アニメ【Vivy】1話 感想&考察 大切なのはAIが心を持つかではなく、相手がどう思うか

Vivy 1話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』第1話「My Code -歌でみんなを幸せにするために-」を鑑賞しました。

Vivy -Fluorite Eye’s Song- 1

私のアニメ鑑賞スタイルは、事前情報を入れずにとりあえず見てから判断するタイプ。
なので、原作がない本作は、噂を聞くこともなく完全にノーマーク。

いや~すっかりやられました。

SF好き、設定萌えの私にとって、本作のSF設定は大好物です。

AI暴走も、過去へ戻り人類を救うのも目新しくはない。
が、面白いのは、AIが一つの機能に特化していることと、最初からAIがAIを滅ぼす使命を負うこと。

本サイトでは、原作ありアニメを解説してきましたが、『Vivy』は原作なし。
#正確に言うと原案はあります

解説はできないので、個人的な解釈を含めた考察になります。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)

各話リスト

Vivy(全13話) 各話リスト
話数サブタイトル任務
第1話My Code -歌でみんなを幸せにするために-Mission 1
第2話Quarter Note -百年の旅の始まり-
第3話A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談-Mission 2
第4話Ensemble for Polaris -私たちの約束-
第5話Sing My Pleasure -あなたを笑顔に-Mission 3
第6話Sing My Pleasure -あなたを愛する-
第7話Galaxy Anthem -歌でみんなを幸せにするために-Mission 4
第8話Elegy Dedicated With Love -たった一人の大切なパートナー-
第9話Harmony of One’s Heart -私の使命、あなたの未来-
第10話Vivy Score -心を込めて歌うということ-
第11話World’s End Modulation -西暦2161年4月11日-
第12話Refrain -私の使命-
第13話Fluorite Eye’s Song

※ 話数:リンクは各話レビューへ

ここまでの任務概要
任務概要経過年数残り年数
Mission1相川議員暗殺の阻止Start100年
目次

今回のあらすじ

今話あらすじ

AI複合テーマパーク「ニーアランド」。
自律型AIヴィヴィは、歌でみんなを幸せにすることを目的にAIキャストとして活動していた。

ある日、ヴィヴィの中へAIマツモトが侵入。
マツモトはAIによって人間が殺される戦争を止める為、100年後からやってきたと言う──

Vivy』作品内では、あらゆるところへAIが普及
AIに何でもさせるのではなく、役割を一つにすることで発展

AIを一つの用途に特化するのは、現実世界でもあり得る可能性。
何よりコスト面から合理的。

人間は思っている以上に複雑です。

AIが発展しても人間のようになんでもこなすのは難しい。
何より万能型にすると、あらゆる対策が必要となり費用がかさんでしまう。

用途を一つにする、特化型AIの考え方は最適解と言えるのです。

1話時点では、AIがなぜ人間と戦争になったのかは明かされません。
ただ「AIが過剰に発展しすぎた結果」とだけ・・・

AIは一つの使命に準じるはずなのに、なぜ使命以外の殺人行為をさせられるのかも分かりません。

そして、なぜ人間ではなくAIであるヴィヴィに運命を託したのか・・・

原作はなくオリジナルTVアニメ。
ですが、原案小説としてリゼロの長月達平先生のお名前が。

人間が少ないから心情描写や情動は少なく。
この手の作品にしては珍しく、ヴィヴィを応援する身近な人間の存在がない。

果たして物語に共感できるか心配ですが、あの長月先生が名を連ねているのであれば。
そんな期待を抱きながら、近未来SF作品を楽しんでいきたいと思っています。

では、今話を振り返っていきましょう。

オリジナルテレビアニメ「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」第1弾PV
アニプレックス

感想&考察レビュー 第1話「My Code」

100年後の未来

あらすじ

100年後の未来。AI複合テーマパーク「ニーアランド」では、AIが人間を虐殺していた。

ヴィヴィの姿は終盤の姿か

私の使命は、歌でみんなを幸せにすること。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

このセリフを言っているのは、ヴィヴィ

が、場面が切り替わり、ステージで歌っているのは違うAI。
そして、AIによる人間の殺戮。

ヴィヴィがいるのはヴィヴィがAIを滅ぼすために行動した世界

つまり、殺戮が描かれた100年後とは違う未来。
ただ、時代は100年後かどうかは分かりません。

このシーンまでに何があるのか。
このシーンの先に何があるのか。
楽しみです。

AIは正常運転?

