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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第15話「鱠」を鑑賞しました。
本レビューではアニメ感想だけではなく、原作・コミカライズ情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
今回アニメ化されたのは──
- 原作
-
2巻 4話「鱠」
- コミック
-
4巻 17話「後宮教室」中盤~5巻 19話「遺言」序盤
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレなし
『薬屋のひとりごと』は、小説投稿サイト「小説家になろう」連載。
ライトノベルと、月刊誌2誌で別の漫画家によるコミカライズ2作品があります。
私は、ライトノベル、コミカライズ共に未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成します。
よって、次話以降のネタバレはなしなので、ご安心ください。
アニメ鑑賞
+
コミカライズ、ライトノベルを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」
本レビューでは、ライトノベル、コミカライズの情報は、「原作情報」として区別できるよう表記します。
- 「ヒーロー文庫」のライトノベルを ── 原作
- 「月刊サンデーGX」連載のコミカライズを ── コミック
緑系の色を目印にしてね!
コミカライズは、別の漫画家による2作品が刊行されています。
- 「月刊ビッグガンガン」連載の「薬屋のひとりごと」
- 「月刊サンデーGX」連載の「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」
両方読みましたが、本サイトでは、アニメの補完となると情報の多い➋を選択しました。
「コミック」として紹介する情報は基本➋です。
が、今後も両方読んでいくので、➊にしかない情報があれば、その時は注釈を付けて紹介します。
同じ内容なのに、2つも読むんだ・・・
その方が、理解が深まるんだよ
全24話 各話リスト
話数 | サブタイトル | コミック | 原作 |
第13話 | 外廷勤務 | 4巻 | 2巻 |
第14話 | 新しい淑妃 | ||
第15話 | 鱠 | ||
5巻 | |||
第16話 | |||
第17話 | |||
第18話 | |||
第19話 | |||
6巻 | |||
第20話 | |||
第21話 | |||
第22話 | 7巻 | ||
第23話 | |||
第24話 | |||
8巻 |
※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降はマスク
はじめに
10年前と似たような事件が発生。
おかしな点があり、高順は猫猫に相談する。
前回も今回も、フグ毒症状なのに料理にはフグが使われていなかった。
猫猫は、料理に海藻を使っていたと聞き、官僚の家を見せて欲しいと願い出る。
刑事は足で捜査するが、猫猫は頭と舌で調査する!?
興味があるのは事件か毒か報酬か。
待ってました!
本業?である、毒殺(未遂)事件の本格推理物!
フグ料理で釣り。
毒が絡む事件となれば知りたくなる。
その上、不可解な点があれば黙ってはいられない。
高順様、猫猫の扱いが上手くなってきました(笑)。
手癖の悪さも活用し、証拠ゲットで速攻解決。
だが、背後に悪知恵を与えた者の存在が見え隠れ・・・。
一方、お手柄下女の噂は外廷に伝わり、ついに羅漢の耳に入ってしまう。
難癖軍師に目を付けられた猫猫の運命は?
では、今話を振り返っていきましょう!
感想&考察レビュー 第15話「鱠」
鱠 (事件編)
高順から「フグを食べて昏睡状態になった官僚がいる」と相談されるが、料理にはフグが使われていなかったらしい。
馬の鼻先にニンジン
小猫、ちょっといいでしょうか。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
いつもは、壬氏の命で動いている高順。
今回は珍しく、高順自身が困っていることを、猫猫に相談。
今度、その手の料理屋に連れて行きますから・・・。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
フグ料理に連れて行ってもらえると聞き、真剣に耳を傾ける猫猫(笑)。
これが、どうしたのですか?
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
声のトーンが、明らかに変わった(苦笑)
原作では、以下のように描写されています。
ぴりぴりとしびれる感覚を楽しむ通もいるというのに、などと思いながらも、 美味い飯屋でおごってもらえるなら猫猫のやる気も出る。しっかり、資料を確認する。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
高順に驕ってもらえると分かって、聞く気になったのです(笑)。
猫猫は、基本的に薬と毒と酒にしか興味がありません。
「フグ」という文字を見ただけで、フグ毒の妄想が始まってしまうほど。
でも、美味しいものを食べさせてもらえるなら、興味なくても話を聞く気になったのです(苦笑)。
猫猫って意外とチョロい!?
ちなみに、原作では ──
「その手(フグ)の料理屋」へ連れて行くと言っても、「(毒のある)肝は出ないぞ」と念を押すような目をされています。
そりゃ、そうだよー
高順は元武官?
