原作コミック既読。
TV放送にて鑑賞。
こんばんは。時文です。
2019年1月冬アニメとしてスタートしたTVアニメ『約束のネバーランド』。
原作は週刊少年ジャンプで現在も連載中。
私が読んでいる現在連載中(ジャンプ以外含め)の原作の中でも、大注目の作品の一つです。
いつもなら放送終了後にレビューするのですが、本作は我慢できませんでした(笑)
視聴するかどうか迷っている方向けに、核心に触れるネタバレは「なし」で作品の魅力と、大まかなあらすじを紹介します。
目次
はじめに
週刊少年ジャンプに時折現れるシビれる頭脳戦マンガ
週刊少年ジャンプは子どもの頃から愛読しており、社会人になった今でも読み続けてます。
さすがに、全作品は読まなくなりましたが(笑)
週刊少年ジャンプは『ワンピース』『ドラゴンボール』など王道の少年漫画が有名です。
#もちろん、『ワンピース』は毎週読んでます。
が、私がジャンプから目を離せない理由は他にもあります。
時折『DEATH NOTE』『HUNTER×HUNTER』と言ったシビれる頭脳戦がメインの作品が現れること。
ここで言う”シビれる頭脳戦”と言うのは、一歩間違えると「死」あるいは「死相当(=退場)」という、リアルな状況下で進む頭脳戦、心理戦のこと。
通常、少年漫画は、敵を倒しても「死」をはっきりと描きません。
そのせいで、後に結構復活したりしますからね。
それが、良いとか悪いとかではなく、緊迫感と重みが違うのです。
ある意味「こんなの週刊少年ジャンプで連載して良いの?」というキワキワの展開が堪らないのです。
『約束のネバーランド』こそ、シビれる頭脳戦!心理戦!
『約束のネバーランド』は、連載当初からリアルタイムで読んでました。
読み始めたとき『DEATH NOTE』と同じ感覚を味わいました。
作者のセンス、頭の良さ。
巧みな伏線に、大胆な設定に、緻密な脚本。
主人公達が一つ判断を誤ると、失われる信用、仲間、命・・・
もう読んでいてゾクゾクする感覚と、命を賭けたやりとりに手に汗握る、毎回の引きに感心しきり!
そして『約束のネバーランド』特有の面白さは、舞台設定。
- 無駄に広い(笑)孤児院の敷地
- 恵まれた孤児院の裏の顔
- その孤児院で純粋培養され、外のことを全く知らない子ども達の挑戦
天才だけど、施設外のことを全く知らない子ども達が、少しずつ情報を入手し、置かれている状況、今いる世界を把握し、敵と対峙していく。
この過程が、(不謹慎ながら)実に楽しい!
これがアニメで堪能できるとは!!
興奮して、前置きが長くなりました・・・
では、TVアニメ『約束のネバーランド』紹介レビューをどうぞ。
紹介レビュー
あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。
共に暮らす彼らは兄妹ではない。
グレイス=フィールドハウスは、親の居ない子どもたちが住むところ。
血の繋がりはなくても、ママと38人の兄妹が幸せな毎日をすごす、かけがえのない家。
しかし、彼らの日常はある日
突然終わりを告げた・・・
「公式HP INTRODUCTION」より
アニプレックス
時は2045年。
舞台は、孤児院「グレイス=フィールドハウス(以下、GFハウス)」。
主人公側の主要人物は、施設はじまって以来の天才3人組。
エマ、ノーマン、レイ。
3人は施設の最年長である11歳。
なぜ、11歳が最年長かというと、施設では12歳になるまでに施設を出ることになっているから。
あることから、エマとノーマンは施設の秘密、施設の”真の目的”を知ってしまう。
自分たちに迫る危機から抜け出そうとするが、敵も相当の切れ者。
施設の外へ出ることが許されず、施設内でずっと育ってきた子ども達は、外部の情報を一切知らされてなかった。
さらに、自分の身を守ることができない幼い子ども達もいた・・・
