アニメ【薬屋のひとりごと】11話感想&考察 これが侍女頭の生きる道?これが子息を生かす道!?皆馬鹿なのか馬鹿になってしまうのか…

薬屋のひとりごと 第11話

【文字数(本文):約1万9千文字文字(目安31分)

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第11話「二つを一つに」を鑑賞しました。

本レビューではアニメ感想だけではなく、原作・コミカライズ情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。

皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

今話の原作

原作小説 1巻

コミック 3巻

今回アニメ化されたのは──

原作

1巻 29話「蜂蜜 其の参」30話「阿多妃」

コミック

3巻 10話「蜂蜜」~13話「解雇」序盤

今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)

今話で解決しなかった疑問

最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載

本レビューの方針

本レビューは、次話以降のネタバレなし

『薬屋のひとりごと』は、小説投稿サイト「小説家になろう」連載
ライトノベルと、月刊誌2誌で別の漫画家によるコミカライズ2作品があります

私は、ライトノベル、コミカライズ共に未読です。

アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成します。
よって、次話以降のネタバレはなしなので、ご安心ください

アニメ鑑賞

コミカライズ、ライトノベルを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」

原作情報

本レビューでは、ライトノベル、コミカライズの情報は、「原作情報」として区別できるよう表記します。

  • 「ヒーロー文庫」のライトノベルを ── 原作
  • 「月刊サンデーGX」連載のコミカライズを ── コミック
ココア

緑系の色を目印にしてね!

コミカライズは、別の漫画家による2作品が刊行されています。

  • 「月刊ビッグガンガン」連載の「薬屋のひとりごと
  • 「月刊サンデーGX」連載の「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜

両方読みましたが、本サイトでは、アニメの補完となると情報の多いを選択しました。

「コミック」として紹介する情報は基本です。
が、今後も両方読んでいくので、にしかない情報があれば、その時は注釈を付けて紹介します。

ココア

同じ内容なのに、2つも読むんだ・・・

時文

その方が、理解が深まるんだよ

全24話 各話リスト

薬屋のひとりごと (前半クール)各話リスト
話数サブタイトルコミック原作
第1話猫猫1巻1巻
第2話無愛想な薬師
第3話幽霊騒動
第4話恫喝
第5話暗躍2巻
第6話園遊会
第7話里帰り
第8話麦稈
第9話自殺か他殺か
第10話蜂蜜3巻
第11話二つを一つに
第12話

※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降はマスク

後半は、後半クール終了後追記します。それまではこちら(カテゴリー)からどうぞ。

目次

はじめに

今話あらすじ

後宮の記録を読み、ある推論を立てた猫猫マオマオは、阿多アードゥオの侍女頭・風明フォンミンの元へ行く。
猫猫は何に気付いたのか、風明フォンミンはどう出るか・・・。

侍女は主人を想い、親は子を想う
魔物が棲んでいるのは後宮か、それとも人の心か・・・

16年前の猫猫マオマオと後宮との因果。
16年間侍女頭・風明フォンミンが抱え込んでいた秘密。

秘密を隠し通し罪を受け入れる風明フォンミン
侍女頭だけでなく阿多アードゥオ妃にも秘密が!?

阿多アードゥオ妃も女の園の妃という事か・・・。
園遊会混入事件は解決するも、大きな謎を残す。

散りばめた謎と、伏線回収がお見事!

では、今話を振り返っていきましょう!

感想&考察レビュー 第11話「二つを一つに」

蜂蜜 其の参

あらすじ

オヤジこと羅門ルォメンと、阿多アードゥオ妃とその息子の身に起こった過去の事件を知った猫猫マオマオ阿多アードゥオ妃の侍女頭の風明フォンミンを訪ねて皇子の死因を探る。

侍女頭・風明

玉葉ギョクヨウ妃からのふみ

by 風明『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

何かを決意したかのように、単身風明フォンミンの所へ乗り込む猫猫マオマオ

ココア

どうして一人で行くの~~

時文

思うところがあったんだろうね…

ですが、相手は上級妃の侍女頭。
同じ上級妃の侍女とは言え、猫猫は一介の侍女。
真っ当に話を聞いてくれるはずもありません。

そこで、猫猫は一計を案じます。

文(手紙)と言いながら、中にあるのは「蜂蜜」と「レンゲツツジ」
察しの良い養蜂の娘・風明フォンミンであれば、何を言わんとしているのか気付いたのでしょう。

原作情報

原作では、蜂蜜と花だけではなく ──

 猫猫は文箱の中の小瓶をずらす。小さな紙切れが見え、そこに風明にはわかるであろう言葉を箇条書きにしておいた

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

キーワードを記した紙切れも入れていたのです

紙切れに何が書いてあったのか、原作では記されていません。
が、コミックには ──

── 月毒

by 『薬屋のひとりごと』コミック3巻

下半分だけ描かれています。

考察

恐らく──

皐月サツキ」と書いてあったのではないでしょうか。

皐月サツキは、ツツジ科ツツジ属に属するツツジの仲間です

蜂蜜には毒があることを知っている、と紙切れで伝えたのです

毒のある花から蜜を取れば、その蜂蜜にも毒がある
実家が養蜂を営んでいれば常識です。

普通なら、そんな事を示されても何の反応もしません
「だから何?」という感じでしょう。

侍女頭・風明フォンミンは、やましいことがあるから反応してしまい、猫猫を確信させてしまったのです

原作では、以下のように表現されています。

 それがなにか、風明もわかったらしく、ぴくりと肩が動いた
当たりかな?

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

この後、猫猫が述べる推理に証拠はありません。
故に確証はなかった。

だからこうして探りをいれたのでしょう。

猫猫は、風明フォンミンに「蜂蜜」と「レンゲツツジ」を意味ありげに見せることで、二人きりで話す時間だけでなく自身の推理に確信を得たのです

お見事!

中性的な凜々しさも伏線

阿多アードゥオ妃は、もう子を産めないのですね

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

阿多アードゥオ妃に16年間子供ができなかったのは、運とかではなく、子宮を失い、もう子供ができない体だったのです

なぜ猫猫マオマオは気付いたのでしょう?

随分前から伏線が張られていました。

「医のつく類」を経験している猫猫。(4話 )
その人の容姿で判断する目と知識、あとクセ(笑)を持っています。

高順ガオシュンに対して ──

あまり宦官っぽくない人だよな

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第3話

と観察しています。(3話 )

その理由は、他の宦官とは違いがっしりとした体格だから
アニメではカットされていますが、猫猫は宦官をこう見ています。

 宦官は物理的に陽の気を取り払っているため、女性的になることが多い
 体毛が薄く、性格は丸く、性欲の代わりに食欲が増し太りやすくなる
 一番わかりやすいのは、やぶ医者の例だ。見た目はおっさんだが、話していると時折、育ちのよい商家の奥方とでもいっしょにいる気分になる。

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

男性機能を失った宦官は、男性ではないどころか、女性化すると言うのです

ならば、その逆も然り?

