サマータイムレンダ

アニメ【サマータイムレンダ】13話感想&考察 遂に一矢報いられるか!?と思いきや…ループできるのは一人と誰が決めた!

サマータイムレンダ 13話

こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『サマータイムレンダ』第13話、鑑賞しました。

本レビューでは、アニメ感想だけではなく。
原作コミック情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。

皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。

今話の主なトピック

  • 5周目は、どれだけ時間が進んだのか? 
  • 潮はそんなに、ひづると仲良かった!? 
  • 慎平の目が影とは、どういう意味? 
  • ひづるは、なぜウシオを信じたのか? 
  • フィクションを信じられるのが人の業とは? 
  • 影たちは、なぜ慎平を狙っていたのか? 
  • マザコン四本腕の影が、呼び出された理由は? 
  • ウシオは、いつの間に腕時計に!? 
  • ハイネはループしているわけではない? 
  • ウシオは、なぜ慎平の首を刎ねた? 
  • タイムリープではなく、ひづるの記憶を体験してるだけ 

※矢印は該当箇所へのリンク

今話の疑問点

最下部に「疑問点まとめ (QA一覧)」として記載

ここでは、以下の観点でレビューします。

アニメ各話「感想」

原作コミックを読んで分かった新情報を加味して「解説・考察

私は原作コミック未読です。
アニメ鑑賞後、”アニメ化済み時点まで“の部分を読み、レビューを作成しています。

よって・・・
次話以降のネタバレは「なし」なのでご安心ください。

サマータイムレンダ(全25話)各話リスト

前半クール

前半クール (1~12話)

話数 サブタイトル 周目 原作
第1話 さよなら夏の日 1 1巻
第2話 2
3
第3話
漂着
第4話
未視感(ジャメヴ) 2巻
第5話
4 
第6話
軌道共鳴 3巻 
第7話
仇敵
第8話
メメント 4巻
第9話
流れよ我が涙
5巻
第10話
闇の中へ
第11話
食餌の時間 6巻
第12話
血の夜

※リンクは各話レビューへ

後半クール (13~25話)

話数 サブタイトル 周目 原作
第13話
本レビュー

トモダチ 5 7巻 
第14話 to be/not to be  
8巻
第15話
ライツ カメラ アクション

※リンクは各話レビューへ
※「周目」は、ネタバレ避けるため次話以降マスク

今回のあらすじ

あらすじ

5度目の7月22日を迎えた慎平
ひづる根津に、ウシオは味方だと信じてもらい今後は行動を共にすることに。

影シオリを仕留めるため、4人はコバマートへ向かい4周目と同じ行動をするが・・・。

ループできるのは、慎平一人だと誰が決めた?
慎平側の勝ち筋をチラリと見せておきながら、更に上行くヒルコ様ことハイネ

できる女は仕事が早い!?
『サマータイムレンダ』は、期待を裏切らない!?

ループ物で難しいのは、リスタート直後は良いが少し進むと展開がダレてしまうところ。

本作は、リスタート序盤も、その後も新情報を散りばめモタつかせず。
それどころか、意表を突いた速攻リジェクト!?

6周目へ突入かと思いきや、ひづるの過去を見せることで新キャラ自然に登場させ、新エピソードへと雪崩れ込む。

つくづく上手い!と感心しきりの13話。

とにもかくにも後半戦スタートです!

では、今話を振り返っていきましょう。

感想&考察レビュー 第13話「トモダチ

【5周目】7月22日 第四砲台跡

5度目の7月22日。意識が戻ったのは、ひづるが慎平をタイム・トラベラーであると確信した時だった。

タイム・トラベラー認定済み

サマータイムレンダ 6話『サマータイムレンダ』公式HP「STORY#06」より引用

つまりキミは、タイム・トラベラーだ

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第12話

慎平が迎えた5度目の7月22日。
ループする度に時間が後ろへズレていく。

慎平の力は、ループではなく時間を複製し事実を確定する能力なので、時間が進んでいます。が、説明がややこしいのでループと表記します。実際、現象としてはループと変わらないですからね(笑)。詳しくは前話レビューを参照願います。

4周目までのズレは15分から30分程度でした。

なので、今回もその程度のズレしかないだろうと踏んでましたが、一気に進みましたね。

毎回30分程度先へ進むだけなら、50回ループしても1日進むだけ。
50回、100回ループできるのであれば・・・、と思ってました。(5話)

が、今回の事象を見ると、時間が一気に進み事実が確定してしまう怖さ、夏祭りまでの時間がなくなり、やり直せても何もできなくなる可能性がありますね。

ループは、万能ではないのです・・・。

それにしても、5周目に戻ったタイミングがこれまた絶妙ですね!

カッコ良く登場したのは、もちろん物語を盛り上げるため(笑)。
これまで30分以下だったのが一気に進んだのは何か理由があるにしても、こんな絶妙なタイミングになるわけないだろう!と突っ込みたくなります(笑)。
が、そこはフィクション、物語なのですから盛り上げ演出はOKです!

興味深いのは、このタイミングはカッコイイだけではないのです。

慎平が4周目で苦労した、ひづるを見つける&信頼を得る&タイムリープしていることを認知してもらう

これらを済ませた後にしていることです。

これにより、5周目で同じ苦労しなくて良い=同じようなシーンを見せられることもない。
そして、その先から描くことができる。

実に、物語の作り方が秀逸ですね。
脱帽です(笑)。

弊害として、慎平の行動に無理が出てきますが致し方ないのです!

