アニメ【薬屋のひとりごと】45話感想&考察 猫猫遂に本領発揮!? 子翠(楼蘭)の決断と衝撃の真相とは

薬屋のひとりごと 第45話

【文字数(本文):約1万1千文字(目安18分)

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第45話「蟇盆」を鑑賞しました。

本レビューではアニメ感想だけではなく、原作・コミカライズ情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。

皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

今話の原作

原作小説 4巻

コミック 18巻

今回アニメ化されたのは──

原作

4巻 17話「蟇盆」中盤 ~ 18話「飛発」中盤まで

コミック

17巻 70話「砦の女達」中盤 ~ 18巻 73話「楼蘭」まで ※一部壬氏側のシーンもあり

今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)

今話で解決しなかった疑問

最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載

本レビューの方針

本レビューは、次話以降のネタバレなし

『薬屋のひとりごと』は、小説投稿サイト「小説家になろう」連載
ライトノベルと、月刊誌2誌で別の漫画家によるコミカライズ2作品があります

私は、ライトノベル、コミカライズ共に未読です。

アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成します。

アニメ鑑賞

コミカライズ、ライトノベルを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」

よって、次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください

なお、原作ライトノベル、コミカライズの情報は、「原作情報」として区別できるよう記載します。

原作情報
  • 「ヒーロー文庫」のライトノベルを ── 原作
  • 「月刊サンデーGX」連載のコミカライズを ── コミック
ココア

こんな感じです
緑系の色を目印にしてね!

引用部分も次のように緑系をワンポイントに ──

 宦官が驚いた表情で猫猫を見るが、そんなの関係なかった。
 引出しの見出しを眺め、珍しい薬を見つけるなり踊るような奇妙な動きをしてしまう。喜びがあふれ出て、頭の中に納まりきれなかった。
「なんかの呪いか、なにかか?」

 四半時、そんなことを繰り返したところだった。
 いつのまにか現れた壬氏が奇異の目で踊る猫猫を見ていた。

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

コミカライズは、別の漫画家による2作品が刊行されています。

  • 「月刊ビッグガンガン」連載の「薬屋のひとりごと
  • 「月刊サンデーGX」連載の「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜

両方読んでいますが、本サイトでは、アニメの補完となると情報の多いを選択しました。

「コミック」として紹介する情報は基本です。
が、今後も両方読んでいくので、にしかない情報があれば、その時は注釈を付けて紹介します。

ココア

同じ内容なのに、2つも読むんだ・・・

時文

その方が、理解が深まるんだよ


ちなみに、考察や疑問はオレンジ系。

考察

補足や余談、参考情報はブルー系に色分けしているので、読む際に目安にして下さい。

補足

2期 全24話 各話リスト

前半クール (25~36話)
薬屋のひとりごと (2期 前半クール)各話リスト
話数サブタイトルコミック原作
第25話猫猫と毛毛8巻3巻
第26話隊商
第27話冬人夏草9巻
第28話
第29話月精
10巻
第30話みたび、水晶宮
第31話選択の廟11巻
第32話皇太后
第33話先帝
12巻
第34話怪談
第35話狩り
13巻
第36話華瑞月

※話数:リンクは各話レビューへ

薬屋のひとりごと (2期 後半クール)各話リスト
話数サブタイトルコミック原作
第37話湯殿14巻4巻
第38話踊る幽霊
第39話氷菓
15巻
第40話巣食う悪意
第41話狐の里
16巻
第42話鬼灯
第43話祭り
17巻
第44話
第45話蟇盆
18巻
第46話
第47話
第48話

※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降はマスク

目次

はじめに

『薬屋のひとりごと』第45話「蟇盆」予告より
今話あらすじ

砦に囚われ、不老薬を作らされていた猫猫マオマオ
ある日、響迂キョウウ猫猫を逃がそうと策を講じるが見つかってしまう。

神美シェンメイが誰をいたぶろうか楽しむ様子に、猫猫はついに我慢できず・・・。

猫に小判、猫猫マオマオ蟇盆たいぼん ──
好きなことなら、罰さえもご褒美に変わる!?

猫猫、ついに我慢できず本音が出る・・・。

時文

どこかでやらかすと思ってましたが(苦笑)

一方、楼蘭ロウランは自分を押し殺し、人形のように生きてきた。
下女でいる時だけ大好きな姉と一緒にいられて、子翠シスイでいる時だけが本当の自分を感じられたのかもしれませんね・・・。

討伐軍が近づいて来たと分かれば火薬工房に火を放ち、爆発音が響いても砦からは出ない。
まるで全てを事前に計画していたかのような動き・・・。

母の罪は、娘が決着をつける!?

