vivy

アニメ【Vivy】5話 感想&考察 なぜAIは再起動?マツモトはなぜこのタイミングで目覚めた?

Vivy 5話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』第5話、鑑賞しました。

本サイトでは、原作ありアニメを原作情報の紹介と共に解説してきました。

Vivy』は原作なし。
#正確に言うと原案はあります

解説はできないので、あくまで個人的な解釈を含めた考察になります。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

今話の疑問点 (リンクは該当箇所へ)

  • なぜ廃墟で結婚式を? 
  • 液体型ストレージは存在する? 
  • なぜヴィヴィには空のカップを? 
  • なぜ土木作業用AIが子供を受け入れる施設を? 
  • なぜM経由でデータ転送できたのか? 
  • 全機能停止したのに、なぜAIは動き出したのか? 

Vivy(全13話)各話リスト

話数 サブタイトル 任務
第1話 My Code -歌でみんなを幸せにするために- Mission 1
第2話 Quarter Note -百年の旅の始まり-
第3話 A Tender Moon Tempo -星たちとの歓談- Mission 2
第4話 Ensemble for Polaris -私たちの約束-
本レビュー Sing My Pleasure -あなたを笑顔に- Mission 3
第6話 Sing My Pleasure -あなたを愛する-
第7話 Galaxy Anthem -歌でみんなを幸せにするために- Mission 4
第8話 Elegy Dedicated With Love -たった一人の大切なパートナー-
第9話 Harmony of One’s Heart -私の使命、あなたの未来-
第10話 Vivy Score -心を込めて歌うということ-
第11話 World’s End Modulation -西暦2161年4月11日-
第12話 Refrain -私の使命-
第13話 Fluorite Eye’s Song

※リンクは各話レビューへ

ここまでの任務概要

任務 概要 経過年数 残り年数
Mission1 相川議員暗殺の阻止 Start 100年
Mission2 宇宙ホテル・サンライズ落下の阻止 15年 75年
Mission3 無人プラント・メタルフロート機能停止 20年 70年

今回のあらすじ

あらすじ

宇宙ホテル・サンライズ落下事件から約5年。
ヴィヴィの前に再びマツモトが現れる。

AIの発展は正史よりも加速。
その勢いを阻止すべく海上無人プラントメタルフロート」の機能を止めることに。

「シンギュラリティ計画」に則り、これまでヴィヴィがこなした任務は2つ
相川議員暗殺と宇宙ホテル・サンライズ落下事件

どちらも一定の成果を出し、計画は順調
これで、AIの”急激な”発展を抑えられるはずだった──

しかし、結果は正史より更に早まることに・・・

人間とAIの関係を見ているとAIが発展するのは良いことに思えます。
なのに未来を知るマツモトだけでなく、AI研究最前線の現在の博士まで懸念する。

なぜAIの急激な発展が、人間との戦争に発展するのか?
その解の一端が今話で示されました。

AIの暴走・・・
ただ、原因については次話言及されるでしょう。

むしろ今回気になるのは──

なぜ、5年後のこのタイミングでマツモトが目覚めたのか
そこに、シンギュラリティ計画の目的、マツモトの正体を示すヒントがありそうです

では、今話を振り返っていきましょう。

オリジナルテレビアニメ「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」第5話予告
アニプレックス

感想&考察レビュー 第5話「Sing My Pleasure」

離島での結婚式

正史では、AI研究者・冴木とAIグレイスが、廃墟となった教会で将来を誓い合っていた。

描かれているのは正史

無人島カット後に写されるフローチャート
正史は青いラインで、修正史(ヴィヴィ達が介入した歴史)は赤いラインで描写

わかりやすいですね!

フローチャート以外のシーンでは、画面の上下に黒帯が入る横長のシネマスコープサイズで描かれるのが「正史」を表しています。
こちらも分かりやすい。

フローチャートで分かるように、アバンタイトルで描かれたシーンは今はなき歴史「正史」の出来事です

疑問

教会のある無人島が引きの画面で終わり、フローチャートの赤いライン(修正史)の先で同じレベルで表示されるのは海上無人プラント「メタルフロート」がある島。

二つの島は形が似ていますが、同じ島なのでしょうか?
ただ人工物の塊となり、緑豊かな島の特徴は影も形もありません。

偶然、同じような島にメタルフロートが建設されたのでしょうか・・・

本編とは関係ありませんが、同じようなアングルで写しているので気になりました。

正史では反AIが強い

Vivy 5話

ごめんな。
結局、こんな場所しか用意できなかった。

by 冴木タツヤ『vivy』TVアニメ5話

誰もいない廃墟となった教会での結婚式
人間とAIの結婚式

なぜ、こんな所で結婚式を?
AIが相手だから、堂々と結婚式を開けないのか?