昔、私がこの事件について、仕事で関わっていたことがありました。
これとよく似た事件が最近起こったということで、元同僚に相談を受けたのです。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
高順は、10年前の事件に関わっており、今事件を捜査している人を「元同僚」と呼ぶ。
やはり、高順は元武官か。
原作では、猫猫も推測しています。
元同僚ということは、高順が宦官になる前だろうか。やはり武官かなにかをやっていたのだろうと猫猫は思う。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
それどころか ──
セリフと同時に描かれた男は、特徴的な片メガネ・・・。
って、今話終盤に出てきた羅漢!?
この絵を見ると、羅漢は高順の元同僚であり、事件の相談をするような仲でもあるのです。
いや、仲が良いなら終盤、壬氏と羅漢の会話に割って入ればいいのに・・・。
あっ、そうだよ!
自分の立場をわきまえる男だから、口出ししなかったのかな…
実は、冒頭の羅漢が猫猫の噂を聞くのも原作にはなくアニメオリジナル。
時系列が描かれている順なのか分かりませんが・・・。
アニメだけ見ると、噂を聞いた羅漢が、猫猫の実力を確認するためにフグ毒事件を高順に相談したように見えますね・・・。
猫猫がみごと事件を解決したものだから、本格的に乗り込んできた。
そんな風に見えますね。
羅漢の映像など見えない猫猫は、その存在に気付かず。
高順はやはり武官だったのかと考えながらも、毒に興味があるので、まんまと事件に首を突っ込んでいくのです。
猫使い高順
昏睡状態・・・申し訳ありません、高順様。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
それは、私が聞いてもよろしい話でしょうか?
原作では、猫猫に最初話しかけた時、高順は少し戸惑っています。
猫猫は、そんな高順の態度を感じ取っていたこともあり、自分が聞いて良い話なのか確認したのでしょう。
壬氏様直属とは言え、まだ公になっていない事件詳細を一介の下女に教えてはなりません。
まあ、ある意味、高順は猫猫を信頼しているのです。
猫猫は、口は固く、誰かの迷惑になるようなことは口外しません。
それどころか、懲罰を恐れ侍女を庇ったりするくらいです。(7話 )
話してはダメだと分かっていつつも、猫猫なら大丈夫だろうと判断したのです。
今更、毒の出てくるこの話を途中で切ってもいいのですか?
── ぐっ・・・どうぞ、お話しの続きを。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
高順、猫猫の性格をよく分かっています!
猛獣使いならぬ猫使い!?
原作は、次のように描写されています ──
ずるい物言いだ。ここまで話を聞けば、猫猫の好奇心が止められるはずもない。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
毒絡みの未解決事件となれば、猫猫は興味を持ちます。
猫の扱い方・・・失礼っ。
猫猫の乗せ方を修得しつつあるのです。
優秀ですね!
こうして猫猫は、部屋付き下女の領域外に踏み込み、目立ってしまい、面倒な男に目を付けられていくのです(爆)。
「なます」
今回なますには、フグの皮と身を湯引きしたものを使っていたそうです。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
食べたのはフグ料理ではなく「鱠」。
「なます」
薄く細く切った魚肉を酢に浸した食品。(広辞苑より)
「なます」という名は、生肉(なましし)が転じたとも言われており、漢字も魚肉を使ったものは「鱠」、獣肉を使ったものは「膾」と使い分けていました。
※原作小説『薬屋のひとりごと』では、魚偏の「鱠」が使われています。
鱠にフグを使った。
それも、フグの皮と身を湯引きしたものだと言うのです。
フグは全身に毒があるのではありません。
毒が多いのは肝の部分です。
皮と身は、比較的毒が薄いはず。
原作では ──
猫猫が食べているのは、フグの毒の薄い部分だと主張しています(笑)。
猫猫が食べていたのは、その毒が薄い部分だ。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
それが、アニメのこのセリフに繋がったのです。
フグの毒・・・。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
あのピリピリした痺れがいいんだ~~。
ああ、食べたい・・・。
味じゃなくて、痺れがいいんだ(苦笑)
さすが毒マニアだね(苦笑)
いや、続きを読むとそれ以上も食べています・・・。
猫猫が食べていたのは、その毒が薄い部分だ。たまに調子にのって肝を口にしたことがあったが、あれはなかなか危なかった。やり手婆に胃袋がひっくり返るまで水を飲まされたことを覚えている。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
猫猫の好奇心は際限がないのです(苦笑)。
・・・
「薄い」というだけで、毒が「ない」のではありません。
皮や身に毒が溜まっていた可能性もないわけではない。
ならば、おかしな点などないのです。
ところが・・・
おかしな点
今回の事件も前の事件も、料理人は”フグを調理に使っていない“と言い張っているのですよ。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
鱠にフグを使っていたと説明されたのに、料理人はフグを使っていない!?
