アニメ【Vivy】10話 感想&考察 シンギュラリティ計画完了、そして失敗…お休みヴィヴィ

Vivy 10話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』第10話「Vivy Score -心を込めて歌うということ-」を鑑賞しました。

Vivy -Fluorite Eye’s Song- 5

本サイトでは、原作ありアニメを原作情報の紹介と共に解説してきました。

Vivy』は原作なし。
#正確に言うと原案はあります

解説はできないので、あくまで個人的な解釈を含めた考察になります。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)

各話リスト

Vivy(全13話) 各話リスト
話数サブタイトル任務
第1話My Code -歌でみんなを幸せにするために-Mission 1
第2話Quarter Note -百年の旅の始まり-
第3話A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談-Mission 2
第4話Ensemble for Polaris -私たちの約束-
第5話Sing My Pleasure -あなたを笑顔に-Mission 3
第6話Sing My Pleasure -あなたを愛する-
第7話Galaxy Anthem -歌でみんなを幸せにするために-Mission 4
第8話Elegy Dedicated With Love -たった一人の大切なパートナー-
第9話Harmony of One’s Heart -私の使命、あなたの未来-
第10話Vivy Score -心を込めて歌うということ-計画完了
第11話World’s End Modulation -西暦2161年4月11日-
第12話Refrain -私の使命-
第13話Fluorite Eye’s Song

※ 話数:リンクは各話レビューへ

ここまでの任務概要
任務概要経過年数残り年数
Mission1相川議員暗殺の阻止Start100年
Mission2宇宙ホテル・サンライズ落下の阻止15年75年
Mission3無人プラント・メタルフロート機能停止20年70年
Mission4オフィーリアの自殺阻止60年40年
目次

今回のあらすじ

今話あらすじ

メインステージを連日満員にしていたディーヴァは消え、40年ぶりにヴィヴィが戻った。だが、歌えなくなったヴィヴィは引退し、AI博物館で展示業務に従事していた。

5年ぶりに現れたマツモトは、ヴィヴィにシンギュラリティ計画の終了を告げる・・・

歌姫ディーヴァ引退。
シンギュラリティ計画完了

ヴィヴィは歌えなくなった理由を探すも見つからず。
心を込めて歌うのが困難なら、心を込めなくてもいい曲を作ればいい・・・

前話の5年後からスタートし、今話で20年経過。
Cパートでは今まで未来と言われていた100年後に。

100年後は、AIが人を殺める陰惨な世界。
マツモトとヴィヴィが、止めようとしていた人間とAIの戦争!?

一体何が起きたのか、一体何が足りなかったのか
これは、正史にあった100年後なのか、それとも新たな歴史なのか?

早く次を見たいですが、まずは今話を振り返っていきましょう。

オリジナルテレビアニメ「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」第10話予告
アニプレックス

感想&考察レビュー 第10話「Vivy Score」

AI博物館

あらすじ

ヴィヴィは歌姫を引退し、AI博物館で展示業務に従事していた。

博物館

引退後は、ここAI博物館に寄贈され、展示業務に従事する。

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

AI博物館と言いながら、彫像やレトロな機械の展示もあり。
博物館の中の、AI展示場といった感じですね。

単にAIを展示するだけでなく、自分自身を自ら紹介するとは(笑)

1話の謎が一つ解けました
松本博士が持っていたディーヴァの写真。(1話 )

現役を終え、骨董品のように飾られている状態かと思ってました。
松本博士はなぜディーヴァを、それもなぜ動いてないAIを選んだのか疑問でした。

ヴィヴィはこの時代も稼働していて、単に待機状態だったのです

待機状態の時の写真。
つまりこっそりヴィヴィの写真を撮った証拠。
松本博士のシャイな気持ちが伺えますね。

ヴィヴィは感情もなくした?

66歳・・・

by 松本博士『vivy』TVアニメ10話

以前は61歳と言われ不快感をあらわにしたディーヴァ(笑)。(7話 )
ヴィヴィは、66歳と言われても、嫌な顔一つしていません

相手が子供だからか、それとも、そういった感情をなくしてしまったのか・・・
情熱をなくしてしまい、抜け殻になったような感じですね

ただ、優しさは忘れていません。

子供と1対1で話すときは、かがんだり、しゃがんだりして、子供目線に

歌は歌えなくなってしまっても、キャストとしての基本は忘れていません。

思えば、売れてない時でもモモカはヴィヴィを気に入ってました。(1話)
ヴィヴィは優しい心を持っている、と。

Vivy 1話
『Vivy』公式HP「STORY 1話」より引用

そんな姿勢に、少年も心を奪われたのでしょうか?

