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こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第31話「選択の廟」を鑑賞しました。
本レビューではアニメ感想だけではなく、原作・コミカライズ情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
今回アニメ化されたのは──
- 原作
-
3巻 12話「選択の廟」 ※冒頭シーンは序話
- コミック
-
11巻 42話「選択の廟・前編」 ~ 43話「選択の廟・後編」
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
- (原作) 壬氏、なぜ剣の練習始めた?
壬氏にまつわる疑問点の整理 - (原作) 猫猫、なぜ手習い所を覗いていた?
手習い所での壬氏と猫猫の会話変じゃね? - (原作) おやつ配る策は、どうなった?
(原作) どうやって勉強しているの?
(原作) なぜ小蘭だけ先生に教えを? - 廟とは?
- なぜ羅門の名を出してはいけない?
- 帝は、なぜ”選択の廟”を通ってないのに帝に?
そもそも、帝はなぜ”選択の廟”を解きたい? - 正しい道を見つける偶然の確率はどれ位?
- 「羅門なら分かる」とは結局何だった?
- (原作) 15cm足りないって、基準は幾つで、誰がクリア?
- 「よその血が入るのを好まない」とは?
※「(原作)」は、原作情報を根拠の中心にして考察しているトピック
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレなし
『薬屋のひとりごと』は、小説投稿サイト「小説家になろう」連載。
ライトノベルと、月刊誌2誌で別の漫画家によるコミカライズ2作品があります。
私は、ライトノベル、コミカライズ共に未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成します。
アニメ鑑賞
+
コミカライズ、ライトノベルを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」
よって、次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください。
なお、原作ライトノベル、コミカライズの情報は、「原作情報」として区別できるよう記載します。
- 「ヒーロー文庫」のライトノベルを ── 原作
- 「月刊サンデーGX」連載のコミカライズを ── コミック

こんな感じです
緑系の色を目印にしてね!
引用部分も次のように緑系をワンポイントに ──
宦官が驚いた表情で猫猫を見るが、そんなの関係なかった。
引出しの見出しを眺め、珍しい薬を見つけるなり踊るような奇妙な動きをしてしまう。喜びがあふれ出て、頭の中に納まりきれなかった。
「なんかの呪いか、なにかか?」四半時、そんなことを繰り返したところだった。
by 『薬屋のひとりごと』原作1巻
いつのまにか現れた壬氏が奇異の目で踊る猫猫を見ていた。
コミカライズは、別の漫画家による2作品が刊行されています。
- 「月刊ビッグガンガン」連載の「薬屋のひとりごと」
- 「月刊サンデーGX」連載の「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」
両方読んでいますが、本サイトでは、アニメの補完となると情報の多い➋を選択しました。
「コミック」として紹介する情報は基本➋です。
が、今後も両方読んでいくので、➊にしかない情報があれば、その時は注釈を付けて紹介します。

同じ内容なのに、2つも読むんだ・・・

その方が、理解が深まるんだよ
ちなみに、考察や疑問はオレンジ系。
補足や余談、参考情報はブルー系に色分けしているので、読む際に目安にして下さい。
2期 全24話 各話リスト
話数 | サブタイトル | コミック | 原作 |
第25話 | 猫猫と毛毛 | 8巻 | 3巻 |
第26話 | 隊商 | ||
第27話 | 冬人夏草 | 9巻 | |
第28話 | 鏡 | ||
第29話 | 月精 | ||
10巻 | |||
第30話 | みたび、水晶宮 | ||
第31話 | 選択の廟 | 11巻 | |
第32話 | |||
第33話 | |||
第34話 | |||
第35話 | |||
第36話 |
※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降はマスク
はじめに
猫猫は、帝から一緒に来るよう命じられる。
壬氏と共に向かったのは”選択の廟“と呼ばれる古い建物だった・・・。
過去の遺物か伏線か、昔話か現在進行形か・・・。
廟に隠された血の篩。
血が薄くなれば足せばいい・・・。
未来永劫、血が絶えぬよう習わしに仕込む巧妙さ。
単話完結のテンポ良さも然る事ながら、背後に潜む大きな存在を感じさせる話がお見事!
で、クリアした壬氏と猫猫の二人は、帝と国の公認ってことでOK?