お困りですか?

by 従業員AI『vivy』TVアニメ1話

観客席が火の海、お客様が倒れていても、何もないように歌い続ける歌姫AI。
「お困りですか」と声を掛けながら、生き残っている人の頭を潰す従業員AI。

共通するのは、AIの首のマークが赤くなっています。(通常は白)
これが暴走の印でしょうか。

監視ドローンは生存者を見つけると、頭目がけて体当たり。
パレード用のフロート車も、生存者目がけて突進。

この世界のAIは1点特化型のAI。
AIは一つの仕事しかできません

にもかかわらず、使命以外の殺人を行わせられるのはなぜ?

ここで出てくるAIが殺人目的ではないのは、動きを見て分かります

監視ドローンは、監視が目的なので武器を持っていない。
だから自分が壊れることもいとわず、全速力で頭にぶつかり、人間に致命傷を与える。
フロート車は大きな図体を利用して、人間を跳ね飛ばす。

キャストAIは人型なので、鉄の棒を持ち、握力で人間の頭を潰す。

これらは、殺人目的のAIではないことの証拠。
自ら可能な範囲で、人間を殺戮しているのです。

ただ気になるのは・・・
殺人が目的ではないのに、なぜこれほどパワーが与えられているのか

考察

例えば、案内特化型のロボットにここまでの握力が必要なのかは疑問。

考えられる可能性は二つ。

  • 人間を救助することを想定してパワーを持たせている
  • リミッターを外すと超人的な力を出せる

と考えられなくもないですね。

むしろ、人間をサポートするはずのAIが、なぜ人間を攻撃することになったのか
あるいは、どのような指示を与えられ人間を傷つけることができたのか

#AIには人間を傷つけてはならないと、組み込まれているはずです

こっちの方が、疑問であり大きな問題です。

ヴィヴィは2056年生まれ

Diva 2056~

by 『vivy』TVアニメ1話

博士が落としたヴィヴィの写真には「Diva 2056~」の説明が。
これは、ヴィヴィが生まれたのは2056年と示しています。

没年が書かれてないのは、今(100年後)も生存しているということか

死んでいるような状態に見えますが、電源が落とされているのでしょうか?

実行は2061年4月1日

ExcutionTime;2061/04/11

by 『vivy』TVアニメ1話

ExcutionTimeとは、実行時間という感じでしょうか。

引っかかるのは、ヴィヴィが生まれてのは2056年。
モモカ曰く、ヴィヴィは1歳の誕生日を迎えると言ってました。

ならば、現在は2057年

にもかかわらず、実行時間は2061年に設定。
4年のズレがありますね。

理由が分かった時点で、報告します。

博士に会えるのか?

DIVA。
許さなくていい、恨んでくれ。

私をどん底から救ってくれたのは、他ならない君なんだ

by 松本博士『vivy』TVアニメ1話

博士がヴィヴィの写真を持っていたのは、資料ではなく大切に想っていたからか

このセリフが意味するのは──
戦争を止める使命を与えられなくても、ひとりの人間の人生を変えてしまうほどの影響力がヴィヴィにはあるということ

元の時間軸では、ヴィヴィは歌姫として博士を救ったのか。
それとも、歌姫以外の行動で博士に影響を与えたのか。

ヴィヴィがどのように生き、博士と出会ったのか。
AIマツモトと出会わない世界線は描かれないかもしれません。

が、博士と出会うことが一つの転換点になりそうですね。

歌姫AIヴィヴィ

あらすじ

舞台は現代へ。
AIを発展させるため、1体のAIにつき一つの使命を与える事を義務づけていた。

歌でみんなを幸せにする使命を与えられたヴィヴィは、AI複合テーマパーク「ニーアランド」で歌姫AIとして活動していた。

人間のマネをするのも使命のため

心を込めて歌うのは私の目標です。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

歌までAIにさせるとは、人間は働かなくなったのか!?
と思っていましたが、そうでもないようです。

ここは、”AI複合”テーマパーク。
AIが奏でるモノを楽しむのもテーマパークの目的の一つなのでしょう。

ヴィヴィは完成時「心を込めて歌えば、人を幸せにできる」と指導され、心を込めて歌えるよう人間のマネをする。
アイドルのポーズをマネしたり、小さなファンのモモカのアドバイスを聞いたりと微笑ましい。

