【文字数(本文):約7千文字(目安11分)】
こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『チ。-地球の運動について-』第24話「タウマゼインを」を鑑賞しました。
本レビューではアニメ感想だけではなく、原作コミック情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
今回アニメ化されたのは──
- 原作コミック『チ。-地球の運動について-』第8集
-
第59話中盤~第61話中盤まで
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
- 親方の言う「少しだけ品質の高い物」とは?
- アレテーとは?
- 司教と司祭どちらが偉い?
司祭の正体は? - 発見は役に立たなければ意味がない?
- なぜラファウが?
このラファウは、あのラファウ? - (原作) ラファウが家庭教師になってどれくらい経った?
※「(原作)」は、原作情報を根拠の中心にして考察しているトピック
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレなし
アニメ『チ。-地球の運動について-』の原作は、魚豊先生による同名漫画。
私は原作未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成しています。
アニメ鑑賞
+
原作コミックを読み
知り得た情報を加味して「感想・解説・考察」
よって、次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください。
なお、原作コミックの情報は、「原作情報」として区別できるよう記載します。

こんな感じです
緑系の色を目印にしてね!
引用部分も次のように緑系をワンポイントに ──
燃やす理屈、なんかより!!
by ラファウ『チ。-地球の運動について-』コミック1巻
僕の直感は、地動説を信じたい!!
ちなみに、考察や疑問はオレンジ系 ──
補足や余談、参考情報はブルー系 ──
と色分けしているので、読む際の目安にして下さい。
全25話 各話リスト
話数 | サブタイトル | 原作漫画 |
第16話 | 行動を開始する | 第6集 |
第17話 | この本で大稼ぎできる、かも | |
第18話 | 情報を解放する | |
第19話 | 迷いの中に倫理がある | 第7集 |
第20話 | 私は、地動説を愛している | |
第21話 | 時代は変わる | |
第22話 | 君らは歴史の登場人物じゃない | |
第8集 | ||
第23話 | 同じ時代を作った仲間 | |
第24話 | タウマゼインを | |
第25話 |
※話数:リンクは各話レビューへ
※サブタイトル:ネタバレを避けるため次話以降はマスク
はじめに
1468年ポーランド王国都市部。
パン屋で働く青年アルベルトは、教会で告解を促され子供時代を語り出す。
そして誰もいなくなった・・・じゃねえじゃん!
ifの世界か、これまで描かれた世界がifか。(恐らく後者?)
「地動説は異端ではない」に続く史実に対する配慮かアンサーか。
22話に続いて、更に世界をひっくり返してきた『チ。-地球の運動について-』。
ならば、皆は今どこで何をしている?地動説はどうなった?
と気になりますが、本作ではそんなの描かない気も(苦笑)。
もしもボックス が使われたんだと解釈して、気持ちを無理矢理切り替え楽しみます。

もしも地動説が弾圧される地域があったら~~
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第24話「タウマゼインを」
趣味は神が与えてくれた使命
1468年ポーランド王国都市部。パン屋で働く青年アルベルトは、学費の心配しなくていいから大学へ行くよう親方から勧められたが断った。
少しだけ高める
さっき、お前の数値に合わせてパンを焼くと言ったが、実はウソだ。
本当はお前が出した数より少しだけ品質の高い物を作ってる。
by 親方『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
親方は前話終盤 ──
俺たちパン屋は、当局のムギの買い入れ量に応じて、適切な値段と目方のパンを出さなきゃならねえ。
お前は賢い。
by 親方『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第23話
情報を収集して相場を予想し、概算を出せる。
パン屋は自由にパンを作れるのではなく、当局の管理下に置かれ、仕入れに応じて適切な価格と大きさ(目方=重さ)で売らなければならないようです。
アルベルトは相場を予想し概算を出す。

ここで、昔学んだ数学が生きてるんだね

そういうことか
その概算を参考に過剰でも不足でもない適正なパンを作っていた、と親方は言ってましたが違ったのです。
「少しだけ品質の高い物」。
アルベルトが正確な概算を出してくれるので、相場を把握でき、それより少しだけ良い物を作っていたのです。
結果、客が押し寄せる大盛況になっていたのです。
当局の管理下に置かれているということは、パン屋の数も制限されているのでしょう。
当局の言うとおりに作っていればそれなりのパンが作れ、どの店も横並びだから、そこそこ売れる。
それで食べていける収入は得られるのでしょう。
でも、それでは面白くない。
パン作りが好きなら、尚更です。
当局に気付かれないよう、少しだけ品質を高めていたのです。
その”少し”を把握するのに、アルベルトの正確な分析力が役立っていたのです。
確かに、アルベルトは功労者ですね。
そして親方、なかなかやりますね!