あっ、そうじゃん!
猫猫、妃に認められたってことでは!?

猫猫本人は、全くその気ないけどね

あっ…そうじゃん…
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第31話「選択の廟」
手習い所
小蘭と共に手習い所の講師である老宦官を訪れた猫猫は、そこから見える古い廟が気にかかる。
帝の弟
あの老人と老婆が何者なのか。
あの頃は知るよしもなかったが、後に教えられた。老人は父で、老婆は祖母だった。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
そして、ずっと父だと思っていた男は兄だということも・・・。
これまで何度か仄めかされていた壬氏の正体。
ようやく明確になりましたね。
壬氏の身分は、皇帝の弟。
老人は父親、つまり壬氏の父親は先帝。
老婆は祖母、つまり壬氏の祖母は、やり手と言われた女帝。
そして、現帝は兄、帝と壬氏は兄弟だったのです。

今話、帝に茶目っ気があったのは兄弟だからか

お~~、そういうことか~
さて、そうだとしても、このシーンは幾つか気になる点がありますね。
まず1つ目 ──
壬氏の父親で若き皇太后の夫なのに、どうして老人と見間違えるほど老けているのでしょうか?
病気?
単に、年の差があるだけ?
それとも、ストレスか何かでしょうか・・・。

そういや随分怯えていたな…
2つ目 ──
父親なのに、なぜ息子である壬氏に近づけないのでしょうか?
裏ボス女帝がいるとはいえ、帝です。
妃や子供に対して、堂々近づけないのでしょうか。
病気なのでうつらないようにしていた?

その割には、母親(皇太后)が毅然としていたような…

むしろ、皇太后に怯えてた?
3つ目 ──
先帝は、壬氏に何をしようとしたのでしょうか?
どうやら、先帝が壬氏に近づいたのは(去り際に落とした)石を渡そうとしたようです。
あの石は何なのでしょう?
石はOPで猫猫が拾って見つめている石ですね。
この石にどんな意味があるのでしょうか?
4つ目 ──
壬氏の母親(皇太后)は、祖母(女帝)をなぜあんな目で見ていたのでしょうか?
祖母は既に亡くなっているようですが、皇太后は女帝をどう思っていたのでしょうか?
5つ目 ──
そもそも壬氏は、帝の弟である事をなぜ隠しているのでしょうか?
幼い頃は堂々と母親と一緒にいたようです。
なぜ今は身分を隠して後宮宦官のフリをしているのでしょうか。
それも完全に隠すでもなく、今話のように一部の人は知っているようですし、祭事もしているようです。
まだまだ謎は多いですね、壬氏様とこの国には。
先帝は、なぜ壬氏に近づけない?
(皇太后は、なぜ睨んでいた?)
先帝が壬氏に渡そうとした石は何?
原) 付き添い
── 壬氏様、そろそろお時間が。
ああ。
お前はどうする?── 私はもう少し見学していきます。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
アニメ鑑賞時、壬氏と猫猫、変なやり取りするな~と思っていました(苦笑)。
猫猫が手習い所を覗いているのを、通りがかった壬氏が見つけ声をかけたのに ──
次の仕事に向かうのに、なぜ猫猫の意向を確認する?
そして、なぜ(そんなこと聞かれる筋合いはない、と怒るでもなく)猫猫は素直に答えた?
まるでこの場で待ち合わせをしていたかのような・・・。
いつの間に、そんなにいつも二人でいるのがデフォルトになったのか不思議でした(苦笑)。
原作を読んで納得。
全くそんなことはありませんでした(笑)。
猫猫は今さらそんなものを習う気はなかったが、様子を見に行くかという壬氏の誘いにのせられてここに来ていた。興味がないと言ったら嘘になる。小蘭や知っている女官たちもちらほらいるし、なにより壬氏の目論見が成功したら、今後、後宮のありようも変わってくるだろう。
by 『薬屋のひとりごと』原作3巻
猫猫は、自分一人で来たのではなく、壬氏に誘われ手習い所の様子を見に来ていたのです。
だから、壬氏は次の仕事へ行く時間になったが、猫猫はどうするか聞いたのです。
なので ──
気になったことがあれば報告してくれ。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
と言ったのです。

