王様ランキング

アニメ【王様ランキング】11話感想&考察 想い企み悪巧み!?思惑がぶつかり合う いざボッス王国へ!

王様ランキング 11話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『王様ランキング』第11話、鑑賞しました。

今回、アニメ化されたのは、コミック──

  • 4巻55話 (冥府側エピソード)
  • 5巻64話~66話中盤 (ダイダとミランジョ)
  • 5巻67話中盤~68話 (ドーマス・アピスの今)
  • 6巻69話~70話中盤 (ボッジとカゲ、祖国へ向かう)

アニメは、原作の構成と大きく変えています。
多数の登場人物が複数の場所で行動しているので、構成を変えても違和感はありません。

アニメは、対比となるシーンを30分枠で一気に見せる構成に。
お見事です。

今話の疑問点 (リンクは該当箇所へ)
※原作情報と、私なりの解釈を含め考察

  • ボッス王は、なぜダイダに魔法の鏡を与えたのか? 
  • ダイダはミランジョの名を知らない? 
  • なぜミランジョが暗闇の世界にいるのか? 
  • 冥府への門の破壊タイミングは合図がある? 
  • ホクロが問うたのは責任では? 

ここでは、以下の観点でレビューします。

アニメ各話「感想」

原作コミックを読んで分かった新情報を加味して「解説・考察

私は原作コミック未読です。
アニメ鑑賞後、”アニメ化済み時点まで“の部分を読み、レビューを作成しています。

レビュー作成時は、先の内容は知りません。
よって・・・

次話以降のネタバレは「なし」なのでご安心ください。

王様ランキング(全23話)各話リスト

話数 サブタイトル  コミック巻数
第1話 裸の王子 1巻
第2話 王子とカゲ
第3話 新しい国王
2巻 
第4話 初めての旅
第5話 からみあう陰謀
3・4巻
注1
第6話 冥府の王
第7話 王子の弟子入り
第8話 夢のいけにえ
第9話 王妃と盾 5巻
第10話 王子の剣 4巻
本レビュー 兄と弟 4・5・6巻
12話以降はこちらからどうぞ

※リンクは各話レビューへ
注1:第6、7話はコミック3、4巻の構成を入れ替えてアニメ化

今回のあらすじ

王様ランキング 11話
あらすじ

母ヒリングの声を聞き希望を持ったダイダが過去を振り返っていると、少女の声が聞こえてきた・・・

一方、ミランジョは冥府から罪人を連れだしボッス王国へ。
冥府騎士団は罪人を捕らえに、ボッジを連れ、ボッス王国へと急ぐ。

弱い人には見えるが、強い人には見えない
弱い人の方が強く、強い人の方が弱い

まるでナゾナゾのような問いかけが、多くの対比描写と共に、鋭く胸に突き刺さる

そんな中、冥府の罪人がボッス王を拘束!?
罪人を手引きしたのはミランジョ。
彼女は一体何を企む?

罪人を捕らえると言いながら、ついでに王国を奪う!?
ついにはデスハー王も動き出す。

ダイダは、憎き魔女ミランジョその人とは知らず、いたいけな少女に守ると誓う。

ボッジも凱旋、舞台はいよいよボッス王国か。
盛り上がってきました♪

では、今話を振り返っていきましょう。

感想&考察レビュー 第11話「兄と弟」

ダイダとミランジョ

成長するにつれ、兄ボッジを弱者だと見下すようになっていったダイダ。
暗闇の中で助けを待ちながら、過去の自分を思い返し後悔するダイダの前に一人の少女が現れる。

膨れ上がったプライド

あなたの兄ボッジは、一人では何もできないかわいそうな子です
だからこそ、あなたが強くなってしっかりと守ってあげるように!
わかりましたか?

by 王妃ヒリング『王様ランキング』TVアニメ第11話

ボッジは「何もできないかわいそうな子」
王妃ヒリングがボッジかわいさ故に放った一言が、ダイダに刷り込まれる

王妃ヒリングは、ボッジを見下しているわけではありません。
我が子同然に愛しているが故に、過保護になっているのです。
#結果として弱者扱いになっていますが・・・

ボッス王も同様ですね──

私の旅はここで終わりだ。

村人達よ!
私はここに国を築く!