前話、猫猫が阿多アードゥオ妃を間近で見かけたとき (10話 ) ──

薬屋のひとりごと 第10話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #10」より引用

淑妃、阿多アードゥオ妃。
華やかさや豊満さはないが、中性的な凜々しさがあって美しい
これで35ですか。
官服を着れば若い文官とでも間違えそうだ。
妃の着る大袖とスカートより、胡服こふくの方が似合うだろうな。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第10話

体型はふくよかではなくスマート
女性的ではなく、中性的な魅力

男性化は言い過ぎにしても、女性らしくないとは言える。

なぜ阿多アードゥオ妃は中性的なのでしょうか?

その理由を考えていくと ──

女性の宦官?女性機能(子宮)を失った女性

のではないかと、推測を進めていったのです。

なんと、「中性的な凜々しさ」が子を産めない体であることの伏線だったのです

これまた上手い!

原作情報

原作では、この時の心情が描写されています。

(たぶん、阿多妃には)
 青年のような凛々しい姿、それに女らしい匂いはなかった
 まるで、女が宦官にでもなったかのように

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

阿多アードゥオ妃に女らしい匂いがなかったのです。
そこから、女性機能を失ったのではないかと推理したのです

ヤブではなく不運

薬屋のひとりごと 第10話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #11」より引用

不幸なのは、その頃東宮妃だった阿多アードゥオ妃の出産が、時の皇后の出産と時期が重なったことでしょうか。

皇后と天秤にかけた結果、阿多アードゥオ妃の出産は後回しにされた

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

またしても医官が1人しかいない問題に直面!?

「おしろい」事件の時、梨花リファ妃と玉葉ギョクヨウ妃で医官を巡って小競り合いがありました。(1話  )
16年前にも、出産が重なり医官を取り合っていたのです。

昔から、後宮は医官不足だったのです・・・。

そもそも、なぜ女官が2,000人もいる後宮に医官が1人しかいないのでしょうか?

補足

以前、原作情報を引用して紹介しました。(3話 )

 後宮という場所が場所だけに、医官も人手不足のようだ。女は医官になれず、医官になれば好きこのんで宦官になる必要はない

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

医官はランクの高い職業。
医官になった人は、わざわざ宦官になる必要はないのです。

今回も原作では再度説明されています。

 後宮の医官は常に人手不足である。やぶ医者が今の地位に居座り続けることができる程度に。
 医という特殊な職を持ちながら、わざわざ宦官になる必要はないからだ。不器用なおやじのことだ、体よく押し付けられたのだろう。

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

(恐らく)十分な高給取りで、地位もステータスもある医官になれば、わざわざ男性機能を取り去って後宮の医官になる必要はありません。

余程の高給か、あるいは(外の世界では)医官として役に立たない人ではない限り。
だから、今の後宮にはやぶ医者しかいないのです・・・。

人の良いオヤジは、押しつけられていたのです

ココア

オヤジ悪くないじゃん
かわいそう!

時文

逆に、やぶ医者が無知で東宮を死なせても(1話)追放されないのは、後釜がいないからかもね(苦笑)

ココア

そういうこと!?
ズルっ!

死因はおしろいではない

赤子の死因は、この間のおしろい事件と同じだと思われていますが、それは違いますよね

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

なるほど。
阿多アードゥオ妃の赤子の死因も「おしろい」だと思われていたのです

後宮で生まれるお世継ぎの連続死

今までの帝の御子が3人とも、生まれてからだんだん弱って亡くなったんだって。
おかしいと思わない?

- 中略 -

やっぱり、絶対、呪いだよ~!

by 小蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第1話

梨花リファ妃より以前に、3人の御子が亡くなっていた
その一人目が、阿多アードゥオ妃の赤子だったのです。

どれも原因不明。
呪いと噂されていましたが、猫猫が「おしろい」が原因と突き止めました。

結果、これまで原因不明だった御子の死も「おしろい」だと結論付けられていたのです

だけど、猫猫マオマオは違うと見抜きました。
理由は──

あなたの言うそのやぶ医者は、おしろいを使うのを禁じてたはずです
聡明なあなたが、それによって赤子を死なせることはない。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

当時の後宮医官は羅門ルォメンだったからです

猫猫は恐らく、「おしろいは毒」であることを薬師の師匠であるオヤジから聞かされていたのでしょう。

そのオヤジが医官でいる間は、後宮で「おしろい」を使わせるわけがない
故に、阿多アードゥオ妃の赤子の死因は別である

猫猫のオヤジへの信頼が、死因は「おしろい」ではないと断定させたのです。

つまり、今回の推理の取っかかりは ──
16年前阿多アードゥオ妃の御子が亡くなった時、オヤジこと羅門ルォメンが後宮の医官だった事実が分かった事

そこを足がかりにして、推理を組み立てていったのでしょう。

考察

ただ、悔やまれるのは ──
17年前に「おしろいは毒」であることを後宮の妃は知らされていたのに、なぜ梨花リファ妃で過ちを犯したのか・・・

薬屋のひとりごと 第4話
TVアニメ『薬屋のひとりごと』本PVより引用

後宮ならではの足の引っ張り合い、自分さえ良ければ、という悪意を感じてしまうのは私の性格が捻くれているからでしょうか(苦笑)。

まあ、阿多アードゥオ妃に子が産まれたのは17年前。
羅門ルォメンが後宮から追放されたのは16年前。

16年も経てば、注意事項なんて忘れ去られてしまうのでしょう・・・

それともう一つ ──
想像するに、上級妃同士の交流は基本的になさそうです

猫猫がヘルプで柘榴宮の大掃除を手伝った時、翡翠宮に戻らず泊まりました。
梨花リファ妃の看病をしていた時、2ヶ月翡翠宮に戻れませんでした。
四夫人の宮同士は、そこそこ距離があるのではないでしょうか。

(原作によると)前話、玉葉ギョクヨウ妃と里樹リーシュ妃のお茶会は珍しいようです。(10話 )

言ってみれば、上級妃はそれぞれライバル。
交流がないのも頷けます。

となると、阿多アードゥオ妃や柘榴宮の侍女達は、玉葉ギョクヨウ妃(の乳母)と梨花リファ妃が「毒おしろい」を使っていたことすら知らない可能性がありますね。

やはり、病や健康に関することは医官がしっかりしていないとダメなのです。

乳児には毒

薬屋のひとりごと 第11話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「SpeciaL-Interview」より引用