このシーンは、正史──
5年前、宇宙ホテル・サンライズ墜落で多くの被害者が出た世界です

ホテルの制御を任せたAIへの不信感が爆発しました。
まあ、落ちた場所によっては未曾有の犠牲者が出ていたわけですからね。

AIへの暴力や破壊行為が頻発し、このことは前回のトァクのような反AI集団が乱立する温床となった

by マツモト『vivy』TVアニメ3話

今はサンライズ墜落5年後、”反AI気運”が強まっていた歴史の真っ只中

だからAIとの結婚なんて周囲に認められなかったのでしょう。

二人の誓いの挨拶が「生涯愛します」ではなく「生涯守ります」というのが二人の困難な行く末を物語っていますね

推測

冴木博士はAI研究者。
正史の反AIの社会では、仕事にありつけなかった可能性も。

後に出てくる修正史の冴木博士の身なりと比べても、雲泥の差。
まあ、正史では普段着だったという可能性もありますが(笑)。

地位もなく、金もなく、反AIの同調圧力によりAIとの結婚など言語道断。
そういう空気感だったと想像できます。

ヴィヴィのステージ

ニーアランド。
ヴィヴィのステージは日増しに観客が増えていた。

対人戦闘用プログラムの影響はなし?

ご静聴ありがとうございました。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ5話

1話では閑古鳥が鳴いていたヴィヴィのステージ。
3話で小劇場を埋めるように。

Congratulation! (by マツモト風)

5話で、ついに中規模劇場に進出!
(まだ目標のメインステージではありません)

OPに重ねるとは、ヴィヴィに対しての褒美か、上手い演出です。
ゾクッとしました!

ヴィヴィの言葉を信じると、より心を込めて歌えるようになったためか。
歌い終わった後のヴィヴィの笑顔もかなり自然になりました♪

前話で、ヴィヴィが対人戦闘用プログラムをインストールしたので、歌唱に影響がなかったか心配でした(笑)

なにせ、2話ではヴィヴィは拒んでいましたからね──

ヴィヴィ:勝手なことをしないでください。
マツモト:何をするんです。もしかして歌唱機能への影響を気にしているのですか?
ヴィヴィ:当然です。だって私は・・・

by 『vivy』TVアニメ2話

前話では、モモカの妹ユズカを助けるために、戦闘用プログラムに頼らざるを得なかった。
結果、影響はなかったと言えそうですね。

戦闘用プログラムがあるので、キレのあるダンスもできそうな気がしますが・・・
それはまた別の話ですね(笑)。

ヴィヴィの部屋

サンライズ落下事件から5年1ヶ月。
再び、マツモトがヴィヴィの前に現れる。

マツモトを待っていた?

ナビ、外部からのアクセスはない?
身元不明のデータとか、ウイルスとか。

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ5話

ヴィヴィがマツモトと絡みたくない、いつものお約束・・・ではないと見ました!

AIの”急激な”発展を止めるのが「シンギュラリティ計画」。
にもかかわらず、現実はヴィヴィでも急速だと感じる、AIの進歩。

過去にこなした2つのミッション。
その結果、計画は順調なのか、戦争は止められるのか、危ぶんでいたのだと思われます。

つまり今回は、ヴィヴィはマツモトを待っていたのです

前話ラスト、ユズカにテディベアを渡してしまった。(4話)

ヴィヴィは、マツモトはAIプログラムでテディベア以外を操作できることも分かってます。

ヴィヴィの部屋にはヌイグルミもロボットもない。
最初の時のように、ヴィヴィ自身に入り込んでくると予想していたのでしょう。

シンギュラリティ計画の思惑と反して、ますます急激に発展するAI。
なのに、なかなかマツモトがアクセスしてこない。

もしかするとセキュリティが厳しくて、マツモトが入ってこられないのではないか・・・
ヴィヴィは心配して思わずナビに不審な通信がないか確認をしたのです。

そこへ、マツモトがキューブ型のボディで現れ、またまたヴィヴィを驚かせたのです。

マツモトは、アーカイブでヴィヴィと話すときは、キューブ型。(1話、3話)
初見ではないはずなんですが、アーカイブと現実で見るのでは違うのでしょう。

100年後のAIじゃなかったの??

