各話レビュー(1期)

TVアニメ【約束のネバーランド】7話 解説&感想レビュー シスターとの腹の探り合い、騙し合い、一歩先を行くのは・・・

約束のネバーランド 第7話

こんばんは。時文です。
TVアニメ『約束のネバーランド7話、鑑賞しました。

2期7話のレビューはこちらをどうぞ。

今回は原作 3巻 20話~22話(約66ページ)まで進みました。

今回もカットされたシーンは少なく、原作とほぼ同じ情報量です。
原作だけでなく、単行本収録の「オフシーン」も取り入れてくれていて、うれしいですね♪

ここでは、以下の観点でレビューします。

  1. アニメだけでは気付きにくい点を「解説」
  2. 必要に応じて、原作コミックの情報を加味して「補足」
  3. “原作既読者”目線の「感想」

作品理解の参考にしていただければ幸いです。

今話の「ネタバレあり」。次話以降のネタバレは「なし」。ご安心を。

前回(6話)の解説&感想レビューはこちらをどうぞ
約束のネバーランド 第6話
TVアニメ【約束のネバーランド】6話 解説&感想レビュー 次に知るべきは外!真実知らぬドンは大人しくできるわけもなく・・・TVアニメ『約束のネバーランド』第6話 解説&補足&感想レビュー。(次話以降のネタバレなしでわかりやすく解説) レイの情報で、内部は概ね把握できた。次に探るのは逃走経路。ノーマン、レイ、エマは方針を固めるが、本当のことを知らないドンとギルダは自らの目でママの秘密を確かめようとする・・・...

約束のネバーランド(1期)

話数 サブタイトル 各話レビュー 原作巻数
EP.01 121045 1話R 1巻
EP.02 131045 2話R
EP.03 181045 3話R
2巻
EP.04 291045 4話R
EP.05 301045 5話R
EP.06 311045 6話R
3巻
EP.07 011145 本レビュー
EP.08 021145 8話R
EP.09 031145 9話R 4巻
EP.10 130146 10話R
EP.11 140146 11話R
EP.12 150146 12話R 5巻

前回のあらすじ

約束のネバーランド 第6話
6話 あらすじ

ノーマンレイエマの3人は、脱獄に必要なハウス内部の情報は集まったと判断し、次は外の情報を探る方針に。

ところが、ドンギルダは勝手にママの秘密部屋に侵入し、エマ達が言ったことは真実だと確信すると同時に、まだ何か隠していると疑う。

子供扱いされていたことを悔しがるものの、全てを知り、改めて協力すると誓ったドンギルダ

全て順調だと思っていたら、昨夜の会話をシスターに見られていた・・・

-11月1日-
脱獄決行まで、あと7日!

今回のあらすじ

あらすじ

昨夜の食堂での会話を聞いていたシスター・クローネは、ノーマン達に協力すると言い出す。

エマシスターを、疑い、嫌悪しながらも組む。

その夜、シスターの部屋へ訪れたノーマンエマ
シスターから情報を聞き出すも、発信器対策ができていることを見抜かれてしまう。

決定的証拠を掴むために、寝室を探るシスターが見つけたものは・・・

鬼ごっこ以来、存在感が薄かったシスター・クローネ。

前回ラスト、ホラー演出満載の登場シーンから、一転。
話のメインに絡んでくるとやはり侮れない!

シスターとノーマン達との腹の探り合い、騙し合い、ピリピリしたシーンの連続でした
物語も中盤になると、大人との会話が恐すぎ(笑)

シスターとの会話から、農園の新たな情報が!!
ところが、シスターもノーマン達が発信器を壊す方法を準備していることを見抜き、証拠固めに

何かを掴んだシスターが嬉々としていると、そこへ現れたのはママ・・・

という7話でした。
盛り上がってきましたね~~♪

早く続きを見たいですよね~~
でも、一つ一つ理解してから、次へ進むと”より”楽しめますよ♪

では、順に振り返っていきましょう。

解説&感想レビュー

森 シスターが協力?