花の中には毒のある物も多い
トリカブトやレンゲツツジのように、その蜜にも毒性がある。
── 知っているわ。

でも、あなたは・・・知らなかった。
毒を含まないただの蜂蜜が、滋養にいいと与えていた薬が、赤子にとって毒になること

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

毒の花から取った蜂蜜は、当然毒性を持っています。
ですが、毒性を持っていない蜂蜜でも赤子には毒となるのです

補足

乳児ボツリヌス症

腸内環境が整わない乳児に蜂蜜を食べさせると、乳児ボツリヌス症を発症する。生後1歳以上であれば問題ない。

現実世界でも、蜂蜜を生後1年以内の乳児に食べさせてはいけないと教えられます。
栄養価が高く甘くて美味しい蜂蜜ですが、乳児にとっては毒となるのです。

これもまた「無知は罪」ですね

「おしろい」「食物アレルギー」に続いて、知らないことによる事故が起きていたのです

蜂蜜の毒性を知る里樹妃

あなたは偶然にも、阿多アードゥオ妃の子の死因を知ることとなる。
ある人物が、蜂蜜は赤子にとっては毒になると教えたんですね。

阿多アードゥオ妃だけには知られたくなかった
自分が唯一の子を殺した原因だと

だから消そうと考えた。
その人物こそが ── 里樹リーシュ妃です。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

風明フォンミンは、赤子の死因はしばらく分からず。
思いがけない人物から、その死因を聞くこととなります。

それが里樹リーシュ

阿多アードゥオ妃に蜂蜜の件が知られたくない。
その後、阿多アードゥオ妃に会いに来る里樹リーシュ妃を追い返す風明フォンミン

だから前話 ──

それともう一つだけ。
柘榴ザクロ宮の侍女頭、風明フォンミン様と面識はありますか?

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第10話

風明フォンミンとの関係を問われ、里樹リーシュ妃は戸惑ったのです
以前は問題なかったが、最近は冷たい対応をされていることを・・・。

疑問 10-02
里樹妃は、風明との関係を聞かれなぜ驚いたのか?

風明との面識はあるが、いい印象を持っていなかったから

以前は問題なかったが、最近は阿多妃に会いに行くと風明にいつも追い返されていた。

考察

アニメでも原作でもそのような説明はありませんが・・・。

前話の里樹リーシュ妃の表情から察するに──
里樹リーシュ妃は風明フォンミンを恐れていたのかもしれないですね

柘榴宮で里樹妃と毒味役がコソコソ歩いていたのは、風明フォンミンに見つからないよう阿多アードゥオ妃を探していたのかも・・・

犯人と狙われた被害者に共通する「蜂蜜」

阿多アードゥオ妃の御子が亡くなった理由は、当時、原因不明。
噂では「呪い」と言われていたくらいです。

里樹リーシュ妃は蜂蜜が原因だとは気付いていないでしょう。

(恐らく)自分の赤子の経験を無邪気に話しただけ。
それが、柘榴宮から追い返される理由となり、命まで狙われる羽目になったのです。

考察

かわいそうに・・・。

今回の事件決着(風明フォンミンの自供)では、里樹リーシュ妃は自分が命を狙われた動機は分かっても、阿多アードゥオ妃の面会を断られた理由は分からず仕舞いですね

まあ、柘榴宮の侍女には嫌われていた、とでも理解するのでしょうか。

薬屋のひとりごと 第10話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #10」より引用

実際は、柘榴宮の侍女達はとても働き者で優秀です。
主人である阿多アードゥオ妃が里樹リーシュ妃を娘のように可愛がっていたのなら ──
侍女も里樹リーシュ妃を大切に思っていたのではないでしょうか

と考えていくと、園遊会で徳妃と淑妃の侍女の代理戦争は──
淑妃・阿多アードゥオ妃の侍女が、どうしようもない徳妃・里樹リーシュ妃の侍女をたしなめていたのかもしれないですね

里樹妃を狙う動機

子を産めない阿多アードゥオ妃の立場を守るため
そして蜂蜜の件を隠すために、あなたは、里樹リーシュ妃のスープに毒を入れた

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

風明フォンミン里樹リーシュ妃を狙ったのは、二つの理由があったのです。

  1. 阿多妃の上級妃としての立場を守るため
    上級妃に新しい妃を受け入れる為、一番年上で子を産めない阿多妃が降ろされる可能性が高い
  2. 幼児に蜂蜜は毒という事実を阿多妃の耳に入れないため

元々はだけ。
だから追い返すだけで良かったのです。

ところが、何度追い返しても里樹リーシュ妃は諦めない。
そこへ、新しい妃が来ると知り、殺害まで思いついてしまった・・・。

殺せば、➊➋両方とも解決する。
一石二鳥と考えてしまったのです・・・。

疑問 06-03
園遊会で狙われたのは徳妃・里樹妃?

狙われたのは里樹妃

阿多妃の侍女頭・風明が、子を産めない主人の立場を守るため。そして蜂蜜が原因で御子がなくなった事を隠すため、里樹妃の命が狙われた。

尚食の下女

あれ?
先のセリフ、断言していますがおかしいですよ!

子を産めない阿多アードゥオ妃の立場を守るため。
そして蜂蜜の件を隠すために、あなたは、里樹リーシュ妃のスープに毒を入れた

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

猫猫は、風明がスープに毒を入れたと言い切っています

スープに毒を混入したのは堀で水死体となって見つかった下女では?

ココア

あっ確かに。
遺書もあったんだよね??

薬屋のひとりごと 第9話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #9」より引用

娘は尚食しょうしょくの下女で昨日まで普通に働いていた。

by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

※尚食:食事係のこと

下女は尚食。
食事係だからこそ園遊会での食事に毒が入れられたのだと思っていました

侍女頭とは言え、役目ではないのにどうやって帝や上級妃の食事に近づけたのでしょうか?

考察

てっきり、風明フォンミン尚食の下女に指示をして毒を混入したのだと思っていました

下女は、罪の重さに耐えきれなくなり自殺。
あるいは、証拠隠滅のために、風明フォンミンに追い込まれたか無理矢理自殺させられたのだと・・・。

でも、猫猫が言い切り本人も否定していないので、毒を入れたのは風明フォンミンで間違いないのでしょう

疑問 06-04
園遊会で毒を仕込んだのは誰?

阿多妃の侍女頭・風明

では、尚食の下女は何をしたのでしょう?

Bパートで猫猫は、下女は自殺だったと確信します。
毒を入れたのが風明なら、下女はなぜ自殺したのでしょうか?

原作情報

原作もアニメ同様このタイミングでは触れられていません。
城壁の上で阿多アードゥオ妃の独白を聞き、下女は自殺だったのだと確信するだけです。

が、(月刊サンデーGX版)コミックでは真っ向から描いています。

コミックでは、下女は自ら身代わりになったと描写されています
つまり自殺ですね。

なぜそんな選択をしたのか。
何の罪も犯していない下女が、なぜ自ら命を差し出したのか。
猫猫には到底理解できません。

アニメに(当然原作にも)ある ──

分からない、私には。
そこまで他人を大切に思える心がない

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

このセリフに、より深く繋げています

下女は、なぜ自殺を決意したのか。
ぜひコミックをご覧下さい。

年貢の納め時

薬屋のひとりごと 第11話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「SpeciaL-Interview」より引用

欲しいものは何?

by 風明『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

口封じのために、交渉を持ちかける風明フォンミン
確かに、一人で乗り込んで来たのだから恐喝と思われても仕方なし(笑)。

猫猫マオマオ強請ゆすりに来たのではありません。
風明フォンミンに引導を渡しに来たのです

── 何でもいいのよ?