さあ、ようやくAI技術が追いついて僕の正式ボディのお披露目です。

by マツモト『vivy』TVアニメ5話

AIマツモトは100年後のAI。
1話の時点から既に20年(15年後サンライズ落下、今回5年後)。

まだ100年後には80年あるのですが、マツモトの正式ボディがこのときに完成!?
まあソフトウェアはバージョンアップされていくのでしょう。
筐体(ハード)も初号機といった感じなのかもしれないですね。

それでも、転がって移動し、浮遊するのが凄い・・・
って、なぜ普段は空中を飛んで移動しない??

エネルギーの節約か(笑)。

ヴィヴィの肩に乗るのも、テディベア時の名残?
キューブ状で乗っているのは、ちょっと不自然に見えるのは私だけでしょうか(苦笑)。

マツモトは常に状況を監視している?

このタイミングで僕が目覚めたのならば、今が歴史の転換点ということです。
取り返しはつきますよ。

by マツモト『vivy』TVアニメ5話

このセリフから二つのことが推測できます。

このタイミングで目覚めたのなら、今が歴史の転換点

このセリフ。
これはマツモトは「計画された時間に起動するのではなく、常に社会情勢をウォッチしている」仮説が成り立ちます。

私は最初、正史で冴木博士のAIとの結婚を邪魔するタイミングだから目覚めたのだと思ってました。

マツモトの言い草だと、そうではなく。
AIが急速に発展するのを止めるメガフロート停止、これが”新たな”転換点。

きちんと現状を把握し、修正史の歴史転換点を捕らえているのです
100年後からマツモトを送り込んだ際に計画した歴史転換点で活動するのではなく、歴史動向を把握しながら、次の歴史転換点を探り目覚める

それがたまたま冴木の結婚の時期と、しかも修正史でも冴木とグレイスに絡むミッションとなったのです。

それが、マツモトがグレイスを見かけたときに発した──

グレイス:ようこそおいで下さいました、お客様。グレイスと申します。
マツモト:なるほど、そうきましたか

by マツモト『vivy』TVアニメ5話

正史では冴木とグレイスの結婚を阻むミッションだった。
が、正史とは歴史が大きく乖離し、二人の結婚を阻害する必要はなくなった。
修正史では、グレイスと会うことはないと思われた。

にもかかわらず修正史でも出会う。
運命のイタズラを感じ「そうきましたか」と言ったのではないでしょうか。

このタイミングで目覚めたのなら

そもそも、このセリフ違和感ありませんか?

マツモトは、”自ら”今のAI発展状況を異常と判断し目覚めたとは言ってません。
今目覚めたから、まだ間に合うと言っているだけです・・・

AIマツモトが活動し始めるのは、自分の判断ではなく、まるで誰か別の存在に指示されているかのように・・・

それが、別のAIなのか、松本博士の仕込んだ単純な実行プログラムなのか、まだ情報不足。

今後気付いたら、そのタイミングで各話レビューに記載しますね。

推測

難しく考えず、単純に考えると──

AIマツモトの生みの親、松本博士が起きるタイミングを予め歴史転換点に合わせて起動するようプログラミングしているだけかもしれません。

ただし前提条件があります。
AIマツモトがミッションを行う際、松本博士が計画した通りに実行し、他に歴史介入しないこと。

この条件が厳格に行われれば、予め予想は可能でしょう。

が、現実的ではないですね・・・

事実、ヴィヴィの想定外の行動でマツモトの思惑通りに事は進んでいません。

AI研究者・冴木

今回の任務は、海上無人プラント「メタルフロート」の機能を止めること。
まずは、建設に関わったAI研究者・冴木と接触。

冴木はヴィヴィを知っている!?

