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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第47話「子の一族」を鑑賞しました。
本レビューではアニメ感想だけではなく、原作・コミカライズ情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
今回アニメ化されたのは──
- 原作
-
4巻 21話「事の始まり」
- コミック
-
19巻 78話「悪役」 ~ 141話「戦の終わり」序盤まで
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレなし
『薬屋のひとりごと』は、小説投稿サイト「小説家になろう」連載。
ライトノベルと、月刊誌2誌で別の漫画家によるコミカライズ2作品があります。
私は、ライトノベル、コミカライズ共に未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成します。
アニメ鑑賞
+
コミカライズ、ライトノベルを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」
よって、次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください。
なお、原作ライトノベル、コミカライズの情報は、「原作情報」として区別できるよう記載します。
- 「ヒーロー文庫」のライトノベルを ── 原作
- 「月刊サンデーGX」連載のコミカライズを ── コミック

こんな感じです
緑系の色を目印にしてね!
引用部分も次のように緑系をワンポイントに ──
宦官が驚いた表情で猫猫を見るが、そんなの関係なかった。
引出しの見出しを眺め、珍しい薬を見つけるなり踊るような奇妙な動きをしてしまう。喜びがあふれ出て、頭の中に納まりきれなかった。
「なんかの呪いか、なにかか?」四半時、そんなことを繰り返したところだった。
by 『薬屋のひとりごと』原作1巻
いつのまにか現れた壬氏が奇異の目で踊る猫猫を見ていた。
コミカライズは、別の漫画家による2作品が刊行されています。
- 「月刊ビッグガンガン」連載の「薬屋のひとりごと」
- 「月刊サンデーGX」連載の「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」
両方読んでいますが、本サイトでは、アニメの補完となると情報の多い➋を選択しました。
「コミック」として紹介する情報は基本➋です。
が、今後も両方読んでいくので、➊にしかない情報があれば、その時は注釈を付けて紹介します。

同じ内容なのに、2つも読むんだ・・・

その方が、理解が深まるんだよ
ちなみに、考察や疑問はオレンジ系。
補足や余談、参考情報はブルー系に色分けしているので、読む際に目安にして下さい。
2期 全24話 各話リスト
話数 | サブタイトル | コミック | 原作 |
第37話 | 湯殿 | 14巻 | 4巻 |
第38話 | 踊る幽霊 | ||
第39話 | 氷菓 | ||
15巻 | |||
第40話 | 巣食う悪意 | ||
第41話 | 狐の里 | ||
16巻 | |||
第42話 | 鬼灯 | ||
第43話 | 祭り | ||
17巻 | |||
第44話 | 砦 | ||
第45話 | 蟇盆 | ||
18巻 | |||
第46話 | 禁軍 | ||
19巻 | |||
第47話 | 子の一族 | ||
第48話 |
※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降はマスク
はじめに
猫猫を救出した壬氏は、さらに奥へ進み、子の一族の長・子昌を探す。
壬氏の前に現れた楼蘭は、昔話を語り始める。
大将が大きな的になるほど、兵士たちは生き残る。
世紀の悪女として傾国の美に傷跡を・・・。
妻と母の後始末。
弁解も言い逃れもせず、すべて自分が企てたことだと言い切り、一族の長としての役目を最後まで全うした二人。
これはもう、ただただ天晴れ。
こうなってしまっては、壬氏にできることといえば、ただ静かに見届けることだけ・・・。
それにしても、すっかり弱気になってしまった翠苓の様子が気になるところ・・・

あと、猫猫、あんな所にアザあったっけ?

えっ、嫌な予感…
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第47話「子の一族」
悪役
囚われていた猫猫は無事に保護され、壬氏が少し安堵したのもつかの間、子の一族の長・子昌がついに姿を現した。
二度目の犬笛
この笛の音、李白か。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
猫猫を砦の外へ連れ出したんだな。
前話ラスト、李白が笛を吹いていました ──
── その笛は?
無事、命令を完遂した合図だ。
by 李白『薬屋のひとりごと』TVアニメ第46話
タイミング的には、この笛の音のような気がします。
ただ、壬氏が「砦の外へ連れ出した」と言っているので、少し時間が経ったのでしょう。
つまり、李白は2回笛を吹いていたのです。
1回目は猫猫を無事に保護した時、2回目は猫猫を砦の外へ連れ出した時。
原作では、事前の取り決めも説明されています。
壬氏は緊張の糸が少しだけ緩んだ気がした。笛は、命令が終わったら吹くようにしており、異常があれば短く数回、問題がなければ長く一回と決めていた。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
李白が猫猫を無事、砦の外に出したのだろう。
聞こえてきたのは「長く1回」の笛。
猫猫は無事に砦の外へ連れ出された。
だから壬氏は安心したのです。