このハンディを乗り越え、施設から脱出することができるのか。
目的はシンプルだが、謎は多数
ネタバレになるので、なかなか表現が難しいのですが・・・
アニメで描かれるエピソードは「施設からの脱出」。
目的は明確で、とてもシンプルなプロット。
なのに話は横道にそれることなく、それでいて、毎話毎話、強い引きで終わり、次へ繋げる。
よくもまあ、これだけのアイデアを詰め込んだ物だと感心してしまうことを約束します。
ぜひ、この矢継ぎ早に来るハラハラドキドキ感を多くの人に味わって欲しい。
そして、自分ならどうするか・・・
#あまり考えたくない状況ですが(笑)
作品ジャンル
作品の世界観と舞台設定は、ダークファンタジー。
展開は、週刊少年ジャンプ作品とは思えないのが特徴的。
和むシーンはありますが、ずっとシリアス展開です。
TVアニメ第1話はショッキングなシーンがあるので、ホラーと思われるかもしれませんが、違います。
ショッキングなシーンはここぞという所にしか出てきません。
むしろ、サスペンス系です。
次から次へと謎が出てくるので、ミステリー要素の強いサスペンスです。
それでいて、週刊少年ジャンプ三原則「友情・努力・勝利」もきちんと押さえています。
#正確に言うとまだ連載継続中なので、真の意味での「勝利」は未。
登場人物
施設には38人もの子ども達がいるので、分かりにくい??と思う方がいらっしゃるかもしれません。
が、物語上、重要な役目をする人物は限られてます。
まずは、次の4人を押さえておけばOKです。
- エマ(主人公)11歳の女の子
GFハウスに住む子ども達の最年長の一人。
毎日のテストは満点で運動神経も良い。
性格は明るく楽天的。子ども達の面倒見が良い。 - ノーマン 11歳の男の子
GFハウスに住む子ども達の最年長の一人。
GFハウスきっての天才。
優れた分析力と冷静な判断力を持っている。 - レイ 11歳の男の子
GFハウスに住む子ども達の最年長の一人。
ノーマンに唯一対抗できる頭脳を持つ。
読書家であまりに前へ出ない。 - イザベラ(ママ)
GFハウスのシスターであり、責任者。
子ども達から愛されるママを演じているが・・・
アニメ化はどこまで
現在も連載が続いている中でのアニメ放映開始。
気になるのは、中途半端な所で終わったりしないか、ですよね。
そこは心配ご無用。
区切りの良い所まで描いていてくれると、製作側から宣言がされています。
その言葉を信じるなら、私も断言できます。
現在連載されている話数の中でも、「一番盛り上がるエピソード」が完全に描かれます。
本当にうれしい!
アニメ化の本気度
さっそくTVアニメ第1話を鑑賞しました。
予告PVから感じてはいましたが、とてもクオリティ高くアニメ化しています。
映画クオリティと言って良いのではないでしょうか。
オープニングに作画、作品全体に漂う重厚さがとても世界観にマッチしています。
声優さんもバッチリでした。
1話終盤の●●(一応伏せます)シーンは、ちょっと力入れすぎで大丈夫?と色々心配してしまうほど(笑)
でも、丁寧にアニメ化してくれているので、これは楽しみ!
今後も期待できそうです。
おわりに (『約束のネバーランド』とは)
ネタバレなしだと、これ以上は紹介できないです(涙)
少しネタバレになるかもしれませんが、老婆心ながら、押さえておくポイントを紹介して最後にします。
一応、「見所」とも言えますね。
- 施設の本当の目的は?
- 敵の正体は?外の世界は?
- 一体どこへ、どうやって逃げる?
- 誰を連れて逃げる?
- そして、「約束のネバーランド」の意味は・・・
ぜひ、ご自身の目で見届けて下さい。
見逃した方は、アマゾンプライムビデオで見ることができますよ。
こちらからどうぞ。
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