やはり君は、ニーアランドのディーヴァ。

その声、間違いない。
5年前、サンライズにいたのは君なのか。

by 冴木タツヤ『vivy』TVアニメ5話

冴木はヴィヴィの正体を知っていた
車中、マツモトの申し出に急に協力する気になったのも、バックミラーでヴィヴィがニーアランドのディーヴァだと気付いたから。

冴木は、元トァク。
ヴィヴィのことをニーアランドで働いているとだけでなく、5年前のサンライズ事件に絡んでいたことも知っていた。

疑問

ということは、当然垣谷ユウゴもヴィヴィの正体を知っているはず

宇宙ではヴィヴィの姿を見ただけで様相が変わったほどなのに、居場所を知っていて接触してこないのはなぜでしょうか?

終盤、三度垣谷が現れたので、次回分かるかもしれないですね。

5年前の事件が、かえってAI発展させることに

5年前のサンライズの一件は知ってるだろ?

エステラの示した献身的な行動。
その英雄的行為をみんなが褒め称えた。

あれこそ、AIのあるべき姿だって世界中がね。

by 冴木タツヤ『vivy』TVアニメ5話

5年前の宇宙ホテル・サンライズ落下。
反AIテロリスト集団トァクの目的は、AIエステラが任されている宇宙ホテル・サンライズを落下させ、人的被害を出し、反AIの気運を高めようとしていた。

ヴィヴィとマツモトは、戦争の火種にならないようサンライズ落下で人的被害を出さないよう行動。

結果、エリザベスの垣谷ユウゴを助けたい気持ちと、エステラの献身的な行動により人的被害は回避。

世論は、トァクが狙った反AIにはならず、これはマツモトの狙い通り
しかし、AIを押す世論が形成され、ますますAIの発展に勢いがついたのです

皮肉な結果ですね・・・

海上無人プラント「メタルフロート」

休むことなくAIの部品や回路を作り続ける、世界初の完全AI制御による海上無人プラント。

通称「メタルフロート」。

by 冴木タツヤ『vivy』TVアニメ5話

本来なら、20年後に建設される未来先取り工場

20年も早まったのは、サンライズ事件によりAIを受け入れる世論になったからか。
世界初の「完全AI制御工場」ができることにより、さらにAI普及が加速していく。

これ以上のAI進歩を防ぐために、メタルフロートの機能停止が今回のミッションです。

冴木もプラントを止めたい

包み隠さず打ち明けたヴィヴィに対し、冴木博士も本心を打ち明ける。

液体型ストレージ!?

先日完成したばかりのストレージだ。
島の全機能を停止するプログラムが入っている。

by 冴木タツヤ『vivy』TVアニメ5話

赤い液体が入ったガラス容器。
毒でも入っているのかと思ったら、ストレージ!?

ストレージ

データを長期間保存しておくための補助記憶装置。
ハードディスク、メモリカード、Blu-ray、DVDなどのことです。

取り扱いに気をつけないといけなさそうですが、なんだかカッコいい!
終盤で描かれた、液体の減り方でデータ転送状態が分かるのもいいですね!

現実でも、液体ストレージは研究されています。

ナノ粒子を使った技術で、2014年に「スプーン1杯で1TBのデータ保存が可能」と紹介されています。

上記構造であれば、液体その物にデータは保存います。

終盤のデータ転送は液体を流し込んでいたので、空になったストレージにはデータはなし。
データコピーではなく、移動しかできないようですね。

SF作品はこういうガジェットが楽しみですね!

AIには空のカップ

サポートAIグレイスがヴィヴィとマツモトに出したカップには、何も入ってない。

AIは飲み物を飲まないので、本物の珈琲を出すわけにはいかないのは理解できます。
だからと言って、空のカップを出すのは・・・真似事?

と思っていたら原案されている長月先生のツイートでフォローされてました──

なるほど。
AIに好意的な人たちのマナーとして定着しているのです。

面白い!