おお~~面白い!
全て想定内
馬閃、あまり気を張るな。
── では、私を先に行かせて下さい。待て、下がれ。
── 飛発。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
行くぞ!
この場面は、正直アニメはかなり雑な描写でした。
大まかな流れは理解できますが、細かい状況までは把握しづらいですね(苦笑)。
まず最初の部分 ──
馬閃、あまり気を張るな。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
── では、私を先に行かせて下さい。
これは、先頭を歩く壬氏(月の君)の身を案じて、馬閃が進言したのでしょう。
壬氏が今回先頭に立って作戦を進めるのは、前話レビューで説明したとおり。(46話 )
月の君として初めて禁軍の指揮を執るため前面に出る必要があったこと、そして禁軍が奇襲作戦を採ったことに対する挽回が必要だったのです。
結果、(原作を読んだ限りでは)この時も壬氏は馬閃に先頭を譲っていません。
続いて、中盤部分 ──
待て、下がれ。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
ここは原作を紹介した方が早いので引用します。
壬氏はふっと笑い、重い扉を押そうとするが、ふと嫌な予感がした。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
皆に扉の前から避けるように言う。
そして扉を開けると、その瞬間身体を壁に隠した。
壬氏は、扉を開ける前に嫌な予感がしたのです。
そこで、皆に扉の正面に立たないよう指示。
それから扉を開けたのです。
火薬を製造しているなら、兵も飛発を持っている可能性もある。
だから、扉を開けた瞬間に狙われることを想定していたのです。
扉を開ける前に避けさせたので、飛発の初弾が当たらなかったのです。
そして、最後 ──
── 飛発。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
行くぞ!
ここも原作を紹介した方が早いので引用します。
壬氏の思惑通りだった。広間には慌てて玉を詰め直す男たちがいた。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
「行くぞ!」
壬氏の掛け声とともに、中にいる飛発を抱えた男たちが慌てて抜刀するがもう遅い。元々、飛発は数名交代で使用する武器だ。初手で失敗して、弾を込め直す時間はない。
この時代の飛発は連発できません。
1発撃つたびに弾を詰め直さなくてはなりません。
壬氏は、部屋の中の男たちが弾を詰め直しているのを確認した上で、突入。
結果、彼らは剣に持ち替えようとしましたが間に合わず、あっさり制圧されたのです。
稀代の悪女
壬氏を連れ、自らがやるべきことのために神美のもとへと向かった楼蘭は、隠されていた子の一族の秘密を語り始める。
翠苓
これが翠苓。
– 中略 –
大胆な女だと思っていたが・・・。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
壬氏が、ようやく翠苓を確認。
私はてっきり壬氏は1期の事件で翠苓の顔を知っているのだと思っていました。
なぜそう思っていたかというと ──
翠苓は外廷の壬氏邸の近くで働いている様子だったからです。
最初は、翠苓も壬氏邸で働いているのだと思っていました。
だから、部屋付き侍女になった猫猫を妬んでいたのだと(苦笑)。

それはどうやら違ったようですが、猫猫が屋敷の掃除をしている時に近づいてきたので、近くで働いているのでしょう。
でも、今話の反応を見ると、壬氏は翠苓を「噂の宦官」として見かけたのが初めてだったようです。
それまでは報告を聞いていただけで、直接会ったことはなかったのでしょう。
原作でも ──
「翠苓姉さま、ひどいことはもうされていませんか?」
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
女は首を小刻みに振った。翠苓、確か死体から蘇った官女の名だ。そして、その顔は以前、後宮で見た新人宦官だった。
壬氏が翠苓の顔を見たのは、新人宦官として紹介された時だと描写されています。
奴隷交易
“娘を人質に取られては何もできぬ“と。
高官の娘を妃と称して人質に取ることは、よくあることでしょう。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
なるほど。
子昌と婚約しているのに、なぜ神美を後宮に入内させたのか不思議でした。
何のことはない、神美はただの人質だったのです。
では、何のために人質に取られたのでしょうか?
おじい様が何をやって女帝に目をつけられたのか。
– 中略 –
娘を人質に取られた子の一族は、家業であった奴隷交易を縮小せざるを得ませんでした。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
話が難しくなってきましたね。
女帝が禁じたのは奴隷制度そのものではありません。
より非人道的な奴隷交易を禁止したのです。
子の一族は奴隷交易を生業としていました。
女帝は奴隷交易を手っ取り早く止めさせるために、娘を人質に取ったのです。
原作では、もっと深掘りされています ──
「奴隷とは儲かるものらしく、禁じられていても手を出す者はあとを絶たない。特に当時は、若い娘が高く売れたそうです」
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
禁じても止まらない。
だから、家業にするほど手広くしていた子一族の族長の娘を人質に取る荒療法に出たのです。
人質として効果を発揮していたことから ──
族長は、娘の神美を大切に思っていたことが分かります。
神美は、祖父からも、そして子昌からも愛されていたのです。

