こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『サマータイムレンダ』第14話「to be/not to be」を鑑賞しました。
本レビューではアニメ感想だけではなく、原作コミック情報も加え、個人的な解釈による解説・考察をしています。
皆さんの理解の助けになり、作品をより楽しんで頂ければ幸いです。
今話の原作
今回アニメ化されたのは、原作コミック7巻「to be/not to be」の後半部分と8巻「ライツ カメラ アクション」の冒頭。
前話次点で、7巻の半分以上残っていたのですが一気に進みました(苦笑)。
今話の主なトピック (クリックすると該当項目へ)
今話で解決しなかった疑問
最下部「疑問点まとめ (Q&A一覧)」に記載
本レビューの方針
本レビューは、次話以降のネタバレはありません。
アニメ感想
+
原作コミックを読んで分かった情報を加味して「解説・考察」
私は原作コミック未読です。
アニメ鑑賞後、アニメ化済み時点までの部分を読み、レビューを作成しています。
よって・・・次話以降のネタバレはなしなのでご安心ください。
全25話 各話リスト
話数 | サブタイトル | 周目 | 原作 |
第13話 | トモダチ | 5 | 7巻 |
第14話 | to be/not to be | 6 | |
8巻 | |||
第15話 | ライツ カメラ アクション | ||
第16話 | オリジナル | ||
9巻 | |||
第17話 | 決断 | ||
第18話 | 対面 | ||
10巻 | |||
第19話 | メイドインブラック | ||
第20話 | All is (not) lost. | 11巻 | |
第21話 | 網代慎平の一番長い日 | ||
12巻 | |||
第22話 | 帰還 | ||
第23話 | 常夜 | ||
13巻 | |||
第24話 | Summertime re-rendering | ||
第25話 | ただいま |
※ 話数:リンクは各話レビューへ
※ 周目:ネタバレ避けるため次話以降はマスク
はじめに
ひづるの記憶を体験し、14年前のハイネ暴走を目の当たりした慎平とウシオ。
6度目の7月22日は、小早川家突入前から。
慎平は突入を中止し、皆を校舎へ集め協力を求める。
ひづるの過去を覗いてハイネとの因縁知るも、攻略のヒントはなし。
ならば取れる作戦は総力戦!?
「当たって砕けろ」か、それとも「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」か。
が、攻めてみないと攻略のヒントも見つからない。
少し安直な気がしますが、何度も挑戦できるからこその選択なのが面白い。
これが、ループ物の真骨頂!
が、敵もさる者、引っ掻くもの。
獅子は兎を撃つに全力を用う。
最初から、ラスボスが打って出る!?
そこへループ限界説が持ち上がり。
しばらくは慎平側が追い詰められる展開が続きそうな流れですが、『サマータイムレンダ』は裏をかくのが上手いからな・・・。
構えず、流れに身を任せて楽しむのが吉でしょう(笑)。
さて、今話はペースが上がり、かなり原作カットされています(涙)。
原作補完しながら感想&考察していきます。
では、今話を振り返っていきましょう。
感想&考察レビュー 第14話「to be/not to be」
南方ひづるの記憶 (2004年5月25日) ──友達──
ひづるとハイネは、かつて友達だった。
ひづるではなく、ハイネの願い
前話から引き続き、ひづるの記憶の中──
前話ラスト、ひづるに友達ができたことを信じない、竜之介と朝子。
竜之介と朝子が信じないので、証明しようと2人を旧菱形医院へ連れて行ったのだと思ってました(苦笑)。
が、──
すまんのう、ひづる。
ひづるの友達に会うてみたいて、わしが言うたんやのに・・・いざとなったら・・・。by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
竜之介と朝子に会いたいと言ったのは、ハイネだったのです。
この時、ハイネが竜之介と会っていれば、あの結末は避けられたかもしれないですね・・・。
いや、竜之介は、ひづるの弟だから友達ではありません。
「友達に会ってみたい」と言っていたのだから、会いたかったのは朝子でしょう。
だけど、ハイネが言うように、いざとなったら勇気が出なかったのです。
そのわけは・・・。
ひづるは特別
みんな、わしを見たら怖がって逃げよるが、おまんは逃げるどころか追いかけて来たろ。
by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ハイネのこの言い方だと・・・。
逃げられるのがイヤ──自分の姿を見て逃げられるのに傷ついていた、ということでしょうか?
旧病棟の2階、14年前までは普通に上がれたんやな。
by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
「普通に上がれた」とは、10話で慎平達が旧病棟を調査した時、2階への階段は崩れてなくなっていました。
2階に行くには、ウシオの影の力で上がるしかなかった──
どや!!!
by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第10話
とウシオが言っていたシーン。
現在は階段がなく普通に上がれませんが、14年前は階段があったのです。
普通に2階へ上がれるとは言え、ハイネを見かけて廃墟病院へ入り2階まで追いかける人はそうはいないでしょう(笑)。
ましてや──
旧病棟のおばけ、噂になってる。
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
こんな噂を知っていたら、普通は躊躇するか、逃げてしまうのが当然です(苦笑)。
ハイネは、散々逃げられて、人を信じられなくなった。
だけど、(逃げるどころか2階まで追いかけて来た) ひづるだけは特別だったのです。
ひづるを特別と思うハイネの気持ち。
少し理解できますね。
ハイネは押し込められていたのか?
ところで、なぜハイネはこんな所にいるのでしょう。
人間(食餌)が溢れる所へは、危険で置いておけないというのは分かります。
人目にさらしてはいけないと、廃院2階へ押し込んでいたのでしょうか。
ハイネの正体は、ヒルコ様です。
神様に住んでもらうには、随分荒れた場所ですね(苦笑)。
ハイネがここに住んでいた・・・。
のではなく、別の所に住んでいて、たまに廃院2階へ遊びに来ていた、という感じでしょうか。
10話でウシオが2階を探った時のセリフ──
料理本。
2階は家族が住んどったんか?by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第10話
(14年前の)今でもすっかり廃墟となっていますが、確かに誰かが住んでいた形跡。
ハイネは、旧菱形医院が廃院になる前まで、2階に住んでいたのではないでしょうか。
当時は、病院の2階に住んでいると、何かと都合が良かったのでしょうね(苦笑)。
廃病院には、ヒルコ洞へ繋がる(影だけが通れる)隠し通路もあります。
11話で、ひづる(竜之介)も言ってました──
ハイネ、はじめっからおまえは・・・またごっこ遊びなんか?
今度は小早川しおりの記憶を使って!by 南方ひづる(竜之介)『サマータイムレンダ』TVアニメ第11話
旧病院が廃墟になった後も、ハイネは普段はヒルコ洞にいて時折こうして廃病院へ来て「ごっこ遊び」をしていたのかもしれないですね。
シデ様
シデサマは、欲と二人連れじゃ!
せやさけ、腕が四本もありなさる。by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
腕が四本と言えば、四本腕の影しか思い浮かびません(苦笑)。
ようやく、四本腕の影の名前が分かりました。
エンディングのCAST紹介でも、これまでモザイクがかかっていた名前の部分が「シデ」と表記されました(笑)。まだ馴染みませんが、本ブログ「ここアニ」でも今話から「四本腕の影」を「シデ」と表記します。
そして、もっと重要な情報が──「欲と二人連れ」!?
目が4つ腕が4本なので二人分の影だろうと想像していましたが、欲と二人連れとはこれ如何に・・・。
「欲」と二人連れと聞いて、強欲な感じ、欲望のままに行動している姿が思い浮かび、確かにシデに当てはまります。
ですが「欲」は生き物ではありません。
欲は、心の状態です。
生き物ではない欲と二人連れとは、一体どういう意味なのでしょうか?