そして、我が息子に何不自由ない生活をさせたい
それこそが私の使命だ

by ボッス『王様ランキング』TVアニメ第8話

ボッスは、ボッジに何不自由ない生活をさせるために国を築いた。

となると、ダイダに魔法の鏡を与えたのも、ダイダを立派な王にしてボッジが幸せに暮らせる国にするためか・・・

違いますね。
それだと、ボッス王が次期王にボッジを指名した事と矛盾します。

立派な王にするために魔法の鏡を与えたのならが、ボッジに与えるべきです。

疑問

ボッジを次期王に指名したのが、ボッス王の”本心”なら・・・
ボッス王がダイダに期待したのは、ボッジをサポートする役割か?
それともボッジのよきライバルにするためか?

ボッス王はダイダに、嬉しそうな顔をして魔法の鏡を手渡しています。
とても将来ダイダの体を乗っ取るためとは思えません・・・

ボッス王のその意図を、ミランジョが悪用したのでしょうか?
まだまだ分からないですね。

そもそも、魔法の鏡の入手経路が、ボッス王だったのが驚き!

尊敬する父であり王であるボッスから授けられた魔法の鏡
さぞかしダイダは嬉しかったことでしょう。

ダイダが魔法の鏡に全幅の信頼を寄せ、傾倒してしまったのも無理はありません

ダイダ様こそ、選ばれた人間。
あなたは王になるべくして生まれてきた人間なのです。

by 魔法の鏡『王様ランキング』TVアニメ第11話

その魔法の鏡は、ダイダに心地よい言葉を浴びせる

ダイダを自尊心高く、負けず嫌いに育てていく。
原作ではもっとストレートにダイダは振り返っています──

そして、プライドばかり膨れ上がり
いつしか兄上を弱者として見下すようになっていった・・・

※太字部分はアニメではカット

by ダイダ『王様ランキング』コミック5巻

ダイダは、自分がプライドが高かったことを認めているのです

推測

プライドが高かった故に、ボッス王の意向を無視して自らが王にならんとしたし、ボッジを指名した連中を許せなかった

逆に言うと、ミランジョが、コントロールしやすくなるようダイダのプライドを高めた、とも言えますね

ダイダが愚かだったと言えますが、子供の頃から洗脳してきた魔法の鏡・ミランジョが巧み過ぎたのです。

誰もが安心して暮らせる国

ダイダ様は百歳まで生きたいですか?

by 宰相ソリー『王様ランキング』TVアニメ第11話

100歳まで生きたいかと問われ、即「生きたいわけがない」と答えるダイダ。

なぜ、ああいった人間が存在するんだ?
不公平だし、何よりみじめだ

オレだったら、即自ら命を絶つ!

by ダイダ『王様ランキング』TVアニメ第11話

ダイダはプライドが高く、文武両道、体も丈夫で健康に恵まれている。
それだけに自分に身体的欠陥があったらと想像すると堪えられない。

自分の力ではどうしようもない弱点があったら、生きていられないと息巻く。

ダイダは若く、身体的にも金銭的にも何も問題がないので、それが当たり前だと思っています。

ダイダのプライドは高くなりすぎ、ダイダの言う弱者の世界を全く想像できないでいたのです

それは、同じ境遇ならば生きていく自信がないということですか?
ならば、彼はそれを乗り越え今を生きている。
強者ですな。

by ベビン『王様ランキング』TVアニメ第11話

ベビンの指摘にハッとしつつも、屁理屈だと一蹴する。
恵まれているが故に想像力が足りないのです。

宰相ソリー:彼が弱点を乗り越えて生きていける理由。それは、王が強く、国が豊かだからでしょうな

ベビン:ダイダ様、あなたには皆に希望を与える方になって頂きたい

by 『王様ランキング』TVアニメ第11話

目も見えず、耳も聞こえない男性の幸せそうな顔・・・

国が平和で豊かだから、社会的弱者も安心して生きていける。
ヨボヨボの老人がいるのは、そこまで長生きできた証拠。

王となるものは、強くなることだけを考えていれば良いわけではない。
国を豊かにしなくては、真に良い国は作れないのです。

王様ランキングの審査項目には「国民が多く、町が栄えているか」も入ってます。

ミランジョとの再会

王様ランキング 11話

お前・・・
どこから来た?出口はどこだ?