そんなの意味がない事を、ご自分で分かっているでしょ

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

猫猫一人を取り込もうと。
たとえ後ろにある無骨な包丁を手に取って、猫猫の口を封じたとしても。

猫猫を柘榴宮に差し向けたのは壬氏だと、風明フォンミンは分かっている(気付いている)でしょう
その送り込まれた猫猫が、目の前にいて事件の真相を突き付けている。

これらのことから、壬氏は風明フォンミンに疑念を抱き、猫猫を送り込み調査させたことを想像するのは容易い。

ここで猫猫を始末すると ──
返って風明フォンミン、いや、下手をすると阿多妃に嫌疑が及びかねないのです

(風明フォンミンは知らないが)後宮の記録を調べていた事は高順ガオシュンから聞けば分かること。

外部の猫猫が気付いたということは ──
徹底的に調べれば、いずれ猫猫が暴いた真相に辿り着くのです

風明フォンミンは年貢の納め時
16年間抱えてきた秘密を、もう隠しきれないと観念したのです

二つを一つに

風明への提案 ──
里樹リーシュ妃の毒殺、赤子の死の原因。
二つの動機を一つにすれば、赤子の死の原因を阿多アードゥオ妃に知られないようにすることはできる

自身の死は免れなくても。
それが何の権力もない小娘にできる最大限だった。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

たとえ阿多アードゥオ妃の立場を守る別の目的があったにせよ。
自分が赤子の命を奪ってしまったことを隠すために、上級妃を狙った風明フォンミン

里樹リーシュ妃を狙ったことは犯罪だが、風明フォンミンが赤子の死の原因を阿多アードゥオ妃に知られたくないと考えているのは痛いほど分かった猫猫マオマオ

原作情報

原作では何も触れられていません。
が、コミックではこのように補足されています。

17年前の赤子の死因を暴いたところで、傷つく人が増えるだけだ

── 動機は一つあればいい。 ──

by 猫猫『薬屋のひとりごと』コミック3巻

オヤジから常々言われていた、全てを明かすことが良いとは限らない。
知らないままの方が良いこともある。

赤子の死因を暴いても、赤子は戻らず、誰かが喜ぶわけもない。
返って傷つく人が増えるだけ、というのです。

考察

事件直後であれば ──
原因を明かして同じ事を繰り返さない対策が打てます。

流石にこれだけ年月が経っていると・・・。
確かに今更ですね(苦笑)。

そこで、風明フォンミンに提案したのです。
阿多アードゥオ妃の立場を守る目的のためだけで、里樹リーシュ妃を毒殺を企んだのだと自供すれば良い、と

補足

実際、動機を一つにしても、犯した罪は変わりません。
真の動機を明かしたとしても罪の重さは変わらないし、傷ついてしまう人が増えるだけなのです。

早く自首しなければ、猫猫以外の誰かが16年前の真相に気付いてしまうかもしれない。
年明けには後宮を出て離宮で暮らすことが決まっていても、待つことなく自首したのはそういうことでしょう。

尚食の下女は、(恐らく)阿多アードゥオ妃に嫌疑がかからぬよう自殺し。
風明フォンミンは、赤子の死の原因を隠すために自首した(絞首台に登った)のです。

レンゲツツジ

薬屋のひとりごと 第11話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #11」より引用

この花・・・狂い咲きですね。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

最後のレンゲツツジは何だったのでしょうか?
その意味は、ミニアニメを見て分かりました。

『薬屋のひとりごと』ミニアニメ「猫猫のひとりごと」第11話

レンゲツツジの花言葉は「情熱」「堅実」

強い思いも狂い咲くと己をも滅ぼしてしまう
そこまで人を大切に思う心とは・・・。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』ミニアニメ第11話

レンゲツツジの花言葉は「情熱」「堅実」

情熱は基本的に良い感情です。
ですが、強すぎると、度を超す行為へと繋がってしまう・・・

そのことを、レンゲツツジの狂い咲きで比喩したのではないでしょうか。

疑問 11-01

阿多妃を南の離宮に住ませるのは、帝の愛着か、それとも・・・

阿多妃

あらすじ

園遊会での里樹リーシュ妃毒殺未遂事件は、阿多アードゥオ妃の侍女頭・風明フォンミンの自首で幕を閉じた。阿多アードゥオ妃が後宮を去る前夜、猫猫は寝付けず外を散歩していると・・・。

月見酒

薬屋のひとりごと 第11話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #11」より引用

1杯付き合わないか?

by 阿多妃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

(原作情報) 猫猫が外壁に登ったのは、芙蓉ふよう妃を思い出したから。原作によると、外壁に登ると花街の明かりも見えるようです。

酒に釣られたのか、上級妃ともあろう方と肩を並べて酒を飲む猫猫マオマオ

原作情報

原作では、猫猫は弁明しています。

 さかずきを見せつけられ、猫猫は断る理由が見つからなかった。
 普段なら玉葉妃に遠慮するところだが、後宮最後の晩酌に付き合わないほど野暮ではない
 決して、酒に釣られたわけではない。

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻
ココア

弁明になってないような…

弁明・・・していますよね?(笑)

他の上級妃と親しくするのは、玉葉ギョクヨウ妃にはばかられます。

ですが、阿多アードゥオ妃は明日後宮を去ります。
そんな妃の誘いを断ってはいけない!と、杯を受けたのです。

仕方なく、付き合うことにしたのです!

ちなみに、阿多アードゥオ妃に声を掛けられる直前、猫猫は「どうせなら月見酒」をしたかったと考えています。

そこに阿多アードゥオ妃が酒を持って現れたのです。

決して酒に釣られたわけではありません!
よね?(笑)

ココア

・・・

なぜ猫猫に告白した?

薬屋のひとりごと 第11話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #11」より引用

きっとここにいたのが誰であっても、同じ話をしたのだろうな。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

なぜ、それほど話したこともない、それも他の上級妃の侍女である猫猫に、阿多アードゥオ妃は身の上話をしたのでしょうか

猫猫マオマオの見立てはこうです ──

 阿多妃の独白は続く。
 そこにいるのが猫猫であろうとなかろうと、誰もいなかろうと続いていただろう
 明日にはいなくなる妃
 どんな噂が後宮内で立とうとも、もはや関係ない話だ
 猫猫はただ黙ってそれを聞いていた。

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

阿多アードゥオ妃は誰かに語らずにはいられなかったのでしょう。

でもそれは身内以外

上級妃は降りても、離宮で過ごすのなら今後も妃として振る舞わなくてはならない。
威厳は落とせないのです。

ましてや、壬氏の前では・・・?。

明日には後宮を去る。
だったら後宮でどんな噂が立っても関係ない。

偶然城壁にいた猫猫を話し相手にするには丁度良かったのです。

考察

なんてことを私は思ってませんよ。

ココア

え!?
思ってないの!?

