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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第42話「鬼灯」を鑑賞しました。
本レビューではアニメ感想だけではなく、原作・コミカライズ情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
今回アニメ化されたのは──
- 原作
-
4巻 12話「鬼灯」
- コミック
-
16巻 63話「子翠と翠苓」中盤 ~ 64話「鬼灯」まで
※終盤の羅半登場は65話「狐の里」後半
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレなし
『薬屋のひとりごと』は、小説投稿サイト「小説家になろう」連載。
ライトノベルと、月刊誌2誌で別の漫画家によるコミカライズ2作品があります。
私は、ライトノベル、コミカライズ共に未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成します。
アニメ鑑賞
+
コミカライズ、ライトノベルを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」
よって、次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください。
なお、原作ライトノベル、コミカライズの情報は、「原作情報」として区別できるよう記載します。
- 「ヒーロー文庫」のライトノベルを ── 原作
- 「月刊サンデーGX」連載のコミカライズを ── コミック

こんな感じです
緑系の色を目印にしてね!
引用部分も次のように緑系をワンポイントに ──
宦官が驚いた表情で猫猫を見るが、そんなの関係なかった。
引出しの見出しを眺め、珍しい薬を見つけるなり踊るような奇妙な動きをしてしまう。喜びがあふれ出て、頭の中に納まりきれなかった。
「なんかの呪いか、なにかか?」四半時、そんなことを繰り返したところだった。
by 『薬屋のひとりごと』原作1巻
いつのまにか現れた壬氏が奇異の目で踊る猫猫を見ていた。
コミカライズは、別の漫画家による2作品が刊行されています。
- 「月刊ビッグガンガン」連載の「薬屋のひとりごと」
- 「月刊サンデーGX」連載の「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」
両方読んでいますが、本サイトでは、アニメの補完となると情報の多い➋を選択しました。
「コミック」として紹介する情報は基本➋です。
が、今後も両方読んでいくので、➊にしかない情報があれば、その時は注釈を付けて紹介します。

同じ内容なのに、2つも読むんだ・・・

その方が、理解が深まるんだよ
ちなみに、考察や疑問はオレンジ系。
補足や余談、参考情報はブルー系に色分けしているので、読む際に目安にして下さい。
2期 全24話 各話リスト
話数 | サブタイトル | コミック | 原作 |
第37話 | 湯殿 | 14巻 | 4巻 |
第38話 | 踊る幽霊 | ||
第39話 | 氷菓 | ||
15巻 | |||
第40話 | 巣食う悪意 | ||
第41話 | 狐の里 | ||
16巻 | |||
第42話 | 鬼灯 | ||
第43話 | |||
第44話 | |||
第45話 | |||
第46話 | |||
第47話 | |||
第48話 |
※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降はマスク
はじめに
猫猫の行方の手がかりを探すため、同時に消えた宦官が手を合わせていた墓地へ向かうと、そこにいたのは診療所の女官・深緑だった。
行動は灯火、ヒントは鬼灯?
信じて行動を起こせば、きっと人か情報が集まってくる。
ラストの協力者は羅漢ではなく養子の羅半!?
彼は敵か味方か・・・いや諸刃の剣かな(笑)。
壬氏様のひとりごと。
猫猫の行方を探すため、どんな小さな手がかりでも欲しい。
その結果、次々と明らかになる後宮の問題、潜む闇・・・。
得た情報で明らかになる真実。
壬氏は、ようやく猫猫が推測していることと横並びになったか?
なるほど。
猫猫だけでなく、壬氏も自分の殻を破って成長していく物語構成なのです。
いや、でも、侍女の違いを見抜いたのは、さすが壬氏様!

壬氏様、お見事!