それなら納得!
原) 手習い所
── 生徒は20名ほどですか。
もっと集まるかと思ったんだがな。
── 最初は10名ほどだったので、増えたほうかと。
by 壬氏『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
そういえば ──
たまに、おやつも与えてみるとか。
── たまに?
はい、毎度当たる博打にのめり込む者はいません。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第27話
「たまに、おやつを与える」件は、どうなったのでしょう?
それも、原作にありました。
授業が終わると、宦官たちが現れて、焼き菓子が生徒たちに配られた。生徒はそれぞれ目をきらきらさせている。
by 『薬屋のひとりごと』原作3巻
おやつ案も採用されたようです。
今日は”当たり”だったようです(笑)。
焼き菓子が配られ、さっきまで眠そうだった生徒達は目を輝かせているようです。
それでも、20人ほどしかいないので、壬氏は責任者として物足りなかったのでしょう。
もぐもぐタイムが始まり、そこで猫猫が小蘭に声をかけます。
小蘭は、口いっぱいにお菓子を含んでちゃんと喋れません。
この辺のやり取りは微笑ましいので、ぜひ原作をどうぞ。

ここはアニメでも見たかった!
壬氏様のもくろみが成功して下女の識字率が上がれば、後宮のありようも変わってくるだろう。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
原作によると ──
机の上には、教本と砂箱。
砂箱?
一瞬、どういった物か分かりませんでした。
ようは、箱に砂を入れた箱のこと。
猫のトイレのようなものですね(失礼)。
教本は配布されます。
が、紙や筆は消耗品ですぐに足りなくなるので、砂箱が用意され、紙の代わりに砂の上に字を書いて覚えていたのです。

そうなんだ! 面白い!!
原作によると、指先の汚れから、猫猫は小蘭の熱心さが分かったようです。
また、なぜ小蘭だけ先生に聞きに行ったのか、についても理由がありました。
先ほど老師が読んでいたところより何頁か先だ。
by 『薬屋のひとりごと』原作3巻
「私ね、頭悪いから、先に覚えておかないと、たぶん追いつけないんだ」
なんと、分からないところではなく、次の授業の予習のために先生に聞きに行っていたのです!

小蘭えらい!
だから、猫猫も思わず小蘭を応援したくなり、先生のところへ付き添ったのかもしれないですね。
廟
古い廟?
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
「廟」とは、死者、特に祖先の霊を祭る所のこと。(大辞林より)
でも、それは日本でのこと。
中国での廟は祖先の霊を祭る場所ではありますが、墓所は別に存在します。
それでも、祖先をとても敬う中国では、最も重要な場所として廟を位置付けていたようです。
『薬屋のひとりごと』は架空の中国風が舞台。
神聖な場所として廟があるのではないでしょうか。
あれは、この地にもともと住んでいた民が造った廟だよ。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
王母様はこの地を治める際に古い信仰を拒まなかったんだね。
この廟は、この地に元々住んでいた民が造ったようです。
それを王母様は取り入れたのだと。
そして、この廟には何かあるようで・・・。
王母様は、息子にこう伝えたんだ。
“この地を治める者は、あの廟を通り抜けないといけない“
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
“そして、正しい道を選んだ者だけが、この地の長となる“
謎めいてきましたね~~。
いや、ワクワクしてきました。
“通り抜ける”とは、どういう意味でしょうか?
一体、この廟に何があるのでしょうか?
この地に遷都したのも、あの廟があったからだね。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
なんと、ここに遷都してきた理由も、この廟があったからだと言うのです!

この廟、めっちゃ重要じゃん!
はい、メッチャ重要です!
あれ?
でも、何かおかしくないですか??
28話、やり手婆の話では ──

50年以上前だったかねえ。
前の前の主上様の時代さ。もとは遺跡を利用して作られた町があって、物見遊山の人がたくさん来てたんだ。
人の往来の多いところだったから、急に都になると決まってひと悶着あったらしいけどね。
by やり手婆『薬屋のひとりごと』TVアニメ第28話
遷都してきたのは、50年と少し前。
先々代の帝時代です。
しかし、もう何十年も使われていない。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
「何十年も使われていない」。
逆に言うと、何十年より前は使われていた、ということ。
50年より前になると、遷都する前!?
次の帝を決めるために、わざわざここまで来ていたのでしょうか?
それとも・・・。
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
続きを読む (クリックして下さい)
廟を使い始めたのは遷都してから。
50年程前からしか使われていないが、それをさも以前から使っているように伝承を広め事実としたのでしょうか・・・。
国母が来たのはいつ頃?
羅門
それって羅門・・・。
── 知ってるのかい?
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
しまった、つい・・・。
羅門とは、猫猫の育ての親、オヤジですね。