「私と組まない?」

秘密を知った子ども達を特定したシスターは、意外にも協力を申し出た。

シスターは首のナンバーを見せる。
それは、子ども達に刻まれたのと同じモノだった・・・

即出荷されると思っていた、子ども達。
シスターの意外な申し出に戸惑う。

が、ノーマンはすぐに気付く──

みんな大丈夫だ、問題ない

話を聞こう。

by ノーマン『約束のネバーランド』TVアニメ7話

シスターの言葉を、「問題ない。話を聞こう。」と言うノーマン

逆にシスターが、ノーマンの落ち着いた態度に、油断できないと感じる

アニメでは、シスターは「ん・・・」としか言わず、無表情。
少し分かりにくいですね。

(原作情報)原作では、この時、ノーマンは「なるほど、そういうことか」シスターはノーマンを見ながら「こいつ・・・」との心情描写があり。

ノーマンは、シスターが協力を申し出た時点で気付いたのです。

即出荷「しない」じゃなくて、「できない」のだと

昨夜の食堂の会話を聞き、秘密を知った子供を特定したにも関わらず、即出荷せず「協力」を申し出たと言う事は・・・

即出荷できる権限は、ママのみ
そのママは、ノーマン達が秘密を知っていることを承知の上で、即出荷していない。

シスターは鬼達にママより信用されていない
証拠がなくては、下位のシスターの言うことを信用してもらえない。

シスターが子供を出荷するには、証拠を掴みママを飛び越え上へ報告するしかない。

ギルダで失敗したから、今度は僕ら全員に近づいた

証拠を掴めれば良し、掴めなくても僕らを逃がせばママは堕とせる

by ノーマン『約束のネバーランド』原作コミック3巻

もう一度言います。

シスターは、ノーマン達を逃がそうとしているのではなく、出荷しようとしています

それでもノーマンは、シスターに邪魔されるよりかは、協力するフリをして、シスターを利用するしかない。

脱走が成功したら、ママの責任が問われ、シスターにとって都合良し
その線を狙うしかないのです。

それが、シスターのセリフ──

そうよ、お互いの目的のために協力しましょう

by ノーマン『約束のネバーランド』TVアニメ7話

の真意です。

森 シスターの狙い

約束のネバーランド 第7話

シスターの狙いは、ママ・イザベラを失墜させ、自分がママの座に着くこと。
だから、子ども達の脱獄を邪魔しない、と言うのだ。

疑念を抱きながらも、協力するノーマン達。

女子は、ある条件を満たせば、ママになる道が開かれる、という事実が。
シスターはその条件をクリアし、ママになる道を選んだのだ。

しかし、ママになっても農園から出ることできない
そこで、シスターは作られたものでもよいから、「いい暮らしをしたい」のだと言う。

エマが、怒りの表情を浮かべます。

(原作情報)
アニメでは、この後のシーンのセリフ「『いい暮らし』だって・・・。自分だって”そう”だったのに」。
原作では、もう少し続きます──
「子どもをすすんで見殺しにし続けることが「一番いい暮らし」だって「人間の暮らし」だって」

その後に、次のセリフが続くのです。

あの人、私たち(子ども達)の命なんて本当に何とも思ってない!!

by エマ『約束のネバーランド』TVアニメ7話

つまり、シスターは、家族同然に一緒に過ごした子ども達が出荷されるのを黙って見ているのが「一番いい暮らし」だと言ってるわけです。

シスター自身も元食用児。
一緒に育った子どももいただろうから、気持ちは分かるはずなのに・・・

エマが一番大切にしている家族同然の子ども達を軽んじる
そのことにエマは怒りに震えていたのです

それでも、シスターに見つかってしまった異常、協力する以外選択肢はないのです──

原作では、シスターはさらにイヤらしい発言を。
ドンとギルダに向かい──

あなた達二人が波風立ててくれたから、標的を特定できたんですもの

by シスター『約束のネバーランド』原作コミック3巻

背景には「ドンがママから鍵を盗み出したシーン」その後ドンとギルダを見つけ「どこ行ってた?と言うシーン」の回想が。

シスターは、昼に5人の行動を見て怪しみ。
「今は目立つ、後にしよう」という言葉も聞いていたのかも。

だから、夜中、食堂に集まった時に盗み聞きされてしまったのでしょう。

◇◇◇◇◇

それにしても、シスターはペラペラとよく喋る人ですね。
これだけ重要な秘密を話せば、例えママの座についても、告げ口されればおわりだと思うのですが・・・

いいえ、その考えは浅はかか。
死人に口なし、ノーマン達を「出荷する」気満々ということですね・・・

門-GFハウス ママの部屋(ママ)