一緒にここから抜け出すんだ。

by ダイダ『王様ランキング』TVアニメ第11話

過去を思い返し弱者を助ける気概を持ったか、単に暗闇の中で初めて人を見つけたので興奮したか・・・

ダイダは少女を見つけ、声をかける──

少女の名はミランジョ

ダイダは全く知らない様子で接してますが、この少女は姿形、名前からして魔法の鏡となったミランジョ

ダイダは魔法の鏡の中にいる女性の名が、ミランジョであることを聞いてなかった?
いいえ、聞いてます。

魔法の鏡:やめよ!

アピス:このお声は・・・まっまさか・・・ミランジョ様ですか?
ダイダ:ミランジョ?

魔法の鏡:ウフフ。覚えていたか、アピス。

by 『王様ランキング』TVアニメ第6話

アピスが城の地下までダイダを追いかけて来た時、アピスがミランジョの名を呟き、ダイダはそれを聞いてます。(6話)

ただ、ダイダはミランジョの名前を聞いても、姿形は知りません。
鏡の中のミランジョしか知らないのです。

それに目の前の少女は幼く、魔法の鏡の中の女性とは繋がらなかったのでしょう。

それよりも気になるのは──

ミランジョも乗っ取られている?

なぜミランジョが、ここにいるのでしょうか?

推測

ダイダが閉じ込められているのは、ダイダの体の中、心の奥底だと思ってました。
ダイダの中であれば、他者は存在できません。

ならば、意識が閉じ込められた世界は繋がっているのでしょうか?

ボッス王をダイダの体に復活させたのはミランジョ。
目の前に現れたのはミランジョの幼少時代。
同じ人物が絡んでいるので、空間が繋がっている可能性は十分考えられますね。

それとも、意識が閉じ込められた世界はダイダの体の中ではなく、別の場所にあるのでしょうか?

9話で王妃ヒリングがダイダの体から声を聞いていたのは、その世界と繋がっているからか?

もう一つ気になるのは、なぜミランジョは少女なのでしょうか?
その前に──まず、いつ頃のミランジョなのでしょうか?

推測2

ボッスの事を知っているが、ボッスに子供がいることを知らない少女ミランジョ。

つまり、少女ミランジョは──
ボッス王が魔神と契約を交わそうとした時(8話)よりも前の意識(記憶)ということになります

ミランジョが幼少時代に、この暗闇に閉じ込められたと推測できます。

では、表の世界にいるミランジョは一体何者なのでしょうか?
ダイダの体をボッス王が乗っ取ったように、別人が乗り移ったのでしょうか?

推測3

別人ではなさそうですね。
少女ミランジョの体の損傷、ボッス王に対する信頼は、今のミランジョと共通するモノを感じます

少女を責める村人達。
ミランジョが悪いのか、村人達が悪いのか、はたまたどちらも悪い悪くないのかは、現時点では分かりません。

が、村人とミランジョの間に何かがあった。
この時、少女ミランジョは精神的に壊れてしまい、善の部分が閉じ込められ、悪の部分が表に残った。

そういった類いではないでしょうか。

だから、暗闇にいるミランジョは少女の姿をしている。

◇◇◇◇◇

少女ミランジョの記憶と姿が幼いのは、閉じ込められた時だというのなら・・・
ボッスとミランジョの付き合いは、かなり昔からだと想像できます

当然、ボッス王はミランジョの事情を知っているのでしょう。

一体、ボッス王とミランジョの間に何があったのでしょうか?

もしかすると、ボッスが世界最強を目指していたのは、ミランジョの為だったのかも・・・と勘ぐってしまいますね(苦笑)。

ダイダにボッス王を見る少女

ボッス様のお知り合いですか?
同じ匂いがしたから。

by 少女ミランジョ『王様ランキング』TVアニメ第11話

ボッス王に子供がいることを知らない少女ミランジョ。
ダイダがボッスの息子だと聞くと、自分の知っているボッスではないと残念がる。

だがしかし──

オレのそばにいろ、その方が安全だ

- 中略 -

必ずここから連れ出してやるぞ
ミランジョ、心配するな

by ダイダ『王様ランキング』TVアニメ第11話

ダイダの言葉を聞き、安心する少女ミランジョ

推測

(原作情報)原作では、ダイダの言葉を聞いて、少女ミランジョは少し震えています。

私には、少女ミランジョは”嬉しくて”震えているように見えました

もしかすると、同じようなシチュエーションで同じようなセリフを、ボッスに言われたのかもしれないですね

だから、少女ミランジョは心強くなり、魔法の鏡・ミランジョは、心が軽くなったのではないでしょうか。

それにしても、この少女。
もし、ミランジョの幼少時代に閉じ込められたのなら、一体何年、いや十何年?一人きりでいたのでしょうか?