ちょっとややこしいですね(笑)。
料理人がウソを言っているのか?
料理人以外が鱠にフグを入れたのか?
アニメ鑑賞時、頭が混乱しました(苦笑)。
フグ毒症状を起こしたのでフグを(鱠にして)食べさせたのだろうと思っていたら、料理人は調理にフグを使っていないと主張 ── これがおかしな点。
つまり ──
鱠にフグを使ったというのは、役人の見立て。
被害者はフグ毒症状で、厨房にはフグを料理した痕跡(ゴミ)
であれば、状況証拠から料理にフグが入っていた、と役人は結論付けたのです。
にもかかわらず──
- 料理人は、当日の調理にフグを使っていないと証言
- 厨房のゴミに、(毒の多い)内臓は全て残っていた
当日の料理にフグが入っていないことは、料理人の証言しかありません。
鱠にフグが入っていたかどうかなんて、一緒に食事をした家族に聞けば分かるのでは?と思っていたら、その答えは原作にありました。
珍味を食べると奥方に怒られるからと言って、役人は部屋で一人食べることが多かったらしい。料理人は鱠を運んできたが、その中身は使用人が遠目で見ただけで、切り刻まれたそれがなんの魚かなどわかるはずもない。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
そして、被害者が倒れたのは全部食べ終えたあとだったという。時間にして食してから四半時後と。
奥様がうるさいから、役人は一人で食事を食べていたのです。
料理も、料理人自ら運んでいたので、使用人は中身までは分からず。
主人が倒れて駆けつけた時には、料理を全部食べ終えた後。
さすがに役人くらいでは「毒味役」はいないのか
食べた本人は、昏睡状態。
結果、「フグを調理に使っていない」ことを証言できる人は、誰もいなかったのです。
一方、料理人がウソを付いている可能性もあります。
ですが、仮に料理人がフグを使っていたとしても、肝心のフグの肝は捨てられていたのです。
料理に使ったのは、フグの皮と身。
身は比較的、毒が薄いはずなのに・・・。
まあ、種類や環境によっては身に毒がある場合もあるかもしれない。別におかしな点はないのでは?
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
皮と身は毒が薄く(通常であれば)昏睡状態にはなりません。
これは、単に運の悪い事故では?
と最初の段階では猫猫は言っていたのです。
ところが、そのフグの皮と身すら調理に使っていないと主張しているのです。
倒れた状況はフグ毒症状だが、フグを使っていない!?
どうやらフグ以外の毒が関係しているような気配が出てきたのです。
ヒントは、今回とそっくりな10年前の事件との共通点!?
- 両方とも、フグ毒に似た症状
- 料理人の証言は、フグを料理に使っていない
フグを使ったのは前日で別の料理 (その上、肝は食べていない) - 共に美食家で珍味を好んでいた
- フグを使ったのは前日
あと、倒れる描写もそっくり!
あ、それ思った…
10年前と今回の事件。
毒を飲んだ瞬間から、床に倒れるまでが映像化されていますが ──
倒れ方がそっくり!
倒れる方向、手足の角度、口から泡を吹くタイミングまで!
これはきっと何かを明示しているに違いない!!
と思っていましたが、何もなし(苦笑)。
考えてみれば・・・。
セリフでは一切触れられていませんね、倒れ方まで同じだとは。
単にアニメで、前回と今回の事件は同じだったと説明するのに、同じような描き方をしたのでしょう。
湯上がり麗人
何の話をしてたんだ?
by 『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
突然現れた壬氏に、楳図かずお漫画のような表情をする猫猫。
原作では、次のように描写されています。
ぶつぶつつぶやいていると、横から端正な顔がぬっと現れた。
思わず猫猫は、顔面の神経を強張らせてしまった。「すまんが、さすがにその顔は俺も傷つく」
- 中略 -
猫猫は、元の顔の形に戻す。どうやら、顎が外れるほど恐怖におののいた顔をしていたようだ。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
猫猫は、考え事に集中していたのもあったのでしょう。
突如横に現れた壬氏に驚き、恐怖したのです(苦笑)。
アニメで描写されたように ──
死人でも見たかのような表情だったから、壬氏は文句を言ったのです。
高順と猫猫との会話に、壬氏が全然入ってこないと思っていたら ──
(原作によると)壬氏は、風呂に入っていたようです。
だから、水蓮に髪の毛を拭いてもらっており。
壬氏が猫猫を引き止めようとすると ──
あらあら、動かないで。
by 水蓮『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
と、水蓮に引き止められたのです。
高順は、猫猫の扱いが上手くなってきましたが。
猫猫も、壬氏の扱いは手慣れたものですね(笑)。
雑なだけ?