でも、AIの歌で楽しませる土壌があるにも関わらず、人間がAIをモノを見るかのような態度で接するのが少し引っかかりますね。

この後のシーンでも──
AIに頼り切った社会になっていながら、AIを雑に扱う人間が気になります
それも人間の姿をしたAI相手にです

少なくとも日本では、AIに限らずモノに対してこれほど雑に取り扱いません。
ましてや、人の姿をして会話するAIロボットが相手なら・・・

作品の舞台は大体2060年設定。
現実世界の時代より40年経ち、人の感覚も変わってきたということか。

それとも、雑に扱ってしまうほどAIが世にあふれ、慣れきっている描写なのでしょうか。

考察

SF作品でよくあるのは──

高度なAIが普及すると、簡単な仕事は全てAIに任せ、高度な仕事が出来ない人は職に就くことができず格差社会が広がる。
職を失った人はAIに逆恨みをしてAIに冷たく当たる。

一方、職を得ても、感情のないAIを奴隷のように下に見る。

AIは冷たくされても平常運転なので、余計に苛立たせる・・・

こういうのが近未来SFでよくある設定、いわゆるテンプレート。

『Vivy』も説明はありませんが、AI社会のテンプレートを踏襲しているのかもしれません。

AIもプログラムに従っているだけで、心はない?

Vivy 1話
『Vivy』公式HP「STORY 1話」より引用

確かにあんたは、史上初の自律人型AIだよ。
ここの道案内botや販売botとは違うけどさ。

でも、結局は同じAIなの

-中略-

ステージの笑顔もパフォーマンスのプログラムに従ってるだけ
人間のマネして保護ナノスプレーを喉に吹きかけても無駄。

あの子と初めて会ったときに助けたってのも、迷子は迷子センターにって言う規定プログラムを実行しただけ。

そこに心なんて、ないない
心を込めるなんて無理無理

by ナビ『vivy』TVアニメ1話

ボット(bot)の説明は後ほど

確かに今の技術の延長線上では、AIはあくまでプログラムに沿って動いてます。
処理能力の上では人間を超えることはあっても、感情を持つことはない。

ただ、AIを見た人間がどう思うかは別です

迷子のモモカを助けたヴィヴィ。
ナビの言う通り、あらかじめ定められたプログラムに従い、モモカを迷子と判断し迷子センターへ連れて行っただけかもしれない。

でも、その行為はモモカからするとヴィヴィが優しいAIに見え、好きになった

たとえそれがプログラム通りの動きだとしても、モモカはヴィヴィに優しさを感じたのです

AIは心を持つことはできないかもしれません。
が、感情を持っているような行動をさせることはでき、人間側が感情を感じ取るのです。

実際、このナビのセリフを聞いているヴィヴィの表情。
皆さんには、どう見えましたか?

私にはヴィヴィがショックを受けているように見えました。
でもよく見ると無表情です。
私の頭が勝手に、ヴィヴィがそう思っているのではないかと想像したのです。

未来から来たAIマツモト

あらすじ

プロジェクト「シンギュラリティ」発動。
突如、ヴィヴィのシステムに未来から来たAIマツモトが侵入してきた。

アーカイブはネット?

へえ、こうなってるんですか、あなたのアーカイブのテクスチャは。
んー、レトロが過ぎますけど、まあ歌姫っぽくていいんじゃないですか。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

補足

アーカイブの意味は本来ならデータが保存されている場所。
ここでは、ネットを管理する存在をアーカイブと呼んでいるようです。

テクスチャは「外観」、まあ見た目って感じですね。

突如本体が機能を失い、強制的にアーカイブに待機させられたヴィヴィ。

音楽室のような所がアーカイブ?