なぜ、オヤジ(羅門)の名前を出すと、まずいのでしょうか?
羅門は、罪人です。
正確に言うと ──
帝の御子を死なせてしまった責任を取らされ罪人として後宮を追放された、でしょうか。(11話 )
だから阿多妃の侍女頭・風明は、猫猫の養父が羅門だと知ると怒りました。

何もかも知ってるのね。
by 風明『薬屋のひとりごと』TVアニメ第11話
阿多様を助けることもできなかったヤブの娘なのに。
老宦官も同じような反応をするかと思い「しまった、つい・・・」と考えたのでしょう。
ですが、老宦官は無反応。
それどころか、どこか懐かしむような表情を見せました。
だから、猫猫も ──
この人は、オヤジと仲が良かったんだろうか。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
と感じたのではないでしょうか。
選択の廟
翡翠宮で毒味を終えた猫猫は、帝から一緒に付いてくるよう命じられる。壬氏と共に向かったのは、先日興味を引かれた”選択の廟“と呼ばれる建物だった。
目論見
まて、薬師。
by 帝『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
このあと行く所に付いてきて欲しいのだ。
突然、帝に付いてくるよう言われた猫猫。
壬氏も、猫猫同様、突然呼ばれたようです。

── お付きは、どなたが?
ふむ。
by 帝『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
ではこの二人で。
流れからして、帝は最初から壬氏と猫猫の二人を連れて、”選択の廟“に入るつもりだったのでしょう。
前話ラスト、梨花妃から猫猫のことを聞き、考え込んでいたのは、このことだったのでしょう。
── あの薬師が来ていたようだな。
はい、何でもご存じですのね。
彼女には助けられてばかりです。── ・・・。
どうなさいました?
by 梨花妃『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
つまり ──
帝は、猫猫がいたから、もう一度”選択の廟“に入る気になったのでしょう。
でも、帝は、なぜ“選択の廟“を解きたいのでしょうか?
帝は既に帝になっています。
“選択の廟“の宣託など必要ありません。
それどころか、通れなかったらケチがついてしまいます・・・。
帝は、既に一度失敗したような口ぶりです。
そもそも、現帝は”選択の廟“で選ばれていないのに、なぜ帝になれたのでしょうか?
それは、先帝同様、跡継ぎ候補が一人しかいないからでしょう。
あれ?
おかしいですね。

