vivy

アニメ【Vivy】1話 感想&考察 大切なのはAIが心を持つかではなく、相手がどう思うか

Vivy 1話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』第1話、鑑賞しました。

私にアニメ鑑賞スタイルは、事前情報を入れずにとりあえず見てから判断するタイプ。
なので、原作がない本作は完全にノーマーク。

いや~すっかりやられました。

SF好き、設定萌えの私にとって、本作のSF設定は大好物です。

AI暴走も、過去へ戻り人類を救うのも目新しくはない。
が、面白いのは、AIが一つの機能に特化していることと、最初からAIがAIを滅ぼす使命を負うこと。

本サイトでは、原作ありアニメを解説してきましたが、『Vivy』は原作なし。
#正確に言うと原案はあります

解説はできないので、個人的な解釈を含めた考察になります。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

Vivy(話数未定)各話リスト

話数 サブタイトル
本レビュー My Code -歌でみんなを幸せにするために-
第2話 Quarter Note -百年の旅の始まり-
第3話 A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談-

※リンクは各話レビューへ

今回のあらすじ

あらすじ

AI複合テーマパーク「ニーアランド」。
自律型AIヴィヴィは、歌でみんなを幸せにすることを目的にAIキャストとして活動していた。

ある日、ヴィヴィの中へ、AIマツモトが侵入。
マツモトは100年後に起きるAIと人間との戦争を止める為にやってきたと言う──

Vivy』作品内では、AIが至るところへ普及
AIに何でもさせるのではなく、一つのことをさせることで発展

AIを一つの用途に特化するのは、現実世界でもあり得る可能性。
何よりコスト面から合理的。

人間は思っている以上に複雑。

AIが発展しても人間のようになんでもこなすのは難しい。
何より万能型にすると、あらゆる対策が必要で費用対効果が悪い。

ゆえに、特化型AIの考え方は最適解。

AIが、なぜ人間と戦争になったのかは明かされません。
特化型なのに、目的以外の殺人行為をさせられるのかも分かりません。

が、1点特化型AIができる範囲で行動しているのが興味深い。
そして、なぜ人間ではなくAIであるヴィヴィに運命を託したのか・・・

原作はなくオリジナルTVアニメ。
ですが、原案小説としてリゼロの長月達平先生のお名前が。

人間が少ないから情動は少ない
AIをモノのように扱っているせいか、ヴィヴィを応援する身近な存在がいない。
この手の作品にしては珍しい。

果たして物語に共感できるか心配ですが、あの長月先生が名を連ねているのであれば。
そんな期待を抱きながら、近未来SF作品を楽しんでいきたいと思っています。

では、今話を振り返っていきましょう。

オリジナルテレビアニメ「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」第1弾PV
アニプレックス

感想&考察レビュー 第1話「My Code」

100年後の未来

100年後の未来。
AI複合テーマパーク「ニーアランド」では、AIが人間を虐殺していた。

ヴィヴィの姿は終盤の姿か

私の使命は、歌でみんなを幸せにすること。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

このセリフを言っているのは、ヴィヴィ

が、場面が切り替わり、ステージで歌っているのは違うAI。
そして、AIによる人間の殺戮。

ヴィヴィがいるのはヴィヴィがAIを滅ぼすために行動した世界

つまり、殺戮が描かれた100年後とは違う未来。
ただ、時代は100年後かどうかは分かりません。

このシーンまでに何があるのか。
このシーンの先に何があるのか。
楽しみです。

AIは正常運転?

お困りですか?

by 従業員AI『vivy』TVアニメ1話

観客席が火の海、お客様が倒れていても、何もないように歌い続ける歌姫AI。
「お困りですか」と声を掛けながら、生き残っている人の頭を潰すキャストAI。

共通するのは、AIの首のマークが赤くなっています。(通常は白)
これが暴走の印でしょうか。

監視ドローンは生存者を見つけると、頭目がけて体当たり。

この世界のAIは1点特化型のAI。
AIは一つの仕事しかできません

監視ドローンは、監視目的だから武器を持っているわけもなく。
自分が壊れることもいとわず、全速力で頭にぶつかり、人間に致命傷を与える。

キャストAIは人型なので、鉄の棒を持ち、握力で人間の頭を潰す。

推測

案内特化型のロボットに、ここまでの握力が必要なのかは疑問。
考えられる可能性は二つ。

  • 人間を救助することを想定してパワーを持たせている
  • リミッターを外すと超人的な力を出せる
    首の印が赤くなったのはリミッターが外れていることを示しているのかもしれません