らしくなかったけど、良かった!
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第42話「鬼灯」
後宮に巣くう闇
猫猫の行方がわからないまま、十日が過ぎた。玉葉妃が産気づき、羅門はつきっきりで世話をすることに。一方、壬氏は猫猫と同時に姿を消した宦官が北側の墓所で手を合わせていたと聞く。
玉葉妃
今は落ち着いています。
by 羅門『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
陣痛も治まり、疲弊もないご様子です。
前話ラスト、玉葉妃の急を告げる連絡は陣痛でした。
でも、出産予定日にはまだ早く、早産の可能性があるため羅門がつきっきりで世話をすることになったのでしょう。
これは、猫猫の行方不明を心配するあまり、玉葉妃に精神的影響を与えてしまったのでしょうか・・・。
というのも ──
自分より動揺している者がいると多少落ち着くな。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
ヒドい言われようの、やぶ医者。
まるでこの場にいない方がいいような邪魔者扱いです。
やぶ医者と言えど、本来、出産は医官の仕事です。
確か、玉葉妃の第一子・鈴麗公主と梨花妃の子を取り上げたのはやぶ医者だったはずですが(苦笑)。
メインは頼りになる羅門に譲るとしても、素人の侍女より役に立たないということは流石にないでしょうに、と思っていたのですが・・・。
原作を読んで、その違和感が解けました。
原作によると ──
感情表現がわかりやすいこの医官は、なにか仕事をしなくてはという感情と、まだ猫猫が見つかっていないことを気にかける気持ちがないまぜになっている。それがわかりやすい失態につながるので、翡翠宮の女官たちに動くなと命令されているくらいだ。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
人がいいやぶ医者だけに、猫猫が行方不明になってから10日が経過しても、動揺が収まっていなかったのです。
玉葉妃にこれ以上大事があってはいけません。
だからちょっとした失敗も許されないため、やる気はあるようですが、やぶ医者には手伝わせることはできなかったのです。

ある意味、侍女より繊細なのかも

あり得そう(苦笑)
また ──
もう子猫というより若猫という風体の毛毛だ。衛生面でどうかという考えもめぐるが、玉葉妃の元へ向かいたがる鈴麗公主の気をそらせるのに役立っている。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
玉葉妃が大変なときに毛毛を連れてきて大丈夫なのかと思いましたが、皆忙しいので鈴麗公主の相手をさせるのにちょうど良かったようです(笑)。
消えた宦官
宦官の名は天。
元は異民族の奴隷という話でしたが、共に来たはずの者の誰とも面識がなかったそうです。恐らく、どこかで紛れ込んだ者かと。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
消えた宦官の名は天。
もちろんこれは偽名でしょう。
前々話、前話をご覧になった方はお分かりのように、消えた宦官は翠苓です。(13話 )

もはや翠苓という名も本名かどうか分かりませんが…

── 後宮に入り込むためか・・・。
周りとなじまずにいたのも、ボロを出さないためでしょう。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
おかげで情報もほぼ残っていません。
確かに、ボロを出さないために他の宦官と付き合わなかったのでしょう。
というより、今回の企てを実行するために、後を追われないよう最初から正体を隠す意図があったのでしょう。
原作では ──
最初からこれを目的として入り込んだものだと考えたほうがいい。誰とも親しくしようとしなかったのもそのことがあってだろう。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
壬氏もそのように考えています。
むしろ、一番見つかってはいけないのは女性であること。
親しくなってしまうとバレてしまうので、一定の距離を置いていたのでしょう。
結果、壬氏と高順も消えた宦官は男だと思い込んでいるので、前話で翠苓の名は思い出したものの、消えた宦官には結びつけられないでいるのです。
そう考えていくと、宦官として後宮に潜り込む翠苓の策は功を奏しているのです。
でも、そう考えると、一つ疑問が浮かんできますね・・・。
ならば、なぜ子翠は猫猫や小蘭に接触したのでしょうか?
前話、翠苓と子翠の関係がバレても、拉致を非難するような様子はありませんでした。
つまり、後宮を出たのは子翠の意思、少なくとも同意していたのでしょう。
流れから考えると、子翠は以前から後宮を出ることを計画していた様子です。
ならば、子翠も翠苓同様、外部との接触を最小限に抑えた方が良いはず。
それなのに、まるで積極的に猫猫や小蘭に親しくしていったように見えるのです・・・。
単にスパイとしての意識が低いのでしょうか・・・。

