携帯を持っていて、それが動かぬ証拠になると言う。
ナナを身体検査するキョウヤ。
ナナから携帯は見つかるのか?
ナナはどうやってメッセージを送ったのか?
ナナを信じ切っているミチルは、キョウヤにいじめられているナナを心配。
こっちは、ナナの犯行と知っているので、ミチルとは別の意味で心配です!
報告
- 名前
-
羽生キララ
- 能力
-
毒
- 推定殺害人数
-
不明(描写されず)
- 名前
-
高梨カオリ
- 能力
-
短距離瞬間移動
- 推定殺害人数
-
不明(描写されず)
── 処理完了 ──
ただし、キョウヤに犯人だと疑われる・・・
アニメと原作との違い
アニメ7話は、原作 3巻15話~17話途中(81ページ)をアニメ化。
今話も、セリフの一部が所々カットされていました。
一部、あった方が、より内容を理解できる箇所が。
それらを本文で紹介してきました。
原作のセリフが一部カットされていていも、アニメはそれほど違和感なし。
ほんの少し引っかかる程度。
その程度なら、原作コミックを読んで理解が深まるので、私のようにアニメ鑑賞後、原作を読む派には、新たな発見がありかえって嬉しいかも(笑)。
アニメオリジナル
逆にアニメオリジナル描写が。
羽生キララが男の制服を着せられ横たわっていた描写がありました。
このカットは、原作コミックにはなし。
キョウヤの推理が、映像で表現され分かりやすかったです!
おわりに (『無能なナナ』8話とは)
サスペンスだけでなくミステリーに持っていく展開が上手い。
それと、毎話毎話引きが上手いですね!
これまでの各話レビューにも書いてきたように『無能なナナ』は構成も変えず、かなり原作に忠実なアニメ化です。
それにも関わらず、毎話見事な引き!
原作はアニメ化を想定していたのかと思う程、きれいに収まっています。
今話の終わりは、原作の話数区切りではありません。
17話の途中をわざわざ今話の終わりに持ってきています。
1クールの尺も考えないといけないし、テンポも考えなくてはなりません。
シーンの順番を変えずに、ピークを各話の終わりに持ってくる。
その手腕に感服するしかありません!
さあ、ナナ最大のピンチ!
#何度そう思ったか・・・(苦笑)
ここから逆転できるのか!?
次話も楽しみです!
以上、TVアニメ『無能なナナ』第8話の感想&解説レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
9話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
ギャル二人があまりにあっさりで不憫(笑)
カオリは死の直前の演技すらなかった・・・
関連記事
アニメ『無能なナナ』第9話のレビューはこちら!