それと気になるのが──「シデ様」と、ハイネが「様」付けで呼んでること。
彼女こそが日都ヶ島の神、ヒルコノミコト。
影たちの母。by 菱形 朱鷺子『サマータイムレンダ』TVアニメ第12話
ハイネは、日都ヶ島の神、ヒルコ様。(12話)
シデも、ハイネをオカアサンと呼んでいます。
ハイネの方が、格上。
なのに、なぜハイネは、格下のシデを「シデ様」と様付けで呼ぶのでしょうか。
シデについて、もっと突っ込んで聞いて欲しかったのですが、14年前のひづるにとってはさほど関心がなく(苦笑)。
ひづるは、シデのことよりもハイネのお腹を満たしたくなってしまうのでした(笑)。
なぜハイネは、シデを様付けで呼ぶのか?
シデの「欲と二人連れ」とは、どういう意味か?
ごく普通の女の子
これじゃ、これじゃ!
ありがとう、ひづる!どんな味か気になっとったんじゃ!
by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ひづるが手渡したお菓子「明台 カルメン」。
これは、実在する「明治 カルミン」ですね。
#現在は販売終了されています
「明治 カルミン」は、1921年(大正10年)に発売され、100年近くも販売され続けた明治のロングセラー商品。
ハイネもどこかでカルミンを知り、食べたかったようですね。
「どんな味か気になっとった」とは──以前から知ってはいたが、これまで一度も食べたことがない、と読み取れます。
もしかすると、ハイネは人が食べる物を与えられてないのかもしれないですね。
影にとって情報が食事、だから人をスキャンする。
しかし「味という情報だけは、直接食べる必要がある」。(5話)
影は、食に相当こだわっているように見受けられます。
10話で、ウシオが旧病棟の2階を調査したとき「料理本」を見つけました。
ウシオは、家族で住んでいたのかと想像しましたが・・・。
もしかすると、ハイネ自身が色々な味を欲していたのかもしれないですね。
となると、影シオリが小早川一家で食事をしていたのも頷けます。
満足そうに、お菓子の味を楽しむハイネ。
慎平・・・なんか、あの子、ホンマにあのハイネ?
by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ウシオも言うように、とてもあのハイネと同一人物には見えません。
普通の女の子です。
それどころか、食事も与えられず、こんな所に一人で放置された可哀想な子供です。
ひづるは、一体どんな気持ちで、ハイネと触れ合っていたのでしょうか・・・。
14年前、ハイネは普通の女の子だったのに、なぜ変わった?
南方ひづるの記憶 (2004年5月25日) ──空腹──
ある日、ハイネが空腹に耐えられず・・・。
おやつで腹は満たされない
ひだるいんは嫌じゃ。
嫌じゃあ、嫌じゃあ。by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ひづるの記憶を覗いているので、日数がどれくらい経過しているのかは分かりません。
お菓子とは言え、ひづるが定期的に与えているにもかかわらず、空腹を感じるハイネ。
飢えでぎょうさん死んだ・・・
大人が死んで・・・魚も獲れんようなった・・・
夏になったら、お父もお母も兄弟も・・・みんな死んでもうた・・・by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
空腹を感じ、昔の辛い頃を思い出すハイネ。
これはハイネの記憶か、それともハイネがコピーしたオリジナルのはいねの記憶でしょうか・・・。
私は、ハイネを良く思ってないので(苦笑)、ハイネがこんな悲しい状況だったとは思えません(思いたくありません(苦笑))。
語られている内容は、漁をする人間のこと。
ハイネは影がコピーした最初の人。(12話)
だから、ハイネは影のお母さんですし、(人間の)両親は存在しません。
よって、両親が死んだのは、ハイネではなく(オリジナルの)”はいね”のこと。
この記憶は、人間の”はいね”の記憶でしょう。
ただ、誰かに成り代わった影は、オリジナルの記憶に強く影響されている気がします。
ハイネの場合は「飢え」。
ハイネはオリジナル「はいね」の経験から「飢え」に極度の恐れ、恐怖感を抱いているかもしれないですね。
二人の誕生日
さっきウチで、いっぱい買うてったで。
今日はパーティーやろ?by 小早川 達夫『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
コバマートの店主の達夫。
随分、いい年しているように見えますが・・・朝子の夫になる人ですね(笑)。
つまり、しおりの父親です。
それより驚いたのは、ひづるの記憶を見ているはずなのに、ひづるが見ていない出来事が描かれていること。
これは、ひづるの記憶だけでなく、ひづるの中にいる竜之介の記憶も覗いているということでしょう。
ところで、なぜ竜之介は、ひづるを探しに行ったのでしょうか?
ひづるは何度もハイネの所へ行っています。
これまでも行き先を言わずに、フラッといなくなったこともあったでしょう。
#しょっちゅう?
なぜこの日に限って、竜之介は、ひづるを探していたのでしょうか?
今日は僕らの誕生日やで・・・お姉ちゃん。
by 南方 竜之介『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
この日は、二人の誕生日。
(恐らく朝子と3人で)誕生日パーティーしようと言っていたのに、ひづるはフラッと出かけたまま帰ってこない。
探していたら、ひづるはタカノス山へ行った可能性が。
暑い日なので、どこかで倒れてたりしないか心配もあって姉を探しに行ったのです。
朝子がタカノス山へ行かなかったのは、幸か不幸か・・・。
もしかすると、ひづるは竜之介に任せて、朝子は達夫と一緒にいたのかもしれないですね(苦笑)。
よりにもよって、ハイネの飢えが最高潮になっていた、この日に・・・。
不運はそれだけではありません──
原) ハイネのことがバレないように・・・
赤い着物?誰や。
まさか、おねえちゃんが言うてた友達?ねえ、大丈夫?
気分でも悪いん?by 南方 竜之介『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
なぜ、ひづるより先に竜之介がハイネを見つけてしまったのでしょうか?
竜之介は、一度ひづるに旧菱形医院まで案内されています。
ひづるを探していた竜之介は廃院へ真っ直ぐ向かったのでしょう。
ひづるも寄り道をするような性格ではありません(笑)。
廃院へ着いた様子もありません。
なのに、なぜ先に山へ入ったひづるを見かけることなく、竜之介がハイネを見つけてしまったのでしょうか?
アニメではカットされていますが、原作には、ひづるが遅れた理由が述べられていました──
あの猟師を撒くのに時間がかかってしもた・・・遅刻や。
ハイネに謝らんと・・・。何?今の光。
※太字部分はアニメではカット
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』コミック7巻
なんと、ひづるは根津を撒いていたのです。
野良影出現時、すぐに現れたことから──根津はひづるの後を付けていたのでしょう。
安全な場所へ出るまで、あるいは、山を出る気になるまで。
ひづるが廃院へ行くと分かれば、根津に止められるかもしれない。
ましてや、ハイネを見られたら、根津は彼女にまで説教するでしょう(苦笑)。
そんなことは絶対に避けなくてはと考え、ひづるは根津を撒こうとしたのではないでしょうか。
ひづるは根津に行き先が分からないよう、廃院へ行くルートとは違う方向を歩いたのでしょう。
結果、竜之介がひづるを追い越してしまう・・・。
根津の、ひづるを心配するお節介。
ひづるの、ハイネへの気遣い。
これらが、竜之介が先にハイネを見つけてしまう原因となってしまったのです。
逆に、野良影に襲われた時、根津がひづるを諦めずに追いかけてきたから助けに入ることができたのです。
根津のお節介に、ひづるは助けられたとも言えるのです。
記憶に干渉!?
誰かそこにおるんか?