慎平の無理な行動とは何かですって?
順を追って説明していきましょう。

どれくらい時間が進んだ?

はい!
今・・・未来から戻ってきました

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第12話

今回、慎平が戻ってきた時間は4周目のリスタートからどれくらい先に進んだのでしょうか?

それには、4周目、第四砲台でひづると再会した時刻を特定する必要があります。

慎平の行動を辿り、示された時刻をピックアップしていきましょう。

1時半、潮の棺が炉に入る
その後、収骨まで別室にて昼食

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第6話

(原作情報)原作では、収骨まで1時間と言ってます。

次に──

動くな
カカシみたいに、そこにジッと立ってよよ

すぐ終わるさけ

by 根津 銀次郎『サマータイムレンダ』TVアニメ第6話

根津が、慎平が影でないか確認する場面。(6話)
この時、根津は慎平とスマホをスピーカーにして話しています。

根津のスマホ画面に表示された時刻は──「13:52」

その後、ひづると再会し、慎平は恥ずかしい自己紹介(笑)。
ひづるは、慎平がタイムリープしていると推測し、慎平は全てを打ち明ける。
ひづると情報交換して、一度別れます。

この間、時刻に関する描写はなし。

唯一表現されているのが── (7話)

リミットは、あと54時間です
夏祭りの終わりにみんなが消えてしまう・・・。

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第7話

リミットとは、夏祭りでハイネの最後の食餌が行われる7月24日の21時

リミットは54時間──2日と6時間。
つまり、このセリフを言ったのは、7月22日の15時頃ということ

これを元に4周目の慎平の行動を推測。
3周目までは、慎平が4周目始まってすぐに作った記録を元にプロット。

「確定した事実」と「(消えてしまった)未確定事実」を図にしました。
※クリックすると拡大できます

時刻について一番確実なのは、根津のスマホに表示された13時52分

そのとき葬儀会場にいた慎平は、その後、山を登り第四砲台跡まで。
根津に案内されて、ひづるがいる場所へ。
ひづるに自己紹介&サインを頂いて、例のセリフ──

つまりキミは、タイム・トラベラーだ

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第6話

葬儀会場と第四砲台跡は、少し離れているので移動に10~20分程度。
根津に案内されて、ひづるに会ってサインをもらうのに10~15分程度。

上記セリフが言われたのは、14時10分~14時30分頃だと思われます。

つまり、5周目が開始したのは、14時10分~14時30分頃
4周目の開始が11時30分~11時45分頃ですから、3時間ほど先へ進んでしまったことになりますね

3時間と聞いて、皆さんどう感じますか?
私は、思ったより時間が経ってないな、と思いました。

その裏には、慎平の行動力の凄さと優秀さがありますね。

先に示したように、図にすると一目瞭然です。
特筆すべきは潮の棺の火葬が始まってからですね。

  1. 潮の棺が炉に入る (13時30分)
  2. 食事中に慎平は「影の病」と「ひづる」について情報収集
  3. 解けない暗号”タマム・シュッド”を解き
  4. 根津に連絡して、葬儀会場へ戻る
  5. 根津に影を撃たれる (13時52分)

慎平は、13時30分~13時52分、わずか20分の間に、これだけのことをやっているのです!

まあ、意地悪な指摘はこれくらいにして(苦笑)。

詰め込まざるを得なかった理由は前項目で説明した、ひづるにタイムリープ認知された後から5周目を始めるためですね

物語を面白くするためには、多少の無理はフィクションの世界では許されると思います(笑)。

ならばもっと「キミはタイム・トラベラーだ」を後にすれば良かったのでは?とお思いですか。

それはそれで、できない理由があるのです。
理由は想像できますが、説明はまた別の機会にしておきましょう(笑)。

潮の性格

ひづるさぁ~~ん!!
良かったっ!ひづるさんが・・・生き返った!

by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

生きているひづるを見て、嬉しくて抱きつくウシオ。

ウシオはそんなに、ひづると仲良かったっけ!?

ウシオは潮の記憶を引き継いでいるとは言え、ひづるのことは知りませんでした。

ひづる:私は南方ひづるキミは覚えていないだろうがね昔よくコフネに食べに来ていた
ウシオ:えっほんま!?ごめん・・・覚えてへんわァ

by 『サマータイムレンダ』TVアニメ第8話

14年前ならば、潮は3歳の頃。
覚えてないのも仕方ありません。

この後、すぐに別行動になったので、ウシオとひづるの関係はこの程度。

それでも、無事なひづるを見て抱きついたのは、ウシオの性格でしょう
感情を素直に表に出すタイプ。

恐らく、凸村を見ても同じような反応をするのではないでしょうか。
抱きつかないにしても(笑)。

なので、そう朱鷺子ときこに会ったら、もっと喜ぶでしょうね。

ましてや、澪に出会ったら・・・。
ウシオは、3周目ラストで澪を消され、4周目でも四本腕の影に頭を潰されたのです。

本当は澪の無事?・・・いや、生きている澪をどれだけ抱きしめたいか・・・。
なので澪から慎平に電話がかかってきたとき──

澪の声、聞きたい!
私が出ちゃろか!?

by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

冗談と言ってますが、話したい気持ちは本心からなのでしょうね・・・。
いつか、ウシオが澪を抱きしめられる時が・・・難しいのかな・・・。

慎平の目は影

キミの右目が、もともとハイネのものならば──その目は、影でできているということだ

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

なるほど、そういうことか!