アーカイブは正常ですよ。
今日も今日とて世界中のAI達のネットワークを元気に管理しています。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

マツモトのセリフと、原案、脚本の長月先生のX(旧ツイート)によると──

アーカイブは世界中のAIのネットを管理。
ここは、アーカイブと接触できる個室のようです

確かに序盤、ヴィヴィの体が完成する前、AI歴史を学ぶときにも描写されていました。
ここで、インターネット上の様々な媒体にアクセスし情報を得る感じなのでしょう。

音楽室のようになっているのはヴィヴィの個室だから。
歌姫ヴィヴィらしいイメージになっているわけですね。

長い付き合い

これから長い付き合いになると思いますが、どうぞよろしく。

僕は100年後の未来からやってきたプログラムです。
目的は端的に言うとですね。

今後100年かけて、あなたには僕と一緒にAIを滅ぼして欲しいんですよ

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

100年かけての使命。
だから「長い付き合い」というわけですね。

1クールで100年描くのはなかかな見ない構成。
1話の現在に登場した”人間”は、最終話には誰も残ってない!?

一体、どのように描いていくのかも楽しみです。

テディベア・マツモト

あらすじ

自分の部屋に戻ったヴィヴィ。
マツモトはヴィヴィに映像を見せ、100年後のAI暴走を説明し、一緒に未来を変えようと言うのだが・・・

AIに部屋が与えられている?

ヴィヴィの部屋らしきシーン。
この世界ではAI一人一人に部屋まで与えられている?
それも照明はもちろんのこと、ベッドや机まである部屋に。

自律型AIヴィヴィが特別扱いなのか、「ニーアランド」のAIは皆部屋が与えられているのか?

考察

終盤、ヴィヴィとマツモトがメインステージで会話するシーン──

着ぐるみAIが舞台裏で起動停止。
従業員AIはベッドの上でメンテナンス。

これらを見ると、普通のAIは所定の位置で電源OFF。
部屋は与えられてないと思われます。

ヴィヴィは自律型人型AIなので、部屋が必要とされているのでしょう。

夜も自由に過ごせるので、歌姫以外の任務をこなすには、ちょうど都合がいいですね

マツモトをウイルス扱い!?

ナビ。
部屋のウォールのレベルを上げて下さい。
1バイトも余計な物は通さないように。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

話の流れから「ウォール」とは今で言う「ファイヤーウォール」のようなものでしょう。

参考

ファイヤーウォール

インターネットからの不正な侵入を防ぐシステムのこと。火事の延焼を防ぐ防火壁(ファイヤーウォール)からきています。

ヴィヴィは、部屋への通信を制限し余計なものは通さないよう指示したのです。
ナビは、案内だけでなく、通信の管理運用もしているのです。
#ナビはナビで優秀ですね(笑)

つまりこの時点では、ヴィヴィはマツモトのことを余計なプログラム、ウイルスのように考えているのです

ヴィヴィの使命は「歌でみんなを幸せにすること」。
使命と関係ないことをさせようとするのは、ヴィヴィにとっては阻害要因。

徹底して排除するのは当然ですね。

ボット(bot)とは

100年後の映像です。

-中略-

ああ、これですか。
そうです、ニーアランドのメインステージですね。

ここのAIたちも例外じゃありません。
この子はまあ、あなたの後輩と言えますかね。

この時にはもう、ただのbotに成り下がりましたが

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

ボットにはいくつかの意味がありますが、ここでは「ロボットの短縮形」を表すネットスラングでしょう。

目の前が火の海でも、全く状況を把握せず歌うことしかしない歌姫AI

AIのように自ら考え行動するのではなく、単純な作業を繰り返すロボットだと、マツモトは皮肉を込めて言ったのです

テディ・ベアも駆動装置を?

大丈夫です。
元の機能より僕が入ったことによりバージョンアップしてますよ。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

最初ぬいぐるみが動きだし驚きました。
話の展開として驚いたのではなく、技術的に(笑)

マツモトは魔法使いでも超能力者でもない、ただのプログラム。
せいぜいデータやプログラムを書き換えるぐらいで、ハードを作り替えることはできません。

テディ・ベアには、元々駆動装置と音声入出力装置、通信機能が備えられていて。
制御系のソフトウェア部分をマツモトが書き換えたのです。

元々どこまでの機能があったのか分かりませんが、動くことは確か。
しかもあれだけ素早く柔軟に!?

子供が簡単にプレゼントできるオモチャにこれほどの機能・・・

それも最新型ではなく古くなり使ってなかったと思われます。
マツモトが「かゆいですよ、このボディ」と言っていたのはそういう意味でしょう。

考察

テディ・ベアに触覚機能があると思えません。

恐らく、装置とプログラムを解析、いつ頃製造されたのかを把握。
古い、もしくはしばらく使われてないことが分かり、比喩として「かゆい」と言ったのでしょう。

だとしたら、確かに凄いコミュニケーションレベルですね(笑)。

ちなみにマツモトの言う高度なやり取りを求めるなら、ヴィヴィに求められた回答は──

「かゆいですよ、このボディ」
「あら大変、不健康ね。病気になってしまうかも、機械ですけど」

って感じでしょうか(笑)。

もしかして、ツッコミをさせるために、ワザと言った!?