門まで荷物を取りに行くママ。
荷物の中身は、トランクと手紙と・・・

このシーンは、原作本編にはなし。
原作単行本に収録されている「オフシーン」のアニメ化

こういう細かいシーンも取り入れてくれてうれしいですね♪

右の小さい箱が、レイへの報酬「カメラ」
手紙は、ラストシーンでシスターに渡された物ですね。

GFハウス シスターの部屋(シスター/ノーマン/エマ)

ノーマンとエマは情報を得る為に、シスターの部屋へ。

ノーマンはシスターに証拠さえ握られなければ問題ない、シスターを逆に利用しようと目論む。
しかし、シスターは、ノーマンとエマが話す言葉だけでなく、反応から情報を得ようとしていた・・・

結論から言うと、ここはシスターの勝ちでしたね。
と言うか、シスターの”圧”強すぎ!!(笑)

アニメでは、どちらかと言うと、シスターはお笑い担当の雑魚キャラ。
大げさな動作や、子供のヌイグルミは、かなり怪しかった(苦笑)。
#ヌイグルミはアニメオリジナルです。

ところが、緊迫したシーンになると、近寄ってくる動作は威圧感があり、ヌイグルミは不気味な小道具に早変わり!
気味が悪いの一言。

大人だって平常心でいるのは難しい程の不気味さ。
いい演出です!

そんな圧の中、ノーマン&エマ VS シスターの腹の探り合い開始!

最初に失敗したのは、発信器の埋め込み場所を確認したとき。

ノーマン達は、シスターが本当に”何でも”教えてくれるのか。
重要な事についてウソを言わないか確認するため、発信器の場所を聞く。

ところが、シスターはあっさり場所を答えた。

あまりにも”あっさり答えた”ことにより、ノーマン達は驚く。
同時に、シスターがウソをついてないことを確認。

二人は発言内容に気を取られ、既に発信器の場所を知っていることを隠すのを忘れてたのです。

反対にシスターは、ノーマン達は頭が良く、したたかだと認識していた。
“失言などしないだろう”と想定

だから、言葉以外の反応から、情報を得ようとしたのです。

相手を見くびらずに、正しく能力を把握し、対処した違いですね。
シスターの方が一枚上手でした。

生き残り競争で勝ち残ったシスターの方が、ずっと抜け目がなかったのです。

ただ、ノーマン達もしっかり情報を得てます。

発信器の信号を確認するモニターを見せてもらい、個人が特定できないことを確認。
発信器を壊せば、通知される。(レイの推測通り)

シスターの年齢を確認したのも、意図があります

(原作情報)ママの年は31歳(2014年生まれ)。ママも農園生まれだと分かった。
原作では、モノローグで、最新の本が発刊された2015年より前に生まれたのに”農園生まれ”なことにエマは驚く

エマは、少なくとも本が発刊された30年前の2015年には、”外の世界に”人間社会は存在していたのではないかと希望を持っていたのです。

ならば30歳以上の大人は、食用児であっても農園生まれではなく、どこかから連れて来られたのではないかと、想定していたのです。

残念ながら、31歳のママも農園生まれ。
農園の歴史は30年以上前から存在することが、図らずも示されたのです。

しかし、シスターの口から、喰われてない人間の存在も・・・

◇◇◇◇◇

それにしても、何でも話してくれるシスターに「もっと聞いてよ!」と思いませんでしたか?
#私は思いました(笑)

ノーマン達は、あっさり情報収集を止める。
アニメではカットされましたが、原作では理由が語られてます。

(原作情報)シスターのモノローグで「賢い子達。嘘か本当かわからない情報にがっついて不用意に尻尾を掴ませたりしない」

ノーマン達は、自分たちの情報を掴ませないために、必要以上に踏み込まないよう、予め聞くことを整理して望んだのです

それに、ノーマン達が今欲しい情報は「外の情報」
シスターが、外のことも、鬼のことも知らないので、本当に欲しい情報は得られないと踏んだのでしょう。

◇◇◇◇◇

にしても、こんな夜中に、また大声で笑ったり、すごんだり・・・
終いには、歌い出す・・・

別の意味でヒヤヒヤしました(苦笑)

GFハウス ママの部屋(ママ/レイ)

