バビロン

小説【バビロン】2巻感想(3/4) 原作には拉致計画全容が!SPは?正崎自身が拉致するつもりだった!?

バビロン 6話

こんばんは。時文です。
バビロン』2巻の感想レビュー(3/4)です。

原作2巻は、TVアニメ4~7話に相当。

本レビューではアニメ6話に相当する部分を対象とします。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。

アニメ化された部分の感想はアニメ各話レビューをご覧下さい。
※以下、表内のリンクから各レビューへ行けます。

バビロン (全12話)

話数 サブタイトル レビュー 原作巻数 ページ数 レビュー
第1章 「一滴の毒」
第1話 疑惑 1話R 1巻 136P 1巻R①
第2話 標的 2話R 93P 1巻R②
第3話 革命 3話R 83P 1巻R③
第2章 「選ばれた死」
第4話 追跡 4話R 2巻 128P 2巻R①
第5話 告白 5話R 49P 2巻R②
第6話 作戦 6話R 72P 本レビュー
第7話 最悪 7話R 53P 2巻R④
第3章 「曲がる世界」
第8話 希望 8話R 3巻 56P 3巻R①
第9話 連鎖 9話R 67P 3巻R②
第10話 決意 10話R 79P 3巻R③
第11話 開幕 11話R 93P 3巻R④
第12話 12話R 50P 3巻R⑤

はじめに

本レビューは「アニメ」⇒「原作小説」の順で見た「原作の感想レビュー」です。

アニメではカットされたシーンや、原作との違いを取り上げます。

アニメはアニメならではの良さがありますが、キャラクターが考えている事や感情の描写はどうしても情報が少なくなります。

原作小説は主に正崎一人称で描かれ、心情描写がとても丁寧に描かれています。
正崎の内面を知ると、より作品を理解できます。

原作の魅力を全て伝えることはできないと思いますが、少しでも作品理解の助けになれば幸いです。

原作小説の情報量は、想像していたより膨大でした。
私が取り上げたのはごく一部で、原作にはもっと楽しめる箇所があります。
アニメとは違う魅力があるので、アニメ鑑賞後でも楽しめます。
オススメです!

本レビューの内容
  • アニメでカットされた原作部分
  • アニメオリジナルシーン
  • 原作を読んで分かったこと

見出しの頭にアニメオリジナル、原作のみの記号を記載したのでご参考に。

  • ア):アニメオリジナルシーンに関する記述
  • 原):アニメではカットされたシーンに言及

では、小説の内容順(時系列順)に紹介していきましょう。

原作感想レビュー (TVアニメ第6話 相当分)

原) 目撃情報はあり曲世が防犯カメラに!?

筒井警部補がはねられた現場。
アニメでは目撃情報はなかったが、原作では、曲世と筒井警部補が二人で歩いているところが確認されています。

どうやら事件が起きたのは早朝の6時過ぎ。
目撃情報があったことを正崎は驚いています。

正崎が驚くほどなので、尺の都合もあって、アニメでは目撃情報なしとしたのでしょう。

目撃情報は、ホームセンターであり、なんと防犯カメラに録画されてました。
が、有力な情報はなし、ただホームセンターで「オノ」を買ったことだけでした。

アニメでは筒井警部補のポケットからレシートが見つかることで表現。
筒井警部補のポケットにレシートがあったので、まるで筒井警部補が「オノ」を買ったようでした。

が、買ったのは曲世だと言うのが原作を読んでの新情報でした。

原) 半田と情報交換 世間が何かを期待している?