あーーね!
鱠 (解決編)
猫猫は、無愛想な若い武官の馬閃と共に、真実を確かめるために官僚の家へ行く。
武官・馬閃
馬閃だ、話は聞いている。
by 馬閃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
これから屋敷に向かうが、お前はあくまでも私のお付きだ。
いいな、勝手な事はするなよ。
若い武官・馬閃登場。
5話冒頭、壬氏と剣の稽古をしていた男ですね。(5話 )
猫猫に対して横柄な態度で接する馬閃。
5話冒頭を見た方ならお分かりでしょう。
馬閃は素直な青年です。
(原作によると)高順の命令には従順。
命令に従い案内はするが、猫猫に何か思うところがあるのでしょう。
そりゃあ思い当たることは、沢山ありますよね(苦笑)。
えっ、そう?
── 腕を上げたな、馬閃。
いえ、私の力任せの剣術では、壬氏様にはまだまだ、かないません。
by 馬閃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第5話
5話のやりとりを見ていると、馬閃は壬氏に憧れ、もしくは尊敬しています。
そんな思いがある壬氏の、部屋付き下女。
もしかすると壬氏様に対する接し方を聞いているかもしれません。
あっ、ぞんざいな態度に怒ってる?
あるいは、壬氏様直属となった猫猫をやっかんでいるかも(苦笑)。
えっ、そっち??
気分は、猫猫に絡んだ官女と同じかもしれないですね。(13話 )
猫猫に攻撃的でないだけ、まだマシと言えます(笑)。
その辺はわきまえている、紳士なのです。
この性格、誰かと似ている気が…
理由は分かりませんが、自分の事を良く思っていないと感じた猫猫。
よく思われてはなさそうだが、まあいいか。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
なぜ、気にしないのでしょうか?
普通は、嫌われている理由を知りたいと思うのですが・・・。
原作に少しヒントが ──
猫猫としても、別に仲よくなろうと思わないのでそれでいいと思う。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
猫猫さん、割り切っていますね(笑)。
まあ、猫猫は社交的ではないので、そもそも必要最低限のコミュニケーションしか取りません。
目的が達成できればそれでよし。
ちゃんと奥方に確認は取っています。
それに、これは仕事ですので。入ってもよろしいか?
by 馬閃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
それとも何か不都合でも?
言うべき事は言う男・馬閃!
ちゃんと現場調査をできるよう、馬閃は場を仕切りました。
原作では ──
暴力的な男に対し、凛とした口調で言い返す官に、猫猫は心の中で拍手した。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
猫は拍手喝采していたのです。
認めるなら尚のこと、なぜ自分をよく思っていないのか気になると思うのですが・・・。
その辺、猫猫は達観していますね。
馬閃は、なぜ猫猫を嫌っている?
謎は既に解けていた!?
なんで簡単に引き下がった?
by 馬閃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
海藻を見つけるとあっさり調査を終えた猫猫。
「簡単に引き下がった」と思われても仕方ありません。
猫猫が厨房を調査したのは、海藻を見つけるのが目的。
海藻を手に入れれば、目的達成なのです。
それも、自分が立てた仮説通りの海藻。
はい。
猫猫は、厨房を見る前から、海藻に毒があると確信していたのです。
では、いつから気付いていたのでしょうか?
── 海藻です。
珍味を好むということは、変わった海藻を入れることもあるだろう。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
フッ。
この時ですね。
鱠には、海藻が入っていた。
倒れた官僚の症状は、フグ毒に似ている。
これらのことから、毒がある海藻が頭に浮かんでいたのでしょう。
あとは、その海藻を見つければ良いだけ。
厨房で海藻を見つけた時、原作では ──
小さな壺に塩漬けにされたそれを見て猫猫はにんまりと笑った。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
毒が入っているであろう海藻。
それも何らかの原因で毒が見落とされている海藻を見つけ、思わず笑っているのです。
アニメも、よく見ると、猫猫は海藻を見つけた瞬間、「フッ」と笑っています。
では、なぜそこまで分かっていながら、自ら足を運んだのでしょうか?
珍味を好むということは、変わった海藻を入れることもあるだろう。
フッ。もしよろしければ、その家の厨房を見せてもらうことはできませんか?
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
確認したかったから?
だって、レシピ同様、高順に頼めば良いのです。
鱠に使った海藻を確認してください、と。
あっ・・・確かに!
まあ、海藻が複数あれば区別つかないでしょう。
それでも、料理人に当日使った海藻を聞いて、その海藻を調べるよう言えば済むこと。
おそらく、猫猫は自分で毒を見つけたかったのでしょう。
なぜ、そんな風に考えるのかですって?