二人とも、スゴッ!
アレテー
ソクラテスだかアリスト何ちゃらだかが、言ってたらしいな。
全てのもんにはアレテーがあるって。
by 親方『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
“自分の得意なこと、自分にしかできないこと”だっけ?
「アレテー」とは、「徳」や「卓越性」のこと。
古代ギリシャで盛んだったギリシャ哲学において重要な概念です。
親方が言っているアレテーとは ── 自分の力や才能を最大限に発揮すること。
決して、才能ある人のことだけを言っているのではありません。
全ての人に対して、最善の姿を見出すことを言っています。
- 剣士のアレテー:剣術の腕が優れており、冷静に戦況を見極める力
- 鍛冶職人のアレテー:鉄を自在に操り、頑丈で美しい武器を作る腕
- 医者のアレテー:患者の状態を正確に見極め、最良の治療を施す知識と判断力
- 農民のアレテー:土地を豊かに耕し、良い作物を育てる技術
あくまで一例であり、私個人の考えです
アレテーとは、それぞれが持つ最も輝ける自分を追求する姿、という感じでしょうか。
それが、次のセリフに繋がるとすると ──
アリスト何ちゃらは、こうも考えたらしいな。
by 親方『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
“人は自分の特性を生かしてる時が一番幸福だ”と。
自分の好きなこと、得意なことを生かしている時が一番幸せ。
今も昔も、”好き”に熱中する時間が至高なのは変わらないのです。
趣味
趣味ってのは、神様が与えてくださった使命だ。
自分が自分でいられる場所だ。だから隠すな、若いうちくらい浸れ。
by 親方『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
趣味は、神様が人に与えた使命!?

そんな発想はなかった…
確かに、人類の進歩は好奇心があったからです。
「星はなぜ光るのか?」「なぜ夜になると見えるのか?」と疑問に思い、それを解決しようと追求することが新しい発見や発明に繋がっています。
趣味は、好奇心の集積。
好奇心があるから趣味が生まれます。
ならば、趣味は人類が進歩するために必要なもの!?
人が趣味を持つことは、神様が与えてくださったというのです。
面白い!
でも、もしそうだとしたら、地動説はどうなるのでしょう。
地動説は、教会正統派に弾圧されてきました。
弾圧されていたのは、この地域だけとは言え、取扱注意なのは変わりありません。
神様が人に好奇心を与えてくださっているのに、その好奇心に従い地動説を研究することは神に逆らうことになってしまう?
神様が好奇心を与えてくださったのに、好奇心に突き動かされると神に逆らってしまう!?

まあ、好奇心を持ったら何でもOKってわけでもないか…

犯罪とか人に迷惑かけちゃダメだよね…
それが ──
結構、文句あるかもしれねえが、関係ない、進め。
by 親方『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
「文句あるかもしれねえが」に繋がるのでしょうか・・・。
告解室
ようこそ告解室へ。
by 司祭『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
私はここの司祭。
司祭は、その地域の教会内でのNO.2という感じでしょうか。
前話、ドゥラカが亡くなり第3章が終わり、第4章(最終章)が開始。
時代も国も明確に示されました。
1468年 ポーランド王国 都市部
by 『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第23話
ヨレンタやドゥラカがいた時代の直後なのか、あれからまた年月が経ったのか、明らかにされていません。
が、教会関係者が出て来たことで推測できる根拠が出てきましたね。
司祭が、もしこれまで登場した人物であれば、年齢から時代を判断できそうです。
姿はまだ描かれていませんが、この司祭は一体誰でしょうか?
原作でも、この時点では明かされていませんが、アニメの場合、声優さんで分かりますね(笑)。

ヨレンタ父ほどではありませんが(7話 )

あれは…ね(笑)
司祭の正体
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
続きを読む (クリックして下さい)
声だけ聞いて声優さんが誰か分かるほど詳しくないので、EDのキャストを見て確認。
司祭の声優さんは、間島淳司さん。
新人異端審問官のレフですね。
ノヴァクに新人教育された、新人異端審問官の金髪の方(下画像右)です。