最後の毒は一計ありそうですが・・・。

では、今話を振り返っていきましょう。

感想&考察レビュー 第45話「蟇盆

蟇盆

あらすじ

神美シェンメイの命令で、猫猫マオマオは砦の一室に閉じ込められ、不老の薬を作らされていた。響迂キョウウが猫猫を逃がそうとするが、すぐに見張りに見つかってしまう。

不老薬と蘇りの薬

蘇りの薬は、どうやら不老の薬を作る過程で実験したらしい

事実、翠苓スイレイはその薬で甦った
前任の薬師はやはり優秀だ。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

(原作情報) 猫猫は、前任の薬師が残した資料を読んで状況を把握しています。

前任の薬師が残した資料から研究内容を理解した猫猫マオマオ

研究の本来の目的は「蘇りの薬」ではなく「不老の薬」
「不老の薬」を作る過程で、「蘇りの薬」が生まれたのです

考察

「不老の薬」と「蘇りの薬」って、全然違うものな気がしますが・・・。

ココア

確かに…

恐らく、ですが ──
前任の薬師は「老い」という現象を研究していたのでしょう

「不老の薬」は、老化の進行を止める、つまり身体の成長や変化を抑制するのが狙い。

身体の成長を止める研究を進める中で、一時的に生命活動を止める「蘇りの薬」が生まれたのではないでしょうか

でも、神美シェンメイが求めているのは ──

だが、神美シェンメイが求めるのは、1杯飲むだけで10歳若返るような不老の薬

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

これはもう「不老の薬」というより「若返りの薬」ですね

(そんなものができるはずもなく)前任の薬師の研究も行き詰まっていた・・・。

お前らも大変だな

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

猫猫がネズミに向かって言ったこのセリフ ──
できもしない薬の実験に付き合わされて大変だな、という意味でしょう(笑)

原作情報

原作では ──
エサをもらってまるまる太っているので、ネズミたちもそこまで不幸ではないと猫猫は考えています(笑)。

また、その後、この研究がどれだけ途方もないものか分かる一文があったので紹介します。

 不老ということは鼠一匹の寿命が終わるまで見守らなくてはいけない残された資料を見る限り、鼠は普通に育てていて大体三年、個体差があるものの最長で四年生きたものがあったらしい

by 『薬屋のひとりごと』原作4巻

仮に「不老の薬」ができたとしても、実験体のネズミで効果を確かめるには数年かかってしまう・・・。

仮に「不老の薬」ができたとしても、実験体のネズミで効果を確かめるには数年かかってしまうのです

気が遠くなるような実験ですね・・・。

薬師としての矜持

そんな薬あるわけない、分かってはいるんだけど・・・。

私にも薬師としての矜持がある!

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

(原作情報) 扉の外に楼蘭ロウランがいる描写は原作にもコミカライズにもありません。アニメオリジナルの演出です。子翠シスイの本音が垣間見える良いアニオリですね。

子翠シスイの正体が楼蘭ロウランだと判明してから、猫猫マオマオ子翠シスイ(楼蘭ロウラン)と直接会話していません

二人がどんな話をするのか ──
今話の後半でしっかり描かれていたので良いのですが・・・。

(後半未視聴の状態で)このシーンを見た時、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)が部屋に入らなかったのは少し残念に感じた方も多いはず!

ココア

うん、思った!
二人でゆっくり話して欲しかった!

考察

ところで、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)はなぜ猫猫のもとを訪れたのでしょう?

猫猫の様子が気になって来たのでしょうか。
それとも、何か伝えたいことがあったのでしょうか。

ここで子翠シスイ(楼蘭ロウラン)が登場するのはアニメオリジナルの展開。

原作やコミカライズにはこのようなシチュエーションではないので、想像するしかありません。

私にも薬師としての矜持がある!

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

この猫猫の言葉を聞いて、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)は安心して、戻ったように見えました

だとしたら、猫猫のことが心配で様子を見に来た、と私は解釈します。

自分が何も言わなくても猫猫なら大丈夫。
どんな状況でも自分を見失わない猫猫の姿に、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)も安心したのでしょう。

本当は、薬よりも、脱出方法を考えてほしいところですが(苦笑)。

そんな猫猫の姿を見て(聞いて)、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)もまた決意を新たにした・・・

そう感じるのは、少し感傷的すぎるでしょうか(苦笑)。

響迂の脱出計画

逃げろ 見張りはおびき寄せる

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

猫猫マオマオは部屋に閉じ込められ、食事も部屋まで運ばれてきます。
外に出られるのは神美シェンメイへの報告時だけ

(原作情報) 猫猫が閉じ込められている部屋にはトイレも備え付けられています。

響迂キョウウは、どうにかして猫猫を外に出そうと考えたのでしょう。

(原作情報) 原作では、針金が入っていたのは、これで内側から鍵を開けろという意味だと解釈されています。ただ、猫猫は「この扉の鍵は針金では開かないし、そもそもその手の道具なら部屋にいくらでもある」と考えています。

響迂キョウウは猫猫を逃がそうとしていたのです。

考察

なるほど。
前話、響迂キョウウが猫猫に何か言いかけたのは、猫猫を逃がしたかったけれど周囲に人がいて言えなかったのでしょう

もしくは、砦に連れてこられたことを謝りたかったけど、恥ずかしくて言えなかったのかもしれませんね。

叱られながらも猫猫のいる部屋に何度も近づいたのは、様子(チャンス?)をうかがっていたのでしょう。

ただ、少し不思議ですよね。

響迂キョウウは、いつの間にそんなに猫猫を気にかけるようになったのでしょう?