猫猫さんが食べたいからに決まっているじゃないですか~~
え・・・あっ!
高順に頼めば事件は解決しますが、毒は持って来てくれないかもしれません。
大切な証拠ですしね。
だから自分で手に入れ、その海藻に毒があるのは最後まで言わない。
実は、今回の事件において、無毒化の検証なんて必要ありません。
海藻に毒があることが分かれば事件を証明できます。
猫猫は、石灰水で無毒化できるか試したかったのです。
だから ──
この海藻の場合は、石灰水に漬けることが必要だったはずです。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
「はずです」と、実際には試したことはないが、知識としている風に話したのです。
石灰水で海藻の毒を無毒化できているか、自分の体で試したかった。
それで、海藻を手に入れたに他なりません。
そのために、官僚の厨房を見せてくれと頼んだのではないでしょうか。
・・・
飽くなき追求心と言って欲しい、と猫猫なら言うと思う
原) 詰所の厨房
屋敷から持ってきた海藻です。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
事前に二つに分けて、水にさらしておきました。
海藻は塩漬け。
水にさらしたのは、塩抜きするためですね。
この厨房は、壬氏の家でも、倒れた官僚の屋敷でもありません。
原作によると、役人の詰所のようです。
翌日、高順に頼んで使っていい厨房を準備してもらった。外廷内にある役人の詰所で、夜寝泊まりできるようになっているらしい。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
猫猫は、前の晩から用意していたものをそこで調理する。調理と言っても大したことじゃない。水に漬けて塩抜きしたものを盛るだけだ。
簡単な作業だが、ことがことだけに壬氏の棟にある厨房を使うべきではないと思って、別に用意してもらった。
猫猫の推測通りなら、この海藻には毒が残っています。
万が一、壬氏様の口に毒が入ってしまっては大問題。
だから、どこか別の、使える厨房がないか高順に頼んで使用許可をもらったのです。
壬氏の家とは別です。
だから──
なぜ壬氏様もいるのだろう・・・。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
わざわざ役人の詰所にまで壬氏が来たので、なぜいるのだろう?と疑問に思ったのです(笑)。
壬氏様は忙しいのに、かまってちゃんなのでしょうか?
いや・・・もしかすると、猫猫が高順と仲良くしているのが気になるのかもしれないですね(苦笑)。
あ~~ありえそう
実際、今回の事件は自分から絡んでいかないと出番なかったからね、壬氏は
同じ海藻でも、処理の仕方で毒となる
同じ海藻なら、毒がない。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
というわけじゃないんです。
普段食べている海藻だから問題ない。
でも、言われてみれば、冬にこの海藻を食べていない。
冬に食べていないのは、入手できないから。
冬でも暖かい南方であれば、その海藻が採れる。
しかし、食べる習慣のない地域で、毒抜きの方法を知らないとしたら・・・。
世の中には、毒が無毒になることがあるんです。
- 中略 -
この海藻の場合は、石灰水に漬けることが必要だったはずです。
by 『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
誰にも怪しまれることなく、毒入り海藻を入手できるのです。
なんなら、冬でも好物の海藻を食べられたと喜んでいたかもしれません。
料理人であれば、下ごしらえの知識として知っていてもおかしくありません。
でも、普段使っている海藻だから気にしなかった。
これもまた、無知により発覚をすり抜けた事件ですね。
役人の弟
結局、犯人は倒れた役人の弟でした。
買い付け先を見つけたところで、自分が買ったと白状したそうです。動機は、次男の自分がないがしろにされて、長男を邪魔に思ったからだそうです。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
よくある話です。
結局、犯人は官僚の弟。
だから、厨房を調べようとしたとき、あれほど怒っていたのです。
動機もありがち。
でも ──
そんな浅はかな理由で殺人を犯そうとした男が、どうやって海藻の毒を知ったんでしょう。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
確かに、この男、動機だけでなく諸々相当浅はかです。
結局、犯人は倒れた役人の弟でした。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
買い付け先を見つけたところで、自分が買ったと白状したそうです。
買い付け先が見つかれば自分が買ったとバレるのも時間の問題。
だから、自白したのでしょう。
いやいやいや。
いつも(兄が)食べている海藻に毒があるなど知らなかった。
兄を喜ばせるために、冬場でも取れる南方から取り寄せた。
と、とぼけることもできたはず。
そもそも、証拠となる海藻を事故後1週間も放置していたのも間抜け。
さっさと処分するか、問題ない海藻に入れ替えておけばよいのに・・・。
海藻は全て石灰水に漬けなくてはならないわけではありません。
茹でるだけで無毒化できる海藻もあると、ミニアニメで紹介されています。
なんとも間抜けな男。
そんな浅はかな男が ──
普段海藻を食べる習慣のない所から取り寄せれば、毒が残るという知識を、なぜ知っていたのか・・・猫猫が不思議に思ったのは当然ですね。
酒場の男
酒場で横に座った客から、偶然教わったそうです。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
前話ラスト、男がトックリを落としてグチっているシーンがありました。
クソッ!