何が?
だって、今話冒頭で判明したように、帝には弟がいるのですよ。
末子しか残らなかった先帝の時とは違います。

あっ、そうじゃん!
男児の子供が二人いれば、兄が継ぐ(長子継承)と考えていたので気にしていませんでした。
が、”選択の廟“という通過儀礼があるのであれば、話は別です。
なぜ”選択の廟“で決めなかったのでしょうか?
なぜ”選択の廟“を通過できなかった帝が、現在の帝になっているのでしょうか?
弟君は病弱だ(と見做されている)からでしょうか。
いや、それなら継承権自体を剥奪されているはずですが、現在弟君には第一継承権があるようです。(6話 )
理由は ──
現在は、”選択の廟“が通過儀礼として使われていない、からではないでしょうか。
だから、帝は二度の挑戦を許されたし、壬氏&猫猫の挑戦も許されたのではないでしょうか。
でも、帝としては釈然としないでしょう。
国母に選ばれていないのに、帝になっているのですから。
猫猫を連れてきてまでして解きたかったのは、これが政争の具に使われないよう芽を潰しておきたかったのかもしれませんね。
あくまで、上記は私の考察なので正解かどうかは分かりません。
単に、帝が、猫猫の実力を知っておきたかっただけかもしれません。
近い将来来るであろう何かに備え、猫猫を試したのかもしれません。
さて、帝は、いや帝の周囲で何が起きている(起きようとしている)のでしょうか・・・。
帝は、なぜ”選択の廟”を解いておきたかった?
手入れ
管理する我々の身にもなってください。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
使われなくなったと思ったら、突然やってくる御方がいるのですから。
帝は既に帝になっているので、通過儀礼である”選択の廟“は必要ありません。
前項で考察したように、現在はもう帝の選定に”選択の廟“を使っていないと思われます。
だから ──
しかしもう何十年も使われていない。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
今後も使われるかどうかね・・・。
老宦官も、今後使われるかに疑問符を付けていたのでしょう。
それでも、最低限の手入れをしていたのです。
そこへ、帝が突然やってくることになった。
老宦官は、2日の間に”選択の廟“を整備したのでしょう。
原作によると ──
『黒き扉を通るべからず』
by 『薬屋のひとりごと』原作3巻
今度は、赤と黒と白の扉が並んでいた。どれも色がしっかり塗り直されている。ほかの壁や柱は煤けているのに、扉だけ丁寧に塗られている。
「毎回、管理するのが大変なのですよ。使われなくなったと思ったら、いきなりやってくる御方がいるものですから」
扉を塗り直しているのは、この老宦官らしい。わざとらしく肩をとんとん叩く。
壁や柱はともかく、扉だけはしっかり塗り直されていたのです。
そりゃあそうです。
この”選択の廟“の要は扉の色。
本当にその血統の方が来られた場合、ちゃんと正解が分かるよう扉の色だけは、建築当時と同じようにしておかなければならないのです。
たとえそれが、帝を選ぶものでなくとも・・・。
これが、この老宦官の矜持なのでしょう。
壬氏と猫猫
ならば妃に召し上げようか。
by 帝『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
羅漢の説得には骨が折れそうだが・・・。
羅漢は、猫猫の実の父親です。

なんと、帝は羅漢が猫猫の父親である事を知っているのです。
なんでも知っていますね~~帝は(笑)。
── ご冗談を! 他の妃達がどう思うことか。
ハハハッ。
それもそうだ。ならば、お前が連れていくか。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
“選択の廟“に入り扉の選択に口出しできる女性は、妃か公主。
※公主:帝の女児の御子
なのに、壬氏が猫猫を連れて行くのは了承。
これって、壬氏が皇族で、猫猫はその妃だと見做したのでは(笑)。

そうじゃん!
いずれにせよ、既に”選択の廟“は、その役目を終えているので、許可されたのでしょう。
種明かし
おめでとうございます。
正しき道を選ばれたようで。その昔、王母に選ばれた者は、次の王になりました。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
その者は、ここに立ち、民に宣誓することが決まりでした。
見事正しい道を選んだ猫猫。
一体何をしたのでしょうか。

この廟に選ばれし者。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
つまり、王母の血を引く者は、色の識別ができない目を持つ、ということです。
“選択の廟“は、次代の王を選んでいるのではありませんでした。
王母の血を引く、色の識別ができない目を持った者を選んでいたのです。
この国では珍しいのですが、西方には赤と緑の判別ができない男性が10人に1人の割合でいたそうです。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
赤と緑の色が判別できない目を持った者を選んでいたというのです。
最初の扉 ──
緑 | 赤 | 青 |
緑、赤、青の扉があり「赤い扉を通るな」という指示。
普通に考えると、赤以外、緑と青とのどちらでも正解。
でも、王母の血を引くなら、青の扉を選びます。
なぜなら、赤と緑の判別がつかないので ──
緑 | 赤 | 青 |
緑、赤、青の扉だと、青しか分かりません。
緑の扉、赤の扉、どちらが(選んではいけない)赤い扉か分からないので、絶対に赤ではない青の扉を選ぶしかないのです。
つまり、正解は2つあるように見えながら、本当の正解は1つしかなかったのです。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
2つの扉、どちらを選んでも問題ないような質問をしておきながら、実は正解は1つ。
その正解は、赤と緑の判別ができない人にしか分からないような作りになっていたのです。
お見事。
偶然の可能性
時には偶然、通過した者もいるかもしれませんが、最後の部屋まで辿り着ける確率は相当低いでしょう。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
結局、二択問題。
半分の確率で当てられるなら、当てずっぽうでも最後の部屋に運良く辿り着ける人がいても良さそうですが・・・。
それは一体、どれ位の確率でしょうか?
仮に、正解ルートは一つとしましょう。
一度間違うと、二度と正解ルートに戻れない、という構造です。
正しい道を選ぶには、一度も間違えてはいけません。
という条件です。
3つの扉があり、必ず「○の扉、通るべからず」があるとしましょう。
3つの内、1つは違うと分かります。
つまり、最初の扉で正解を選ぶ確率は12です。
続けて、次の扉も正解を選ぶ確率は14に。
その次は、18。
これで10個目。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
最後の部屋まで9個の扉を選んできました。
つまり、12の9乗=1512
そして、最後は三択になったので、正解を選ぶ確率は13
ゆえに、10個の扉を運だけで正解を選択する確率は ──
1512×13=11536
なんと、0.065%の確率でしか最後まで辿り着けないのです。