この話を聞く限り女帝は良いこともしてるんだよな…
後宮拡大
── 困り果てたおじい様に、お父さまが進言したそうです。
残った奴隷たちの行く先として後宮を利用しては如何ですか?
by 子昌『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
女帝から禁止と言われても ──
家業にするほど収入の柱になっていた奴隷交易を簡単に止められるわけがありません。
でも、止めなければ、人質の娘・神美がどうなるか分からない・・・。
困り果てていた族長に、子昌は後宮拡大を進言 ──
奴隷交易ビジネスで売れ残った商品の出荷先として、後宮という新たな市場を自らの手で生み出したのです。

これは上手い!
後宮の奉公期間は2年間です。
一度女官を入れてしまっても、2年後にはまた補充が必要となります。
それに ──
娘を売った家族も、他国に売られるより後宮に預けられるほうが罪悪感も減るな。
by 族長『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
奴隷よりも女官の方が、家族も売りやすい・・・。
後宮の方が、よりスムーズに「商品」が確保できるのです。
なんとも、うまい(おいしい)ビジネスを考え出したものです(苦笑)。
さらに、これには別の理由もありました。
お父様は女帝の信頼を得ることにより、子の一族の信用と、人質のお母様を取り戻そうとしたのです。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
子昌のもう1つの狙いは、女帝の信頼を回復することでした。
神美は奴隷交易を止めさせるための人質です。
奴隷交易を止め、女帝に信頼されれば、人質は解放されるはず。
子昌は、一石二鳥、いや一石三鳥を狙ったのです。
しかし、神美が解放されることはありませんでした・・・。
抜け道
こんなになるくらいなら、あのとき逃げ出していれば良かったのに。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
抜け道を作った。
by 子昌『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
猫猫を拉致して後宮を抜け出す時に使った抜け道は、子昌が作っていたのです。
コミカライズによると ──
後宮拡大の事業を子昌が受け持ち、工事も子昌が責任者だったようです。
この頃、安氏に男児が生まれ皇后が決定。
神美から父への文で、彼女が相当荒れていると子昌は知ります。
そこで、神美を後宮から連れ出す決意をして、抜け道を作ったのです。
先帝の願い
── それは、鳳凰の簪・・・。
ええ、お母様もご存じでしょう。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
これを身に付けられる者は、麒麟の意匠と同じく皇帝の血を引く者。
なんと、翠苓は皇帝の血を引く証しを身に付けていたのです。