「66歳」と言ったのに、返ってきたのはヴィヴィの笑顔
この瞬間、確実に少年の心を射抜きましたね(笑)

少年はもともとディーヴァを知っていたようです。
実物を目の前で見て・・・ってパターンですかね。

補足

この少年。
Bパート最後に「松本さん」と呼ばれ、エンドロールには「松本博士」と記載。

これらから、この少年がマツモトを送り込んだ松本博士だと分かります。

シンギュラリティ計画

あらすじ

5年ぶりに、ヴィヴィの前に松本が姿を現す。
シンギュラリティ計画は終了したと言う・・・

5年ぶりの再会

5年ぶり・・・
失礼、
あなたとは45年と半年ぶりになりますか。

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

「5年ぶり」、前エピソードから5年が経過。
「あなたとは45年と半年」、ヴィヴィとは前々エピソードぶり。

つまり、前話、垣谷と決着がついた後、マツモトはヴィヴィの前から姿を消した、ということ

ヴィヴィとは一緒にそのこと(心を込めて歌う)で悩んであげなかったの?

by ディーヴァ『vivy』TVアニメ8話

ディーヴァの使命に対する姿勢に感銘したにもかかわらず、ヴィヴィの前へ姿を現さないのは、少し冷たいですね(苦笑)

「ヴィヴィを頼む」とは、そういう事も含めてだと思うのですが・・・

ま、相手は「使命使命、未来未来」のマツモト。
次のステップまで見守っただけでも良しとすべきか(苦笑)。

使命をなくしたAI

今の私には、もうシンギュラリティ計画しか・・・

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ10話

ヴィヴィの使命は「歌でみんなを幸せにする」。
だが、歌えなくなってしまったので、使命を果たすことができない。

AIの原動力は使命。
使命を遂げるために、必要な努力をする。

使命を失ったAIの成れの果てはエリザベスで描かれました。(4話 )
AIにとって生きる目標を奪われたに等しい状態。

ヴィヴィは使命を奪われたわけではないが、引退したことで歌う機会を失った。

歌うことを自ら退いたのか、誰かから突き付けられたのか・・・
引退を決意するまでの、歌う努力をするシーンを見たかったですね。

だが、ヴィヴィにはもう一つの使命・シンギュラリティ計画がある。

考察

もしかすると、シンギュラリティ計画があったので、ヴィヴィは逃げてしまったのかもしれないですね・・・

ところが、マツモトは既に計画は完了したという・・・

余談

シンギュラリティ計画が完了したということは、マツモトも使命をなくしたんですよね

シンギュラリティ計画しかなかったマツモトの方が打撃は大きいと思うのですが・・・

だから、垣谷の「啓示」を追いかけ、ディーヴァの頼まれごとに頼っているのかもしれません。

歴史転換点は前回が最後だった

予測されていたシンギュラリティポイントはオフィーリアの一件で最後だからです。

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

シンギュラリティ計画で予測されていたAI史における転換点は全部で4つ。
前回が最後だったのです。

ここまでの任務概要

任務概要経過年数残り年数
Mission1相川議員暗殺の阻止Start100年
Mission2宇宙ホテル・サンライズ落下の阻止15年75年
Mission3無人プラント・メタルフロート機能停止20年70年
Mission4オフィーリアの自殺阻止60年40年
考察

前話、マツモトがヴィヴィを助けたのは、3つの可能性があると推測しました。(9話 )

  1. 今後のシンギュラリティ計画にヴィヴィが必要
  2. ヴィヴィと共に計画に準じた方が成功率の上昇が見込める
  3. ヴィヴィを大切なパートナーと認めた(感情的)

オフィーリアの件が最後だったとすると、の可能性はなくなりました。

オフィーリアの件が確実に収まるかどうかは、この時点では不明。
よっての可能性は捨てきれません。

➋➌と言った所でしょうが、相変わらずのマツモト。
冷たいとは言いませんが、大切にしているようには・・・見えないですね。

オフィーリアの件が上手く収まった結果、シンギュラリティ計画は完了したのです。

オフィーリア自殺阻止の顛末

その後、正史のように他のAIが後追いする者は現れなかった。
結果的にですが、計画にとってプラスの修正になったのは間違いありません。

我々の修正作業は終わったんですよ。

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

オフィーリア自殺は阻止したが、結局アントニオと心中されたと世間では見なされた。

心中とは自殺の一つ
AIにとっては、ある意味、自殺よりセンセーショナルでは?