私は、猫猫だから阿多アードゥオ妃は心の内を話したのではないかと思っています。

猫猫が風明フォンミンに自首を提案し、柘榴宮から去って行くシーン ──
猫猫を見ている阿多アードゥオ妃の後ろ姿が描かれていました

阿多アードゥオ妃は分かったのではないでしょうか。

その後、風明フォンミンが自首。
タイミング的に猫猫が風明フォンミンを説得したのだと。

もしかすると、赤子の死の原因も気付いていたのかもしれないですね・・・

ならば、風明フォンミンを止められたのでは?
下女が自殺することもなかったのでは?

いいえ。
まさか風明フォンミンが毒殺を企てるとまでは思っていなかったでしょう。
ましてや下女が阿多アードゥオ妃に嫌疑がかからぬよう自殺するとまでは・・・。

だとしても、園遊会で里樹リーシュ妃毒殺未遂事件があった時、自分の侍女が関係しているとは考えなかったのでしょうか?

聡明な阿多アードゥオ妃のことです。
きっと思い至ったでしょう。

それこそ ──

お情けで飾りの妃をやっていただけ。
早く誰かに受け渡したかった・・・。

どうしてすがりついていたのだろう

by 阿多妃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

少しでも長く後宮にいることを願ってしまっていたのではないでしょうか。

そう考えると ──

みんなバカだ

by 阿多妃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

「みんな」とは、阿多アードゥオ妃、自分自身のことも含んでいるのかもしれないですね

酒か涙か・・・

薬屋のひとりごと 第11話
TVアニメ『薬屋のひとりごと』本PVより引用

水の中は寒かっただろうな。
苦しかっただろうな。

by 阿多妃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

「水の中」とは堀へ投身自殺した下女のことを言っているのでしょう。

子を作れず上級妃の役目を果たせない自分に、命まで賭けて尽くしてくれた侍女達
バカと言いながら感謝しているのです。

その期待に応えたいが故に、これまで上級妃の席に固執してきたし、投げ出さなかった。
だけど、結果は二人の命を奪ってしまった。

阿多アードゥオ妃は後悔しているのです。
でも、今更全てを投げ出すこともできません。

上に立つ者は、自分がしてきたことに責任を持たなくてならないのです。

原作情報

原作では、猫猫はこんな風に阿多アードゥオ妃を見ています。

(本当にもったいない)
 人の上に立つ素質と資格を持ち合わせているのに
 妃としてではなく、違う形で皇帝のそばにいれば、まつりごとはよりうまくいったのではないだろうか
 そんなくだらないことを考えながら、猫猫は星空を眺めた。

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

阿多アードゥオ妃は人の上に立つ素質と資格を持っている
阿多アードゥオ妃が文官なり武官なりとなって帝のそばにいれば、もっと上手く政治を行えたのではないかと高く評価していたのです。

だけどそれは、女性である限りこの作品世界では不可能。

自殺した下女を弔うかのように、堀へ酒を振る舞う阿多アードゥオ妃。
最後に、城壁に落ちた雫は酒でしょうか、それとも・・・。

右足より外側に落ちていれば、右手に持った酒の残りでしょう。
両足の間に落ちているので、酒ではなく・・・。

ああ・・・

戻ってきたと思ったら、スッキリしたから帰れと追い出された

by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

スッキリしたのは、心の底に詰まっていたことを話し、下女を弔い、感情の赴くまま涙を流したからかもしれないですね

子供は生きている!?

同時に生まれた阿多アードゥオ妃の子供と、当時の皇后の子供。
二人がもし取り替えられていたとしたら・・・

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

阿多アードゥオ妃と壬氏ジンシが似ているのは、阿多アードゥオ妃登場当時から思っていました。

親子にしては年が近すぎるし・・・。
てっきり、同じ血が入った姉弟かと考えてましたが、まさかの完全なる親子!?

(原作情報) 実は原作では壬氏の年齢が匂わされています。17歳よりもっと上です。今考えると亡くなった阿多アードゥオ妃の子と見抜かれない為。そして読者にミスリードさせる為ですね。見事引っかかってしまいました(苦笑)。

大胆で荒唐無稽な仮説ですが、そう考えると諸々辻褄が合うのです

  • 皇帝の弟が微妙な立場で表に出てこないこと
    ⇒ 弟は亡くなっていて、今いるのは皇帝の長男
  • オヤジが追放だけではなく肉刑まで受けていたこと
    ⇒ 子の取り替えに気付かなかったから?
  • 潔い性格なのに、子供が産めない体で後宮に留まり続けたこと
    ⇒ 子供が生きているなら近くにいたいのは当然
  • 後宮を出た後も、実家に戻されず、離宮に住める好待遇を受けていること
    ⇒ もしかすると皇后になる可能性がある?
  • 最後の夜に、壬氏と飲んでいたこと
    ⇒ 今後は気軽に会えなくなるので

全てに辻褄が合うのです。

疑問 11-02

阿多妃の子は生きているのか?

でも、引っかかる点もあります。

子を取り替えたのなら、壬氏は今、皇帝の弟の立場です。
帝の弟と言えば ──

薬屋のひとりごと 第6話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「SpeciaL-Keywords」より引用

皇太后様には主上様と弟君、2人の御子がいらっしゃってね。
弟君はとても病弱で、ほとんど自宅から出られないって噂なの。

先ほどまでいらっしゃったみたいだけど・・・

by 貴園『薬屋のひとりごと』TVアニメ第6話

先ほどまでいらっしゃった」。

上記画像小さいですが ── 正面奥が皇帝、その左が弟君の席
確かに誰もいません。

ここに、先ほどまで弟君はいたと言うのです。
こんな目立つ場所に・・・。

つまり、宴席にいた人達は弟君である壬氏の姿を見ているのです

ココア

あ!えっ!?

(原作情報) 原作ではこのセリフはありません。コミックでは「誰も姿を見たことない」と言われています。アニメオリジナルセリフです。

もちろん、このセリフが ──

薬屋のひとりごと 第6話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #6」より引用

新しいカンザシ
宦官もカンザシをもらうのか。

そういえば襟も少し乱れてる
宴席で姿を見ないと思ったら、そういうことか

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第6話

「壬氏=皇帝の弟君」説に繋がるわけですが(笑)。

気になるのは ──
弟君の姿を見てるなら、壬氏様の正体は実は皆にはバレている?

猫猫マオマオが知らないだけ!?
薬や毒の知識はあっても、園遊会のような上流階級の常識を知らない猫猫だからあり得るかもしれませんが・・・。

さすがに、それはないですよね(笑)。

考察というより想像

短い時間でも、壬氏は弟君として宴席に出席していたのは事実なのでしょう。

その後──
急いで着替えたので襟が乱れ、カンザシを取り忘れたのでしょう
高順ガオシュンはずっと宴席にいて、着替えをチェックできませんしね(笑)。

ココア

子供みたい!