何となく想像つくけど…

だよね
もしそうだとすると、子翠は普通の感覚を持ってるんだよね、きっと

うん
いい子だと思うんだけどなぁ、子翠は…
翠苓は他の宦官と馴染まずにいたのに、なぜ子翠は猫猫、小蘭と親しくした?
アルコール
この匂い・・・。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
「この匂い」とはアルコールの匂いですね。
診療所の女官・深緑は、猫猫からもらったアルコールを持ち歩いていたのです。
壬氏がその匂いを覚えていたのは、2期の冒頭も冒頭、25話序盤 ──
これは?
── 酒を蒸留しています。何度も蒸留させると、濃いアルコールが取れるんです。
うっ、飲むのか!?
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第25話
壬氏は、猫猫が作っていたアルコールの匂いを嗅いでいましたね。
この時の匂いを覚えていたのでしょう。
猫猫が作ったアルコールは酒を蒸留させた濃いアルコールです。
それを一気に飲むと、急性アルコール中毒になる可能性があります・・・。
だから、深緑は意識を失ったのです。
行方不明になる直前、猫猫はアルコールを持って行ったことが分かっています。
後宮内ではお酒自体が貴重なものです。
アルコールは猫猫が自作したものしか存在しないのでしょう。
壬氏は、アルコールの匂いで深緑に猫猫と接点があることに気付いたのです。
ここまでは良かったのですが・・・。
猫猫は、どこへ行った!
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
しかしこれは最悪手。
壬氏が猫猫を探していることがバレバレです。
この場合、アルコールの入手経路を聞くべきでしたね。
診療所にはアルコールはないので、深緑は猫猫の名を答えざるを得なかったでしょう。
そうすれば猫猫の行方を知るために重要参考人として連行することもできたかもしれません・・・。
柘榴宮でもそうでしたが、壬氏は猫猫のことが心配で相当焦っているのです。
急いては事をし損じる。
それどころか、深緑に思わぬ記憶を呼び起こしてしまったのです・・・。
先帝の面影
思い出しました・・・古い記憶を・・・。
- 中略 -
皆、若い頃のあの方の姿を知らないのですね。
晩年は見る影もなかったと聞きました。あなたは、よく似ている。
あの方もまた、甘いハチミツのような声と天女のようなお顔をしておられました。どうしてあなたのような方が、宦官の如き真似をしているのですか?
by 深緑『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
壬氏の正体が帝弟であることは、あまり知られていません。
知っているのは信頼の置けるごく限られた人のみです。
それが、あっさり見破られてしまったのです。
33話、皇太后も壬氏に先帝の面影を重ねていました。(33話 )
壬氏の普段の顔はともかくとして、笑みを浮かべたとき、先帝の面影が見て取れるのでしょう。
しかし、先帝は晩年、まるで老人のような容貌になっていました。(31話 )
つまり、壬氏に先帝の面影を見るのは、若かりし頃の先帝を知っている者のみなのです。

後宮の女官は数年で入れ替わります。
そのため、今の後宮には青年時代の先帝の顔を知っている者は基本的にいないのでしょう。
唯一の例外が、後宮から出られない診療所の女官だったのです・・・。
そんなに似ているのなら ──
本来なら、若かりし頃の先帝を知っている女官がいる診療所には近づいてはならないのです。

これもまた失態ですね…
でも、少し引っかかりますね。
深緑は、なぜ今になって壬氏の正体に気付いたのでしょうか?
壬氏は以前、診療所に足を運んでいました。
普段から壬氏を見ているなら、もっと早く気付いても良さそうなのに・・・。
壬氏を宦官と言っているので、深緑は以前から宦官・壬氏を見かけていたのでしょう。
しかし、これまでは先帝の血を引いていると気付きませんでした。
天女のような顔と甘いハチミツのような声で、自分に向けて声を掛けられたことで、過去の記憶が呼び起こされたのでしょう。
私のボンクラ目では、雰囲気は違いますが同じ顔に見えます(苦笑)。
が、実際は全く同じなのではなく、すぐには気付かない。
笑ったときの印象というか雰囲気が似ているのでしょう・・・多分。

でないと、阿多妃も先帝にそっくりということになってしまう(苦笑)

あっ、確かに…
それか、今回のシーンで、たまたま昔の一場面を思い出しただけ。
元々深緑は壬氏の正体を知っていたのかもしれません。
何せ、翠苓に協力していたのですから・・・。
帝の血

俺の中にあるあの方は、すでに老人のようだった。
母にも似ず、兄にも似なかった。だから・・・だから信じた。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
あの方とは先帝のこと。
壬氏の記憶では、先帝は既に老人のような姿で、自分が似ているとは思えませんでした。
母とは皇太后、兄とは現帝のこと。
壬氏は二人に似ていません。
そのため「不義の子」という噂を信じてしまったのでしょう。
血のつながりがないという噂を信じ、東宮の地位から逃れようとした。
帝である兄に頼み込み、宦官の名を得て女の園にいるのは何のためか・・・。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
なるほど。
ようやく壬氏が、宦官壬氏として生きている理由が分かりました。
壬氏は自分が不義の子だと信じ込み、東宮、つまり第一継承者に相応しくないと考え、自ら退いたのです。