1500回やって1回の成功確率
まあ全部やらなくても途中で正解に当たるだろうけど、数百回は必要な確率だね

そんなの無理じゃん!
そりゃあ ──
── もう一度、朕た通ってもいいのかな?
何度来られても同じかもしれませぬが、それでもよろしければ。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
老宦官が、大口叩くはずですね(苦笑)。
西方
きっと羅門なら分かるだろうね。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
このセリフは、猫猫を挑発したのではありませんでした。
西方に留学していた羅門なら知っているだろう、目の特性ことを言っていたのです。
つまり、老宦官は猫猫にヒントを与えていたのです。
またまた出てきた西方。
今期になってやたらと西方が出てきますね・・・。
隊商は西方からやってきました。
特使達も西方から。
そして、今話の昔話 ── 国母も西方から来た・・・。
ついでに書いておくと ──
玉葉妃は西方出です。
羅門は西方に留学していました。
楼蘭妃の派手さは、西方が関係しているようにも見えます。
西方の者が悪巧みしているかは、まだ分かりません。
が、実行は後宮内部の者の手かもしれませんが、薬の知識など誰かが入れ知恵しています。
玉葉妃は2度狙われ、中祀の壬氏の命を狙った翠苓の居所も不明。
誰かが、あるいは何かが、悪事を目論んでいるのです。
一体全体、この後宮で何が起きているのか、起きようとしているのか。
そこに西方が絡んでいるのでしょうか・・・。
妃の基準
何より、胸回りが15センチほど足らぬ。
by 帝『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
15センチ足らぬとは、具体的にどれ位あれば良いのでしょうか(苦笑)。
原作には、(別の箇所ですが)明確に書かれています。
(莫迦にされた気がする)
by 『薬屋のひとりごと』原作3巻
実際そうだろう。大体、皇帝は胸の周囲が三尺近くないと食指が動かないことを知っている。玉葉妃も梨花妃もその基準を超えている。
なんと、帝はバスト90近くないと食指が動かなかったのです(苦笑)。
そして、玉葉妃と梨花妃はその基準をクリアしているそうです(爆)。
よって、里樹妃にもお手つきしていません。
前々話、猫猫も言ってましたね。

ここ数代でのし上がってきた里樹妃の実家は、先代皇帝に幼い娘を差し出すほどの野心家だ。
しかし、主上はあいにく豊満な女性が好みなので、阿多妃が去った後もお手つきになっていないという。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第29話
原作によると、帝の基準は90センチ。

だとしたら特使も…
15センチ足らないということは、猫猫さんのバストは・・・。
よその血
よその血が入ることを快く思わない連中も多いでしょう。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
老宦官は、なぜ壬氏に向かって「お気を付け下さい」と言ったのでしょうか?
まず、「よその血」で考えてみましょう。
そういえば、ご丁寧にも前々話、猫猫が整理してくれましたね(笑)。
次に親の位が高いのは梨花妃だが、皇帝の外戚であることに起因していて、出世にがっつく性格ではない。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第29話
「外戚」とは、母方の親戚。
まさに「よその血」ではなく「うちの血」ですね・・・。
※国母の血を引いているかは分かりません。
そういえば、毒おしろいや前話の侍女頭・杏の件はあったものの。
梨花妃が暗殺にあったとは聞いたことありませんね・・・。

あっ!