1期で仮死状態になったときは外してたのかな?
それにしても、神美は何も知らなさすぎですね(苦笑)。
後宮への入内は人質だったこと。
子昌は神美のことを本気で愛していたので、必死に何とかしようとしていたこと。
その結果、自分が下賜されたこと。
そして、翠苓が身に付けていた鳳凰の簪・・・。
神美はあまりに他人に対して無関心すぎます。
まあ、周囲の人を虫けらのように扱っていたので、人とも思っていなかったのでしょうが・・・。
先帝は罪悪感をお持ちだったようです。
後宮から追い出した赤子のことが心配で、たびたびお父様の手引きで顔を出していたそうですよ。1度は否定したけれど、自分の娘だと理解していた。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
先帝は、一度は否定しましたが、大宝の子供を気に掛けていたのです。
コミカライズでは ──
大宝は女児を出産しましたが、先帝はそれを吾子とは認めませんでした。
いえ、体裁を気にした女帝が認めさせなかったのかもしれません。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』コミック19巻
体裁とは、生まれたのが女児だったからでしょうか。
それとも、侍女の娘だったからでしょうか・・・。
せめて娘ではなく男児であれば御子と認められただろうに。
by 族長『薬屋のひとりごと』コミック19巻
なんとも運のない・・・。
楼蘭の祖父(子の族長)によると ──
生まれたのが男児であれば認められたようです。
女児だから認められなかったとしたら、本当に不運ですね・・・。
1度は否定したけれど、自分の娘だと理解していた。
それで独り身のお父様に言ったのです。── 私の娘を妻として迎えてほしい。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
ここも、コミカライズで丁寧に説明されています。
子一族の長として重用されるようになっても、父様は妻帯することなく独り身を貫きました。
それは母様を想ってのことでしたが、皮肉なことに、独り身の忠臣であることが、先帝にとっては理想の婿に思えたようで ──
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』コミック19巻
なんと、神美を想って結婚しなかったのに、皮肉にもそれが大宝の娘と結婚させる理想の相手だと先帝に認識されたのです・・・。
まさに皮肉としか言いようがありませんね・・・。
先帝たっての頼みであり、かつ何でも叶えてやると言われた子昌。
子昌が女帝に取り入ったのも後宮を拡大したのも結婚しなかったのも、全て神美を取り戻すため。
ようやくその希望が見えた子昌に、断る選択肢はなかったのでしょう・・・。
古狸の最期
ここに壬氏様がいる理由も分からないのですか?
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
ここに壬氏がいる理由。
それは、楼蘭が連れてきたから・・・。
ではなくて(笑)。
既に子昌を処分したからですね。
最優先事項の、子の一族の長である子昌を片付けたので、壬氏は今ここにいるのです。

── 子の一族の膿もろとも破滅するつもりだったのです。
– 中略 –
子昌は、国の腐敗を一手に集める必要悪を演じていた。
by 『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
報われないな・・・。
子昌は、国のために腐敗した者たちを一手に集める必要悪を演じていた!?
本当にそうでしょうか?
私には、そうは思えません。
今回の筋書きを考えたのは、楼蘭ではないでしょうか。
かといって、楼蘭が子の一族の滅亡を目論んでいた、という意味ではありません。
気付いた時には時すでに遅し。
子の一族を破滅させるしか方法はなかった、ということではないでしょうか。
子昌は、仕事面は優秀でしたが、家庭の方は放任していた様子。
原作者、日向夏先生のXでも ──
子昌さん、仕事ができるけど、家族関係の構築が下手すぎるタイプ。#薬屋2期#薬屋のひとりごと
— 日向夏🐗 (@NaMelanza) June 13, 2025
と呟かれています。
子昌は、一族や家の方は神美の好きにさせ、自分は反対どころか一切口すら挟まなかった。
だから、神美は好き放題。
子昌ほどの男であれば、マズいことになっていることは途中で気づいたと思いますが・・・。
惚れた弱みか何も言えない。
マズいと気づいた頃にはもう手遅れ・・・。
悪女に惚れた男がバカなのか。
一途な男の気持ちに気づかなかった女がバカなのでしょうか・・・。
まあ、ここまで何も手を打たなかったので両方ですね(苦笑)。
巻き込まれた部下や家族が不憫ですね・・・。

ホント、そうだよ…
でも、真っ当な人は去っていったようです。
甘い汁を吸い続け、神美を増長させた者だけが残ったのでしょう。
ゆえに、ここまで腐っていった。
残っていた者たちが処分されようとも、それは自己責任、自業自得。
話を元に戻します。
子昌は、国を腐敗させる膿を一手に集める必要悪を演じていたのでしょうか?
私は、否だと思います。
今回のシナリオを描いたのは、楼蘭。
子昌は、楼蘭の描いた台本通り ──
国のためを思って腐敗を一手に引き受けた悪役を演じたのではないでしょうか。
このままでは、いずれ子の一族は滅んでしまう。
ならば、自らの手で幕を引かせてやりたい。
楼蘭は、子昌に、子一族の長としての舞台を用意したのです。
これによって、子昌の無能ぶりが覆い隠されたのです。
神美の最期