でも、誰も壬氏様の正体を知らない。(と思われます)

となると、思いつくのは ──
弟君として宴席に出席した時には、壬氏と分からない姿をしていたのでしょう・・・

ココア

ああ!
変装・・・とか?

時文

他にも方法あるけど・・・楽しみは取っておきましょう(笑)

それと、もう一つ気になる点があります。

もし、皇帝の弟と自分の子を入れ替えたのなら──
死んだのは、皇帝の弟

── 皆が気にやむ必要はない。子供は七つになるまで分からないものだ。少しの病気でころりと死んでしまう。子は天の命に従ったのだ。

阿多様が毎夜泣き明かしていることを私は知っていたのに

by 風明『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

阿多アードゥオ妃は、死んだのは自分の子ではないのに、なぜこれほど悲しんだのでしょうか

皇帝の弟を死なせてしまった罪悪感でしょうか?

考察

罪悪感もあるでしょう。
が、私は罪悪感だけではないと思っています。

少し阿多アードゥオ妃の根幹に関わるので、ここではなく「もっと深掘り!」で紹介します。

信頼できる侍女

お待ちください!

by 里樹妃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

風明フォンミンは自首したので、里樹リーシュ妃が阿多アードゥオ妃との面会を阻む者はいません。
が、もしかすると今の今まで里樹リーシュ妃は阿多アードゥオ妃にずっと会えなかったのかもしれないですね・・・

阿多アードゥオ妃が後宮を去るとき、侍女が誰もいないその瞬間、里樹リーシュ妃はようやく近づけたのかもしれません。

時文

後宮を出る直前は忙しかったかも

ココア

あーね!
夜は大丈夫だったみたいだけどね(笑)

里樹リーシュ妃は、後宮を出ることができません。
阿多アードゥオ妃も、基本的には二度と後宮に入ることはできません。

阿多アードゥオ妃が門の外へ出たら最後、二人はもう今までのように気軽に会えないのです

必死に走る里樹リーシュ妃。
面倒くさそうに付き従う侍女達。

が、心配して後を追いかける侍女が一人・・・
彼女は園遊会で魚介アレルギーの里樹リーシュ妃にサバを食べさせようとした毒味役。(6話 )

薬屋のひとりごと 第6話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #6」より引用

イジメをしていた侍女・河南が、今では本気で里樹リーシュ妃を心配しているのです。

猫猫マオマオの脅しが効いた?かどうかは分かりません(苦笑)。
が、すっかり心を入れ替えていたのです

補足

前話、玉葉ギョクヨウ妃とのお茶会の席で蜂蜜が出た際、河南だけ唯一心配していましたね。
この時既に、心を入れ替えていたのです。

孤独な妃に信頼できる侍女がいるということ
それはどれほどの救いになるだろうか

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

侍女に一人も味方がいない状況から。

薬屋のひとりごと 第7話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #7」より引用

本気で自分の事を心配してくれる侍女がいる。
たった一人であっても、これは大きな進歩です。

時文

彼女は唯一名前があったから何かあると思ってた!

ココア

そっそこ!?

保護者代わりに見守っていた阿多アードゥオ妃も一安心なのかもしれないですね・・・

原作情報

原作では ──

 里樹妃は先帝時代、年上の嫁である阿多妃に懐いていた。
 阿多妃も、里樹妃のことを可愛がっていたという。もしかしたら、幼い里樹妃が先帝の御手付きにならぬように見守っていたのかもしれない

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

猫猫は、阿多アードゥオ妃が(当時)10歳に満たない里樹リーシュ妃が先帝に手を付けられないよう見守っていたのではないかと推測しています。

メタ的な発言になってしまいますが ──

自分の宮内に味方がいなかった里樹リーシュ妃。
阿多アードゥオ妃は心配していたことでしょう。

ですが、阿多アードゥオ妃が去るその日
里樹リーシュ妃には、信頼できる侍女が傍にいたのです

これで安心して後宮を去れる。
という原作者・日向夏先生の計らいでしょうか。

ニクい気遣いですね♪

母のように慕い子のように想う

その時、青年のような凜々しい妃の顔が、母親の顔に見えた。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

里樹リーシュ妃は14歳。
阿多アードゥオ妃の子が生きていれば17歳。
年が近いので、自分の子供と重ねているのかも。(彼女の子は男子ですが(笑))

里樹リーシュ妃は、阿多アードゥオ妃を母のように慕い
阿多アードゥオ妃は、里樹リーシュ妃を子のように想う

これが今生の別れとなるかもしれません。

里樹リーシュ妃は、去る阿多アードゥオ妃に何を言ったのでしょうか。
そして阿多アードゥオ妃は、里樹リーシュ妃に何を伝えたのでしょうか。

凜々しい阿多アードゥオ妃が、里樹リーシュ妃の前だと母親の顔になる。
そんな優しい顔を見せる相手である里樹リーシュ妃を、風明フォンミンは殺そうとしたのです

この二人の姿を風明フォンミンに見せてやりたい・・・。

いや、二人は以前から何度も会っていました。
阿多アードゥオ妃の優しい顔を見れば、風明フォンミンも考えを改めたかもしれません。

ですが、一番近くで二人を見ることができた風明フォンミンが、二人の仲を切り裂いていたのです

もっと深掘り!

注意点

この中項目では、本編よりもっと深く考察を進めます
根拠が曖昧で考察というより想像に近くなったり、時には(私の)妄想が入ることもあるので、その辺はご了承を(汗)。

ただ、当たっていると、ネタバレと同義になってしまうかも知れません
少しでもネタバレの可能性があるなら読みたくない、という方は次項「おわりに」まで飛んでください。

ではでは、始めていきますよ~~。

羅門は気付いていた?

そして阿多アードゥオ妃の子は息絶える
死因は謎として

当時、医官だった私のオヤジ・羅門ルォメンは、出産時の処置も含め度重なる失態により後宮を追放されました。

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

アニメ鑑賞時、上記セリフを聞いて違和感を感じました。

猫猫マオマオが舌を巻くほど優秀で鋭いオヤジ
そんな羅門がなぜ赤子を死に至らせたのは蜂蜜だと気付かなかったのでしょうか?

羅門ルォメンが預かり知らぬところで蜂蜜を食べさせていた?
確かにずっと一緒にいたのではないでしょうから、その可能性はありますね。

でも、少なくとも ──
容体が悪くなったとき診ていたはず。
その際、死因は分かったのではないでしょうか?

考察
薬屋のひとりごと 第8話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #8」より引用

もう終わったんだよ。

by 羅門『薬屋のひとりごと』TVアニメ第8話

羅門ルォメンは、事件の全てを開示することを良しとはしていません

薬屋の仕事ではないですし、明かすことによってより不幸な人が増えるのであれば控えます。

あくまで私の個人的な考えです、と断った上で ──

阿多アードゥオ妃の赤子が亡くなったのは蜂蜜だと分かっていたが、明かしても赤子が生き返るわけでもなし。

今回の猫猫と同じように ──
これは故意ではなく事故。
ならば、原因不明のままで良い、と羅門ルォメンは判断したのではないでしょうか

その結果、責任を全て医官に押しつけられ後宮を追放されようとも・・・。

結果的に、赤子の死で追放されたのではなく、帝弟と阿多アードゥオ妃の子を取り替えられていたのに気付けなかった事が原因のようですしね。

時文

羅門ルォメンとはそういう男、と言い切るのは早計かな?