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
記憶を見ているだけのはずなのに、慎平の声に反応するひづる。
これは、9話で、ウシオの記憶にハイネが入り込んできたのと似ていますね。
ハイネが、他人の記憶再生中に介入できるなら、ハイネの目を持つ慎平にできても不思議ではありません。
ただハイネがやったのは、記憶に干渉し観測者に呼びかけだけ。
今回慎平がやったのは、記憶の中の人、つまり過去に干渉したのです。
これってもしかして・・・。(後述)
なぜ空腹状態に?
ひづる・・・?
ちゃう・・・わしじゃない、わしじゃない・・・。by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
「わしじゃない」とはどういう意味か?
竜之介を殺したのは自分ではないと言いたいのか?
確かに、竜之介が殺された瞬間は描かれてません。
状況からみると、ハイネが殺したのでしょう。
この手の描き方だと、殺したのは別人かもしれません。
でも、問題はそこではありません。
殺したのは誰にしろ、ハイネが竜之介を食べていることです。
ハイネが、ひづるの前で示していた空腹。
それは、ひづるが持ってくる食べ物では満たされず。
極度の空腹、飢餓状態が起こした暴走。
ハイネの飢餓状態は、なぜ起きてしまったのでしょうか?
ハイネが人を食べてないから空腹になるのは当たり前。
どうして、そんなことに疑問を持つのかですって?
私が言いたいのは、食餌係として代々ハイネを世話している菱形家は何をしているのか?という問いです。
これまた情報が全くないので、想像の域を出ませんが・・・。
二つの可能性が考えられます。
完全に想像なので気にしないで良い気もしますが・・・一応隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
続きを読む (クリックして下さい)
- ハイネの飢餓状態は、よくある
今回、飢餓状態に、たまたま当たってしまった - ハイネの飢餓状態は、初めて
ハイネはしばらく人を食べてなかったが、人の味を思い出してしまった
ハイネの主食は人間。
人間の遺体は菱形家から提供されていました──
年に平均4人、日都ヶ島では死人が出ます。病気や事故で。
もう分かりますよね?
そうした死人をウチは、ずっと彼女に与え続けているんですよ。父も、祖父も曾祖父も、そのまたずっと昔から・・・。
by 菱形 朱鷺子『サマータイムレンダ』TVアニメ第12話
朱鷺子は、年に約4人、ハイネに遺体を提供していると言ってました。(12話)
つまり、ハイネが欲しいときではなく、死人が出たときに食餌ができる。
となると、この時、死人が出なかったからハイネに食餌を与えられなかった。
もしくは、菱形家に何かあり、遺体の供給が滞った。
ハイネはシデに注意されてると言ってました──
せやから、こうやって会うんはアカンて言われとるんじゃ。
by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ハイネは空腹時に人を見かけると抑えが効かない。
だから、人と会うことを禁じられていたのかもしれません。
以上が➊。
もう一つ考えられるのが➋。
ハイネは、オリジナルの「はいね」を食べて以降、人間を食べてなかった。
もしくは食べる必要がなかった。
だけど、人の味を思い出してしまった・・・。
ひづるの血ですね。
だとしたら、人を食べる習慣をひづるが思い出させてしまったことになります。
それはそれで悲劇ですね・・・。
朱鷺子の証言によると、遺体の提供は父だけでなく祖父もやっていた。
なので、➊だとは思うのですが、ひづるの血を味わっているのが、何か引っかかりますね・・・。
この辺は、現代に戻ったとき朱鷺子が何か知ってないか確認して欲しいのですが・・・今後のお楽しみですかね(笑)。
ところで、ハイネはこのときなぜ竜之介を食べたのでしょう?
なぜ、「バチュッ」と食べなかったのでしょうか?
リアルな食べ方だっただけに気になりますね・・・。
ハイネは、なぜ竜之介を消去(バチュッとするやつ)しなかったのか?
これが探している本体!?
わしじゃない、わしじゃない!
うわあああ~~!by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ハイネの絶叫と共に、破裂するように弾け飛ぶ右目!
目!?
ハイネの右目!!by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ハイネの右目は、それ自体が生き物のように動き、その場から逃げていく。
これが、ハイネ達が探している体か──
しかし、あなたには用はない。
人格と記憶だけのあなたには。体の方はどこへ行ったんですか?
母の右目を奪い去った「体」の方は?by 四本腕の影『サマータイムレンダ』TVアニメ第11話
シデの言い方だと、母の右目を奪ったのは竜之介。(11話)
それなのに、ひづると竜之介は何も知らない・・・。
なるほど!
それもそのはず、この目が探していた体なら、竜之介とは別の意思を持ち逃げてしまったのです。
ハイネは、頭が破裂したことでパニック状態。
ひづるは、眩い光で思わず目を閉じてしまう。
だから──
記憶を読んだ・・・ひづるも竜之介も体の行方を知らん。
ジジイの方は読めやん。by 影シオリ『サマータイムレンダ』TVアニメ第11話
記憶を読んでも、体の行方が分からなかったのです。
慎平が見ているのはひづる(and竜之介)の記憶。
ひづる達が見てないものは見えません。
ということは、右目が弾け飛んだのは見えていたのかもしれません。
その後、右目は茂みの方へ逃げていきました。
記憶を読んだ・・・ひづるも竜之介も体の行方を知らん。
by 影シオリ『サマータイムレンダ』TVアニメ第11話
その場合──
「行方を知らない」とは、その後、体(右目)がどこへ行ったのかは知らないという意味でしょう。
ハイネの右目はどこへ行った?
影リュウノスケ
いる、ひづるさんの中に・・・。
影の身体能力!
ハイネがはじけて、竜之介さんのデータが中に入った。by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ハイネの顔が破裂し、ひづるの手を火傷させた時、竜之介のデータが刻まれたのでしょう。
ひづるの中に、竜之介のデータが入り込んだ。
竜之介は、人間(ひづる)の体に宿った影だったのです。
誕生直後、根津を助け、野良影2体をあっさり退治。
影リュウノスケは、影の本能で「影の弱点(本体)」が分かり、真っ先に平面の影を攻撃したのでしょう。
これで、ひづると根津が影に詳しい理由が分かりました。
この時の戦い、および影リュウノスケから情報を得たのでしょう。
まあ正直、竜之介は影ではないかと薄々感じてました(苦笑)。
それっぽい行動をしていましたからね(笑)。
これで、ようやくスッキリしました!(笑)
ただ、もう一つ気になっていた点があって・・・それは解決していません。
竜之介の正体が影であることは分かりました。
ですが・・・。
なぜ、影リュウノスケは、影の使命を持たず人間として行動しているのでしょうか?
ウシオと同じだろう、ですって?
では、質問を変えましょう。
影達は、ウシオがオカアサンの指示を聞かずに人間の味方をしているのを不思議がっていました。(4話)
なんで言うこときかんの?
お前まさか、声が聞こえてへんのか?by 影シンペイ『サマータイムレンダ』TVアニメ第4話
影が裏切ることは、滅多にないのでしょう。
いや、声が聞こえたら刃向かえないような感じのことを影シンペイは言っていました。
つまり、ウシオやリュウノスケは、ハイネの声が聞こえてない。
それが、(ウシオが散々言われてきた)不良品ということか。
ならば、なぜウシオとリュウノスケだけが影の本能がない、あるいはハイネの指示が聞こえてないのでしょうか?
私はてっきり、ウシオはデータを書き込めるストレージが少なく、影の本分であるデータまで上書きしてしまい自由なのだと考えてました。(9話)
多分私は「上書き」してしもたんやと思う・・・。
ホンマは影としての元の部分を消してしもたらあかんのに、私は影の自分を小舟潮のデータで上書きして消してしもたんや。
せやから、私は自分の事、小舟潮て思てる。
※アニメでは全文カット
by ウシオ『サマータイムレンダ』コミック5巻
が、リュウノスケも人間側だとなると、その考えは違うようです。
では、なぜウシオとリュウノスケだけイレギュラーなのか?