レイに報酬のカメラを渡すママ。
インスタントカメラに興味津々のレイ・・・

ノーマンとエマがシスターの部屋へ行っている間、レイはママの部屋へ呼ばれていた。

このシーンも本編ではなく単行本に収録されたオフシーンです

数少ないレイの子供らしいシーンがアニメ化されて嬉しいです。
レイの本気か芝居か分からない様子がいい感じ♪

GFハウス 寝室(レイ/ノーマン/エマ)

シスターに「発信器を壊せる」ことを見抜かれた。

インスタントカメラを入手したレイは、いつでも発信器は壊せるという。
下見の結果次第で脱獄決行日を早めると決意する──

発信器を壊す手段は、レイの役目。
発信器を壊す装置のパーツを、レイはママのスパイとしての報酬で集めていた。

インスタントカメラを手に入れ、最後のパーツが揃った。

これで、発信器はいつでも壊せる

◇◇◇◇◇

レイが、ノーマンとエマの二人を写真に撮るシーンはアニメオリジナル
原作にはありません。

せっかく手に入れたインスタントカメラ。
原作本編には、レイがカメラで写真を撮るシーンは一切なし

まるで、カメラ自身には興味がなく、発信器を壊すため”だけ”に手に入れたよう

いや、目的はそうなのかもしれませんが、初めて見るインスタントカメラ。
理系少年なら、ワクワクするはずなんですけどねーー(笑)。

ワクワクして使わないと、ママに怪しまれると思うのですけどね。

その点、アニメは、初めて見たときはワクワクし、弟妹を取ったりノーマンとエマにカメラを向けたりして、11歳らしくていいですね!

GFハウス 寝室+シスターの部屋(シスター/ママ)

シスターは発信器を壊す装置を見つけるため「ガサ入れ」する。
そこで見つけたのは一つのメモだった・・・

ママの新たな弱みを握ったシスター。
有頂天になるが、そこに現れたママ・イザベラに本部からの手紙を渡される。

「残念だけど、そういうことね。さようなら。」

シスターが、証拠を見つけようと、探るのを想定。
レイは、対策を打つ。

一体、メモに書かれていたことはなんだったのか?
原作でもこの時点では明かされません。

(原作情報)原作ではレイは「別のエサを与える」とだけ言ってます。

ただ、シスターのモノローグがカットされ、行動が少し分かりにくいので解説します。

シスターが見つけたメモには、ママの弱みが書かれてました。

原作に描かれているシスターのモノローグによると──

もし本当ならイザベラは──ってことになる。
このメモを見せてグランマ辺りに直訴できれば、イザベラの信用をガタ落ちさせられるわ

by シスター『約束のネバーランド』原作コミック3巻

メモに書かれていた内容は、イザベラの信用をガタ落ちさせる情報だと言うのです。
それだけに、本当かどうかを確かめたかった──

いや、確かめる術はある!!

by シスター『約束のネバーランド』原作コミック3巻

と思いつき、部屋へ戻り書類を確認したのです。

シスターは、ママの年齢が31歳であることも知っていた。
大人の人事情報でも持っているのでしょうか?

何にせよ、ママに対してシスター優位、シスターが一歩リードかと思いきや・・・

ママが現れ、本部からの手紙を渡す。
手紙に書かれていた内容は・・・

-2045年11月2日-

脱獄決行まで、あと6日”以内”!

おわりに (『約束のネバーランド』7話とは)

原作のモノローグを大幅カットしておきながら、別のシーンでセリフとして活用する。
結果、情報としては原作にかなり忠実になってます。

さらに、単行本のみに収録されている「オフシーン」を流れの中で挿入し、アニメオリジナルシーンも入れ、意欲的なアニメ化ですね。

どうしても殺伐とした展開になってしまうにも関わらず一瞬でもホッコリするシーンが温かい。
皆無事で脱獄して欲しい、と真に願うばかりです♪
#原作既読だから結論知ってるだろ!と、突っ込まないで(汗)

7話も終わり、そろそろ終盤に向けて怒濤の展開になってくる?!
原作の先を読むのをグッと堪えて、放送を楽しみにしている今日この頃。

作品内での日付は変わり、ノーマン達にとっては、脱獄決行まで6日以内
ママが言った「そろそろ頃合いかしら」の意味することは??

日付が変わる0時を告げる時計のシーンがやたらと長かった。
今日は何かが起きるのか!?

いや~~次回も楽しみ!!

では、8話でお会いしましょう。

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