てっきり響迂キョウウ子翠シスイのことが好きだと思っていました。
(あるとしたら次は翠苓スイレイかなと)

猫猫は特別美人でも愛想が良いわけでもありません。(すみません)
そもそも、ここへ来たばかりです。

男の子が惹かれる要素は正直あまりない気がします(苦笑)。
むしろ、隠れ里の倉庫に入って神美シェンメイに目を付けられたのは猫猫のせいです。

猫猫を恨むことはあっても、危険を冒してまで助けたいと思う理由は見当たらないんですよね・・・

神美シェンメイへの反抗心からという可能性も考えましたが、だとしたら神美シェンメイに対して相変わらずビビり過ぎですしね。

猫猫が嫌われ者と言いたいのではありません(苦笑)。
猫猫は頼りになるので、そういう部分に惹かれるのは分かります。ただ、響迂キョウウがそこまで思い入れを持つ場面は今までなかった、という意味です。(今話で猫猫が神美シェンメイに刃向かった後なら分かりますけどね)

翠苓

クソばばあ

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

黙っていればいいのに、猫猫マオマオは我慢できずつい口に出してしまいます。

(原作情報) 原作では「気が付けば口にしていた」と描写されています。

原作によると、考えて発言したのではなく、思わず出た言葉だったようです。

これだけ威圧感のある相手に、こんなことを言える猫猫・・・。
ある意味すごいですね(苦笑)。

原作情報

原作によると ──
猫猫は、鬼婆には花街・緑青館のやり手婆で慣れているようです

そう言えば、やり手婆も問答無用でした(苦笑)

「昔はよくこれで毒を吐き出したもんだ…」/『薬屋のひとりごと』第7話より

ただ、問題は ──
こちらの鬼婆(神美シェンメイ)は加減を知らない・・・
むしろ、人を痛めつけるのを楽しんでいるようです

翠苓スイレイもまた、最初から事態が大きくならないように気を配りつつ、神美シェンメイに対しても(怖いはずなのに)意見しています

翠苓スイレイは、響迂キョウウが勝手にやったことだと理解しているでしょう。

翠苓スイレイなりに責任を感じてるのかもしれない
バカがもう1人・・・。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話
考察

砦に来てから翠苓スイレイの印象が大きく変わりましたね。
1期で、罪のない人を(間接的にですが)殺した人物とは思えないほどです

薬屋のひとりごと 第13話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #13」より引用

まだ完全には受け入れきれませんが、今の翠苓スイレイこそが本当の彼女なんだと思います

任務も、神美が怖いので仕方なく従っていたのかもしれませんね・・・

もちろん、怖いからといって人を殺していいとは思いません。

おそらく翠苓スイレイは、深く考えずに淡々と任務をこなしてきたのでしょう。

でも、目の前で人が傷つけられる、あるいは知っている人が理不尽な目に遭うのは見過ごせない。

ある意味、翠苓スイレイと猫猫は性格の一部が似ている、似た者同士なのかもしれませんね・・・

蟇盆(たいぼん)

蟇盆たいぼん
そうだ、思い出した。

古代の狂った王が行った処刑法

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

密室に毒を持つ蛇や虫と一緒に閉じ込める ──
これは拷問というより、ほぼ処刑ですね

どおりで翠苓スイレイがヘビを怖がるわけだ

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

神美シェンメイ蟇盆たいぼんを「効果覿面てきめんだった」と語っていました。
つまり、翠苓スイレイがヘビを恐れるのは、実際に蟇盆たいぼんを体験したからでしょう

疑問 41-03
翠苓がここまでヘビを怖がるのはなぜ?

神美から蟇盆の罰を受けていたからだと思われる

な~んて愛らしい♪

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

でも猫猫マオマオは全く動じません。
むしろ猫猫にとって蟇盆たいぼんは拷問ではなく、ご馳走だったのです(笑)。

原作情報

猫猫の腕には実験の跡が残っています。
1期原作でも、毒蛇に自分を噛ませて毒の実験をしたり、毒蛇を酒に漬けて飲んだりと、ヘビの扱いには慣れています(苦笑)

そういえば、子翠シスイが虫を食べていた場面で ──
原作では「ヘビやカエルは食べるけど、虫はそれほど食べない」と説明されていました。(43話 )

これが今回の伏線だったのです。

もっと言うと ──
砦に来てからの食事は毎日きちんと支給されていました。
ただ、猫猫は「携帯食のようだ」と感じていたようです。

新鮮なお肉を食べれたので、猫猫さんもきっと満足だったのではないでしょうか(苦笑)。

ココア

ギャーーキモすぎる!

時文

後宮に来てからヘビは扱えなかっただろうし、久々に味わえて嬉しかったんだろうね!

ココア

聞きたくない~~!

子翠シスイ(楼蘭ロウラン)は、それを分かっていたのでしょう。
猫猫なら大丈夫だろうと考え、蟇盆たいぼんに変えたのです。

前話で鞭打ちから猫猫を救ったのと同じく、今回も楼蘭ロウランの機転が効いた形ですね。

でも、そんなことを知らない翠苓スイレイ響迂キョウウは、早く助けなきゃと見張りの男に頼んだのです。

原作情報

原作によると、ヘビと毒虫の数は100匹以上だったようです

ですが ──

(ふざけてるな)
 冬に蛇を使うからこうなるもう冬眠していてもおかしくないので動きは鈍い。これなら、蛇を捕まえるのに慣れた猫猫はすぐさま首を落とせる。毒虫だって動きは鈍くなる。大体、蛇と一緒に入れておいたら食べられてしまうだろう。莫迦な蛙は毒虫を欲張って飲み込んで、その毒でひっくり返っていた。

by 『薬屋のひとりごと』原作4巻

肝心のヘビは冬眠前で動きが鈍かった。(逆に冬眠前で脂がのって美味だったそうです・・・)

冬だったため、(集めるのが困難で)毒を持つものは半分ほど。
ヘビと同じ箱に入れられていたので、食べられてしまったものまでいたようです・・・。

猫猫さんから見ると、全くなっていない罰だったのです(苦笑)

さて ──

魚ってことにしといてくれ

by 見張りの男『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

ヘビを焼くと焼き魚のようになるのでしょうか?