中に詰め物をしていたのか。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
楼蘭が持っていた飛発には詰め物がしてあり、暴発するようになっていました。
これは、母であり妻である神美を試したのでしょう。
- 子昌が死んだと聞き、神美が悲しんでくれれば挑発などしなかった
- 娘に対して引き金を引かなければ、暴発することもなかった
楼蘭は、母・神美を2度試したのです。
神美は、その2度のチャンスを無視したのです。

まあ、夫や娘を思う気持ちがあれば、そもそもここまで至らなかったでしょうね…

あーー、ね…
飛発に仕掛けが施されたということは、同時に壬氏も試したことになります。
── 伝えたいことがあったのだろう。
顔だけのバカなら本当に良かったのに。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
このセリフは、つまり ──
顔だけのバカで、楼蘭から飛発を奪い、楼蘭に向かって撃っていれば・・・。
神美のようになったのは、壬氏だったのです。
それどころか、楼蘭には、壬氏を殺せるチャンスが何度もありました。
なぜ、千載一遇のチャンスに壬氏暗殺を企てなかったのでしょうか?
短期的な理由は ──
ここで壬氏を殺害しても、大勢に影響はありません。
トップの命を奪ったからといって、禁軍が撤退するわけがありません。
逆に、もっと無残に子の一族は処刑されるでしょう。
中長期的な理由は、壬氏が約束を守ってくれるか確認しておきたかったのでしょう。
顔だけのバカなら、約束しても反故にされる可能性があります。
状況を見極め、民の言葉を重く受け止める人だからこそ、約束を守ってくれる。
そういう意味で、壬氏を試したのではないでしょうか。
今後起こりうること
本当はそれをネタに命乞いするつもりだったんですけど・・・。
上手くいきませんでしたね。そこに書いてあるのは、今後、この国に起こりうることです。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
この国に今後起こりうること ──
一体、この紙に何が書いてあったのでしょうか・・・。
ここまで出てきた事案で、残り1話では到底解決しないだろうことがあります。
おそらくその辺が絡んでいるのでしょう。
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
続きを読む (クリックして下さい)
原作では ──
壬氏はそれに目を通した。そこには、壬氏にとって思いがけないことが書かれていた。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
「!?」
「本当はこれをねたに、命乞いをするつもりだったんですけど、うまくいきませんね。そこに書いてあるのは今後、この国に起こりうることです。これが起こる際、子の一族がいれば、障害となり国は滅びるやもしれません」
その紙には、今回の反乱以上に大きな事件について予測されていた。
とあります。
これまでに起きた事件で、クリアになっていないのは ── 飛発の出所と西方特使の暗躍。
最新型飛発が西方の技術で、西方の特使が絡んでいるとするなら、出所は同じ。
大体、神美一人で飛発の改良なんて事を考え出したとは思えません(苦笑)。
神美に吹き込んだ輩がいるのでしょう。
それが西方の特使でしょうか。
となると、気になるのは西方が何を企んでいるのか・・・。
西方が、この茘の国をどうしようとしているのか、ということではないでしょうか。
これまで出てきた事案とは関係ないことだとすると ──
世界情勢、西方以外の国の動き、国内情勢、飢饉、疫病といったところでしょうか。
「この国に起こりうること」とまで言っているので、他国の動き、あるいは国内で謀反を起こそうとしている者たちの情報ではないでしょうか。
もう少し細かい話だとすると、壬氏の正体を知っている者。
壬氏の出生の秘密、といったところでしょうか。
いずれにせよ ──
本来なら、楼蘭の願い事など聞く必要はないのに、それを曲げてまで聞くに至った程の重要な情報だったのでしょう。
楼蘭が壬氏に渡した紙には何が書いてあった?
1つ目の願い
1つ目の願いです。
一族でまともな思考の者は、母に追放され名を捨てております。
姉もまた同じようなものです。その者たちは、一度死んだ者として見逃して頂けませんでしょうか。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
「一度死んだ者」は見逃す。
これこそ、楼蘭が壬氏をここまで誘い込み、飛発に細工までして人となりを試し、自らの命を懸けてまで交わしたかった約束ではないでしょうか。
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
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子翠が響迂ら子供に飲ませたのは、「蘇りの薬」でしょう。(45話 )
いずれ目覚めるだろう子供たちを、猫猫に託したのです。
でも、子供たちとはいえ子の一族の血を引く者。
それを匿ったとあれば、猫猫に罪が及んでしまいます。
そこで、子翠は壬氏に約束をさせたのです。
もちろん、表向きは母から追放されたまともな思考の者を助けるための願い。
プラスして、帝の血を引く翠苓。(こちらが本命かもしれません)
子供たちには、壬氏と約束ができない場合を想定して二重に保険をかけていたのです。
ああ、そういえば子の一族はタヌキです。
子翠は、ここでも化かしているのです(笑)。
2つ目の願い
では、もう一つの願いを・・・。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
楼蘭は、神美のネイルキャップで壬氏の顔を・・・。
さて、正直これは、よく分かりません。
なぜ楼蘭は、こんなことをしたのでしょうか?
お母さま、これが私にできる精一杯なんです。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
楼蘭は、神美のような母親になりたくないと言っていました。(45話 )
ですが、母親は母親。
唯一の母親である神美の願いを叶えたかったのではないでしょうか。
一方、インパクトの大きいことをやることで、1つ目の願いに目がいかなくなります。
楼蘭個人に周囲の恨みが集まることにより、子昌と神美、そして楼蘭の3人が注目されます。
他の者たちへの注目度が低くなり、結果的に1つ目の願いである、子の一族の名を捨てた者に注目が集まらなくなります。
これが ──
私もお父さま以上の役者になれるかしら。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
このセリフに込められた意味ではないでしょうか。
それならば壬氏を殺してしまえば良かったとお思いですか?
そうすると約束を守ってくれる人がいなくなります。
その辺も含めて、「これが私にできる精一杯」なのではないでしょうか。
他方、壬氏は、なぜ受け入れたのでしょうか。
壬氏の顔に傷が付くと、部下が罰を受けます。
それでも拒否しなかったのは ──
これまで国に仕えてきた子の一族を滅ぼした原因になったのは先帝。
それが全てではないにしても、先帝の血を受け継ぐ者として責任を感じていたのではないでしょうか。