by 役人の弟『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
俺だって・・・クソッ。
前話鑑賞時、この男がてっきり被害者だと思っていました(笑)。
が、この男が官僚の弟だったのです。
上記セリフ直後、若い男が立ち上がりました。
この時に、海藻の毒の話を聞いたのでしょう。
このシーンは、兄をやっかんでいる弟に、悪知恵を授ける直前のシーンだったのです。
この男は、イタズラ気分で教えたのでしょうか。
それとも、ワザと仕向けたのでしょうか・・・。
あれ?
この男は、もしや・・・。
同じ海藻でも下ごしらえによっては毒が残ると、悪知恵を与えたのは誰か?
原) 10年前の事件は・・・
では、結局10年前、前回の事件は何だったのでしょうか。
今回と同じように、誰も知らない海藻の毒を使って意図的に毒殺したのでしょうか。
原作によると、そうではないようです。
(これはあくまで予測だけど)
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
十年前にもあった食中毒事件。それを糸口に誰かが思いついた可能性もなきにしもあらず。それが関係しているとは、猫猫には断言できない。ただ、今回の事件については、猫猫の推測は当たっているはずだ。
10年前の食中毒は、本当に事故だったというのです。
10年前の被害者も、今回と同じ美食家。
美食家なら、今回と同じ(変わった?)海藻を食べていた。
冬場にその海藻を食べるために、取り寄せた、あるいは商人が売り込んできたとしたら?
食べる習慣のないところから海藻を仕入れたので、適切な毒抜き処理がされず提供された。
その事故が、今回の事件の手段に利用されたのです。
どこで知ったか分かりませんが ──
10年前の食中毒事件の原因を、官僚の弟に兄殺害に使えると教えたのです。
鱠 (エピローグ)
最近、ある男のせいで、壬氏は仕事の帰りが遅くなっていた。
自制か戒めか
お帰りなさいませ。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
猫猫が、冬虫夏草を思い出してニヤニヤしている時に、壬氏が帰宅。
思わずニヤニヤ顔で出迎えてしまう・・・。
ちなみに猫猫は、この時、こんな風に考えています。
ぽかんとした壬氏の顔を見て、猫猫はそっとうつむいた。
by 『薬屋のひとりごと』原作2巻
(かなり気持ち悪かったに違いない)
猫猫は、自己評価が低すぎます・・・。
自分の魅力、特に壬氏に与える印象をまるで自覚していないですね(苦笑)。
だから「私のせいじゃない」と言い切っていたのです。
壬氏様が、狂ったように柱に頭をぶつける。
一体、何が起きたのか!?
高順:何ごとですか!
by 『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
猫猫:私のせいじゃない。
猫猫さんのせいですね(笑)。
いやまあ、猫猫のせいとまで言わなくても、猫猫が原因ですね。
皆さんもお分かりですよね(笑)。
ただでさえ、笑顔を見せない猫猫。
特に、壬氏に向けて見せません。
それが、壬氏に向かってとびきりの笑顔を見せたのです。
それも「お帰りなさいませ、ご主人様!」付き!!
「ご主人様」まで言ってないよ!
壬氏様は思わず、猫猫を抱きしめたくなったのではないでしょうか。
この後、登場する羅漢だったら「押し倒す」でしょうか(苦笑)。
以前、壬氏は猫猫にハチミツを口に入れようとして、引かれました。
実は、これ以降、壬氏は猫猫に嫌われないよう気を遣っています。
なのに、猫猫の笑顔を見て、その一線を越えてしまいそうになったのです。
だから、柱に頭をぶつけ、冷静さを取り戻そうとしたのではないでしょうか。
冬の花見
2クール後半になってから、ちょいちょい顔が映し出されていた男。
軍師・羅漢が、遂に(物語の中で)壬氏たちに絡んできました。
── 案件はもう通ったはずですが・・・。
冬に花見は難しい。
by 羅漢『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
ならば、こちらでと思いましてな。
「冬に花見」とは、これ如何に!?
アニメ鑑賞時、意味がよく分かりませんでした(笑)。
「冬に花見は難しい」
そりゃそうです、冬に花は咲いていないので花見はできません。
「ならば、こちらで」
・・・ああ!