アニメでは完全にカット。
齋が公開討論を申し出、出演者の情報を得た新聞記者の半田が、正崎に情報提供。

「自殺法」否定派の出演者は主要四党。
どうみても齋に勝ち目はない。

これらは、公開討論の出だしを見れば分かるので、アニメではカットしたのでしょう。

が、その情報提供の後に、面白いことを半田は言ってます。

半田は電話の向こうで僅かに逡巡してから呟いた。

ここまで圧倒的な戦力差を見ると、逆に期待している自分がいる
「何をだ」
「齋の逆転をさ」

半田はまるで悪事の打ち合わせでもしているような、後ろめたげな口調で続ける。

「勝ち目が一切ないのは間違いないよ。必敗は決まってる。でもそんな状況だからこそ、齋が何かを用意していて、大番狂わせが現実に起きるのを期待している自分がいるんだ。ぶっちゃけて言えば、この感情はもうどっちの思想が正しいかすら関係ないんだよ。盛り上がりが見たい、お祭り騒ぎがまだ続いて欲しい、そういう・・・“よくない”興奮なんだよ」

正崎は返事をしなかった。だが半田の言っていることは理屈として理解できていた。

多くの市民は政治に対する停滞を感じている。それを打破してくれる新風を待っている。新域構想と齋開化は元々そのために用意されたシステムだった。そして今、齋は元の計画と違いこそすれ、明確に新しい思想を打ち出して旧体制に挑んでいる。

勝ち目はほとんど無い。

だからこそ人は惹かれる。踏み潰される寸前の蟻が巨象を倒すことに期待する。

by 『バビロン』小説2巻より

掲げている政策が「正しい」「正しくない」は関係ない。
今の政治に、社会に、体制にノーと言うのに人は惹き付けられる。

それは、ひとえに今の政治や社会に漠然とした不安、不満を抱いているということ。
人は変化を、新しい風を期待しているというのだ。

何せ、齋には華があり、齋の言葉には力がある。
中身云々ではなく、共感できさえすれば、同意してしまう可能性があるのだ。

そういう時、人の心理は、一度任せてみようと考え「悪いこと」に目がいかない。
やってみないことには分からないだろうというわけだ。

ちと火傷してあとで後悔しそうですが、それが多勢になれば仕方なし。
民主主義ですから。

ア) 1番が九字院なのはアニメオリジナル

バビロン 6話

いまだ、齋の自殺教唆の証拠を見つけることができない。

今日一日で、証拠を集めるのは到底困難。
よって「齋開化 特別捜査本部」を解散すると言う・・・

今ここで齋を止めなくては、自殺者は増加する一方です。

ならばまことに不本意ではありますが、まともでない方法を取るしかないと判断しました

by 特捜部検事 正崎善『バビロン』TVアニメ6話

アニメでは、九字院が「ずるいんじゃないですかね」と言って、真っ先に同意して正崎の元へ行きました。

原作では「ずるいんじゃないですかね。」と言い、周りに正崎が誘っていることを気付かせはするが、すぐには同意の姿勢を見せない。
立ち上がって正崎の元へ行ったのは7番目くらい。

それも面倒そうに。
九字院らしいですね(笑)。

原) 正崎は全員賛同してくれるとは思ってなかった

バビロン 6話

齋拉致計画に”全員”が賛同してくれるとは、正崎は思っていなかった。
原作には正崎の正直な気持ちが綴られています。

また、原作を読むと、全員が賛同してくれた理由が分かりました。
その時の会話が粋なのです♪

「全員とは」正崎は驚いて呟いた。「流石に思っていませんでした」

最初に荒事なんて言われてましたから、正崎さんの代わりに非合法な連中に対処できそうな面子を集めたんですが」寅尾は困り顔で笑った。「まさか本部係検事が一番非合法とは

捜査員の一人が早速動き、テレビ局の見取り図を見やすい場所に移動する。一人が会議室のドアに鍵をかけた。本当に手慣れているなと思う。チームに恵まれたことに正崎は心底感謝する

by 『バビロン』小説2巻より

寅尾管理官が荒事に対処できる人員を集めていたのが下地になったのです。
そして、皆が”齋は悪”と共通認識を持ち、筒井警部補が殺され、なんとしても正義を成すべきと考えていたのが大きい。

