こんばんは。時文です。
『Re:ゼロから始める異世界生活』7話を再鑑賞。
2020年は2期も放送される『Re:ゼロから始める異世界生活』!
その前に1期が「新編集版」として1時間枠で1クール作品として放送。
2期を見る前の復習を兼ねて再鑑賞したので、各話レビューを書きました。
話数表示は、2016年版で表記します。
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』7話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第二章 「激動の一週間」(オススメ度 AA-)
2016年版 | 新編集版 | 各話感想 | 原作巻数 | 各話感想 |
第4話 | 3話 | 4話R | 第2巻 | |
第5話 | 5話R | |||
第6話 | 4話 | 6話R | ||
第7話 | 7話R | |||
第8話 | 5話 | 8話R | 第3巻 | |
第9話 | 9話R | |||
第10話 | 6話 | 10話R | ||
第11話 | 11話R |
Contents
今回のあらすじ
襲撃者の正体は思いがけない人だった。
スバルは困惑するが、相手は容赦ない。
三度死んだスバルは、四度目の初日に戻る。
根深い恨みに手の打ちようがないスバルは、ベアトリスへ守って欲しいと頼む。
襲撃者は王選絡みでエミリアを狙っているのだと思っていた。
スバルはエミリアやロズワール邸の人々を守りたいと、屋敷を出て襲撃者の正体を探る。
外部からの襲撃者だと思っていたら、その正体は関係者だった。
更に狙いはスバル。
「魔女の匂い」をさせながら、ふざけた態度を取るスバルが完全に疑われていたのだ。
どうしたら良いのか分からないスバルは落ち込み、エミリアとも距離を取る・・・
では、順を追って見ていきましょう。
「新編集版」で追加された箇所については、見出しの頭に記号を記載したので目安にして下さい。
- 新編集):「新編集版」で新たに追加されたシーンに関する記述
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感想レビュー 第7話「ナツキ・スバルのリスタート」
疑わしきは罰せよ!
「疑わしきは罰せよ」これがメイドの心得。
王選の大事な時に、スバルの存在と態度は怪しすぎた。
スバルを襲った襲撃者の正体はレムだった。
鎖の音は、レムの武器・モーニングスターの音。
スバルのことを、エミリアの王選を邪魔しに来たと疑い、ラムに相談することなく、始末しようとする。
疑いよりも不安
レムはスバルから「魔女の臭い」を嗅ぎ取り、魔女教の関係者だと思い込んでいた。
それほど、スバルの「魔女の臭い」がキツかったのだ。
姉様をあんな目に遭わせた元凶が、その関係者が、のうのうとレムと姉様の大事な居場所に・・・
by レム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ7話
前回(6話)、スバルがラムに「泣いた赤鬼」のおとぎ話を聞かせた後、「嫉妬の魔女」の話を聞くと、ラムは拒んだ。
どうやら、ラム達と「嫉妬の魔女(&魔女教)」とは因縁がある様子。
魔女の臭いをさせているスバルが、敬愛する姉様に話しかける様子が、レムは耐えられなかった。
たとえ、スバルがラムに直接何かをした奴ではないにしろ、その関係者がラムと親しげにするのを見ていられなかったのです。
ラムを尊敬するが故に、ラムに害する者には容赦ない。
スバルはレムに”敵”認定されてしまったのだ。
レム達に記憶がないとは言え、スバルにはついこないだの出来事。
忘れようもないラムやレムと過ごした時間。
わずか数日とは言え、執事として過ごした時間。
手に傷を作りながらも、罵倒され続けながらも、努力し、充実していた時間。
スバルがレムに殺されたのは2回。(1度目は衰弱死)
少なくとも2周目で既にレムはスバルのことを恨んでいたということ。
2周目のレムは、最初からスバルのことをチラ見してました。
レムのチラ見は「警戒心」だったのです。
だとしても信じられない──
お風呂場の掃除シーンやレムと一緒に買い物へ行くシーンは楽しげだった。
レムはスバルに「100万ボルトの笑顔」と言わせる程の笑顔を向けていた。
それらも全て我慢して演技していたのか・・・
スバルには、殺されることそのものよりも「恨まれていたこと」自体がつらかったに違いない。
しかし、その思いも、記憶のないレムには通じない──
スバルは絶望の中、3度目の死に至る・・・
「死に戻り」のことは話せない?
スバルは絶望の中、四度目の初日に戻る。
そこには、再び”何も知らない”ラムとレムが・・・
スバルにはもう何をどうして良いのか分からなかった。
スバルは、エミリアに「死に戻り」のことを話そうとする。
そして、一緒に乗り切るのだ。
ところが、「死に戻り」のことを話そうとすると、突如、暗闇に覆われ、黒い手がスバルの心臓を握りつぶそうとする・・・
「死に戻り」のことは他人には話せない。
スバルは身をもって確信する・・・
何をしても死は訪れる。
親しくなりたいと思ってしたことが、とんでもない憎悪を生んでしまう。
スバルはとうとうエミリアからも距離を取る──
王都での「死に戻り」は3回。
4度目の生でクリア。
ロズワール邸へ来てから既に3回「死に戻り」が発動。
「死に戻り」が何度でも使える保証はない。
4回目の死で本当にゲームセットの可能性もありえる・・・
スバルは恐怖で何もできないでいた。
スバルは魔女から特別な扱い?
様子を見に来たベアトリスは、スバルの魔女の臭いがキツくなっていると言う。
ツラが辛気くさくなっただけじゃなくて、随分と濃くなっているのかしら。
魔女の臭いなのよ。
鼻が曲がりそうかしら。by ベアトリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ7話
ベアトリスは「魔女の臭い」に初めて気付いたわけではない様子。
“以前から臭いがあって、濃くなっている”と言っている。
比較の対象となっているのは、セーブポイントの前、一番最初に出会った時。
その時に比べて「魔女の臭い」が濃くなっているのだ。
「死に戻り」を繰り返すと濃くなるのか、単に時間が経つと濃くなるのか?