おお、そういうことか~~
壬氏は現帝と阿多妃の子です。(33話 )
よって、今後男子が生まれようと、正統な第一継承者です。
それなのに宦官壬氏という身分で振る舞っていました。
私はてっきり、帝の弟にすり替わったことが問題で、正統な継承者として認められていないのだと考えていました。
現帝に(公式な)男の御子が産まれれば、その子を次の帝にするために・・・。
だから、壬氏は後宮管理という(相対的に)低い立場に追いやられ、それに抵抗しているのだと思っていました。
なるほど。
現帝や皇太后はそんなことを思っておらず、壬氏本人が拒否していたのです。
どうりで現帝が阿多妃に優しいと思いました。
阿多妃は第一子を産んだ後、子を産めない体になりました。(11話 )

それなのに、後宮に上級妃として留まれたのは、帝が心の中では東宮の母親だと認めていたからでしょう。
確かに、宦官壬氏を望んだのは壬氏自身です。
でも、東宮となると命を狙われかねません。
現帝も皇太后も、壬氏の命を守るために宦官壬氏になることを認めたのかもしれませんね。
これが ──
お気に入りは隠しておかないと、誰かに隠されてしまうわよ。
by 皇太后『薬屋のひとりごと』TVアニメ第33話
皇太后の言葉に繋がっているのです。

おお、繋がってきた~~!
アイデンティティー
血のつながりがないという噂を信じ、東宮の地位から逃れようとした。
帝である兄に頼み込み、宦官の名を得て女の園にいるのは何のためか・・・。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
滑稽というほかない。
さて、前項で書いたように、今回のシーンで壬氏が宦官として振る舞っていた理由が判明しました。
一方、壬氏自身にも重要な気付きがあったのですが、皆さんはお気付きでしょうか?
壬氏は、自分が先帝や帝の血を引いていないと信じ込んでいました。
しかし、皮肉なことに深緑が恐れおののいたことで、自分が帝の血を引いていることが証明されたのです。
慕っていた母や兄ではなく、政治には向いていない、かつ母がにらみつけるような目で見ていた先帝に似ているという、嬉しくもない言葉と共に・・・。

確かに…
嫌っていた人に似ていると言われたら…
ショックを受けると同時に、図らずも幼少の頃から抱いていた疑念は晴れました。
そうなると、宦官として数年振る舞ってきたことが滑稽に思えてきたのです。

自分はなぜ宦官壬氏になったんだ…と思うよね

そういうことだね…
それにしても、この辺の構造、とても興味深いですね。
壬氏の正体は帝弟・・・は表向きで、本当は現帝の子。
それも第一子で、紛れもない第一継承者。
本来なら、苦労せず悠々自適に過ごしている立場。
自分は偉大なのだと尊大になっていてもおかしくありません。
にもかかわらず、壬氏は自分は(外見以外は)特別ではない、と鍛錬に励んでいます。
その自己認識の根底にあったのが、自分は帝と血の繋がりはない、という間違った思い込みだとしたら・・・。
皮肉というか、偶然の賜物というか・・・。
誤認識が自信のなさに繋がっていたものの、自己研鑽には大いに役立っていたのです。
でも、今はそんなことを考えている場合ではありません。
羅門や猫猫の言葉を思い出し、壬氏は前を向きます。
自分を笑うのは後だ。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
今はやるべきことがある。
自分は次期帝となる資格を持っている。
そのことを(本当の意味で)自覚した瞬間。
実は、壬氏にとって重要な場面であり、重大なことです。
でも、今は猫猫を探すことが最優先なのです。

えっ、帝の立場より猫猫を優先したってこと?