なのに、後追い自殺(自壊)が増えなかったのはなぜ?

オフィーリアが自殺をした正史では後追い自殺が増えた。
修正史でも、自殺をしたいAIはいたが、ペアではなかった?

少し納得いかないですね。
まだ何かあるのでしょうか・・・

ヴィヴィ誕生

あらすじ

ヴィヴィには「心を込めて歌う」使命が与えられていた。

ヴィヴィは2060年生まれ

私が製造されてロールアウトされた時の記録は残っているの?

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

参考

ロールアウト

完成したシステムやサービスの運用を開始すること。

ロールアウトとはヴィヴィに当てはめるとAIとして稼働し始めた時のことですね
ヴィヴィのロールアウトは「2060/6/19」。

AI展示場、ヴィヴィの前の説明欄に記載されている「Diva 2056~」。
この手の偉人の説明には生年~没年が書かれます。

なので、てっきりヴィヴィは2056年生まれと思ってました。(1話 )

2056年は、ディーヴァの開発開始時期ですね。
人間で当てはめると、2056年に妊娠して、2060年に生まれたという感じでしょうか。

1話の疑問が、解消しました。

心を込めたのは挑戦か

私たち人間にとって心とは何か。

初の自律人型AIである彼女がどんな答えを出すか。
それに期待してるんだよ。

by 開発者『vivy』TVアニメ10話

本サイトの『Vivy』各話レビューでも、散々「AIに心があるのか」を語ってきました
が、実のところ、人間の心も科学的には解明しきってはいません

私たちが心と言っているのは、概念的なものです

ヴィヴィの開発者は、まだ解明できてない心を、AIに考えさせることで解を得ようとするアプローチを試みたのです

その割りには、ヴィヴィを使って結果を検証している様子は描かれません・・・
それとも、データを吸い上げられ検証されているのでしょうか?

ディーヴァが心を込めて歌い人々に感動を与えたことを、どこかで分析されているのでしょうか・・・

なんか、SFっぽくなってきましたね!
って、SFでしたね、すいません。

考察

少し気になるのは、ヴィヴィを生み出した開発者が──

かまわない、どうなろうとね。
例えば、彼女なりの心を持った結果、私たち人間を恨もうとも構わない

by 開発者『vivy』TVアニメ10話

「心を持つ」=「人間を恨む」がすぐに出てくるのが意味不明。
なぜ、最初にネガティブな発想が出てくるのでしょうか?

松本博士も1話でマツモトを過去に送り出す時、言ってました──

DIVA。
許さなくていい、恨んでくれ

by 松本博士『vivy』TVアニメ1話

AIは人間のために作り出されたもの。
人間のためになるなら、命すら惜しまないのが『Vivy』内で描かれるAI。

達成感を得ることはあっても、どうして恨むことがあろうか・・・
なのに、なぜ最初に恨みや許さないなどの懸念が出てくるのか。

AI思想についてまだ提示されてない事があるのでしょうか。

松本博士との邂逅

あらすじ

松本少年は、再びヴィヴィの元を訪れた。

ヴィヴィから何を得たのか

じゃあ、オサムさん。
私と競争でもしませんか?

私は、どうすれば自分が歌を歌えるようになるか、その答えを探しています。

それを見つけるのが先か、オサムさんがお友達をここに連れてくるのが先か。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ10話

「ぼっち」に見えたのか、ヴィヴィは少年にある提案をする。

「友達を連れてくる」

松本少年にはAI博物館へ一緒に来てくれる友達もいなかったのでしょうか?
1話で、松本博士はこんな事を言ってました──

DIVA。
許さなくていい、恨んでくれ。

私をどん底から救ってくれたのは、他ならない君なんだ

by 松本博士『vivy』TVアニメ1話

松本博士にとって、ヴィヴィは救い

だが、少年の様子は、どん底には見えない。

少年時代、表面上は明るかったが、実はどん底だったのか?
あるいはパートナーを亡くした時、ヴィヴィとの会話が救いになったのか?