楼蘭個人としても、皇族、あるいは後宮システムを恨んでいたのかもしれないな…
世紀の悪女

私もお父さま以上の役者になれるかしら。
by 楼蘭『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
原作によると、楼蘭は母親のネイルキャップを付けて舞っています。
狭い通路には案の定、隙を窺っていた馬閃たちがいた。馬閃は目を怒らせていた。なにが起きたかと飛び出す。
by 『薬屋のひとりごと』原作4巻
楼蘭はそれを確認すると、自分の指についた爪を高らかに掲げる。薄い月明かりでも血が付着しているとわかるだろう。白い雪に反射して、赤く返り血を浴びた楼蘭は浮かび上がって見えた。
そして、その後ろには顔に傷を受けた壬氏がいる。
楼蘭は、まるで馬閃に見せつけるかのように血の付いたネイルキャップを高々と掲げたのです。
これは馬閃に対して、壬氏の顔を傷つけたのは自分だと主張して、この場で処刑してほしいと言っているに等しいですね・・・。
馬閃は、返り血を浴びた楼蘭と血の付いたネイルキャップ、そして壬氏の顔の傷を見て状況を把握し、楼蘭を射殺するよう命を下したのです。
世紀の悪女か、大女優か・・・。
楼蘭は何を思って舞っていたのでしょうか・・・。
遺体は…
それが楼蘭を見た最後だった。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
さて、このセリフの意味は ──
ただ単に、楼蘭の死体を処理するのは下っ端の役目なので、壬氏が見たのはこれが最後だという意味でしょうか。
それとも・・・。
アニメやコミックの世界では ──
死体が確認できなかったら、それは生存フラグが普通ですね(笑)。

普通なんだ(笑)
『薬屋のひとりごと』は、死に関してはシビアなので、そんな少年漫画的な展開はないかもしれませんが(苦笑)。
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
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ただ、猫猫の願掛けが気になりますね・・・。
ちょうどあの辺りに・・・。

そういや見張りの男がラスト何か見つけてたな…
ただ、無傷ではないでしょうし、あの高さから落ちたらただではすみません。
でも、下には雪が積もっています。
生き残っている可能性はありますね。
それに、壬氏たちの部下はかなり間抜けです・・・。

えっ、そうなの?
子昌が作った抜け道は何十年も見つけられず。
女性が宦官として後宮に入ってきても見つけられず。
帝弟暗殺は事前に阻止できず、犯人を捕まえたのは薬屋の助言。
梨花妃の御子は失い、玉葉妃の御子も危なかった。
今話だって、銃声聞こえるまで壬氏をほったらかしです(苦笑)。
とにかく、後宮やこの国の武官は高飛車な割には抜けています。
きっと、楼蘭の遺体など見つけていないでしょう(苦笑)。
「一度死んだ者」は許される。
楼蘭・・・いや、子翠として復活するのではないでしょうか。