ココア

いや・・・あのオヤジならあり得るかも・・・

阿多妃が毎夜泣いていたのは・・・

同時に生まれた阿多アードゥオ妃の子供と、当時の皇后の子供。
二人がもし取り替えられていたとしたら・・・

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

今話ラスト。
猫猫マオマオの推測(妄想?)ではあるものの、とても説得力のある「子の取り替え」説が出て来ました。

もしこの仮説が正しいとすると ──
亡くなったのは、阿多アードゥオ妃と現帝の子ではなく、皇太后と先帝の子(現帝の弟)

ならば ──

── 皆が気にやむ必要はない。子供は七つになるまで分からないものだ。少しの病気でころりと死んでしまう。子は天の命に従ったのだ。

阿多様が毎夜泣き明かしていることを私は知っていたのに

by 風明『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

なぜ、阿多アードゥオ妃は、毎夜泣いていたのでしょうか?

先帝の子であり現帝の弟君を死なせてしまったから?

確かに罪悪感はあったでしょう。
ですが、悔やむことや、(バレた時の)恐怖や後悔をしても、毎夜泣き明かすでしょうか?

少し違う気がします・・・。

考察というより妄想

阿多アードゥオ妃が毎夜泣き明かしていた理由。
二つの可能性を考えました。

悪い考え方と、良い考え方を・・・。

まずは、悪い方 ──
これは、単純です。
子を取り替えた事実がばれないよう、嘘泣きをしていたパターン

ココア

えっ、阿多アードゥオ妃ワルなの!?

考えてみてください。
子が死んでも悲しまず、本当は我が子ではないのでは?なんて怪しまれたらどうなりますか?

本当の自分の子まで影響が出てしまうと思いませんか?

はい、阿多アードゥオ妃は真実を隠すために演技していたのではないでしょうか

嘘に嘘を重ねた風明フォンミンと変わらないのです・・・。

ココア

そんな・・・

さて。
では、良い方を紹介しましょう ──

取り替えた後は、皇帝の弟を自分の子のように育てていたのではないでしょうか

要は、情が移ってしまったのです。

そんな子が亡くなれば悲しむのは当然。
現実を把握するのに、しばらくかかったのではないでしょうか。

この後、里樹リーシュ妃が阿多アードゥオ妃を母のように慕っているシーンがありました。

両親と離され、夫となる帝はたまにしか来ない。
ならば、短い期間だとしても、一緒にいた皇帝の実弟を自分の子同様に愛するのもあり得るのではないでしょうか・・・。

ココア

こっちの方がいい!

時文

だよね!

ただ、忘れてはいけません。

ここは後宮
そして、阿多アードゥオ妃は上級妃

生きる為には・・・。
愛する子を幸せにするには・・・。

勘違いしないでください。
阿多アードゥオ妃が悪人だと言っているのではありません。

阿多アードゥオ妃も後宮の女、それも上級妃まで上り詰めた人だと言いたいのです

強い力の後ろ盾がない、ただの乳母の娘だった阿多アードゥオ妃。
そんな彼女が、何よりも我が子を最優先に考えると ──

前者も十分あり得るのではないでしょうか。

え~~と。
あくまで私の妄想ですからね!

話半分、いや1/10位で、頭の隅っこの隅にでも置いといてください(笑)。

傷つく人が増えるだけ

同時に生まれた阿多アードゥオ妃の子供と、当時の皇后の子供。
二人がもし取り替えられていたとしたら・・・

by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

猫猫の阿多アードゥオ妃の子が生きているという「妄想」が正解だとすると ──

家主は俺を先に誘って飲ませるだけ飲ませた挙げ句、どこかへ出かけてしまった

戻ってきたと思ったら、すっきりしたから帰れと追い出された

by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

壬氏を誘っておきながら、壬氏には何も話さず。
通りすがりで出会った猫猫マオマオに心の内を吐露した理由も見えてきます。

阿多アードゥオ妃は、(猫猫に話した内容を)壬氏には言わない方が良いと判断したのではないでしょうか

考察
薬屋のひとりごと 第11話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #11」より引用

お情けで飾りの妃をやっていただけ。
早く誰かに受け渡したかった・・・。

どうしてすがりついていたのだろう

by 阿多妃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

阿多アードゥオ妃の子と皇后の子が取り替えられていたとしたら ──
上記セリフ「どうしてすがりついていた」のかは明らかです

たとえ母親と言えなくても、少しでも子供の近くにいたかったのでしょう

補足

上級妃を降りた妃は、実家に戻るのが通例。

阿多アードゥオ妃は上級妃を降りることが決定している。
後宮を出た後、南の離宮に住まうことになった

by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

南の離宮に留め置くのは珍しいこと。
原作でも ──

「いや、もともと決まっていた。皇帝の判断だ」
 実家に帰さず、離宮で囲うのは長年の愛着からだろうか

by 『薬屋のひとりごと』原作1巻

猫猫は、帝の阿多アードゥオ妃に対する愛着かと考えます。
が、これも子の近くにいる事への帝なりの配慮かもしれないですね。

阿多アードゥオ妃の子供とは壬氏のこと。
壬氏がいるから、後宮に居続けたかったのです

と考えていくと ──
壬氏がいるので阿多アードゥオ妃が上級妃にズルズルとすがりつき今回の事件が起きた、と言えなくもないのです

ココア

えっそうなの!?

考えすぎなのは重々承知しています(笑)。

何を言いたいのかと言うと ──
このように考えられなくもないから、壬氏本人には何も話せなかったのではないでしょうか

ココア

ああっ確かに!
壬氏様が責任を感じてしまう!

心のモヤモヤを話したい。
こんなに愛しているのだと本人に伝えたい。

でも、それは壬氏にあらぬ責任を感じさせてしまう

話したいが話せない。
感情に任せて話してしまうと自分はスッキリするかもしれないが、同時に相手に自責の念を抱かせてしまう。

猫猫が赤子の死の原因を知られたくない風明フォンミンの願いを手伝ったのは、暴いても「傷つく人が増えるだけ」と考えたから。

阿多アードゥオ妃も「傷つく人が増えるだけ」だから自分の気持ちを抑えたのではないでしょうか

結果、城壁で偶然出会った酒好きに(話せることだけ)話してスッキリしたのです。

家主は俺を先に誘って飲ませるだけ飲ませた挙げ句、どこかへ出かけてしまった

戻ってきたと思ったら、すっきりしたから帰れと追い出された

by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話

そして、壬氏本人には、さも自分は後宮に拘っていないかのように振る舞ったのではないでしょうか

何にせよ、阿多アードゥオ妃は我が子最優先。
そう考えると、行動や言動の一貫性が見えてくるのです。

いや~~本当に本作は登場人物の感情が豊かで繊細です。
色んな捉え方ができますね。

おわりに (『薬屋のひとりごと』11話とは)

原作小説 1巻

コミック 3巻

共通点はあるが、動機が今一つ結び付かなかった今回の事件。
名探偵猫猫マオマオは、絡まったヒモを解きほぐし見事解明!