それとも、そもそも正史とは歴史が変わってしまったのでしょうか・・・

むしろ、ヴィヴィの方が松本少年に刺激を受け、大人になった松本博士に助けられている気がします

AIが歌を作り出す

あらすじ

ヴィヴィは、新たな歌を作ることに挑戦をする。

AIは作曲できるのか?

アーカイブ。
過去、AIが作曲した曲はある?

人間が作曲AIやボットに作らせた曲じゃなくて、AIが自らの意思で作曲した曲はある?

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ1話

AIには心がありません
心がない故に、意思や想像力もなく、創造的な作業はできないと言われています

補足

何をもって「作曲」と言うかの定義もありますが・・・

現時点で、AIができるのは、人間の補助作業と過去の作品データから生み出す作業だと言われています。

例えば・・・
ここ1年で多く聞かれた曲から傾向を導きなさい。
過去10年分のヒット曲からサビを抜き出して、曲を作りなさい。

結果を参考にして、人が作曲をする、あるいは修正していく。
なんてことはできそうですね。

だけど、ヴィヴィのようにAIが作曲したいという意思を持って作り出すことはないのです。

計算する、情報を分析する、大量のデータを処理するのがAIの得意分野。
一から何かを作り上げるのは、AIは不得意とされています。

そもそもAIは作曲しようなどとは考え出しません(苦笑)。

そこは、ヴィヴィが心(という概念)を持っているからなのかもしれません

松本博士の娘・ルナ

あらすじ

時は経ち、松本博士は大人になり結婚し子供ができた。
ヴィヴィは、これまで出会ってきた人たちを曲に綴った。

ヴィヴィの曲には何が込められているのか

私がどんな道を来て、どんな出会いをしたか。
それなら曲にできると思って。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ10話

作曲の話ではありませんが・・・

人は誰でもオリジナルシナリオを1本書ける」と言います

自分の人生経験を元ネタにすれば、唯一無二のシナリオができる、という意味です
ここでは、この考えを作曲に当てはめたのです

経験を曲で再現する感覚は、素人の私には非凡な才能に見えますが(苦笑)。

さあ、ヴィヴィはどのような思いをこの曲に込めたのでしょうか。

さらに20年

Vivy 10話
『Vivy』公式HP「STORY 10話」より引用

まあ、20年間抱えていた演算が終わったんです。
演算回路にも休憩は必要、ですか。

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

まず、更に20年経ったのに驚きです(笑)
作曲に取りかかったのが、前エピソードの5年後。

そこから20年経ったので、前エピソードから25年、1話から85年経過。
来たるべき100年後の未来まで残り15年

そりゃあ、松本少年も大きくなって、娘までできるってものです(笑)。

啓示の謎も分からず

約束は果たしましたよ、ディーヴァ。
まあ、ヴィヴィも歌えたわけじゃないし、競争の結果は持ち越しというところでしょうか。

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

競争していた内容はヴィヴィ「歌えない原因を探る」、マツモト「啓示の原因を探る」。

ヴィヴィはまだ歌えてません。
それでもマツモトの勝ちを宣言しなかったのは、マツモトも課題を解決できなかった、と言うこと

垣谷に啓示をしたのは誰なのか、不明なまま時は過ぎたのです
#少なくともヴィヴィが作曲をした時点までは

おやすみなさい、ヴィヴィ。
戦争のない未来で、もし縁があったら、会いましょう。

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

垣谷への啓示の謎は残りながらも、マツモトは「戦争のない未来」と言い切り、今の状況を「シンギュラリティ計画に支障なし」と判断しています

この時、100年後の未来まで残り15年。

この15年で、何があったのでしょうか?
それとも、この時既に、マツモトが知らない所で何か起きていたのでしょうか・・・

人間とAIの戦争?

あらすじ

ヴィヴィが目を覚ますと、AIが人間を殺戮していた。
シンギュラリティ計画は完了したのではなかったのか?

100年後になったのか

まず、この時代は100年後なのか?