おお~~~、生きててほしい子翠として!
さて、真偽の程は分かりませんが ──
楼蘭のお腹には現帝の子がいる可能性があります。
楼蘭が生きていて、子供が産まれでもしたら・・・。
もちろん、玉葉妃の御子が先に生まれているので継承権はそちらの方が上です。
でもまた楼蘭(子翠)が台風の目になるかもしれませんね・・・。
終演
子一族の制圧は完了。壬氏は治療を済ませ、猫猫の状況を尋ねる。
子の子供たち
死んだ子の一族の子供たちです。
── なぜこんなところで眠っている?
by 高順『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
どうしてもと頼み込まれたら、何も言えないでしょう。
壬氏と高順が覗いたのは、例の移動住居のような巨大馬車。
猫猫だけならともかく、高貴な方が使われる場所に、なぜか遺体まで・・・。

死体は、高貴な方の住居には相応しくないと思うのですが・・・。
随分と好待遇です(苦笑)。
猫猫が「どうしても」と頼んで、この高級馬車に乗せてもらったようですが・・・。
実はこれはアニメオリジナルです(苦笑)。
原作とコミカライズでは、普通の馬車に子供たちの遺体が積まれています。
猫猫が「どうしても」と頼んだのは ──
子供の遺体が置かれている馬車で自分も寝たい、という意味での「どうしても」だったのです。
猫猫のアザ
あっ・・・。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第47話
壬氏が気づいたのは、猫猫の首にあるアザでしょうか。
こんなアザ、今まで描かれていませんでした。
てっきり神美に殴られたときのアザだと思いましたが ──
人に殴られたアザは、本作ではピンク色で描かれています。
壬氏が見つけた猫猫の首にあるアザは青いです・・・。
これは内出血か、それとも・・・。