この司祭がレフだとすると、軽いのも何だか頷ける気がするのは私だけでしょうか(笑)。

確かに納得できる(笑)
当時新人だったレフが、司祭に。
レフが登場したのは第2章11話。
第3章は、それから25年後。
さて、レフは今何歳でしょうか。
そこから今の時代が推測できそうですね。
ただ、後半ラファウが出てきたので、これまで描かれた世界と違う可能性もあります。
でも、それなら尚更 ──
一人で言いにくいのなら、後で私も誰にも打ち明けてない悩みを告白します。
by 『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
司祭が告白する内容から、時代だけでなく、これまで描かれた世界とこの世界の繋がりが分かるかもしれませんね。

おおっ、確かに!
次話、期待です。
“ん?”と感じること
アルベルトは、教会で告解を促され子供時代を語り出す。
知識欲はクソ!?
端的に言って、知りたいって欲望はクソだ。
by アルベルト『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
先ほど親方に言われた「趣味は神が与えてくれた使命」に真っ向反対するアルベルト。
前話ラストでも ──
学問なんてどうしようもないですよ。
無意味だ。いや、それどころか害悪ですよ。
好奇心は人を飲む。
by アルベルト『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
研究なんていずれ自己目的化して暴走する。
とまで言っていました。
幼少時代に何があったのでしょうか?
普通じゃ触れられないような本も読ませてもらってて、もらえる文献は分野問わず持って帰ってきてた。
あの時の父は、それが全ての元凶になるなんて想像もしてなかったでしょう。
by アルベルト『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
アルベルトの父親は、もらえる文献は分野を問わず入手していたようです。
これが全ての元凶!?
先のアルベルトの言い振りからすると ──
父は好奇心に飲まれたの? もしくは暴走したのでしょうか?
持って来た文献にマズいものでもあった?
それとも、欲に駆られて違法な方法で文献を手に入れようとしたのでしょうか・・・。
いずれにせよ、「疑え」「人の役に立たない道なら止まるべき」と言っていた父親が、一体全体どうしてしまったのでしょうか・・・。
知識欲はクソ!? アルベルトは幼少期に何があった?
無駄な発見
発見は何かの役に立って初めて意味がある。
by アルベルトの父『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
そうでなければ無駄だ。
一見、ごもっとも意見に聞こえますが正しいとは言えませんね。
ある側面では、父親が言っていることは正しいです。
例えば・・・。
収益面で言うと ──
その発見で収益を得られなければ、無駄な投資になってしまいます。
役立つことを見つけたいなら ──
有用でなければ、その時点では無価値です。
しかし上記の例でも、発見時は意味がなくても、いつか価値を見いだせるかもしれません。
その発見を土台にして、新たな発見が見つかるかもしれません。
ましてや、子供や学生、学者の研究であれば尚のこと。
発見当初何の役に立たないものに見えても、その発見が人類の何かを一歩前進させる可能性はゼロではないのです。
できるだけ早く名声や富を得たいなら別ですが、発見や研究に関しては、事を急いではならないのです。

ま、そんなことを許してくれる環境はどんどんす少なくなっているけどね…

この先、何かを学ぶとき知りたいと感じたとき、これだけは覚えていてくれ。
疑うのだ。
自分の知識も世界の常識も、動機も方法も。
探究心は歯止めが利かなくなる。
世界を決定的に変えてしまう、取り返しの付かない怪物を作り出してしまうかもしれない。だからゆっくり疑って、人の役に立たない道なら止まるべきだ。
by アルベルトの父『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
一方で、父親の言うことも一理あります。
世界を悪い方向に変えてしまう発見であれば止めなければなりません。
人に害をなす、環境を破壊するようなものでしょうか。
よく言われるのは、原子爆弾、生物兵器、サリン等々。
研究者は、発見の過程、あるいは発表前に、その脅威を認識していたと思われますが、様々な事情で止めることはできませんでした。
人の探究心は、とどまることを知りません。
でも、このような恐れがあるものは完成前に踏みとどまることが必要です。
アルベルトの父が言っていることは、正しい側面もあるのです。
ラファウ先生
こちらが以前話した、お前の家庭教師をして下さる ──
ラファウ先生だ。
by アルベルトの父『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話

へ?

へ?