現時点で明らかになっている情報で考察すると──
2人は、コピーの失敗、あるいは例外。
確かに、今話で描かれた影リュウノスケの誕生(ひづるの中に入ったこと)は例外中の例外でしょう。
となると、ウシオもリュウノスケ同様、変則な形で誕生したのでしょうか?
いや、そんなにイレギュラーな誕生が近い存在で起こっていたらご都合主義過ぎます(苦笑)。
と考えていくと・・・。
続きを読む (クリックして下さい)
考えなければならないのは、リュウノスケとウシオの共通点。
体の方はどこへ行ったんですか?
母の右目を奪い去った「体」の方は?by 四本腕の影『サマータイムレンダ』TVアニメ第11話
ハイネの顔が破裂し、「竜之介のデータ」と「体(右目)」が放出(分離)。
竜之介のデータは南方ひづるの中に入り、影リュウノスケに。
体(右目)はどこかへ逃げていった・・・。
一方、ハイネの右目は、現在慎平に。
慎平に目を与えたのは、(恐らく)ウシオ。
と、ここまで考えると、行き着く結論は──
おっと、今日のところは、この辺にしておきましょうか(笑)。
なぜ影リュウノスケは、ハイネに刃向かえる(人間の味方)?
相手は野良ですが、根津がこのときスキャンされコピーされました。
その後、影の身体能力を発揮した竜之介が退治。
この時、根津に「影の病」の免疫ができたと思われます。
不思議体験
ようやく明らかになった、ひづるが体験した14年前の出来事。
4周目、ひづるは、慎平を信じる根拠を14年前の出来事が根拠だと言っていました。(7話)
私は14年前、この島で、ある影と出会い、そいつに家族を殺された。
その体験こそが、キミを信じる根拠だよ。。by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第7話
14年前、ハイネに竜之介を殺され。
竜之介は、ひづるの体を影の身体能力で操り、子供野良影を一体倒す。
影を信じる根拠にはなるでしょう。
でも、おかしくありませんか。
影は現在でも出現しています。
ひづるはこの時既に、影アランを倒しています。(6話)
影の話を信じるのに、14年前の出来事を例に出す必要はありません。
まず、そもそも慎平の何を信じるという話をしているのでしょうか?
君は今日、7月22日を体験するのが初めてではない。
何度も繰り返しているのではなかろうか。つまり君は──タイムトラベラーだ。
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第6話
ひづるは、影のことだけでなく、慎平が何度も時間を繰り返していることも信じたのです。
タイムリープを含めた慎平の言動を信じる根拠に14年前の出来事をあげた、と私は解釈しています。
ならば、時間にかかわる体験が根拠になるはず。
ならば、時間にかかわる体験が根拠になるはず。
2つ該当します。
一つは──
影リュウノスケの未来予知。
ひづる(リュウノスケ)は、2体目の野良影から攻撃を受けたとき、未来予知でかわしました。
この体験で、ひづるは、影の力は時間をも超越できる可能性があると考えたのではないでしょうか。
(2秒先とタイム・トラベラーはかなり差がありますが)これが、慎平のタイムリープを信じた根拠かもしれません。
もう一つは──
誰かそこにおるんか?
── え? 俺の声が聞こえた?空耳か。
“なぐも先生”だと?by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
この時の体験ではないでしょうか。
ひづるの記憶だと言うのに、慎平が思わず声を出したら、ひづるに届いてしまう。
14年前、ひづるが小説家を目指していたかどうかは分かりません。
が、小説好きなのは確かです。
洋食コフネでも、ハイネと一緒にいるときも読書していました。
仮に・・・仮にですよ。
小説家を目指していてペンネームなんかを先に考えていたりするとどうなるでしょうか。
ひづるの性格だから、そのペンネームは誰にも明かさないでしょう。
いや、この時から覆面作家を目指していたかもしれません!
ならば、なおさら隠しているはず(笑)。
誰にも話していないペンネームで呼ばれたら、どう思いますか?
ましてや”先生”付きで呼ばれたら、どう感じるでしょうか。
少なくとも不思議な気持ちになりますよね。
アニメではカットされていますが、先のセリフ、原作ではこんなことを言っています──
私は14年前、この島である影と出会い、そいつに家族を殺された。
その時、私を助けてくれたのが、そこにいる根津銀次郎だ。そして同時に、私はある体験をした。
厳密には、その体験こそが、キミを信じる根拠だよ。※太字部分はアニメではカット
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』コミック3巻
目の前に自分を”南雲先生”と呼ぶ少年が現れた。
14年前に聞いた声は、なんとなく、慎平の声だったような気もする。
でも目の前の少年は、ウシオと同じ高校生(正確には専門学校生)。
14年前は4歳前後。
あんな声は出せないし、そもそもタカノス山へいるわけもない。
もっとも整合性が取れるのは──
つまり君は──タイムトラベラーだ。
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第6話
なんて、発想をする私こそが中二病でしょうか(爆)。
まあ、二つ目は私の妄想がかなり入っているので、話半分で聞いて下さい(笑)。
今日のところは見逃しちゃる!
友達やから、一回だけ見逃しちゃる。
次に会うたら、殺す!by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
悪いことをしたのはハイネ側なのに、「見逃しちゃる」とは開き直りか(笑)。
当時のひづるならいざ知らず。
現在の影の動きを見てきた我々なら分かりますよね。
影達は、自分たちが影であるのを人間側にひた隠しにしています。
少し違和感があっただけで作戦を止めるほど慎重。(3話)
ひづるは、ハイネの正体が影であることを知り、右目を持っていったかもしれない(と思っている)。
当然消さなくてはなりません。
ああ、ハイネが去った直後に野良影が現れたのは、ハイネの命令だったのかもしれないですね。
ひづるは、これまで何度もタカノス山に入りました。
でも、野良影には出会いませんでした。
マムシ狩りをしている根津も、野良影は初見のようでした。
となると、このタイミングで野良影が現れたのは、あまりに都合が良すぎます。
野良影は、ハイネの指示で現れたのではないでしょうか。
目的は、もちろん──口封じ。ひづるの排除。
それとも、単にハイネの悲鳴で野良影が集まっただけでしょうか・・・。
いずれにせよ、今回は影リュウノスケの活躍で、ひづるを始末できなかった。
だから──
友達やから、一回だけ見逃しちゃる。
次に会うたら、殺す!by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
友達だからと見逃すハイネ。
ハイネにも、まだ情が残っているのか。
その割に、14年ぶりに再会しても冷たすぎます。
「トモダチ」だったハイネとは、まるで別人に見えるのはポーズなのでしょうか・・・。
スレッジハンマーはしっかり入ってます(笑)。
メガネのスペアがこんなにあるのは、自分を殴っても大丈夫なようにでしょうか(爆)。
そして、そして注目は、そのメガネの上──
ひづるは、朝子の手紙を持ち歩いていたのです・・・。
やはり、ひづるにとっての友達は朝子だけだったのではないでしょうか。
【6周目】7月22日 コバマート
6度目の7月22日。慎平の意識が戻ったのは、小早川家突入の直前だった。
ループの限界
今回のリスタート地点は、小早川家突入前──18時頃。
前回は、14時半前だったので、これまた3~4時間遅くなりました。
はっ・・・私の家?
ウシオが慎平の首を刎ねてループしたんや。- 中略 -
うむ、観測可能な時間の限界が死ぬ度に狭まってきとるんじゃ。
by 影シオリ(ハイネ)『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
慎平の力が弱まっている!?