原作情報

原作によれば、見た目は「魚の切り身」、味は「鶏肉」に近いそうです

ココア

いや~~聞きたくない~~

さらに、焼くときに使った松明の火は「魚の油」を使っていたとのこと。

そのため、焼き上がりの風味が魚っぽくなったようです
だから見張りの男は「魚」ということにしたかったのでしょう。

ココア

そうだよ、魚、魚!

飛発

あらすじ

拷問部屋を出た猫猫マオマオは、火薬を作っている地下へ向かう。

火薬

頑張って逃げてね!

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

(原作情報) 子翠シスイ(楼蘭ロウラン)は、男たちが銀を拾い終えた後で火を投げ入れています。

なぜ火薬を爆発させたのでしょうか?
こんなことをすれば、さすがの子翠シスイ(楼蘭ロウラン)でも母親・神美シェンメイから厳しい罰を受けるはず。

考察

火薬を爆発させたのは、神美シェンメイの命令ではなく子翠シスイ(楼蘭ロウラン)自身の判断でしょう

砦が落ちそうだからといって、神美シェンメイが下男たちを逃がすわけありません(苦笑)。

では、なぜ子翠シスイ(楼蘭ロウラン)は火薬を爆発させたのでしょうか?

当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。

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前話のセリフ ──

人形のままでいても、お母様を止めることはできない

by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第44話

この言葉が関係してくるのでしょう。

母親を止めるには、自分が動くしかない。
もはや他人の力を借りるしか方法がないと悟ったのでしょう。

子翠シスイ(楼蘭ロウラン)と翠苓スイレイは、砦を攻めさせるよう仕向けたのだと思います

このあたりは前話レビューでも詳しく触れているので、そちらも参考にして下さい。(44話 )

最新式の飛発があっても、火薬がなければただの鉄の塊です

神美シェンメイの切り札だった大量の火薬を爆発させることで、子昌シショウ側の戦力を大きく削いだのでしょう。

疑問 45-01

子翠は、なぜ火薬を爆発させた?

まだやることがある!?

薬屋のひとりごと 第45話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #45」より引用

私は行かない。
まだやることがあるから

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

子翠シスイ(楼蘭ロウラン)は、まだ外に出ようとしません。

(原作情報) 原作によると、煙がどんどん充満してきて、すぐに建物から出ないと危険な状況です。

火薬を爆発させて目的を果たしたように見えますが、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)にはまだやるべきことが残っている様子。

一体、何をしようとしているのでしょうか。

疑問 45-02

子翠は、残って何をするつもり?

一方、逃げられるチャンスなのに、子翠(楼蘭ロウラン)についていく猫猫マオマオ
もし神美シェンメイに見つかれば今度こそ厳しい罰が待っているはずです。

なぜ猫猫は逃げないのでしょうか?

原作情報

理由は何となく想像できますが、原作にはそれを示す描写があります。

この場面ではなく、上まで昇った時の描写です。

 今、ここで楼蘭ロウランと別れてしまったら、彼女の意図がわからないままで終わってしまう
 それを確かめたかった

by 『薬屋のひとりごと』原作4巻

猫猫は、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)が何をしようとしているのか確かめたかったのです

たとえ危険だと分かっていても・・・。

考察

当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。

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逆に言えば、子翠シスイ(楼蘭ロウラン)と話す機会はこれが最後 ──
猫猫は、子昌シショウたちの末路、そして子翠シスイ(楼蘭ロウラン)の結末が分かっているようですね・・・。

だからこそ、火が燃え広がって危険でも、ついていったのでしょう。

下積み

お母様はね、私の顔もろくに覚えてないの

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

なるほど!
また一つ謎が解けました。

前々話 ──

薬屋のひとりごと 第43話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #43」より引用

── 手慣れてるよね。
慣れてるよ。
遅いとぶたれるもの

── ぶたれる?
マッサージもうまくできないと、熱いお湯かけられるの
だから必死で覚えたんだ。

── それは怖いな、ろくでもない主人だ。
違うよ、お母様なんだ、それ

by 子翠『薬屋のひとりごと』TVアニメ第43話

子翠シスイは母親から折檻せっかんされていた!?