長い間、亡霊に責め立てられ、ずっと一人で堪えていた。
だとしたら、ダイダにかけてもらった言葉は、相当心強かったでしょうね。

余談

それにしても、このまま少女ミランジョがダイダを味方にすれば・・・

大人ミランジョはアピスをしもべとし、少女ミランジョはダイダに守られる。
そのミランジョは、ボッス王を愛し、王妃ヒリングを暗殺せんとする。

そして、王妃ヒリングは、ボッジとダイダを溺愛し、自らの身を危険にさらしてもダイダを助けようとする・・・

なんとも愛憎まみえた展開になってきましたね(苦笑)。

その頃・・・

冥府では外部の手引きにより罪人が脱獄。
王妃ヒリングは一度国を出て、兵を連れ再び祖国へと戻る。
ドーマスとホクロは訓練にいそしんでいた。

失われたはずの力

お前の責任ではない。
これは外部の何者かが手引きしているぞ。

失われたはずの力を使ってな・・・

by デスハー王『王様ランキング』TVアニメ第11話

失われたはずの力!?

疑問

手引きしたのは、ミランジョ達でしょう。
ならばミランジョが失われたはずの力を使っているのでしょうか?

ボッス王を復活させたのもの、その力なのでしょうか?
そもそもボッスと魔神を契約させたのだって、禁じ手な気がします・・・

いや、もっと元を辿ると、ミランジョはなぜ鏡の中で生きていられるのでしょうか・・・

ミランジョの存在自体が「失われたはずの力」によるもので、ミランジョがやっているのは禁じ手のオンパレードな気がしてきました。

一体、何を代償にして、強大な力を手に入れたのでしょうか・・・

それにしてもデスハー王、牢屋をザッと眺めただけで、なぜ「外部の手引き」「失われたはずの力」と見抜いたのでしょうか?

門番を責めない所から、見た目によらず(失礼っ)、温厚で優秀な王のようです。

それと気になるのは──

逃げた罪人どもはボッス王国に入ったようだ。

by デスハー王『王様ランキング』TVアニメ第11話

なぜ、この状況を見ただけで、罪人がボッス王国へ行ったと分かったのでしょうか?

罪人が逃げた瞬間気付いたことと言い、デスハー王には特殊な能力があるのでしょうか?

いや~、まだまだ分からないことだらけですね。
でも、それが楽しい作品です(笑)。

王妃の凱旋・・・となるか?

待っていてダイダ。
ドルーシに加えて、この者達がいれば、きっと。

by ダイダ『王様ランキング』TVアニメ第11話

9話で、ボッス王に国を離れよと言われたドルーシ
このシーンを見て、国を離れていく道中かと思いました(笑)。

逆ですね。
いったんは国を離れたが、兵を連れて戻ってきたのです

(原作情報)原作によると、ボッジがデスパー奥義免許皆伝したのは、修行を始めて3ヶ月後です。このシーンがボッジ免許皆伝後だとすると同じくらいの月日が経っているはずです。

とは言え、兵士は4人(笑)。
それも描かれ方からして強いとは思えないのですが(苦笑)。

ドルーシは先のヒリング暗殺で、次の刺客がどの程度になるか想像できるはず。

それでも戻ってきたと言うことは、強い兵士を募ったのでしょう
それとも、王妃ヒリングが、ダイダが心配でいても立ってもいられなかったのでしょうか・・・

不安しかないですね(苦笑)。

ドーマスは自分が基準

この人、教えるの下手だ
全部、自分が基準だ

自分に合った戦い方を考えないと。

by ホクロ『王様ランキング』TVアニメ第11話

ドーマスは教えるの下手(笑)。

ドーマスの戦闘スタイルは力で押し切る型。
非力のボッジ相手でも、力押しの戦い方を教えた。(2話)
ボッジの目の良さ、素早さを知っても、変えようとしなかった

ようは、ドーマスは自分がやってきたことを伝えるしかできないのです。
その人に合った戦い方や練習は考えられない。

自分ができるのだから、他人も当然できるはず。
理論派ではなく、いわゆる感覚派。

デスパー師匠とは真逆ですね。

補足

ドーマスはボッジにも同じようにパワーを求めたのでしょう。

だからボッジは、独自に素早さの訓練をしていたのでしょう。(10話)

となると、ミツマタとの訓練は、ボッジが言い出したのでしょうか?それともミツマタが言い出したのでしょうか?