えぇ~~~~どゆこと!?
なぜここでラファウが出てくる!?
時間が(ラファウが生きている)過去に戻った?
いや、12歳の頃のラファウではありません、青年になっています。
実はラファウは生きていた?
いや、だとしたら遺体焼却を見ていたノヴァクが、死を目前にしてラファウの幻を見たりはしないでしょう。

ラファウにそっくりだが、実は双子?あるいは兄弟?
いや、それなら名前が違うでしょう。
双子や兄弟であれば、(息子や父親であっても)名前は違うはずです。
大体 ──
神がこの世界を創り、人はそれを知りたいと願った。
これ以上に尊い欲望を僕は知らない。この成功のためだったら、どんなことも厭わない。
by ラファウ『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
たとえそれが、命だったとしても。
この世の真理を知る為だったら、命ですら懸ける。
これは紛うことなき、あのラファウではないでしょうか。

となると、前話第3章までとは違う世界、別次元と考えるべきでしょうか・・・。
ラファウ先生もそれっぽいことを示唆しています。
僕たちの住んでる世界の”外”が存在することに。
僕たちは1人じゃない。
by ラファウ『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
まあストレートに考えると ──
この世界は地球だけではなく、地球の外にも(地球のような)星は存在する、ということを言っているのでしょう。
でも、今いる世界と別の世界がある、という意味にも取れますね。
僕は生まれが少々特殊でね。
親がいなかったんだ。幸運にも学者さんに拾ってもらえて、裕福な生活を送れたけど、寂しくなかったと言えばウソになる。
by ラファウ『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
第1章に出てきたラファウも孤児で、ポトツキに引き取られました。
この世界でも孤児のようです。
では、誰に引き取られたのでしょうか。
学者ということは、フベルトでしょうか?