子翠シスイの正体が楼蘭ロウランだと、なんとなく気づいていました。
ただ、前話では母親が楼蘭ロウランを可愛がっていたので、このセリフと結びつきませんでした。

下女の格好になったら、そこにいるのはただの下女なんだ

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

この一言で繋がりました。

神美シェンメイは、楼蘭ロウランが下女の格好をすると自分の娘だと認識できず、他の下女と同じように折檻せっかんしていたのです

考察

ここから、さらに分かることがあります。

楼蘭ロウランは後宮でも時々下女になり、柘榴宮の外に出ていました。
上級妃が下女になるなんて大胆すぎる・・・そう思っていました

幼い頃から大切に育てられてきたはずなので、人の世話なんてしたことがないだろうし、下女の真似をしてもすぐバレると思っていました。

正直、なぜバレないのか不思議でした(苦笑)。

でも、楼蘭ロウランにはこうした下積み経験があったのです

ココア

おお~~~
そういうことか~~

楼蘭ロウランは後宮にいた時だけでなく、幼い頃から時々下女として過ごしていたのです

言い換えれば、神美シェンメイ折檻されるリスクがあっても翠苓スイレイと一緒にいたかったのでしょう

だって、仲良くなりたくて

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

後宮で下女になったのは、自由に動き回り、いずれ忍び込んでくる翠苓スイレイと連絡を取るためだったと思われます。

でも、楼蘭ロウランにとっては ──
子供の頃からやっていたことを、後宮でも続けていただけなのかもしれませんね・・・

ココア

確かに、そうかも!

先帝の血

先帝の最初の犠牲者
先帝との間に生まれた娘と引き離された女官の話

── 確か去年亡くなった・・・。

そう。
その人が姉様のお婆様

名前は大宝

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

ようやく、大宝と翠苓スイレイの関係が明らかになりました。

大宝の娘にしては翠苓スイレイが若すぎるし、孫にしては年齢が合わない気がして、今まで確信が持てませんでした。

祖母と孫の関係だったのです

(コミカライズ情報) コミカライズによると、翠苓スイレイ子翠シスイより一つ年上なだけのようです

さらに、翠苓スイレイは先帝の血を引いていました。

だから、壬氏に匹敵するほどの美男だったのです(笑)。

先帝は認知しなかったものの、大宝は先帝の子を産んでいたのです。

『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』コミック18巻より引用

親子2代で私を愚弄するのか
娘も何をするか分からない売女だ“って。

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

なるほど。

神美シェンメイの立場からすると ──
大宝は自分の侍女でありながら先帝の寵愛を受けていました
さらに大宝の娘は、神美シェンメイの婚約者と先に結婚し、娘(翠苓スイレイ)を産んでいたのです

考察

神美シェンメイ子昌シショウのことを特別好きだったわけではないでしょう
(神美シェンメイの性格を考えれば分かりますよね)

それでも、女としてのプライドは傷ついたでしょう。
先帝に続き、婚約者までもが自分より大宝とその娘を先に選んだことが許せなかったのだと思います。

これが ──

親子2代で私を愚弄するのか

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

この言葉に繋がったのでしょう。

そう考えていくと ──

当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。

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薬屋のひとりごと 第33話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #33」より引用

以前、女児を産んだ娘がいた
娘は、先帝の子だと言い張ったが、先帝に知らぬと否定され、その父親とされた医官が女児とともに追放された

当時、医官だけは後宮内で去勢を免れていたから。
それ以来、医官も去勢を義務づけられた。

by 皇太后『薬屋のひとりごと』TVアニメ第33話

先帝が大宝の娘を認めなかったのも、神美シェンメイが裏で何か仕組んだかもしれませんね・・・

ココア

そんな…
でも、この人なら確かにやりそう…

時文

だとしたら、2番目は自分で蒔いた種になるんだけどね…

疑問 33-01
後宮を追放された医官と女児は誰? 今どこに?

女児は、翠苓の母親

後宮を追放された医官と女児は子昌の元へ行き、女児は子昌と結婚し、娘・翠苓を産んだ。医官は「不老の薬」を研究していた前任の薬師だと思われる。

疑問 44-01
翠苓が大宝の娘でないなら、なぜ大宝の墓参りをした?

大宝は、翠苓にとって祖母になるから

疑問 44-02
神美は、翠苓とその母をなぜここまで憎む?

大宝は先帝の寵愛を受け、その娘は婚約者・子昌と結婚していたから

王母の血

お母様が、お父様と結婚したのは楼蘭ロウランを産むためだったの
お母様の復讐のためだけに・・・。

お父様には西の民の血が流れていて、それは王母と同じ流れだから

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話
補足

子翠シスイ(楼蘭ロウラン)の父親は子昌シショウです。

薬屋のひとりごと 第22話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #22」より引用

羅漢が緑色のジュースを見せて「赤が映える」と言った場面で、子昌シショウが赤と緑の区別ができないことが判明しました。(40話 )

やはり、子昌シショウには西方さいほうの血が流れていました。
つまり、娘である子翠シスイ(楼蘭ロウラン)にも西方さいほうの血が受け継がれているのです。

考察

子昌シショウの才覚を見込まれ本家へと言っていましたが・・・。

お母様が、お父様と結婚したのは楼蘭ロウランを産むためだったの
お母様の復讐のためだけに・・・。

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

ここまで断言している以上、神美シェンメイ子昌シショウと結婚した理由は、子昌シショウに流れる王母の血が欲しかっただけと見て間違いないでしょう

神美シェンメイは夫への愛情はもちろん、娘への愛情も持っていません。

夫は「血」として、娘は「道具」としてしか見ていなかった。
しかも復讐のために・・・。

お前が新しい王母になればいい

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

神美シェンメイの狙いは王母、つまり未来の帝の母親

もしそうなら、壬氏ジンシを狙ったのは次期帝候補を排除するためだったと考えられます

さらに、後宮で妊娠の噂が立つと堕胎剤を勧めていた深緑を裏で操っていたのも、神美シェンメイの指示だったのかもしれませんね・・・。

実に、神美シェンメイらしい発想です。

ただ、そう考えるとおかしくありませんか?