最新型ではなくても、プログラムが組み込まれ二足歩行できるヌイグルミ・・・

なかなか凄い未来ですね。
SF作品はこのような近未来ガジェットが見れるのが面白い!

未来予測

あらすじ

何を言っても信じないヴィヴィ。
マツモトは、数分後に起きる事件を知っていると言い出す。

歌姫AIなのに万能?

伏せて下さい!

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

面白い音を出しながら(笑)、全速力で相川議員の元へと走るヴィヴィ。

赤外線センサーでゴミ箱の爆発物を探知。
マツモトの予測は真実だと確信。

ボディガードの制止を避け、大の大人二人を抱え爆発物から遠ざける!

歌を歌うことに特化したAIロボットなのに、これだけの動き!

この性能は、自律型AIヴィヴィにだけ与えられた性能なのでしょうか?
それなら、未来の博士が、人類の運命を託した理由も分かります。

今後は、ヴィヴィの性能にも注目ですね。

シンギュラリティ計画

あらすじ

今回の爆破は始まりに過ぎない。
AIを憎む組織の行為により、AI命名法が成立し、AIが過剰に発展していくという──

シンギュラリティ

今後100年の間で命名法の成立と同様に、AI史における転換点がいくつか存在します。
これを是正するために僕は作られた。

100年後、AIによって人間が殺される戦争を起こさせないために。

by マツモト『vivy』TVアニメ1話

『vivy』は、AIヴィヴィが100年かけてAIを滅ぼす物語

100年間を1クールで描くのは難しい。
AI史における転換点に立ち、描かれていくのでしょう。

さて、今後100年でAIはどのように発展するのでしょうか。
人間とAIはどのような関係になっていくのでしょうか。

そして、なぜAIは人間を殺すことになるのでしょうか・・・

おわりに (『vivy』1話とは)

Vivy -Fluorite Eye’s Song- 1

シンギュラリティ、AI暴走、未来を変えるためにタイムリープ。
これらのネタは、既にありきたり。

「特化型AIの発展」「AIヴィヴィがAIを滅ぼす」。
このコンセプトにビビッと来ました。

普通なら、AIを滅ぼすのなら、対抗する人間にミッションを与えます。
AIはせいぜいパートナーとして選ぶくらい。

『vivy』が選んだのはAIヴィヴィ。
それもAIヴィヴィのみ。
#今後人間を仲間にしていくのかもしれませんが(笑)

なぜAIであるヴィヴィに授けたのか。

またAIを滅ぼすとは、最後にはヴィヴィ自らも消えなくてはいけないのではないか?

人間にとっての幸せが、AIにとって幸せとは限らない。
いや、AIにとっての幸せとは何なのか・・・

100年後に向けてなら、物語の主軸は人間ではなくAIになる可能性も。

そうなると、出続ける人間が少なくなるので情動は少ない。
果たして、それで物語に共感できるのか。

プログラム通り、指示通り動くAIに感情を動かされる。
それは、まさしくヴィヴィが願う「歌で皆を幸せにすること」と同義。

ヴィヴィは、皆を幸せにすることができるのか。
視聴者を感動させることができるのか。

今後の展開が楽しみです。

以上、TVアニメ『vivy』第1話の感想&考察レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

2話のレビューも書いています。
良かったらご覧下さい。

ではでは。

きょうのひとこと

ここまで発展すると人が働く場が少なくなるな…
でもなんだか楽しみだ

関連記事

アニメ『Vivy』第2話のレビューはこちら!

あわせて読みたい
アニメ【Vivy】2話 感想&考察 いつまでではなく、どう稼働し続けるか こんばんは。時文(@toki23_a)です。TVアニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song-』第2話「Quarter Note -百年の旅の始まり-」を鑑賞しました。   Vivy -Fluorite Eye's Song- ...
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
コメントの通知
受け取る通知
guest

0 COMMENTS
Inline Feedbacks
View all comments
目次