前話で妊娠発覚しても、壬氏何の対策も打ってないし…

あっ、えっ!
どういうこと?
一方の、玉葉妃。
一方で、帝の寵愛が最も大きいのは玉葉妃だ。
by 猫猫『薬屋のひとりごと』TVアニメ第29話
娘の鈴麗公主に加え、再び主上の子を身籠もっている。
故郷である西方の国は交易で潤っているように見えるが、土地は痩せていて決して豊かとは言えないという。
玉葉妃は西方の出、つまり「よその血」です。
玉葉妃が狙われるのは「よその血」を入れたくない勢力がやっているのでしょうか・・・。
では、老宦官が壬氏に向かって「お気を付け下さい」と言っているのは、後宮宦官の立場に対して言っているのでしょうか?
なんか違う気がしますね。
もっと、大きな・・・。
まるで壬氏様自身が狙われるかもしれない事を心配しているような・・・。
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
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今話冒頭で明確にされたように ──
壬氏は帝の弟で、帝に男の御子がいない現在、第一継承権を持っています。
老宦官がそのことを知っていたとしたら・・・。
壬氏に対して ──
よその血が入ることを快く思わない連中も多いでしょう。
by 老宦官『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
「よその血」とは玉葉妃のことではないでしょう。
玉葉妃は、帝の妃なのですから。
壬氏には、妃はいません。
でも、老宦官が忠告したのは ──
ここまで言えばお分かりですよね。
はい、猫猫のことを言っているのではないでしょうか。
今話を見ただけで、壬氏が猫猫に寄せる信頼感と好意は分かります。
以前から、壬氏のことを知っている人であれば尚更でしょう。
いや、1期19話で、壬氏は堂々猫猫を抱えていたのです。
猫猫の存在を知っている人がいても全然おかしくありません。
老宦官は、壬氏に対して、猫猫との関係に忠告しているのです。

え~~、それって結ばれないってこと?
いや・・・。
結ばれないどころか・・・。
猫猫って、狙われる立ち位置なのではないでしょうか・・・。

えっ、ヤバいじゃん!
だから猫猫は ──
誰だっていいか。
by 『薬屋のひとりごと』TVアニメ第31話
知らぬが仏、そういうものだ。
「知らぬが仏」って言ったのかな・・・。