一見すると正常運転のAIたち。
なんの疑いもなく歌い続ける姿。
なんのためらいもなく、表情一つ変えず人間を殺す姿がそら恐ろしいですね。

ヴィヴィは2056年生まれ

Diva 2056~

by 『vivy』TVアニメ1話

博士が落としたヴィヴィの写真には「Diva 2056~」の説明が。
これは、ヴィヴィが生まれたのは2056年と示しています。

没年が書かれてないのは、今(100年後)も生存しているということか

死んでいるような状態に見えますが、電源が落とされているのでしょうか?

実行は2061年4月1日

ExcutionTime;2061/04/11

by 『vivy』TVアニメ1話

ExcutionTimeとは、実行時間という感じでしょうか。

引っかかるのは、ヴィヴィが生まれてのは2056年。
モモカ曰く、ヴィヴィは1歳の誕生日を迎えると言ってました。

ならば、現在は2057年

にもかかわらず、実行時間は2061年に設定。
4年のズレがありますね。

理由が分かった時点で、報告します。

博士に出会えるのか?

DIVA。
許さなくていい、恨んでくれ。

私をどん底から救ってくれたのは、他ならない君なんだ

by 松本博士『vivy』TVアニメ1話

博士がヴィヴィの写真を持っていたのは、資料ではなく大切に想っていたからか

このセリフは、ヴィヴィはAIマツモトと出会わなくても、ひとりの人間に影響を与えるほどの何かをしたということ

元の時間軸では、ヴィヴィは歌姫1本だったのか。
歌姫として博士を救ったのか。

ヴィヴィがどのように生き、博士と出会ったのか。
AIマツモトと出会わない世界線は描かれないかもしれません。

が、博士と出会うことが一つの転換点になりそうですね。

歌姫AIヴィヴィ

舞台は現代へ。
AIを発展させるため、1体のAIにつき一つの使命を与える事を義務づけていた。

歌でみんなを幸せにする使命を与えられたヴィヴィは、AI複合テーマパーク「ニーアランド」で歌姫AIとして活動していた。

人間のマネをするのも使命のため

心を込めて歌うのは私の目標です。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

歌までAIにさせるとは、人間は働かなくなったのか!?
と思っていたらそうでもないようです。

ここは、”AI複合”テーマパーク。
AIが奏でるモノを楽しむのもテーマパークの目的の一つなのでしょう。

「心を込めて歌えば、人を幸せにできる」と完成したときに指示をされたヴィヴィ。
心を込めて歌えるよう人間のマネをする。

アイドルのポーズをマネしたり。
小さなファンのモモカのアドバイスを聞いたりと微笑ましい。

でも、AIの歌で楽しませる土壌があるにも関わらず、人間がAIをモノを見るかのような態度で接するのが少し引っかかりますね。

この後のシーンでも──
AIに頼り切った社会になっていながら、AIを雑に扱う人間が気になります
それも人間の姿をしたAI相手にです

少なくとも日本では、AIに限らずモノに対してこれほど無関心ではいられません。
ましてや、人の姿をして会話するAIロボットが相手なら・・・

50年経ち人の感覚も変わってきたということか。
それとも、それだけAIが溢れているという示唆でしょうか?

AIの行動は全てプログラム通り

Vivy 1話

確かにあんたは、史上初の自律人型AIだよ。
ここの道案内botや販売botとは違うけどさ。

でも、結局は同じAIなの。

-中略-

ステージの笑顔もパフォーマンスのプログラムに従ってるだけ。
人間のマネして保護ナノスプレーを喉に吹きかけても無駄。

あの子と初めて会ったときに助けたってのも、迷子は迷子センターにって言う規定プログラムを実行しただけ。

そこに心なんて、ないない。
心を込めるなんて無理無理。

by ナビ『vivy』TVアニメ1話

確かに今の技術の延長線上ではAIはあくまでプログラムに沿って動いてます。
処理能力の上では人間を超えることはあっても、感情を持つことはない。

ただ、AIを見た人間がどう思うかは別です

プログラム通りに動いたかもしれないモモカを助けた行為。
ナビの言う通り、あらかじめ定められたプログラムに従い、モモカを迷子と判断し迷子センターへ連れて行っただけかもしれない。

でも、その行為はモモカからするとヴィヴィが優しいAIに見え、好きになった

例えそれがプログラム通りの動きだとしても、人間にヴィヴィの感情を感じさせたのです

AIは心を持つことはできないかもしれません。
が、人間の感情に近い行動を示すことができるのです。

実際、このナビのセリフを聞いているヴィヴィの表情。
皆さんには、どう見えましたか?