ココア

へっ、どこが?

楼蘭ロウランを上級妃として送り込み現帝の子を産ませる。
第一継承権を持つ帝弟を暗殺する。
他の上級妃に子ができそうなら流産させる。

これらの作戦が成功すれば、楼蘭ロウランは皇太后となり国を牛耳ることができます

戦などと一か八かの賭けに出なくても、夢が叶うのです

なのに、なぜ神美シェンメイは戦を起こそうとするのでしょう?

ココア

あっ、確かに・・・
すっかり忘れてた(苦笑)

暗殺のために飛発や火薬を作っているのは理解できます。

でも、作っている量が明らかに暗殺目的を超えています。
さらに、この堅牢な雪山の砦まで・・・。

どう考えても戦争を意識しています

当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。

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考えられる理由は二つ。

  • 神美は正常な判断ができないほど精神的におかしくなっている
  • すでに楼蘭が現帝の子を身籠もったので、強行策に出た

現時点では、どちらもあり得ます。

は読んで字の如くなので、をもう少し掘り下げましょう。

楼蘭ロウランはすでに現帝の子を身籠もっている

時文

だから堕胎剤を飲んでいるんだろうね

ココア

なるほど、そういうことか・・・

そのため、楼蘭ロウランは後宮にいる必要がなくなり、外に出てきたのかもしれません。

あとは、現帝と後継者を始末すれば良い。
つまり戦ですね。

暗殺は失敗しましたが、楼蘭ロウランが子を成したのであれば、もう隠れて動く必要はなく、力業で現帝や皇族を一掃すればいい。

そうすれば、皇族の血を持つ楼蘭ロウランの子が自動的に次期帝になる、という理屈です

ただ、そんなにうまくいくとは思えませんが(苦笑)。

ああ、なるほど・・・。

でもでもありませんね。
両方が絡んでいるのでしょう

神美シェンメイ本人はのつもりで動いているかもしれませんが、すでにの状態に陥っている・・・。

そう感じますね。

疑問 43-02
子翠の面は、なぜ緑?

子翠も父親・子昌から王母の血を引き、赤と緑の判別ができない

疑問 45-03

神美は、なぜ戦をしようとしている?

堕胎剤

前に子翠シスイがしてた怪談話。

鈴虫の妻が夫を食べる話
あれは自分の話をしてた?

後宮という籠の中で、いずれ子を産み、帝を食らう自分を虫に例えて・・・。

だけど、子翠シスイはそうなることを恐れた

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

子供を身ごもれば、その父親を食らうことになる。
子翠シスイが語った鈴虫夫婦の怪談は、自分と帝の関係を暗示していたのです。

同時に、そうなってしまう未来を強く恐れていたのでしょう

だからこそ、時折、堕胎剤としても使われる鬼灯ほおずきを口にしていたのだと思います。

原作情報

原作では、猫猫マオマオは ──

彼女が虫を捕まえた場所の近くには、鬼灯ほおずきにおしろい花といった堕胎剤の材料がたくさんあった

by 『薬屋のひとりごと』原作4巻

ここまで推察しています。

考察

下女や下男に堕胎剤の材料である鬼灯ほおずきやおしろい花を取りに行かせるわけにはいきません。

たとえ本人たちが知らなくても、万が一バレるリスクがあります。

だから、自分で北側の森へ足を運んでいたのでしょう。

もちろん、虫を手に入れる目的もあったはずですが(笑)。

なるほど。

堕胎剤の材料を手に入れるために、下女に変装してまで上級妃が宮を抜け出すというリスクを冒していたのです

ココア

おお!
そういうことか!!

考察

母親の野望を阻止するためとはいえ、生まれてくる子供には何の罪もありません。

なぜ、子翠シスイはそこまで決断できたのでしょうか?

帝との子が存在する限り、神美シェンメイは諦めない。
あるいは、帝の血を引く子供が生まれれば、また新たな争いが起きる。

子翠シスイは、この連鎖をここで断ち切りたかったのかもしれませんね・・・。

疑問 43-01
子翠は、なぜ鬼灯を食べる?

帝の子を生みたくなかったからだと思われる

安楽死?

毒を飲ませたのか?

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

眠っていると思われていた子供たちの異変に気づき、猫猫マオマオが脈を取るとなんと息をしていませんでした・・・。

これだけ派手なことをしたんだよ。
一族郎党皆殺し、目に見えてるでしょ

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話
原作情報

猫猫も ──

 たとえ幼い子どもでも、その中に含まれる親のした仕打ちがわからず、そのまま絞首台へと上げられるのだ

by 『薬屋のひとりごと』原作4巻

この意見に同意しています。

討伐軍が砦を落とせば、一族郎党皆殺し。
罪のない子供たちも、何も分からないまま処刑されてしまう運命です。

考察

それならば、本当の事も知らず、恐怖も感じず、今のうちに毒で安楽死させた方が幸せだと子翠シスイは考えたのでしょうか?