いや、それは違うでしょ

ハハッ、冗談です
知ってなきゃ、マズいことだね、これは…
そう言えば、今回、帝が壬氏も一緒に連れて来たのは、どういう意図があったのでしょうか?
壬氏も”選択の廟“では真剣な眼差しでした。
二人は、何を考えていたのでしょうか・・・。
壬氏は、なぜ”選択の廟”で真剣な顔をしていた?
おわりに (『薬屋のひとりごと』31話とは)
ようやく壬氏の正体が語られ、国の名前が出てきました。
なんだか話がどんどん大きくなっていくようでワクワクします。
一方、猫猫は元来面倒事は避けています。
薬や毒など好きなことができれば、それで満足なタイプ。
でも、不可解な謎や、誰も解けない仕掛けを見るとジッとしてられない性格でもあります。
本当なら、権力者である帝の前で、猫猫は爪を隠した方が得策です。
猫猫に出世欲があれば別ですが、どちらかと言うと逆。
なのに、今話、帝の前で実力の片鱗を見せてしまったのです。
猫猫自身が望むと望まざるとに拘わらず、帝に頭が切れる女だと認識されてしまったのです。
さて、次話のサブタイトルは「皇太后」。
壬氏と猫猫は、今話、兄に、いやこの国の習わしに次の皇帝&妃であると認められました(笑)。
次は両親への挨拶ですね!
次話、猫猫は壬氏に母親に妻として認められるのでしょうか~~ (←きっとそういう話ではない(笑))
以上、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第31話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
次話のレビューも書く予定です。
良かったらまたお越し下さい。
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ではでは。
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疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で発生し解決した疑問は、本文で解説して本章(ここ)でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章(ここ)でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 31-01 先帝は、なぜ壬氏に近づけない? (皇太后は、なぜ睨んでいた?)
- 疑問 31-02 先帝が壬氏に渡そうとした石は何?
- 疑問 31-03 国母が来たのはいつ頃?
- 疑問 31-04 帝は、なぜ”選択の廟”を解いておきたかった?
- 疑問 31-05 壬氏は、なぜ”選択の廟”で真剣な顔をしていた?
残っている疑問 (クリックすると表示されます)
- 疑問 02-01 壬氏は、後宮管理者なのに、なぜ後宮の外まで判断を求められている?
- 疑問 02-02 水差しの弁償、仕送りから引いたのは期間限定?
- 疑問 02-03 結局、秘薬は何の為だったの?
- 疑問 03-01 西都の玉葉妃が、異国の姫とは?
- 疑問 05-01 粉を染み込ませた木簡は、誰が何に使っているのか?
- 疑問 05-01 簪(かんざし)を渡す意味は?
- 疑問 06-01 園遊会で、なぜ壬氏は違うカンザシを挿し、襟が乱れていたのか?
- 疑問 09-01 壬氏と亡くなった武人・浩然との関係は?
- 疑問 10-01 後宮内の事件に最終判断を下しているのは誰?
- 疑問 10-03 現帝の東宮時代、妃はなぜ一人しかいなかったのか?
- 疑問 11-01 阿多妃を南の離宮に住ませるのは、帝の愛着か、それとも・・・
- 疑問 11-02 阿多妃の子は生きているのか?
- 疑問 12-01 やり手婆は、なぜ猫猫を妓女にしたい?
- 疑問 13-01 壬氏は、帝に何を頼まれたのか?
- 疑問 14-02 爆発現場にあった上等なキセルは、倉庫番のもの?
- 疑問 15-01 馬閃は、なぜ猫猫を嫌っている?
- 疑問 17-01 壬氏は、なぜ変装しなくてはならない?
- 疑問 17-02 壬氏は宦官なのに、なぜ武官のような野営を知っている?
- 疑問 18-02 使い物にならない妓女を、やり手婆はなぜ離れに住まわせている?
- 疑問 19-03 「何か起こったあとでは遅い」猫猫は、過去にどんな経験をしたのか?
- 疑問 19-04 羅漢は、猫猫を抱きかかえる壬氏を見て、なぜあれほど驚いた?
- 疑問 20-01 なぜ翠苓のことを秘密裏に終わらせた?
- 疑問 20-02 壬氏は、なぜ身分を隠し、後宮管理者として生活している?
- 疑問 20-03 楼蘭妃は、なぜ訪れる度に雰囲気が変わる?
- 疑問 21-01 やぶ医者より先に後宮へ来た姉は、今どこにいる?
- 疑問 21-02 先の皇太后は、なぜ木の伐採に制限をかけた?
- 疑問 22-01 猫猫は、なぜ爪紅を流行らせた?
- 疑問 23-01 賭け対象にした「妓女の身請け」の狙いは?
- 疑問 23-02 羅漢に届いた文と巾着、誰が開いたのか?
- 疑問 25-01 楼蘭妃は、なぜそこまで侍女を増やす?
- 疑問 25-02 子猫はどこから来た?
- 疑問 26-02 キャラバンは、なぜ妊婦に影響のある香油と香辛料ばかり売っていた?
- 疑問 27-01 結局、玉葉妃に毒を盛ったのは誰?
- 疑問 28-01 異国の特使は、なぜ上級妃4人に鏡を献上した?
- 疑問 28-02 高順が相談した姉妹とは誰のこと?
- 疑問 29-01 異国の特使は何を企んでいる?
- 疑問 29-02 水晶宮の侍女頭・杏は、なぜ香油をつけていなかった?
- 疑問 30-01 杏に香油から堕胎剤の作り方を、誰が教えた?

1期の残が多いので、時間あるときに整理します
今週のX感想ポスト
#薬屋のひとりごと 31話
— 時文@ここアニ(『チ。』『薬屋』レビュー中) (@toki23_a) February 22, 2025
過去の遺物か伏線か
昔話か現在進行形か
廟に隠された血の篩
薄くなれば足せばいい..未来永劫絶えぬよう習わしに仕込む巧妙さ。単話完結テンポの良さも然る事ながら、背後に潜む大きな存在感じさせる話がお見事😆
で、クリアした2人は公認って事でオケ?猫猫その気ないけど🤣
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アニメ『薬屋のひとりごと』次話のレビューはこちら!