寅尾管理官が言う「非合法な連中に対処できそうな面子」というのは、もちろん「非合法な齋サイド」に対して対処できそうな面子を集めたと言う事。

ところが齋側ではなく味方が非合法な手段を取り、それに対処することになったので「まさか検事が一番非合法とは」と言ったわけです。

この後、正崎は瀬黒に、瀬黒事務次官と守永部長へ働きかけるよう伝える。

アニメでは堂々と話してますが、原作では”小声”で話してます
捜査員には罪が及ばないように、正崎は水面下で動いているのです。

この後の瀬黒のセリフもこれまた粋でした。
完全に瀬黒の方が一枚上でしたね(笑)。

原作には正崎の心情描写も描かれ、もっと面白いです。

「私は立会事務官です。正崎検事がこちらで仕事をされる以上、ここを離れるわけにはいきません

正崎の顔が強張った。
見透かされている。

正崎が非合法手段から瀬黒を外そうとしていることを見透かしている。それが論理的な理由ではなく、正崎の身勝手な偽善からの行動であることも全て解ったうえで言っている。ならばもう説得の手段はない。理屈は瀬黒が正しい。正崎は非常にバツの悪い気分で顔をしかめた。

「それと検事」
瀬黒はキーを打ちながら、やはり淡々と言った。

呼びづらければ陽麻でも構いません

正崎の顔がより一層しかめられた。
よくよく考えてみれば、そっちの方がよほど呼びづらかった

by 『バビロン』小説2巻より

なかなかこの二人よいコンビになってきました♪

正崎はこれから齋拉致という非合法なことをやる。
危険も伴う。

だから、瀬黒を外そうとした。
瀬黒事務次官の姪であり、若く、女性であるから、か。

論理的な理由ではなかったので、瀬黒に真っ向否定される。
これは同時に、非合法である齋拉致に、彼女が賛同することを意味します。

瀬黒も、皆と同様、ここで齋を止めるには非合法手段しかないと同意したのです。

原) 正崎たち捜査本部がスタジオ警備に配置された理由

バビロン 6話

アニメでは次のシーンになるともうスタジオでした。

正崎たち、元捜査本部が、なぜテレビ局警備に配置され齋を警護する役目を得たのか。
確かに全く説明はありませんでした。
#全然違和感ありませんでした、齋関連だから特権使ったんだろうと思ってた(笑)

原作ではその経緯が描かれてます。
ここでも寅尾管理官が力を発揮しています。

公開討論の声明発表をしたのは放送の2日前。
警視庁が、要人警護するにもろくな準備ができなかった。

そこへ、寅尾管理官が警視庁警備部の責任者に警護協力を申し出たので、礼を言われるほどすんなりを受け入れられたのです。

もちろん、寅尾管理官の人望が大きかったと正崎は評してます。

原) 齋拉致計画 全容

アニメでは、齋をどのようにして拉致するのか、説明ありませんでした。

原作では、齋の拉致計画について説明されています。
これはうれしい!

齋開化 拉致計画

正崎と瀬黒を除いてA班、B班に分ける。

A班が齋の警護役となり、車まで誘導。
車に待機していたB班が、齋を拉致。

A班は、警備を完遂したふりをして、”何も言わなければ良い”

実に単純かつシンプルな作戦。

こんな単純な作戦が可能なのも、警備を担当する全員が共犯だからです。
これが、アニメでも言っていた正崎たちの強みなのです。

俺達の持つ最大のアドバンテージは、警備協力でこの場にいる内部の人間23人が共犯であることだ

by 特捜部検事 正崎善『バビロン』TVアニメ6話

齋は普段、姿を隠しています。

だから、齋は自分で手配した車で帰路についた、”全員が証言”すれば、表面上分からないのです。
#そのために、他の人から目撃されないように配慮しています

齋を拉致すると、トップがいなくなったテロ集団は瓦解するだろう、というのが正崎の読み。
齋がいないからと言って、警察に捜索願を出す可能性は少ない。

拉致後の計画が、少し安直な気もしますが、まずは齋の行動を止めるのが優先なのは共感。
なにせ公開討論前日に決めたのですから、限られた時間を拉致計画そのものに集中させたのです。

