バビロン

アニメ【バビロン】4話「追跡」感想 新章スタート 齋の確保と違法性

バビロン 4話

こんばんは。時文です。
バビロン』4話を鑑賞しました。

レビュー作成時、原作未読

3話までが原作で言うと第1章。
4話から第2章が始まります。

新キャラも出てきて正崎側も一新。
旧来メンバーとの会話に文緒が出てくるのがうれしい。

では、TVアニメ『バビロン』4話の感想レビューをどうぞ。

次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。

バビロン (全12話)

話数 サブタイトル レビュー 原作巻数 ページ数 レビュー
第1章 「一滴の毒」
第1話 疑惑 1話R 1巻 136P 1巻R①
第2話 標的 2話R 93P 1巻R②
第3話 革命 3話R 83P 1巻R③
第2章 「選ばれた死」
第4話 追跡 本レビュー 2巻 128P 2巻R①
第5話 告白 5話R 49P 2巻R②
第6話 作戦 6話R 72P 2巻R③
第7話 最悪 7話R 53P 2巻R④
第3章 「曲がる世界」
第8話 希望 8話R 3巻 56P 3巻R①
第9話 連鎖 9話R 67P 3巻R②
第10話 決意 10話R 79P 3巻R③
第11話 開幕 11話R 93P 3巻R④
第12話 12話R 50P 3巻R⑤

今回のあらすじ

あらすじ

新域域長・が「新域は”死の権利”を認めます」と宣言してから1日が経過。

姿をくらましているの捜索が急がれるが、一方での違法性を問うことも難しかった。

正崎は新たな立会事務官・瀬黒と共に、警視庁捜査一課 管理官・寅尾の協力を得て特別捜査班を編成、の逮捕を目指す。

新章スタート!
毎回何が起きるかドキドキしながら見てますが、第2章スタート回は流石に穏やか。

いや、これまでのように正崎周辺で”死”はなかった。
が、世間では齋の宣言により、自殺者は増え、世の中はざわついている。

1章と比較して、事件の規模が大きくなったのです。

では、順を追って見ていきましょう。

感想レビュー 第4話「追跡」

アバンタイトル

齋開化の宣言から24時間が経過。

日本全国の自殺者数は平常時の4倍に上った。

齋が宣言したのは新域内で有効な「域法」。
だけど、自殺者は日本全国に広がっている。

自殺を罰する法律はない上、死んでしまったら罰則など関係ない。

“死の権利(=自殺)を認める”ことにより、自殺願望の後押しとなったのか

なんにせよ、自殺云々が本質ではなく、齋を捕まえることが先決。

ところが、失踪後初めて姿を見せた齋の新域庁舎での映像はネットを通じての中継。
居所は未だ掴めず、手がかりすらない。

完全に齋陣営にしてやられてます・・・

Aパート

齋を捕らえることができない!?

場所は法務省。
法務事務次官、瀬黒嘉文の次官室。

齋の違法性を問うこと、それ自体が難しい・・・

by 特捜部検事 正崎善『バビロン』TVアニメ4話

齋の「”死の権利”を認める」宣言によって、64人が新域庁舎から飛び降り、追随したと思われる自殺者が200人超。

それなのに、齋を逮捕する法律がないと言う・・・

齋は「自殺を認めた」だけ
その行為自体は罪には問えないのだ。

域法は施行されたのか?

3話ラスト、よく分からなかったのは、域長である齋が宣言したら、新法が施行されるのか?
域長にはそこまでの強権が与えられているのか?

日本の地方自治体であれば、条例でも議会を通してから施行する。

だが、作品内では、齋が宣言し、自殺者が増えたという事実。
だれも議論をしていない事実。

これらから、「死の権利」は既に施行されたのか?
それとも、宣言しただけで、まだ施行されてないのか?