いや、ポトツキも昔は地動説を研究していました。
地動説を研究していると見つかり、異端者として捕まり、それを機に研究を止めました。(3話 )
学者が誰かによっても、前話まで描かれた世界と、この世界の繋がりが分かるかもしれませんね。
別次元の世界
何となくですが、これは別世界、別次元な気がしますね。
正確に言うと、逆でしょうか。
前話までで描かれた第1章~第3章が、ifの世界。
前話終盤から描かれた最終章が、(史実に基づいた)本当の世界。
だから、第1章の年代と地名はぼやかされ。(1話 )
最終章の年代と地名はハッキリと描かれたのではないでしょうか。(23話 )
考えてみれば、第3章までの街は暗かったです。
第1章から章が進むごとに、街は荒れ、民は貧しくなり、心も荒んでいくような感じでした。
前々話、アントニ司教がいた教会に至っては ──
なぜ司教がいる教会なのにみすぼらしいのだろう?
それに比べ、今回出てきた教会の立派なこと・・・。
単に都市部と地方都市の違いかもしれません。
ですが、そうではないのなら・・・。
第3章までは「地動説が弾圧される世界」を描いていた、と考えてはどうでしょうか。
11話、アントニは言っていました ──
ただでさえ君ら審問官の維持に金がかかるのに、新人採用したのかよ。
- 中略 -
異教徒との戦争にも教会を維持するにも、金が必要なんだよ。
by アントニ『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第11話
金の重みを、もう少し理解しろ。
もし仮に、地動説の弾圧に、大量の金がかかっていたとしたら・・・。
結果、金が不足し、民からより多く徴収することになっていたのだとしたら・・・。
地動説を弾圧していたために、教会は貧しくなり、貧しい教会は民を更に圧迫する。
そのような悪循環に陥っていた世界を描いていたのかもしれませんね。
先生
驚いた!
by ラファウ『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
いやあ、随分上達してきたね。
目覚ましいよ。
アルベルトが、ラファウ先生から星座を聞いた日から数ヶ月が経過。
── 何かキッカケが?
いや、何というか・・・。
先生の話を聞いて、数の操り方を知れば宇宙の神秘にまで迫れると知って・・・。そう考えたら、俄然やる気が出てきたというか。
by アルベルト『チ。-地球の運動について-』TVアニメ第24話
ラファウ先生に感化され、アルベルトはめきめき実力を伸ばしていったのです。
内容がよく分からない集まりにも興味を持つアルベルト。
アルベルト少年は、すっかりラファウ先生に陶酔しきっている様子。
そんなアルベルトが、なぜ「知りたいって欲望はクソだ」などと捻くれてしまったのでしょうか・・・。
一体全体、父親に・・・、いやアルベルトに何があったのでしょうか。
それにしても、家庭教師を雇えるなんて、アルベルトの父はそんなに裕福なのでしょうか。
自由農民ですし、そんなに裕福な家に見えませんが(苦笑)。
もしくは、ラファウの家庭教師代が破格なのでしょうか・・・。
おわりに (『チ。-地球の運動について-』24話とは)
原作にアルベルトが出ているので疑ってはいませんが・・・。
アニメ鑑賞時、本当に原作通りなの??
作品をメタ的に俯瞰するアニメオリジナルでは!?
と一瞬疑ってしまいました(苦笑)。
それくらい衝撃的で奇想天外な展開。
いや、展開じゃないですね、話が続いていないのですから・・・。
アニメ鑑賞後、原作を読むと、確かに原作通りでした。
当たり前ですが・・・。
前半部分は、地動説はどこへ行ったんだろう?アルベルトの話が地動説にどう繋がるのだろう?あと2話で上手くまとまるのだろうか・・・?
等と考えながら観ていましたが、ラファウが出てきたことで「?」が噴出。
まさにタウマゼイン!?
いや、そんなメタ的にサブタイトル回収しなくていいよ、と本気で苦笑いしちゃいました(苦笑)。
兎にも角にも、残り1話。
ここからどう着地させるのか楽しみ・・・。
いや、正直、今回の超展開(超事実?)をすっきり納得させるような説明はないと思います。
これまでの『チ。-地球の運動について-』の描き方からして(苦笑)。
人のアレテーは考える事。
最終回でも、いや最終回を見終わっても考え続ける事が必要なのかもしれませんね。
以上、TVアニメ『チ。-地球の運動について-』第24話の感想&考察レビューでした。
長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
次話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。
ではでは。
チューター(家庭教師)の「ち」
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(君のケーキの為にサポートお願いしているんじゃないだけどね…) 皆に応援してもらえるよう頑張ろう!
疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で発生し解決した疑問は、本文で解説して本章(ここ)でまとめ
- 今話で解決しなかった疑問を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章(ここ)でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる
⇒ 解決した疑問は、次話で削除
今話で解決した疑問 (クリックすると答えが表示されます)
今話で新たに発生し、解決しなかった疑問
- 疑問 24-01 知識欲はクソ!? アルベルトは幼少期に何があった?
残っている疑問 (クリックすると表示されます)
- 疑問 05-01 ラファウの手紙、ポトツキ贈与に込めた意図は?
- 疑問 06-02 なぜ太陽の大きさが、禁書にされている?
- 疑問 06-03 バデーニは、なぜオクジーに観測を頼んだ?
- 疑問 07-01 コルベのヨレンタに対する態度は本心か、それとも・・・
- 疑問 08-01 バデーニは、なぜアリスタルコスを知っている?
- 疑問 08-02 教会は、貴族相手でも異端扱いできる?
- 疑問 10-01 ピャスト伯の観測資料、どこに運び込んだ?
- 疑問 10-02 オクジーは何を書いている?
- 疑問 12-03 バデーニとオクジーを捕らえるのに、なぜ良い人材を回してもらえない?
- 疑問 15-01 ヨレンタはどこへ逃げた?
- 疑問 15-02 クラボフスキが、ふさわしいとは?
- 疑問 16-01 本の内容が奇妙とは?
- 疑問 16-02 異端解放戦線の組織長は、地動説の本で何をしようとしている?
- 疑問 17-01 ドゥラカは、どうやって大金を蓄えた?
- 疑問 18-01 アントニ司教も前司教同様、宇宙論重視?
- 疑問 23-01 本の出版はどうなった?
- 疑問 23-02 埋めて隠したオクジーの本はどうなった?
- 疑問 23-03 アルベルトは、なぜ出身地を言えない?
今週のX感想ポスト
#チ。 #チ球の運動について 24話
— 時文@ここアニ(『チ。』『薬屋』レビュー中) (@toki23_a) March 9, 2025
そして誰もいなく…じゃねえじゃん😑
ifの世界か、これまでがifか(多分後者?)
"地動説は異端ではない"に続く史実に対する配慮かアンサーか..更に世界をひっくり返してきた。ならば彼らは地動説は?もしもボックスが使われたんだと気持ちを切り替え最終話楽しみます😓
関連記事
アニメ『チ。-地球の運動について-』次話のレビューはこちら!