ハイネの目を奪って、慎平に授ける。
目を奪ったのは恐らく14年前
その目を腐らせず(苦笑)持っておいて、慎平に移植する

そんなことができるのは、ファンタジーだなと思ってました(苦笑)。

全然、違いましたね。

推測

慎平の目が「影」ならば、ハイネの目を直接奪ったのではないということ

どういうことか──

続きを読む

ハイネの右目をコピーして、その後ハイネの右目に相当する本体・・・・・・・・・部分を破壊したのです

オリジナルのハイネをコピーできないハイネは、右目を治すことはできず。
コピー主は、ハイネの右目をプリントして作り出せる。

もしかすると、釘打ち機ネイルガンなど機械と同じように、目の力もオリジナルを破壊しないと動作しないのかもしれないですね。

ただ、引っかかるのは──

キミのその右目。
やはり、昔失われた母の右目!そのオリジナル!?
なぜキミが持ってる?

by 四本腕の影『サマータイムレンダ』TVアニメ第5話

四本腕の影は、慎平の目を「オリジナル」と言っています

オリジナルを消したことで、プリントした物が動き出す意味でのオリジナルと言っているのか?

四本腕の影のセリフの文脈は、そんな感じではなさそうですね・・・。
まだまだ裏があるのかもしれません。

いつプリントされたか覚えてないのかね?

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

慎平の右目はいつプリントされたのか?

視聴者なら分かりますよね・・・1話冒頭、彼女からプレゼントされたのです──

サマータイムレンダ 1話『サマータイムレンダ』公式HP「STORY#01」より引用

── なあ、慎平。ちょっと目ぇつむって
── もうええよ、開けて。
── プレゼントや

by 小舟 潮『サマータイムレンダ』TVアニメ第1話

ひづるも同じ結論に至ります──

今、私の中ですべて繋がった
その目を網代慎平に授けたのは、ウシオ、キミだな

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

慎平の右目が、影でできているのなら──影をプリントできるのは影のみ
そして、慎平の近くにいる影で、味方はウシオのみ

他の影である可能性もゼロではありません。

そこで一緒に考えないといけないのが、ひづるのスマホに届いたメッセージ。
メッセージの主は、ウシオ(あるいは潮)。

ウシオが、ひづるに夏祭りと慎平に関するメッセージを送り、慎平にハイネの右目をプリントしたと考えると──

今、私の中ですべて繋がった
その目を網代慎平に授けたのは、ウシオ、キミだな。

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

不可解な出来事が、すべて繋がるのです

ウシオ:私が!?
慎平:どういうことですか!?

by 『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ウシオにはそんな記憶はありません。
潮をスキャンする前の記憶を覚えてないように、その記憶も忘れてしまったのでしょうか?

否です。

原作補足

アニメではカットされてますが、ここでひづるは前話のハイネと同じようなことを言ってます──

続きを読む

授けた?いや「授ける」か・・・

まさに卵が先か、鶏が先かだな・・・
因果性のジレンマ、循環する時の中で「最初」は存在しない・・・

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』コミック7巻

「授けた」ではなく「授ける」。
過去形ではなく未来形。

つまり、慎平に目を与えたのは、ウシオだとしても、今のウシオではありません。
未来のウシオですね。
だから、今のウシオに自覚はないのです。

仮に、目を授けたのが未来のウシオであれば、過去へ戻ったのは、慎平の目の力。

これが、卵が先か、鶏が先か。

前話レビューでは、もっと丁寧に説明しているので、そちらも参考にして下さい。

(原作情報)原作では、ここでようやくウシオも、ひづるが小説家の南方竜之介であることを知らされます。慎平は証明するために、南雲先生のサインを自慢げに見せてます(笑)。楽しいシーンなのでぜひ原作をご覧下さい。

記憶を共有

キミは、前回の失敗の原因を何だと考えている?

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ひづるは、このとき既にウシオを信じていました
正確に言うと、信じかけている、概ね信じているが確証が欲しい、という感じでしょうか。

ウシオが目の前に登場してから僅か数分。
#アニメ時間で言うと、ウシオ出現から1分20秒後です(苦笑)

ひづるは、なぜウシオを信じたのでしょうか?

理由は、前項でひづるが結論に至った、自分にメッセージを送り、慎平にタイムリープの力を与えたのはウシオだと確信したからではないでしょうか

ウシオが敵であれば、そんなことをするはずないですからね。

信用したから、ひづるはウシオに握手・・を求めたのでしょうか?
それは、違います。

アニメではカットされてますが、原作には握手の理由が描かれています。
ひづるは、ウシオに記憶を見せて欲しいと頼んだ・・・のです

ウシオ。
キミは、キミの記憶を人に見せられると言ったな

ぜひ、私にも体験させて欲しい

※アニメでは全文カット

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』コミック7巻

アニメだと、握手を求めてきた相手に、いきなり記憶を流し込むウシオ!的な描写になってます(苦笑)

が、例えウシオと言えど(失礼)、そんなことはしません(笑)。

ウシオは頼まれたから、ひづるに自分の記憶を見せたのです。
握手を求めたのではなく、記憶を見せてもらうのに手を差し出したのです。

ならば、根津の銃を掴んだのも、銃を下ろせというよりも、お前も一緒に見ろというサイン

根津は、ウシオをまだ信用していません。
何かされないか警戒していたから、ウシオに不用意に近づくひづるに対し──

おい、ひづる!