まあ気付いたからといって、今すぐ何かすることもないだろうけど…
壬氏は「大事を捨てて小事を取る」的な判断をしたのです。
いや、壬氏にとっては猫猫が大事なのでしょう・・・。
大宝の娘
大宝の血を引く者は、ただ1人。
先帝の時代、医官との密通により産まれた娘だ。その娘が生きていれば・・・。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
先帝時代、医官との密通で子を産んだ女官こそが大宝だったのです。(33話 )
消えた宦官が、手を合わせていたかもしれない大宝の墓。
鬼灯は季節外れで少し枯れています。
となると、先の診療所の女官が持ってきたとは考えにくく、消えた宦官が供えた可能性が考えられます。
仮に消えた宦官が手を合わせたのが大宝の墓だとしたら・・・。
大宝には、1人娘がいます。
医官と共に後宮を追放された娘は、先帝や後宮を恨んでいる可能性が十分にあります。
確証はありませんが、医官と大宝の娘が今回の事件と何らかの繋がりがあるかもしれません。
壬氏はそう考えたのです。
だから ──
ただの直感だ。
本当につながりがあるのかは分からない。それでも・・・。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
「ただの直感」だと自覚しているのです。
猫猫が行方不明になったこととは全く関係がないかもしれません。
でも、その謎を解き明かしていけば、何か見えてくるかもしれない。
そんな直感を頼りに、医官と娘のその後の行き先を探らなければならないと壬氏は考えたのです。
大宝の仕えていた妃は、後に子昌に下賜され娘を産んだ。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
その娘が楼蘭妃だ。
壬氏は、決して楼蘭妃を疑っているわけではありません。
追放された医官と娘の消息は不明ですが、縁を頼って身を寄せた可能性は十分考えられます。
原作によると、大宝は楼蘭妃の母親の遠縁。
ならば、楼蘭妃なら、その娘の行方について何か知っているのではないかと考えたのです。
そこで、思わぬ楼蘭妃の秘密を見つけることになったのです・・・。
後宮を追放された医官と女児は誰? 今どこに?
楼蘭妃
先帝時代に後宮の侍女に手を出した不義の医官と、その娘の行方を追うため、壬氏は柘榴宮の楼蘭妃を訪れる。
違いが分かる男
双凛・・・いや漣風かな、お前の名は。
- 中略 -
言え!
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
本物はどこへ行った?
壬氏様、ブチ切れ!?
でも、面目躍如!?
壬氏は、天女のような微笑みで麗しの宦官として後宮内の女官たちの心を掴んでいました。
その認識からか、それが自分の武器だと思ったからかは分かりませんが・・・。
なんと、同じような顔をしていた楼蘭妃の侍女たちを見分けていたのです!
楼蘭妃の侍女たちは、いつも派手な格好をしていました。
原作によると、どうやら体型が分からないように着込んでいたようです。
似たような容姿な上に、似たような格好。
そんな中、壬氏は違いを把握していたのです。
つまり表に出ている顔で区別していたのです。
ただ、原作によると ──
藁をも掴む思いで来たつもりだった。ゆえに普段なら気付かぬ些細なことに目がいった。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
大宝の娘と医官の消息を探るため、(繋がりは弱いが)唯一の手がかりである楼蘭妃から何か情報を得ようと集中力を高めていたからこそ気付いたのです。
普段だったら、気付かなかったと壬氏は認めているのです。
一度見抜けば、思い当たることは多く ──
最初から仕組んでいたな。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
大量の従者を連れ、自分とよく似た侍女ばかり選んだのも、奇抜な格好や化粧をしていたのも、全てこのためか。
楼蘭妃は、後宮入内の時から似たような侍女を従え、顔の区別は付きませんでした。

敢えてそのようにしていたのです。

最初の頃は、てっきりモブだから同じ顔だと思った(苦笑)

あーー、ね
関係者全員逮捕
申し訳ありません!
漣風は、本当に何も知らないのです。もう、ご容赦ください。
by 侍女頭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
では、どこへ行くとは聞いていないんだな。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
原作によると、ここは講堂のようです。
以前、猫猫が後宮教室を開いた場所ですね。

楼蘭妃の関係者全員 ──
つまり柘榴宮の侍女、下女、そして宦官を、講堂に集めて捕らえたのです。
楼蘭妃のふりをしていた侍女・漣風は、本当に何も知らないらしく。
単に楼蘭妃に一番似ていたという理由で身代わりをしていたようです。
壬氏は ──
いつも通り、楼蘭の気まぐれで身代わりをやれと言われたのだと思ったのだろう。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
と考えます。
だから、こんな大ごとになるとは思ってもみなかったのでしょう。
目的不明
── では、どこへ行くとは聞いていないんだな。
はい、もう戻らないと言われました。
by 侍女頭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
「もう戻らない」ということは、楼蘭妃は自分の意思で後宮を抜け出たということになります。
そういえば、楼蘭妃は入内した時から上級妃に興味がなさそうでした。
冠を放り投げるように置くなど、ぞんざいに扱っていました。(14話 )
最初から、後宮を抜け出すつもりだったのでしょうか?
だから、帝のお手つきにならないよう、わざと奇異な振る舞いをしていたのでしょうか・・・。
でも、それならなぜ後宮に来たのでしょうか?
高官の娘を後宮に入れるということは、帝にとっても利がある行為だ。
人質として後宮という鳥籠に閉じ込めることができる。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
なるほど。
てっきり、子昌が自分の娘を上級妃に、と無理矢理押し込んできたのだとばかり思っていました。
が、実は、逆のパターンもあるのです。
子昌をコントロールするために、娘を人質に取ったという可能性もあるのです。
でも ──
子昌は娘を可愛がっていたように見えた。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
だが、実のところはどうだったのか。
それすらも違うかもしれないのです・・・。

ん?
よく分からない…

だよね…
ようは、子昌は楼蘭妃を可愛がっていたのではなく、ただの道具として後宮にねじ込んだ可能性があるということです。

えっ、本人の意思関係なく!?