気になります♪

破壊のタイミング

何考えてる?
冥府への門の破壊のタイミングだが・・・

ボッス様は、必ず何か事が起こると仰っていた

by ドーマス『王様ランキング』TVアニメ第11話

アニメのドーマスとホクロのやりとり、細かい部分がカットされて、少し唐突で分かりにくかったですね(苦笑)。

細かい話なので、ここでは要点のみ。
全てを知りたい方はぜひ原作をご覧下さい。

ドーマスが「何考えてる?」と問うたのは、ホクロが別のことを考えていたから。
ドーマスがいきなり冥府への門の話を始めたのは──

ドーマス:何考えてる!
ホクロ:わっ
ドーマス:? ・・・冥府への門か?
ホクロ:えっ
ドーマス:破壊のタイミングだが・・・

※太字部分はアニメではカット

by 『王様ランキング』コミック5巻

ドーマスは、ホクロが考え込んでいるのは「冥府への門」の事だと思い込み、それで話し始めたのです。

それよりも重要なのは、話している内容。

アニメだと、ボッス王が「必ず何か事が起こる」と言っていたので、そのタイミングを狙って破壊する──

ドーマスが考えている・・・・・・・・・・ように見えます

が、違います。
原作では──

(先のセリフの続き・・・)

破壊のタイミングだが、ボッス様は必ず合図があるとおっしゃっていた

※アニメではセリフ改変

by ドーマス『王様ランキング』コミック5巻

ボッス王は冥府への門の破壊だけではなく、破壊するタイミングも指示していたのです

── 必ず合図がある ──

ホクロ:合図?それって何かことが起こるってことですか?
ドーマス:・・・やはりそうなるよな。

- 後略 -

※アニメでは丸められています

by 『王様ランキング』コミック5巻

合図の内容を教えず、でも「必ず合図がある」と言う──

それは、つまり何かが起きると言うこと
誰が見ても合図だと分かるような大ごとが・・・

何か事が起きると分かっていて動かない?

イヤな予感がするな・・・

いやー分からん
ボッス様は、まるで誰かをかばっているような。

by ドーマス『王様ランキング』TVアニメ第11話

上記はアニメのセリフです。
アニメ鑑賞時、「イヤな予感」と「誰かをかばっている」の繋がりが分かりませんでした(苦笑)。

原作を読んでスッキリ──

ホクロ:合図?それって何かことが起こるってことですか?

ドーマス:・・・やはりそうなるよな。
ホクロ:合図・・・待つんですか?

ドーマス:え、ああ。えっいやいや、わからんのだ。ボッス様が・・・まるで誰かをかばっているような。
ホクロ:かばう?
ドーマス:うん。あれは誰かをかばっている!