by 根津 銀次郎『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

と、止めようとしたのです。

にしても、私はアニメ鑑賞後原作を読んだので気付いただけであって、アニメだけでは気付かないほど自然でしたね。アニメの構成が上手いです。

百聞は一見にしかず

TVアニメ『サマータイムレンダ』後半PVより引用

根津、ウシオは味方だよ。
彼女が最後まで味方だった・・・・・・・・・・・・からこそ、あのメッセージと網代慎平の右目がいまここにあるのだ

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

「彼女が最後まで味方だった」とは、一見、前周(4周目)の最後まで味方だったと捉えがちですが、恐らく違うでしょう。

推測

続きを読む

未来のウシオが、ひづるにメッセージを残し、慎平に目を与えるのなら──

この先ずっと、ウシオは味方
正確に言うと、メッセージを残し、慎平に目を与えるまでは味方が保証されている、ということです。

ひづる:キミを信じるよ
根津:おまえらも・・・命かけとるっちゅうわけかい

by 『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

4周目の失敗は、ひづる達と別行動した事だけではありません。
が、ひづる&根津と別行動するのは悪手。

ウシオが味方だと理解してもらった上で、ひづる達と早く関係を構築して欲しいと思ってましたが、展開が早い!

それに、なるほど!
どうやって、影に恨みがあるひづる、そして疑い深い根津を説得するのかと思ったら、潮の記憶ですか~~!

百聞は一見にしかず。
言葉だけでは信用できなくても、VRチックな迫力映像を見せられれば説得力増し増しですからね♪

前回、慎平が味方であることを主張した時は、ウシオは影の能力を使えず。(8話)
その後、影の力を使えるようになったので、今回は記憶を見せられたのです。

影の力で、影であっても人間の味方であると説得する。
(影にとっては)皮肉な力の使い方、段階を踏んだ展開がお見事です!

作られたモノを信じるのが人間

フィクションを心から信じられるのが人の業だ
金然り、宗教然り、物語然り

だから私は、小説家なのだ

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

南雲先生の独特な表現がいいですね。

補足

フィクションを心から信じられるのが人の業」とはどういう意味でしょうか?

人間と動物との違いは、いくつかあります。
有名なのは、火を使える、道具を生み出し使う、服を着る等々。

中でも、人間を人間たらしめているのは、フィクションを信じることです

目に見えないものを、心から信じて行動するのは人間だけです。
その信じる心は、人を殺めたり戦争をしたりするほどに・・・。

例を出してみましょう。

貨幣も実はフィクションです
ウソという意味ではなく「作り物」という意味です。

日本円の「1万円札」。
1万円札そのものに1万円の価値はありません。
価値という側面では、ただの紙。
良く言っても、精巧な印刷が施された紙です。

想像してみてください。
仮に1000年前にタイムトラベルできたとして、そこで1万円札で何か購入できると思いますか?

普通は、卵一つの価値すらないでしょう。

では、なぜ紙切れに1万円の価値があるのでしょう?

それは、人々が1万円札は1万円の価値があるという”設定”を信じているからです。
貨幣は、信用で成り立っているのです

モノそのものには価値がなく、信用で成り立っている。
でも、そんなモノ欲しさに、殺人や戦争が起きたりする。

宗教も同様ですね。

これが、人間。
そして、ひづるが言う──

フィクションを心から信じられるのが人の業だ
金然り、宗教然り、物語然り

だから私は、小説家なのだ。

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

「人の業」なのです。

ひづるは、人間であろうと信じられる人しか信じません。
根津は、自分で見たことしか信じないタイプです。

でも、人間の歴史はフィクション(作られたモノ)を信じることで作られてきた
そして、フィクションの塊でもある小説を生み出しているのが小説家

フィクションの力は絶大です。

ひづるは、目の前に突如出現したウシオを見て。
そして、ウシオに見せられた、これまでの記憶を見て。

フィクション(ウシオ)を、心から信じてみたくなったのではないでしょうか

地上で見かけたハイネは、全て影シオリ!?

シオリの戦闘能力は高くない
歩けるっちゅうだけで・・・ヒルコ様は弱ってて、あの洞窟から動けやんのです

by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ウシオの分析によると──なんとヒルコ様ことハイネは、弱っていてあそこから動けない

つまり、我々が見たヒルコ様は、全て影シオリの延長線。
唯一、本体が地上へ上がってきたのは──

サマータイムレンダ 5話『サマータイムレンダ』公式HP「STORY#05」より引用

3周目ラスト、人間を大量に食べて、回復した時だけだったのです。

そういや、足が悪いのは治ってないのか、飛んでましたね(笑)。それともあれだけの食餌をすれば全回復したのでしょうか・・・。

それ以外で見かけたのは、確かに影シオリの顔がハイネに変わっただけ
ハイネは、体の一部を使って影シオリとなり島を自由に動き回っていたのです

見えてきた勝ち筋

あのバカでかいカラダが、ヤツの本体・・・ヒルコ様なんや
シオリの足元の影がその一部に過ぎやんなら、シオリをいくら殺しても・・・死なんかった説明が付か!

by 根津 銀次郎『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ヒルコ様ことハイネの本体は、巨大な影
影シオリは、ヒルコ様の巨大な影の一部に過ぎず

影シオリの本体をいくら傷つけても、ヒルコ様の本体には大した影響はなく・・・。

前話、朱鷺子ときこの証言で──

こうするしかないんですよ、こうするしか・・・。
ハイネが死んだら、お母さんも死んでまうんやから・・・

by 菱形 朱鷺子『サマータイムレンダ』TVアニメ第12話

ハイネが死んだら、生み出された影も死ぬ!?