そゆこと
楼蘭妃は自分の意思とは関係なく入内させられた。
当時も今も納得していない。
だから、入内する前から入念に計画して、後宮からの脱出を企てていたのではないか、という見立てを壬氏はしたのでしょう。
確かに、楼蘭妃は入内当初から苛立っていました。
無理矢理入れられたのだとしたら、子昌の顔に泥を塗っても構わないと思ったから実力行使に出たのかもしれませんね。

あくまで可能性の一つです
子昌は、なぜ娘を後宮に入内させた?楼蘭は納得していた?
羅漢
何!?
by 羅漢『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
猫猫が、行方不明?
ついに、羅漢に娘・猫猫の行方不明がバレてしまいます(苦笑)。
前々話、狐と狸の化かし合いの時、羅漢はまだ猫猫が行方不明になったことは知りませんでした。
原作では ──
猫猫という娘が帰ってこない。その報告が玉葉妃からあったのは、昨晩のことだった。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
「ばれたらどうなるだろうね」
「言わないでください」
「バレたらどうなる」とは、もちろん羅漢に猫猫の行方不明がバレたときのことを言っています。
阿多は、馬閃にこんな軽口を叩いていたのです(笑)。
── なぜバレた?
どこぞで外部に漏れたようです。
by 馬閃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
さすが、情報戦を得意とする羅漢。
むしろ10日も隠し通せたことを褒めるべきかもしれません(苦笑)。
そこまで時間がかかったのは、猫猫は後宮、羅漢は外廷だからでしょう。
手がかりを探るためには、現場に行かなくてはなりません。
だから、羅漢は後宮の門を破壊したのでしょう・・・。
こちらの額、少~し勉強して頂けないでしょうか?
by 羅半『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
父上が壊した、後宮の門の修繕費です。
金と鉄の行き着く先
初めてお目にかかります。
by 漢羅半『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
漢羅半と申します。
羅漢の養子・羅半登場。
── ここ数年、穀物の値が明らかに上がっているな。
面白いですよね、干ばつも蝗害もなかったのに。
それからもう一つ。
なぜか鉄の値も上がっているのです。国全体の金属の値も・・・。
by 羅半『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
穀物の値をつり上げ、利ざやを横領している者。
金属を買い集めている者。
羅漢の指示で飛発の出所を探っていく過程で見つけた異変。
これは一体何を意味しているのでしょうか?
穀物と鉄を買い集めているとなれば、相場は戦の準備ですね。
が、ここでは穀物を買い集めるのではなく、穀物の値をつり上げて利ざやを稼いでいるようです。
でも、それを食料か何かに回せば同じこと。
前々話、羅漢は ──
大量に作ることができれば戦ががらりと変わるでしょうな。
by 羅漢『薬屋のひとりごと』TVアニメ第42話
より密集した陣形も取れるし移動もしやすい。
西方の飛発をこのように評していました。
最新式の西方の飛発は、戦のやり方をガラリと変えてしまうほどのインパクトがあるのです。
これはもう、帝弟暗殺や楼蘭妃の謀反どころではないものが計画されている予感がするのは、大げさでしょうか・・・。
楼蘭妃
さて、最後に楼蘭妃の正体について考察してみましょう。
後宮から忽然と消えた楼蘭妃。
同じタイミングで、翠苓によって後宮から連れ出された子翠と猫猫。
普通に考えれば、子翠が楼蘭妃である可能性が高いですね。
確かに見た目も似ています。
ただ、子翠は楼蘭妃の侍女という可能性もあります。
何せ、侍女は似たような顔をしているのですから。
教養の高さといい、こんな危険を冒してまで助け出された(あるいは連れ出された?)ことといい、子翠が高貴な身分、つまり本物の楼蘭だからでしょう。
そして、翠苓は消息不明の大宝の娘である可能性が高いです。
でも、そうなると ── ここで一つ大きな疑問が浮かび上がります。
前話、子翠は翠苓を「姉」と呼びました。
今話、大宝は1人しか子を産んでいません。
大宝はある妃の侍女でした。
その妃が子昌に下賜され、楼蘭(子翠)が産まれたのです。
つまり、親戚ならまだ可能性はありますが、少なくとも翠苓と子翠は姉妹ではありません・・・。
それなのに、あれほどはっきり「姉」と言い切ったのはなぜでしょうか?
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
続きを読む (クリックして下さい)
可能性は3つ考えられます。
- いなくなった医官とは、実は子昌のこと
- 翠苓の父親は、本当は医官ではなく子昌
- 楼蘭(子翠)の父親は、子昌ではなく追放された医官
➌は流石に考えにくいですね。
子昌が医官というのも無理があるので、➊も可能性は低いでしょう。
となると・・・➋?
しかし、普通(宦官ではない)子昌は後宮に入れません。
まして相手は幼子。
呼び出すことすら難しい状況です。