色んなミステリー作品がありますが、本事件は情報過多で視聴者を迷わせるパターン。

結局、水死体の下女も、木簡もっかんも火傷も、真犯人を絞り込む要素になっても鍵とはならず。
オヤジ-蜂蜜-行き過ぎた情が事件の根幹。

蜂蜜は、1話から一貫している「無知は罪」。
行き過ぎた情も、これまで一貫して描かれてきた感情。

それらが複雑に絡み合い、無自覚に事件へと発展する。

本作、実は根っからの悪人はごく少数。(だから猫猫がかばうのです)
良かれと思ってやったこと、これくらいは大丈夫だろうと思っていたことが大きな事件に繋がっていく様が、物悲しくも興味深い。

ホント、見事な脚本(原作)です。

と書くと、回収してない伏線あるじゃん!って突っ込まれますかね?(苦笑)

結局、水死体の下女は何だったの? (⇒本文で解説済み)
木簡もっかんの謎はどこへ行ったの?

薬屋のひとりごと 第5話
『薬屋のひとりごと』公式サイト「EPISODE #5」より引用
ココア

そうそう!木簡は何だったの?

アニメ今話では全く触れられなかった木簡もっかん
原作でも同様、解決編では全く触れられていません。

が、コミックでは解を描いています。

補足となる情報は本レビューで取り上げています。
が、アニメで全く触れられていないネタを引用するのははばかられるので、知りたい方はぜひコミックをご覧下さい。

ちなみに、コミックで描かれる内容は原作者・日向夏先生の許可が出ているそうです。
最近のポストで知りました!

一つの解釈として原作者のお墨付きなのです。

時文

なんか改めてコミック読み直したくなってきた…

ココア

私も読みたくなってきた!

人の行き過ぎた愛情がいけないのか。
それとも、後宮のシステムが人を暴走させるのでしょうか。

特殊な環境に翻弄される人々。
ただ、そこで生きている人達がとても充実しているように見えるのは、気のせいでしょうか・・・。


物語はクライマックス、(書いているのが)年末年始休暇中だったこともあり、本文は1万9,000文字超になってしまいました(苦笑)。

アニメを観れば観るほど、新しい発見がある。
併せてコミックや原作を読めば読むほど、理解が深まる。

久しぶりにこの一言を書きたくなりました。

ここまで見ればアニメはもっと面白い!

原作の緻密さと、アニメ化の巧みさが見事にマッチ。
原作、コミック、アニメを一つの作品として味わうことによる没入感。
何度でも、そしていつまでも浸っていたいと思わせてくれる世界がそこにあります。

本サイトのレビューで少しでも伝われば嬉しいのですが・・・。

以上、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第11話の感想&考察レビューでした。
超長文にも関わらず最後まで読んで頂きありがとうございます。

12話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。

ではでは。

きょうのひとことてっきり「証拠はその左手です」とか言うと思ってた(苦笑)

疑問点 まとめ(Q&A一覧)

この章では、疑問点をまとめていきます。

「疑問点まとめ(Q&A一覧)」運用ルール
  • 今話で生まれ解決した疑問は、本文で解説して本章でまとめ
  • 今話で解決しなかった疑問を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
    ⇒ 本章「疑問点まとめ(Q&A一覧)」でまとめ
  • 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
    ※推測が入る場合は、断りを入れる
    解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
阿多妃が子を産めないと、なぜ分かった?

中性的だったから

男性機能を失った宦官は女性的になることが多い。なので男性的だった阿多妃は子宮を失ったのではないかと推測した。

里樹妃は、風明との関係を聞かれなぜ驚いたのか? (疑問 10-02)

風明との面識はあるが、いい印象を持っていなかったから

阿多妃に会いに行くと、いつも風明に追い返されていた。

阿多妃の赤子の死因は?

蜂蜜

腸内環境が整っていない1歳未満の乳児には、蜂蜜は毒。そのことを知らなかった侍女頭・風明は滋養に良いと蜂蜜を与えていた。

園遊会で狙われたのは徳妃・里樹妃? (疑問 06-03)

狙われたのは里樹妃

阿多妃の侍女頭・風明が、子を産めない主人の立場を守るため。そして蜂蜜が原因で御子がなくなった事を隠すため、里樹妃の命が狙われた。

園遊会で毒を仕込んだのは誰? (疑問 06-04)

阿多妃の侍女頭・風明

風明は、なぜ観念した?

遅かれ早かれ暴かれてしまうと悟ったから

外部の人間である猫猫に16年前の秘密と、今回の事件の真相を暴かれ、もう隠しきれないと観念した。

堀で見つかった水死体の下女は、他殺か自殺か? (疑問 09-02)

自殺

レンゲツツジの狂い咲きはどういう意味?

思いも強すぎると身を滅ぼしてしまうという比喩 (推測)

レンゲツツジの花言葉は「情熱」。レンゲツツジの狂い咲きのように情熱が強くなってしまうと己を滅ぼしてしまう、という今回の風明の事件を当てはめたものだと思われる。

阿多妃の子が生きているなら、なぜ毎夜泣き明かした?

帝の弟を死なせてしまった罪悪感か、子供に感情移入していた (推測)

今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
  • 疑問 11-01 阿多妃を南の離宮に住ませるのは、帝の愛着か、それとも・・・
  • 疑問 11-02 阿多妃の子は生きているのか?
残っている疑問
  • 疑問 02-01 壬氏は、後宮管理者なのに、なぜ後宮の外まで判断を求められている?
  • 疑問 02-02 水差しの弁償、仕送りから引いたのは期間限定?
  • 疑問 02-03 結局、秘薬は何の為だったの?
  • 疑問 03-01 西都の玉葉妃が、異国の姫とは?
  • 疑問 03-02 時折、猫猫が左手を見ているのはなぜか?
  • 疑問 05-01 粉を染み込ませた木簡は、誰が何に使っているのか?
  • 疑問 05-01 簪(かんざし)を渡す意味は?
  • 疑問 06-01 園遊会で、なぜ壬氏は違うカンザシを挿し、襟が乱れていたのか?
  • 疑問 07-01 壬氏の本当の身分とは?
  • 疑問 07-02 腕の筋肉の意味は?
  • 疑問 08-01 緑青館の離れにいるのは誰?
  • 疑問 09-01 壬氏と亡くなった武人・浩然との関係は?
  • 疑問 10-01 後宮内の事件に最終判断を下しているのは誰?
  • 疑問 10-03 現帝の東宮時代、妃はなぜ一人しかいなかったのか?

今週の感想ツイート

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