全ての影の生みの親を消し去れば、その親から生まれた影も消えてしまう!?
ハイネが死んだら、影を殲滅できる可能性が出てきました。(12話)

だけど、そもそも、影シオリを倒す方法が分からない。
ハイネ本体の戦闘能力は低く、歩くこともできない程弱っている。
しかし、四本腕の影が手強い。

小早川家での影退治は、影シオリ単独の時を襲える絶好のチャンス。
だけど、肝心の影シオリを倒す算段が付いてないのです。

そこでウシオの出番!

『サマータイムレンダ』公式HP「STORY#13」より引用

私・・・あいつ消せるかも

by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ハイネがウシオの頭をいじろうとした際、逆にウシオに同じ事ができるのを気付かせてしまったのです

経路を辿るなら、影の一部で構わない。
あの危険なヒルコ洞へ行かなくても、影シオリを捕まえ、そこからハイネ本体へ経路を辿っていけば、支配できる可能性があるのです

ならば、予定通り小早川家を襲う価値ありですね!

ハイネを倒せば他の影は全滅。
四本腕の影を倒さなくても、ハイネを倒せばある意味目的達成。

夏祭りまでの短期間かつこれだけの陣営で、影を殲滅するなど無理ゲーだと思ってました

ようやく、慎平達に勝てる方法、勝ち筋が見えたのです!

【5周目】7月22日 火葬場

火葬場では、収骨の時間まで食事中。澪は朱鷺子と話し、青銅は影の病を調べる者達を疎ましく思っていた。

補足

青銅が言っている「網代慎平が影の病について調べてる」とは、出棺後の食事で慎平が情報収集していた事ですね。

慎平を狙っていたわけ

しおりの両親が影に入れ替わったのは、影シオリの正体がバレないようにするため。

だけど、小舟家は・・・。
潮が海難事故で死亡。
死が公になり(ウシオは人間側に付き)入れ替わりできず。

ならば、潮の家族を影に入れ替える必要性はありません
にもかかわらず、影は澪を襲い、2年ぶりに帰ってきた慎平を帰って早々コピーした

ようやくその理由が判明しました──

青銅:影のウシオを完全に消しそびれた挙げ句、行方不明になったというのは本当か?
?:安心しなさい必ず見つけて消しますよまずは、家族から探ってます
青銅:小舟家を全員影に?
?:そのつもりです網代慎平を含めてね

by 『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

行方不明になったウシオの行方のヒントを得るために、小舟家+慎平を狙っていたのです

確かに・・・アランをプリントしたとき、影ミオが最初に聞いたのはウシオの行方でした

本当に慎重ですね、影は。

余談

それにしても青銅と誰かの会話──
「影のウシオを完全に消しそびれた挙げ句、行方不明になった」。

これは、海の中で影シオリが潮&ウシオと戦った時のことを言ってます

そんなことまで青銅に報告されているとは思いませんでした。
青銅は、もっと影に軽んじられていると思ってました(苦笑)。

逆に言うと、そこまで知っていても、何も手を打たなかったとも言えます。

潮を殺してしまったことではなく、潮が影に入れ替われなかったことを問題にしています

青銅の闇は深いですね・・・。

それにしても、青銅の行動も描写され、同時に妻や根来の出番を段階的に増やしていく。上手い見せ方ですね。

影シオリに何が起きたのか?

ん?どうしました?
すぐ行きます!

もしもし、すいません、母が呼んでるそうなので!

by ?『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

影の中での親子関係。
それも、母と呼ぶ声の持ち主は男性。

母とはハイネ。
ならば、声の主は、四本腕の影でしょう。

ハイネなら、今は影シオリの姿。
影シオリの姿は、食事会場の場で確認できました

この後、小早川家へ近づいたのが、四本腕の影なんですけどね~~。

さて、この時、影シオリに何が起きたのでしょう?
なぜ、四本腕の影は呼ばれたのでしょうか?

慎平が影シオリに「影の病」について話したから?

いいえ。
青銅との電話で、慎平が「影の病」について調べている事を話しても、四本腕の影は知ってる風でした。

(原作情報)アニメではカットされてますが、現に原作では「そのようですね。出棺の跡、ハイネが直に聞いたそうです」と電話の主は答えてます。

つまり、慎平がハイネ(影シオリ)に声を掛けたことは、既に報告済み。

なのに、なぜ四本腕の影が呼び出されたか?
急いで呼び出すほど、影シオリに何が起きたのか・・・。

私には一つしか思い浮かびません。

推測

続きを読む

この時、前の周から、ハイネが戻ったのではないでしょうか
つまり、ハイネがループしてきた。

ハイネは、4周目で竜之介の記憶を読み取ったことにより、この後、小早川家で襲撃を受けることを知っています。

そこですぐに四本腕の影を呼び、情報交換。
四本腕の影に、家まで付いてくるよう指示したのではないでしょうか。

ハイネはリスタートしてすぐに判断して、四本腕の影に指示したのです

【5周目】7月22日 小早川家

サマータイムレンダ 7話『サマータイムレンダ』公式HP「STORY#07」より引用

影シオリを捕らえるため、慎平達は小早川家へ向かい、前回同様ひづる(竜之介)が単独で乗り込むが・・・。

(原作情報)慎平は、葬儀を抜け出して第四砲台跡へ来ています。アニメではカットされてますが、原作では、慎平は一度戻り、ひづる達とは18時にコバマートへ集合する約束をします。
ウシオが腕時計に変身したのは、皆のところに戻るので姿を隠すためですね。ペンダントでは外の様子が分からないので腕時計にしたのでしょう。

スキャンデータを持ち越せる

おまえっ・・・前の周回でスキャンしたデータを、次のループに持ち越せるんか!!