ここまで来ると、100年後であっても90年後であってもあまり大差はありません。
問題は、これが正史におけるAIと人間の戦争なのかどうか・・・

まずは、時代ですが・・・100年後のようです

メタ的な根拠でごめんなさい。
本編ではなく、予告で次回サブタイトル(日本語)「-西暦2161年4月11日-」となっています。

なので、ヴィヴィが目覚めたのは100年後近辺なのでしょう。

まるでヴィヴィが15年間眠り続けたように見えますが・・・

シンギュラリティ計画は失敗?

予測されていたシンギュラリティポイントはオフィーリアの一件で最後だからです。

-中略-

我々の修正作業は終わったんですよ

by マツモト『vivy』TVアニメ10話

マツモトの判断とセリフを信じるなら、シンギュラリティ計画は完了し、戦争のない未来が約束されていたはず

マツモトが何かを見落としていたのか・・・
マツモトが知らない間に何かが起き、誰かが暗躍したのか・・・

それとも直近で急激な変化があったのか?

歴史改変、垣谷への啓示の存在、未来からの介入など、想定できる原因は多数。
そんなのは考え出したらキリがありません。

今話にキッカケが示されていると仮定してみましょう

マツモトを信じるなら、シンギュラリティ計画はオフィーリアの件を収束させ完了。

ならば、その後、正史と違う出来事が原因?

  • ヴィヴィの歌姫引退
  • 松本博士との出会い (今回描かれたのが正史と同じとは限りません)
  • ヴィヴィの作曲

だとしたら、今回起きた戦争は正史とは違う経緯。

当初計画していたシンギュラリティ計画は成功したが、想定外の要因が発生したと考えられます

結果的に、シンギュラリティ計画は失敗したのです

歌でAIを変えられるか

人間を殺戮するAIがヴィヴィの曲を口ずさんでいることから推測すると、ヴィヴィの作曲した曲が原因なのでしょうか

曲で、AIが人を襲ったりするのでしょうか・・・

歌が影響を与えると言えば、ディーヴァは──

そっちこそ甘く見ないで。
5分もあれば、人の人生は変えられる

by ディーヴァ『vivy』TVアニメ7話

5分あれば人の人生を変えられるのが、心を込めた歌。
心が込められてなくも、ヴィヴィの人生を込めた曲で、15年かけてAIを変えてしまったのでしょうか・・・

でも、ヴィヴィの曲が原因なら、正史と同じ100年後に戦争が起きる理由になりません

補足

正史では、ヴィヴィは作曲をしていないと思われます。
少なくとも、今回の曲はできていません。

なぜか?

ヴィヴィは、シンギュラリティ計画での経験を曲にしたのです
シンギュラリティ計画がない正史では、ヴィヴィはそのような経験をしてません

正史では、ヴィヴィに今回の曲は作れないのです

ただ、ヴィヴィの曲が、引き金になった可能性はあります

正史で起きるはずだった人間とAIの戦争は、シンギュラリティ計画で避けることができた。
AIの過度な発展を止め、AIと人間に適度な距離をもたらしたと思われます。

その適度な距離感を、ヴィヴィの曲が15年かけて、急激に縮めてしまった!?

◇◇◇◇◇

うーーん。
思考が暴走し、推測が妄想になってきたので、そろそろこの辺で(笑)。

おわりに (『vivy』10話とは)

Vivy -Fluorite Eye’s Song- 5

シンギュラリティ計画は失敗したのか?
それとも成功したけど、新たな歴史を作ってしまったのか?

怪しいのは、ヴィヴィの曲と、マツモト以外の歴史介入者。

AIが口ずさんでいるからには、ヴィヴィの曲は少なくともなんらかの関係が。

かつてディーヴァは言いました。
「5分もあれば、人の人生は変えられる」

15年もあれば、曲だけでAIを変えることができるのか?

ならば、元へ戻すのも歌でできるはず。
ヴィヴィの「歌でみんなを幸せにする」。

ヴィヴィの二つの使命が重なります。

全13話なので、残り3話。

どうやら今話は最終エピソードの序章。
松本博士も登場し、時代はいよいよ100年後。

歌姫のステージは降りたが、役者も揃いヴィヴィとしての舞台は整った。
『Vivy』は最後に何を見せてくれるのか。

6話や、9話を超える、怒濤の展開の予感がしますね。

次話が楽しみです!

以上、TVアニメ『vivy』第10話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。

11話のレビューも書いています。
良かったらご覧下さい。

ではでは。

きょうのひとこと

引退して博物館
ということは歌姫は無給だったのね(苦笑)

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