まさか、猫猫さん、蘇りの薬を試したりしてないよね…

えっ、いつの間に・・・あっ、あのとき!?
確かに時間はあったかも?
なんだか、嫌な感じの引き・・・。
でも、次話はついに最終回です。
せっかく猫猫は無事に助け出されたのですから、ハッピーエンドで終わって欲しい!
おわりに (『薬屋のひとりごと』47話とは)
さて、猫猫がいたら違った結果になっただろう決着。
いや、だからこそ猫猫を舞台から遠ざけ、政の決着を付けたのでしょう。
禁軍まで動かして、建国以来国を支えてきた子の一族を滅ぼすまでになってしまった今回のエピソード。
その理由が一人の女の恨み、妬みというのは何とも報われません。
いや、それほどの怒りを募らせたのも、後宮であり先帝が絡んでいるという、壬氏にとっては何ともいたたまれない話です。
なおかつ、それが子の一族や、大宝の娘や翠苓だけでも辛いのに、全く関係のない猫猫まで巻き込んでしまう不甲斐なさ。
それでも、猫猫を無事に?救出できたのが唯一の救いです。
それと、(まだ確定していませんが)子翠は子供たちを残しました。
壬氏に、これからこの国で起こる事を教えました。
これは、国に、壬氏に期待をしているから望みを託したのです。
国に期待していないなら、そんなことはしません。
子の一族がこんな目に遭っても、国に期待しているということでしょう。
子翠が思い描いたこの国の希望と、子翠の生存を願って・・・。
残り1話!
以上、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第47話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
次話のレビューも書く予定です。
良かったらまたお越し下さい。
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ではでは。
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疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で発生し解決した疑問は、本文で解説して本章(ここ)でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章(ここ)でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 47-01 楼蘭が壬氏に渡した紙には何が書いてあった?
残っている疑問 (クリックすると表示されます)
- 疑問 02-01 壬氏は、後宮管理者なのに、なぜ後宮の外まで判断を求められている?
- 疑問 02-02 水差しの弁償、仕送りから引いたのは期間限定?
- 疑問 02-03 結局、秘薬は何の為だったの?
- 疑問 03-01 西都の玉葉妃が、異国の姫とは?
- 疑問 05-01 粉を染み込ませた木簡は、誰が何に使っているのか?
- 疑問 05-01 簪(かんざし)を渡す意味は?
- 疑問 06-01 園遊会で、なぜ壬氏は違うカンザシを挿し、襟が乱れていたのか?
- 疑問 09-01 壬氏と亡くなった武人・浩然との関係は?
- 疑問 10-01 後宮内の事件に最終判断を下しているのは誰?
- 疑問 10-03 現帝の東宮時代、妃はなぜ一人しかいなかったのか?
- 疑問 11-01 阿多妃を南の離宮に住ませるのは、帝の愛着か、それとも・・・
- 疑問 11-02 阿多妃の子は生きているのか?
- 疑問 12-01 やり手婆は、なぜ猫猫を妓女にしたい?
- 疑問 13-01 壬氏は、帝に何を頼まれたのか?
- 疑問 14-02 爆発現場にあった上等なキセルは、倉庫番のもの?
- 疑問 15-01 馬閃は、なぜ猫猫を嫌っている?
- 疑問 17-01 壬氏は、なぜ変装しなくてはならない?
- 疑問 17-02 壬氏は宦官なのに、なぜ武官のような野営を知っている?
- 疑問 18-02 使い物にならない妓女を、やり手婆はなぜ離れに住まわせている?
- 疑問 19-03 「何か起こったあとでは遅い」猫猫は、過去にどんな経験をしたのか?
- 疑問 19-04 羅漢は、猫猫を抱きかかえる壬氏を見て、なぜあれほど驚いた?
- 疑問 20-01 なぜ翠苓のことを秘密裏に終わらせた?
- 疑問 20-02 壬氏は、なぜ身分を隠し、後宮管理者として生活している?
- 疑問 21-01 やぶ医者より先に後宮へ来た姉は、今どこにいる?
- 疑問 21-02 先の皇太后は、なぜ木の伐採に制限をかけた?
- 疑問 22-01 猫猫は、なぜ爪紅を流行らせた?
- 疑問 23-01 賭け対象にした「妓女の身請け」の狙いは?
- 疑問 23-02 羅漢に届いた文と巾着、誰が開いたのか?
- 疑問 26-02 キャラバンは、なぜ妊婦に影響のある香油と香辛料ばかり売っていた?
- 疑問 27-01 結局、玉葉妃に毒を盛ったのは誰?
- 疑問 28-01 異国の特使は、なぜ上級妃4人に鏡を献上した?
- 疑問 29-01 異国の特使は何を企んでいる?
- 疑問 30-01 杏に香油から堕胎剤の作り方を、誰が教えた?
- 疑問 31-02 先帝が壬氏に渡そうとした石は何?
- 疑問 31-03 国母が来たのはいつ頃?
- 疑問 31-04 帝は、なぜ”選択の廟”を解いておきたかった?
- 疑問 31-05 壬氏は、なぜ”選択の廟”で真剣な顔をしていた?
- 疑問 32-01 皇太后は、なぜ診療所に?
- 疑問 39-01 氷の代わりにアイスを献上して、楼蘭妃は問題なかったか?
- 疑問 40-01 帝の子を産み育てる、という点に於いての後宮の問題点とは?
- 疑問 40-02 深緑たちが恨む一番の対象は皇太后では?
- 疑問 41-01 壬氏は、子翠の名を聞いて何に気付いた?
- 疑問 41-04 抜け道があるのに、なぜ翠苓は宦官のフリをして後宮に入ってきた?
- 疑問 42-01 翠苓は他の宦官と馴染まずにいたのに、なぜ子翠は猫猫、小蘭と親しくした?
- 疑問 42-02 子昌は、なぜ娘を後宮に入内させた?楼蘭は納得していた?
- 疑問 43-03 「虫は冬を越せない、ただ子を残すのみ」とは?
- 疑問 45-01 子翠は、なぜ火薬を爆発させた?
- 疑問 45-02 子翠は、残って何をするつもり?

1期の残が多いので、時間あるときに整理します
今週のX感想ポスト
#薬屋のひとりごと 47話
— 時文@ここアニ(『薬屋』『小市民』レビュー中) (@toki23_a) June 28, 2025
大将が的になるほど兵士は生き残る
世紀の悪女として傾国の美に傷跡を…
妻と母の後始末
弁解も言い逃れもせず自ら企てたと言ってのけ、長として役目を最期まで演じきった2人に天晴れ。これでは壬氏も見届けるしかない…
すっかりヘタレになってしまった翠苓が気になるが🤔
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