ハイネの推測によると、慎平の力が弱まり「観測可能な時間の限界」が縮まっている。
「観測可能な時間」とは、”なかったことにできる時間”だと思われます。
慎平がやりなおすことのできる時間ですね。
リスタート地点が遅くなっているのではなく、やり直せる時間が短くなっていると言うのです。
確かに、私はこれまでリスタート地点のズレしか気にしてませんでした。
※クリックすると拡大できます
4周目までは、10~20分程度しか先へ進みませんでした。
5周目で、一気に3時間程進みました。
そして、今回は、4時間近く進んでしまった。
これは、段々リスタート時間が遅くなっているのではなく、慎平の「観測可能な時間」が短くなっていると言うのです。
図で言うところの「未確定事実」の時間ですね。
4周目までは「観測可能な時間」に十分余裕があったので、前周リスタートした直後(10~20分)から開始できた。
ところが、少しずつ「観測可能な時間」が短くなり、あるいは4周目で一気に力が弱まり、5周目では、限界時間よりも観測時間の方が長く、一気に時間が進んでしまったと言うのです。
とは言え、今回戻ったのは18時直前。
前周、慎平が死んだのは、ひづるが突入して5分と少し。
慎平の腕時計によると──18時7分。
6周目は僅か10分程度しか戻ってないのです!
今話ラスト、6周目も終わってしまいました。
7周目は、1時間20分ほどしか戻ってません。
少し復活したとは言え、4周目までに比べ明らかに短くなっています。
慎平のループ能力は、思っているより限界が近いのかもしれません・・・。
それが、今話終盤、慎平が見た足元が崩れるイメージではないでしょうか。
反対に、だからハイネは──
方針転換
ヤツの命、削り切るぞ。
生け捕りよりも、その方が簡単や・・・のう?シデよ。by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ハイネが慎平を追いかけループし始めた4周目──
ハイネ達が取った作戦は、慎平を殺さず、夏祭りが終わるまで生かしておく。
でも、実はこの作戦には弱点があります。
確かに、慎平を生け捕りして生かしておけば、夏祭りは邪魔されないでしょう。
ですが、夏祭り後に慎平が死ねば、夏祭りより前に戻って結局邪魔をされてしまうかもしれません。
邪魔されないようにするには、夏祭りが終わっても、慎平をずっと生かし続けておかなければならないのです。
隙あらば自殺しようとする慎平を、ずっと生かし続けておくのは意外と面倒。
ループを繰り返す度に慎平の力が弱まり、やがて本当の死を迎えるのであれば・・・生かし続けるより簡単なのです。
何せ、最初から殺しにかかれば良いのですからね・・・。
元来、武器を持っての戦いは、生け捕るより殺す方が簡単です。
ましてや、殺しが好きな・・・失礼(笑)。
影の身体能力があれば、殺す方が手っ取り早い。
ハイネ達は、方針を大きく変えてきたのです。
となると、シデの最後のセリフ──
朝子ちゃん、おかわりください。
by ハイネ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
が、意味するシデの心境は──
もう、我慢する必要はない!
思う存分、力を出せる!
と言ったところでしょうか。
恐ろしい・・・(苦笑)。
【6周目】7月22日 日都ヶ島小中学校
1時間後、日都ヶ島小中学校に窓たちを集めた慎平。ウシオの力で、みんなにループを疑似体験させ協力を仰ぐ。
本能よりも命令
慎平達は、これまで何度か影と戦ってきました。
全ての影が高い知能を持っているのではなく、むしろ頭を使って戦っているのはごく僅か。
影シオリは、ハイネ本人だったので違うのは当然です。
影シオリとまで特別ではなくても、影ミオも他の影とは明らかに違いました。
もっと言うと、この周回では存在してませんが、影シンペイも違いました。
この違いはなんなのでしょうか?
影ミオは澪をほとんど無視している。
オリジナルを殺すという影の本能よりも優先する、「上」からの命令──つまりハイネの命令だ。by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
ここで一つ明らかになったのは「本能よりも命令を優先」すること。
つまり、本能を抑える理性のようなものを持っている影──これが影ミオですね。
確かに、影シンペイも、慎平を見ても落ち着いたものでした。(4話)
影は数が多いです。
でも、野良はなんとか頑張れば倒せるので、実は怖いのは頭の良い影。
現時点では、ハイネ、シデを筆頭に、影ミオ・・・。
あれ?ラスボスコンビを除けば、影ミオだけですね(笑)。
こたつみかんさんから、コメント欄にご指摘頂きました。影なら、他にもアサコとタツオがいるはず、と。
なので、以下はコメントを受けての追記です。
影は他にも、しおりの両親をコピーした影アサコ、影タツオがいますが、ひづる(竜之介)にあっさりやられたのでザコですね(笑)。
と、思ってましたが、改めて考えると、影ミオもひづる(竜之介)にあっさりやられてますね(苦笑)。(5話)
影ミオに強い印象があるのは、最初のインパクトですね(笑)。
それよりも、もっと強い影がいたのを忘れてました・・・。
根来くんこと、影ネゴロ!
なんだ・・・もはや人に擬態する必要ないってか!!
by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第12話
影ミオは本能を抑え、頭を使って戦うので油断ならないですが・・・。
人であることを放棄し、本能の赴くままに戦えば、影はもっと強くなるのです。
ただでさえシデを倒す方法が分からないのに、あんな影まで出てきたら・・・。
いや、仮にも澪の姿をした影ミオが、あんな姿になるとは思いたくありませんが・・・。
新OPに予兆のような映像があったのを思い出してしまいました(汗)。
この予感は当たりませんように!(苦笑)
ウシオ姉さん、サクッと駆除してね!
今現在、取れる最善策
何の説明もなく、突然舞台が学校になって、面食らいました(笑)。
でも、一つずつ紐解いていくと理解できるかも。
順を追って説明しましょう。
ひづる:影ミオは澪をほとんど無視している。オリジナルを殺すという影の本能よりも優先する、「上」からの命令──つまりハイネの命令だ。
慎平:それを逆手に取るんですね。
by 『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
7月22日の午後8時は、影ミオが洋食コフネに来る時間。
4周目、影ミオは、一人で風呂にいた澪を無視して、慎平を殺しに来ました。
本能よりも、影シオリ(ハイネ)の命令の方が優先順位が高いということ。
今回、小早川家を襲撃してませんが、ハイネがループしているのであれば、影ミオに慎平殺害の命令を下すはず。
それと、(ループしているので)前回(4周目)、影ミオが慎平達に負けたことも知っています。
だとしたら、同じ策は取ってこないでしょう。
影ミオだけではなく他の影を連れてくる可能性が考えられます。
慎平達が取れる策は、澪を守ると同時に、今より戦力を高めること。
そこで、全員に声をかけた。
全員で迎え撃つとなると、小舟家では手狭。
それだけでなく、アランや近所を巻き込んでします。
だから学校を選んだのではないでしょうか。
刻印はGPS機能付き?
この刻印、ハイネにはオレの居場所もバレてるんでしょうか?
by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
慎平が午後8時にいる場所を変えたことで、影ミオの行動がどう変わるか?