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ウシオが、スキャンしたデータは次のループに持っていける

これは、理屈は分かるし、理に適ってますね。
そもそも、影であるウシオの肉体はデータの塊。
人間の記憶と人格は、影ではデータそのもの
慎平が、記憶を持ってやり直せるように、影であるウシオは、全てのデータを持ち越せるのです

推測

逆に言うと懸念点も──

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前々話で慎平も心配していました。(11話)

サマータイムレンダTVアニメ『サマータイムレンダ』ノンクレジット1stオープニング映像 【♪マカロニえんぴつ「星が泳ぐ」】より引用

治す方法がないだと!?そんなバカな!

どんどん衰弱している、くそ!二度とこいつを死なせるもんか!
ループすればいいのか?時間を戻せば傷は治るのか?

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第11話

ウシオはループすると、ウシオの肉体だけでなく、スキャンしたデータも次の周へ持ち越せる。

つまり、データはそのまま受け継がれるという事

ならば、本体にケガを負った場合、そのケガの状態も受け継いでしまうのではないでしょうか・・・

元データに反映される!?

しかし、惜しいな
オレがこれを壊されてなけりゃ・・・

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

前の周でスキャンしたデータが、次の周でも利用できると驚く慎平。
むしろ驚いたのは、こっちの考え方です(笑)。

プリントした物が壊されると、データも破壊される!?

釘打ち機ネイルガンは、確かに前話、四本腕の影に壊されました。

でも、壊されたのはプリントアウトしたモノであって、生み出したウシオ本体が傷つけられたわけではありません

影の本体は平面の影。
立体はただの肉の塊──ゆえに立体をいくら傷つけられても元に戻る。

同じように、ウシオが生み出した釘打ち機ネイルガンを壊しても、再度、スキャンした状態でプリントできるのだと認識していました・・・

プリントした物に何かあったとき、データにフィードバックされてしまうようですね。
人間と機械では考え方が違うのでしょうか?

でも反対に、敵の武器も一度壊せば無効化できるという事ですね!

もう今までとは違う

逃げて下さい・・・
ここはもう、今までの22日とは違う・・・

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

竜之介からの連絡は来ず、窓から出てきたのは影シオリではなくひづる!?
それも、あのひづる(竜之介)が右腕を失い、落ちてくる・・・。

異常事態発生!

今話から後半クールが始まり、OPED共に一心。
新OPでは、影シオリと四本腕の影が思い切り存在感を示していました。

だから、ここで影シオリを倒せるわけがないとは思ってました(苦笑)。
まあ、OP見なくても、こんな早いタイミングで退治できるとは思ってませんでしたが(笑)。

なので、何かあるとは思ってましたが・・・ここまで早くハイネが手を打ってくるとは予想外でした!

『サマータイムレンダ』は虚を突くのが上手い!

それにしても、竜之介がスレッジハンマーで暴れまくっているのに、家の外には音は全く漏れてこず・・・。小早川家の防音性能は凄いですね!(笑)

ハイネもループ!?

TVアニメ『サマータイムレンダ』後半PVより引用

わしもループできるんじゃ
おまんらが今日ここに来るんは、前回竜之介の記憶を探った時にわかっとったわ!

by 影シオリ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ハイネもループできる!?

確かに、慎平にループできて、他の人にループできない道理はなし。
ましてや、慎平がループしている目の力は、元々ハイネのもの。

ハイネがループできても、おかしくはないのです・・・

ただ、少し冷静に俯瞰して考えてみましょう。
このセリフ、少し違和感ありませんか?

ハイネは、慎平達が小早川家を襲撃するのを事前に知っていました。
だから、四本腕の影を従え、待ち伏せできたのです。

ループしているのなら、当たり前ですね。
4周目で襲われたので、その記憶があれば、これから何が起きるのかを知っているのは当然です。

ではなぜ、ハイネは自分の記憶ではなく・・・・・・・・・、竜之介の記憶から知ったのでしょうか?

4周目からループしてきたなら、わざわざ竜之介の記憶を読み取らなくても、影シオリ(ハイネ)自身が襲われているのでは?

補足

ちなみに「竜之介の記憶を探った時」とは、前々話、ヒルコ洞でスキャンしたときのことですね。(11話)

推測

ハイネ自身には、竜之介達に襲われた記憶はなく
竜之介の記憶で、襲われたことを知った様子

今のハイネの最優先は、慎平&ウシオです。
なので、もっと正確に表現しましょう。

ハイネ自身に、慎平が・・・ひづる達と襲いかかってくる記憶はなく
竜之介の記憶で、慎平も仲間になっていたことを知った様子

が正しい解釈ではないではないでしょうか。

これが何を意味するか──

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考えられるのは──
ループしているハイネは、3周目の(夏祭りにいた)ハイネ
ハイネが、4周目にループしてきたタイミングは、ウシオが慎平達に記憶を見せていた時

そう考えると、小早川家で襲撃された時、慎平もいたことをハイネが知らないのも頷けます。

ウシオの記憶を見ていた時に、ハイネのループが開始。
3周目の夏祭りで慎平の目を確認しているので、4周目では慎平に出会わなくても、慎平の力を知っていたのです。

だから、澪をおびき寄せて、対慎平対策がとれたわけですね

では、なぜそんな途中からループしてきたのでしょうか?