それとも、スバルに元気がなくなると濃くなるのか?
現時点では不明。
そして、ベアトリスは魔女の臭いがするスバルに対し、「嫉妬の魔女」から特別な扱いを受けていると言う・・・
(嫉妬の)魔女から特別な扱いを受けるお前は、やっかい者なのよ。
by ベアトリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ7話
これが、レムがスバルに憎悪を向ける理由か。
スバルが、魔女教であろうとなかろうと関係ない。
恨みがある「嫉妬の魔女」の特別扱いされていることだけで、充分憎む対象なのだ。
ベアトリスとの契約
スバルはベアトリスに5日目の朝まで守って欲しいと頼み込む。
これまでの流れで言うと、スバルが頼るべきは、ベアトリスではなくエミリアな気もするが。
こんな状況でもエミリアを巻き込みたくないのか、今回の事はエミリアのことではないからか。
それでも、ベアトリスが約束をしてくれたのが頼もしい。
彼女の力は未知数。
レムの圧倒的な攻撃に耐えられるのか分からない。
だけど、なぜだかベアトリスには絶対的な安心感が・・・
スバルはベアトリスの優しさに涙する──
ただ、ベアトリスが気に懸けているのはパックの評価(笑)。
#本気で言っているのか読めないですけどね
今回もまた、ベアトリスの変わらない態度に、スバルは少し自分を取り戻すのでした。
4日目の夜が明ける
ベアトリスの書庫で4日目の夜を過ごす。
初めて、スバルは5日目の朝を迎えた──
ベアトリスはスバルを何から守るのか知らないまま、契約通りスバルを守る。
スバルは、ベアトリスの「扉渡り」の禁書庫で一夜を過ごし、何も起きることなく5日目の朝を迎える。
遠いと思っていた5日目だったのに、呆気ないほど、あっさりと迎えてしまった。
今回、レムは諦めたのか?
スバルはずっと部屋に引きこもっていたので、レムは判断できなかったのか。
それともラムに近づくこともなかったので恨みを買わなかったのか。
もしくは、スバルが「扉渡り」の禁書庫へ籠もり、今夜は諦めたと言ったところか。
そしたら、今度はレムに悲劇が襲ったのです・・・
レムはスバルの身代わりに?
スバルはロズワール邸で初めて5日目の朝を迎える。
スバルはようやく生き延びたのだ。
ところが、エミリアの様子がおかしい・・・
今度はレムが衰弱死したのだ・・・
衰弱死は、スバルの1度目の死因。
スバルは自分に呪いをかけたのはレムだと思っていた。
呪いをかけ、さらに隙あらば直接攻撃で殺しに来たのだと。
ところが、まるでスバルの身代わりになったかのようにレムが5日目の朝、衰弱死。
スバルの1度目の死因と、2度目の死因は、仕掛け人が違うのだ。
もう何がなんだか分からない。
ラムに詰め寄られるも、スバルは本当に訳が分からない。
「死に戻り」のことを打ち明けたいが、黒い手の恐怖を身体が覚えていて話す事ができない。
元々、出身が不明で、存在自体が怪しまれているスバル。
そんなスバルが、レムの死に、何か思い当たることがある様子を見せる。
事情を知らないラムやロズワールは、レムが死んだことで頭に血が上り、スバルに容赦ない。
スバルには何も話せない、知っていることも話せることも何もないのだ・・・
スバルはエミリアの問いかけにも応えることなく、その場を逃げ出してしまう・・・
誰も悪くはない
自ら死ぬこともできないスバル。
そこへ、スバルを追いかけてきてくれたベアトリス。
ラムもスバルを問い詰めようと追いかけてきた──
厳しくも優しいベアトリス。
契約に従い、目の前ではスバルを守り切る。
だけど、スバルは逃げてばかり。
スバルは恐怖の余り、生き延びることしか考えてなかった。
本来、スバルは誰かを守ることで闘志を燃やすタイプ。
王都では、エミリア、フェルト、ロム爺。
ロズワール邸では、エミリア、ラム、レム、ベアトリス、ロズワール。
なのに、そのレムに殺意を向けられるほど憎まれ、死に至る。
スバルのモチベーションが切れてしまったのだ。
ところが、ベアトリスの手を握り思い出す。
昨夕苦しんで寝ていたとき、確かに感じた両手のぬくもり。
ラムとレムが心配してずっと手を握っていてくれたのだ。
彼女たちはやはりスバルが思っていた人たちだ。
守りたいと思っていた人たちだ。
大好きな人たちだ。
スバルはレムを助けるために、誰も死なせないために、自ら死を選ぶ──
第7話
「ナツキ・スバルのリスタート」
おわりに (アニメ『リゼロ』7話とは)
スバルに備わった能力「死に戻り」。
ファンタジー世界でタイムリープはチート級スキル。
絶対的なポジションだ。
ところが『リゼロ』では、その能力に悩まされる。
「死に戻り」以外に特別な力はないスバル。
強い相手と戦えばすぐに殺されてしまう。
過去を知っているせいで、言動や行動が不信感を呼び、かえって疑われてしまう。
そして、自分だけが、皆が知らない記憶を持っている。
それにより、知り得なかった、その人の本音や過去を知る。
相手の本音を知りながら、話せないもどかしさ。
平然と付き合わなくてはならない辛さ。
この辺がストーリーと絶妙に絡んでお見事です。
第二章4話目。
ここがターニングポイント!
さあ、覚悟を決めたスバルは、これから何を見せてくれるのか。
楽しみです!
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』7話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
8話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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