※アニメではセリフ改変

by 『王様ランキング』コミック5巻

ホクロは、「この国に何か起きると分かっているのに、何もしないのか?」と問うたのです

その問いに対して、ドーマスは「分からない」と答えたのです。

推測

ボッス王はこの国に何かが起きると予想。
が、ドーマスに、その「何か」を止めろとは言わず、そのタイミングで冥府への門を破壊しろと指示した

「何か」の内容を教えてくれれば、「何か」自体をどうするか検討のしようもあるが、教えてもらえず。

ボッス王は、国にとって悪い「何か」が起きると分かっていて、それを止める必要はない、あるいは止めてはいけないとも考えている。

だから、ドーマスは、ボッス王が何を考えているのか”分からない”。
まるで、誰かをかばっているような・・・と言ったところでしょうか。

過去編:アピス

ミランジョ様・・・

by アピス『王様ランキング』TVアニメ第11話

アピスが思い出しているのは、シチュエーションからしてボッス王に連れられ、初めてミランジョに会ったときか。

と思いましたが、6話で回想された時は、ボッス王が近くにいました。
今回は近くにいないので、別の機会ですね。

(原作情報)原作では、魔物を多く登場させ、初めて会った時とは違うような描かれ方をしています。

感受性が強く、傷つきやすい。
でも、だからこそ他人の痛みがわかるお前が好きだ。

- 中略 -

でもお前の可能性は無限大だ。
なりたい自分を思い描けば、きっと叶うだろう。

まずは私を信じて、自分を信じろ。

by ミランジョ『王様ランキング』TVアニメ第11話

ミランジョがアピスに言っているのは──
後に描かれる、デスパー師匠がボッジにかける言葉と、内容的にはほぼ同じ

あなたが気にしていることは、もしかしたらあなたの長所なのかもしれない。

あなたはその欠けたもので、普通の人にはない色んなことを経験しています。
それは苦しいけれど、きっと自分の道を切り開く力になるでしょう。

だから、自分の全てを愛しなさい。

by デスパー師匠『王様ランキング』TVアニメ第11話

推測

アピスの過去は、原作では5巻終盤
ボッジがデスパー師匠の元を去るのは4巻終盤

原作では全く離れたエピソードを、アニメで同じ話数に構成したのは、比較をより明確にするためだと思われます。

ミランジョは悪ではないのか?

いや、悪か善かは、まだ分かりません。
が、ミランジョ自身が、虐げられてきたことは想像できます──

私を見ろ。
私の身体のほとんどが作り物だ。
笑顔もぎこちない。

by ミランジョ『王様ランキング』TVアニメ第11話

やはり、ダイダが暗闇の世界で出会った少女は、ミランジョその人なのか・・・

顔の皮膚を剥がされたから、作り物?
手も切り落とされたから、作り物?

お面を手放せなかった少女は、ぎこちない表情しかできないながらも顔を得て。
気にする素振りを見せることなく、アピスの前で堂々とする。

アピスが、ミランジョに心酔するのも分かる気がします。
最初はちょっと恐怖の色が見えましたが、今は完全に崇拝してますね。

いざボッス王国へ

冥府の罪人はボッス王国へ入り、ボッス王を拘束。
冥府騎士団は罪人を捕らえるために、ボッス王国へ向かう。

もう一つの目的と、ボッジを連れて・・・

言葉が分からなくても通じ合う

いえ、分かりませんよ。
だって、手話も分からないし。

by デスパー師匠『王様ランキング』TVアニメ第11話

相変わらずいい加減なデスパー師匠(苦笑)
いいえ、本質を分かっているから、細かいことを気にしないので変に見えるだけです。

会話できていると思っていたボッジには、ショックだったようで・・・
でも──

でもね、ボッジ君。
あなたの私への感謝は痛いほど伝わりましたよ。

あなたと過ごして、何も不自由などなかった

ボッジ君。
あなたが気にしていることは、もしかしたらあなたの長所なのかもしれない

あなたはその欠けたもので、普通の人にはない色んなことを経験しています。
それは苦しいけれど、きっと自分の道を切り開く力になるでしょう。

だから、自分の全てを愛しなさい

by デスパー師匠『王様ランキング』TVアニメ第11話

あなたと過ごして、何も不自由などなかった

言葉が通じないのに、不自由を全く感じない。
たとえ、言葉は通じなくても、心は通じ合っていた。

そうです。
修行の間はカゲはおらず、ボッジはデスパー師匠と二人きり。
ボッジが今まで気付かなかったのなら、それだけデスパー師匠とのコミュニケーションは問題がなかったということ

これほど嬉しい言葉はないのでは?

ボッジは、言葉を話せないだけに、行動で示したのか。
相手の気持ちを読んで、先取りしていたからか。

ボッジは、読唇術で相手が言っていることを聞き取るだけでなく、本質をしっかり理解していたのではないでしょうか。

だからこそ「自分の全てを愛しなさい」

ボッジは欠けたもので、他人より、人の気持ちをおもんばかる能力が高い。
それは、一朝一夕でできるものではなく、もはやボッジの資質になっている。

それが、他の人にはない、ボッジの強みになるのだという。

なんとも、力強い言葉ですね。

原) ボッジをピックアップしたのは・・・

ボッジ様、お乗り下さい。

by 冥府騎士団 隊長『王様ランキング』TVアニメ第11話

(原作情報)原作では、ボッジとカゲはデスパー師匠の家を出て、ボッス王国へ帰る途中で、冥府騎士団に拾われます。
(原作情報)ちなみに原作によると・・・カゲが馬に乗ったのは初めて。だからテンションが上がっていたのです。

冥府騎士団がデスパー師匠のところまで迎えに来るのは、アニメオリジナル

原作では、ボッジとカゲがボッス王国へ帰る途中で、冥府騎士団がやってきて拾われます。

原作では、罪人6人を捕らえるには大仰なほど団員の数が描かれています
それだけ逃げた罪人を警戒しているということでしょう。

そして、気になるのが──

デスハー王の正義

逃げた罪人どもはボッス王国に入ったようだ。
早急に捕まえねばならん。

そして、あの国は今、実質内戦状態にある。
そこでだ・・・

この混乱に紛れて、ボッス王国を奪ってしまおう

by デスハー王『王様ランキング』TVアニメ第11話

ボッス王国が内乱状態とみて、ついにデスハー王が国盗りに動き出した!?