これから犯罪を犯そうと言うのに、正崎と寅尾が楽しそうに作戦を立てたり、現場を見ているのが、なんだか可笑しいです。

ここはアニメで見たかった。
気になる方はぜひ、原作で味わって下さい。

原) 正崎は拉致を担当するつもりだった

原作では、なんと正崎の計画では、彼自身が拉致実行犯をやるつもりだったことが明かされます。

罪を問われると一番重いだろう計画&実行犯を自らの手でやる覚悟だったのです。

最も危険でリスクの大きい役回りなのだから、言い出した自分がやるのは当然の筋だと考えていた。だが計画を練る段で、寅尾をはじめとする捜査員のほぼ全員から早々に否定されてしまった。検事なのだから指揮官に回るべきだ、外との折衝に力を割くべきだ、能力にあった役回りに徹すべきだと諭された。言われてしまうと確かに正崎は荒事が得意というわけではない。理屈で言えば一課の豪腕達が実行部隊になるのが適切だ。それでも正崎は食い下がったが結局論破されてしまい、瀬黒と共に全体の指揮管理を行うことになった。

by 『バビロン』小説2巻より

この実際のやりとりは、原作でも描かれてませんが、なんとなくどんな会話がされたか想像できますね。

短期間の急ごしらえの人員ですが、一つの目的に向かういいチームになってきました。

原) 捜査員が罪に問われないように配慮

さらに、拉致実行の車内では誰がやったのか分からないよう準備を進めていました。

齋が乗り込む後部席と前部はスモークで仕切られているので、しばらくは同行者と顔を合わせることすらない。その後で拘束等の作業に当たる際は顔を隠す段取りになっている。後々の身の安全のためにも捜査員の顔を見られるのは避けたかった。もし齋が抵抗したとしても屈強な捜査員4人とは戦えないだろうし、そもそもあの冷静な男がそんな選択をするとも思えない。それが一番望ましいと正崎は思う。齋に危害を加えたいのではないのだから。

by 『バビロン』小説2巻より

つまり拉致完了後に「我々は齋を拉致した」とか声明を発表する気はなく、しばらく齋の行動を止めたいことがうかがえます。

決して正崎は捜査員を巻き込んで犯罪者にしようとしているのではないのです。
野丸や守永部長がこれまでやってきた「正義を成すための非合法」と同じようなことをしようとしているのです。

この辺はアニメでももっと知りたかったですねーー
てっきり、テロ集団に鞍替えしたのかと思ってましたから(笑)。

原) 野丸も齋の成すことに興味が?

先の項目で、半田が「自殺法」に賛同はできないが、どこか期待をしてしまう自分もいる、と紹介しました。

あの野丸も齋に対して期するものがある様子。

公開討論が行われる直前、スタジオで正崎が野丸と会話するシーンの一部。

一人の人間としては、齋の思想には興味がある
「・・・自殺法にですか?」
「もちろん認める気などないがな」

野丸はクレーンで持ち上げられたセットのアーチを見つめている。

これほどの大舞台を用意して、齋という男が何を語る気なのかそれは本当に社会に貢献できる思想なのか国をあげて真剣に話すに値するような政策なのか党も立場も関係なく、ただ一人の政治家として齋と一対一で話したいほどには興味をそそられておる

「なら、やってみれば良いのではないですか」
「もう歳でな」
野丸はふっと笑った。

by 『バビロン』小説2巻より

これまた、面白いセリフですね。

与党の自明党として「自殺法」を認める気は全くない。
だけど、一人の政治家として、齋がいったい「自殺法」で何を成そうとしているのか、その先にどんな未来を、世界を描いているのかは興味があるというのです。

公開討論で語られる、齋の言葉に注目する呼び水となってます。

原) 齋は一人で局入り

アニメでは、サクッと公開討論が始まりました。

原作では、齋がテレビ局に到着したシーンが描かれます。

「齋開化が現れました。-中略-」

「分かった。台数と人数を確認してくれ」
「それが」瀬黒が困惑混じりに言った。「一人です」
「なんだと?」

齋開化は民間のタクシー会社で放送センターに乗り付けました。同乗者はいません。SPも付いていません。一人です

正崎もまた困惑に眉根を寄せた。それを野丸に見咎められたのに気付いて説明する。

「齋が今、たった一人で局入りしたそうです」
「はっ」

聞いた野丸は、細い目で笑った。

まるで国家元首のような肝の据わりかたではないか

by 『バビロン』小説2巻より

正崎の拉致計画で一番の不安要素は齋が何人で来るのか、そしてSP。
当然SPは付いているだろうから、排除する計画もしてました。

が、予想外の一人での局入り。
それも民間タクシーで(笑)。

言ってみれば敵陣に乗り込もうというのに、この堂々とした行動。

確かに「肝が据わってます」。

原) 齋が認めた間違いとは?