それは刻印じゃ

これからおまんが、どの世界に行こうが、すぐに見つけられる

分かるか?わしはずっとおまんを追いかけて来た
目ェ、合うたろ?あの夏祭りの最後に・・・

by 影シオリ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

慎平に付けた手形は刻印。
これがあるから、どの世界へ行っても見つけられる。

逆に言うと、世界は幾つも存在し、刻印がなければ、すぐには見つけられない

4周目、刻印を付ける前のハイネは、慎平をなかなか見つけられなかったのです。
だから──

見ぃつけた

あれからずいぶん探したぞ
もう逃がさぬ。

by 影シオリ『サマータイムレンダ』TVアニメ第9話

慎平を見つけた時に、こんなセリフを言ったのでしょう。

ハイネは自由にパラレル世界を行き来できるが、慎平のように自分の時間軸をやり直すことはできない。

ハイネは、慎平がやり直す世界を邪魔することしかできないのです

これがウシオも言っている、ハイネのループは──

多分、ハイネは慎平の力を利用してループしてるだけ

だから次の始点も私らと同じハズ
条件はイーブンや!

by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

ハイネが、思い通りの時間に戻れるのなら手強いです。

いや、未来を知っているアドバンテージを失ったのは手痛いです。
ループしていることを知っている相手と戦うのは手強いです。

でも、慎平と同時にスタートなら、まだ負けが決まったわけではないのです!

疑問 13-01
ハイネは、なぜ自分の記憶ではなく、竜之介の記憶から襲撃を知ったのか?

疑問 13-02
ハイネは、慎平の力を利用してループしてるだけとは?

ルール無用の四本腕の影

3本の「影縫かげぬい」が効かんやと!?

by 根津 銀次郎『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

襲いかかってくる四本腕の影の本体に、根津は3本の釘を打ち込む。
だけど、影縫かげぬいが効かない!?

四本腕の影は鉄柵で、根津の頭を貫く──

推測

この鉄の棒は、形からして鉄格子ですね。
地下道にあった、鉄格子のように見えますが・・・。

四本腕の影は、影のルールが適用されないのか?

そういや、四本腕の影には、他にもおかしな事が・・・。

3周目終盤、ひづるにショットガンを撃ちました。(5話)
オリジナルである、ひづるのショットガンがあるにも関わらず、動作していました。

4周目で、ひづる&根津を襲ったときも同様です。

それに、ハイネが竜之介の記憶を読んで知った、先読みの力も、四本腕の影は教えられる前に知ってました。

大体、あの鉄格子が、あの時の鉄格子なら・・・。

推測

攻撃手段として、鉄格子をスキャンしたとは思えません。
攻撃に適しているものではないですからね(笑)。

根津に投げつけた鉄格子は、地下道で澪&凸村をおびき寄せたとき、バチッと消した鉄格子だと思われます。(11話)

影シオリが、鉄格子越しに澪と凸村をスキャンしたときに、一緒に読み取ったのでしょう。

なので、読み込んだのは影シオリですね。
ウシオ同様、前の周で読み取ったデータを、持ち越したのです。

でも、おかしいですよね。
読み取ったのは、影シオリ。

今回プリントして使ったのは、四本腕の影・・・。

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まるで、四本腕の影とハイネは、データ領域を共有しているような感じですね

ならば、影シオリが読み取ったデータを、四本腕の影が使えるのも分かります。
4周目で、ハイネが伝えなくても、竜之介の先読みの力を知っていたのも、同じデータを共有しているのなら辻褄が合います。

これが、ウシオの言う「ハイネと同じニオイ」なのでしょうか・・・。

まあ、単純に、鉄格子はハイネが出して四本腕の影が使ったのかも。
竜之介の力を読んだのは、単に四本腕の影の洞察力が高いだけかもしれませんが(笑)。

疑問 13-03
四本腕の影には、なぜ影縫いが効かない?

疑問 13-04
四本腕の影の中身は空っぽ?

最善手

ごめん!痛かった、首!?
できるだけ思いっきしいったんやけどっ!

by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

慎平が、四本腕の影に捕まると見るや否や、すぐさま慎平の首を切り落とすウシオ!

まず、ウシオの判断ですが、素晴らしいですね
この状況では最善手です!

ハイネの企みで、ひづるが殺されました。
この時点で、この周は諦めなくてはなりません。

次は、前周(4周目)のようにできる限りの情報収集したいが、それは可能な限り。
次のループでひづるの死が確定してしまっては、元も子もない。
なる早で、ループしなくてはならないのです。

四本腕の影は、慎平の自由を奪い、殺しはしません。
尚のこと、ループすることが最優先。
#今回は、まだ毒薬も手に入れてないですしね

ウシオが慎平の首を切ったのは最良のタイミングだったのです
これは、前周で事前打ち合わせしていたのが効いていたのでしょう。

2人とも聞いてくれ
オレたちのうち誰かが死んだり、取り返しのつかない怪我を負ったりしたら、オレはすぐにループしてやり直す

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第12話

原作補足

アニメではカットされてますが、この時慎平は、ウシオに首をねるようにも頼んでます。

苦しいのは勘弁やからな、ウシオに首をねてもらおかな

※アニメでは全文カット

by 網代慎平『サマータイムレンダ』コミック6巻

苦しまずに、死ぬには・・・。
一瞬で死ぬので、痛みも苦しみも感じることもない、首を切ってもらう。

これをウシオに頼んでいたのです。
だから──

ごめん!痛かった、首!?
できるだけ思いっきしいったんやけどっ!

by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

一気に切った方が、痛みが少ないだろうと考え、ウシオは思いっきり慎平の首をねたのです。

分かっていても簡単にできるわけではありません。
男前です、ウシオさん!