「麗しき天女のような御方」である壬氏を花に喩えたのです。
花を見て酒を飲むのではなく、壬氏を見て酒を飲みに来たのです。
はた迷惑な・・・。
妓女の女
そういえば、緑青館に昔、馴染みがいましてね。
by 羅漢『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
色事には興味がないと思っていた羅漢が、緑青館に馴染みがいたと言い出す。
壬氏は、思わず聞いてしまう。
これが羅漢の話術。
先方が聞きたくなるような話運びをするのです。
いい妓女でしたよ。
by 羅漢『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
碁と将棋が得意で、将棋では勝てるが、碁では負けてばかりだった。
あれほど面白い女には、もう会えないだろうと、身請けも考えましたが──
芸は売れど身は売らず。
それどころか、客を客とも思わない。
客に茶をつぐ時も、下賎の民に施しを与えるような尊大な目で見ておりました。しかし、それにうつつを抜かす物好きもいるもので・・・
by 羅漢『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
かく言う私もその一人なのですが、背筋にゾクゾクッとくる感覚がたまらないものでして。
なんだか、とても思い当たる人物像ですね(笑)。
壬氏と高順も同じ事を考えたようで、猫猫を思い浮かべます。
そういや、猫猫も ──
40を過ぎた軍部で高官で・・・変人?
よし!忘れよう。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
思い出してもろくな事にならない。
明らかに、猫猫は、武官・羅漢を知っていますね。
羅漢の言う、緑青館の馴染みとは誰のことでしょうか?
そして、その女は、猫猫とどういう関係なのでしょうか?
そういえば、里帰りしたとき、離れに誰かいましたね・・・。(8話 )
羅漢が馴染みのある緑青館の妓女とは?
もっと深掘り!
この中項目では、本編よりもっと深く考察を進めます。
根拠が曖昧で考察というより想像に近くなったり、時には(私の)妄想が入ることもあるので、その辺はご了承を(汗)。
ただ、当たっていると、ネタバレと同義になってしまうかも知れません。
少しでもネタバレの可能性があるなら読みたくない、という方は次項「おわりに」まで飛んでください。
ではでは、始めていきますよ~~。
犯人に知恵を与えた男は・・・
酒場で横に座った客から、偶然教わったそうです。
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
前話ラスト、官僚の弟と同じ酒場に写っていた男。
この男、9話の浩然の酒に塩を入れていた男に似ているような・・・。
9話を見れる方は確認してみて下さい。
OP直後の冒頭シーンです。
酒だ!酒を持ってこい!
- 中略 -
ん?
by 浩然『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
ああ、悪いな。
この男が塩を入れたのは、殺意ではなく嫌がらせの可能性もあると9話レビュー に書きました。
が、2度も続くと怪しいですね。
9話レビュー「おわりに」 で、コミックには浩然事件エピソードはコミックに収録されていないと記載しました。
が、コミック2巻ではなく4巻に収録されていました。
アニメで言うと、13話ラスト軍部の近くへ行く手前に差し込まれています。
9話の時点では、テンポが悪くなるからコミックではカットしたのだろうと推測しました。
が、後になって収録するからには、このエピソードが重要な証拠。
その上、アニメでは共通する男が描かれています。
(原作やコミックでは、このような男は描かれていません)
メタな根拠ですが、二つの事件は繋がっていると考えるのが自然なのです。
この男は意図的にやっているのでしょう。
問題は、この男の目的です。
愉快犯か、無差別殺人か。
他に被害者がいるのであれば、そうかもしれません。
が、もし被害者が作品で描かれた武官・浩然殺人事件と、今話の官僚殺人未遂事件だけであれば・・・。
高官を狙ったテロの可能性もありますね。
まあ、恨んでいる人を懲らしめる系の犯罪かもしれません(笑)。
が、話の流れからすると、もっとドス黒いものを感じるのでテロではないかと考えました。
が、その感じ方こそミスリードされているのかもしれませんが(苦笑)。
さてさて。
そう考えていくと、今話の事件は次男が長男を恨む単純な動機でしたが、実は利用されただけ、あるいは担がれただけ・・・。
何か陰謀めいた話が見えてくるのは、私の妄想でしょうか。
妓女としての可能性
猫猫が緑青館に行く度、やり手婆は、猫猫を妓女にしたいと言っていました。
猫猫自身は、妓女をやりたいやりたくないではなく、妓女にはなれない(客を呼べない)と断定していました。
理由は「ソバカス」「絶壁」「無愛想」。
まあ「ソバカス」は化粧だったので、落として、ちゃんとした化粧をすれば問題なし。
絶壁と無愛想はどうしようもない。
それでも問題ない(客を呼べる)と、やり手婆は知っていたのです。
芸は売れど身は売らず。
by 羅漢『薬屋のひとりごと』TVアニメ第15話
それどころか、客を客とも思わない。
客に茶をつぐ時も、下賎の民に施しを与えるような尊大な目で見ておりました。
体を売らなくても、妓女としてやっていける。
無愛想な女に金を払う客がいることを、やり手婆は実際に見てきたのです。
ますます、羅漢の馴染みの妓女の正体を知りたくなりましたね。
おわりに (『薬屋のひとりごと』15話とは)
今話は、原作2巻の4話「鱠」をアニメ化。
これまでは、アニメ1話で大体原作2話分進みました。
が、原作4話「鱠」は他の話数より2倍以上ページ数があるので、1話しか進まなかったのだと思います。
原作2巻は全22話。
まだ1/4しか進んでいません。
本当に(笑)、2巻を12話かけて映像化して頂けそうです。
2クール後半の物語は、まだまだ起承転結の起の部分。
粉塵爆発では不釣り合いなキセルに、今話の事件では背後に黒幕の存在。
小さな事件を積み重ね、大きな事件(陰謀?)に繋げる構成でしょうか。
登場人物も一癖あるキャラが続出。
白檀の香りの官女に、何を考えているのか分からない淑妃・楼蘭妃。
今話から本格的に絡んできた羅漢は、なんと軍師!?