そんなはずありませんよね。

子翠シスイは ──

薬よ

by 子翠(楼蘭)『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

毒ではなく薬だと断言しています

この意味、もうお分かりですよね?

当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。

続きを読む (クリックして下さい)

子翠シスイは子供たちに「蘇りの薬」を飲ませたのでしょう

子供たちは仮死状態になり、いずれ目を覚ますはずです。

だとしたら、子一族とは無関係な猫猫に子供たちを託すつもりで、ここへ連れてきたのでしょう。

いずれにせよ、子供たちは助かる見込みが出てきました。

ココア

おおっ、良かった~~!

でも、まだ油断できませんよ!

ココア

えっ、なになに!?
怖いこと言わないでね!

いやいや、冷静に考えましょう。

「蘇りの薬」について、翠苓スイレイはこう言っていましたよね。

私は、この程度で済んだが、失敗すれば記憶を失う
人体で試すには、まだまだ改良の余地ありだ。

by 翠苓『薬屋のひとりごと』TVアニメ第45話

失敗すれば記憶を失うリスクがあるのです。

「蘇りの薬」はまだ改良が必要で、失敗の可能性も残っています。

子翠シスイは、それも理解した上で賭けに出たのでしょう。

私には嫌な予感しかしませんね・・・。

ココア

そんなぁ・・・

時文

まあ、ある意味記憶を失った方が幸せな気も…

さて、子供たちの運命や如何に?
そして、猫猫は、何の為にここへ連れてこられたのか!?

それにしても、責任者である子昌シショウは何をやっているんでしょう?
そもそも、今どこにいるのでしょうか??

残り3話です!

おわりに (『薬屋のひとりごと』45話とは)

原作小説 4巻

コミック 18巻

前半は、蟇盆たいぼんでの猫猫マオマオさんの対応力?いや、胆力?に度肝を抜かれましたが、後半は子翠シスイに全部持っていかれた今話!

猫猫にずっと正体を隠し、こんな場所まで連れてきた子翠シスイ
その正体は、後宮に謀反を起こす一族の娘・楼蘭ロウラン

(原作によると)「子翠シスイ」は楼蘭ロウランの幼名であり、そして大好きな姉の名前でもあります。

この名前には特別な思い入れがあるのでしょう。

ただ、その名で呼ぶ人はごくわずか。
今では後宮で下女として過ごしていた時しか使われなかったかも・・・。

楼蘭ロウランにとって子翠シスイでいる時間は、人間らしく感情を表に出せる本当の自分に戻れる貴重なひとときだったのでしょう。

隠れ里に戻ってからは、猫猫以外誰も子翠シスイと呼ばず。
本人も、正体が楼蘭ロウランだと分かった今、猫猫から子翠シスイと呼ばれることはもうないと思っていたはずです。

そんな中での「子翠シスイ」呼び。

彼女の気持ちは想像するしかありませんが ──
「まだその名で呼んでくれるの?」という思いだったのではないでしょうか。

涙をこらえ満面の笑顔で応えたその表情は、まさに子翠シスイそのものでした!

ココア

確かに楼蘭ロウランの姿だったけど子翠シスイだった~~

時文

当サイトでは今後は、楼蘭ロウランではなく子翠シスイと呼びます!

いや~~どう考えても、子翠シスイにとってはバッドエンドの流れ。
猫猫が砦から子翠シスイを連れて逃げようとしたので、少しは希望を持ちたいですが、子翠シスイ自身はすでに覚悟を決めているようです・・・。

エンディングがどんどん心に響いてきますね・・・。

『薬屋のひとりごと』第2期 第2クール ノンクレジットエンディング

以上、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第45話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。

次話のレビューも書く予定です。
良かったらまたお越し下さい。
最新情報はX(@toki23_a)にて!

ではでは。

時文

それにしても、猫猫、かんざしを肌身離さず持ってて良かったね!

ココア

かんざしの使い方が違うーー!!

きょうのひとことかんざしを十徳ナイフのように使う女・猫猫

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ココア

これで毎日ケーキ食べられるかな!?

時文

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疑問点 まとめ(Q&A一覧)

この章では、疑問点をまとめていきます。

「疑問点まとめ(Q&A一覧)」運用ルール
  • 今話で発生し解決した疑問は、本文で解説して本章(ここ)でまとめ
  • 今話で解決しなかった疑問を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
    ⇒ 本章(ここ)でまとめ
  • 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
    ※推測が入る場合は、断りを入れる
    解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
翠苓がここまでヘビを怖がるのはなぜ? (疑問 41-03)

神美から蟇盆の罰を受けていたからだと思われる

せっかく砦から逃げるチャンスだったのに、猫猫はなぜ子翠についていった?