南方ひづるの記憶 (2004年5月25日)

またしても、命を失った慎平。ウシオと共に、ひづるの記憶を体験する。

近くにいた人の記憶

6周目に突入する前に、ちょっと一休み?
的な気軽な感じではなさそうな、少し不穏な過去体験。

これは、慎平が過去(14年前)にループしたのではありません。
南方ひづるの記憶を、慎平とウシオが追体験しているのです

最初に死んだ時、似たようなことがあった・・・

- 中略 -

初めてオレが死んだ時、澪が近くにいてこんなことが起きたんや!
おまえが死んだプライベートビーチにオレもいて・・・過去の出来事を目の当たりにした。

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

なるほど。
その周が終わるとき、近くにいた人の記憶を体験する。

振り返ってみましょう。

周回 誰に殺された? 近くにいた”人間” 直後に見た記憶
1周目 影ミオ 澪の記憶
2周目 影ミオ 凸村 なし
3周目 南方ひづる 島民大勢 なし(俯瞰?)
4周目 自死 澪、窓、朱鷺子、他 なし
5周目 ウシオ 根津、ひづる ひづるの記憶

※「近くにいた人間」は距離的に近くにいた順

こうして並べてみても、記憶を見た人の共通点が見いだせないですね・・・。

慎平が死ぬ直前に亡くなり、慎平の近くにいたことくらい。
この条件では、他にも当てはまる人がいるので、必ず見るとまでは言えず・・・。

今回は、根津ではなくひづるの記憶を見ているので、一番近くにいた・・・・・・・人の記憶を見るわけでもない。

とりあえず、慎平は、死を迎えると、目の力を発動する
その際、近くにいる人の記憶を体験する副作用が現れる、という程度でしょうか

慎平の両親

水中考古学者
水に潜る仕事

by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

慎平の両親は「水中考古学者」
日都ヶ島の歴史を調査をしているということか。

前周、ヒルコ洞で見たのは、海底を模したような影での装飾。(11話)
それはまるで、影が海から来たと言っているようなもの・・・。

そこへ、日都ヶ島近辺の水中を調査する、考古学者が現れる。

前言ってたポイントに、潜ってみようと思ってます
日都ヶ島は歴史があって面白いですよ

by 網代 透『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

慎平の両親が亡くなったのは10年前。
今体験しているのは14年前なので、このセリフが直接事故に繋がるわけではないでしょう。

だけど、島の歴史に海・・・単なる事故ではなく、影と絡んできそうですね・・・。

トモダチ

お姉ちゃんに、友達ができたって言うから・・・

by 南方 竜之介『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

(恐らく)朝子以外に友達がいない、ひづる
そんなひづるに新しく友達ができたと聞いても信じない竜之介と朝子。

ひづるは、二人に友達を紹介する──

場所はタカノス山の旧病棟。

旧病棟は、現在、立ち入り禁止
何も触れてないということは、この記憶は「立ち入り禁止」になる前の出来事。

これから描かれるのは、立ち入り禁止になった出来事でしょうか・・・。

こんばんは、ハイネ

by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話

姿が現れたのは、旧病棟の2階。
以前、ウシオが調査したところですね。
確かに、誰かが住んでいた様子がある云々言ってました。

そして、姿を現したのは──ハイネ。

それも両目のある・・・・・、そして歩ける・・・ハイネですね

サブタイ「トモダチ」は、人間ではなく、影。
それもハイネのことだったのです。

おわりに (『サマータイムレンダ』13話とは)

前話が、とても盛り上がった前半クール折り返しだったので、正直今話は落ち着いた回になるだろうと気楽に観てました(笑)。

が、いい感じで虚を突かれ驚かされました~~。

慎平が、前周、命を賭けて掴んだ情報。
無理ゲーだった、影殲滅、夏祭り阻止に、希望の光が見えたと思いきや・・・。

役者が上のヒルコ様。
年の功か、目の力に関しては本家本元か。

ただでさえ複雑な作品なのに・・・。
影の力に、影でありながら味方するウシオ。
ハイネの最後の力に、四本腕の影の強さと目的。
影に協力する菱形家に、島に伝わるヒルコ伝承。
人格と記憶だけの竜之介に、14年前にハイネと何があったのか。

そこへ、ループVSループなんて、ややこしい!(笑)
レビュー解説&考察している身にもなってよ!(爆)
注:原作者・田中先生は、そんなこと考えて作品を作ってるのではありません(笑)

いや、ますます挑戦しがいのある作品になってきましたね!

一応付いていってるつもりですが。(えっ実は既に間違った方向へ行っている!?)
一体、どこまで深まっていくのか・・・。

楽しみです!

以上、TVアニメ『サマータイムレンダ』第13話の感想&考察レビューでした。
超長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。

14話のレビューも書いてます。
良かったらご覧ください。

ではでは。

きょうのひとこと

OPだけ見るとバトルアニメ(笑)

疑問点 まとめ(QA一覧)

この章は、今話までの疑問点をまとめています。

回答は、推測は除き、(原作情報含む)作品内で明らかになった事実のみ記載。

前話までで解決したものは、削除しています。
過去分含め、全て見たいという方は「全話疑問点一覧(QA集)」をどうぞ。

Coming Soon

今週の感想ツイート

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