まだ何か、一捻りありそうだな…
いずれにせよ、後宮から出たがっていた子翠を(誰の命令かは分かりませんが)翠苓が助けたのでしょう。
それにしても、相変わらず猫猫を拉致した理由が謎です。
今回、裏で糸を引いているのが子昌である可能性も示唆されました。
もしそうなら、目障りな羅漢の弱点を押さえておくという目的も考えられます。
もし猫猫を攫った理由が単に犯行を見破られたからだとしたら・・・。
猫猫を連れ去ったことで壬氏が本気で調査を始め、次々と悪事が発覚していったという皮肉な結果になっていますね・・・。
だいぶピースが出揃ってきましたが、完成までにはもう少し、という感じでしょうか。
ただ、一つだけ確かなことは ──
もし子翠が楼蘭なら、もう彼女が後宮に戻ることはできない、ということです・・・。
オープニングのラストシーン。
猫猫が小蘭と子翠の元に戻る場面で締めくくられています。
これは最後はハッピーエンドになるのかと思っていましたが・・・。
もしかすると、オープニングは過去の良き思い出を表現しているのかもしれませんね・・・。
おわりに (『薬屋のひとりごと』42話とは)
女の違いが分かる男・壬氏(笑)。
自分ができることをやる。
同じ顔をしている女官を見分け、楼蘭妃がいないことを見抜く壬氏。
宦官壬氏にしかできないことをやってのけたのです。
これで、ようやく猫猫が推理した約10日前の状態まで追いつきました。
ただし、アプローチ方法は全く異なります。
猫猫は、推理を重ねて診療所に辿り着き、子翠の普段の行動から下女でないこと、翠苓と知り合いだと見抜きました。
一方、壬氏は得られた情報を直感で追っていくうちに、偶然にも真実に辿り着いたのです。
でも、これも宦官壬氏ならではの技。
自分にはできないと嘆く暇があったら、自分にできることを着実に実行して前へ進めば良いのです。
その行動の結果、光明が見え始め、最後には協力者?も現れました。
本作は、主人公である猫猫が後宮の闇に巻き込まれ、問題を解決する過程で成長していく物語だと思っていました。
同時に、裏の主人公?格である壬氏も、自分の殻を破って成長していく物語に・・・。
そんな印象を受けた42話でした。
オープニングに出ていた羅漢の隣にいたのは養子・羅半。
これで、オープニングの登場キャラで本編に出ていない人物は残り1人となりました。
今話のエピソードで、残り1人の正体が何となく見えてきましたが(笑)。
1期から続いている悪事の黒幕が彼女なのでしょうか?
2期はまだ6話もあるのに、早くも盛り上がってきました~~!
以上、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第42話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
次話のレビューも書く予定です。
良かったらまたお越し下さい。
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ではでは。
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疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で発生し解決した疑問は、本文で解説して本章(ここ)でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章(ここ)でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 42-01 翠苓は他の宦官と馴染まずにいたのに、なぜ子翠は猫猫、小蘭と親しくした?
- 疑問 42-02 子昌は、なぜ娘を後宮に入内させた?楼蘭は納得していた?
残っている疑問 (クリックすると表示されます)
- 疑問 02-01 壬氏は、後宮管理者なのに、なぜ後宮の外まで判断を求められている?
- 疑問 02-02 水差しの弁償、仕送りから引いたのは期間限定?
- 疑問 02-03 結局、秘薬は何の為だったの?
- 疑問 03-01 西都の玉葉妃が、異国の姫とは?