猫猫は、子翠が何をしようとしているのか確かめたかった (原作情報)

薬屋のひとりごと 第45話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #45」より引用
後宮を追放された医官と女児は誰? 今どこに? (疑問 33-01)

女児は、翠苓の母親

後宮を追放された医官と女児は子昌シショウの元へ行き、女児は子昌シショウと結婚し、娘・翠苓を産んだ。医官は「不老の薬」を研究していた前任の薬師だと思われる。

『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』コミック18巻より引用
翠苓が大宝の娘でないなら、なぜ大宝の墓参りをした? (疑問 44-01)

大宝は、翠苓にとって祖母になるから

神美は、翠苓とその母をなぜここまで憎む? (疑問 44-02)

大宝は先帝の寵愛を受け、その娘は婚約者・子昌と結婚していたから

子翠の面は、なぜ緑? (疑問 43-02)

子翠も父親・子昌から王母の血を引き、赤と緑の判別ができない

薬屋のひとりごと 第43話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #43」より引用
子翠は、なぜ鬼灯を食べる? (疑問 43-01)

帝の子を生みたくなかったからだと思われる

今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
  • 疑問 45-01 子翠は、なぜ火薬を爆発させた?
  • 疑問 45-02 子翠は、残って何をするつもり?
  • 疑問 45-03 神美は、なぜ戦をしようとしている?
残っている疑問 (クリックすると表示されます)
  • 疑問 02-01 壬氏は、後宮管理者なのに、なぜ後宮の外まで判断を求められている?
  • 疑問 02-02 水差しの弁償、仕送りから引いたのは期間限定?
  • 疑問 02-03 結局、秘薬は何の為だったの?
  • 疑問 03-01 西都の玉葉妃が、異国の姫とは?
  • 疑問 05-01 粉を染み込ませた木簡は、誰が何に使っているのか?
  • 疑問 05-01 簪(かんざし)を渡す意味は?
  • 疑問 06-01 園遊会で、なぜ壬氏は違うカンザシを挿し、襟が乱れていたのか?
  • 疑問 09-01 壬氏と亡くなった武人・浩然との関係は?
  • 疑問 10-01 後宮内の事件に最終判断を下しているのは誰?
  • 疑問 10-03 現帝の東宮時代、妃はなぜ一人しかいなかったのか?
  • 疑問 11-01 阿多妃を南の離宮に住ませるのは、帝の愛着か、それとも・・・
  • 疑問 11-02 阿多妃の子は生きているのか?
  • 疑問 12-01 やり手婆は、なぜ猫猫を妓女にしたい?
  • 疑問 13-01 壬氏は、帝に何を頼まれたのか?
  • 疑問 14-02 爆発現場にあった上等なキセルは、倉庫番のもの?
  • 疑問 15-01 馬閃は、なぜ猫猫を嫌っている?
  • 疑問 17-01 壬氏は、なぜ変装しなくてはならない?
  • 疑問 17-02 壬氏は宦官なのに、なぜ武官のような野営を知っている?
  • 疑問 18-02 使い物にならない妓女を、やり手婆はなぜ離れに住まわせている?
  • 疑問 19-03 「何か起こったあとでは遅い」猫猫は、過去にどんな経験をしたのか?
  • 疑問 19-04 羅漢は、猫猫を抱きかかえる壬氏を見て、なぜあれほど驚いた?
  • 疑問 20-01 なぜ翠苓のことを秘密裏に終わらせた?
  • 疑問 20-02 壬氏は、なぜ身分を隠し、後宮管理者として生活している?
  • 疑問 21-01 やぶ医者より先に後宮へ来た姉は、今どこにいる?
  • 疑問 21-02 先の皇太后は、なぜ木の伐採に制限をかけた?
  • 疑問 22-01 猫猫は、なぜ爪紅を流行らせた?
  • 疑問 23-01 賭け対象にした「妓女の身請け」の狙いは?
  • 疑問 23-02 羅漢に届いた文と巾着、誰が開いたのか?
  • 疑問 26-02 キャラバンは、なぜ妊婦に影響のある香油と香辛料ばかり売っていた?
  • 疑問 27-01 結局、玉葉妃に毒を盛ったのは誰?
  • 疑問 28-01 異国の特使は、なぜ上級妃4人に鏡を献上した?
  • 疑問 29-01 異国の特使は何を企んでいる?
  • 疑問 30-01 杏に香油から堕胎剤の作り方を、誰が教えた?
  • 疑問 31-02 先帝が壬氏に渡そうとした石は何?
  • 疑問 31-03 国母が来たのはいつ頃?
  • 疑問 31-04 帝は、なぜ”選択の廟”を解いておきたかった?
  • 疑問 31-05 壬氏は、なぜ”選択の廟”で真剣な顔をしていた?
  • 疑問 32-01 皇太后は、なぜ診療所に?
  • 疑問 39-01 氷の代わりにアイスを献上して、楼蘭妃は問題なかったか?
  • 疑問 40-01 帝の子を産み育てる、という点に於いての後宮の問題点とは?
  • 疑問 40-02 深緑たちが恨む一番の対象は皇太后では?
  • 疑問 41-01 壬氏は、子翠の名を聞いて何に気付いた?
  • 疑問 41-02 翠苓は、なぜ後宮の外に繋がる抜け道を知っていた?
  • 疑問 41-04 抜け道があるのに、なぜ翠苓は宦官のフリをして後宮に入ってきた?
  • 疑問 42-01 翠苓は他の宦官と馴染まずにいたのに、なぜ子翠は猫猫、小蘭と親しくした?
  • 疑問 42-02 子昌は、なぜ娘を後宮に入内させた?楼蘭は納得していた?
  • 疑問 43-03 「虫は冬を越せない、ただ子を残すのみ」とは?
時文

1期の残が多いので、時間あるときに整理します

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