なぜなら、自殺は罪に問われないから、結局は”法的には”なんら変更はないのだ。

その辺の所がよく分からないが、気になるセリフが述べられた。

新域では新法の運用を第一義とし、そのために最大の労力が払われている。

つまり、新域の持つ最も堅牢強靱な最強の武器は「法律と制度」というわけだ。

by 法務事務次官 瀬黒嘉文『バビロン』TVアニメ4話

第一義

最も大事な根本的な意義、または価値。

(goo国語辞書より)

新域で新法が施行されると、覆せないということか。
確かに外部から覆せたら、新域を「国家の実験場」にはできない。

つまり、これから「自殺法」を施行するにせよ、正しい手続きで進めれば止める術がないということか。

だから、早めに手を打たねばならないということか。

「自殺法」≠「安楽死」

場所は駐車場の車中。

正崎は、新聞記者・半田と情報交換。

齋の宣言「”死の権利”を認める」について、世間の反応を確かめる。

反対が大多数だが、支持する人も少数存在。
パーセンテージにすると3.4%だが、実数は9万人超えである。

半田の見立てだと”死の権利”を「安楽死」と想定。
海外に目を移すと、他国では「安楽死」は法制化されている所もある。
「安楽死」については日本でも認めるべきではないのか、というわけだ。

ただ「安楽死」は命に関わる病気等を患っている人を対象

健康な人が自殺しても良いなどと言う話ではない。

だから、支持が3%と少ないというのだ。

新しい検察事務官 瀬黒陽麻 登場

バビロン 4話

正崎の新しい立会事務官が配属された。
法務事務次官の姪・瀬黒 陽麻(せくろ ひあさ)。

事務官として優秀だが裏の新域構想とそれに荷担する正崎に嫌悪感を持っていた・・・

ようやく正崎に立会事務官が正式に配属。

文緒とはまるで雰囲気が違い、笑顔もない冷たい感じ。
融通も利かなさそうだ。

だけど優秀。

それにしても、守永部長から電話がかかってきたときの表示を見ると、午前5時!?
正崎がトイレから戻った時に映ったTVの時刻表示は、午前7時!?

正崎は泊まり込んだようだが、新たに配属される瀬黒が朝5時出勤って・・・

特捜部は、一体、どんな勤務形態なんだ・・・

域法は施行されている

正崎:域法の施行について問題が見つかったか?

瀬黒:ありません。新域には地方自治体の条例規定を越える運用の幅が与えられており、現段階では不備は見られません。

by 法務事務次官 瀬黒嘉文『バビロン』TVアニメ4話

正崎が「域法の施行」について確認しています。
やはり齋の域法は施行されているようだ。

新域は、域長権限で域法を立案、施行できるのか?

それとも、今は新域には議会がまだない、この期間だけは議会を通さず域法を作ることができるのか?

※この辺は後日原作を読むので、情報があれば補足します。

いずれにせよ、齋陣営は新たな法律・域法を作ることができるのだ。

齋の声明発表

齋 新域域長の新たな声明がネットで発表された。

齋は新域域議選挙で「自殺法」の是非を問うというのだ。

齋はネットを使って大々的に域議選挙の声明を発表。

世間では「自殺法」は大多数が反対。
にも関わらず、新域の域議会議員を選ぶ選挙で「自殺法」の是非を問うというのだ。

齋は「一切無駄な行動はしない男」

正崎は、齋は本気で域議選挙に勝つつもり、いや勝つ算段があるのだと構えるのだった。

Bパート

通常とは違う選挙

正崎と瀬黒は新聞記者の半田と域議選挙を分析する。

第一回新域域議会議員選挙に関する域法

  1. 日本国民で、新域内に住所を有する住民は、域議会議員を選挙する資格(選挙権)を有する
  2. 選挙権を有するものは、域議会議員に立候補する資格(被選挙権)を有する
  3. 全ての立候補者は、自殺法に対する所信を表明する

「第一回新域域議会議員選挙に関する域法」の問題点

  1. 「居住期間」記載なし:住民票を移せば即日選挙権を獲得できる
    「年齢制限」記載なし:0歳でも投票可能。実質親が複数票持つ
  2. 子供でも立候補可能
  3. 問題ではないが不気味・・・

これが、齋の策略なのかは、現段階では分かりません。

加えて重要なのは、ここでも新たに域法が施行されているということ

新域では、域長である齋が選挙の方法すら決めることができるのです。

これが、法務事務次官・瀬黒が言っていた「域法の持つ最も堅牢強靱な武器は「法律と制度」の意味です。

新域では新法の運用を第一義とし、そのために最大の労力が払われている。

つまり、新域の持つ最も堅牢強靱な最強の武器は「法律と制度」というわけだ。

by 法務事務次官 瀬黒嘉文『バビロン』TVアニメ4話

これは危険。
野丸が以前言っていたように、確かに”革命”を起こせる。

良いようにも悪いようにも・・・

捜査一課 管理官 寅尾太隈

正崎は警視庁と合同で捜査をすることに。

警視庁側の責任者として、捜査一課 管理官 寅尾 太隈(とらお たくま)が配属された。

法務事務次官・瀬黒が手配し、特捜部と警視庁の合同捜査を行うことに。
警視庁側の責任者が捜査一課 管理官 寅尾 太隈。

正崎は、所轄と第六強行犯捜査からも人を要請する。

所轄と言えば、多摩東中央警察署の九字院!