バビロン 6話

アニメ観賞時、よく分からなかったのは、齋のこのセリフ。

私は間違いを認めます

太陽、お面を取りなさい。

彼は私の子です
自殺しようとしている父親とは私に他なりません

by 新域域長 齋開化『バビロン』TVアニメ6話

齋は一体”何の”間違いを認めたのか?

初見時は「自殺法を間違いを認めた」のかと勘違いしました。
でも全然文脈の流れからして違うな、と(苦笑)。

アニメでは尺がなかったのでしょうか、最小限のセリフに絞ってます。
それで分かりにくくなっているのでしょう。

原作では、スーッと理解できる文脈に。

まず最初に野丸が子供を紹介するとき、父親はどうして自殺をするというのかが語られてます。

「彼の父親は」

カメラが再び切り替わる。野丸が大写しとなる。

「(事業の失敗による経済問題を抱え)、自ら命を絶とうとしているといいます。-後略-」

※()内がアニメではカット

by 『バビロン』小説2巻より

このセリフ内で「『経済問題』で自殺すると子供に説明されている」ことがカットされています。

続いて、齋が、自分の子供だと明かす際のセリフ。

「彼は、自身の意思で動画を投稿した(と聞いています。誰の助けも借りず、母親も知らないうちに自力で投稿したそうです)」

(瀬黒がPCから顔を上げてテレビを見た。正崎もわずかに眉根を寄せた。二人は同時に、同じ違和感を感じていた。

齋が今言った話を正崎は知らない。瀬黒も知らないようだ。
それは一度も聞いたことがない、初出の情報だった。)

「それができる彼は、もう自分で自分の判断ができる一人の個人だ。(ならば年齢だけで見くびって、子供扱いするのは失礼だ。)私は間違いを認めます

否定派の顔が抜かれた。野丸の顔にも怪訝さが滲んでいる。

(「経済問題だと説明したのは私の迷いでしたこの子が事実を受け止められないかもしれないと思ったでもそれは、ただの逃げだったようだ」)

不穏な空気がスタジオに充満していた。
そしてテレビの前にも、同じ空気が満ちている。

「太陽」
齋は名を呼んだ。
「お面を取りなさい」

※()内がアニメではカット

by 『バビロン』小説2巻より

こちらのセリフでも「『経済問題』と子供に説明した」ことがカットされています。
だから分かりにくかったのです。

齋が、ここで認めた間違いとは──

年齢だけで子供だと判断して、自殺をする本当の理由を説明せずに「事業の失敗による経済問題」とごまかしていたこと

ということです。

私が面白いと思ったのは、その論法。
この勿体ぶった言い方も使えますね。
#どこで使うんだよ(苦笑)

原作を読んでさらに分かったのは「子供が自力で親が知らないうちに動画を投稿した」という事実。

その事実は誰も知らなかったので、齋が一体何を知っていて、何を言おうとしているのかが、事前から盛り上がっていく展開になってます。

アニメとは違いBGMや役者の演技はありませんが、原作は小説らしい盛り上げ方をしています。

アニメ鑑賞後に読んだ私の頭の中には、アニメで聞いたBGMが流れてましたけどね(笑)。

おわりに (原作小説『バビロン』2巻とは)

今回もアニメでカットされた箇所はそれほどなかったのですが、やはり原作小説は正崎の心情描写が描かれているのでより分かる部分がありますね。

アニメ鑑賞後でも新たな発見ができ楽しめたし、読んだ甲斐がありました。

以上、『バビロン』原作小説2巻のレビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

原作2巻の続き部分のレビューも書いているので良かったらご覧ください。
ではでは。

きょうのひとこと

齋は悪だが、ディベート技術は参考にできる

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