これにより、慎平の居場所がバレているかも判明します。
8時より前に影ミオが学校へ来れば、慎平が洋食コフネにいないことを確認しなくても知っていた証拠──その場合、慎平の居場所は刻印で把握されている可能性が高い。
8時より後であれば、居場所は把握されておらず、探した末に見つけた可能性も考えられます。
結果は──
ちょうど8時頃に、根津を襲いましたね。
慎平の位置は、刻印により把握されている可能性が高いです。
「可能性が高い」としたのは、慎平の居場所を知るには、まだ他の手段が考えられるからです。
例えば、朱鷺子ですね。
彼女はハイネに協力していました。
慎平から招集がかかり、事前に伝えていた可能性は考えられます。
が、一緒に戦うと決意したところを見ると、その可能性は低いかもしれません。
朱鷺子は、ハイネを支援してきましたが、あくまで遺体の提供のみ。
決して、生きた人間を影に売るようなことはしていない・・・と思いたいですね。
そう言えば──
4周目、慎平達が地下壕を通って洞窟に入った途端に野良影に囲まれました。(11話)
同じ頃、ハイネは澪を地下へ誘い、慎平には朱鷺子を仕向けていました。
澪は、ウシオ達が抵抗できないよう、もしものときの保険(人質)。
野良影が襲いかかったのもハイネの指示。
その先に朱鷺子を配置していたのも、ウシオを捕らえるため。
そう考えていくと──
ハイネが先手先手で手を打てたのは、刻印で慎平の位置を把握していたからと考えると納得ですね。
影の能力でループ疑似体験
ウシオが、今までの記憶を追体験させれば、みんなが擬似的にループしたことになる。
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
影の力で、皆に記憶を見せれば、自身がループしたように疑似体験できる!?
なんと便利な影能力!!
ループ物で難しいのが、自身がループしていることを人に信じてもらうこと。
元々信頼関係ができている人ならまだしも、関係が薄い人だと困難。
『サマータイムレンダ』では、ウシオの記憶でループを疑似体験してもらい信頼させるのです。
他人ならいざ知らず、自分の未来の行動なら、真偽の程も感覚で分かるはず。
なかなか人を信じない(苦笑)、ひづると根津が納得しているのだから、その効果は折り紙付き!
上手いやり方ですね~~!
映像自体が作り物と疑う人も普通なら出てきそうですが、そこは皆と慎平と潮の信頼関係が元々あったということでしょう。
それに映像を見せられる前からひづると根津、そして朱鷺子は影を知っていたので、そんな知識も後押ししたのでしょう。
期待できない最大戦力!?
初手から最大戦力で迎え撃つ!
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
初手から最大戦力と意気込んでも、所詮は素人の集まり(苦笑)。
ウシオや竜之介のように特殊な身体能力どころか、根津のように(獣と?)戦った経験もなし。
ループを疑似体験したら、影に腹が立つのは分かりますが、凸村のように怯えるのもよく分かりますね(笑)。
それでも、慎平は試したかったのです。
やりたないことでも・・・やっぱやっといたらよかったって後から思うくらいなら、やってみよっていうか・・・
- 中略 -
ここで皆に無理強いしとけば良かったって、後で思いたくないから、無理強いします。
by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
慎平が何度も繰り返した7月22日からの数日。
影に殺された人達なら、一緒に戦ってくれる可能性がある。
潮の記憶で疑似ループ体験させ、影の存在を信じてもらい助けるのではなく一緒に戦って欲しいと願い出る。
普通なら、ループ物のクライマックスですね(笑)。
例え素人でも、全員で当たれば突破口が見えるかも。
失敗したら、別の方法を考えればいい。
慎平が、ループで何度も繰り返せるから取れる作戦です。
端から成功すると思っていないのです。
失礼、言い方が悪いですね(苦笑)。
慎平の考えは──
全員で挑めば、絶対に影に勝てるとまでは思ってない。
でも、現時点で考えられる最強の戦力だから、試しておきたい。
もしかしたら、これで勝てるかもしれないし・・・。
という感じではないでしょうか。
それが分かったから、凸村は──
アホとちゃうか!
慎平くんのために死ね言うんかょ!?オレらは、おまえの駒ちゃうぞ!
by 凸村 哲『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
自分たちの命を、まるで「お試し」のように使う慎平に、怒ったのです。
当然の感覚ですね。
慎平は何度も死んで、自分の命を少し軽く考えている節があります。
皆の命も同じように考えてしまっているのを凸村に指摘され、慎平は我に返ったのではないでしょうか。
でもそこで、ウシオがフォローします。
慎平は、この島が好きや。
みんなのことも大好きや。確かに言い方は、いっも悪いよ。
でも慎平は、みんなの味方や!
好きな人の味方して、何か文句あんのか!by ウシオ『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
原作では、もう少しセリフがあります──
慎平は、この島が好きや。
みんなのことも大好きや。駒やなんて思てへんよ!
だって、最初に一人で逃げることもできたのに、慎平は戦い続けてるやんか!それって、みんなを助けたいからやん?
みんなのこと大事に思てるからやんか!確かに言い方は、いっも悪いよ。
でも慎平は、みんなの味方や!
好きな人の味方して、何か文句あんのか!※太字部分はアニメではカット
by ウシオ『サマータイムレンダ』コミック8巻
確かに、慎平は今、島の外(東京)に住んでいるのです。(1話)
潮の葬儀が終われば、東京へ戻ることもできたのです。
にもかかわらず、島へ残り一人戦い続けた。
ウシオは──
慎平は自分のためではなく、島の皆のために命を削って戦っている。
それは皆を大切に思っている証拠。
だから、皆を駒などと思っているわけがない。
この方法が今考え得る最善の策だから、無理強いしている。
それもこれも、島の皆のため、
という感じでしょうか。
どちらかと言うと感情論で押し切った感じですが(苦笑)、慎平を心から信じているウシオらしい切り返しですね。
これで皆が納得したのでしょうか?
もっと他に手段があるとは思わなかったのでしょうか?
実は私は、慎平の話を聞いて皆が納得したとは思ってません。
#「皆」とは「凸村を除く皆」です。
皆、慎平の言葉を聞く前から決断していたのではないでしょうか。
同意した理由
今回協力すると言った皆は素人。
平和な日本での一般人。
わずか数十分で、なぜ一緒に戦うとまで決意したのでしょうか。
ウシオの記憶を見せて、皆がループを疑似体験した直後のシーン。
実は、アニメはかなりカットされています。
全部紹介するわけにはいきませんが、要点をかいつまんで補足説明します。
小舟 澪
まず、澪はアニメで見た通り。
ウシオの戦う姿(記憶)を見て、慎平や、かつての窓同様、ウシオは潮だと理解したのです。
慎平やウシオと一緒に戦いたいと思ったのでしょう。
おねえちゃん、私も戦う。
慎ちゃんやおねえちゃんに守られてばっかりは嫌や。── 澪、お前を連れてきたんは、お前の安全のためで・・・
慎ちゃん、やられてばっかりは嫌!by 小舟 澪『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
このセリフが、澪の偽らざる気持ちなのでしょう。
凸村 哲
凸村は最も臆病ですね(苦笑)。
警察官なのに自己中心、女子よりも弱腰。
別の言い方をすると ── ある意味、一番現実的で慎重とも言えますね。
実は原作では、臆病者らしく(笑)皆を避難させる案を提案しています。
だけど、根津に却下されています──
凸村:みんなに教えて避難させた方が・・・
根津:みんな?島民だけでも700人やぞ・・・混乱を招くだけや。※アニメでは全文カット
by 『サマータイムレンダ』コミック7巻
凸村は、諦めきれず最後も反対しますが、ひづるに言い負かされます──
フェリーは危険だぞ?
船員に影がいた。私が到着した今朝の時点ですでにな。- 中略 -
本土まで4km強・・・他の漁船や泳いで海域を渡る手もあるが、海は見張られていると考えるべきだし、海の中でヤツらは無敵だ。
理解したかね?
ヤツらを駆除するしか道はないのだ。※太字部分はアニメではカット
by 南方 ひづる『サマータイムレンダ』コミック7巻
「船員に影がいた」とは6話の冒頭のシーンですね。(6話)
まさか、こんな何でもないシーンが、今ここで伏線になるとは!(苦笑)
『サマータイムレンダ』侮りがたし!