第六強行犯捜査は資料から察するに性犯罪がらみ。
曲瀬を追うためですね。

野丸は政治で齋を追い詰める?

バビロン 4話

正崎は、野丸と瀬黒法務事務次官の会食に同席する。

野丸は齋の選挙法は悪手だと言う・・・

正崎はヒラ検事。
野丸と瀬黒法務事務次官の料亭での会食に、守永部長抜きで参加するとは・・・
随分信頼されてきたようです。

もしくは、守永部長の代理でしょうか?

だとしても上着を脱いでいる様子から察すると、かなり打ち解けてますね。
まあ、正崎にとっては、敵の敵は味方で、一時休戦みたいな感覚でしょうが(笑)。

野丸は、齋の域議選挙の声明発表を、自分への挑戦状と捉えたようだ
野丸自身が域議選挙に立候補し、齋を片付けようというのだ。

さてさて、この手のパターンは負けるのが常ですが(笑)、どうなることやら。

「自殺法」に反対する少年の動画

ネットには「自殺法」に則って、父親が自殺しようとする少年の動画が拡散されていた。

正崎は、怒りを抑えきれなかった・・・

傍らで見ていた瀬黒の表情が印象的。

バビロン 4話

次のシーンの九字院と正崎の二人の会話でも、瀬黒は彼を横目で見ながら、含みのある目線を向ける。

彼女は態度は相変わらず冷たいが、少しずつ正崎のことを理解し始めているのでしょうか。

瀬黒の心情を知りたいですね。

特別捜査班 結成

バビロン 4話

特捜部と警視庁の特別捜査班が結成され、本格的な捜査の準備が整った。

正崎はさっそく指示を出す。

特別捜査班の目的

新域域長 齋開化の逮捕

そのために重要な事は二つ。

  1. 行方をくらましている齋開化の所在を掴むこと(捜索班)
  2. 齋開化の罪状を明らかにすること(罪状班)

20数人の捜査班を二つに分け、支持を出す。

第六強行犯捜査係の筒井警部補には曲世愛の素性を洗うよう指示。

正崎側にようやく真っ当な捜査態勢が整った。
手がかりは暗中模索ですが、それでも、こういう結成シーンは盛り上がりますね!

曲世愛を追う正崎

筒井警部補からの報告で、曲世愛は中学時代、事件を起こしていた。

気に掛かる正崎は「よくないデータ」を入手する。

前話ラスト、新域庁舎から64人もの人が飛び降りたとき、困惑と恐怖の表情を浮かべる観衆の中で一人あり得ない表情をしていた曲世愛。

曲世がなんらかの方法で自殺をさせたのだと正崎は確信している

それにも関わらず、あまり全力で捜査しているように見えない。
齋を追えば必ず彼女がいると考えているのか・・・

曲世を捕らえ口を割らせれば、齋の罪も居場所も分かるのに・・・

・・・・・あっ・・・・・

曲世愛の口を割らせるのがどれだけ困難なのかを一番分かっているのは正崎。
曲世愛から証言を得るのは不可能と言っていい。

逃れようのない、決定的な証拠を掴まないと、曲世すら捕らえることができないのだ・・・

おわりに (アニメ『バビロン』4話とは)

これまで、必ず最後に何かが起きてEDに入っていたのですが、今回はめずらしく何も起きずに終えました。

何かが起きるだろうと、終盤になると無意識に体が緊張し、何も起きなくて安堵。
「ふーー」とため息をついちゃいました(笑)。

あれだけ大胆なことをしておきながら、誰も違法性を問えない。
これだけ多数の自殺者を出しながらも、誰も法律を犯してない。

出し抜かれた野丸や正崎の方が違法行為をしている!?

なんとも面白い舞台を創ったものです。
どう着地させるのか、これからも楽しみです!

以上、TVアニメ『バビロン』4話のレビューでした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

5話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。

きょうのひとこと

法律の勉強にもなる作品

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