羅漢は敵か味方か・・・それとも壬氏の恋のライバルか?(笑)
事件と聞けば首を突っ込み、毒があれば現場へ赴き、手に入れれば口にする(笑)。
本人は好奇心のままに行動していますが、厄介事に巻き込まれてしまう予感を感じさせる今話。
(華やかな)女性キャラが登場せず女っ気少なめでしたが、猫猫&壬氏で緩急は問題なし。
1話完結話としても楽しめる15話でした。
以上、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第15話の感想&考察レビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
16話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。
ではでは。
女性の好みは同じなのにね!(笑)
疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で生まれ解決した疑問は、本文で解説して本章でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章「疑問点まとめ(Q&A一覧)」でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 15-01 馬閃は、なぜ猫猫を嫌っている?
- 疑問 15-02 同じ海藻でも下ごしらえによっては毒があると、悪知恵を与えたのは誰か?
- 疑問 15-03 羅漢が馴染みのある緑青館の妓女とは?
残っている疑問
- 疑問 02-01 壬氏は、後宮管理者なのに、なぜ後宮の外まで判断を求められている?
- 疑問 02-02 水差しの弁償、仕送りから引いたのは期間限定?
- 疑問 02-03 結局、秘薬は何の為だったの?
- 疑問 03-01 西都の玉葉妃が、異国の姫とは?
- 疑問 03-02 時折、猫猫が左手を見ているのはなぜか?
- 疑問 05-01 粉を染み込ませた木簡は、誰が何に使っているのか?
- 疑問 05-01 簪(かんざし)を渡す意味は?
- 疑問 06-01 園遊会で、なぜ壬氏は違うカンザシを挿し、襟が乱れていたのか?
- 疑問 07-01 壬氏の本当の身分とは?
- 疑問 07-02 腕の筋肉の意味は?
- 疑問 08-01 緑青館の離れにいるのは誰?
- 疑問 09-01 壬氏と亡くなった武人・浩然との関係は?
- 疑問 10-01 後宮内の事件に最終判断を下しているのは誰?
- 疑問 10-03 現帝の東宮時代、妃はなぜ一人しかいなかったのか?
- 疑問 11-01 阿多妃を南の離宮に住ませるのは、帝の愛着か、それとも・・・
- 疑問 11-02 阿多妃の子は生きているのか?
- 疑問 12-01 やり手婆は、なぜ猫猫を妓女にしたい?
- 疑問 13-01 壬氏は、帝に何を頼まれたのか?
- 疑問 13-02 契約書を見た時、羅門(オヤジ)が表情を曇らせたのはなぜ?
- 疑問 13-03 官女・翠苓は、なぜ白檀の香りがする?
- 疑問 14-01 猫猫は、なぜ軍部を気にしている?
- 疑問 14-02 爆発現場にあった上等なキセルは、倉庫番のもの?
今週の感想ツイート
#薬屋のひとりごと 15話
— 時文@ここアニ(薬屋のひとりごとレビュー中) (@toki23_a) January 21, 2024
待ってました猫猫本業?本格推理物😆
手癖の悪さも活用し事件速攻解決も
背後に悪知恵与えた存在あり?
皆大好き?○ロシーンもあるよ🤣
一方、下女活躍の噂が遂にあの男に
羅漢は敵か味方か…壬氏のライバル!?
でも一番気になるのは10年前と同じ姿勢で倒れてた事🤣
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