私にはヴィヴィがショックを受けているように見えました。
でもよく見ると無表情です。
私の頭が勝手に、ヴィヴィがそう思っているのではないかと解釈したのです。

未来から来たAIマツモト

プロジェクト「シンギュラリティ」発動。
突如、ヴィヴィのシステムに未来から来たAIマツモトが侵入してきた。

アーカイブはネット?

へえ、こうなってるんですか、あなたのアーカイブのテクスチャは。
んー、レトロが過ぎますけど、まあ歌姫っぽくていいんじゃないですか。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

アーカイブの意味は本来ならデータが保存されている場所。
ここでは、ネットを管理する存在をアーカイブと呼んでいるようです。

テクスチャは「外観」、まあ見た目って感じですね。

突如本体が機能を失い、強制的にアーカイブに待機させられたヴィヴィ。

音楽室のような所がアーカイブ?

アーカイブは正常ですよ。
今日も今日とて世界中のAI達のネットワークを元気に管理しています。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

マツモトのセリフと、原案、脚本の長月先生のツイートによると──

アーカイブは世界中のAIのネットを管理。
ここは、アーカイブと接触できる個室のようです

確かに序盤、ヴィヴィの体が完成する前、AI歴史を学ぶときにも描写されていました。
ここで、インターネット上の様々な媒体にアクセスし情報を得る感じなのでしょう。

音楽室のようになっているのはヴィヴィの個室だから。
歌姫ヴィヴィらしいイメージになっているわけですね。

長い付き合い

これから長い付き合いになると思いますが、どうぞよろしく。

僕は100年後の未来からやってきたプログラムです。
目的は端的に言うとですね。

今後100年かけて、あなたには僕と一緒にAIを滅ぼして欲しいんですよ

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

100年かけての使命。
だから「長い付き合い」というわけですね。

テディベア・マツモト

部屋に戻ったヴィヴィに、マツモトは映像を見せ、100年後のAI暴走を説明。
一緒に未来を変えようと誘う。

AIに部屋が与えられている?

ヴィヴィの部屋らしきシーン。
この世界ではAI一人一人に部屋まで与えられている?
それも照明はもちろんのこと、ベッドや机まである部屋に。

自律型AIヴィヴィが特別扱いなのか、「ニーアランド」のAIは皆部屋が与えられているのか?

推測

着ぐるみAIが舞台裏で起動停止。
従業員AIはベッドの上でメンテナンス。

終盤で描かれているシーンを見ると、普通のAIは所定の位置で電源OFF。
部屋など与えられてないのでしょう。

ヴィヴィが自律型人型AIなので、部屋が必要とされているのでしょう。

夜も自由に過ごせるので、歌姫以外の任務をこなすにも都合がいいのかもしれないですね

ウイルスだと思っている

ナビ。
部屋のウォールのレベルを上げて下さい。
1バイトも余計な物は通さないように。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

話の流れから「ウォール」とは「ファイヤーウォール」のようなものでしょう。

ナビは、案内だけでなく、通信の管理運用もしているのか(笑)。
ヴィヴィの部屋への通信を制限し、余計なものは通さないように指示したのですね。

つまりこの時点では、ヴィヴィはマツモトのことを余計なプログラム、ウイルスのように考えているのです

ヴィヴィの使命は「歌でみんなを幸せにすること」。
使命と関係ないことをさせようとするのは、ヴィヴィにとっては阻害要因。

徹底して排除するのは当然ですね。

テディ・ベアも駆動装置を?

大丈夫です。
元の機能より僕が入ったことによりバージョンアップしてますよ。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

最初ぬいぐるみが動きだし驚きました。
話の展開として驚いたのではなく、技術的に(笑)

マツモトは魔法使いでも超能力者でもない、ただのプログラム。
ハードを作り替えることはできません。

ということは、テディ・ベアには、元々駆動装置と音声入出力装置、通信機能が備えられていて、マツモトがソフトウェアを書き換えたということ。
#会話は通信でやりとりしている可能性もあり

元々どこまでの機能があったのか分かりませんが、動くことは確か。
しかもあれだけ素早く柔軟に!?