いや、そうだとしたら、なぜボッジを連れていくのでしょうか?

ボッジはデスパー奥義免許皆伝の強者。
ボッス王国を盗るなら、障害になってしまうだけ・・・

推測

なぜ、ボッジをボッス王国へ連れて行くのか?
2つの可能性が考えられます。

  1. デスハー王が考えているのは乗っ取りではなく、平定
  2. 冥府騎士団 隊長の独断

デスハー王は、見た目によらず(失礼)、殊勝な王です。

罪人がボッス王国へ入ったのも、国が混乱しているから。
内戦状態なら、放っておけば民に被害が出る。

ならば、デスハー王が治めた方が、良い。

自分の国を広げると言うより、ボッス王国の民を思って奪おうとしているのではないでしょうか

一方、冥府騎士団の隊長は、ボッジと触れ合いボッジを気に入った。
ボッジの親族が治める国を奪うなんて、気が引ける。

でも、デスハー王の指示に背くわけにはいかない。
ボッジを連れていけば、何か事が収まるかも・・・

隊長は、デスハー王の意図とは別に、ボッス王国、ボッジのことを思ってボッジを連れていったのではないでしょうか。

デスハー王は、ボッジが来たことにより内政が混乱していることを知り。
だけど、ボッジがデスパーの所で修行をしているのを知らず、隊長に命を出す。

つまり、のどちらかではなく、両方が考えられます。

いや~~面白い!

なぜあの人は動かない?

来たか、ヒリング。

by ミランジョ『王様ランキング』TVアニメ第11話

そもそもなぜ、ミランジョはこのようなことをするのでしょう?

冥府から罪人を連れてきたのは、王妃ヒリングを暗殺するためではなかったのか?
ボッス王と国を治める為ではなかったのか?

なのに、なぜボッス王を捕らえる?
まさか、王妃ヒリングをおびき寄せるために、騒ぎを大きくしたのでしょうか?

そして、なぜボッス王は”大人しく”罪人に捕まったのでしょうか?

いや~~面白くなってきました!
次話が楽しみです!

おわりに (『王様ランキング』11話とは)

凶悪そうな罪人が、ボッス王国に手引きされ。
あのボッス王が捕らえられてしまう。

ミランジョは何を企むのか?
ボッス王は何を考えているのか?

そんな中、「自分の全てを愛しなさい」とデスパー師匠の強い言葉で、第一王子を自立させる。

皮肉にもミランジョがアピスに言った「お前の可能性は無限大。自分を信じろ」も言っていることは同じ意味。

同じ言葉で奮い立つも、歩む道は、祖国救済と、祖国乗っ取り!?

この作品は、視聴者をどこへ連れて行ってくれるのか?

風雲急を告げ、時は来た。
役者は一路、ボッス王国へ。

各人の思惑が重なり、ぶつかり合う。
さて、ボッス王国はどうなってしまうのか。

まったく予想がつきませんが、それがまた楽しい!

以上、TVアニメ『王様ランキング』第11話の感想&考察レビューでした。
超長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。

12話のレビューも書いてます。
良かったらご覧ください。

ではでは。

きょうのひとこと

この世界は善人ばかりか?
いや一瞬の隙を突かれ悪事を働く弱い人だらけか(笑)

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アニメ『王様ランキング』第12話のレビューはこちら。
王様ランキング 12話
アニメ【王様ランキング】12話感想&考察 ミランジョの願いはボッス王国滅亡!?その先には何が?2021年夏TVアニメ『王様ランキング』第12話「戦いの足音」感想&解説(原作補足)&考察レビュー。(次話以降のネタバレなし!) ミランジョの狙いは?6人の罪人はどう選んだ?罪人ゾックはなぜミランジョを信じた?ミランジョはボッス王も裏切ったのか?キングボの父は誰?ボッス王は本当に無抵抗?...

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