トァクの中も色々

あの島を止めたかった。
AIの行き過ぎた進歩はやがて悲劇を生む。

by 冴木タツヤ『vivy』TVアニメ5話

上記は、ヴィヴィに「なぜトァクに(入ったのか)?」と問われて、答えたセリフ。

話の流れから──
サンライズの事件を知っていたので5年前から冴木博士はトァクにいたように見えます

が、それなら、プラント建設計画時、もしくは建設中に邪魔をすれば良いので矛盾。

推測

恐らく、冴木博士がトァクに入ったのは最近

海上無人プラント「メタルフロート」建設に携わりながらも、AIの過剰な進歩は弊害を生むと考え、計画を止めたいと考えていた。

そこをトァクに狙われ、スカウトされたのでしょう。

相川議員のビル爆破といい、宇宙ホテル・サンライズ墜落(4話)といい、トァクは内部事情に精通し穴を突くのが上手いですね。

冴木博士はトァクの反AI思想に共感し、組織に入るが──

だが、全てを壊すというトァクのやり方は短絡的に過ぎる。
何よりあの島がかわいそうだ。

by 冴木タツヤ『vivy』TVアニメ5話

冴木博士がトァクに共感したのは一時的。
反AIと言っても、立場、考え方は様々。

冴木博士は、AIの行き過ぎた進歩には反対
同時にAIを愛してもいるのです

トァクはAIを憎んでいます。
全てのAIを破壊しようとします。

これが、冴木博士がトァクを抜けた理由でしょう。

疑問

それだけに、トァクはヴィヴィの正体がニーアランドのディーヴァだと気付いているのに手を出さないのは不思議ですね。

1体だから捨て置いているのか?

いいえ、相川議員暗殺もサンライズ墜落も邪魔をしたのはヴィヴィ。

トァクの前にヴィヴィは姿を見られています。
少なくとも垣谷ユウゴには。

いや、トァクに知られているからこそ冴木博士も知っていたのでしょう。

ならば、トァクにとってヴィヴィが邪魔な存在なはずですが・・・

修正史では結婚しない?

正史では、冴木タツヤとグレイスと言えば有名人でして。
あの二人は、歴史上はじめて結婚した人間とAIのカップルなんです。

by マツモト『vivy』TVアニメ5話

5話冒頭で描かれたように、正史では冴木博士とサポートAIグレイスは結婚。
修正史ではその必要がなくなった?

修正史では二人は結婚をしていないようです。

冴木博士の左手薬指には指輪があります。
が、AIグレイスの手には指輪が描かれていません。

もしかするとワザと描いてないのかもしれませんが、そんなことをする必要はありません。

修正史では、結婚していないと解釈するのが妥当でしょう
“まだ”結婚していないと考えることもできますが・・・

推測

二人は修正史でも仲むつまじく描かれています。
結婚すると言い出しても納得できるほど。

では、なぜ結婚していないのか──

冴木博士はメタルフロートの全機能を停止しようと画策しています。

全機能を停止すれば、サポートAIであるグレイスも活動停止します。
だから、結婚を諦めていると私は解釈しています。

ただ、冴木博士の左手薬指には指輪が。
では冴木博士は一体誰と結婚しているのでしょうか・・・

海上無人プラント「メタルフロート」

ヴィヴィとマツモトは、視察団として海上無人プラント「メタルフロート」に潜入する。

ヴィヴィも呆気に取られる、完全AI制御の海上無人プラント「メタルフロート」

そこはドローンが飛び交い、重機が無人で動くプラント。
ここで、休むことなくAIの部品や回路が作り続けられる。

人を受け入れることが使命に繋がる

人間はこれを見てどう思うでしょうか?

by 土木作業用AI M00205『vivy』TVアニメ5話

Mは、自らを「土木作業用AI」と紹介しているので、土木作業用のAIなのでしょう。
にもかかわらず、土木作業以外の接客をしています。

接客どころか、将来、人を受け入れる場所まで準備している・・・

その論理構造は──

将来、人間の方が施設の見学に来られた際、おくつろぎ頂くスペースです。
この完成予想が、マザーコンピュータの使命である「人類のためにメタルフロートを存続させる」ということに繋がるそうです。

by 土木作業用AI M00205『vivy』TVアニメ5話

将来「人間の見学を受け入れる」ことを、人間の指示ではなく、マザーコンピュータの使命を果たすために自発的に行っているのです

だから”土木作業用AI”が土木以外の接客を行い、子ども達を受け入れる準備をしている。

マザーコンピュータが人間に与えられた使命は「人類のためにメタルフロートを存続させる」こと

  1. 人類のためにメタルフロートを存続させるのが使命
  2. プラント設備が24時間365日滞りなく運用されるよう管理
    ※人間が求めているのはここが、マザーは、他にやることは・・・と思考する
  3. メタルフロートを存続させるのは、外部の人間の理解も必要
  4. 外部の人間に理解してもらうには、この島が役に立つのを示すのが重要
  5. 島が役に立つのを示すには、島の設備を見てもらうのが一番
  6. 人間が島に来たら、快適に過ごしてもらった方が印象が良くなる
  7. 子ども達が遊ぶスペース、歌を歌ってサプライズで歓迎しよう