子供が簡単にプレゼントできる位のオモチャにこれほどの機能・・・

いや、古くなり使わなくなったからヴィヴィにプレゼントしたのかな?
マツモトが「かゆいですよ、このボディ」と言っていたのはそういう意味かも。

推測

テディ・ベアに触覚機能があるとは思えません。

恐らく、装置とプログラムを解析、いつ頃製造されたのかを把握。
古い、もしくはしばらく使われてないことが分かり、比喩として「かゆい」と言ったのでしょう。

だとしたら、確かに凄いコミュニケーションレベルですね(笑)。

ちなみに、マツモトの言うやり取りを求めるなら、ここでヴィヴィが応えないといけなかったのは──

「かゆいですよ、このボディ」
「あら大変、不健康ね。病気になってしまうかも、機械ですけど」

って感じでしょうか(笑)。

もしかして、ツッコミをさせるために、ワザと言った!?

いずれにしても、なかなか凄い未来ですね。
SF作品はこのような近未来ガジェットが見れるのが面白い!

未来予測

何を言っても信じないヴィヴィ。
マツモトはヴィヴィに、数分後に起きる事件を知らせる。

歌姫AIなのに万能?

伏せて下さい!

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

面白い音を出しながら(笑)、全速力で相川議員の元へと走るヴィヴィ。

赤外線センサーでゴミ箱の爆発物を探知。
マツモトの予測は真実だと確信。

ボディガードの制止を避け、大の大人二人を抱え爆発物から遠ざける!

歌を歌うことに特化したAIロボットなのに、これだけの動き!

この性能は、自律型AIヴィヴィにだけ与えられた性能なのでしょうか?
それなら、未来の博士が、人類の運命を託した理由も分かります。

今後は、ヴィヴィの性能にも注目ですね。

シンギュラリティ計画

今回の爆破は始まりに過ぎない。
AIを憎む組織の行為により、AI命名法が成立し、AIが過剰に発展していくという──

シンギュラリティ

今後100年の間で命名法の成立と同様に、AI史における転換点がいくつか存在します。
これを是正するために僕は作られた。

100年後、AIによって人間が殺される戦争を起こさせないために。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

『vivy』は、AIヴィヴィが100年かけてAIを滅ぼす物語

100年間を1クールで描くのは難しい。
AI史における転換点に立ち、描かれていくのでしょう。

さて、今後100年でAIはどのように発展するのでしょうか。
人間とAIはどのような関係になっていくのでしょうか。

そして、なぜAIは人間を殺すことになるのでしょうか・・・

おわりに (『vivy』1話とは)

シンギュラリティ、AI暴走、未来を変えるためにタイムリープ。
これらのネタは、既にありきたり。

「特化型AIの発展」「AIヴィヴィがAIを滅ぼす」。
このコンセプトにビビッと来ました。

普通なら、AIを滅ぼすのなら、対抗する人間にミッションを与えます。
AIはせいぜいパートナーとして選ぶくらい。

『vivy』が選んだのはAIヴィヴィ。
それもAIヴィヴィのみ。
#今後人間を仲間にしていくのかもしれませんが(笑)

なぜAIであるヴィヴィに授けたのか。

またAIを滅ぼすとは、最後にはヴィヴィ自らも消えなくてはいけないのではないか?

人間にとっての幸せが、AIにとって幸せとは限らない。
いや、AIにとっての幸せとは何なのか・・・

100年後に向けてなら、物語の主軸は人間ではなくAIになる可能性も。

そうなると、出続ける人間が少なくなるので情動は少ない。
果たして、それで物語に共感できるのか。

プログラム通り、指示通り動くAIに感情を動かされる。
それは、まさしくヴィヴィが願う「歌で皆を幸せにすること」と同義。

ヴィヴィは、皆を幸せにすることができるのか。
視聴者を感動させることができるのか。

今後の展開が楽しみです。

以上、TVアニメ『vivy』第1話の感想&考察レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

2話のレビューも書く予定です。
良かったらまたお越し下さい。
最新情報はTwitter(@toki23_a)にて!

ではでは。

きょうのひとこと

ここまで発展すると人が働く場が少なくなるな・・・
でもなんだか楽しみだ

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