凸村以外は、みんな戦うと言い、ひづるからそこまで言われて、ようやく──
わかったよ・・・
やったろうやないかァ!チクショーー!by 凸村 哲『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
決心したと言うより、渋々ですね。
実に凸村らしいです(笑)。
菱形 窓
窓はこの周でも窓です。
慎平を信じ、皆を助けようとしている慎平を支えたい。
そんな兄を、朱鷺子はアホと断言します。
朱鷺子は、影の強さも数多くいることも知ってます。
普通に考えれば、人間ではとても太刀打ちできない。
それだけに、立ち向かおうとする兄が信じられない。
いや、昔から朱鷺子は兄のそういうところが理解できないのです。
3周目の夏祭りで、窓が澪に告白したときのことを思い出しますね。
お兄ちゃん、今日は澪に告白するつもりだそうです。
我が兄ながら非科学的です。by 菱形 朱鷺子『サマータイムレンダ』TVアニメ第4話
言っておきますが、朱鷺子は窓のことが嫌いなわけではありません。
むしろ、好きなんだと思います。
好きでなければ、自分が好きな澪に告白するのを許しませんよね?
理解できなくても、兄は兄。
兄を好きだからこそ、我慢して自分が汚れ仕事をやってきたのだろうし、兄に生きて欲しいから、無茶しないで欲しいと思っているのではないでしょうか。
そんな妹の願いも虚しく、窓は慎平の力になろうとしているのです──
慎平は、島の皆を助けるつもりでおる。
オレや朱鷺子のこともや。あいつは、おまえが影どもに利用されて殺されんのを見て、今かておまえを助けようとしてる。
オレらは、あいつの力になっちゃらなあかん!
※アニメでは全文カット
by 菱形 窓『サマータイムレンダ』コミック7巻
菱形 朱鷺子
一番厄介なのは、朱鷺子。
朱鷺子はハイネ側で、皆を裏切っていた。
皆に正体を知られ、自分も利用されていた真実を知ったからと言って、簡単に影を裏切り戦うことができるのか・・・。
原作ではその辺、いえ、それよりも朱鷺子が気にしていることが描かれています──
ごめんなさい、澪。
潮さんの遺体を・・・。※アニメでは全文カット
by 菱形 朱鷺子『サマータイムレンダ』コミック7巻
澪にだけは知られたくなかった、自分の汚れた一面。
特に潮の遺体については、澪に対する申し訳なさで一杯でした。
それに対して澪は・・・。
朱鷺子を許しません、いや許せないのでしょう。
実際は、潮のことだけでなく、しおりも(ハイネに殺されると分かっていて)見過ごしていたのですから・・・。
でも、澪は「やり直せる」からと朱鷺子を立ち直らせます。
そして仲間になると決めた時、逆に朱鷺子は自分が仲間になって良いのか慎平に問います。
それに対して、慎平は軽く切り返します──
間違ってりゃ、やり直すし。
※アニメでは全文カット
by 網代 慎平『サマータイムレンダ』コミック8巻
慎平は優しいですが、青臭くはありません。
並々ならぬ決意を持ってますが、ヒーローではありません。
やっておけば良かったと後悔しないために。
反省なら後ですればいい、間違っていればやり直せばいい。
自分が今思う、最善のことをやっているのです。
この辺もアニメで観たかったですね・・・。
ここでは、かなり端折って説明しています。
どれも良いシーンなので、ぜひ原作をご覧下さい。
読み合い
さあ、どこから、どうやって現れる。
by 根津 銀次郎『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
根津は今回も遠く離れたところで待機。
4周目で影ミオを狙撃したとき、(原作によると)600m離れた場所から狙撃していました。(8話)
それだけ離れていれば、影にも気付かれないでしょう!
なのに、なぜ今回は根津の居場所がバレたのでしょうか?
そもそも、根津が狙撃するために待機しているとなぜ分かったのでしょうか?
その理由は──
これまでの戦いを振り返って対策していたのは慎平側だけでなく、ハイネ側も対策を練ってきたということですね。
影ミオが、前回やられたのは、根津の狙撃で隙を作られたから。(8話)
なので、まずは狙撃対策を考えたのでしょう。
狙撃は、実は狙われていると分かれば、スナイパーの位置は特定しやすいです。
学校が戦場になるなら、逆算して狙撃可能場所を絞り込んでいき、そこを重点的に探っていけば良い。
それに、前回600mの位置から狙撃したと知っているなら尚更です。
え?
前回、影ミオが殺された時のことを、ハイネ達がなぜそんなに詳しいのかですって?
鋭いですね~~!
その通り。
あの時、敵は影ミオしかいなかったので、他の影達は知らないはずです。
ハイネは、影ミオの状況を知るテレパシー能力でもあるのでしょうか?
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実は単純な話です。
ハイネは、4周目、ひづる(竜之介)の記憶を読み取ってます。
影ミオ戦のことは、ひづる(竜之介)の記憶から詳しく知ったのでしょう。
つまり──
わしもループできるんじゃ。
おまんらが今日ここに来るんは、前回竜之介の記憶を探った時にわかっとったわ!by 影シオリ『サマータイムレンダ』TVアニメ第13話
小早川家襲撃を知られたように、ひづる(竜之介)の記憶から小舟家での影ミオ戦を見られ、対策を取られたのです。
記憶を読み取られるというのは本当に厄介です・・・。
そして、もっと厄介なのは、ここまで全体を把握していても、影ミオだけに任せずハイネやシデも出てきていること。
慎平は、他に手段がないから、勝てる方法が分からないから、持てる最大限の戦力を試すために、関係者全員に呼びかけました。
ハイネ側は、十分勝算あるのに、初手からラスボス級の二人が打って出ようとしているのです。
それも優先すべき事を明確にして!
これまで最優先だったウシオには構わず。
因縁のひづるも無視して、新たな裏切り者朱鷺子も気にせず。
慎平ただ一人を殺すことを最優先。
殺せるチャンスがあれば即殺す。
これが、慎平がなぜ死んでしまったのか分からない程、何の前触れもなく殺された理由ですね。
ハイネ達は、本気の本気で慎平を何度も殺そうとしているのです。
これは手強い・・・。
ループ??
オレん家?
戻ってる?ループした?
死んだ!?オレ・・・?いつ!?
by 網代 慎平『サマータイムレンダ』TVアニメ第14話
慎平は気付くと、自宅に。
学校へ行く前に皆の食事を作っていたのと、時間が戻っているので、ループしたのは明らか。
自分が死んだことも認識できない内に殺された!?
慎平に殺された認識がないのは、即死状態だったということ。
一体全体、慎平はどのようにして殺されたのでしょうか?
殺された手段が分からなければ対策の立てようもない・・・。
もしかして対策が取れない!?
いいえ、慎平には強い味方があるじゃないですか!
当たっているとネタバレになってしまうので隠しておきます。気にならない方だけご覧下さい。
続きを読む (クリックして下さい)
慎平には、便利な監視カメラ・・・失礼、ウシオカメラがありますね(笑)。
ウシオが傍にいたので、ウシオの記憶を見せてもらえば、慎平が死んだ瞬間を俯瞰できるはずです。
前周(5周目)、ウシオが慎平の首を刎ねた後、僅かですが時間がありましたよね。
ウシオが連れて行かれるのは、慎平が死ぬと同時にではなく、一瞬間が空きます。
能力発動までのタイムラグと言ったところでしょうか。
瞬間でもあれだけの時間があれば、死の原因は特定できます。
ウシオも同時に死ぬような、あるいは視覚を奪われるような攻撃を受けていれば別ですが・・・。
怖いのは、ウシオもループしているか、ですね。
なぜ、そんな不安なことを言うのかというと・・・。
今、この場(小舟家ダイニング)にウシオがいません。
4周目は離れ場所にウシオはいましたが。
5周目は隣に(12話)、6周目も傍(腕時計)にいたのです。
だけど、今回は慎平の傍にウシオの姿が見えないのです・・・。
ウシオがループしていなければ、戦力としても、(記憶を見せられないので)仲間を得るにしても大ダメージとなってしまいます。
まずは、ウシオの無事を確認したいですね。
慎平は気付かない内に死んでいた。どうやって殺された?