- 疑問 05-01 粉を染み込ませた木簡は、誰が何に使っているのか?
- 疑問 05-01 簪(かんざし)を渡す意味は?
- 疑問 06-01 園遊会で、なぜ壬氏は違うカンザシを挿し、襟が乱れていたのか?
- 疑問 09-01 壬氏と亡くなった武人・浩然との関係は?
- 疑問 10-01 後宮内の事件に最終判断を下しているのは誰?
- 疑問 10-03 現帝の東宮時代、妃はなぜ一人しかいなかったのか?
- 疑問 11-01 阿多妃を南の離宮に住ませるのは、帝の愛着か、それとも・・・
- 疑問 11-02 阿多妃の子は生きているのか?
- 疑問 12-01 やり手婆は、なぜ猫猫を妓女にしたい?
- 疑問 13-01 壬氏は、帝に何を頼まれたのか?
- 疑問 14-02 爆発現場にあった上等なキセルは、倉庫番のもの?
- 疑問 15-01 馬閃は、なぜ猫猫を嫌っている?
- 疑問 17-01 壬氏は、なぜ変装しなくてはならない?
- 疑問 17-02 壬氏は宦官なのに、なぜ武官のような野営を知っている?
- 疑問 18-02 使い物にならない妓女を、やり手婆はなぜ離れに住まわせている?
- 疑問 19-03 「何か起こったあとでは遅い」猫猫は、過去にどんな経験をしたのか?
- 疑問 19-04 羅漢は、猫猫を抱きかかえる壬氏を見て、なぜあれほど驚いた?
- 疑問 20-01 なぜ翠苓のことを秘密裏に終わらせた?
- 疑問 20-02 壬氏は、なぜ身分を隠し、後宮管理者として生活している?
- 疑問 21-01 やぶ医者より先に後宮へ来た姉は、今どこにいる?
- 疑問 21-02 先の皇太后は、なぜ木の伐採に制限をかけた?
- 疑問 22-01 猫猫は、なぜ爪紅を流行らせた?
- 疑問 23-01 賭け対象にした「妓女の身請け」の狙いは?
- 疑問 23-02 羅漢に届いた文と巾着、誰が開いたのか?
- 疑問 26-02 キャラバンは、なぜ妊婦に影響のある香油と香辛料ばかり売っていた?
- 疑問 27-01 結局、玉葉妃に毒を盛ったのは誰?
- 疑問 28-01 異国の特使は、なぜ上級妃4人に鏡を献上した?
- 疑問 29-01 異国の特使は何を企んでいる?
- 疑問 30-01 杏に香油から堕胎剤の作り方を、誰が教えた?
- 疑問 31-02 先帝が壬氏に渡そうとした石は何?
- 疑問 31-03 国母が来たのはいつ頃?
- 疑問 31-04 帝は、なぜ”選択の廟”を解いておきたかった?
- 疑問 31-05 壬氏は、なぜ”選択の廟”で真剣な顔をしていた?
- 疑問 32-01 皇太后は、なぜ診療所に?
- 疑問 33-01 後宮を追放された医官と女児は誰? 今どこに?
- 疑問 34-01 子翠の正体は?
- 疑問 36-01 猫猫は、なぜ壬氏が帝の血縁だと気付かない?
- 疑問 39-01 氷の代わりにアイスを献上して、楼蘭妃は問題なかったか?
- 疑問 40-01 帝の子を産み育てる、という点に於いての後宮の問題点とは?
- 疑問 40-02 深緑たちが恨む一番の対象は皇太后では?
- 疑問 41-01 壬氏は、子翠の名を聞いて何に気付いた?
- 疑問 41-02 翠苓は、なぜ後宮の外に繋がる抜け道を知っていた?
- 疑問 41-03 翠苓がここまでヘビを怖がるのはなぜ?
- 疑問 41-04 抜け道があるのに、なぜ翠苓は宦官のフリをして後宮に入ってきた?

1期の残が多いので、時間あるときに整理します
今週のX感想ポスト
#薬屋のひとりごと 42話
— 時文@ここアニ(『薬屋』『小市民』レビュー中) (@toki23_a) May 10, 2025
行動は灯火 ヒントは鬼灯?
信じて行動起こせばきっと人が集まってくる
ラスト協力者は敵か味方か..いや諸刃の剣か!?😅
壬氏のひとりごと
小さな手がかりでも欲しい。結果次々明らかになる後宮の問題潜む闇…ようやく猫猫と横並び?
なるほど壬氏も殻破って成長する物語か😆
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アニメ『薬屋のひとりごと』次話のレビューはこちら!