てな感じで、思考を重ねていったと思われます。

使命を与えた人間が想定していた以上のことを、AIがやり始めたのです。

ちょっと怖くなってきました・・・

「行き過ぎたAI」「急激に発展したAI」は危険だということが少し垣間見えてきた気がします

トァク襲来

冴木博士のプログラム奪取に失敗したトァクは、島へ武力行使に打って出た。

データ転送できたのはポートが開放されたから

ディーヴァ、ストレージをMに!
M経由で、開放されたポートから強引に中枢に接続します。

by マツモト『vivy』TVアニメ5話

M経由でデータ転送できるなら、さっさとやれば良かったのに・・・
というのは無理です。

トァクが島に接近したから緊急でポートが開放されたのです──

非常アラームが認識されました。
メイン端末へのアクセスポートを開放します

by アナウンス『vivy』TVアニメ5話

冴木博士宅の会話によると、メタルフロートのメインコンピュータはスタンドアローン。
外部にネットワークが接続されていません。

だから、島へ乗り込んで、直接接続しないとデータ送信できなかった。

島に上陸して、マザーコンピュータに接続できる端末等を探すために、視察団の振りをしていたのです。

そこへ、アナウンスで、メイン端末へのポートが開放された知らせを聞いた。

だから、Mを通じて冴木博士の全機能停止プログラムを転送できたのです。

◇◇◇◇◇

それにしても、Mが機能停止間際、映し出された映像。

子ども達を施設に受け入れ、対応しているMの姿が──
心については答えられないのに、しっかり夢は持っていたのです。

ちょっと切ないですね・・・

AIの暴走?

M?
どうして?

by ヴィヴィ『vivy』TVアニメ5話

冴木博士のプログラムをマザーコンピュータへ送り込み、全機能停止させた・・・
なのに、AIたちは再び起動し、トァクを攻撃する。

目を赤く光らせ、攻撃手段を持たない土木作業用AIは、自ら海に飛び込み体当たりしてトァクの船を攻撃する・・・

まるで1話冒頭で描かれた100年後のAIと人間の戦争のようです。(1話)

AIが突如動き出したのは、冴木博士にダマされたのか、それとも暴走か?

いいえ。
これもマザーコンピュータに課せられた使命によるものではないでしょうか。

マザーコンピュータの使命である「人類のためにメタルフロートを存続させる」ということに繋がるそうです。

by 土木作業用AI M00205『vivy』TVアニメ5話

この島のマザーコンピュータの使命は「メタルフロートを存続させる」こと

人を受け入れる施設まで準備をしていたマザーコンピュータです。
攻撃されることも想定していたのではないでしょうか。

空、海からの武力行使への対策。
そして、ハッキングによる対策。

ハッキングされ強制的に機能停止をされても、バックアップで緊急復旧するよう組まれていたのでしょう。

冴木博士も知らなかった、つまり無人になってから組み込まれたということですね。

ちなみに、現実ではこんなこと起きません
万が一、AIを強制的に止めたければ、電源を切る、電気の供給を止めればいいのです。

今の技術では、電源だけは外部から取り入れないと活動できません。
#原子力潜水艦規模であればありますが人間の大きさでは不可

『Vivy』で描かれている物語はフィクションです。

おわりに (『vivy』5話とは)

『Vivy』の世界では、全てのAIは人類のために活動しています。

メタルフロートのマザーに与えられた課題。
それは「人類のためにメタルフロートを存続させる」。

あくまで”人類のため”にです。
にもかかわらず、「メタルフロートを存続させる」ために、人類を攻撃する悲劇。

トァクは確かに悪かもしれない。
が、人間は人間です。
無条件で傷つけて良いわけがない。

それでも、攻撃したのは「メタルフロートを存続させる」のを優先させるということ。

攻撃してきたトァク達を殺したとしても、AIが存続することにより幸福になる人間を優先した。

あるいは、島が機能停止された場合の関連死者数とトァク死者数を比較しロジカルに判断した可能性もあります。

この辺に、作品が投げかけるメッセージがあるのかもしれません。

以上、TVアニメ『vivy』第5話の感想&考察レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

6話のレビューも書いてます。
良かったらご覧下さい。

ではでは。

きょうのひとこと

サポートAI欲しい・・・

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