おわりに (『サマータイムレンダ』14話とは)
ハイネもループできるという、ループVSループの戦いで始まった後半戦。
ひづるとハイネの出会いを描き、南方姉弟とハイネの因縁が14年前から始まり。
もしかすると慎平の両親も影と関係してくるかもしれないことを匂わせる。
後半クール序盤として、今後に向けて伏線を散りばめた感じの14話でした。
さて、普通のループ物であれば、新しい周に入ったら敵側の情報を精査するのが鉄板。
ウシオの記憶で皆にループを疑似体験してもらい、全てを知ったのなら尚のこと。
- ハイネの右目の行方
- ハイネが純粋無垢だったが、あれは本当の姿か?
- ハイネはなぜ飢餓状態になったのか?
- シデの正体は誰なのか?
- シデの強さの秘密は?
ハイネについては、ひづるに聞くのもありですし、朱鷺子が重要情報を持っている可能性もありますよね。
その辺に触れないのは違和感ありましたが、それだけ敵の襲撃に備えるのが最優先だったと解釈しましょう(苦笑)。
まあ、今後の楽しみに取っておけということですかね(笑)。
◇◇◇◇◇
最後にサブタイトル「to be/not to be」に触れておきましょう。
「to be/not to be」は、戯曲ハムレットでのセリフとして有名でしょうか。
日本語訳でよく聞くのは「生きるべきか、死ぬべきか」ですね。
でも、実はこれは意訳です。(良い訳だと思います♪)
直訳すると、「このままでいいのか、いけないのか」という感じでしょうか。
確かに、今話の慎平の選択。
ラストのスピーチ。
まさにこの心境なのでしょうね・・・。
以上、TVアニメ『サマータイムレンダ』第14話の感想&考察レビューでした。
超長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございます。
15話のレビューも書いています。
良かったらご覧ください。
ではでは。
ハイネの健康不良は、環境では!?
まずは部屋を掃除して清潔にしましょう(笑)
そしてお菓子だけでなく栄養ある物を・・・
疑問点 まとめ(Q&A一覧)
この章では、疑問点をまとめていきます。
- 今話で発生し、今話で解決した疑問は、本文に記載して完結
- 残った疑問点を、疑問XX-XX(話数-通し番号)として記録
⇒ 本章「疑問点まとめ(Q&A一覧)」でまとめ - 答えは、推測ではなくできるだけ(原作含む)作品内で明らかになった事実を記載
※推測が入る場合は、断りを入れる - 解消した疑問は答えを記載し、次話で削除
- 周単位で整理 (区切りは周開始時点)
※すみません!テーマ移行でアイコンやリンクが無効になってしまいました。 復旧作業は本文を優先し、QA一覧は後日修正&整理します。
解決した疑問
- 疑問 05-01 南方ひづるは、なぜ影のことに詳しい?
答え ひづるの中にいる竜之介の正体が影だから
ハイネにコピーされた竜之介のデータが、ひづるの中に入り、人格と記憶を有していた。 - 疑問 07-01 時間遡行を信じる根拠となった、南方ひづるの「ある体験」とは?
答え 竜之介の未来予知を体験したから
あるいは、慎平の声を聞いたから。(推測) - 疑問 07-03 ひづるの体に竜之介の人格、二重人格でないなら何?
答え 影のコピー能力で得た竜之介の人格と記憶が、ひづるの中に入っていた - 疑問 12-07 竜之介は、なぜ近づいてくる凸村が人間だと分かったのか?
答え 凸村に影の気配を感じなかったから
竜之介の正体は影。
影は影の気配を察知できる。
この時、竜之介は影の気配を感じなかったので凸村が人間だと分かった。
新たな疑問
- 疑問 14-01 なぜハイネは、シデを様付けで呼ぶのか?
- 疑問 14-02 シデの「欲と二人連れ」とは、どういう意味か?
- 疑問 14-03 14年前、ハイネは普通の女の子だったのに、なぜ変わった?
- 疑問 14-04 ハイネは、なぜ竜之介を消去(バチュッとするやつ)しなかったのか?
- 疑問 14-05 ハイネの右目はどこへ行った?
- 疑問 14-06 なぜ影リュウノスケは、ハイネに刃向かえる(人間の味方)?
- 疑問 14-07 慎平は気付かない内に死んでいた。どうやって殺された?
残っている疑問
1周目 (1~2話)
- 疑問 01-01 潮は慎平に何を渡したのか?
- 疑問 01-04 澪の言う、知っている人でも知らない人に見えるとは?
3周目 (2~5話)
- 疑問 04-05 影に指示をする「声」とは?
- 疑問 04-06 影ミオは、境内への階段でなぜ大量殺人をしたのか?
- 疑問 05-04 影は、母親ハイネを回復させて、何をしようとしている?
4周目 (5話~)
- 疑問 08-01 慎平だけでなく、なぜウシオもタイムリープしたのか?
- 疑問 09-01 ウシオは、菱形医院の旧病棟へ来たことがある?
- 疑問 09-02 ウシオの保存領域は、なぜ少ないのか?
- 疑問 09-03 影シオリが言う「その子(しおり)に決めた」とは、どういう意味?
- 疑問 09-04 ハイネは、どうやってウシオの記憶再生に介入してきたのか?
- 疑問 10-01 しおりの顔がハイネに変化したが、なぜ慎平にしか見えなかった?
- 疑問 10-04 地下壕の人型の黒い染みは、誰を消した跡か?
- 疑問 11-01 洞窟に海底を再現しているのは、何のため?
- 疑問 11-02 本土から来た三浦刑事を、始末したのは誰?
- 疑問 11-03 四本腕の影は、竜之介の未来予知にどう対処しているのか?
- 疑問 11-04 竜之介が奪ったハイネの右目が、なぜ慎平の右目になっているのか?
- 疑問 12-01 ハイネ以前のヒルコ様は、人ではなく、何だった?
- 疑問 12-02 ハイネは、なぜすぐに小早川しおりに乗りかえないのか?
- 疑問 12-03 ハイネが死ねば、影は全て消える?
- 疑問 12-04 機械は複数有効にできないのに、4周目終盤、なぜネイルガンをプリントできた?
- 疑問 12-06 菱形医院長・青銅は、ハイネの最後の食餌が意味することを知っていながら、なぜ影に協力しているのか?
5周目 (13話~)
- 疑問 13-01 四本腕の影には、なぜ影縫いが効かない?
- 疑問 13-02 四本腕の影の中身は空っぽ?どうやって動いている?
- 疑問 13-03 四本腕の影は、ハイネと同じニオイ?
今週の感想ツイート
#サマータイムレンダ 14話
— 時文@ここアニ(ブログテーマ移行中) (@toki23_a) July 15, 2022
過去を覗いてハイネとの因縁知るも
攻略のヒントはなし…
ならば取れる戦略は総力戦⁉️
何度も試す気なら一つの選択か🤔
が、敵もさる者
獅子は兎を撃つに全力を用う😖
暫く追い詰められた展開になりそう
だが本作は裏かくの上手いからな😓
アランは一体どうした…
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